JP2009150009A - 製紙用内添剤およびその使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製紙用内添剤としてアミジン系水溶性高分子を適用しようとする場合、従来のコストの高いアミジン系水溶性高分子に替えて、低コストで製造可能なポリアミジン系水溶性高分子からなる製紙用内添剤を提供し、またそれを用いた紙力増強方法や濾水性向上方法を提供する。
【解決手段】
(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、アミジン構造単位を含有する水溶性高分子を抄紙前の製紙原料中に添加し抄紙することによって達成できる。

【選択図】 なし

Description

本発明は、水溶性高分子に関するものであり、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、特定の繰り返し単位を含有する水溶性高分子からなる製紙用内添剤およびその使用方法に関する。
製紙のウエットエンドに添加する薬剤は総称して製紙用内添剤と呼ばれることがある。この中には紙力増強剤、濾水製向上剤、サイス定着剤、
染料定着剤、あるいは歩留向上剤などがある。これらは化学組成的には近いが、
分子量、イオン化度、またアクリルアミドに起因するアミド基の量などを調節することによりそれぞれの目的にあった化学的形態のものに仕上げる。
これら製紙用内添剤の中で紙力増強剤は通常、アニオン性と両性が使用されている。このうち、両性紙力増強剤は、従来アクリルアミドとN、N−ジアルキルアミノ(メタ)アクリレ−トあるいはN,N−ジアルキルアミノ(メタ)アクリルアミドなどと(メタ)アクリル酸による共重合体が一般的に使用されてきた。また、これに架橋剤としてN、N−メチレンビスアクリルアミドなど(特許文献1)が共重合され、さらに最近では、N,N−ジメチルアクリルアミドが共重合され特異な溶液物性を示す高分子からなる紙力増強剤が開発されている(特許文献2)。しかしこれらのN、N−ジアルキルアミノ(メタ)アクリレ−トあるいはN,N−ジアルキルアミノ(メタ)アクリルアミドは、三級アミノ基からなるカチオン性単量体のため、水素結合能力としては弱い。つまり紙力増強効果は、セルロ−ス分子中の水酸基と紙力増強剤中の水素結合力を有する側鎖との水素結合力に起因するものである。特開平6−123096
アミジン構造単位を有する水溶性高分子を製紙用添加剤として応用し紙力増強剤として用いた例もある(特許文献3)。このポリアミジン系水溶性高分子は、N―ビニルホルムアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物を酸性雰囲気中で加水分解と加熱処理することにより製造することができる。共重合物の一方の原料であるN―ビニルホルムアミドは、製造に工程が多く結果として単量体のコストは高くなるという問題点が存在する。
また一方、紙を製造する場合、生産性を向上させるには種々のアプロ−チが考えられるが、ワイヤ−上の濾水性と脱水プレス後の含水率を低下して、抄速アップ、またドライヤ−の蒸気使用量を減少させ生産性を向上させるために抄紙前の製紙原料中に添加されるのが濾水性向上剤である。古くからポリエチレンイミンが使用されてきたが、添加量が多くコストがかかること、用水が発泡することなどの欠点があり、種々の改良発明がなされてきた。例えばポリアクリルアミドのホフマン反応物を添加する方法(特許文献4)、ポリビニルアミン系高分子を添加する方法(特許文献5)しかしこれら薬剤は、それぞれ問題点を抱えている。
しかし、こうしたポリエチレンイミンの変性によってカチオン性基は有効に機能することになり、パルプ表面の電荷中和は効果的になったが、濾水性向上剤としての機能は、まだ十分とはいえない。というのは濾水性向上剤として要求される機能はパルプを凝集させワイヤ−上の水切れを促進させることが要求される。そのためにはどうしてもビニル系単量体の重合によって生成したポリエチレンイミンに較べて分子量の高い重合系高分子が必要になる。ポリエチレンイミンは分子量的に低く、架橋吸着作用によって発現するパルプの「大きな」フロック形成を伴う凝集作用にはどうしても不利になる。
特開昭63−50597号公報 特開平5−140893号公報 特開平6−123096号公報 特開平2−175706号公報 特開昭63−165412号公報
本発明の目的は、製紙用内添剤としてアミジン系水溶性高分子を適用しようとする場合、従来のコストの高いアミジン系水溶性高分子に替えて、低コストで製造可能なポリアミジン系水溶性高分子からなる製紙用内添剤を提供し、またそれを用いた紙力増強方法や濾水性向上方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するため検討を重ねた結果、以下に述べるような製造方法を発見した。すなわち本発明の請求項1の発明は、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、下記式(1)および/または式(2)で表される繰り返し単位を5〜67モル%、下記式(3)で表される繰り返し単位を0〜85モル%、下記式(4)で表される繰り返し単位を5〜35モル%および下記式(5)で表される繰り返し単位を0〜55モル%含有する水溶性高分子からなる製紙用内添剤である。
式中R1 ,R2 は水素原子またはメチル基を、X- は陰イオンを表わす。
請求項2の発明は、前記(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物が、(メタ)アクリルアミド60〜90モル%、(メタ)アクリロニトリル40〜10モル%からなることを特徴とする請求項1に記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤である。
請求項3の発明は、前記酸が、塩酸であることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤である。
請求項4の発明は、前記中和をpH0.5〜4の範囲で実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤である。
請求項5の発明は、前記水溶性高分子の重量平均分子量が、50万〜1000万であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤である。
請求項6の発明は、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、下記式(1)および/または式(2)で表される繰り返し単位を5〜67モル%、下記式(3)で表される繰り返し単位を0〜85モル%、下記式(4)で表される繰り返し単位を5〜35モル%および下記式(5)で表される繰り返し単位を0〜55モル%含有する水溶性高分子を抄紙前の製紙原料中に添加することを特徴とする製紙用内添剤の使用方法である。


式中R1 ,R2 は水素原子またはメチル基を、X- は陰イオンを表わす。
本発明の製紙用内添剤は、アミジン構造単位を5〜67モル%、酸アミド基構造0〜85モル%、シアノ基構造単位を5〜35モル%および一級アミン塩基構造単位を0〜55モル%含有することを特徴とするポリアミジン系高分子からなり、また抄紙前の製紙原料中に添加する製紙用内添剤の使用方法である。この水溶性高分子は、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理して製造することができる。また好ましくは、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物が、(メタ)アクリルアミド60〜90モル%、(メタ)アクリロニトリル40〜10モル%からなる。さらに前記酸が、塩酸であることを特徴とする。さらに前記中和をpH0.5〜4の範囲で行うことを特徴とする。
本発明のアミジン構造単位を有する水溶性高分子からなる製紙用内添剤は、(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸性雰囲気中で加熱処理することにより製造することができる。
初めに(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物に関し説明する。(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合比としては、アクリルアミド60〜90モル%、(メタ)アクリロニトリル10〜40モル%であり、好ましくはアクリルアミド60〜80モル%、(メタ)アクリロニトリル20〜40モル%である。またポリアミジン化反応に影響がない範囲で他の共重合可能な単量体を共重合することができる。さらにホフマン反応は強アルカリ性領域で実施するので、共重合体中に耐アルカリ加水分解性がなければ成らない。そのような単量体の例としては、エチレン、スチレン、(メタ)アクリル酸、イタコン酸あるいはマレイン酸などである。従ってそのような単量体の範囲としては、0〜10モル%である。
ホフマン反応前の共重合体の重合方法は、既知の重合法である水溶液重合法、油中水型エマルジョン重合法、油中水型分散重合法、塩水溶液中分散重合法などにより合成することができる。そのため重合濃度としては、5〜60重量%までの範囲実施が可能であり、好ましくは20〜50重量%で行うのが適当である。また、反応の温度としては、10〜100℃の範囲で行うことができる。
ホフマン反応前の共重合体の重合を開始させるラジカル重合開始剤はアゾ系、過酸化物系、レドックス系いずれでも重合することが可能である。油溶性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、1、1’−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2、2’−アゾビス(2−メチルプロピオネ−ト)などがあげられ、水混溶性溶剤に溶解し添加する。水溶性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物、4、4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などがあげられる。またレドックス系の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモニウムあるいはカリウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、トリメチルアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどとの組み合わせがあげられる。さらに過酸化物の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモニウム、過酸化水素、ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペルオキサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニックペルオキサイド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘキサノエ−トなどをあげることができる。これら開始剤で最も好ましいものは、水溶性のアゾ系開始剤である2、2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物などである。
ホフマン反応前のポリアクリルアミド系共重合体の重量平均分子量は、用途により任意に調節することが可能であり、約10万〜1500万であり、好ましくは10万〜1000万であり、この範囲であれば製造上の問題はない。
次ぎにホフマン反応の条件について説明する。使用する次亜ハロゲン酸の例としては、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜臭素ナトリウム、次亜臭素酸カリウム、次亜ヨウ素酸ナトリウム、次亜ヨウ素酸カリウムなどである。共存させるアルカリとしては、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどである。次亜ハロゲン酸の添加量は、対アミド基10モル%〜150モル%であり、好ましくは20基%〜120モル%である。また、共存させるアルカリの量としては、アミド基に対し10〜250モル%である。反応後は溶液pHを0.5〜6.0の範囲に中和する。これは、次工程のアミジン化反応を考慮してのpH範囲である。
ホフマン反応の反応温度は、0〜50℃の範囲の中から選択可能であるが、0〜30℃である方がより好ましい。反応時間は、反応温度、および反応溶液中のポリマー濃度に依存するため一概には言えないが、例えばポリマー濃度が10重量%の場合、5℃では数十分以内、20℃では数分以内で十分である。さらにポリマー濃度が高くなれば、反応時間はより短くてすむ。次に上記した条件でホフマン反応を行った後、副反応の進行を抑制するために反応を停止することが望ましい。ただし、反応後直ちに使用する場合には反応停止を行わなくともよい場合がある。反応停止の方法としては、(1)還元剤を添加する、(2)冷却する、(3)溶液のpHを酸添加により低下させる、等の方法を単独あるいは組み合わせて用いることができる。(1)は残存する次亜ハロゲン酸塩等を還元剤との反応により失活させる方法である。使用する還元剤の具体例として、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、マロン酸エチル、チオグリセロール、トリエチルアミン等が挙げられる。その還元剤の使用量は、通常反応に使用された次亜ハロゲン酸塩に対して、0.005〜0.15倍モル、好ましくは0.01〜0.10倍モルである。(2)は冷却により反応進行を抑える方法であり、その方法としては、熱交換器を用いて冷却する、または冷水で希釈する等の方法が挙げられる。そのときの温度は、通常50℃以下、好ましくは45℃以下、さらに好ましくは40℃以下である。(3)は、通常pH12〜13のアルカリ性を示す反応終了液を、酸を用いてpHを下げることによりホフマン反応を停止させ、同時に加水分解の進行を抑制する方法である。そのときのpHは中性以下であればよくpH0.5〜6の範囲であればよいが、後のアミジン化反応を考慮するとpH0.5〜4であることが好ましい。pH調整で使用する酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等の鉱酸、あるいはギ酸、酢酸、クエン酸等の有機酸があげられる。また最も好ましい酸は、塩酸である。
ホフマン反応後高分子中の一級アミノ基の含有量としては、5モル%〜60モル%であり、好ましくは10モル%〜50モル%である。5モル%未満であると、アミジン化反応が進行し難くなり好ましくない。また、50モル%より高く一級アミノ基を導入しようとすると、(メタ)アクリルアミドの共重合比を増加しなくてはならず、その結果(メタ)アクリロニトリルの共重合比が低下する。
ホフマン反応の後、反応溶液を酸性にしてアミジン化反応を行う。この条件として温度を20〜100℃、好ましくは30〜80℃、pH0.5〜6、好ましくはpH0.5〜4の範囲に反応物を保持することによりアミジン化反応を行うことができる。使用する酸は、塩酸、硝酸、スルファミン酸などの強酸が好ましく、塩酸であることが最も好ましい。具体的条件としては、例えば、共重合物中の置換アミノ基に対して通常0.7〜5.0倍、好ましくは1.0〜2.5倍当量の強酸を加え、通常20〜100℃、好ましくは30〜80℃の温度で、通常0.5〜20時間加熱することによりアミジン単位を有するカチオン化高分子とすることができる。これは側鎖官能基である一級アミノ基とシアノ基が反応しイミノ基となりアミジン化することによる。一般に置換アミノ基に対する強酸の当量比が大きいほど、かつ、反応温度は比較的高いほうがアミジン化は進行する。また、アミジン化に際しては反応に供する共重合体に対し、通常10重量%以上、好ましくは20重量%以上の水を反応系内に存在させるとよい。
繰り返し単位(4)の水溶性高分子としての性能に及ぼす影響は明らかでないが、悪影響はないと考えられる。繰り返し単位(4)は水溶性高分子中に5〜35モル%存在するが、ニトリルは安価なモノマーなので、繰り返し単位(4)の存在は、凝集剤の製造コストを低下させ、コストに対する性能の優位性を向上させるのに有効である。繰り返し単位(4)の好適な存在比率は5〜30モル%、特に5〜20モル%である。
本発明に係る凝集剤において、繰り返し単位(4)とアミジン単位とのモル比〔(1)+(2)/(4)〕は一般に0.14〜13の範囲にある。好ましくは、このモル比は0.5〜5.0の範囲にあるべきである。というのはアミジン単位の多い方が水溶性高分子として用途が広がるからである。繰り返し単位(5)はカチオン性であり、アミジン単位と同じく凝集剤としての性能に有効に寄与していると考えられる。繰り返し単位(5)は凝集剤中に0〜55モル%、好ましくは5〜50モル%存在する。繰り返し単位(1)及び(2)はいずれも繰り返し単位(4)及び(5)から誘導されるものである。従って一般的に言ってできるだけ多くの繰り返し単位(4)が、繰り返し単位(1)及び(2)に転換されているのが好ましい。なお、本発明の水溶性高分子において繰り返し単位(5)とアミジン単位とのモル比〔(5)/(1)+(2)〕は、一般に0〜15の範囲にある。繰り返し単位(5)の水溶性高分子中での作用に関しては不明であるが、繰り返し単位(5)が多すぎるとポリアミジンとしての性能に影響を与える恐れがあり、多くする必要はない。従って繰り返し単位(5)とアミジン単位とのモル比〔(5)/(1)+(2)〕は、0〜4の範囲にあることが好ましい。
本発明に係る水溶性高分子には、前述の繰り返し単位の外に更に他の繰り返し単位が含まれていてもよい。しかし、前述の繰り返し単位(1)〜(5)の合計が90モル%以上、好ましくは95モル%以上を占めるべきである。本発明に係る水溶性高分子中に通常含まれ得る他の繰り返し単位としては下記の(6)〜(8)のようなものがあげられる。
(式中R1 、R2 は水素原子またはメチル基を、M+ は陽イオンを表わす。)繰り返し単位(6)は繰り返し単位(3)と繰り返し単位(4)の加水分解により生成する。すなわちニトリル類と(メタ)アクリルアミドの共重合体を強酸と水の存在下に加熱してアミジン構造を形成させる際に、共重合体中のシアノ基と酸アミド基の一部が加水分解して繰り返し単位(6)のカルボキシル基が生成する。
繰り返し単位(6)(カルボキシル基単位)が水溶性高分子の性能にどのような影響を及ぼすかは、用途によるものと考えられるので結論できないが、一定程度のモル%では問題ないと推定される。従って水溶性高分子中の繰り返し単位(6)の比率は通常0〜10モル%、好ましくは0〜5モル%の範囲にある。
繰り返し単位(7)および/または(8)(ラクタム単位)は繰り返し単位(3)と(5)とから生成すると推定される。ラクタム単位の水溶性高分子の性能に及ぼす影響は不明であるが、その比率は一般に0〜5モル%、特に0〜2モル%の範囲にある。
本発明のアミジン化後の水溶性高分子の分子量は、重量平均分子量で100万〜1000万であるが、目的とする用途によって分子量を調節する。すなわち紙力増強剤として使用するなら150万〜500万、好ましくは200万〜400万である。また濾水性向上剤として使用するなら300万〜1000万、好ましくは500万〜700万である。300万以下ではこれら用途には性能が不足する。また1000万以上になると濾水性向上剤では紙の地合が低下し好ましくない。紙力増強剤では、普通500万以上の高分子量のものは、やはり地合が低下し好ましくない。その他、サイズ定着剤、染料定着剤、あるいは歩留向上剤などとしても使用することができる。その場合、分子量やイオン化度を適度に調節して目的にあった水溶性高分子とする。
本発明の製紙用内添剤の適用される紙製品としては、一般の印刷用紙、包装用紙、ダンボ−ル用ライナ−や中芯原紙などいずれでも使用可能である。また抄紙pHとしては、3〜9である。添加量として紙力増強剤では、
製紙原料当たり0.1〜1質量%であり、好ましくは0.2〜0.5質量%である。濾水性向上剤では0.01〜0.2質量%であり、好ましくは0.02〜0.1質量%である。添加場所として紙力増強剤では、マシンチェストや白水の添加されるファンポンプの手前などである。濾水性向上剤では白水の添加されるファンポンプの手前、スクリーンの手前などである。併用される製紙薬剤は、従来使用されているものをそのまま使用しても問題ない。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
(水溶性高分子の合成)撹拌機、窒素導入管、冷却管を備えた500mlの四つ口フラスコに、表−1に示すモル分率のアクリロニトリルを含有する、アクリロニトリルとアクリルアミドの混合物60.0gおよび240.0gの脱塩水を入れた。窒素ガス気流中、撹拌しつつ30℃に昇温したのち、1%の2,2′−アゾビス−2−アミジノプロパン・2塩酸塩水溶液0.3gを添加した。30℃で4時間、撹拌保持した後、50℃に昇温し、更に3時間保持し、水中に重合体が析出した懸濁物を得た。該懸濁物に水を20g添加し、次いで、重合体中のホルミル基に対して1.5当量の濃塩酸を添加して撹拌しつつ85℃に4時間保持し、重合体をアミジン化した。得られた重合体の溶液をアセトン中に添加し、析出せしめ、これを真空乾燥して試作―1を得た。同様の操作により試作―2〜試作―4を合成し分析用試料とした。
アミジン化を行う前の各原料重合体の組成は、13C−NMRスペクトル(13C−該磁気共鳴スペクトル)の各モノマー単位に対応した吸収ピークの積分値より算出した。アミジン化後の水溶性高分子は、13C−NMRスペクトルの各繰り返し単位に対応した吸収ピークの積分値より算出した。なお、繰り返し単位(1)と(2)は区別することなく、その総量として求めた。繰り返し単位(7)と(8)も区別することなく、その総量として求めた。
また、繰り返し単位(1)と(2)、(3)及び(7)と(8)の吸収ピークは170〜185ppm付近の非常に近接した位置に認められるため、以下のような方法により各吸収ピークに対応する構造を帰属した。即ち、重合体の元素分析、水分量の測定により質量収支を確認し、更に、重合体の13C−NMRスペクトルの他にIRスペクトルも測定し、重合体のスペクトルとアミジン基、アミド基及びラクタム基等を有する既知化合物でのスペクトルとを詳細に比較検討する方法を採用したものである。結果を表−1に示す。
試作―1〜試作―4につき、1規定の食塩水中0.1g/dlの溶液として静的光散乱法による分子量測定器(大塚電子製DLS−7000)によって重量平均分子量を測定した。これらの結果を表1に示す。
(表1)
AAM;アクリルアミド、AN;アクリロニトリル、1+2;アミジン、3;酸アミド、4;ニトリル基、5;一級アミノ基、6;カルボキシル基、7+8;ラクタム基、
ダンボ−ルの中芯原紙用原料(pH7.85、全ss3.2%、灰分0.22%)を用い、パルプ濃度0.7重量%に水道水を用いて希釈した。この製紙原料を用い100g/mの紙を抄いた。添加薬品として、表1の試作−5〜試作−8、0.3%(対乾燥パルプ、以下同様)、および歩留向上剤としてポリアクリルアミド系高分子凝集剤(カチオン性アクリルエステル系共重合物、重量平均分子量1000万)0.015%をそれぞれこの順で、攪拌機により300rpmで攪拌しながら15秒間隔により添加した後、タッピスタンダ−ド抄紙機により抄紙した。また、全薬品添加後のpHはそれぞれ7.7前後であった。得られた湿紙を3.5Kg/mで5分間プレスし、100℃で2分間乾燥した。その後、20℃、65RHの条件で調湿し、引っ張り強度を測定後、裂断長を算出し(JIS−P8113)、また灰分含有率(800℃、1時間強熱残さ)を測定した。結果を表2に示す。
(比較試験1)比較−1(アクリル酸/アクリルアミド/メタクリル酸ジメチルアミノエチル=7モル%/9モル%/84モル%、重量平均分子量200万)、比較−2(アクリルアミドのホフマン反応物、アミノ化率44モル%、カルボキシル基含有率11モル%、重量平均分子量120万)に関し、実施例1と同様に抄紙及び測定を行った。結果を表2に示す。
(表2)
裂断長:Km、灰分含有率:%
上質紙製造用の製紙原料(LBKPを主体としたもの、pH7.15、全ss分3.05%、灰分0.30%)を用いて70g/mの紙を抄いた。添加薬品として、カチオン性デンプン、対製紙原料0.5重量%、中性ロジンサイズ、0.2%、硫酸バンド1.0%、表1の試作−5〜試作−8、0.2%および歩留向上剤としてポリアクリルアミド系高分子凝集剤(カチオン性アクリルエステル系共重合物、重量平均分子量1000万)、0.015%をそれぞれこの順で、攪拌機により300rpmで攪拌しながら15秒間隔により添加した後、タッピスタンダ−ド抄紙機により抄紙した。前薬品添加後のpHはそれぞれ6.5前後であった。得られた湿紙を3.5Kg/mで5分間プレスし、100℃で2分間乾燥した。その後、20℃、65RHの条件で調湿し、引っ張り強度を測定後、裂断長を算出し(JIS−P8113)、ステキヒトサイズ度(JIS−P8122)および灰分含有率(800℃、1時間強熱残さ)を測定した。結果を表3に示す。
(比較試験2)比較−1(アクリル酸/アクリルアミド/メタクリル酸ジメチルアミノエチル=7モル%/9モル%/84モル%、重量平均分子量200万)、比較−2(アクリルアミドのホフマン反応物、アミノ化率44モル%、カルボキシル基含有率11モル%、重量平均分子量120万)に関し、実施例2と同様に抄紙及び測定を行った。結果を表3に示す。

(表3)
裂断長:Km、灰分含有率:%、サイズ度;秒
新聞古紙を2%分散液に離解した後、カナデイアン・スタンダ−ド・フリ−ネス(CSF)値表示で200mLに叩解した。この分散液を0.4重量%に希釈し濾水性の試験に用いた。調製した0.4重量%分散液を1000mLのメスシリンダ−に採取し、試作−1〜試作−4を対新聞古紙乾燥重量(以下同様)0.05質量%添加し、メスシリンダ−を5回転倒することにより攪拌した後、CSFテスタ−に投入し濾水量を測定した。この後、CSFテスタ−のメッシュ上に残ったパルプを低部が100メッシュの濾布を敷いてある二重底になった遠心管に充装し、デジタル式遠心分離機を用い3000rpm、5分の条件によりパルプの脱水を行った(マシン上の脱水ク−チロ−ルを想定)。脱水されたパルプの重量を測定後、105℃、20時間乾燥しその重量を測定する。その後、800℃、2時間の条件で焼却し無機分重量を測定することにより灰分含有率の測定を行う。結果を表4に示す。
(比較試験3)比較−1(ポリエチレンイミン、重量平均分子量10万)、比較−2(アクリルアミドのホフマン反応物、アミノ化率65モル%、カルボキシル基含有率12モル%、重量平均分子量500万)、比較−3(N−ビニルホルムアミド重合物のビニルアミン変性物、アミノ化率72モル%、重量平均分子量560万)に関し、実施例3と同様に測定を行った。結果を表4に示す。





(表4)
濾水量:mL、パルプ含水率:%、灰分含有率:%























Claims (6)

  1. (メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、下記式(1)および/または式(2)で表される繰り返し単位を5〜67モル%、下記式(3)で表される繰り返し単位を0〜85モル%、下記式(4)で表される繰り返し単位を5〜35モル%および下記式(5)で表される繰り返し単位を0〜55モル%含有する水溶性高分子からなる製紙用内添剤。


    式中R1 ,R2 は水素原子またはメチル基を、X- は陰イオンを表わす。
  2. 前記(メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物が(メタ)アクリルアミド60〜90モル%、(メタ)アクリロニトリル40〜10モル%からなることを特徴とする請求項1に記載の水溶性高分子からなる紙力増強剤。
  3. 前記酸が、塩酸であることを特徴とする請求項1あるいは2に記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤。
  4. 前記中和をpH0.5〜4の範囲で実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤。
  5. 前記水溶性高分子の重量平均分子量が、50万〜1000万であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水溶性高分子からなる製紙用内添剤。
  6. (メタ)アクリルアミドと(メタ)アクリロニトリルの共重合物をホフマン反応後、酸で中和するとともに加熱処理することからなる、下記式(1)および/または式(2)で表される繰り返し単位を5〜67モル%、下記式(3)で表される繰り返し単位を0〜85モル%、下記式(4)で表される繰り返し単位を5〜35モル%および下記式(5)で表される繰り返し単位を0〜55モル%含有する水溶性高分子を抄紙前の製紙原料中に添加することを特徴とする製紙用内添剤の使用方法。


    式中R1 ,R2 は水素原子またはメチル基を、X- は陰イオンを表わす。








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