JP2009149421A - 給紙トレイと該給紙トレイを装着した給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙トレイと該給紙トレイを装着した給紙装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の幅方向の規制を、用紙の量が多いときは強く、少ないときは弱く残量に応じて特別の制御手段を施すことなく自動的に変化させ、常に用紙を安定して基準位置に揃えることができるようにすると共に、用紙の補給を容易にした給紙トレイを提供する。
【解決手段】基台フレームに対して昇降可能にした用紙載置台と、該用紙載置台に積載した用紙を最上部から給紙方向に給紙する給紙部材と、用紙の幅方向の位置を規制する規制部材とを有し、枠体に着脱可能に装着される給紙トレイであって、前記規制部材は前記基台フレームに設定された固定基準板と、該固定基準板に対向して用紙の端部を押圧して前記基台フレームの上を移動可能にさせた規制板とを有し、該規制板と前記枠体の間に、前記規制板の下方及び上方をそれぞれ前記固定基準板に向かって付勢する弾性部材を設け、下方の弾性部材による押圧力を上方の弾性部材による押圧力よりも強くした給紙トレイ。
【選択図】図8

Description

本発明は、用紙の曲がりを解消して用紙の所定の位置に正しく画像形成ができる給紙トレイとそれを装着した給紙装置及び画像形成装置に関する。
例えば、電子写真方式を適用した複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置を使用し、用紙の表裏に画像形成し、用紙束を綴じて冊子を作製することが知られている。このような使用方法は、一般のオフィスでの事務の一環としてだけでなく、軽印刷業界でも活用されている。
このような使用方法の場合、用紙に対する画像の高精度な位置合わせが必要である。即ち、用紙の表裏面において画像位置のずれの無い高品位な画像形成が求められる。また、複数枚の用紙を綴じた後に用紙の端部を断裁する場合は、形成した画像の端部の位置が正確に揃っていないと画像の一部が断裁されて欠落する恐れもある。
一般的に用紙を給紙するための、給紙トレイの用紙載置台に収容された用紙の幅方向の側部を規制するために、対向する平板からなる規制部材を設けて、該規制部材を用紙の両側に押し当てて正しく規制して揃える手段が用いられている。
例えば特許文献1及び特許文献2では、給紙トレイを画像形成装置の本体フレームから引き出して給紙トレイに設けた規制部材間に用紙が入れられ、且つ給紙トレイの用紙載置台上に用紙が積載された上で再び給紙トレイが画像形成装置の本体フレームに押し込まれるようにしてある。
このようにして給紙トレイが画像形成装置の本体フレームに装着されると、特許文献1では、基準面を構成する固定の基準板に対してそれに対向して移動する規制板が画像形成装置に設けられた押圧部材に押圧され、積載された用紙は一方の端部を基準板に押しつけられて揃えられる。押圧部材はソレノイドの通電によって規制板を加圧するようにしてある。
特許文献2では、基準面を構成する固定の基準板に対してそれに対向して移動する規制板が画像形成装置本体に設けられた押圧部材としてのバネに押圧され、積載された用紙は一方の端部を基準板に押しつけられて揃えられる。
これによって、用紙への画像形成の片寄りや曲がりを無くした画像を得ようとしている。
特開平10−101232号公報 特開平8−119466号公報
しかし、特許文献1に記載されている手段では、固定の基準板に対してそれに対向して移動する規制板が画像形成装置本体フレームに設けられた押圧部材に押圧されて、用紙の揃えを行うようにしてあるが押圧板の作動がソレノイドの通電及び解除によって行われるので、ソレノイド及びそれに関連する制御に対するコスト費用やスペースの増大等が問題である。
また特許文献2に記載されている手段では、固定の基準板に対してそれに対向して移動する規制板が画像形成装置本体フレームに設けられた押圧部材としてバネを用いているが、用紙載置台上の用紙の量が少量の場合も多量の場合も一様なバネ圧で加圧力を与えているので、不具合を生ずる。即ち、用紙が少量になったときには用紙の端部が損傷を受けやすく、用紙が多量になったときは、押圧力が足りなく揃えが不十分になり、用紙上の画像形成位置に曲がりを生じたりする。
本発明は、このような不具合を解消した給紙トレイと、それを装着した給紙装置及び画像形成装置を提供することを目的にする。
上記の目的は以下の構成により解決される。
1.昇降可能にした用紙載置台と、
該用紙載置台に積載した用紙を最上部から給紙方向に給紙する給紙部材と、
用紙の給紙方向に対して直角な方向の位置を規制する規制部材と、
を設けた基台フレームを有する給紙トレイであって、
前記規制部材は、前記基台フレームに固定された固定基準板と、
該固定基準板に対向して所定の距離の範囲を前記基台フレームの上を移動可能に設けられた規制板とを有し、
前記規制板の下方及び上方は、それぞれ前記固定基準板に向かって弾性部材により押圧され、前記下方に対する弾性部材による押圧力は、前記上方に対する弾性部材による押圧力よりも大きいことを特徴とする給紙トレイ。
2.前記基台フレームは、給紙方向と直交する方向に枠体に対して着脱可能に設けられ、前記規制板は、脱装時には前記弾性部材からの押圧力の付勢が解除され、着装時には前記押圧力が付勢されることを特徴とする1に記載の給紙トレイ。
3.前記所定の距離の範囲は、前記規制板の上端部と下端部のそれぞれの移動を制限するストッパを前記基台フレームに設けることにより、決められていることを特徴とする1又は2に記載の給紙トレイ。
4.前記規制板の上端部の外側面から内側面である規制面の上下方向中間位置に亘って弾性体シートを被覆し、該弾性体シートの一方の端部を前記規制板の内側面に、他方の端部を規制板の外側面に貼り付けたことを特徴とする1〜3の何れか1項に記載の給紙トレイ。
5.1〜4の何れかに記載の給紙トレイが装着されていることを特徴とする画像形成装置。
6.1〜4の何れかに記載の給紙トレイが装着されていることを特徴とする給紙装置。
本発明により、用紙の幅方向の規制板の押圧力が、用紙の量が多いときは強く、少ないときは弱く残量に応じて特別の制御手段を施すことなく自動的に変化できるようになり、常に安定して用紙を基準位置に揃えることができるようになった。そして給紙トレイを給紙装置又は画像形成装置から引き出した際、規制板が広げられて傾くことによりユーザによる用紙装填の作業性が向上する。
本発明の実施の形態の一例を図面に従って説明する。なお、本欄の記載は請求項の技術範囲や用語の意義を限定するものではない。
図1は、本発明の実施の形態の一例を示すもので、給紙トレイを装着した画像形成装置と給紙装置が連結された状態を示す概略正面構成図である。図2は図1の画像形成装置に連結される独立した給紙装置から主として大容量の給紙が扱える給紙トレイを用紙補給のために脱装した状態を示す側面図である。図3は図1の画像形成装置に直接装着されている主として中容量の給紙トレイ101Aを、枠体102Aから用紙補給のために脱装した状態を示す側面図である。
この画像形成装置100は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、画像形成装置100の上部に位置する画像読取装置SC、複数の画像形成部10Y、10M、10Cおよび10K、中間転写ユニット7、定着装置24及び前記給紙トレイ101Aを有する。また、主として大容量の給紙が扱える給紙トレイ101Bは、画像形成装置100に連結されて紙面右側に配置されている給紙装置100Lに装着されている。用紙Sの給紙は、前記大容量給紙トレイ101B、それより収容枚数の少ない中容量の給紙トレイ101A又は手差し給紙トレイCから行われる。本発明の給紙トレイ101はこの独立した主として大容量の給紙を扱う給紙トレイ101B及び画像形成装置に直接装着される主として中容量の給紙が扱える給紙トレイ101Aを対象にするものであり、これについては後で詳しく説明する。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体1Yの周囲に配置された帯電部2Y、露光部3Y、現像部4Y、一次転写部としての一次転写ローラ5Y、クリーニング部6Yを有する。また、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体1M、帯電部2M、露光部3M、現像部4M、一次転写部としての一次転写ローラ5M、クリーニング部6Mを有する。また、シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体1C、帯電部2C、露光部3C、現像部4C、一次転写部としての一次転写ローラ5C、クリーニング部6Cを有する。さらに、黒色画像を形成する画像形成部10Kは、感光体1K、帯電部2K、露光部3K、現像部4K、一次転写部としての一次転写ローラ5K、クリーニング部6Kを有する。
中間転写ユニット7は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性のエンドレスベルト状の第2の像担持体としての中間転写体70を有する。
画像形成部10Y、10M、10Cおよび10Kより形成された各色の画像は、一次転写ローラ5Y、5M、5C、5Kにより、回動する中間転写体70上に逐次転写されて、合成されたカラー画像が形成される。画像形成装置に直接装着される主として中容量の給紙を行う給紙トレイ101Aと、画像形成装置に連結される給紙装置100Lに装着される、主として大容量の給紙を行う給紙トレイ101Bに、用紙Sは積載される。積載された用紙は、給紙部材としての給紙ローラ106及び分離ローラ107により1枚ずつ給紙される。そして、第1のレジスト部材であるプレレジストローラ109、搬送部材である複数の中間ローラ22A、22B、22C、22Dを経て、第2のレジスト部材であるレジストローラ23に用紙Sの先端が突き当てられ、用紙Sの曲がりが十分修正される。
その後、画像形成部10Y、10M、10C、10Kおよび中間転写体70における画像形成と同期してレジストローラ23の回転が開始され、用紙Sは二次転写部である二次転写ローラ5Aへ搬送され、用紙S上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が転写された用紙Sは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙装置26上に積載されて回収される。
一方、用紙S上にカラー画像を転写した後の中間転写体70は、クリーニング部6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成中においては、一次転写ローラ5Kは、常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写ローラ5Y、5M、5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y、1M、1Cに圧接する。二次転写ローラ5Aは、用紙Sが進入して二次転写を行う時にのみ、中間転写体70に圧接する。
画像形成装置100に直接装着されて主として中容量の給紙を行う給紙トレイ101A及び画像形成装置100に連結される給紙装置100Lにおける、主として大容量の給紙を行う給紙トレイ101Bは、何れも用紙載置台20aが昇降する機構を有するものであり、構造が同じであるので以下の説明では、主として大容量の給紙を行う給紙トレイ101Bについて述べる。これについて、先ず、前述の図1、図2と図2の部分拡大図である図4と図4の上面図である図5を用いて説明する。
即ち、大容量の給紙トレイ101Bには、基台フレーム101Fと、該基台フレーム101Fに設けた昇降機構140によって該基台フレーム101Fに対して昇降可能にした用紙載置台20aと、該用紙載置台20aに積載した用紙Sを最上部から転写位置に給紙する給紙部材が設けられている。
給紙部材は給紙ローラ106と分離ローラ107によって構成され、更に続いてプレレジストローラ109が設けられている。
用紙Sの給紙方向の先端には、用紙Sを給紙する給紙ローラ106が設けられ、一番上の用紙Sに所定の圧力で圧接しており、該給紙ローラ106は用紙を補給する脱装時には補給の妨げにならない位置に跳ね上げられている。
給紙ローラ106が矢印aの方向に回転すると、一番上の用紙Sが矢印b方向に搬送され、給紙ローラ106の下流に設けられた分離ローラ107へ搬送される。ダブルフィードが発生すると、トルクミッタにより矢印aと同方向に付勢されて回転する分離下ローラ107aにより2枚目以降が押し戻され、最上部の1枚だけが矢示方向に回転する分離上ローラ107bにより搬送される。ここに、分離下ローラ107aと分離上ローラ107bとは一対で分離ローラ107を構成している。
尚、分離を助けるために上部にある用紙に対して基台フレーム101Fに取り付けたブロワ120から開口122を介して空気を吹き付ける手段を設けることができる。
分離上ローラ107bにより搬送された用紙Sの先端は、第1のレジスト部材であるプレレジストローラ109に突き当てられる。プレレジストローラ109は、一対の対向ローラによって構成される。用紙Sは、プレレジストローラ109に突き当てられた後に、所定のタイミングでプレレジストローラ109によって搬送が開始され、第2のレジスト部材であるレジストローラ23を経て二次転写ローラ5Aへ搬送される。
本実施の形態では、基台フレーム101Fに設けられた規制部材104が、用紙載置台20a上に積載された用紙Sの幅方向の両端を規制している。また、後端規制部材105は、用紙Sの給紙方向の前後に移動調節が可能にしてあると共に、用紙Sの給紙方向の後端を所定の位置に正しく規制する。用紙Sの給紙方向の先端には、用紙Sを給紙する給紙ローラ106が設けられ、前述のように一番上の用紙Sに所定の圧力で圧接している。
用紙載置台20aの昇降機構140について説明する。用紙載置台20aの四隅に一端を固定した4本のワイヤ142a、142b、142c、142dが基台フレーム101Fに設けたガイドプーリ143に巻回されている。更にワイヤ142a、142bの他端は基台フレーム101Fに取り付けたモータ147に直結した巻き取り巻き戻しようのプーリ145A、145Bのうち145Aに固定され、ワイヤ142c、142dの他端は145Bに固定されている。これによってモータ147による巻き取り及び巻き戻しの駆動がなされ、基台フレーム101Fに対して用紙載置台20aの昇降動作が行われる。
尚、用紙Sが給紙される高さの位置は、図1で示すように、センサHにより検出される高さの位置が閾値以下に下がれば前記モータ147が作動して用紙載置台20aが上昇し適正な給紙高さが回復して保たれるようにしてある。
昇降機構140としては上述の構成に限定されるものではなくラックとピニオンによる構成などにすることもできる。
さて、前述のように、給紙トレイ101Bには、用紙Sの給紙方向に対して直角な方向である、用紙Sの幅方向の側部の位置を規制するために、規制部材104が前記基台フレーム101Fに設けられている。
該規制部材104は、基準面として前記基台フレーム101Fにセットされた固定基準板104Aと、該固定基準板104Aに対向して用紙Sの端部を押圧して揃えるべく所定の距離の範囲に前記基台フレーム101Fの上を移動可能にさせた規制板104Bとを有するものである。
前記規制板104Bの上端部に移動を制限するためのアタッチメント172Bを設け、前記基台フレーム101Fに設けたストッパ172Aを前記規制板104Bの上端部と前記アタッチメント172Bの間に入れて、前記規制板104Bの上端部の移動範囲が決められる。一方、前記規制板104Bの下端部の移動を制限するためのストッパ171A、171Bを前記基台フレーム101Fに設けて決められるようにしてある。前記ストッパ171Aは基台フレーム101Fに穿たれた溝171の一端によって形成され、該溝171の他端はストッパ171Bを形成している。図6にも示すようにストッパ171Aと固定基準板104Aの用紙当接面との距離はほぼ用紙のサイズの寸法Lにしてあることが好ましい。
規制板104Bの下端部は前記溝171の中を用紙幅方向に移動し、規制板104Bの上端部は該上端部とアタッチメント172Bの間をストッパ172Aに限定されて同じく用紙幅方向に移動可能にしてある。このとき、移動する範囲は対応する用紙Sの幅方向端部に完全に接触する位置から、用紙Sの装填作業が容易になるようにするための、必要最小限の不接触でフリーの隙間ができるように設定してある。
以上は、基台フレーム101Fが枠体102Bの案内部材102Gに案内されて引き出された用紙載置台20a上に用紙を装填し易くした状態を示したものである。
これに対して、基台フレーム101Fが枠体102Bの案内部材102Gに案内され、枠体102Bに収納した状態にして、被給紙部である画像形成装置100に用紙を給紙できるようにした状態を図7の側面図に示す。
前記規制板104Bには、該規制板104Bと前記枠体102Bの間に、前記規制板104Bの下方及び上方をそれぞれ前記固定基準板104Aに向かって押圧する弾性部材であるコイルバネ103S,103Yが設けられている。そして下方に位置するコイルバネ103Sによる押圧力は上方に位置するコイルバネ103Yによる押圧力よりも大きくしてある。
因みに、規制板104Bの下方に位置するコイルバネ103Sによる押圧力は、上方に位置するコイルバネ103Yによる押圧力の1.5〜2.5倍にしてある。そして本実施の形態においては、下方に位置するコイルバネ103Sによる押圧力は1305Paにしてあり、上方に位置するコイルバネ103Yによる押圧力は653Paにしてある。このようにして、用紙のフル積載状態から少量積載の状態になるまで、良好な安定した用紙の給紙が行われた。しかし、従来のような上方から下方まで一様な圧力で規制する方式の給紙では、特に少量積載状態になったとき用紙の損傷を受けやすかった。ここに押圧力は単位面積当たりに規制板を押す力であり、Paで表している。
このように、前記基台フレーム101Fは、案内部材102G上を移動して前記枠体102Bから着脱可能になされ、脱装時には前記規制板104Bは弾性部材であるコイルバネ103S,103Yからの付勢が解除され、着装時に付勢されるようにしてある。
主として中容量の給紙を扱う給紙トレイ101A及び主として大容量の給紙を扱う給紙トレイ101Bを以上のように設けることにより、用紙Sの補給操作は脱装状態にして、規制板104Bの規制をフリーな状態にして用紙Sを補給することができる。
このとき、給紙トレイ101Aならば、例えば500枚以下の枚数の束を1束上方から用紙載置台20a上に載置して装填を終了させる。また、給紙トレイ101Bならば、例えば500枚の束を2束以上、上方から用紙載置台20a上に載置して装填を終了させる。
このとき規制板104Bは、下端がストッパ171A、171B間で移動可能になされ、上端部のアタッチメント172Bはストッパ172A内で移動可能になされ、フリーな状態にしてある。そのため、オペレータは装填を妨げる抵抗を受けることなく、また、用紙Sの極端な乱れを起こすことなく載置できる。
そしてこの状態で案内部材(ガイドレール)102Gの上を移動させて、図7に示すように、給紙トレイ101Bを枠体102Bに装着することにより枠体102Bに設けられている弾性部材としての複数のコイルバネ103S、103Yによって規制板104Bが押圧される。このとき基台フレーム101Fには逃げ穴101Hが設けられているので規制板104Bに対する押圧が妨げられることは無い。これによって用紙積載台20aに積載されている用紙Sの端部が押圧され、用紙Sは固定基準板104Aの基準面に正しく揃えられる。
前記コイルバネ103Sは前記規制板104Bの下部の部分を押圧するように配列され、前記コイルバネ103Yは前記規制板104Bの上部の部分を押圧するように配列されている。そして上方のコイルバネ103Yの弾性力による押圧力を、下方のコイルバネ103Sの弾性力による押圧力よりも小さくしてある。そのため、用紙載置台20aが上昇してきて、用紙載置台20a上の用紙Sが消費されて少なくなっても、用紙Sを押し潰すことなく正常に揃えられた状態で安定して最後まで給紙されることが可能になる。コイルバネ103Y、コイルバネ103Sはバネホルダ103Hに端部から自然長で2分の1の長さの部分を収納されて取り付けられており、該バネホルダ103Hは枠体102B(給紙トレイ100Aの場合は枠体102A)に固定されている。しかし、逆に規制板104Bに固定されていても良い。
尚、図6の側面図に示すように、前記規制板104Bの上端部の外側面からUターンして内側面である規制面の上端部から上下方向中間位置にかけて弾性体シートをその弾性に抗して被せる。本発明の実施の形態では、弾性体シートの弾性体としてポリエチレンテレフタレートのシート即ちPETシート104Sを用いた。しかし、それに限定されるものではない。そして該PETシート104Sの一方の端部を前記規制板104Bの内側面に、他方の端部を規制板104Bの外側面に貼り付けることが好ましい。因みにPETシート104Sの厚さは0.2〜0.4mmであり本実施の形態では0.3mmにしてある。
図8の側面図に示すように、用紙Sの積載量が少なくなり、規制板104Bの上部の部分だけで用紙Sに接触して用紙Sを押圧する場合になったとき、規制板104Bに対する押圧バランスが悪くなって規制板104Bが左に僅か傾き用紙Sへの接触が途切れる状態になることがある。これは、用紙Sの積載量が少なくなると、規制板104Bに対する下方の弾性部材の押圧力が強く働くがその部分に用紙が無いので、規制板104Bの下部ストッパ171Aを支点として規制板104Bは左側に傾いてしまう現象による。
この傾きを少なくするために、図6に示すようにストッパ171Aから固定基準板104Aまでの距離Lをできるだけ用紙Sの幅寸法に限りなく近い値にしておくことが好ましい。
このような規制板104Bの傾き現象に対処する手段として、上述のPETシート104Sを設けることにより、その弾性による膨らみによって用紙が幅方向に固定基準板に向かって押され、用紙Sの規制位置が安定して補正可能になる。即ち、少なくなった用紙の量と用紙の揃え具合と規制板104Bの傾きに応じてPETシート104Sの膨らみBの部分が変化して用紙Sに対して適正な押圧状態が保持できるように働くようにした。
以上は、画像形成装置100に連結される独立した給紙装置100Lの給紙トレイ101Bについて述べたものであり、枠体102Bは給紙装置100Lの本体フレームに固定される。
これに対して、画像形成装置100に直接装着される給紙トレイ101Aが装着される枠体102Aは画像形成装置100の本体フレームに固定される。そして給紙トレイ101Aは、構造的に給紙トレイ101Bと同じであるので、給紙トレイ101Aについての説明は省略する。
本発明により、高価な制御手段を施すことなく用紙Sの積載量に対応して用紙Sの搬送方向に直角方向の端部を押圧する力が自動的にコントロールされながら揃えられて給紙搬送される。それと共に、用紙給紙装置の出口に設けたプレレジストローラ109の作用と相乗して安定した曲がりのない良質の画像のプリントが得られる。
本発明の給紙トレイを装着した給紙装置と画像形成装置が連結された状態を示す概略正面構成図である。 図1の画像形成装置に連結される独立した給紙装置から給紙トレイを用紙補給のために脱装した状態を示す側面図である。 図1の画像形成装置に直接装着された中容量の給紙トレイを用紙補給のために脱装した状態を示す側面図である。 図2の一部拡大図である。 図4の上面図である。 規制板の上部にPETシートを貼付した状態を示す側面図である。 図2の脱装状態で用紙を積載してから、基台フレームが枠体に収納されたときの給紙トレイを示す側面図である。 基台フレームが枠体に装着された状態の給紙トレイにおいて、用紙が消費されて積載量が少量になったときの用紙の規制状態の一例を示す側面図である。
符号の説明
1Y、1M、1C、1K 感光体
3Y、3M、3C、3K 露光部
5Y、5M、5C、5K 一次転写ローラ
5A 二次転写ローラ
7 中間転写ユニット
10Y、10M、10C、10K 画像形成部
20a 用紙載置台
22A、22B、22C、22D 中間ローラ
23 レジストローラ
26 排紙装置
70 中間転写体
100 画像形成装置
100L 給紙装置
101,101A,101B 給紙トレイ
101F 基台フレーム
102A,102B 枠体
102G 案内部材(ガイドレール)
103 弾性部材
103H バネホルダ
103S,103Y コイルバネ
104 規制部材
104A 固定基準板
104B 規制板
104S PETシート(弾性体シート)
106 給紙ローラ
107 分離ローラ
107a 分離下ローラ
107b 分離上ローラ
109 プレレジストローラ
122 送風口
140 昇降機構
142a,142b,142c,142d ワイヤ
143 ガイドプーリ
145A,145B 巻き取りプーリ
147 駆動モータ
171 溝
171A,171B,172A ストッパ
172B アタッチメント
B 膨らみ
S 用紙

Claims (6)

  1. 昇降可能にした用紙載置台と、
    該用紙載置台に積載した用紙を最上部から給紙方向に給紙する給紙部材と、
    用紙の給紙方向に対して直角な方向の位置を規制する規制部材と、
    を設けた基台フレームを有する給紙トレイであって、
    前記規制部材は、前記基台フレームに固定された固定基準板と、
    該固定基準板に対向して所定の距離の範囲を前記基台フレームの上を移動可能に設けられた規制板とを有し、
    前記規制板の下方及び上方は、それぞれ前記固定基準板に向かって弾性部材により押圧され、前記下方に対する弾性部材による押圧力は、前記上方に対する弾性部材による押圧力よりも大きいことを特徴とする給紙トレイ。
  2. 前記基台フレームは、給紙方向と直交する方向に枠体に対して着脱可能に設けられ、前記規制板は、脱装時には前記弾性部材からの押圧力の付勢が解除され、着装時には前記押圧力が付勢されることを特徴とする請求項1に記載の給紙トレイ。
  3. 前記所定の距離の範囲は、前記規制板の上端部と下端部のそれぞれの移動を制限するストッパを前記基台フレームに設けることにより、決められていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙トレイ。
  4. 前記規制板の上端部の外側面から内側面である規制面の上下方向中間位置に亘って弾性体シートを被覆し、該弾性体シートの一方の端部を前記規制板の内側面に、他方の端部を規制板の外側面に貼り付けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の給紙トレイ。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の給紙トレイが装着されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜4の何れかに記載の給紙トレイが装着されていることを特徴とする給紙装置。
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