JP2009149113A - 車両のオーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音源ごとにユーザにとって所望の音量で出力可能な車両のオーディオ装置の提供。
【解決手段】複数の音源1と、作動中の音源を判定する判定手段2と、音源ごとに独立に設定された音量レベルを記憶する記憶手段3と、複数の音源1の一つからの音声信号を処理してその音源について設定されている音量レベルで出力する出力手段4と、音量レベルを調整する調整手段5と、調整手段5によって音量レベルが調整されたときに、その音源についてのみ調整後の音量レベルを記憶手段3に記憶させる更新手段7とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のオーディオ装置に係り、より詳細には、複数の音源を有する車両のオーディオ装置に関する。
従来の車両のオーディオ装置の一例が、下記の特許文献1に記載されている。この特許文献1に記載の技術によれば、音量変更時に新たに設定された音量が車速と対応づけて記憶され、車速に応じた所望の音量が自動設定される。
また、車両のオーディオ装置は、一般に、AMラジオ、FMラジオ、MDプレーヤ、CDプレーヤ等の複数の音源からの音声を出力するように設計されている。これらの音源からの音声信号の強度は必ずしも同一ではない。例えば、CDプレーヤ等の車載プレーヤからの音声信号の強度は、通常、ラジオからの音声信号の強度よりも高い。そこで、従来の車両のオーディオ装置においては、音源を切り替えた際に音量が急に大きくなることを防ぐため、音源間の出力バランスが予め設定されている。
特開平9−160570号公報
ところが、予め設定されている音源間の出力バランスは、ユーザにとって常に最適なものであるとは限らない。例えば、ユーザが頻繁に聴くCDの内容や、ラジオ局からの電波の受信状態によっては、既定の音源間の出力バランスが不適切な場合もありうる。
そこで、本発明は、音源ごとにユーザにとって所望の音量で出力可能な車両のオーディオ装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の車両のオーディオ装置は、複数の音源と、作動中の音源を判定する判定手段と、音源ごとの音量設定情報を記憶する記憶手段と、前記複数の音源の一つからの音声信号を音量設定情報に基づいて処理して音声を出力する出力手段と、音量設定情報を調整する調整手段と、前記調整手段によって音量設定情報が調整されるときに、調整後の音量設定情報を前記記憶手段に記憶させる更新手段と、を備えることを特徴としている。
このように、本発明の車両のオーディオ装置によれば、音量レベル等の音量設定情報をユーザが音源ごとに調節することができる。これにより、音源ごとに音声がユーザにとって所望の音量で出力される。
なお、本発明において「音声」とは、人間が聴覚的に認識可能な音をいい、人間が発声器官を通じて発する言語音に限定されず、広く音楽等の非言語音をも含む。
また、本発明において好ましくは、音量設定情報は、音源ごとに独立に設定された音量レベルを含み、前記出力手段は、作動中の音源について設定されている音量レベルで音声を出力する。
これにより、作動中の音源が前回作動したときの音量レベルで自動的に音声が出力される。
また、本発明において好ましくは、音量設定情報は、前記複数の音源間の音量バランスを含み、前記出力手段は、作動中の音源についての音量バランスに従って音声を出力する。
このように、通常製品出荷時に設定されている音量バランスをユーザが更に微調整すれば、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
また、本発明において好ましくは、調整手段による音量レベルの調整と、音源間の音量バランスの調整とを切り替える切替手段を更に備える。
これにより、出力手段から出力される音量レベルの調整と、音源間の音量バランスの調整とを容易に切り替えることができる。
また、本発明において好ましくは、前記出力手段は、複数のスピーカを有し、音量設定情報は、音源ごとに別個に設定された、前記複数のスピーカ間の出力バランスを含み、前記出力手段は、作動中の音源についてのスピーカ間の出力バランスに従って各スピーカから音声を出力する。
このように、音源によってスピーカ間の出力バランスを変更すれば、例えば、AMラジオの交通情報のように前部シートの運転車だけが聴けば十分な音声の場合には、前部のスピーカの出力バランスを高くし、一方、CDの音楽のように後部座席の乗員に聴かせたい場合には、後部のスピーカの出力バランスを高くすることができる。
また、本発明において好ましくは、車両内で乗員の着座している着座シートを検知する検知手段を更に備え、前記出力バランスは、前記着座シートの組合せからなる着座パターンごとに別個に設定されている。
これにより、例えば、後部座席に乗員が着座している場合に、乗員同士の会話を妨げないように、後部のスピーカ間の出力バランスを低くすることができる。
また、本発明において好ましくは、前記複数の音源は、ラジオと、記録媒体の再生装置とを含む。
これにより、ラジオの音声と、記録媒体の再生装置の音声をそれぞれ、ユーザにとって所望の音量で出力させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の車両のオーディオ装置の実施形態を説明する。
まず、図1のブロック図を参照して、第1実施形態の車両のオーディオ装置の構成について説明する。
本実施形態の車両のオーディオ装置は、複数の音源1と、作動中の音源1を判定する判定手段2と、音源1ごとの音量設定情報を記憶する記憶手段3と、複数の音源1の一つからの音声信号を音量設定情報に基づいて処理して音声を出力する出力手段4と、音量設定情報を調整する調整手段5と、調整手段5によって音量設定情報が調整されるときに、調整後の音量設定情報を記憶手段3に記憶させる更新手段6とを備えている。
音源1は、AMラジオ1a及びFMラジオ1bと、記録媒体の再生装置であるCDプレーヤ1c及びMDプレーヤ1dと、外部端子1eとから構成される。外部端子1eには、iPod(登録商標)等の携帯オーディオユニットが接続され、その携帯オーディオユニットのオーディオデータが外部端子1eから車両のオーディオ装置に入力される。
なお、音源1にカセットテーププレーヤを追加してもよい。
判定手段2は、例えば、マイクロコンピュータやマイクロチップによって実現される。そして、判定手段2は、各音源1a〜1eの作動状況、例えば、スイッチのON/OFF状態を検出して現在作動中の音源を判定する。
本実施形態の音量設定情報は、音源ごとの音量レベル(ボリューム値)を含む。そして、記憶手段3には、下記の表1に示すように、音源1ごとに独立に設定された音量レベル(VOL)が記憶されている。
Figure 2009149113
調整手段5は、通常の音量ダイヤル等の操作手段である。なお、調整手段5の形態は、任意好適なものとすることができる。例えば、押しボタン式であってもよいし、ダイヤル式であってもよい。
更新手段6は、例えば、マイクロコンピュータやマイクロチップによって実現される。そして、調整手段5によって音量レベルが調整されると、更新手段6は、作動中の音源の調整後の音量レベルを記憶手段3に記憶させる。例えば、音源1としてAMラジオ1aが作動しているとき、ユーザが調整手段5を操作して、音量レベルを「VOL7」から「VOL20」に引き上げた場合、下記の表2に示すように、AMラジオ1aの設定音量レベルだけが他の音源とは独立に更新される。一方、FMラジオ1b等の他の音源の音量レベルは変更されない。
Figure 2009149113
出力手段4は、通常のカーオーディオのアンプ及びスピーカを有する。そして、出力手段4は、作動中の音源について設定されている音量レベルで音声を出力する。例えば、AMラジオ1aの作動中、出力手段4は、上記調整前は、音量レベル「VOL20」で音声を出力し、調整後は、音量レベル「VOL20」で出力する。
また、音源がAMラジオ1aからCDプレーヤ1cに切り替えられた場合、出力手段4は、表2に示すように、音量レベル「VOL10」で音声を出力する。このように、音源ごとに音量レベルが独立に設定されているため、AMラジオ1a作動中に音量レベルを引き上げていても、音源1を切り替えてCDプレーヤ1cを作動させた途端、大音量が出力されることが防止される。
さらに、音源がCDプレーヤ1cから再びAMラジオ1aに切り替えられた場合、出力手段4は、切替後の音源が、前回作動したときの音量レベルで音声を出力する。例えば、出力手段4は、表2に示すように、音量レベル「VOL20」で再び音声を出力する。このように、現在作動中の音源が前回作動したときの音量レベルで音声が出力されるので、音源を切り替えるたびに音量レベルの調整操作をする必要性が著しく低くなる。例えば、CDプレーヤ1cで音楽を聴きながら、時々、AMラジオ1aの受信感度の低い状況下でハイウェイラジオ(登録商標)等の交通情報を聴く場合に特に好適である。
次に、図2のフローチャートを参照して、第1実施形態の車両のオーディオ装置の動作例について説明する。
まず、車両のオーディオ装置の作動が開始し、或いは、音源が切り替えられた場合(S21で「Yes」の場合)、判定手段2が、現在作動中の音源1を判定する(S22)。例えば、車両のオーディオ装置のメインスイッチが入れられた際に、AMラジオ1aが作動している場合、判定手段2は、現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。また、音源がCDプレーヤ1cからAMラジオ1aに切り替えられた場合にも、判定手段2は現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。
続いて、出力手段4が、記憶手段3から、AMラジオ1aの前回の音量レベルを読み出す(S23)。記憶手段3に、上記の表1に示す前回の音量レベルが記憶されている場合、出力手段は、AMラジオ1aの音量レベル「VOL7」を読み出す。
そして、出力手段4は、読み出した前回の音量レベルを設定する(S24)。これにより、AMラジオ1aの音声が、音量レベル「VOL7」で出力される。
調整手段5によって音量レベルが変更された場合(S25で「Yes」の場合)、更新手段6によって変更後の音量レベルが記憶手段5に書き込まれる(S26)。例えば、AMラジオ1aの音量レベルが「VOL7」から「VOL20」に変更された場合、上記の表2に示すように、AMラジオ1aの音量レベルのみが書き換えられる。これにより、次回にAMラジオ1aが作動したときには、音量レベル「VOL20」で音声が出力される。このように、本実施形態のオーディオ装置によれば、音源ごとに独立して前回作動時の音量レベルが記憶されているので、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
次に、第2実施形態の車両のオーディオ装置について説明する。
まず、図3を参照して、第2実施形態の車両のオーディオ装置の構成について説明する。第2実施形態の車両のオーディオ装置は、調整手段5による音量レベルの調整と、音源間の音量バランスの調整とを切り替える切替手段7を更に備えた点を除いては、図1に示した第1実施形態のものと基本的に同じである。
ただし、本実施形態の音量設定情報は、複数の音源間の音量バランスを含む。そして、記憶手段3には、下記の表3に示すように、音源間の音量バランスの係数が記憶されている。
なお、下記の表3に示す例では、外部端子1eから入力される音声信号については、音源間の音量バランスを設定せず、独立に音量レベルが調整される。
Figure 2009149113
音量バランスの設定方式には、任意好適な方式を採用することができる。例えば、上記の表3に示すように音源間の比率で表してもよいし、所定値との差で表してもよい。音量バランスの係数を比率で設定した場合には、音量レベルと音量バランスの係数との積で音声を出力するとよい。また、音量バランスの係数を所定値との差で設定した場合には、音量レベルと音量バランスの係数との和又は差で音声を出力するとよい。
切替手段7の構成は、任意好適なものを採用することができる。例えば、切替手段7を調整手段5としてのボリュームダイヤルと一緒に設けるとよい。そして、切替手段7によって、調整手段5の調整対象が切り替えられる。すなわち、切替手段7を切り替えることにより、調整手段5は、音量レベルを調整し、或いは音源ごとの音量バランスを調整することができる。
ただし、本実施形態では、音量レベルを調整した場合、外部端子1eを除いて、現在作動中の音源1に関係なく、外部端子1eを除く各音源の音量レベルが連動して変更される。一方、音源間の音量バランスを調整した場合、その際に作動している音源の音量バランスの係数のみが変更され、他の音源の音量バランスの係数は変更されない。
調整手段5によって音源間の音量バランスが調整されると、更新手段6は、作動中の音源の調整後の音量バランスの係数を記憶手段3に記憶させる。例えば、音源1としてAMラジオ1aが作動しているとき、ユーザが調整手段5を操作して、AMラジオ1aの音量バランスの係数を「0.7」から「1.2」に変更した場合、下記の表4に示すように、AMラジオ1aの音量バランスの係数だけが他の音源とは独立に更新される。一方、FMラジオ1b等の他の音源の音量バランスの係数は変更されない。
Figure 2009149113
出力手段4は、作動中の音源についての音量バランスに従って音声を出力する。例えば、AMラジオ1aを音量レベル「VOL20」の作動中、出力手段4は、上記調整前は、音量レベル「VOL20」に音量バランス「0.7」を掛けて音声を出力し、調整後は、音量レベル「VOL20」に音量バランス「1.2」を掛けて音声を出力する。このように音源間の音量バランスを微調整することにより、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声を出力させることができる。
なお、音量レベルが「VOL20」から例えば「VOL10」に変更された場合にも、出力手段4は、上記調整前は、音量レベル「VOL10」に音量バランス「0.7」を掛けて音声を出力し、調整後は、音量レベル「VOL10」に音量バランス「1.2」を掛けて音声を出力する。
また、音源がAMラジオ1aからCDプレーヤ1cに切り替えられた場合、出力手段4は、音量レベル「VOL20」に、表2に示すCDプレーヤ1cの音量バランスの係数「1.0」を掛けて音声を出力する。このように、音量レベルの設定が一定であっても、音源間の音量バランスがユーザにとって所望のバランスで設定されているため、音源1をAMラジオ1aからCDプレーヤ1c切り替えた途端、大音量が出力されたり、音量が不足したりすることが防止される。
さらに、音源がCDプレーヤ1cから再びAMラジオ1aに切り替えられた場合、出力手段4は、切替後の音源が、前回作動したときの音量バランスの係数を掛けて音声を出力する。例えば、出力手段4は、音量レベル「VOL20」に、表2に示すAMラジオ1aの音量バランスの係数「1.2」を掛けて再び音声を出力する。このように、現在作動中の音源が前回作動したときの音量バランスの係数を掛けて音声が出力されるので、音源を切り替えてもユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
次に、図4のフローチャートを参照して、第2実施形態の車両のオーディオ装置の動作例について説明する。
まず、車両のオーディオ装置の作動が開始し、或いは、音源が切り替えられた場合(S41で「Yes」の場合)、判定手段2が、現在作動中の音源1を判定する(S42)。例えば、車両のオーディオ装置のメインスイッチが入れられた際に、AMラジオ1aが作動している場合、判定手段2は、現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。また、音源がCDプレーヤ1cからAMラジオ1aに切り替えられた場合にも、判定手段2は現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。
続いて、出力手段4が、記憶手段3から、AMラジオ1aの前回の音源(ソース)間の音量バランスの係数を読み出す(S43)。記憶手段3に、上記の表3に示す音量バランスの係数が記憶されている場合、出力手段は、AMラジオ1aの音量バランスの係数「0.7」を読み出す。
そして、出力手段4は、音量レベルと、読み出した前回の音量バランスの係数との積を求めて出力を設定する(S44)。音量レベルが「VOL20」に設定されている場合、この音量レベル「VOL20」に、表43示すAMラジオ1aの音量バランスの係数「0.7」を掛けて音声を出力する。
調整手段5によって音源ごとの音量バランスが変更された場合(S45で「Yes」の場合)、更新手段6によって変更後の音量バランスの係数が記憶手段5に書き込まれる(S46)。例えば、AMラジオ1aの音量バランスの係数が「0.7」から「1.2」に変更された場合、上記の表4に示すように、AMラジオ1aの音量バランスの係数のみが書き換えられる。これにより、次回にAMラジオ1aが作動したときには、音量レベルに音量バランスの係数「1.2」を掛けて音声が出力される。このように、本実施形態のオーディオ装置によれば、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
次に、第3実施形態の車両のオーディオ装置について説明する。
まず、図5を参照して、第3実施形態の車両のオーディオ装置の構成について説明する。第3実施形態の車両のオーディオ装置の構成は、車両内で乗員の着座している着座シートを検知する検知手段7を更に備えた点を除いては、図1に示した第1実施形態のものと基本的に同じである。検知手段7の形態は、任意好適なものを採用することができる。例えば、シートベルトの着用の有無を検出する着座検知装置を利用してもよい。
ただし、第3実施形態では、出力手段4は、図6(a)及び図6(b)に示すように、車室50内の前部の両側及び後部の両側にそれぞれ配置した合計4つのスピーカを有する。
また、本実施形態の音量設定情報は、音源ごとに別個に設定された、複数のスピーカ間の出力バランスを含む。そして、記憶手段3には、音源1ごとに独立に設定された出力バランスが記憶されている。本実施形態では、出力バランスは、着座シートの組合せからなる着座パターンごとに別個に設定されている。
ここで、下記の表5に、図6の(a)に示すように、車室50内の後部座席53に乗員が着座していない場合のスピーカ間の出力バランスを音源ごとに示す。
Figure 2009149113
上記の表5に示す例では、スピーカ間の出力バランスを車両の前部に配置したスピーカ41及び42と、後部に配置したスピーカ43及び44とに分けて設定しているが、設定パターンはこれに限定されない。例えば、左右のスピーカの出力に差を付けてもよい。
さらに、下記の表6に、図6(b)に示すように、車室50内の後部座席53に乗員が着座している場合のスピーカ間の出力バランスを音源ごとに示す。
Figure 2009149113
上記の表6に示す例では、車室50内の後部座席53の着座の有無によって着座パターンを分けたが、着座パターンはこれに限定されない。例えば、車室50内の助手席52の着座の有無や、後部座席53の着座人数が2以上か否かによって、着座パターンを分類してもよい。さらに、これらの着座パターンの組合せによって更にきめ細かい着座パターンとしてもよい。また、助手席52の着座の有無等に応じて、左右のスピーカ間の出力バランスに差を付けるようにしてもよい。
図6(a)に示すように、後部座席53に乗員が着座していない場合には、上記の表5に示すように、各音源1a〜1eについて前部と後部のスピーカ間の出力バランスが「5:2」に設定されている。一方、図6(b)に示すように、後部座席53に乗員が着座している場合には、上記の表6に示すように、各音源1a〜1eについて前部と後部のスピーカ間の出力バランスを「5:6」に設定されている。これにより、後部座席53に乗員が着座している場合には、乗員にも車両のオーディオ装置の音声出力が良く聞こえる。
また、調整手段5の形態は、任意好適なものとすることができる。例えば、各スピーカ間の出力バランスを個別に調整するスイッチを設けてもよいし、前部と後部のスピーカ間の出力バランスだけを調整するもスイッチを設けてもよい。スイッチは、押しボタン式であってもよいし、ダイヤル式であってもよい。
更新手段6は、例えば、マイクロコンピュータやマイクロチップによって実現される。そして、調整手段5によってスピーカ間の出力バランスが調整されると、更新手段6は、作動中の音源の調整後の出力バランスを記憶手段3に記憶させる。例えば、後部座席53に乗員が着座している着座パターンにおいて、AMラジオ1aが作動しているとき、ユーザが調整手段5を操作して、前部と後部のスピーカ間の出力バランスを、「5:6」から「5:2」に変更する。この場合、下記の表7に示すように、AMラジオ1aについてスピーカ間の出力バランスだけが他の音源とは独立に更新される。一方、FMラジオ1b等の他の音源についてスピーカ間の出力バランスは変更されない。
Figure 2009149113
出力手段4は、着座パターンに応じて作動中の音源について設定されている音量レベルで音声を出力する。例えば、後部座席53に乗員が着座している着座パターンにおいて、AMラジオ1aの作動中、出力手段4は、上記調整前は、表6に示すように、前部と後部のスピーカ間の出力バランスを「5:6」として音声を出力する。また、調整後は、表7に示すように、出力手段4は、前部と後部のスピーカ間の出力バランスを「5:2」で出力する。このように、後部座席53に乗員が着座している場合において、後部スピーカ43及び43の出力バランスを下げれば、例えば、後部座席53の乗員の会話を妨げることなく、運転席51の運転者が、AMラジオ1aの交通情報を良く聞き取ることができる。このように、本実施形態の車両のオーディオ装置によれば、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
また、音源がAMラジオ1aからCDプレーヤ1cに切り替えられた場合、出力手段4は、表6に示すように、前部と後部のスピーカ間の出力バランスを「5:6」として音声を出力する。このように、音源ごとにスピーカ間の出力バランスが独立に設定されているため、AMラジオ1a作動中に後部スピーカ43及び44の出力バランスを引き上げていても、音源1を切り替えてCDプレーヤ1cを作動させた場合には、後部座席53の乗員にも良く聞こえるように、出力バランスも切り替えられる。
さらに、音源がCDプレーヤ1cから再びAMラジオ1aに切り替えられた場合、出力手段4は、切替後の音源が前回作動したときのスピーカ間の出力バランスで音声を出力する。例えば、出力手段4は、表7に示すように、前部と後部のスピーカ間の出力バランスを再び「5:2」に切り替えて音声を出力する。このように、現在作動中の音源が前回作動したときのスピーカ間の出力バランスで音声が出力されるので、音源を切り替えるたびにスピーカ間の出力バランスの調整操作をする必要性が著しく低くなる。例えば、CDプレーヤ1cで音楽を聴きながら、時々、AMラジオ1aの受信感度の低い状況下でハイウェイラジオ(登録商標)等の交通情報を聴く場合に、後部座席の乗員の会話を妨げることなく特に好適である。
次に、図7のフローチャートを参照して、第3実施形態の車両のオーディオ装置の動作例について説明する。
まず、車両のオーディオ装置の作動が開始し、或いは、音源が切り替えられた場合(S71で「Yes」の場合)、判定手段2が、現在作動中の音源1を判定する(S72)。例えば、車両のオーディオ装置のメインスイッチが入れられた際に、AMラジオ1aが作動している場合、判定手段2は、現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。また、音源がCDプレーヤ1cからAMラジオ1aに切り替えられた場合にも、判定手段2は現在作動中の音源1をAMラジオ1aと判定する。
続いて、出力手段4が、記憶手段3から、AMラジオ1aのスピーカ間の出力バランスのデータを読み出す(S73)。その際、検知手段7によって検知された着座パターンによって、読み出されるスピーカ間の出力バランスが異なる。具体的には、図6(a)に示すように、後部座席53に乗員が着座していない着座パターンの場合には、上記の表5に示すように、前部と後部のスピーカ間の出力バランスとして「5:2」の値が読み出される。一方、図6(b)に示すように、後部座席53に乗員が着座している着座パターンの場合には、上記の表6に示すように、AMラジオ1a作動時の前部と後部のスピーカ間の出力バランスとして「5:6」の値が読み出される。
そして、出力手段4は、作動中の音源についての出力バランスに従って各スピーカから音声を出力する(S74)。例えば、後部座席53に乗員が着座している着座パターンの場合には、前部と後部のスピーカ間の出力バランスとして「5:6」として音声を出力する。
また、調整手段5によってスピーカ間の出力バランスが変更された場合(S75で「Yes」の場合)、更新手段6によって変更後のスピーカ間の出力バランスが記憶手段5に書き込まれる(S76)。例えば、AMラジオ1aについて前部と後部の出力バランスが「5:6」から「5:2」に変更された場合、上記の表7に示すように、AMラジオ1a作動時のスピーカ間の出力バランスのみが書き換えられる。これにより、次回にAMラジオ1aが作動したときには、前後のスピーカ間の出力バランスを「5:2」として、音声が出力される。このように、本実施形態のオーディオ装置によれば、音源ごとにユーザにとって所望の音量で音声が出力される。
上述した各実施形態においては、本発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本発明は種々の変更及び組み合わせを行うことができ、これに限定されるものではない。例えば、上述の第2実施形態では、外部端子を除く各音源間の出力バランスを設定したが、全音源のうちの一部の音源について独立に音量レベルを設定し、残りの音源について音源間の出力バランスを設定してもよい。
また、上述の第2実施形態では、切替手段7を設けた例について説明したが、本発明では、切替手段7を設けずに、調整手段として、音量レベルを調整する手段と、音源間の音量バランスを微調整する手段とを別個に設けてもよい。
また、上述の第3実施形態では、調整手段によって、スピーカ間の出力バランスを調整したが、スピーカ間の出力バランスは、音源ごとに固定されていてもよい。その場合、調整手段は省略することができる。
本発明の第1実施形態の車両のオーディオ装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第1実施形態の車両のオーディオ装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2実施形態の車両のオーディオ装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の第2実施形態の車両のオーディオ装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態の車両のオーディオ装置の構成を説明するブロック図である。 (a)及び(b)は車両の車室内の平面模式図である。 本発明の第3実施形態の車両のオーディオ装置の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 音源
1a AMラジオ
1b FMラジオ
1c MDプレーヤ
1d CDプレーヤ
1e 外部端子
2 判定手段
3 記憶手段
4 出力手段
5 調整手段
6 更新手段
7 切替手段
41〜44 スピーカ
50 車室
51 運転席
52 助手席
53 後部座席
54 チャイルドシート

Claims (7)

  1. 複数の音源と、
    作動中の音源を判定する判定手段と、
    音源ごとの音量設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の音源の一つからの音声信号を音量設定情報に基づいて処理して音声を出力する出力手段と、
    音量設定情報を調整する調整手段と、
    前記調整手段によって音量設定情報が調整されたときに、調整後の音量設定情報を前記記憶手段に記憶させる更新手段と、
    を備えることを特徴とする車両のオーディオ装置。
  2. 音量設定情報は、音源ごとに独立に設定された音量レベルを含み、
    前記出力手段は、作動中の音源について設定されている音量レベルで音声を出力する、
    ことを特徴とする請求項1記載の車両のオーディオ装置。
  3. 音量設定情報は、前記複数の音源間の音量バランスを含み、
    前記出力手段は、作動中の音源についての音量バランスに従って音声を出力する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の車両のオーディオ装置。
  4. 前記調整手段による音量レベルの調整と、音源間の音量バランスの調整とを切り替える切替手段を更に備える、
    ことを特徴とする請求項3記載の車両のオーディオ装置。
  5. 前記出力手段は、複数のスピーカを有し、
    音量設定情報は、音源ごとに別個に設定された、前記複数のスピーカ間の出力バランスを含み、
    前記出力手段は、作動中の音源についてのスピーカ間の出力バランスに従って各スピーカから音声を出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の車両のオーディオ装置。
  6. 車両内で乗員の着座している着座シートを検知する検知手段を更に備え、
    前記出力バランスは、前記着座シートの組合せからなる着座パターンごとに別個に設定されている、
    ことを特徴とする請求項5記載の車両のオーディオ装置。
  7. 前記複数の音源は、ラジオと、記録媒体の再生装置とを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両のオーディオ装置。
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