JP2009148347A - パチンコにおける回収遊技球の案内装置 - Google Patents

パチンコにおける回収遊技球の案内装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パチンコ機の背部から排出された回収遊技球を回収路に向けて送出する案内装置の案内経路に該回収遊技球の汚れを除去する洗浄路を設けた装置を提供する。
【解決手段】案内装置11は、回収遊技球12の案内経路15に洗浄路20を構成し、該洗浄路20に粗面となる洗浄手段38を形成している。回収遊技球12は、洗浄路20に沿って自重で転動しながら進行させられ、回収遊技球12の表面の汚れを前記洗浄手段38に付着させる。洗浄路20は、着脱自在なカートリッジ34に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機の背部から排出された回収遊技球を回収路に向けて送出する案内装置であって、回収遊技球の案内経路に位置して該遊技球に付着した汚れを除去する洗浄路を設けた装置に関する。
パチンコシステムは、図10に示すように、貸出された遊技球を使用することによりパチンコ機1で弾球遊技を行うものであるが、いわゆるアウト球等の使用済みの遊技球は、回収遊技球2としてパチンコ機1の背部から島の内部に排出される。そこで、排出落下された回収遊技球2は、島の内部で案内装置3に受取られると共に、樋部材4を含む回収路5に向けて送出される。回収遊技球2は、回収路5を経て研磨機に搬送され、回収遊技球2の表面の汚れを研磨機で落とした後、再使用に供される。
研磨機は、種々のタイプのものが存在するが、通常、回収遊技球2を上昇方向に搬送するコンベヤベルト等を備えたリフトコンベヤと、搬送中の回収遊技球2に圧接させられた布製の洗浄ベルトとから構成され、回収遊技球2の表面の汚れを洗浄ベルトに付着させることにより洗浄を行う。洗浄ベルトは、早期に汚損されるので、ロールから繰り出される長尺のベルトから成り、定期的にロールの繰り出しを行うと共に、全てを消耗したときは、新しい洗浄ベルトと交換される。
特開2006−312082号公報
回収遊技球の案内装置は、パチンコ機の背部から排出され落下する回収遊技球を受取る回収トレーと、受取った回収遊技球を回収路に向けて送出する案内経路を備えたものであり、相当な大きさに形成され、パチンコ機の背部に位置して島の内部空間を占拠している。従って、単に回収遊技球の案内機能だけに止まることは不経済である。
その一方において、上述のように、パチンコホールには回収遊技球の研磨機が設置され、回収遊技球を洗浄しているが、洗浄ベルトの汚損が激しく、頻繁にロールの繰り出しと交換を余儀なくされているのが現状である。
そこで、回収遊技球の案内装置により回収遊技球を回収路に向けて案内し送出する間に、完全でなくても該回収遊技球の汚れを除去するように構成できれば、案内装置に対する付加価値が可能となり、しかも、これにより研磨機における洗浄ベルトの汚損を軽減できるという実益がある。
しかしながら、回収遊技球の洗浄のために電動モータその他の動力等を要する装置を設けることは、コストの点から適切でなく、しかも、パチンコ機の背部に位置する島の狭隘な内部空間に設置することは困難を伴うという問題がある。
本発明は、上記課題を解決し、パチンコ機の背部から排出された回収遊技球を直ちに洗浄するようにした案内装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、パチンコ機の背部から排出される回収遊技球を受取る回収トレーと、該回収遊技球を回収路に向けて送出する案内経路を備えた回収遊技球の案内装置において、前記案内経路に回収遊技球を自重で転動しながら進行させる洗浄路を構成し、該洗浄路に粗面となる洗浄手段を形成し、回収遊技球の表面の汚れを前記洗浄手段に付着させることにより回収遊技球の表面から除去するように構成して成る点にある。
前記洗浄路は、回収遊技球の進行方向を旋回させると共に転動方向を変更させる屈曲路を備えており、これにより回収遊技球のほぼ全表面の汚れを洗浄手段に対して好適に付着させることができる。
前記洗浄路は、保持手段に着脱自在に取付けられるカートリッジにより構成するのが好ましく、これにより洗浄手段が汚損され洗浄機能を低下したときは、カートリッジを交換すれば良い。
前記カートリッジは、合成樹脂により成形されたスポンジのような柔軟な海綿状の多孔質弾性体で形成することができ、成形時に溝を成形することにより洗浄路を容易に形成することができる。この場合、洗浄路には弾性体の多孔質表面による洗浄手段が形成されるので、洗浄路を転動する回収遊技球の汚れ除去機能が優れたものとなる。
前記カートリッジは、前記スポンジに代えて、保形性を有する基材と、該基材に設けた柔軟な繊維体とから構成し、洗浄路を構成する溝の表面に繊維体を臨ませることにより洗浄手段を形成することができる。繊維体は、不織布や、ブラシ状の毛足を有する絨毯等を使用することが可能となる。
請求項1に記載の本発明によれば、回収トレー13と送出口14の間に形成される案内経路15に回収遊技球12を転動しながら進行させる洗浄路20を構成し、該洗浄路20に粗面となる洗浄手段38を形成し、回収遊技球12の表面の汚れを前記洗浄手段38に付着させることにより回収遊技球12の表面から除去するように構成したものであるから、動力を使用することなく回収遊技球12の洗浄が可能になるので、低コストで案内装置11に付加価値を具備させることができ、しかも、これにより、研磨機の洗浄ベルトの汚損を軽減できるという実益がある。
請求項2に記載の本発明によれば、洗浄路20は、回収遊技球12の進行方向を旋回させると共に転動方向を変更させる屈曲路47を備えており、洗浄路20に沿って進行する回収遊技球12のほぼ全表面を洗浄手段38に接触させ、汚れを洗浄手段38に付着させる構成であるから、回収遊技球12の洗浄効果が高いという利点がある。
請求項3に記載の本発明によれば、洗浄路20は、保持手段31に着脱自在に取付けられるカートリッジ34により構成されているので、洗浄手段38が汚損され洗浄機能を低下したときは、該カートリッジ34を新たなものと交換すれば良く、メンテナンスが容易となる。尚、汚損したカートリッジ34は、清掃した後に再利用が可能であるから、経済性が良い。
請求項4に記載の本発明によれば、カートリッジ34は、合成樹脂により成形されたスポンジのような柔軟な海綿状の多孔質弾性体48で形成されるので、成形時に溝を成形することにより洗浄路20を容易に形成することができ、この場合、溝の内側に弾性体48の多孔質表面による洗浄手段38が形成される。従って、量産によりカートリッジ34を安価に提供することが可能となる。しかも、洗浄手段38を構成するスポンジ表面は、適度の柔軟性と多孔質による適度の摩擦抵抗を備えた粗面を形成するので、転動する回収遊技球12の汚れ除去機能が高いものとなる。
請求項5に記載の本発明によれば、カートリッジ34は、前記スポンジに代えて、剛性のある基材49と、該基材49に設けた柔軟な繊維体50とから構成され、洗浄路20を構成する溝の表面に繊維体50を臨ませることにより洗浄手段38を形成するものであるから、不織布51や、ブラシ状の毛足を有する絨毯等の起毛シート52により繊維体50を構成することが可能となり、その際、付着した汚れを繊維の内部に進入させることができるので、表面の汚れ除去機能が持続されるという効果がある。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(案内装置の第1実施形態)
図1ないし図4は、本発明に係る案内装置の第1実施形態を示しており、案内装置11は、パチンコ機の背部から排出される回収遊技球12を受取る回収トレー13と、受取った回収遊技球12を樋部材等を含む回収路(図示省略)に向けて送出する送出口14まで案内する案内経路15を備えている。
図例の場合、案内経路15は、受取った回収遊技球12を回収トレー13から排出する制御路16と、該制御路16を経て進行する回収遊技球12を受取り落下させる受取路17と、該受取路17から落下する回収遊技球12を通過落下させるカウンタセンサ18の装着室19と、カウンタセンサ18を経て落下した回収遊技球12を転動しながら進行させる洗浄路20により構成されている。
回収トレー13は、図2に示すように、合成樹脂により一体成形された上部開口状のトレー本体21の正面壁21aに切欠状の開口部22を形成し、該開口部23に外側から臨む断面L形の支持片23を延設し、該支持片23の内側に制御片24を装着している。制御片24は、合成樹脂の一体成形によりほぼ平行な底片24aと頂片24bを一方の側部において側片24cにより連結した全体がほぼコ字形に形成され、支持片23に装着された状態で内部に制御路16を構成し、底片24aと頂片24bの自由端の間(図示の右端)に制御路16の出口側の開口16aを形成する。この際、底片24aは、トレー本体21の底壁21bよりも下方に位置し、該底片24aの上面には側片24cの近傍から前記開口16aに向けて下向き傾斜するテーパ面25が形成されている。従って、トレー本体21に落下し受取られた回収遊技球12は、開口部22から制御路16に向けて落下することにより進入し、底片24aのテーパ面25に沿って開口16aに向けて転動する。
トレー本体21の底壁21bにはゴムシート等の弾性マット26が敷設され、パチンコ機の背部から排出された回収遊技球12の落下衝撃を緩衝しつつ受取る。トレー本体21の正面側の左右コーナ部分には、正面壁21aから底壁21bに向けて下向き傾斜する斜面21c、21cが形成され、底壁21bを開口部22に向けて収斂させるように構成され、その上に弾性マット26が敷設されている。従って、パチンコ機の背部から落下した回収遊技球12は、停滞することなくスムースに開口部22に案内される。
図3及び図4に示すように、案内経路15の上端部を構成する受取路17は、制御路16の開口16aに連通しており、該開口16aから送出された回収遊技球12を受取り下方に案内するように構成され、下側に通孔27を備えると共に、受取路17に進入した回収遊技球12を前記通孔27に向けて案内するガイド片17a、17aを設けている。
装着室19は、前記受取路17の直下に位置してカウンタセンサ18を挿脱自在に装着するハウジングを構成する。カウンタセンサ18は、上下に貫通する落下通路18aを設け、該落下通路18aを通過する回収遊技球12の個数を計測する。そこで、カウンタセンサ18を装着室19に装着した状態で、前記落下通路18aが前記通孔27の直下に連通した状態で設置されるように位置決め手段19aが設けられている。
前記受取路17と装着室19は、合成樹脂により成形されたハウジング部材28により構成され、図例の場合、ハウジング本体28aを着脱手段28cを介して蓋体28bで閉鎖し、ハウジング本体28aを固着手段29でトレー本体21に取付固定する構成を示しているが、このような構成は、1例であり、本発明を限定するものではない。
前記ハウジング部材28の下側には着脱手段30a、30bを介して合成樹脂製の連結部材30が取付固定され、該連結部材30に合成樹脂製の保持手段31が取付けられている。連結部材30には連通孔32が形成され、カウンタセンサ18の落下通路18aから落下する回収遊技球12を洗浄路20に案内する。
保持手段31は、長く延びる溝形に形成され、尾端部を嵌着レール手段等の固定手段33a、33bを介して連結部材30に着脱自在に取付固定される。この際、保持手段31は、尾端部から先端部に向けて下向き傾斜するように取付固定される。
前記保持手段31には洗浄路20を備えたカートリッジ34が着脱自在に保持されている。例えば、カートリッジ34は、保持手段31の溝部31aに着脱自在に嵌着されるブロック状等に形成され、溝部31aに嵌着した状態で固定される固定手段(図示せず)を設けているのが好ましい。
そこで、カートリッジ34に設けられた洗浄路20は、尾端側に形成された始点凹部35から先端側に形成された終点開放部36に向けて延びる溝状の通路37を構成しており、前記連通孔32から落下する回収遊技球12を始点凹部35で受取るように保持手段31に位置決めされた状態で保持されており、始点凹部35で受取った回収遊技球12を下向き傾斜する通路37に沿って転動しながら進行させ、終点開放部36から放出落下させるように構成されている。終点開放部36は、回収路の樋部材に向けて回収遊技球12が放出落下するように位置決めされ、これにより案内装置11の送出口14を構成する。この際、通路37の内側面は粗面となる洗浄手段38を形成している。尚、洗浄手段38の詳細は後述する。
以上の構成によれば、パチンコ機の背部から排出された回収遊技球12は、案内装置11の回収トレー13に受取られた後、制御路16を経て受取路17に進入し、該受取路17で進行方向を下向きに変更されて落下し、装着室19に装着されたカウンタセンサ18の落下通路19aを通過した後、連通孔32から洗浄路20の始点凹部35に進入する。
始点凹部35に進入した回収遊技球12は、洗浄路20の通路37を転動しながら進行し、そこで、回収遊技球12の汚れを前記洗浄手段38に付着させることにより該回収遊技球12の表面から除去され、その後、終点開放部36の送出口14から回収路に向けて放出落下させられる。尚、回収路に落下した回収遊技球12は、従来と同様に、回収路を経て研磨機に搬送され、洗浄ないし研磨される。
(案内装置の第2実施形態)
図5は、本発明に係る案内装置の第2実施形態を示しており、カウンタセンサ18の装着室19を洗浄路20の先端側に設けている。このため、洗浄路20は、第1実施形態の終点開放部36に代えて先端部に閉塞部36aを設け、洗浄路20の先端部に回収遊技球12を落下させる落下口36bを形成している。そして、落下口36bの直下に位置して保持手段31にハウジング39を設け、該ハウジング39により構成された装着室19にカウンタセンサ18を挿脱自在に装着するように構成している。このため、洗浄路20を転動しながら進行した回収遊技球12は、落下口36bから下向きに落下し、カウンタセンサ18の落下通路18aを通過した後、該カウンタセンサ18の下端に設けた弾性コイル40により構成された送出口14から放出落下させられる。その他の構成は、上記第1実施形態と同様であり、同一構成部材は同一符号で示している。
(案内装置の第3実施形態)
図6及び図7は、本発明に係る案内装置の第3実施形態を示しており、案内装置11は、パチンコ機の背部から排出される回収遊技球12を受取る回収トレー13と、受取った回収遊技球12を樋部材等を含む回収路(図示省略)に向けて送出する送出口14に案内する案内経路15を備えている。
案内経路15は、回収トレー13の内部に設けられている。このため、回収トレー13の内部に、回収遊技球12を受取る受取部13aと、該受取部13aの正面側に設けられた案内経路15を構成している。案内経路15は、受取部13aから進入した回収遊技球12を転動しながら進行させる洗浄路20と、該洗浄路20を通過した回収遊技球12を通過落下させるカウンタセンサ18の装着室19により構成されている。
図7に示すように、回収トレー13は、受取部13aを構成する浅底状の第1底壁41と、該第1底壁41の正面側で保持手段31を構成する深底状となる第2底壁41を形成し、両底壁41、42を垂直壁43により連結している。
受取部13aは、保持手段31に対して一対の仕切壁44a、44bで区画され、両仕切壁44a、44bの間に切欠状の開口部45を形成している。受取部13aの第1底壁41にはゴムシート等の弾性マット26が敷設され、パチンコ機の背部から排出された回収遊技球12の落下衝撃を緩衝しつつ受取る。前記仕切壁44a、44bは、開口部45に向けて収斂されるように傾斜している。従って、パチンコ機の背部から落下した回収遊技球12は、停滞することなくスムースに開口部45に案内される。
保持手段31には洗浄路20を備えたカートリッジ34が嵌入され、着脱自在に保持される。洗浄路20は、尾端側に形成された始点凹部35から先端側に形成された終点落下口36bに向けて延びる溝状の通路37を構成しており、前記受取部13aの開口部45から落下する回収遊技球12を始点凹部35で受取るように配置されている。この際、洗浄路20は、始点凹部35で受取った回収遊技球12を通路37に沿って転動しながら進行させるように終点落下口36bに向けて下向き傾斜するように形成されている。そして、通路37の内側面は粗面となる洗浄手段38を形成している。尚、洗浄手段38の詳細は後述する。
保持手段31を構成する第2底壁42は、落下口36bの直下に位置して通孔46を形成し、該通孔46の直下にハウジング39を設け、該ハウジング39により構成された装着室19にカウンタセンサ18を挿脱自在に装着するように構成している。このため、洗浄路20を転動しながら進行した回収遊技球12は、落下口36bから下向きに落下し、通孔46を経てカウンタセンサ18の落下通路18aを通過した後、該カウンタセンサ18の下端に設けた弾性コイル40により構成された送出口14から放出落下させられる。尚、送出口14は、放出落下する回収遊技球12を回収路に向けて案内するように位置決めされている。
(洗浄路の基本的実施形態)
上記何れの実施形態に係る案内装置11においても、洗浄路20は、図8に示すように、下向き傾斜させられた上流側から下流側に向けて、溝路が蛇行するように形成されており、自重で転動しながら進行する回収遊技球12の進行方向を旋回させると共に転動方向を変更させる屈曲路47を備えている。このような屈曲路は、少なくとも1個所、好ましくは複数個所に設けられており、図例では、上流側から順に、第1屈曲路47aと第2屈曲路47bを示している。
そこで、上流側から転動しながら進行する回収遊技球12(図示の12a)は、進行方向F1に向けて転動方向R1で転がりながら進行した後、第1屈曲路47aを通過する際、回収遊技球12bとして示すように進行方向F2へと旋回し、それに伴って回転方向を転動方向R2に変更する。更に、第2屈曲路47bを通過する際、回収遊技球12cとして示すように進行方向F3へと旋回し、それに伴って回転方向を転動方向R3に変更する。
このため、洗浄路20に沿って進行する回収遊技球12は、そのほぼ全表面が万遍なく粗面とされた洗浄手段38に接触させられ、表面の汚れを洗浄手段38に付着させることが可能となる。
上述のように、洗浄手段38を備えた洗浄路20は、回収遊技球12が洗浄路20の始点から終点まで転動しながら進行する間に、その完全な洗浄を可能にすることを目的としないが、実験によれば、複数の屈曲路47を設けることにより、洗浄路20の顕著な汚損が確認され、回収遊技球12の汚れが洗浄手段38に移転されていることを確認できることから、実用に供し得る洗浄効果がある。
そこで、洗浄路20が著しく汚損されると、洗浄効果が低下するので、該洗浄路20を清掃することにより汚れを落とす必要があるが、上述のように保持手段31に着脱自在なカートリッジ34を構成することにより、カートリッジ34の交換が可能になるので、メンテナンスが容易となる。尚、取外したカートリッジ34は、水洗等により汚れを洗い落とすことにより再使用が可能であり、経済的に使用できる。
(洗浄手段の第1実施形態)
図9(A)は、洗浄路20の内側面を構成する洗浄手段38の第1実施形態を示している。カートリッジ34は、スポンジのような合成樹脂により成形された柔軟な海綿状の多孔質弾性体48により形成されており、洗浄路20の内側面に該弾性体48の多孔質表面を露出させることにより粗面となる洗浄手段38を構成している。
従って、上述の屈曲路47や始点凹部35等を有する任意の形状の洗浄路20を備えたカートリッジ34を合成樹脂の発泡成形により容易に製造し安価に提供することができるだけでなく、洗浄効果の高い洗浄手段38が構成される。即ち、スポンジ状の柔軟な多孔質弾性体48は、表面の摩擦抵抗が大きく、これにより転動中の回収遊技球12の汚れを拭き取って弾性体48の表面に付着させる機能が高い。しかも、鋼球から成る回収遊技球12の自重を受けて弾性体48の表面が適度に弾性変形するので、該回収遊技球12が沈み加減で転動することにより、比較的広い面積での面接触による汚れの除去が可能になる。
(洗浄手段の第2実施形態)
図9(B)は、洗浄路20の内側面を構成する洗浄手段38の第2実施形態を示している。カートリッジ34は、保形性を有する基材49と、該基材49に設けた柔軟な繊維体50とから構成され、該繊維体50をシート状の不織布51により形成している。具体的には、合成樹脂の一体成形により洗浄路20の溝を備えた基材49を形成し、前記溝を含む基材49の表面に不織布51を敷設することにより、内側面に該不織布51の粗面により洗浄手段38を備えた洗浄路20を形成する。
不織布51により洗浄手段38を形成した実施形態によれば、付着した汚れを不織布51の繊維の内部に進入させることにより、表面の汚れ除去機能を持続でき、優れた耐用期間のものとなる。
(洗浄手段の第3実施形態)
図9(C)は、洗浄路20の内側面を構成する洗浄手段38の第3実施形態を示している。カートリッジ34は、保形性を有する基材49と、該基材49に設けた柔軟な繊維体50とから構成されており、この点は図9(B)の第2実施形態と同様であるが、該繊維体50をブラシ状の毛足を有する絨毯等の起毛シート52により形成している。具体的には、合成樹脂の一体成形により洗浄路20の溝を備えた基材49を形成し、前記溝を含む基材49の表面に起毛シート52を敷設することにより、内側面に該シート52の毛羽面により洗浄手段38を備えた洗浄路20を形成する。尚、シート52の毛羽面は、回収遊技球12の自重による転動を阻止しない程度の毛足を有するものであれば良い。
起毛シート52により洗浄手段38を形成した実施形態によれば、付着した汚れを起毛シート52の繊維の内部に進入させることにより、表面の汚れ除去機能を持続でき、優れた耐用期間のものとなる。
本発明に係る案内装置の第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る案内装置の回収トレーを示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る案内装置の案内路を示す斜視図である。 前記案内路の分解斜視図である。 本発明に係る案内装置の第2実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る案内装置の第3実施形態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る案内装置の分解斜視図である。 本発明に係る洗浄路の基本的実施形態を示す平面図である。 本発明に係る洗浄路の洗浄手段を示しており、(A)は洗浄手段の第1実施形態を示す断面図、(B)は洗浄手段の第2実施形態を示す断面図、(C)は洗浄手段の第3実施形態を示す断面図である。 遊技球の回収システムを示す従来技術の説明図である。
符号の説明
11 案内装置
12 回収遊技球
13 回収トレー
14 送出口
15 案内経路
18 カウンタセンサ
19 装着室
20 洗浄路
31 保持手段
34 カートリッジ
38 洗浄手段
47 屈曲路
48 多孔質弾性体
49 基材
50 繊維体

Claims (5)

  1. パチンコ機の背部から排出される回収遊技球(12)を受取る回収トレー(13)と、該回収遊技球(12)を回収路に向けて送出する案内経路(15)を備えた回収遊技球の案内装置において、
    前記案内経路(15)に回収遊技球(12)を自重で転動しながら進行させる洗浄路(20)を構成し、該洗浄路(20)に粗面となる洗浄手段(38)を形成し、回収遊技球(12)の表面の汚れを前記洗浄手段(38)に付着させることにより回収遊技球(12)の表面から除去するように構成して成ることを特徴とするパチンコにおける回収遊技球の案内装置。
  2. 前記洗浄路(20)は、回収遊技球(12)の進行方向(F)を旋回させると共に転動方向(R)を変更させる屈曲路(47)を備えて成ることを特徴とする請求項1に記載のパチンコにおける回収遊技球の案内装置。
  3. 前記洗浄路(20)を形成するカートリッジ(34)と、該カートリッジ(34)を着脱自在に保持する保持手段(31)を備えて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコにおける回収遊技球の案内装置。
  4. 前記カートリッジ(34)は、合成樹脂により成形された柔軟な海綿状の多孔質弾性体(48)から成り、該弾性体(48)に設けた溝により前記洗浄路(20)を形成すると共に、該弾性体(48)の多孔質表面により前記洗浄手段(38)を形成して成ることを特徴とする請求項3に記載のパチンコにおける回収遊技球の案内装置。
  5. 前記カートリッジ(34)は、保形性を有する基材(49)と、該基材(49)に設けた繊維体(50)とから構成され、前記洗浄路(20)を構成する溝の表面に繊維体(50)を臨ませることにより前記洗浄手段(38)を形成して成ることを特徴とする請求項3に記載のパチンコにおける回収遊技球の案内装置。
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