JPH1147426A - メダル等の研磨方法及び研磨装置 - Google Patents

メダル等の研磨方法及び研磨装置

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JPH1147426A
JPH1147426A JP9210906A JP21090697A JPH1147426A JP H1147426 A JPH1147426 A JP H1147426A JP 9210906 A JP9210906 A JP 9210906A JP 21090697 A JP21090697 A JP 21090697A JP H1147426 A JPH1147426 A JP H1147426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実施装置の機械要素が簡単、小型にして安価に
でき、しかもコイン等を傷つける恐れのない新規なコイ
ン等の研磨方法及びその方法の実施に用いる研磨装置を
提供する。 【解決手段】重力による垂れ下がりの状態で吊した相対
する布を、コイン等が該布間に上方から投入されたとき
に該布間を押し分けて自由落下し得る大きさの押圧力を
以って相互に接触させておき、しかしてコイン等を上記
布間を自由落下させることにより上記布で研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダル、コイン、
球等を研磨する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のメダル遊技機が設置された遊技場
では、使用後のメダルを研磨もしくは洗浄したのちメダ
ル遊技機に補給することがなされている。このメダルの
研磨もしくは洗浄の方法としては、1)ペレットと称さ
れるプラスチック粒の吸着を利用してメダルを磨く方
法、2)湯中でメダルをブラッシングする方法、3)洗
浄液中でメダルをパーツフィーダによって振動させて汚
れを浮き出させる方法等がある。このうち一般的な方法
である1)の方法では、一度ペレットと混ぜるため、研
磨ないしは清浄化後にメダルとペレットとを分離するた
めの特別な装置を必要とした。又2)、3)の方法で
は、液を多量に扱うので煩わしく、又乾燥工程も必要と
なって装置が大きくなってしまうと言う問題があった。
一方、球を布で研磨する方法が知られており、これをメ
ダルに応用しようとする方法も提案されて来ている。例
えば特開平8ー19658「コイン・球研磨装置」に開
示されているように、ロール状に巻かれた2本の研磨布
間を押圧板で押さえつけ、この部分にメダルを回転駆動
させながら送ってゆき研磨するものがある。この方法で
はメダルを1枚づつ移行させるための装置を必要とし、
又メダルに負荷(力)を掛けるのでメダルが傷つき易い
ということがあった。一方2本の研磨布を間隔を開けて
並行に配しその間にメダルを通ししかも該研磨布にメダ
ルを擦り付けるようにしてメダルを磨く方法も提案され
ている。例えば特開平5ー49750には、対向面上に
それぞれ研磨布が敷かれた2枚の板を、研磨布間の間隙
がメダルの厚みより幾分広い間隙となるようにして垂直
かつ並行的に設けるとともにこの板を駆動手段によって
並行的(上下方向)に相対変位させ、しかして研磨布間
に投入したメダルを上記間隙を通して重力により降下さ
せる間に、上記2枚の板の相対変位によって生起させる
メダル表面と研磨面との摺動によって研磨もしくは清浄
化する方法が開示されている。この方法では板を上下方
向に相対変位させる駆動装置を必要とする上に間隙の調
整が必要となり、又メダルにはかなり大きい負荷(力)
が加えられるのでメダルが傷つき易いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、メダル、コ
イン、球等(以下、メダル等と言う)を上下方向に並行
状に配した2枚の布状研磨部材間に上端からメダル等を
投入し下端から落下放出させ、その間にメダル等を研磨
もしくは清浄化するようにする研磨方法であって、実施
装置の機械要素が簡単、小型、かつ安価にでき、しかも
メダル等を傷つける恐れのない新規なメダル等の研磨も
しくは清浄化方法及びその実施装置を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の作用・効果】上
記課題を解決するための請求項1に記載の本発明のメダ
ル等の研磨方法は、垂れ下がりの状態で吊した相対する
布状研磨部材を、メダル等が該相対する布状研磨部材間
に上方から投入されたときに該相対する布状研磨部材間
を押し分けて自由落下し得る大きさの押圧力を以って相
互に接触させておき、しかしてメダル等を上記相対する
布状研磨部材間を自由落下させることにより上記布状研
磨部材で研磨することを特徴とする。
【0005】この請求項1に記載の本発明のメダル等の
研磨もしくは清浄化方法を、その原理的な構成を示す図
1と図4とに基づくとともに、その基本的な構成例を示
した図2と図3とにも基づいて説明する。本発明の研磨
方法によれば、図1に示したように、相対する2つの布
状研磨部材1、2が実質的に静止状態で重力による垂れ
下がりの状態で吊されるとともに両布状研磨部材1、2
を相互に接触する状態に保持するために押圧力3が布状
研磨部材面に沿ってできるだけ均一に加えられる。上記
押圧力3の大きさは、メダル等が上端側から布状研磨部
材間に投入されたときに該2つの布状研磨部材1、2間
を押し分けて自由落下して途中で滞ることが生じないよ
うに比較的小さくされる。かくしてメダル等4を上記2
枚の相互に接触した布状研磨部材間を自由落下させるこ
とにより該メダル等の表面を上記2つの布状研磨部材で
擦って研磨もしくは清浄化するものである。このように
単に布状研磨部材1、2間を静的に押圧するための押圧
手段を用いる外は、2つの布状研磨部材のための駆動装
置等の特別の装置を用いることを要せず、この方法を実
施する際の装置の機械要素は簡単で、小型かつ安価に作
製でき、しかもメダル等を傷つける恐れがなく、光沢の
ある研磨が容易に行える。又布状研磨部材1、2は図1
に示したようにほぼ垂直に垂れ下げられてメダル等がほ
ぼ垂直に自由落下する場合だけでなく、例えば図2に示
したように布状研磨部材1、2を該垂直線を含み該布状
研磨部材面と直交する面(図2の紙面)内で傾斜する傾
斜面提供体5の傾斜面5aに沿うように垂れ下げること
により、上記押圧力を布状研磨部材自体の重力を利用し
て加えることができる。即ち上記傾斜面提供体5を押圧
手段として用いることで、特別な押圧力印可装置をも設
けることなく上記押圧力を得ることができる。なお、上
記傾斜面は螺旋状に下る傾斜面であってもよい。なお又
この場合メダル等の傾斜面を向く側の面の研磨がより多
く行われる傾向があるが、メダル等をランダムに繰り返
し投入することにより両面は均等に研磨されるようにな
る。又、押圧手段として図3に示したように垂直に垂れ
下げられた布状研磨部材1、2の一方の布状研磨部材1
に沿って台板6を配するととともに、布状研磨部材2の
側からほぼ一定圧力に調整された流体、より好ましくは
気体が詰められた流体バッグ7を例えば間隔をおいて多
数配置したものも好ましく用いることができる。メダル
等が布状研磨部材間で多数詰まりかけたときでも、やが
て多数のメダル等の重量によって流体バッグ7が押し退
けられて一挙に落下させるようにするので、メダル等の
詰まりがよく防止される。又図4に示したように布状研
磨部材1、2の幅の一方の端縁に沿ってメダル等4の落
下通路の側壁面8aを提供する側壁提供体8を配すると
ともに該側壁提供体8ともども上記布状研磨部材1、2
を、該布状研磨部材面を含む面内で上記側壁提供体8側
に傾斜させることにより、図4(ロ)に示したようにメ
ダル等4の側面は上記傾斜された側壁面8a(必要に応
じ該側壁面8a上には布状研磨部材が貼られる)に接し
ながら落下してメダル等に回転運動が与えられるととも
に該メダル等の側面も研磨されるようにすることができ
る。なお、2つの布状研磨部材1、2の重力によって垂
下した先端は完全な自由終端とする以外に、メダル等が
布状研磨部材1、2間を自由落下する間に滞ることがな
いようにする限りは該終端を補助的に、重りを付けて引
っ張ったりばねを介して引っ張ったりしてもよい。又、
相対する布状研磨部材1、2は、それぞれ独立の2枚の
布状研磨部材を用いる場合に限られず、例えば長い袋状
に形成されたものを押し潰して扁平状としたものの相対
する2面で与えられるようにしてもよいし、或は又相対
する布状研磨部材1もしくは2又は1と2のそれぞれを
複数枚の布状研磨部材で構成するようにしてもよい。
又、上記布状研磨部材1、2には洗浄液や抗菌剤を滴下
し又は含浸させてメダル等の研磨の際の清浄化効果や抗
菌効果を高めるようにすることもできる。又、研磨もし
くは清浄化対象としてのメダル等の大きさには制限がな
く、又厚みがほぼ一定なら異なる大きさのメダル等が混
在していてもよく、又メダル等の形状自体もペレット状
であろうと球体であろうとかまわない。
【0006】又、布状研磨部材1、2の素材としては、
例えば綿布等の各種織物や場合によっては紙製品等の、
一般布地様の柔らかくてかつある程度の強度と耐摩耗性
のあるものであれば何でも使用可能である。そのうち綿
織物であってタオル地において見られるように毛羽立ち
繊維が伸びた柔らかいものでかつほこりの発生が少ない
ものは特に好ましい。
【0007】請求項2に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、垂れ下げられた相対する布状研磨部材と、メダ
ル等が該相対する布状研磨部材間に上方から投入された
ときに該メダル等が該相対する布状研磨部材間を押し分
けて自由落下し得る大きさの押圧力を以って該相対する
布状研磨部材を相互に接触させるための押圧手段とを備
え、メダル等を上記相対する布状研磨部材間を自由落下
させることにより上記布状研磨部材で研磨することを特
徴とする。
【0008】このメダル等の研磨装置の発明は、上記請
求項1に記載のメダル等の研磨方法の発明の実施に直接
用いる研磨装置の発明であり、上記請求項1に記載の研
磨方法の発明の作用・効果と同様の作用・効果を奏す
る。請求項3に記載の本発明のメダル等の研磨装置は、
請求項2に記載のメダル等の研磨装置において、上記押
圧手段は、上記相対する布状研磨部材を傾斜面に沿った
垂れ下がり状態とするための傾斜面提供体であることを
特徴とする。
【0009】この発明のメダル等の研磨装置では、図2
に本発明の1つの基本的な構成例として示したように、
押圧手段として、相対する2つの布状研磨部材1、2を
該垂直線を含みかつ該布状研磨部材の面と直交する面
(図2の紙面)内で傾斜する面5aを提供する傾斜面提
供体5を用いる。この傾斜面に沿って垂れ下げられた上
記布状研磨部材1、2の間には重力だけを利用して上記
押圧力を与えることができる。なお、上記傾斜面提供体
の傾斜面は螺旋状に降下する傾斜面とし、上記布状研磨
部材1、2を該螺旋状の傾斜面上に沿って垂れ下がるよ
うにし、メダル等が上記布状研磨部材1、2間に形成し
た螺旋状の通路を自由落下するようにすることもでき
る。
【0010】請求項4に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、請求項2に記載のメダル等の研磨装置におい
て、上記押圧手段は、少なくとも一方の布状研磨部材を
押圧するための一定圧力の流体が詰められた流体バッグ
であることを特徴とする。この発明のメダル等の研磨装
置では、図3に本発明の1つの基本的な構成例として示
したように、上記押圧手段としてほぼ一定圧力の流体、
より好ましくは気体が充填された流体バッグを好ましく
用いる。
【0011】請求項5に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、請求項2に記載のメダル等の研磨装置におい
て、上記押圧手段は、上記相対する布状研磨部材をジグ
ザグに曲げながら通すための挿通路を供するジグザグ曲
がり挿通路提供体であることを特徴とする。
【0012】布状研磨部材1、2を傾斜させるのに図2
に示したように一方向に傾斜させるだけでは該傾斜面と
布状研磨部材1又は2を介して接するメダル等の下側表
面だけがメダル等自体の自重が加算されたより大きい圧
力で布状研磨部材1又は2と接するためランダムに何回
か布状研磨部材1、2間を自由落下させてメダル等の両
面が均等に研磨されるようにする必要がある。この発明
の研磨装置では、布状研磨部材1、2がジグザグに方向
を変えて繰り返し傾斜するようにするためにジグザグ曲
がり挿通路提供体が用いられ、一回の自由落下でメダル
等の両面は上記布状研磨部材1又は2との間で均等な接
触圧力で接っすることになり、該両面は均等に研磨され
るようになる。
【0013】請求項6に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、請求項5に記載のメダル等の研磨装置におい
て、上記ジグザグ曲がり挿通路提供体は、上記相対する
布状研磨部材をジグザグに曲げながら通すための挿通路
が複数段に形成された梯子型枠体であることを特徴とす
る。
【0014】この発明のメダル等の研磨装置では、図5
に、より具体的な研磨装置の構成例として示したよう
に、1回以上の布状研磨部材1、2のジグザグが、複数
段の挿通路9a、9bが形成された梯子型枠体9によっ
て形成される。図5の梯子型枠体9は、ここでは長い布
状研磨部材からなる袋10を押し潰してできる相対する
2つの布状研磨部材1、2を、挿通路9a、9bに通す
ことによって、1回のジグザグを与えるものである。全
体としては垂直方向に垂れ下げられたジグザグの布状研
磨部材からなる袋10によって与えられた布状研磨部材
1、2に、図6(イ)に示したように上方からメダル等
を投入すると、図6(ロ)に示したように最初に斜め下
方に向かう挿通路9a内でメダル等の一方の面が主とし
て布状研磨部材1で研磨され、続いて図6(ハ)に示し
たように次ぎの戻しの斜め下方に向かう挿通路9bに向
かう間に反対側の面が布状研磨部材2に触れ始め、図6
(ニ)に示したように戻しの挿通路9b内でメダル等の
反対側の面が布状研磨部材2で主として研磨されたの
ち、図(ホ)に示したように相対する2つの布状研磨部
材1、2の下方から排出される。この梯子型枠体9を縦
に重ねることによって布状研磨部材1、2に多数のジグ
ザグ曲がりを与える梯子型枠体を得ることができる。図
7はそのようにして構成された、布状研磨部材1、2に
多数のジグザグを与えるようにする梯子型枠体11を例
示する。この梯子型枠体11には、布状研磨部材1、2
をジグザグに挿通するための挿通路11a,11bが多
段に繰り返し設けられている。なお、梯子型枠体11は
面12で2つ割にされていて各部分は図示しない蝶番で
開閉自由とされた例を示しており、布状研磨部材1、2
(ここでは長い布状研磨部材の袋10)を挟んでから閉
じることによって一度に多数のジグザグ曲がりに曲がっ
た相対する2つの布状研磨部材1、2が得られるように
している。なお、多数のジグザグ曲がりを有する布状研
磨部材1、2を形成するための梯子型枠体としてはもっ
と単純に、長い長方形の板の長手方向に、布状研磨部材
1、2を繰り返しジグザグに通すための挿通路として、
断面が四辺形の窓孔(該板の面に対して垂直な孔)を間
隔をおいて多数段に穿っただけのものであってもよい。
【0015】なお、これまでの図に基づいた説明では、
2つの布状研磨部材1、2の垂れ下がった先は自由終端
とされた場合を示しているが、例えば図8に示したよう
に、布状研磨部材1、2は実質的には静止状態と変わら
ないが該布状研磨部材1、2を、それぞれ巻きもの1
3、14から少しづつ巻き取り芯15、16dの周りに
巻き上げて行くようにして布状研磨部材の交換の手間を
省くようにしてもよい。ただしその際には、布状研磨部
材1、2は、巻きもの13、14によって余り強く引っ
張られて上記押圧力が過大となり、メダル等が布状研磨
部材間で滞ることがないようにする。
【0016】請求項7に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、請求項5に記載のメダル等の研磨装置におい
て、上記ジグザグ曲がり挿通路提供体は、ジグザグに曲
げられた弾力的撓み性の2枚のベルトを間隔をおいて並
行状に配することにより該2つのベルト間にジグザグの
挿通路を形成するものであることを特徴とする。
【0017】この発明のメダル等の研磨装置は、弾力的
撓み性を具えるベルト2本を同じようにジグザグに曲げ
るとともに相互に間隔をおいて並行状に配置することに
より、相対する2つの布状研磨部材1、2を通す挿通路
を形成するようにしたので、これによってジグザグに曲
げられた布状研磨部材間をメダル等が落下する間にメダ
ル等が滞って複数のメダル等が集まりかけても、メダル
等の重力でベルトが撓んで退き、集まりかけたメダル等
を一気に排出するので、メダル等の詰まりが生じ難いジ
グザグ曲がり挿通路提供体となる。
【0018】請求項8に記載の本発明のメダル等の研磨
装置は、請求項1から7までのいずれかに記載のメダル
等の研磨装置において、上記相対する布状研磨部材の幅
の少なくとも一方を限界するとともにメダル等の自由落
下通路の側壁面を形成する側壁部材を配し、しかして上
記相対する布状研磨部材の全体としての垂れ下げ方向
を、該布状研磨部材の面を含む面内で上記隔壁部材のあ
る側に傾斜させたことを特徴とする。
【0019】この発明のメダル等の研磨装置は、上記図
4に示したように2つの布状研磨部材間に投入したメダ
ル等は落下通路内を自由落下する間に該落下通路の上記
側壁部材の側壁面に接しながら落ちるようにするのでメ
ダル等は回転しながらその側面も均一に研磨される。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施形態としての
メダル連続研磨装置を図9から図12までに基づいて説
明する。この実施形態は上記弾力的撓み性のベルトをジ
グザグ曲がり挿通路提供体として用いた場合の例であ
る。なお、図9はこの実施形態のメダル連続研磨装置の
研磨機(本発明の研磨装置)の垂直断面図(正面面)で
あり、図10はメダルが連続的に投入されているときの
上記研磨機の垂直断面図(正面図)であり、図11はこ
の実施形態のメダル連続研磨装置の全体の正面図であ
り、図12は上記メダル連続研磨装置の全体の側面図で
ある。
【0021】メダル連続研磨装置20において、後述す
る空検知センサ(43)によってメダル量の不足が検知
されたときは一定量の汚れたメダル4が、塗りつぶしの
矢印で示すように、タンク21から送出コンベア22に
よって研磨機用りフター23の下部に置かれた研磨機用
リフター下部ホッパー24内へ流され補給される。一
方、メダル遊技機で使用済みの汚れたメダルが後述する
回収コンベア(39)に乗って回収されてきて、上記研
磨機用リフター下部ホッパー24内へ流される。そこか
ら研磨機用リフター23で上端まで持ち上げられる。持
ち上げられた汚れたメダル4は、投入用排出口25から
排出されて、研磨機26上部の投入口27から扁平な布
袋28内へ向けて投入される。
【0022】研磨機26の対向する縦に長い2枚の板2
9の間には、ほぼ同じようにジグザグに曲げられた2本
の弾力的撓み性の長いベルト30、30が、該2本のベ
ルト間にジグザグの通路が形成されるように間隔を置い
て上下方向に長く配設されている。上記2本のベルト3
0、30はそれぞれその上下両端において取り付け金具
31によって固定されている。なお、上記ジグザグ通路
の、メダルの自由落下の際に落下方向を変える部分の幅
W(図8)は、メダルの詰まりを防止するためにメダル
の外径よりも充分大きくしてある。しかして上記布袋2
8は上記ジグザグのベルト30、30間に形成されたジ
グザグ通路内にジグザグの垂れ下り状態で配置されてい
る。上部投入口27から布袋28内に多量に、又時に重
なりあって投入された上記汚れたメダルは程なく相対す
る布部1、2によって1枚づつに分離されて布部(1、
2)間に分散し自由落下する。そしてその自由落下の間
にメダルの両表面が上記2つの布部1又は2と交互に摺
れて研磨され、傷のない光沢性の表面状態が特徴的な清
浄メダルが排出口32から放出される。もし、メダルが
上記布部1、2間を自由落下する間にメダルが滞ること
が起こりかけてもそのときは上記ベルト30、30が滞
ったメダルの重力によって自然に撓んで上記滞って溜ま
りかけたメダルを放出するので、メダルの詰まりは未然
に防止される。なお、布袋の素材としてここでは綿布が
好適に用いられている。
【0023】研磨機26から放出された清浄化されたメ
ダルは白抜きの矢印で示したように、機械的衝撃からメ
ダルを守るための緩衝器33に受け止められ、次いで補
給用リフター下部ホッパー34まで流れ込み、そこから
補給用リフター35によって持ち上げられ、振分器36
に送り込まれる。振分器36では、遊技場に設置された
図示しない多数のメダル遊技機からのメダル要求信号を
受けた制御装置(図示しない)の送出指令に従って所定
量のメダルが振り分けられ、メダル補給用ホッパー37
を介して補給コンベアー38上に送出される。送出され
た清浄なメダルは、上記補給コンベアー38に乗って各
メダル遊技機の補給装置にまで送られ、そこで必要量の
メダルが当該メダル遊技機に補給されるようにされる。
各遊技機で使用済みの汚されたメダル及び時に余分とな
った清浄なメダルは回収コンベアー39に乗せられて戻
され、上記研磨機用リフター下部ホッパー24内に回収
される。上記研磨機用リフター下部ホッパー24内の主
として汚れたメダルからなるメダルは再び研磨機用リフ
ター23で持ち上げられて循環する。なお振分機36で
は、メダル遊技機からのメダル要求信号がなく清浄メダ
ルが余るときは、該清浄メダルの一部又は全部を返却シ
ュート40側に振り分けらて放出し、返却シュート40
を介してタンク21内に戻される。なお、上記研磨機用
リフター下部ホッパー24には満杯検知センサ42と空
検知センサ43とが設けられていて、該センサ42、4
3からの検知信号を受けた上記制御装置が所定の必要な
動作を開始させるようになっている。又上記補給用リフ
ター下部ホッパー34には満杯センサ44が設けられて
いて、該センサ44の検知信号を受けた制御装置が所定
の必要な動作を開始させるようになっている。なお、先
に述べたように上記送出コンベアー22の起動開始は、
上記研磨機用リフター下部ホッパー24内の空検知セン
サ43の検知信号を受けて制御装置から発せられる起動
指令信号によって行われる。
【0024】なお、研磨機26の布1、2が磨耗したり
汚れたりして交換を要するときは、上記研磨機26全体
をカートリッジ方式で間単に交換することで行うことが
できる。上記実施形態のメダル連続研磨装置20は、研
磨機26として本発明のメダル等の研磨装置を用いたこ
とに伴って、連続研磨装置全体としも機械要素が簡単で
すみ、能力の割には小型にもでき、又安価に製作でき、
しかも研磨後のメダルは傷のないきれいな光沢のあるも
のとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメダル等の研磨方法の最も原理的な構
成を説明するための図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は側面図である。
【図2】本発明のメダル等の研磨方法の基本的な1つの
構成を説明するための図である。
【図3】本発明のメダル等の研磨方法の基本的な他の1
つの構成を説明するための図である。
【図4】本発明のメダル等の研磨方法の原理的な構成を
補足説明するための図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は側面図である。
【図5】図2に示した本発明のメダル等の研磨方法の基
本的な1つの構成を実施するためのより具体的な研磨装
置の構成例を説明する図である。
【図6】上記構成例の研磨装置によってメダル等の研磨
を行ったときの一連の研磨動作を説明するための図であ
る。
【図7】図2に示した本発明のメダル等の研磨方法の基
本的な1つの構成を実施するための更により具体的な研
磨装置の構成例を説明する図である。
【図8】本発明のメダル等の研磨方法の基本的な構成を
補足説明するための図である。
【図9】本発明の1つの実施形態としてのメダル連続研
磨装置の、研磨機(本発明の研磨装置)の垂直断面図
(正面図)である。
【図10】上記実施形態のメダル連続研磨装置の、研磨
機(本発明の研磨装置)の、メダルの連続的な研磨を行
っている状態の垂直断面図(正面図)である。
【図11】上記実施形態のメダル連続研磨装置の全体の
正面図である。
【図12】上記実施形態のメダル連続研磨装置の全体の
側面図である。
【符号の説明】
1、2…相対する布状研磨部材 3…押圧力 4…メダル等 5…傾斜面提供体(押圧手段) 7…流体バッグ(押圧手段) 9、11、30…ジグザグ曲がり挿通路提供体(押圧手
段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂れ下がりの状態で吊した相対する布状
    研磨部材を、メダル等が該相対する布状研磨部材間に上
    方から投入されたときに該相対する布状研磨部材間を押
    し分けて自由落下し得る大きさの押圧力を以って相互に
    接触させておき、しかしてメダル等を上記相対する布状
    研磨部材間を自由落下させることにより上記布状研磨部
    材で研磨することを特徴とするメダル等の研磨方法。
  2. 【請求項2】 垂れ下げられた相対する布状研磨部材
    と、メダル等が該相対する布状研磨部材間に上方から投
    入されたときに該メダル等が該相対する布状研磨部材間
    を押し分けて自由落下し得る大きさの押圧力を以って該
    相対する布状研磨部材を相互に接触させるための押圧手
    段とを備え、メダル等を上記相対する布状研磨部材間を
    自由落下させることにより上記布状研磨部材で研磨する
    ことを特徴とするメダル等の研磨装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のメダル等の研磨装置に
    おいて、上記押圧手段は、上記相対する布状研磨部材を
    傾斜面に沿った垂れ下がり状態とするための傾斜面提供
    体であることを特徴とするメダル等の研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のメダル等の研磨装置に
    おいて、上記押圧手段は、少なくとも一方の布状研磨部
    材を押圧するための一定圧力の流体が詰められた流体バ
    ッグであることを特徴とするメダル等の研磨装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のメダル等の研磨装置に
    おいて、上記押圧手段は、上記相対する布状研磨部材を
    ジグザグに曲げながら通すための挿通路を供するジグザ
    グ曲がり挿通路提供体であることを特徴とするメダル等
    の研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のメダル等の研磨装置に
    おいて、上記ジグザグ曲がり挿通路提供体は、上記相対
    する布状研磨部材をジグザグに曲げながら通すための挿
    通路が複数段に形成された梯子型枠体であることを特徴
    とするメダル等の研磨装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のメダル等の研磨装置に
    おいて、上記ジグザグ曲がり挿通路提供体は、ジグザグ
    に曲げられた弾力的撓み性の2枚のベルトを間隔をおい
    て並行状に配することにより該2つのベルト間にジグザ
    グの挿通路を形成するものであることを特徴とするメダ
    ル等の研磨装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7までのいずれかに記載の
    メダル等の研磨装置において、上記相対する布状研磨部
    材の幅の少なくとも一方を限界するとともにメダル等の
    自由落下通路の側壁面を形成する側壁部材を配し、しか
    して上記相対する布状研磨部材の全体としての垂れ下げ
    方向を、該布状研磨部材の面を含む面内で上記隔壁部材
    のある側に傾斜させたことを特徴とするメダル等の研磨
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009148347A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Sanei:Kk パチンコにおける回収遊技球の案内装置
JP5525072B1 (ja) * 2013-01-21 2014-06-18 日本金銭機械株式会社 円盤状体研磨装置

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