JP2009148233A - 喫煙物品 - Google Patents

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史裕 大森
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Abstract

【課題】喫煙時に従来の喫煙物品とは異なる感覚刺激を与える喫煙物品を提供する。
【解決手段】本発明の喫煙物品は、香味成分を発生する香味発生材と、前記香味発生材を内包し、吸口側の端部に感覚刺激成分が添加された筒状体とを具備したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、喫煙物品に関する。
シガレット等の喫煙物品は、葉タバコ等の香味をたのしむ代表的な喫煙物品である。近年では、喫煙者の嗜好の多様化に応えるべく、多くの喫煙物品において、タバコ刻み又はフィルタに種々の香味成分を添加している。例えば、特許文献1には、p−ヒドロキシベンジルアルキルエーテルを使用すると、異味異臭を抑制すると共に優れた香気香味を賦与できることが記載されている。
特開平8−107781号公報
このように、喫煙時に種々の感覚刺激を与えうる喫煙物品が開発されてきた。しかしながら、従来の喫煙物品は、喫煙者に限られた感覚刺激しか与えることができず、その多様化する嗜好に十分に応えられなくなりつつある。
そこで、本発明は、喫煙時に従来の喫煙物品とは異なる感覚刺激を与えうる喫煙物品を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、香味成分を発生する香味発生材と、前記香味発生材を内包し、吸口側の端部に感覚刺激成分が添加された筒状体とを具備したことを特徴とする喫煙物品が提供される。なお、本文脈において「吸口側の端部」とは、上記の筒状体のうち、喫煙者の唇に直接に接触する部分及び/又は口内に挿入される部分を意味する。
本発明によると、喫煙時に従来の喫煙物品とは異なる感覚刺激を与えることが可能となる。
以下、本発明の態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る喫煙物品の一例を概略的に示す斜視図である。
この喫煙物品は、シガレット本体10とフィルタ20とチップペーパ30とを含んだシガレットである。
シガレット本体10は、香味発生材11と巻紙12とを含んでいる。シガレット本体10は、柱状、典型的には円柱状である。
香味発生材11は、例えば、刻みタバコを含んでいる。刻みタバコは、燃焼に伴った加熱により、例えば、ガス状の香味成分を発生する。
巻紙12は、香味発生材11を柱状に巻いている。典型的には、巻紙12は、香味発生材11を略円柱形状に巻いている。
フィルタ20は、柱状、典型的には円柱状であり、例えば、互いに接合した多数の繊維を含んでいる。フィルタ20は、香味成分等の添加剤を更に含んでいてもよい。また、先の繊維は、巻取紙で巻かれていてもよい。
フィルタ20の径は、シガレット本体10の径とほぼ等しい。フィルタ20は、その側面が巻紙12とほぼ面一になるように、シガレット本体10に対して吸口側に位置している。
チップペーパ30は、フィルタ20の側面を被覆している。チップペーパ30は、巻紙12と部分的に重なり合っており、この重複部で巻紙12に接着されている。このようにして、チップペーパ30は、シガレット本体10とフィルタ20とを一体化している。なお、チップペーパ30と巻紙12とは、筒状体を構成している。
筒状体の吸口側の端部、即ち、チップペーパ30には、感覚刺激成分が添加されている。この感覚刺激成分は、喫煙者がシガレットをくわえた際に、その唇等を介して喫煙者の感覚を刺激する。したがって、このシガレットは、喫煙時に、主流煙等の吸気によって味覚や嗅覚を刺激する従来のシガレットとは異なる感覚刺激を喫煙者に与えることができる。
第1の態様では、この感覚刺激成分として、苦味成分を使用する。チップペーパ30に添加された苦味成分は、例えば、喫煙者が知覚する香味の重み及び/又は深みを高める効果を奏する。特に低タールシガレットにおいてチップペーパ30に苦味成分が添加された場合には、実際には低タールでありながら高タールシガレットを喫煙したときとほぼ同様の感覚が得られるという顕著な効果を奏する。
この苦味成分としては、例えば、カフェイン、コーヒー抽出物、緑茶抽出物、紅茶抽出物、キニーネ、塩酸キニーネ、安息香酸デナトニウム、テオブロミン、カカオ抽出物、リモニン、ナリンギン、ヘスペリジン、糖転移ビタミンP、タンニン、トリプトファン、フェニルアラニン、チロシン、アルギニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、イソフラボン、ルチン、ニガヨモギ抽出物、センブリ抽出物、ホップ抽出物、フムロン、イソフムロン又はこれらの混合物を使用することができる。好ましくは、カフェイン、コーヒー抽出物、緑茶抽出物、紅茶抽出物、キニーネ、塩酸キニーネ、安息香酸デナトニウム、テオブロミン、カカオ抽出物、リモニン、ナリンギン、ヘスペリジン、糖転移ビタミンP、タンニン又はこれらの混合物が使用される。
次に、本発明の第2の態様について説明する。
第2の態様は、感覚刺激成分として苦味成分の代わりに苦味抑制成分を使用することを除き、第1の態様と同様である。チップペーパ30に添加された苦味抑制成分は、例えば、主流煙中に含まれる苦味成分を喫煙者が苦味として知覚するのを抑制し、後口をすっきりさせるという効果を奏する。
この苦味抑制成分としては、例えば、塩化ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、エリスリトール、糖添加ビタミンP、ソーマチン(タウマチン)、コハク酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン脂質又はこれらの混合物を使用することができる。好ましくは、塩化ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、エリスリトール、糖添加ビタミンP、ソーマチン(タウマチン)又はこれらの混合物が使用される。
次に、本発明の第3の態様について説明する。
第3の態様は、感覚刺激成分として苦味成分の代わりに酸味成分を使用することを除き、第1の態様と同様である。酸味成分を使用する。この酸味成分は、喫煙者が喫煙時に感じる酸味感覚を増強する効果を示す。また、知覚できる程度の酸味であれば、主流煙等から知覚される香味と組み合わされることにより、喫煙者は、より複雑な香味をたのしむことができる。
この酸味成分としては、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、アジピン酸、クエン酸ナトリウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、コハク酸、コハク酸一ナトリウム(結晶)、無水酢酸ナトリウム、DL−酒石酸、L−酒石酸、DL−酒石酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム、リン酸又はこれらの混合物を使用することができる。好ましくは、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸又はこれらの混合物が使用される。
なお、チップペーパ30が炭酸カルシウムを含んでいる場合、酸味成分とチップペーパに含まれている炭酸カルシウムとが反応する可能性がある。この場合、喫煙者が感じる酸味感覚が不十分となる可能性がある。そのため、例えば、そのような反応を生じ易い酸味成分を使用する場合には、本態様では、炭酸カルシウムを含まないチップペーパを使用してもよい。
次に、本発明の第4の態様について説明する。
第4の態様は、感覚刺激成分として苦味成分の代わりに冷感成分を使用することを除き、第1の態様と同様である。チップペーパ30に添加された冷感成分は、例えば、唇に局所的な冷感を与えることにより、喫煙者に持続的な爽快感を感じさせるという効果を奏する。
この冷感成分としては、例えば、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、N−アルキル−p−メンタン−3−カルボキサミド、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、メントール、メントン、カンファー、プレゴール、イソプレゴール、シネオール、ハッカオイル、ペパーミントオイル、スペアーミントオイル、ユーカリプタスオイル、p−メンタン−3,8−ジオール、2−l−メントキシエタン−1−オール、3−l−メントキシプロパン−1−オール、4−l−メントキシブタン−1−オール、3−ヒドロキシブタン酸メンチル、乳酸メンチル、メントングリセリンケタール、2−(2−l−メンチルオキシエチル)エタノール、グリオキシル酸メンチル、1−(2−ヒドロキシー4−メチルシクロヘキシル)エタノン、N−メチル−2,2−イソプロピルメチル−3−メチルブタンアミド、2−ピロリドン−5−カルボン酸メンチル又はこれらの混合物を使用することができる。好ましくは、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、N−アルキル−p−メンタン−3−カルボキサミド、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール又はこれらの混合物が使用される。
感覚刺激成分は、チップペーパ30の全体に添加してもよく、一部にのみ添加してもよい。後者の場合、感覚刺激成分は、チップペーパ30の吸口側の端部に添加する。
感覚刺激成分として、異なる感覚を与える複数の成分を使用してもよい。例えば、感覚刺激成分として、苦味成分、酸味成分及び冷感成分の2つ以上を使用してもよく、苦味抑制成分、酸味成分及び冷感成分の2つ以上を使用してもよい。この場合、それら成分を混合して使用してもよく、隣接した層が互いに異なる成分からなる多層構造をチップペーパ30上に形成してもよく、添加した成分が互いに異なる複数の領域でチップペーパ30を構成してもよい。
それら成分を混合して使用すると、それらの効果が同時に得られる可能性がある。多層構造を採用すると、感覚刺激成分の効果を、喫煙開始時から喫煙終了時までの期間内で変化させられる可能性がある。複数の領域でチップペーパ30を構成すると、唇とチップペーパ30との接触位置に応じて、喫煙者が感じる感覚を変化させることができる可能性がある。
また、感覚刺激成分として、上述した成分の少なくとも1つ(特に酸味成分)と甘味成分等の他の成分とを組み合わせて使用してもよい。この甘味成分としては、例えば、アステルパーム(アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル)、アセスルファムK、ステビオサイド、グリチルリチン若しくはその塩類、サッカリンナトリウム、スクラロース、ソーマチン、グルコース、ガラクトース、マンノース、リボース、アラビノース、キシロース、ラムノース、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、エリスリトール、マルチトール、パラチノース、還元パラチノース、水飴、還元水飴、マルトース、ラクトース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチオビオース又はこれらの混合物を使用することができる。好ましくは、アステルパーム(アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル)、アセスルファムK、ステビオサイド、グリチルリチン若しくはその塩類、サッカリンナトリウム、スクラロース、ソーマチン又はこれらの混合物が使用される。
感覚刺激成分は、例えば、塗布によりチップペーパ30に添加する。感覚刺激成分は、抄紙の際に材料の一部として使用してもよい。
上述したシガレットからフィルタ20及びチップペーパ30を省略してもよい。即ち、シガレットは、両切りシガレットであってもよい。この場合、筒状体は、巻紙12からなる。したがって、感覚刺激成分は、巻紙12の吸口側の端部に添加する。
また、上記の感覚刺激成分を添加したシールを別途作製し、これをチップペーパ30又は巻紙12の吸口側の端部に貼り付けることによっても、上記と同様の効果を達成することが可能である。
図2は、本発明に係る喫煙物品の他の例を概略的に示す断面図である。図2に例示する喫煙物品は、香味発生材自体を燃焼させず、発熱体からの熱によって香味発生材から香味成分等を放出させる、いわゆる非燃焼型のシガレットである。
この喫煙物品は、筒状体90を有している。筒状体90は、筒状、典型的には円筒状であり、ラッパー91と断熱材92とを含んでいる。
ラッパー91は、筒形状に巻かれている。断熱材92は、ラッパー91に対して外側に位置している。
ラッパー91は、断熱材92と比較して、より優れた耐熱性及びより高い熱反射性を有している。ラッパー91は、例えばアルミニウム箔などの金属箔を含んでいる。
断熱材92は、ラッパー91と比較して、より小さな熱伝導率を有している。断熱材92は、例えば紙を含んでいる。
筒状体90の吸口側の端部には、図1に示す喫煙物品について述べたのと同様の感覚刺激成分が添加されている。感覚刺激成分は、例えば、断熱材92に添加する。
筒状体90は、香味発生材50を内包している。香味発生材50に対して先端側には、発熱部材60及び通気性耐熱性部材70が喫煙物品の先端からこの順に設置されている。また、筒状体90内であって、香味発生材50に対して吸口側には、フィルタ80が設置されている。
香味発生材50は、香味成分又はその原料を含んでいる。香味発生材50を加熱された気体に曝すと、例えば、香味成分が気化するか、又は、その原料の熱分解などの反応を生じてガス状の香味成分が発生する。
香味発生材50は、充填材を更に含んでいてもよい。充填材は、例えば炭酸カルシウム等の非多孔性の無機物粒子からなり、上記の香味成分又はその原料をそれら粒子の間隙及び/又は表面等に保持することができる。
香味発生材50は、結合剤を更に含んでいてもよい。結合剤は、例えばメチルヒドロキシエチルセルロース等からなる。結合剤は、例えば、充填材を相互に結合させることによって、例えば、香味発生剤50の強度及び成形性を向上させる。
発熱部材60は、柱状、典型的には円柱状であり、発熱体61と断熱材63とを含んでいる。
発熱体61は、例えば、炭素等の炭素質材料からなる。発熱体61は、着火されることにより発熱し、筒状体90の内部に加熱された気体(空気)を供給する。
発熱体61には、通気孔62が設けられている。通気孔62は、喫煙者の吸気等により、喫煙物品の先端側から吸口側への気流を生じさせることを可能としている。
断熱材63は、発熱体61を被包しており、発熱体から発生した熱が喫煙物品の外部に逃れることを抑制する。
通気性耐熱性部材70は、例えば金属メッシュ等の通気性及び耐熱性を有する部材である。この通気性耐熱性部材70は、発熱体によって加熱された気体の香味発生材50への供給を可能としつつ、発熱部材60と香味発生材50とが直接的に接触することを防止する。
フィルタ80は、柱状、典型的には円柱状であり、例えば、互いに接合した多数の繊維を含んでいる。フィルタ80は、香味成分等の添加剤を更に含んでいてもよい。また、先の繊維は、巻取紙で巻かれていてもよい。
上で説明した喫煙物品は、以下のようにして、喫煙者に香味を知覚させる。まず、発熱体61が着火されることにより、加熱された気体が生成する。次に、この加熱された気体が、喫煙者の吸気等により、通気性耐熱性部材70を介して、筒状体90内に流入する。筒状体90内の香味発生材50に含まれた香味成分又はその原料は、この加熱された気体に曝されることにより、香味を生成する。このようにして生成した香味が、喫煙物品の吸口部に到り、喫煙者によって知覚される。また、喫煙者は、筒状体90の吸口側の端部に添加された感覚刺激成分による感覚刺激を知覚する。
なお、図2に示す喫煙物品からフィルタ80を省略してもよい。この場合にも、筒状体90の吸口側の端部に感覚刺激成分が添加されることにより、先と同様の効果が得られる。
また、先の例と同様に、感覚刺激成分を添加したシールを別途作製し、これを筒状体90の吸口側の端部に貼り付けることによっても、上記と同様の効果を達成することができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
(例1:苦味成分)
まず、溶液Aとして、ヘスペリジン配糖体の20質量%水溶液を調製した。また、常法によりフィルタ付きシガレットを作製した。次に、マイクロピペッタを用いて、10μLの溶液Aを上記フィルタ付きシガレットのチップペーパに塗布した。以上のようにして、図1に示すシガレットを得た。以下、このシガレットを「シガレットA」と呼ぶ。
また、比較のために、上記と同様のフィルタ付きシガレットを作製した。このフィルタ付きシガレットには、溶液Aを塗布しなかった。以下、このシガレットを「比較シガレット」と呼ぶ。
次に、シガレットA及び比較シガレットについて、5人の被験者に対して、苦味、後口苦味及びたばこ感に関する官能試験を行った。この官能試験は、被験者の各々が感じた苦味、後口苦味及びたばこ感の度合いを、下記表1に示す基準にしたがって評価することによって行った。その結果を図3に示す。
Figure 2009148233
図3は、苦味、後口苦味及びたばこ感に関する官能試験の結果を示すグラフであり、5人の被験者の各々が上記表1の基準にしたがって下した評点の平均値を示している。また、図3には、評点の標準誤差(データ数=5)を併せて示している。
図3に示すように、シガレットAでは、比較シガレットと比べて苦味及び後口苦味が向上していた。すなわち、シガレットAでは、比較シガレットと比べて、喫煙時に知覚される苦味が強くなっており、その効果は後口にも及ぶことが分かった。また、シガレットAでは、比較シガレットと比べて、たばこ感が向上していた。すなわち、シガレットAでは、比較シガレットと比べて、喫煙時に知覚されるたばこ本来の香味が増していることが分かった。
なお、本例で使用したヘスペリジン配糖体は一般的には苦味抑制成分として知られているが、上記添加量においては苦味を呈する。
(例2:苦味抑制成分)
溶液Bとして、塩化ナトリウムの10質量%水溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Bを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットB」と呼ぶ。
次に、シガレットB及び比較シガレットについて、5人の被験者に対して、苦味、後口苦味及び後口スッキリ感に関する官能試験を行った。この官能試験は、被験者の各々が感じた苦味、後口苦味及び後口スッキリ感の度合いを、上記表1に示す基準にしたがって評価することによって行った。その結果を図4に示す。
図4は、苦味、後口苦味及び後口スッキリ感に関する官能試験の結果を示すグラフであり、5人の被験者の各々が上記表1の基準にしたがって下した評点の平均値を示している。また、図4には、評点の標準誤差(データ数=5)を併せて示している。
図4に示すように、シガレットBでは、比較シガレットと比べて苦味及び後口苦味が抑制されていた。また、シガレットBでは、比較シガレットと比べて後口スッキリ感が向上していた。
なお、本文脈において「後口」とは、喫煙後の口腔内の感覚を意味する。
(例3:酸味成分)
溶液Cとして、クエン酸の20質量%水溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Cを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットC」と呼ぶ。
次に、シガレットC及び比較シガレットについて、5人の被験者に対して、酸味に関する官能試験を行った。この官能試験は、被験者の各々が感じた酸味の度合いを、上記表1に示す基準にしたがって評価することによって行った。その結果を図5に示す。
図5は、酸味に関する官能試験の結果を示すグラフであり、5人の被験者の各々が上記表1の基準にしたがって下した評点の平均値を示している。また、図5には、評点の標準誤差(データ数=5)を併せて示している。
図5に示すように、比較シガレットは、喫煙者に酸味感覚を与えなかった。一方、シガレットAは、喫煙者に比較的強い酸味感覚を与えることが分かった。
(例4:冷感成分1)
溶液Dとして、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオールの50質量%エタノール溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Dを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットD」と呼ぶ。
(例5:冷感成分2)
溶液Eとして、N−アルキル−p−メンタン−3−カルボキサミドの50質量%エタノール溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Eを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットE」と呼ぶ。
(例6:冷感成分3)
溶液Fとして、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオールの50質量%エタノール溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Fを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットF」と呼ぶ。
(例7:冷感成分4)
溶液Gとして、メントールの50質量%エタノール溶液を調製した。溶液Aの代わりに溶液Gを用いたこと以外はシガレットAと同様のシガレットを作製した。以下、このシガレットを「シガレットG」と呼ぶ。
これらシガレットD乃至Gについて官能試験を行った。その結果、シガレットD乃至Fは、唇に局所的な冷感を与え、持続的な爽快感をもたらすことが分かった。一方、シガレットGは、比較シガレットとほぼ同等の感覚しか与えなかった。
次に、シガレットD乃至Gについて、塗布直後、乾燥後、及び2ヶ月経過後における各冷感成分の残存率を測定した。この測定は、GC−MS(ガスクロマトグラフィ質量分析計)を用いて行った。その結果を図6に示す。
図6は、各冷感成分の残存率の測定結果を示すグラフである。
図6に示すように、シガレットD乃至Fでは、乾燥後及び2ヶ月経過後においても、有意な量の冷感成分が残存していた。一方、シガレットGでは、乾燥後及び2ヶ月経過後において、冷感成分がほぼ全量消滅していた。すなわち、例4乃至6に示した成分を添加したチップペーパを用いれば、長期間の保存後にも冷感を与えうるシガレットが得られることが明らかとなった。
本発明に係る喫煙物品の一例を概略的に示す斜視図。 本発明に係る喫煙物品の他の例を概略的に示す断面図。 苦味、後口苦味及びたばこ感に関する官能試験の結果を示すグラフ。 苦味、後口苦味及び後口スッキリ感に関する官能試験の結果を示すグラフ。 酸味に関する官能試験の結果を示すグラフ。 各冷感成分の残存率の測定結果を示すグラフ。
符号の説明
10…シガレット本体、11…香味発生材、12…巻紙、20…フィルタ、30…チップペーパ、50…香味発生材、60…発熱部材、61…発熱体、62…通気孔、63…断熱材、70…通気性断熱性部材、80…フィルタ、90…筒状体、91…ラッパー、92…断熱材。

Claims (8)

  1. 香味成分を発生する香味発生材と、前記香味発生材を内包し、吸口側の端部に感覚刺激成分が添加された筒状体とを具備したことを特徴とする喫煙物品。
  2. 前記筒状体内で前記香味発生材に対して前記吸口側に位置した柱状のフィルタを更に具備し、前記筒状体は、前記香味発生材を柱状に巻いた巻紙と、前記フィルタの側面を被覆すると共に前記巻紙と部分的に重なり合ったチップペーパとを含み、前記チップペーパに前記感覚刺激成分が添加されていることを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品。
  3. 前記香味発生材に対して先端側に位置した発熱体を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の喫煙物品。
  4. 前記感覚刺激成分は、苦味成分、苦味抑制成分、酸味成分及び冷感成分からなる群より選択される少なくとも1つの成分を含んだことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の喫煙物品。
  5. 前記感覚刺激成分は苦味成分を含み、前記苦味成分は、カフェイン、コーヒー抽出物、緑茶抽出物、紅茶抽出物、キニーネ、塩酸キニーネ、安息香酸デナトニウム、テオブロミン、カカオ抽出物、リモニン、ナリンギン、ヘスペリジン、糖転移ビタミンP、タンニン、トリプトファン、フェニルアラニン、チロシン、アルギニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、イソフラボン、ルチン、ニガヨモギ抽出物、センブリ抽出物、ホップ抽出物、フムロン及びイソフムロンからなる群より選択される少なくとも1つの成分を含んだことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の喫煙物品。
  6. 前記感覚刺激成分は苦味抑制成分を含み、前記苦味抑制成分は、塩化ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、エリスリトール、糖添加ビタミンP、ソーマチン、コハク酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム及びリン脂質からなる群より選択される少なくとも1つの成分を含んだことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の喫煙物品。
  7. 前記感覚刺激成分は酸味成分を含み、前記酸味成分は、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、アジピン酸、クエン酸ナトリウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、無水酢酸ナトリウム、DL−酒石酸、L−酒石酸、DL−酒石酸ナトリウム、L−酒石酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム及びリン酸からなる群より選択される少なくとも1つの成分を含んだことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の喫煙物品。
  8. 前記感覚刺激成分は冷感成分を含み、前記冷感成分は、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、N−アルキル−p−メンタン−3−カルボキサミド、3−l−メントキシ−2−メチルプロパン−1,2−ジオール、メントール、メントン、カンファー、プレゴール、イソプレゴール、シネオール、ハッカオイル、ペパーミントオイル、スペアーミントオイル、ユーカリプタスオイル、p−メンタン−3,8−ジオール、2−l−メントキシエタン−1−オール、3−l−メントキシプロパン−1−オール、4−l−メントキシブタン−1−オール、3−ヒドロキシブタン酸メンチル、乳酸メンチル、メントングリセリンケタール、2−(2−l−メンチルオキシエチル)エタノール、グリオキシル酸メンチル、1−(2−ヒドロキシ−4−メチルシクロヘキシル)エタノン、N−メチル−2,2−イソプロピルメチル−3−メチルブタンアミド及び2−ピロリドン−5−カルボン酸メンチルからなる群より選択される少なくとも1つの成分を含んだことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の喫煙物品。
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