JP2009146677A - バックライト用コネクタ - Google Patents

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成和 小池
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Abstract

【課題】取付板への取付作業性が高く、且つ取付板に対する取付位置精度が高いバックライト用コネクタを提供することにある。
【解決手段】コネクタ20のハウジング24に設けられ、取付板11に形成された矩形の取付孔11aに挿入される断面矩形の挿入部21aと、ハウジング24に設けられ、挿入部21aを取付孔11aに挿入したとき取付板11の表面に着座するフランジ21fと、ハウジング24に設けられ、バックライトとしての蛍光灯30が挿入部21aの一対の側面21wと平行にセットされるセット部25と、挿入部21aの一対の側面21wに設けられ、挿入部21aを取付孔11aに挿入したとき、取付孔11aの内面に接触して挿入部21aを取付孔11a内にて、セット部25にセットされる蛍光灯30の長手方向Xと直交する方向Yにセンタリングするバネ部材26とを備えている。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶ディスプレイに用いられるバックライト用コネクタに係り、特に、取付板への取付作業性に優れたバックライト用コネクタに関する。
例えば、液晶テレビのディスプレイの背面にあってそこを照射するバックライトとしての蛍光灯は、その直径が2.6乃至5.0mmと言った極細のもので、多数本、ディスプレイに近接して平行に配設されている。そして、このバックライトに電力を供給するために蛍光灯から外部に引き出されているリード線は、通常、電源に連なる電源線、基板などに、直接、はんだ付けされている。
このため、特許文献1の段落0004にて「近接する端末線(リード線)の先端を限られた空間内で高温の半田付け作業をしなければならず、仕上がりも不均一になる可能性がある」との問題提起がなされている通り、このリード線のはんだ付け工程は極めて煩雑で、上記ディスプレイの生産性、品質を阻害することになっていた。
これを解決するために、特許文献1では、バックライト用コネクタとして、バックライトとしての蛍光灯がセットされるハウジングと、ハウジングに開閉自在に軸支されたアクチュエータと、ハウジングに装着され蛍光灯のリード線を挟持する一対の接点部が形成された端子とを備え、アクチュエータに、その開時に端子を押圧して弾性変形させて上記接点部の間隔を広げ、閉時に端子から離間して弾性変形された端子が元に戻ることを利用して上記接点部の間隔を狭めるカム部を設けた発明が記載されている。
この発明によれば、アクチュエータを開いて蛍光灯をハウジングにセットするときには、カム部によって、端子に形成された一対の接点部の間隔が広げられた状態となっているため、それら接点部の間に蛍光灯のリード線を進入させることができ、その後、アクチュエータを閉じると、カム部が端子から離脱するため、端子の弾性力によって接点部の間隔が元の状態まで狭まり、それら接点部に蛍光灯のリード線が挟持されて電気的接続が得られる。よって、液晶ディスプレイの生産性を阻害する要因となるはんだ付け作業が不要となる。
特開2005−259370号公報
ところで、文献1のバックライト用コネクタにおいては、蛍光灯のリード線と導通する端子は、基板に、表面実装式又はディップ式によりはんだ付けされている。このため、端子を基板にはんだ付けする際、はんだ付け位置が正規位置から蛍光灯の長手方向と直交する方向にずれるケースが考えられる。この場合、その端子の接点部に蛍光灯のリード線を挟持させると、蛍光灯に曲げ力が加わり、蛍光灯に歪みが生じる。蛍光灯は前述のようにその直径が2.6乃至5.0mmと言った極細のものなので、上記歪みは蛍光灯の破損を招き好ましくない。
この対策として、端子をディップ式で基板にはんだ付けし、基板のディップ孔に挿入される端子のテール部を、ディップ孔の内径と丁度合う寸法とすることが考えられる。こうすれば、端子のテール部を基板のディップ孔に挿入したとき、ディップ孔とテール部との間にガタが生じず、基板に対する端子の位置が正確に定められる。よって、端子を基板の正規位置に的確にはんだ付けできる。しかし乍ら、端子のテール部をディップ孔の内径と丁度合う寸法とすると、テール部をディップ孔に速やか且つスムーズに挿入することが困難となり、基板への組付作業性が大幅に低下し、液晶ディスプレイを量産する上で実用とならない。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、取付板への取付作業性が高く、且つ取付板に対する取付位置精度が高いバックライト用コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために創案された本発明は、取付板に装着されるバックライト用コネクタであって、ハウジングと、該ハウジングに設けられ、上記取付板に形成された矩形の取付孔に挿入される断面矩形の挿入部と、上記ハウジングに設けられ、上記挿入部を上記取付孔に挿入したとき上記取付板の表面に着座するフランジと、上記ハウジングに設けられ、バックライトとしての蛍光灯が上記挿入部の一対の側面と平行にセットされるセット部と、上記挿入部の上記一対の側面に設けられ、上記挿入部を上記取付孔に挿入したとき、上記取付孔の内面に接触して上記挿入部を上記取付孔内にて、上記セット部にセットされる蛍光灯の長手方向と直交する方向にセンタリングするバネ部材とを備えている。
上記バネ部材は、上記挿入部の上記一対の側面に設けられた舌片バネから成り、該舌片バネは、上記側面に接続された基端と、該基端から上記フランジの近傍まで延出された延出片と、該延出片の先端に設けられ、上記取付孔の内面と上記取付板の表面との角部が係合する段差とを有していてももよい。
上記ハウジングは、上記挿入部を有し上記取付孔に装着される固定部と、上記セット部を有し上記蛍光灯がセットされる浮動部と、該浮動部を上記固定部に、上記セット部にセットされる蛍光灯の長手方向にスライド可能に支持するスライド機構とを備えていてもよい。
上記セット部は、上記ハウジングに開閉可能に取り付けられ、開時に蛍光灯が上記ハウジングにセットされることを許容し、閉時にセットされた蛍光灯を保持するアクチュエータを備えていてもよい。
本発明に係るバックライト用コネクタによれば、取付板への取付作業性の高さと、取付板に対する取付位置精度の高さとを両立させることができる。
以下、本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は液晶ディスプレイ(図示せず)の背面に配設される反射板10の辺りを液晶ディスプレイ側から見た模型的斜視図、図2は反射板10の辺りを反液晶ディスプレイ側から見た模型的斜視図である。
反射板10が取り付けられた板状のフレーム(取付板)11には、本実施形態に係るバックライト用コネクタ(以下コネクタ)20が、対を成すようにして複数並設されており、各対のコネクタ20の間には、バックライトとしての蛍光灯30が装着されている。本実施形態においては、コネクタ20は9対あってそこに9本の蛍光灯30が装着されている例を示したが、蛍光灯30の数は液晶ディスプレイの大きさなどに応じて必要数量が異なる。また、本実施形態では、蛍光灯30は、棒状(I字状)のものが用いられているが、U字状のものであっても良い。
本実施形態では、コネクタ20が取付板11に取り付けられているが、これに限らず、コネクタ20を液晶ディスプレイの板状のシャシに取り付けても、或いは直接反射板10に取り付けても良い。これらの場合、板状のシャシ、反射板10が、コネクタ20の取付板となる。
これらコネクタ20には、電源部材(電源ボード)60の凸状部60aが嵌合される。電源ボード60は、長手方向に間隔を隔てて凸状部60aを有し、各凸状部60aには、コネクタ20に給電するための配線パターンがプリントされている。
図中、Xは蛍光灯30の長手方向と平行な方向、Yは取付板11と平行な面内にて蛍光灯30の長手方向と直交する方向である。
図3は図1の部分拡大図、図4は図3のIV−IV線断面図、図5は図4のV−V線断面図である。
コネクタ20は、蛍光灯30が取り付けられるハウジング24を有する。ハウジング24は、取付板11に取り付けられる固定部21と、固定部21にX方向に移動可能に装着された浮動部22とから主として構成されている。
固定部21には、取付板11に形成された矩形の取付孔11a(図2参照)に挿入される断面矩形の挿入部21aと、挿入部21aを取付孔11aに挿入したとき取付板11の表面に着座するフランジ21fとが設けられている。断面矩形に形成された挿入部21aの一対の側面21wには、挿入部21aを取付孔11aに挿入したとき、取付孔11aの内面に接触して挿入部21aを取付孔11a内にてY方向にセンタリングするバネ部材26が設けられている。
浮動部22には、蛍光灯30がセットされるセット部25が設けられている。セット部25は、蛍光灯30をハウジング24に、挿入部21aの一対の側面21wと平行にセットするものであり、浮動部22に開閉可能に取り付けられたアクチュエータ23を有する。アクチュエータ23は、その開時に蛍光灯30がハウジング24にセットされることを許容し、閉時にセットされた蛍光灯30を保持する。
図6はコネクタ20の各構成部品を示す分解斜視図、図7は図6に示す固定部を反対側から見た斜視図である。
コネクタ20は、挿入部21aが形成された固定部21と、固定部21にX方向に移動可能に装着された浮動部22と、固定部21及び浮動部22に装着された端子40と、浮動部22に開閉可能に設けられていて蛍光灯30を浮動部22に保持セットするアクチュエータ23と、固定部21の背面21hに取り付けられた蓋部50とから主に構成されている。
固定部21は、箱状のモールド品の天井21tと背面21hとを欠落させた外形となっており、正面21sと左右の側面21wと背面21hに取り付けられた蓋部50とから略直方体状に形成された挿入部21aを有する。挿入部21aは、XY平面と平行な面で切断した断面の外形が矩形となっている。正面21sの下部には、電源ボード60の凸状部60a(図2参照)が挿抜される挿入窓21mが形成され、天井21tの周囲には、フランジ21fが形成され、側面21wの中央には、バネ部材26として舌片バネ26xが形成されている。舌片バネ26xについては、後に詳述する。
図4〜図6に示すように、浮動部22は、アクチュエータ23の軸23jを支承する軸受部22j、蛍光灯30のリード線30rが挿通されるリード線挿通溝(以下挿通溝)22m、挿通溝22mに端子40の芯線接触部41の挟持部41kを臨ませる端子溝22n、アクチュエータ23が閉じられたときアクチュエータ23に設けられた端子押圧部23qが進入し得る押圧部溝22p、アクチュエータ23が閉じられたときアクチュエータ23に設けられた被係合部23hと係合する係合部としてのロック爪22tなどを備えている。かかる浮動部22は、固定部21の天井21tを塞ぐようにそこに位置付けされる。
アクチュエータ23は、天壁23tと、そこに直角に連なる一対の横壁23yとを備え、横壁23yに設けられた軸23jが浮動部22の軸受部22jに回動可能に支承されている。天壁23tの内面には、アクチュエータ23が閉じられたとき、浮動部22の押圧部溝22pに進入されて端子40の被押圧部41hを押圧する端子押圧部23qが板状に垂下して形成されていると共に、浮動部22の挿通溝22mに進入されて蛍光灯30のリード線30rを押さえて適正位置まで押し込むリード線押圧部23rが板状に垂下して形成されている。
図4〜図6に示すように、固定部21と浮動部22とは、スライド機構27によってX方向に相対移動可能且つY方向に相対移動不能に接続されている。
スライド機構27は、固定部21に設けられた前方滑動面21kと、浮動部22に設けられ前方滑動面21kの上を蛍光灯30の長手方向Xに沿って滑動可能な前方滑動部22kと、固定部21に設けられた後方滑動面21kkと、浮動部22に設けられ後方滑動面21kkの上を蛍光灯30の長手方向Xに沿って滑動可能な後方滑動部22kkとを有する。
また、スライド機構27は、固定部21に蛍光灯30の長手方向Xに沿って形成された溝状のレール21rと、このレール21rに係合する浮動部22に設けたボス22bとを有する。レール21r及びボス22bにより、浮動部22が固定部21に対して蛍光灯30の長手方向Xに案内され、且つ浮動部22が固定部21から上方に離脱することが防止される。
固定部21及び浮動部22からなるハウジング24の内部には、端子40が収容されている。端子40は、一端が固定部21に固定され他端が浮動部22に固定され、一端にて電源ボード60の凸状部60aに接触し、他端にて蛍光灯30のリード線30rに接触するものである。
詳しくは、端子40は、蛍光灯30のリード線30rに接する芯線接触部41、その下方に位置して浮動部22に装着される長方形板状の第一基部42、そこから下方に延びる可撓部43、更にその下方に位置して固定部21に装着される第二基部44、そこから水平方向に延びて電源ボード60の凸状部60aに接し得る電源接触部45などを備えている。浮動部22がスライド機構27によって固定部21に対して蛍光灯30の長手方向Xに移動すると、その移動は端子40の可撓部43が撓むことで許容される。
芯線接触部41及び第一基部42は、浮動部22にスリット状に形成された端子溝22nに下方から挿通され、第一基部42が端子溝22nに圧入されることで、即ち第1基部42の側端に設けられた矢尻42yが端子溝22nの側面に食い込むことで、浮動部22に装着されている。芯線接触部41は、第一基部42に連なる一対のアーム41a、その先端をU字状に形成して対向された挟持部41k、その反対側に三角状に突き出して形成された被押圧部41hを有する。
一対の挟持部41kは、浮動部22の挿通溝22m内に蛍光灯30のリード線30rが略無抵抗で挿通可能となるように、挿通溝22mの両側壁内に隠れるか又はそこから僅かに突出されている。一対の被押圧部41hは、浮動部22の押圧部溝22p内に突出されており、アクチュエータ23が閉じられたとき押圧部溝22p内に進入する端子押圧部23qに押圧されるようになっている。アクチュエータ23の端子押圧部23qが端子40の被押圧部41hを押圧すると、左右のアーム41aが幅方向内側に弾性変形し、左右の挟持部41kが蛍光灯30のリード線30rを弾性的に挟持する。これにより、蛍光灯30と端子40とが電気的に導通される。
端子40の第二基部44は、長方形板状の板体44aと、板体44aの四隅から水平方向に延出された脚状の圧入部46とを有し、圧入部46が固定部21の内側に形成された圧入孔21x(図7参照)に圧入され、圧入部46の先端に設けた矢尻46yが圧入孔21xに食い込むことで、固定部21に装着されている。端子40の電源接触部45は、断面がコの字状をなす第二基部44の底部を切り起こして山形に形成してなり、そこに弾性が付与されている。
端子40の可撓部43は、第1基部42と第2基部44との間に設けられ、それらが蛍光灯30の長手方向Xに相対的に移動することを許容するものである。可撓部43は、一端が第1基部42に他端が第2基部44に接続され、渦巻き状に形成された細い板体からなり、第1基部42と第2基部44とが相対移動された際に弾性的な復元力を発揮する。
上記コネクタ20の取付板11への取り付けについて述べる。
図8はコネクタ20及びそれが取り付けられる取付孔11aが形成された取付板11を示す斜視図である。
コネクタ20は、その固定部21に形成された断面矩形の挿入部21aが、取付板11に形成された矩形の取付孔11aに進入され、取付板11に取り付けられる。
ここで、挿入部21aの左右の側面21wの間隔WAは、取付孔11aの幅WBより小さく、挿入部21aの正面21sと背面21hとの間隔WCは、取付孔11aの長さWDより小さく形成されている。また、固定部21の左右のフランジ21fの端部同士の寸法WEは、取付孔11aの幅WBより大きく、固定部21の前後のフランジ21fの端部同士の寸法WFは、取付孔11aの長さWDより大きく形成されている。この寸法関係により、挿入部21aを取付孔11aにスムーズに進入させることができ、奥まで進入させると、フランジ21fが取付板11の表面に着座する。
挿入部21aの左右の側面21wには、平坦部80が形成されており、左右の平坦部80の間隔は、幅WAとなっている。平坦部80には、フランジ21fに沿って高原部81が形成されており、左右の高原部81の間隔(Y方向の幅)は、挿入部21aの幅WAより大きく、取付孔11aの幅WBより小さい。また、高原部81と平坦部80とは、傾斜部82により滑らかに接続されている。
よって、挿入部21aを取付孔11aに奥まで進入させる際、進入の初期から中期にかけては、取付孔11aの幅WBと挿入部21aの幅WAとの差、取付孔11aの長さWDと挿入部21aの長さWCとの差が比較的大きいので、スムーズに挿入でき、また、進入が完了する段階では、高原部81が取付孔11aの内面に対向するため、Y方向の差(ガタ)が小さくなる。
この進入の中段から終段において、挿入部21aは、左右の側壁21wに設けた舌片バネ26xによって、取付孔11a内にて、高原部81と取付孔11aの内面とのガタの範囲で、幅WB方向(Y方向)の中央にセンタリングされる。舌片バネ26xは、平坦部80に接続された基端26aと、基端26aからフランジ21fの近傍まで延出された延出片26bと、延出片26bの先端に設けられ、取付孔11aの内面と取付板11の表面(図8の下側の表面:裏面)との角部11bが係合する段差26cとを有する。延出片26bは、平坦部80に設けられたスリット83により、基端26aを除き平坦部80から切り離されている。
詳しくは、舌片バネ26xは、延出片26bの基端26aから段差26cに向かって傾斜して設けられたスロープ26dと、スロープ26dの上端に平坦に形成された頂部26eと、頂部26eから直角に落ち込み段差26cの一面を成す段部26fと、段部26fから垂直に立ち上がり段差26cの他面を成す押圧部26gと、押圧部26gから直角に落ち込む自由端面26hと有する。左右の押圧部26g同士の間隔は、自由状態で左右の高原部81同士の間隔よりも大きく、取付孔11aの幅WBより大きく、左右のフランジ21f同士の寸法WEより小さい。よって、挿入部21aを取付孔11aに奥まで進入させると、取付孔11aの内面は、押圧部26gには当接するが、高原部81からは離間する。この結果、挿入部21aは、取付孔11a内にて、高原部81と取付孔11aの内面とのガタの範囲で、幅WB方向にセンタリングされる。
挿入部21aを取付孔11aに進入させて装着する際、進入の中程で、舌片バネ26xのスロープ26dが取付孔11aの内面に当接して舌片バネ26xの延出片26bが内方に撓み、進入が更に進行し、舌片バネ26xの頂部26eが取付孔11aを通過すると、延出片26bの撓みが解放されて延出片26bが自由状態に復元し、段差26cの押圧部26gが取付孔11aの内面に当接して押し付けられる。このときの適度な挿入抵抗及びその後の舌片バネ26xの復元によるクリック感は、挿入作業者に確かな嵌合の手応えを与える。こうして段差26cの押圧部26gが取付孔11aの内面に当接されると、段差26cの段部26fとフランジ21fの下面との間に取付板11が挟持される。
このとき、左右の押圧部26gが取付孔11aの内面を均等に押圧するので、挿入部21aが、取付孔11a内にて、高原部81と取付孔11aの内面とのガタの範囲で、幅WBの方向(蛍光灯30の長手方向Xと直交する方向Y)の中央にセンタリングされる。この結果、コネクタ20が取付板11の取付孔11aの幅WB方向(Y方向)の中央に精度良く位置付けされる。よって、図2に示すように、一つの取付板11の両端に穿たれた一対の取付孔11aの相対的位置を精度良く形成しておくことで、蛍光灯30に曲げ力が加わることを防止できる。
すなわち、一対の取付孔11aの相対的位置を精度良く形成しておいても、一方の取付孔11aにおけるコネクタ20の挿入部21aの取付位置(ガタ内における取付位置)と他方の取付孔11aにおけるコネクタ20の挿入部21aの取付位置とがY方向にずれていると、蛍光灯30に曲げ力が生じ、破損を招き兼ねない。本実施形態では、一方の取付孔11aにおけるコネクタ20の挿入部21aの取付位置がY方向にセンタリングされ、他方の取付孔11aにおけるコネクタ20の挿入部21aの取付位置もY方向にセンタリングされるので、一対の取付孔11aの相対的位置を精度良く形成しておけば、蛍光灯30に曲げ力が加わらない。なお、対となる取付孔11aは、取付板11に対し同時に打抜加工する等して、容易に精度よく形成できる
なお、取付孔11a内の挿入部21aは、蛍光灯30の長手方向Xには、挿入部21aの長さWCと取付孔11aの長さWD(WD>WC)との差の範囲で移動可能となっており、上記舌片バネ26xのようなセンタリング機構を付与されていないが、蛍光灯30の長手方向Xの熱伸縮を吸収するためのスライド機構27を有しているので、蛍光灯30には、破損を招くような長手方向Xの外力が加わることはない。
すなわち、挿入部21aが形成されていて取付孔11aに装着された固定部21に対し、蛍光灯30がセットされた浮動部22が長手方向Xに移動することで、挿入部21aが取付孔11a内にて長手方向Xにセンタリングされなくても、蛍光灯30には、その破損を招くような圧縮力又は引張力が生じることはない。また、挿入部21aの長さWCと取付孔11aの長さWDとの差は、蛍光灯30の製造上の長さのバラツキを吸収する役割も果たす。
なお、スライド機構27を省略し、固定部21と浮動部22とを一体としてもよい。この場合、取付孔11a内における挿入部21aのX方向の位置によっては、蛍光灯30にX方向の外力(圧縮力、引張力)が加わることもあるが、蛍光灯30は、長手方向(X方向)については横方向(Y方向)よりも高い剛性を発揮するため、それほど問題とならない。また、取付孔11a内にて挿入部21aがX方向に移動することで、蛍光灯30に加わる長手方向(X方向)の力が逃がされる。
以上述べたように本実施形態に係るコネクタ20によれば、セット部25を備えているので、蛍光灯30のリード線30rのコネクタ20への装着が極めて簡単であり、はんだ付けを要しない。
コネクタ20の取付板11への取り付けは、単にその挿入部21aを取付孔11aに差し込むだけで完了し、非常に簡便である。そして、このときコネクタ20の端子40のはんだ付けを要しない。
コネクタ20を取付板11に取り付けただけで、コネクタ20を取付孔11a内にてY方向にセンタリングができ、蛍光灯30への曲げ力の作用を防止できる。
コネクタ20を取付板11の取付孔11aに組み付ける際、コネクタ20の挿入抵抗とクリック感が得られるので、作業の確実性が向上する。
液晶ディスプレイ(図示せず)の背面に配設される反射板の辺りを液晶ディスプレイ側から見た模型的斜視図である。 液晶ディスプレイの反射板の辺りを反液晶ディスプレイ側から見た模型的斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 コネクタの各構成部品を示す分解斜視図である。 図6に示す固定部を反対側から見た斜視図である。 コネクタ及びそれが取り付けられる取付孔が形成された取付板を示す斜視図である。
符号の説明
11 取付板
11a 取付孔
11b 角部
20 バックライト用コネクタ
21 固定部
21a 挿入部
21f フランジ
21w 側面
22 浮動部
23 アクチュエータ
24 ハウジング
25 セット部
26 バネ部材
26x 舌片バネ
26a 基端
26b 延出片
26c 段差
27 スライド機構
30 バックライトとしての蛍光灯
X 長手方向
Y 長手方向と直交する方向

Claims (4)

  1. 取付板に装着されるバックライト用コネクタであって、
    ハウジングと、
    該ハウジングに設けられ、上記取付板に形成された矩形の取付孔に挿入される断面矩形の挿入部と、
    上記ハウジングに設けられ、上記挿入部を上記取付孔に挿入したとき上記取付板の表面に着座するフランジと、
    上記ハウジングに設けられ、バックライトとしての蛍光灯が上記挿入部の一対の側面と平行にセットされるセット部と、
    上記挿入部の上記一対の側面に設けられ、上記挿入部を上記取付孔に挿入したとき、上記取付孔の内面に接触して上記挿入部を上記取付孔内にて、上記セット部にセットされる蛍光灯の長手方向と直交する方向にセンタリングするバネ部材と
    を備えたことを特徴とするバックライト用コネクタ。
  2. 上記バネ部材は、上記挿入部の上記一対の側面に設けられた舌片バネから成り、
    該舌片バネは、
    上記側面に接続された基端と、
    該基端から上記フランジの近傍まで延出された延出片と、
    該延出片の先端に設けられ、上記取付孔の内面と上記取付板の表面との角部が係合する段差とを有する
    請求項1に記載のバックライト用コネクタ。
  3. 上記ハウジングは、
    上記挿入部を有し上記取付孔に装着される固定部と、
    上記セット部を有し上記蛍光灯がセットされる浮動部と、
    該浮動部を上記固定部に、上記セット部にセットされる蛍光灯の長手方向にスライド可能に支持するスライド機構と
    を備えた請求項1又は2に記載のバックライト用コネクタ。
  4. 上記セット部は、
    上記ハウジングに開閉可能に取り付けられ、開時に蛍光灯が上記ハウジングにセットされることを許容し、閉時にセットされた蛍光灯を保持するアクチュエータを備えた
    請求項1〜3いずれかに記載のバックライト用コネクタ。
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