JP2009146106A - 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム - Google Patents

物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2009146106A
JP2009146106A JP2007321870A JP2007321870A JP2009146106A JP 2009146106 A JP2009146106 A JP 2009146106A JP 2007321870 A JP2007321870 A JP 2007321870A JP 2007321870 A JP2007321870 A JP 2007321870A JP 2009146106 A JP2009146106 A JP 2009146106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
migration
destination
storage system
virtual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007321870A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Shimozono
紀夫 下薗
Shintaro Ito
晋太郎 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007321870A priority Critical patent/JP2009146106A/ja
Priority to US12/071,897 priority patent/US8078690B2/en
Publication of JP2009146106A publication Critical patent/JP2009146106A/ja
Priority to US13/291,408 priority patent/US8937965B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/10File systems; File servers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/10File systems; File servers
    • G06F16/11File system administration, e.g. details of archiving or snapshots
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/10File systems; File servers
    • G06F16/11File system administration, e.g. details of archiving or snapshots
    • G06F16/119Details of migration of file systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/25Routing or path finding in a switch fabric
    • H04L49/253Routing or path finding in a switch fabric using establishment or release of connections between ports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/30Peripheral units, e.g. input or output ports
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/50Overload detection or protection within a single switching element
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/50Overload detection or protection within a single switching element
    • H04L49/501Overload detection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L49/00Packet switching elements
    • H04L49/70Virtual switches
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q1/00Details of selecting apparatus or arrangements
    • H04Q1/18Electrical details
    • H04Q1/56Balancing circuitry switched-on automatically in dependence on automatically-selected lines

Abstract

【課題】計算機とストレージシステムとの間に配置される仮想化制御装置を使用する方法とは別の方法で、計算機にアクセスパス変更機能を設けることを不要とした計算機無停止のアクセスパス切替えを実現できるようにする。
【解決手段】一以上の計算機及び一以上のストレージシステムに接続されるスイッチユニットに、転送管理情報(例えばルーティングテーブル)を更新する更新機能を備える。ストレージシステムは、物理ポートに仮想ポートを付加する機能を有する。ストレージシステムが、仮想ポートの付加先を第一の物理ポートから第二の物理ポートに移行し、移行対象の仮想ポートの識別情報を含んだ所定種類の要求をスイッチユニットに送信する。スイッチユニットの更新機能によって、移行対象の仮想ポートに対応した転送先が、第二の物理ポートに接続されたスイッチポートになるように、転送管理情報を更新する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージシステム内の論理記憶デバイスへのアクセスパスの切替えに関する。
ストレージシステム内の論理記憶デバイスへのアクセスパスの切替えに関する技術として、例えば、特許文献1乃至3に開示の技術が知られている。
特許文献1によれば、ホストのマルチパス管理ソフトウェアとストレージパス定義の両方を変更することで、アクセスパスを切り替えることができる。
特許文献2によれば、ホストのアクセス先ポート設定を変更後、移行先ストレージシステムが移行元ストレージシステムからデータ移行を行うことで、ホスト無停止のシステム間での移行を実現することができる。
特許文献3によれば、ホストとストレージシステムとの間にある仮想化制御装置が、ホストがボリュームを識別する識別情報を変更することなく、データ移行を実施し、アクセス先装置を変更することができる。
特開2007−72571号公報 特開2005−202495号公報 特開2004−227558号公報
特許文献1及び2によれば、アクセスパスを変更する機能をホストが有する必要がある。アクセスパスの設定を変更するための操作は、ホストのOS(オペレーティングシステム)毎に異なる等の問題がある。
特許文献3によれば、アクセスパスを変更する機能をホストが有する必要は無い。しかし、仮想化制御装置は、データ移行時だけでなく、通常運用時(ホストがストレージシステムに対してアクセスコマンドを発行する時)も、アクセスパスの仮想化処理が必要であるため、性能ボトルネックとならないようにするためには、高性能な仮想化処理回路やプロセッサを搭載する必要がある。
従って、本発明の目的は、計算機とストレージシステムとの間に配置される仮想化制御装置を使用する方法とは別の方法で、計算機にアクセスパス変更機能を設けることを不要とした計算機無停止のアクセスパス切替えを実現できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、後の説明から明らかになるであろう。
一以上の計算機(例えばホスト)及び一以上のストレージシステムに接続されるスイッチユニットに、転送管理情報(例えばルーティングテーブル)を更新する更新機能を備える。ストレージシステムは、物理ポートに仮想ポートを付加する機能を有する。ストレージシステムが、仮想ポートの付加先を第一の物理ポートから第二の物理ポートに移行し、移行対象の仮想ポートの識別情報を含んだ所定種類の要求をスイッチユニットに送信する。スイッチユニットの更新機能によって、移行対象の仮想ポートに対応した転送先が、第二の物理ポートに接続されたスイッチポートになるように、転送管理情報を更新する。
実施形態1では、一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットに接続されるストレージシステムが、複数の論理記憶デバイスと、一又は複数の物理的な通信ポートである一又は複数の物理ポートと、一又は複数の仮想的な通信ポートである一又は複数の仮想ポートと、移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、移行先の物理ポートに移行する仮想ポート移行部と、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を前記スイッチユニットに送信する要求発行部とを備える。
各物理ポートに、一又は複数の仮想ポートが付加される。各仮想ポートに、一又は複数の論理記憶デバイスが関連付けられる。
前記スイッチユニットが、複数の通信ポートである複数のスイッチポートと、宛先ポート識別情報とそれに対応する転送先を表す転送先情報との組合せを複数個有した転送管理情報と、転送処理部と、前記転送管理情報を更新する転送先更新部とを備える。前記転送処理部は、宛先ポート識別情報を含んだフレームをスイッチポートで受信した場合に、前記受信したフレームが有する宛先ポート識別情報に対応する転送先情報を、前記転送管理情報を参照することにより特定し、特定された転送先情報が表す転送先に対応したスイッチポートから、前記受信したフレームを送信する。
前記複数のスイッチポートには、論理記憶デバイスに関連付けられた仮想ポートのポート識別情報を有するアクセスコマンドフレームを発行する一以上の計算機に接続される一以上のスイッチポートと、前記一以上のストレージシステムが有する前記複数の物理ポートに接続される複数のスイッチポートとが含まれる。
前記スイッチユニットが有する前記転送先更新部は、前記所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した前記宛先ポート識別情報に対応する、前記転送管理情報における前記転送先情報を、前記移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する。
実施形態2では、実施形態1において、前記ストレージシステムは、移行元のストレージシステムであり、仮想ポート削除部を更に備える。前記一又は複数の物理ポートに、前記移行元の物理ポートが含まれる。前記移行先の物理ポートは、移行先のストレージシステムに備えられている。前記仮想ポート移行部が、移行先仮想ポート作成要求部を有する。前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行対象の仮想ポートの仮想ポート識別情報と前記移行先の物理ポートの物理ポート識別情報とを含んだ移行先仮想ポート作成要求を前記移行先ストレージシステムに送信する。前記仮想ポート削除部が、前記移行対象の仮想ポートを削除する。
実施形態3では、実施形態2において、前記所定種類の要求は、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報と、前記移行先の物理ポートのポート識別情報とを含んだポート切替要求である。前記要求発行部が、前記移行元の物理ポートから前記ポート切替要求を前記スイッチユニットに送信する。
実施形態4では、実施形態2又は3記載のストレージシステムが、受信したコマンドが蓄積されるコマンド蓄積領域と、コマンド転送部とを備える。前記コマンド転送部が、前記コマンド蓄積領域に蓄積されているコマンドのうち、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだコマンドを、前記移行先ストレージシステムに転送する。
実施形態5では、実施形態2乃至4のうちのいずれかにおいて、前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスに関する情報を、前記移行先ストレージシステムに送信する。前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報に基づいて関連付けられた移行先の論理記憶デバイスに、前記移行元の論理記憶デバイス内のデータがコピーされる。
実施形態6では、実施形態2乃至4のうちのいずれかにおいて、前記移行元ストレージシステムと前記移行先ストレージシステムの両方に接続された外部ストレージシステムがある。前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスは、仮想的な論理記憶デバイスである。前記外部ストレージシステムが備える論理記憶デバイスである外部論理記憶デバイスに関連付けられている。前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報と、前記移行元の論理記憶デバイスに関連付けられている前記外部論理記憶デバイスに関する情報とを、前記移行先ストレージシステムに送信する。
実施形態7では、実施形態1において、前記ストレージシステムは、移行先のストレージシステムである。前記一又は複数の物理ポートに、前記移行先の物理ポートが含まれる。前記移行元の物理ポートは、移行元のストレージシステムに備えられている。前記仮想ポート移行部が、移行先仮想ポート設定部を有する。前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行元ストレージシステムからの移行先仮想ポート作成要求に応答して、前記移行先仮想ポート作成要求内の仮想ポート識別情報を、前記移行先仮想ポート作成要求内の物理ポート識別情報に関連付けることで、前記移行先仮想ポート作成要求内の物理ポート識別情報から同定される移行先の物理ポートに関連付けられた、前記移行先仮想ポート作成要求内の仮想ポート識別情報に対応する移行先の仮想ポートを作成する。実施形態7は、実施形態2と組み合わせることができる。
実施形態8では、実施形態7において、前記所定種類の要求は、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだログイン要求である。前記要求発行部が、前記移行先の物理ポートから前記ログイン要求を前記スイッチユニットに送信する。
実施形態9では、実施形態7又は8に記載のストレージシステムが、受信したコマンドが蓄積されるコマンド蓄積領域と、蓄積処理部と、前記コマンド蓄積領域に蓄積されているコマンドを処理するコマンド処理部とを備える。前記蓄積処理部が、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだコマンドを前記移行元ストレージシステムから受信し、前記受信したコマンドを前記コマンド蓄積領域に蓄積する。実施形態9は、実施形態4と組み合わせることができる。
実施形態10では、実施形態7乃至9のうちのいずれかにおいて、前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスに関する情報を、前記移行元ストレージシステムから受信し、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報に基づいて、前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、移行先の論理記憶デバイスを関連付ける。前記移行先の論理記憶デバイスに、前記移行元の論理記憶デバイス内のデータがコピーされる。実施形態10は、実施形態11と組み合わせることができる。
実施形態11では、実施形態7乃至9のうちのいずれかにおいて、前記移行元ストレージシステムと前記移行先ストレージシステムの両方に接続された外部ストレージシステムがある。前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスは、仮想的な論理記憶デバイスであり、前記外部ストレージシステムが備える論理記憶デバイスである外部論理記憶デバイスに関連付けられている。前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報と、前記移行元の論理記憶デバイスに関連付けられている前記外部論理記憶デバイスに関する情報とを、前記移行先ストレージシステムから受信し、それらの情報に基づいて、前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、移行先の仮想的な論理記憶デバイスを関連付け、前記移行先の仮想的な論理記憶デバイスに、前記移行元の仮想的な論理記憶デバイスが関連付けられている前記外部論理記憶デバイスを関連付ける。実施形態11は、実施形態5と組み合わせることができる。
実施形態12では、実施形態1において、前記複数の物理ポートには、前記移行元の物理ポートと前記移行先の物理ポートの両方が含まれる。
実施形態13では、実施形態1乃至12のうちのいずれかにおいて、前記移行元の物理ポートは、負荷が所定の閾値を超えている物理ポートである。
実施形態14では、実施形態1乃至13のうちのいずれかにおいて、前記計算機毎に前記仮想ポートが用意されている。
実施形態15では、コンピュータシステムが、一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットと、一以上のストレージシステムとを備える。前記一以上のストレージシステムが、複数の論理記憶デバイスと、複数の物理的な通信ポートである複数の物理ポートと、複数の仮想的な通信ポートである複数の仮想ポートとを備える。各物理ポートに、一以上の仮想ポートが付加される。各仮想ポートに、一以上の論理記憶デバイスが関連付けられる。前記スイッチユニットが、前記複数のスイッチポートと、前記転送管理情報と、前記転送処理部と、前記転送先更新部とを備える。前記一以上のストレージシステムが、仮想ポート移行部と、要求発行部とを備える。前記仮想ポート移行部が、前記複数の物理ポートのうちの移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、前記複数の物理ポートのうちの移行先の物理ポートに移行する。前記要求発行部が、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を前記スイッチユニットに送信する。
実施形態16では、一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットに一以上の計算機及び一以上のストレージシステムが接続されたコンピュータシステムでのアクセスパスを切替えるアクセスパス切替方法において、
ストレージシステムが有する移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、前記ストレージシステム又は別のストレージシステムが有する移行先の物理ポートに移行し、
前記ストレージシステム又は前記別のストレージシステムから、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を、前記スイッチユニットに送信し、
前記スイッチユニットが、前記所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した宛先ポート識別情報に対応する、転送管理情報における転送先情報を、前記移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する。
実施形態17では、一以上の計算機及び一以上のストレージシステムが接続されるスイッチ装置であって、複数の通信ポートである複数のスイッチポートと、宛先ポート識別情報とそれに対応する転送先を表す転送先情報との組合せを複数個有した転送管理情報と、転送処理部と、転送先更新部とを備える。前記転送処理部が、宛先ポート識別情報を含んだフレームをスイッチポートで受信した場合に、前記受信したフレームが有する宛先ポート識別情報に対応する転送先情報を、前記転送管理情報を参照することにより特定し、特定された転送先情報が表す転送先に対応したスイッチポートから、前記受信したフレームを送信する。前記転送先更新部が、所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した前記宛先ポート識別情報に対応する、前記転送管理情報における前記転送先情報を、移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する。前記移行先の物理ポートは、前記一以上のストレージシステムのいずれかのストレージシステムが備える物理的な通信ポートであり、前記一以上のストレージシステムのいずれかのストレージシステムが備える移行元の物理的な通信ポートに付加されている移行対象の仮想的な通信ポートの、前記移行元の物理的な通信ポートに代わる付加先となる通信ポートである。
上述した各部(仮想ポート移行部、要求発行部、転送処理部、転送先更新部、仮想ポート削除部、移行先仮想ポート作成要求部、コマンド転送部、移行先仮想ポート設定部、蓄積処理部、コマンド処理部)は、手段と呼ばれても良く、ハードウェア、コンピュータプログラム又はそれらの組み合わせ(例えば一部をコンピュータプログラムにより実現し残りをハードウェアで実現すること)により構築することができる。コンピュータプログラムは、所定のプロセッサに読み込まれて実行される。また、コンピュータプログラムがプロセッサに読み込まれて行われる情報処理の際、適宜に、メモリ等のハードウェア資源上に存在する記憶域が使用されてもよい。また、コンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体から計算機にインストールされてもよいし、通信ネットワークを介して計算機にダウンロードされてもよい。
以下、図面を参照して、本発明の幾つかの実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の第一実施例に係る計算機システムの構成を示す。
一つ(又は複数)のSAN(Storage
Area Network)スイッチ400に、複数(又は一つ)のホスト計算機100と、一つのストレージシステム200とが接続されている。また、LAN(Local Area Network)500に、管理端末300と、一つ(又は複数)のSANスイッチ400と、ストレージシステム200とが接続されている。LAN500に代えて、他種の通信ネットワークが採用されてもよい。
ホスト計算機100は、例えば、CPU(Central
Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム等として構成される。ホスト計算機100は、アクセス先LU(Logical Unit)を表す情報を有したアクセスコマンドなどのコマンド(例えばSCSIコマンド)をストレージシステムに送信する。アクセス先LUを表す情報は、例えば、仮想ポートIDとLUN(Logical Unit Number)とを含む。
管理端末300は、ストレージシステムを管理するためのコンピュータ装置であり、例えば、CPUやメモリ等の情報処理資源を備える。
ストレージシステムは、例えば、アレイ状に配列された多数の物理的な記憶デバイス(以下、「PDEV」と言う)を備えるRAIDシステムとすることができる。ストレージシステムは、複数の物理ポート201と、複数の仮想ポート202と、複数のLU(Logical Unit)203と、複数のLDEV(Logical DEVice)204とを有する。
物理ポート201は、ケーブル(例えばFC(Fibre
Channel)ケーブル)が物理的に接続されるポートである。そのケーブルが、SANスイッチ400のスイッチポートにも接続されることで、ストレージシステム200とSANスイッチ400が物理的に接続される。物理ポート201は、付加的なポートとして、仮想ポート202を有する。具体的には、例えば、Fibre Channelには、NPIV(N Port
ID Virtualization)と呼ばれる付加的な仮想ポートを実現する機能が存在し、ストレージシステム200は、NPIVを使用することで、一つの物理ポート201に、一又は複数の仮想ポート202を追加することができる。
仮想ポート202は、物理ポート201に論理的に追加された仮想的なポートである。仮想ポート202には、1又は複数のLU203を関連付けることが可能である。第一実施例では、仮想ポート202が、ホスト計算機100毎に割り当てられる。
LU203は、ホスト計算機100から指定される論理的な記憶領域である。LU203には、LDEV204を関連付けることが可能である。具体的には、仮想ポートID及びLUNとLDEV番号との組合せが、LU203とLDEV204とを結ぶパスの定義となる。
LDEV204は、一又は複数のPDEVの記憶空間を基に形成された論理的な記憶領域である。LDEV204は、ストレージシステム200により認識される。
SANスイッチ400は、例えばFC(Fibre Channel)スイッチであり、ホスト計算機100から受信したフレームや、ストレージシステムから受信したフレームの中継を行うデバイスである。ここで、「フレーム」とは、通信される情報の一単位である。SANスイッチが中継する情報としては、SCSIコマンドやメッセージなどがあるが、以下の説明では、SANスイッチ400が中継する情報を、「フレーム」と総称する。
各物理ポート201及び各仮想ポート202は、ポートを識別するためのWWN(World Wide Name)と、SANで通信を行うためのSANアドレスを持つ。特に、Fibre Channelの場合、SANアドレス、は「ポートID」(Port_ID)と呼ばれ、フレームに、送信元ポートのポートID(送信元ポートID)と送信先ポートのポートID(送信先ポートID)との両方を含む。SANスイッチは、送信先ポートIDに基づいて、受信したフレームの中継を行う。
第一実施例では、ストレージシステム200に、仮想ポート移行機能が搭載される。仮想ポート移行とは、第一の物理ポート201Aに付加されている仮想ポート202Tを、第一の物理ポート201Aに代えて、第二の物理ポート201Bに付加させることである。仮想ポート移行により、移行対象の仮想ポート202Tの所属先が、第一の物理ポート201Aから第二の物理ポート201Bに変更される。図1では、点線が、移行前の仮想ポート202T等を示し、太い実線が、移行後の仮想ポート202T等を示す。
移行対象となる仮想ポート202Tは、どのような仮想ポートであっても良いが、第一実施例では、例えば、過負荷の物理ポート201Aに属する複数の仮想ポートのうちのいずれかの仮想ポート(例えば、それら複数の仮想ポートのうち最も負荷の高い仮想ポート)である。これにより、第一の物理ポート201Aの負荷を軽減することができる。なお、仮想ポート移行によって、移行前の第一の物理ポート201Aの負荷よりも移行後の第二の物理ポート201Bの負荷が高くなってしまわないようにするために、第二の物理ポート201Bは、仮想ポート移行によって新たに仮想ポートが付加されても、移行前の第一の物理ポート201Aの負荷よりも低い負荷となることが望ましい。第二の物理ポート201Bは、管理者によって指定されても良いし、管理端末300或いはストレージシステム200が自動で決定しても良い。
図2は、ストレージシステム200のハードウェア構成を示す。以下の説明では、インタフェースを「I/F」と略記する。
ストレージシステム200は、複数の物理ポート(物理的な通信ポート)201と、複数のポートコントローラ(図2では、「PortCTL」と略記)207と、複数のPDEV212と、複数のPDEV I/F211と、内部結合網209と、キャッシュメモリ210と、ストレージプロセッサ208と、ネットワークI/F205とを備える。
ポートコントローラ207は、SANのプロトコル(例えばFibre Channelプロトコル)を制御する装置(例えば制御回路)である。ポートコントローラ207は、物理ポート201毎に用意されている。ポートコントローラ207は、ホスト計算機100から物理ポート201で受信したフレーム(例えばSCSIコマンド)をストレージプロセッサ208へ通知したり、ストレージプロセッサ208から指示を受けて、ホスト計算機100とキャッシュメモリ210との間のデータ転送を制御したり、ホスト計算機100へフレーム(例えばレスポンス)を送信したりする。
ネットワークI/F205は、管理端末300と接続するためのインタフェース装置(例えば、Ethernet(登録商標)で通信するためのLANカード)である。
キャッシュメモリ210は、PDEV212から読み出された読出し対象のデータや、ホスト計算機100から受信しPDEV212に書込まれる対象のデータを一時的に記憶する揮発性のメモリである。キャッシュメモリ210は、例えば、後述のストレージ制御情報を記憶することもできる。
ストレージプロセッサ208は、図4を参照して説明するソフトウェア(コンピュータプログラム)を実行する。ストレージプロセッサ208は、例えば、マイクロプロセッサ(CPU)である。
PDEV212は、例えば、ハードディスクドライブであるが、フラッシュメモリドライブなど他種の記憶デバイスでもよい。
PDEV I/F211は、PDEV212にアクセスするためのインタフェース装置である。PDEVに対するデータの書込みや、PDEVからのデータの読出しは、PDEV I/F211を介して行われる。
内部結合網209を介して、各ポートコントローラ207、ストレージプロセッサ208、キャッシュメモリ210、及び各PDEV I/F211が、通信することが可能である。内部結合網209としては、例えば、クロスバスイッチ或いはバスなどを採用することができる。
図3は、SANスイッチ400のハードウェア構成を示す。
SANスイッチ400は、複数のスイッチポート(図3では「SWPort」と記載)406と、複数のスイッチコントローラ(図3では「SWCTL」と記載)413と、内部結合網409と、スイッチプロセッサ408と、ネットワークI/F405とを備える。
スイッチポート406は、SANスイッチ400にある、SANと接続する物理ポートである。第一実施例では、スイッチポート406には、ホスト計算機100又はストレージシステム200がケーブルを介して接続される。
内部結合網409に、各スイッチコントローラ413やスイッチプロセッサ408が接続されている。内部結合網409を介して、スイッチコントローラ413間やスイッチコントローラ413とスイッチプロセッサ408との間で通信が行われる。内部結合網409としては、例えば、クロスバスイッチ或いはバスなどを採用することができる。
スイッチコントローラ413は、スイッチポート406で受信したフレームを適切な別のスイッチコントローラ413又はスイッチプロセッサ408へ中継する装置(例えば制御回路)である。スイッチコントローラ413は、フレームに含まれる送信先ポートIDと、そのスイッチコントローラ413が有するルーティングテーブル(図示せず)とから、そのフレームの転送先のスイッチコントローラ413又はスイッチプロセッサ408を決定し、決定したスイッチコントローラ413又はスイッチプロセッサ408へ、フレームを送信する。
ネットワークI/F405は、管理端末300と接続するためのインタフェース装置(例えば、Ethernetで通信するためのLANカード)である。
スイッチプロセッサ408は、図6Aを参照して説明するソフトウェア(コンピュータプログラム)を実行する。スイッチプロセッサ408は、例えば、マイクロプロセッサ(CPU)である。
図4は、ストレージシステム200のソフトウェア構成を示す。以下、ストレージプロセッサ208がプログラムモジュールを実行することにより行われる処理の主体を、説明を分かりやすくするために、ストレージプロセッサ208ではなくプログラムモジュールとする場合がある。
ストレージプロセッサ208で実行されるソフトウェアは、振分け処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「振分け処理モジュール」と言う)251と、スケジュール処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「スケジュール処理モジュール」と言う)252と、SCSIコマンド処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「SCSIコマンド処理モジュール」と言う)253と、仮想ポート切替処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「仮想ポート切替処理モジュール」と言う)254と、通信処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「通信処理モジュール」と言う)256と、設定処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「設定処理モジュール」と言う)255とを備える。また、ストレージプロセッサ208は、メッセージキュー261と、仮想ポート202毎に用意されたコマンドキュー263と、ストレージ制御情報3000とを管理する。メッセージキュー261、コマンドキュー263及びストレージ制御情報3000のうちの少なくとも一つは、ストレージプロセッサ208内に存在しても良いし、ストレージプロセッサ208外のメモリに存在しても良い。
メッセージキュー261は、物理ポート201が受信したフレームがポートコントローラ207によって蓄積されるキューである。
コマンドキュー263は、SCSIコマンドが振分け処理モジュール251によって蓄積されるキューである。
ストレージ制御情報3000は、ストレージシステムの制御のために使用される情報である。ストレージ制御情報3000は、例えば、物理ポート情報600と、仮想ポート情報700とを含む。
振分け処理では、振分け処理モジュール251が、メッセージキュー261に蓄積されているフレームの振分けを実行する。具体的には、例えば、振分け処理モジュール251は、振分け対象のフレームが、SCSIコマンドである場合、そのフレームに含まれている送信先ポートID(仮想ポートID)に対応したコマンドキュー263に、そのフレームを格納する。一方、振分け処理モジュール251は、振分け対象のフレームが、データ転送完了通知である場合、データ転送完了通知を、SCSIコマンド処理モジュール253に伝える。
スケジュール処理では、スケジュール処理モジュール252が、仮想ポート情報700に従い、コマンドキュー263からSCSIコマンドを読出し、そのSCSIコマンドの処理の起動を制御する(例えば、ラウンドロビンで起動する)。具体的には、例えば、スケジュール処理モジュール252は、或る仮想ポート202の仮想ポート状態が“通常”であれば、その或る仮想ポート202に対応したコマンドキュー263に蓄積されている先頭のSCSIコマンドを起動し、その或る仮想ポート202の仮想ポート状態が“停止”であれば、その先頭のSCSIコマンドを起動しない。
SCSIコマンド処理では、SCSIコマンド処理モジュール253が、起動されたSCSIコマンドを解釈し、そのSCSIコマンドに従う処理を実行し、そのSCSIコマンドの送信元のホスト計算機100に、レスポンスを送信する。例えば、SCSIコマンドがアクセスコマンド(ライトコマンド或いはリードコマンド)であれば、SCSIコマンド処理モジュール253は、そのアクセスコマンドが有する仮想ポートID及びLUNと後述のLUパス定義リストとを基に、アクセス先となるLDEV204を特定し、PDEV I/F211を介して、その特定されたLDEV204にアクセスする。
通信処理では、通信処理モジュール256が、管理端末300と通信し、設定処理モジュール255の起動や、仮想ポート切替処理モジュール254の起動を行う。
仮想ポート切替処理では、仮想ポート切替処理モジュール254が、SANスイッチ400へ、ルーティングテーブルを変更する要求(具体的には、後述のポート切替要求又はログイン要求)を送信する。
設定処理では、設定処理モジュール255が、ストレージ制御情報3000の参照や更新を行う。
図5Aは、物理ポート情報600の構成を示す。
物理ポート情報600は、物理ポート201毎に用意される情報である。物理ポート情報600に含まれる情報要素として、例えば、物理ポート番号601、物理ポートWWN602、物理ポートID603及び物理ポート使用率604がある。以下、図5Aの説明において、この物理ポート情報に対応する物理ポート201を「対象物理ポート201」と言う。
物理ポート番号601は、ストレージシステム内で対象物理ポート201を識別するための番号である。
物理ポートWWN602は、対象物理ポート201のWWNである。物理ポートWWNは、固定である。物理ポートWWN602は、ストレージシステム固有の値であり、例えば、ストレージシステムの電源がターンオンされたときに、ストレージシステムのシリアル番号と物理ポート番号とから算出される。
物理ポートID603は、対象物理ポート201のSANにおけるアドレス(Port_ID)である。物理ポートID603は、例えば、SANスイッチ400にログイン要求(Fibre ChannelのFLOGI(F_Port
Login)というフレーム)を送信することで、SANスイッチ400から付与される情報である。SANスイッチ400は付与するポートIDをFLOGIに対する応答フレームに格納し、ストレージシステムへ送信する。
物理ポート使用率604は、対象物理ポート201の最大性能に対してどのぐらい使用されているかを表す比率である。物理ポート使用率は、例えば、定期的に(又は不定期的に)、図示しないプログラムモジュールによって計測され、計測された物理ポート使用率が、物理ポート情報における物理ポート使用率604に上書きされる。
図5Bは、仮想ポート情報700の構成を示す。
仮想ポート情報700は、仮想ポート202毎に用意される情報である。仮想ポート情報700に含まれる情報要素として、例えば、仮想ポート番号701、物理ポート番号702、仮想ポート状態703、仮想ポートWWN704、仮想ポートID705、ホストポートWWN706、ホストポートID707、LUパス定義リスト708及び仮想ポート使用率709がある。この仮想ポート情報700に対応する仮想ポート202を「対象仮想ポート202」と言う。
仮想ポート番号701は、ストレージシステム200内で対象仮想ポート202を識別するための番号である。
物理ポート番号702は、対象仮想ポート202が属する物理ポート201の番号である。
仮想ポート状態703は、対象仮想ポート202の状態を表す値であり、採り得る値として、例えば、“未使用”、“通常”及び“停止”がある。
仮想ポートWWN704は、対象仮想ポートのWWNである。仮想ポートWWN704は、ストレージシステム固有の値であり、例えば、ストレージシステムの電源がターンオンされたときに、ストレージシステムのシリアル番号と物理ポート番号とから算出される。
仮想ポートID705は、対象仮想ポート202のSANにおけるアドレス(Port_ID)である。仮想ポートID705は、例えば、SANスイッチ400にログイン要求(Fibre ChannelのFDISC(Discover
F_Port Service Parameters)というフレーム)を送信することで、SANスイッチ400から付与される情報である。SANスイッチ400は付与するポートIDをFDISCに対する応答フレームに格納し、ストレージシステムへ送信する。FDISCを用いて仮想ポートIDを付与するSANスイッチ400の機能を、NPIVと呼ぶ。
ホストポートWWN706は、対象仮想ポート202にアクセスしているホスト計算機100(つまり、その仮想ポート202に対応したホスト計算機100)が有するポートのWWNである。ホストポートWWN706は、ホスト計算機100がストレージシステム200にログインする際にホスト計算機100から通知される情報である。
ホストポートID707は、対象仮想ポート202にアクセスしているホスト計算機100が有するポートのSANにおけるアドレス(Port_ID)である。ホストポートID707も、ホスト計算機100がストレージシステム200にログインする際にホスト計算機100から通知される情報である。
LUパス定義リスト708は、対象仮想ポート202に対応する各LUパスの定義のリストである。すなわち、対象仮想ポート202に複数のLU203が関連付けられている場合には、LUパス定義リスト208には、各LU203についてのLUパス定義(LUNとLDEV番号との組合せ)が一覧で記録されている。
仮想ポート使用率709は、対象仮想ポート202が所属する物理ポート201の最大性能のうちどれだけが対象仮想ポート202に使用されているかを表す比率である。仮想ポート使用率は、例えば、定期的に(又は不定期的に)、図示しないプログラムモジュールによって計測され、計測された仮想ポート使用率が、仮想ポート情報700における仮想ポート使用率709に上書きされる。
図6Aは、SANスイッチ400のソフトウェア構成を示す。以下、スイッチプロセッサ408がプログラムモジュールを実行することにより行われる処理の主体を、説明を分かりやすくするために、スイッチプロセッサ408ではなくプログラムモジュールとする場合がある。
スイッチプロセッサ408で実行されるソフトウェアは、スイッチコントローラ通信処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「スイッチコントローラ通信処理モジュール」と言う)751と、ポート切替処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「ポート切替処理モジュール」と言う)752と、ログイン処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「ログイン処理モジュール」と言う)753と、ログインテーブル設定処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「ログインテーブル設定処理モジュール」と言う)754と、ネットワーク通信処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「ネットワーク通信処理モジュール」と言う)755とを備える。各スイッチコントローラ413の記憶資源(図示せず)に、ルーティングテーブル900が記憶される。スイッチプロセッサ408は、ログインテーブル1000を管理する。ログインテーブル1000は、スイッチプロセッサ408内に存在しても良いし、スイッチプロセッサ408外のメモリに存在しても良い。
図6Bは、ルーティングテーブル900の一レコードの構成を示す。
ルーティングテーブル900は、フレームにどの送信先ポートIDがあった場合にそのフレームをどのスイッチコントローラ413又はスイッチプロセッサ408に転送するかを表すテーブルである。ルーティングテーブル900の各レコードには、例えば、送信先ポートID901とスイッチコントローラ番号902との組が記録される。転送先がスイッチプロセッサである場合には、スイッチコントローラ番号902は、スイッチプロセッサを表す番号となる。
スイッチコントローラ413は、フレームを受信した場合、そのフレーム内の送信先ポートIDをキーに、そのスイッチコントローラ413が有するルーティングテーブル900を参照することで、その送信先ポートIDに対応したスイッチコントローラ番号902を特定する。スイッチコントローラ413は、特定されたスイッチコントローラ番号902が、別のスイッチコントローラ413を表している場合、その別のスイッチコントローラ413に、内部結合網409を介して(スイッチプロセッサ408を介さずに)、そのフレームを転送する。一方、スイッチコントローラ413は、特定されたスイッチコントローラ番号902が、スイッチプロセッサ408を表している場合、スイッチプロセッサ408に、内部結合網409を介して、そのフレームを転送する。第一実施例では、例えば、フレームが、アクセスコマンドである場合には、そのフレームに、スイッチコントローラ413を表す番号に対応した送信先ポートID(仮想ポートID)が含められる。また、例えば、フレームが、ポート切替要求及びログイン要求である場合には、そのフレームに、スイッチプロセッサ408を表す番号に対応した送信先ポートIDが含められる。
図6Cは、ログインテーブル1000の一レコードの構成を示す。なお、ログインテーブル1000には、静的ログインテーブル1000Sと動的ログインテーブル1000Dの2種類がある。いずれのテーブル1000S及び1000Dの各レコードも、図6Cに示した構成となる。以下、それらのテーブル1000S及び1000Dを総称するときは、単に、「ログインテーブル1000」と言う。
ログインテーブル1000は、SANスイッチに接続しているホスト計算機100或いはストレージシステム200のポート201又は202に関する情報が記録されるテーブルである。ログインテーブル1000の各レコードには、例えば、付与ポートID1001、ポート種別1002、ポートWWN1003及びスイッチコントローラ番号1004が記録される。
付与ポートID1001は、SANスイッチにログインするポート(以下、「ログイン元ポート」と言う)に対して付与されるポートIDである。ログイン元ポートは、ホスト計算機100又はストレージシステム200の物理ポート201である。
ポート種別1002は、ログイン元ポートの種別を表す。ポート種別1002の値としては、例えば、“物理”と“仮想”の2種類がある。
ポートWWN1003は、ログイン元ポートのWWNである。
スイッチコントローラ番号1004は、ログイン元ポートからのログイン要求を受信したスイッチポートに対応したスイッチコントローラの番号である。
再び図6Aを参照する。
スイッチコントローラ通信処理では、スイッチコントローラ通信処理モジュール751が、スイッチコントローラ413からフレームを受信し、受信したフレームを解釈し、その解釈の結果に基づく処理を実行する。例えば、スイッチコントローラ通信処理モジュール751は、フレームがポート切替要求である場合には、ポート切替処理モジュール752を呼び出し、フレームがログイン要求である場合には、ログイン処理モジュール753を呼び出す。
ネットワーク通信処理では、ネットワーク通信処理モジュール755が、管理端末300からフレームを受信し、受信したフレームを解釈し、その解釈の結果に基づく処理を実行する。例えば、ネットワーク通信処理モジュール755は、フレームがポート切替要求である場合には、ポート切替処理モジュール752を呼び出し、フレームがログインテーブル設定要求である場合には、ログインテーブル設定処理モジュール754を呼び出す。
以下、ログインテーブル設定処理、ログイン処理、及びポート切替処理について、図7乃至図9を参照して説明する。
図7は、ログインテーブル設定処理の流れを示す。
管理端末300が、LAN500経由でSANスイッチ400にログインした後、ログインテーブル設定要求を送信した場合、ネットワーク通信処理モジュール755が、ログインテーブル設定要求を受信して、ログインテーブル設定処理モジュール754を呼び出す。これにより、ログインテーブル設定処理モジュール754が起動する。ログインテーブル設定要求には、ポートWWNとポートIDが含まれている。以下、図7の説明において、ログインテーブル設定要求内のポートWWNとポートIDを、それぞれ、「要求ポートWWN」と「要求ポートID」と言う。
ステップ101で、ログインテーブル設定処理モジュール754は、要求ポートIDが正しいかどうか(言い換えれば、静的ログインテーブル1000Sに登録可能なポートIDかどうか)を判定する。正しいと判断された場合、ステップ102が実行され、正しくないと判断された場合、ステップ104が実行される。例えば、要求ポートIDが、動的ログインテーブル1000DのためのポートIDであったり、他のSANスイッチ400と重複するポートIDであったりする場合は、正しくないポートIDと判断される。
ステップ102で、ログインテーブル設定処理モジュール754は、要求ポートID及び要求ポートWWNを、静的ログインテーブル1000Sに登録する。これにより、要求ポートIDは、付与ポートID1001として登録され、要求ポートWWNは、ポートWWN1003として登録される。
ステップ103で、ログインテーブル設定処理モジュール754は、完了通知をネットワーク通信処理モジュール755に送る。これにより、ネットワーク通信処理モジュール755から、完了通知が、ネットワークI/F405を介して、管理端末300に送られる。
ステップ104で、ログインテーブル設定処理モジュール754は、エラー通知をネットワーク通信処理モジュール755に送る。これにより、ネットワーク通信処理モジュール755から、エラー通知が、ネットワークI/F405を介して、管理端末300に送られる。
図8は、ログイン処理の流れを示す。
スイッチコントローラ通信処理モジュール751が、送信元ポートから送信されたログイン要求を受けた場合に、ログイン処理モジュール753を呼び出す。これにより、ログイン処理モジュール753が起動する。送信元ポートは、ホスト計算機100の物理ポート(又は仮想ポート)、或いは、ストレージシステムの物理ポート201又は仮想ポート202である。ログイン要求は、ポートWWNとポート種別(送信元ポートが物理ポートであるか仮想ポートであるかを表す情報)とを含む。ログイン要求は、例えば、Fibre Channelの場合、FLOGI又はFDISCである。この場合、ログイン要求には、ポート種別が含まれていなくて良い。なぜなら、SANスイッチ400はログイン要求がFLOGIとFDISCのどちらであるか確認することで、送信元ポートが物理ポートであるか仮想ポートであるかを判別することができるからである。以下、図8の説明において、ログイン要求内のポートWWNを、「要求ポートWWN」と言う。また、図8の説明において、ログイン要求内のポート種別、又は、ログイン要求から判別されたポート種別を、「要求ポート種別」と言う。
ステップ111で、ログイン処理モジュール753が、要求ポートWWNをキーに、静的ログインテーブル1000Sを検索する。
ステップ112で、ログイン処理モジュール753が、要求ポートWWNが静的ログインテーブル1000Sに登録済みか否かを判断する。登録済みとの判断になれば、ステップ113が行われ、未登録との判断になれば、ステップ114が行われる。
ステップ113で、静的ポートID割当て処理が行われる。具体的には、ログイン処理モジュール753が、送信元ポートからログイン要求を受信したスイッチコントローラ413のスイッチコントローラ番号と、要求ポート種別とを、静的ログインテーブル1000Sに登録する。また、ログイン処理モジュール753が、そのスイッチコントローラ番号と、要求ポートWWNに対応する静的ポートID(静的ログインテーブルに登録済みの付与ポートID)とを、全てのスイッチコントローラ413のルーティングテーブル900に登録する。そして、ログイン処理モジュール753は、静的ポートIDを含んだログイン応答を、スイッチコントローラ通信処理モジュール751に渡す。これにより、スイッチコントローラ通信処理モジュール751から、送信元ポートに、静的ポートIDを含んだログイン応答が送信される。
ステップ114で、動的ポートID割当て処理が行われる。具体的には、ログイン処理モジュール753が、各動的ログインテーブル1000Dを検索することで、割り当て済みのポートIDと重複しないポートID(以下、動的ポートID)を算出する。そして、ログイン処理モジュール753が、要求ポートWWNと、動的ポートIDと、要求ポート種別と、送信元ポートからログイン要求を受信したスイッチコントローラ413のスイッチコントローラ番号とを、動的ログインテーブル1000Dに登録する。また、ログイン処理モジュール753が、そのスイッチコントローラ番号と、動的ポートIDとを、全てのスイッチコントローラ413のルーティングテーブル900に登録する。そして、ログイン処理モジュール753は、動的ポートIDを含んだログイン応答を、スイッチコントローラ通信処理モジュール751に渡す。これにより、スイッチコントローラ通信処理モジュール751から、送信元ポートに、動的ポートIDを含んだログイン応答が送信される。
図9は、ポート切替処理の流れを示す。
スイッチコントローラ通信処理モジュール751が、送信元ポートから送信されたポート切替要求を受けた場合に、ポート切替処理モジュール752を呼び出す。又は、ネットワーク通信処理モジュール755が、管理端末300からポート切替要求を受信した場合に、ポート切替処理モジュール752を呼び出す。これにより、ポート切替処理モジュール752が起動する。ポート切替要求には、切替対象ポートのWWNと、切替先物理ポート201のWWNとが含まれる。
ステップ121で、ポート切替処理モジュール752が、切替対象ポートWWNが静的ログインテーブル1000Sに登録済か否かを判断する。登録済みとの判断になれば、ステップ122が行われ、未登録との判断になれば、ステップ125が行われる。
ステップ122で、ポート切替処理モジュール752が、切替先物理ポートWWNが静的ログインテーブル1000Sと動的ログインテーブル1000Dのいずれかに登録済みか否かを判断する。登録済みとの判断になれば、ステップ123が行われ、未登録との判断になれば、ステップ125が行われる。
ステップ123で、ポート切替処理モジュール752が、ルーティングテーブル900と静的ログインテーブル1000Sの設定変更を行う。具体的には、ポート切替処理モジュール752は、ログインテーブル1000に登録されている、切替先物理ポートWWNに対応するスイッチコントローラ番号1004を、静的ログインテーブル1000Sの、切替対象ポートWWNに対応するエントリ領域にコピーする。そして、ポート切替処理モジュール752は、全てのルーティングテーブル900における、切替対象ポートWWNに対応するポートIDについてのスイッチコントローラ番号902を、切替先物理ポートWWNに対応するスイッチコントローラ番号に更新する。これにより、以後、切替対象ポート宛てのフレームは、切替先物理ポート201に対応したスイッチコントローラ413へ中継されるようになる。
ステップ124で、ポート切替処理モジュール752が、完了通知を、呼出元のプログラムモジュール(スイッチコントローラ通信処理モジュール751又はネットワーク通信処理モジュール755)に送信する。これにより、呼出元のプログラムモジュール751又は755から、完了通知が、ポート切替要求の送信元(送信元ポートを有するホスト計算機100又はストレージシステム200、或いは、管理端末300)に送信される。
ステップ125で、ポート切替処理モジュール752が、エラー通知を、呼出元のプログラムモジュール751又は755に送信する。これにより、呼出元のプログラムモジュール751又は755から、エラー通知が、ポート切替要求の送信元に送信される。
図10は、第一実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。
ステップ131で、管理者が、管理端末300に、ポートの統計情報チェックを指示する。ここで、ポートの統計情報としては、種々の情報を採用し得るが、第一実施例では、前述した物理ポート使用率や仮想ポート使用率である。
ステップ132で、管理端末300が、管理者からの指示に応答して、ストレージシステム200に、統計情報取得要求を送信する。これにより、ストレージシステム200が、各物理ポート201の物理ポート使用率604、及び、各仮想ポートの仮想ポート使用率709を、管理端末300に送信する。その際、各物理ポート201の物理ポート番号601や、各仮想ポートの仮想ポート番号701など、物理ポート201や仮想ポート202を一意に特定するための他種の識別情報が送信される。また、その際、どの物理ポート201にどの仮想ポート202が付加されているかがわかるようにするために、仮想ポート識別情報(例えば仮想ポート番号701)と物理ポート識別情報(例えば物理ポート番号702)との組が送信される。
ステップ133で、管理端末300が、ストレージシステム200から受信した情報に基づき、どの物理ポート201にどの仮想ポート202が付加されているかや、各物理ポート201の物理ポート使用率や、各仮想ポートの仮想ポート使用率を表示する。
ステップ134で、管理者が、過負荷の物理ポート201と、移行対象の仮想ポート202を判断する。過負荷の物理ポート201は、例えば、所定の物理ポート使用率を超えている物理ポート201である。移行対象の仮想ポートは、例えば、過負荷の物理ポート201に付加されている複数の仮想ポート202のうち、負荷の最も高い仮想ポート202である。
ステップ135で、管理者が、管理端末300に、移行対象の仮想ポート202を指定してその仮想ポート202の移行を指示する。
ステップ136で、管理端末300が、指定された仮想ポート(移行対象の仮想ポート)の仮想ポート識別情報(例えば仮想ポート番号)を含んだ移行要求を、ストレージシステム200に送信する。その移行要求は、ストレージシステム200内の仮想ポート切替処理モジュール254に送られる。
ステップ137で、仮想ポート切替処理モジュール254が、移行要求内の仮想ポート識別情報に対応する仮想ポート状態(その仮想ポート識別情報が記録されている仮想ポート情報における仮想ポート状態)703を、“停止”に変更する。これにより、移行対象仮想ポート202Tに対応したコマンドキュー263に蓄積されているSCSIコマンドがSCSIコマンド処理モジュール253によって処理されることは停止される。故に、以後、移行対象仮想ポート202Tに関連付けられているLU203を指定したSCSIコマンドをストレージシステム200が受信した場合には、移行対象仮想ポート202Tに対応したコマンドキュー263に、そのSCSIコマンドが蓄積され続けることとなる。
ステップ138で、仮想ポート切替処理モジュール254が、処理中のSCSIコマンド完了を待つ。具体的には、仮想ポート切替処理モジュール254は、SCSIコマンド処理モジュール253によって処理中のSCSIコマンドの結果がエラーとならないようにするため、そのSCSIコマンドの処理が完了するのを待つ。
ステップ139で、仮想ポート切替処理モジュール254が、移行対象仮想ポート202Tに対応した仮想ポート情報700における物理ポート番号702を、移行先物理ポート201の物理ポート番号に変更する。例えば、ステップ135で、管理者が管理端末300に対して移行先物理ポート201を指定し、管理端末300は指定された移行先物理ポート番号を含む移行要求を送信しても良い。或いは、このステップ137乃至139のいずれかにおいて、仮想ポート切替処理モジュール254によって、移行先物理ポート201が自動的に決定されても良い。管理者から指定される或いは自動決定される移行先物理ポート201は、例えば、移行対象仮想ポート202Tが付加されても、移行元物理ポート201の負荷よりも低い負荷となる物理ポート201である。
ステップ140で、仮想ポート切替処理モジュール254が、ポート切替要求をSANスイッチ400に送信する。ポート切替要求には、切替対象仮想ポート(移行対象仮想ポート)202TのWWNと、切替先物理ポート(移行先物理ポート)201のWWNとが含まれる。切替対象仮想ポート202TのWWNは、切替対象仮想ポート202Tに対応した仮想ポート情報700から取得された仮想ポートWWN704である。切替先物理ポート201のWWNは、切替対象仮想ポート202Tに対応した仮想ポート情報700内の物理ポート番号702を有した物理ポート情報600から取得された物理ポートWWN602である。ポート切替要求は、例えば、切替対象仮想ポート202Tが属する物理ポート201から送信される。ポート切替要求は、SANスイッチ400におけるポート切替処理モジュール752に送られる。
ステップ141で、SANスイッチ400におけるポート切替処理モジュール752が、ポート切替要求に応答して、ポート切替処理を実行する。ポート切替処理の詳細は、図9を参照して説明したとおりである。これにより、SANスイッチ400における全てのルーティングテーブル900において、移行対象仮想ポート202TのポートIDに対応したスイッチコントローラ番号が、移行先物理ポート201に接続されたスイッチポート406のスイッチコントローラ413の番号に変更される。
ステップ142で、仮想ポート切替処理モジュール254が、ポート切替処理の完了通知を、SANスイッチ400から受信する。
ステップ143で、仮想ポート切替処理モジュール254が、移行対象仮想ポート202Tに対応した仮想ポート情報700における仮想ポート状態703を、“通常”に更新する。これにより、移行対象仮想ポート202Tに対応したコマンドキュー263に蓄積されているSCSIコマンドがSCSIコマンド処理モジュール253によって処理されることが再開される。
ステップ144で、仮想ポート切替処理モジュール254が、仮想ポート切替処理の完了通知を送信する。その完了通知は、通信処理モジュール256を介して、管理端末300に送信される。
ステップ145で、管理端末300が、仮想ポート切替処理の完了通知を受信し、仮想ポート切替処理の完了を表示する。
図11は、第一実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れの変形例を示す。図11には、図10と同じステップには同じ番号を付している。
図11に示す処理の流れによれば、図10に示したステップ131乃至145のうち、ステップ140、141及び142が相違している。具体的には、図10でのステップ140、141及び142に代えて、図11では、ステップ140´、141´及び142´が採用される。
ステップ140´で、仮想ポート切替処理モジュール254が、ログイン要求をSANスイッチ400に送信する。ログイン要求には、移行対象仮想ポート202Tの仮想ポートWWNが要求ポートWWNとして含まれる。ここでのログイン要求は、例えば、FDISCフレームである。ログイン要求は、例えば、移行先物理ポート201から送信される。ログイン要求は、SANスイッチ400におけるログイン処理モジュール253に送られる。
ステップ141´で、ログイン処理モジュール253が、ログイン要求に応答して、ログイン処理を実行する。ログイン処理の詳細は、図8を参照して説明したとおりである。これにより、SANスイッチ400における全てのルーティングテーブル900において、移行対象仮想ポート202TのポートID901に対応したスイッチコントローラ番号902が、移行先物理ポート201に接続されたスイッチポート406のスイッチコントローラ413の番号に変更される。なぜなら、ステップ140´で、ログイン要求が、移行先物理ポート201から送信されたからである。
ステップ142´で、仮想ポート切替処理モジュール254が、ログイン処理の完了通知を、SANスイッチ400から受信する。
図10及び図11を参照して説明した各処理の流れにおいて、以下の幾つかの変形例のうちの少なくとも一つを採用することが可能である。
第一の変形例として、管理端末300内のCPUで実行されるコンピュータプログラムが、定期的に、各仮想ポート202の統計情報(仮想ポート使用率)や各物理ポート201の統計情報(物理ポート使用率)を取得しても良い。また、管理端末300内のCPUで実行されるコンピュータプログラムが、過負荷の物理ポート201や、過負荷の物理ポート201に属する移行対象の仮想ポート202を、自動で決定しても良い。具体的には、例えば、管理端末300内のCPUで実行されるコンピュータプログラムが、物理ポート使用率が所定の閾値を超えている物理ポート201を特定し、特定された物理ポート201に属する複数の仮想ポート202から、仮想ポート使用率が最も高い仮想ポート202を移行対象仮想ポート202Tとして選択する。また、管理端末300内のCPUで実行されるコンピュータプログラムが、移行先物理ポート201として、物理ポート使用率が最も低い物理ポート201を選択する。そして、そのコンピュータプログラムが、移行対象仮想ポート202TのWWNと移行先物理ポート201のWWNとを含んだ移行要求を、ストレージシステム200に送信する。
第二の変形例として、ストレージプロセッサ208が、過負荷の物理ポート201や、過負荷の物理ポート201に属する移行対象の仮想ポート202Tを、自動で決定しても良い。具体的には、例えば、ストレージプロセッサ208が、物理ポート使用率が所定の閾値を超えている物理ポート201を特定する。また、ストレージプロセッサ208が、特定された物理ポート201に属する複数の仮想ポート202から、仮想ポート使用率が最も高い仮想ポートを移行対象仮想ポート202Tとして選択する。また、ストレージプロセッサ208が、移行先物理ポート201として、物理ポート使用率が最も低い物理ポート201を選択する。そして、ステップ140或いは140´で送信するポート切替要求又はログイン要求に、選択された移行対象仮想ポート(切替対象仮想ポート)のWWNと、移行先物理ポート(切替先物理ポート)201のWWNとが含められる。
第三の変形例として、ステップ137で、スケジューラ処理モジュール252が、移行対象仮想ポート202Tに対応したコマンドキュー263に蓄積されているSCSIコマンドを破棄してしまっても良い。ホスト100が、タイムアウトを検出し応答の無いSCSIコマンドを再送する仕組みを備えている場合には、その仕組みによって移行先仮想ポートへとコマンドが再送される。
第四の変形例として、ポート切替要求は、管理端末300から送信されても良い。
以上が、第一実施例についての説明である。
上述した第一実施例によれば、一つのストレージシステム200において、過負荷の物理ポート201がある場合に、ホスト計算機100を停止することなく、過負荷の物理ポート201に属する仮想ポート202を、過負荷の物理ポート201から別の物理ポート201に移行することができる。また、これを実現するにあたって、SANスイッチ400については、移行対象物理ポート201(具体的にはポートID)に対応した転送先情報(具体的にはスイッチコントローラ番号)を変更すれば済む。
以下、本発明の第二実施例を説明する。その際、第一実施例との相違点を主に説明し、第一実施例との共通点については説明を省略或いは簡略化する。
図12は、本発明の第二実施例に係る計算機システムの構成を示す。
SANスイッチ400及びLAN500に、複数(例えば二台)のストレージシステムが接続される。複数のストレージシステムのうちの一つが、移行元ストレージシステム(例えば、既存のストレージシステム)200Sであり、複数のストレージシステムのうちの別の一つが、移行先ストレージシステム(例えば、増設されたストレージシステム)200Tである。
第二実施例では、移行元ストレージシステム200Sから移行先ストレージシステム200Tに、移行対象の仮想ポート202Aと、その仮想ポート202Aに属する全てのLDEV(その仮想ポート202Aを有した全てのLUパス定義に属するLDEV)が移行される。
この場合、移行先ストレージシステム200Tに、移行先物理ポート201Bから移行先LDEV204Tまでのパスが構築される。具体的には、移行先物理ポート201Bに、移行先仮想ポート202Bが付加され、移行先仮想ポート202Bに、移行対象仮想ポート202Aに属するLUN(LU203)が関連付けられ、各LUNに、移行先LDEV204Tが関連付けられる。そして、移行元ストレージシステム200Sにおける移行元LDEV204Sから、移行元物理ポート201A及び上記構築されたパスを介して、移行先ストレージシステム200Tにおける移行先LDEV204Tに、データがコピーされる。また、移行元ストレージシステム200Sにおいて、移行対象仮想ポート202Aが消去され、移行元LDEV(コピー元LDEV)204Sは、未使用のLDEVとなる。未使用となったLDEVは、移行元ストレージシステム200Sにおける仮想ポート202に追加可能である。つまり、移行元ストレージシステム200Sにおいて、移行元LDEV204Sの容量分、空き容量が増えることになる。
図13は、第二実施例での各ストレージシステム200S、200Tのソフトウェア構成を示す。
図4を参照して説明したプログラムモジュールに加えて、コマンド転送処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「コマンド転送処理モジュール」と言う)258と、コピー処理を実行するためのプログラムモジュール(以下、「コピー処理モジュール」と言う)259とが追加される。
コマンド転送処理モジュール258は、移行対象仮想ポート202Aに対応したコマンドキュー263に蓄積されている全てのSCSIコマンドを、移行先ストレージシステム200Tに転送する。この場合、移行先ストレージシステム200Tにおける振分け処理モジュール251が、移行元ストレージシステム200Sから転送されて来た、移行対象仮想ポート202Aに対応するSCSIコマンドを、移行先ストレージシステム200Tにおける、移行対象仮想ポート202Tに対応するコマンドキュー263に、蓄積する。
コピー処理モジュール259は、コピー元LDEV(移行元LDEV)204Sに記憶されているデータ(又は、それに加えて、移行元LDEV204Sに書き込まれるデータ)をコピー先LDEV(移行先LDEV)204Tにコピーする。例えば、コピー処理モジュール259は、移行先ストレージシステム200Tに送信するライト要求(コピー要求)に、移行先物理ポート201BのポートID、LDEV番号及びLBA(Logical Block Address)を含めることで、ライト先記憶領域(コピー先記憶領域)を指定することができる。
仮想ポート切替処理モジュール254´は、ストレージシステム200内での仮想ポート切替処理に代えて又は加えて、ストレージシステム200S、200T間での仮想ポート切替処理を行う。
設定処理モジュール255´は、ネットワークI/F205からだけでなく、他のストレージシステム200S又は200Tからの要求によっても起動することができる。設定処理モジュール255´は、ストレージ制御情報3000を参照したり更新したりし、ストレージ制御情報3000に設定した情報を、他のストレージシステム200S又は200Tに返送することができる。
SCSIコマンド処理モジュール253´は、ライトコマンドを処理する際、そのライトコマンドから特定されるLDEV(コピー元LDEV)204Sに対応するペア情報800が存在するならば、コピー処理モジュール259を呼び出すことで、コピー先LDEV204Tにも、ライト対象データが書き込まれるようにする。また、物理ポート201に対するライトコマンドの場合は、SCSIコマンド処理モジュール253´は、ライトコマンドで指定されているLUNをLDEV番号と解釈し、LDEV番号から特定されるLDEVに、ライト対象データを書き込む。これはライトコマンドのLUNを用いてLDEVを指定する方法の一例であり、他には、ベンダが独自に特殊なライトコマンドを定義し、それを受信したときはLUNをLDEV番号と解釈する、としてもよい。
ストレージ制御情報300には、物理ポート情報600や仮想ポート情報700に加えて、ペア情報800が含まれる。
図14は、ペア情報800の構成を示す。
ペア情報800は、LDEVペア毎に用意される。ペア情報800に含まれる情報要素として、例えば、コピー元LDEV番号801、移行先物理ポートID802、コピー先LDEV番号803及び進捗ポインタ804がある。
LDEV番号は、ストレージシステム内でLDEVを識別するための番号である。コピー元LDEV番号801は、データのコピー元のLDEVの番号であり、コピー先LDEV番号802は、データのコピー先のLDEVの番号である。
移行先物理ポートID803は、移行先ストレージシステム200Tにおける移行先物理ポート201BのポートIDである。
進捗ポインタ804は、コピーの進捗を表す情報である。例えば、コピー元LDEV204Sの終端位置までコピーが完了すると、コピー元LDEV204Sに記憶されているデータとコピー先LDEV204Tに記憶されているデータとが同じになったことを示す。
図15は、第二実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。
ステップ201で、管理者が、管理端末300に、移行対象仮想ポート202Aを指定し、仮想ポートの移行を指示する。
ステップ202で、管理端末300が、移行要求を、移行元ストレージシステム200Sに送信する。移行要求には、たとえば、移行対象仮想ポート202Aの仮想ポート番号と、移行先ストレージシステム200Tにおける移行先物理ポート201の物理ポート番号と、移行先物理ポート201のポートIDとが含まれる。移行要求に含まれるこれらの情報は、例えば、前もって移行元ストレージシステム200Sから収集されている。移行要求は、移行元ストレージシステム200S内の仮想ポート切替処理モジュール254´に送られる。
ステップ203で、移行元ストレージシステム200Sにおける仮想ポート切替処理モジュール254´が、移行先仮想ポート202Bの作成を、移行先ストレージシステムに要求する。具体的には、例えば、仮想ポート切替処理モジュール254´が、移行対象仮想ポート202Bに対応した仮想ポート情報700と設定要求とを、移行先ストレージシステム200Tに送信する。ここでの仮想ポート情報700には、移行対象仮想ポート202Aの番号701、WWN704及びポートID705と、移行対象仮想ポート202Tに対応したホスト計算機100のポートのWWN706及びポートID707と、仮想ポート状態703“通常”と、移行先物理ポート201の物理ポート番号702とが含まれる。
ステップ204で、移行先ストレージシステム200Tにおいて、設定処理モジュール255´が、移行元ストレージシステム200Sからの設定要求にある仮想ポート情報700を、移行先ストレージシステム200T(例えばそれにおけるキャッシュメモリ210)に設定する。また、その際、移行先ストレージシステム200Tにおいて、設定処理モジュール255´は、設定した仮想ポート情報700内のLUパス定義リスト708における各LUNに対して、移行先ストレージシステム200Tにおける未使用のLDEVのLDEV番号を割り当てる。なお、割り当てられるLDEV番号に対応した未使用のLDEVは、コピー先となるため、コピー元のLDEVの記憶容量以上の記憶容量を有したLDEVである。ステップ204の完了により、移行先物理ポート201Bから移行先LDEV204Tまでのパス(移行先物理ポート201B、移行先仮想ポート202B、LUN及び移行先LDEV204T)が構築される。
ステップ205で、移行先ストレージシステム200Tにおける設定処理モジュール255´が、移行先仮想ポート202Bに対応した仮想ポート情報700を、移行元ストレージシステム200Sに返送する。その際、仮想ポート情報700と共に、移行先物理ポート201の物理ポートIDも返送されて良い。
ステップ206で、移行元ストレージシステム200Sにおける設定処理モジュール255´が、移行先ストレージシステム200Tからの仮想ポート情報700におけるLUパス定義リスト708を基に、各LDEVペアについてのペア情報800を設定する。設定されるペア情報800には、コピー元LDEV番号801として、移行対象仮想ポート202Aに属する或る対象LUNに対応したLDEVの番号が含まれ、移行先物理ポートID802として、移行先ストレージシステム200Tから受信した移行先物理ポートIDが含まれる。また、コピー先LDEV番号803として、移行先ストレージシステム200Tからの仮想ポート情報700におけるLUパス定義リスト708から特定される、上記対象LUNに割り当てられているLDEV番号が含まれる。
ステップ207で、移行元ストレージシステム200Sにおけるコピー処理モジュール259が、移行対象仮想ポート202Aに属する全ての移行元LDEV204Sに対応したペア情報800を基に、各移行元LDEV204Sから各移行先LDEV204Tへのデータのコピーを行う。具体的には、コピー処理モジュール259が、移行元LDEV204Sのデータを書込み対象としたライトコマンド(移行先LDEV204Tを指定したライトコマンド)を、移行先ストレージシステム200Tに送信する。コピー処理モジュール259は、ペア情報800における進捗ポインタ804を、データのコピーの進捗に応じて更新する。データのコピーは、移行先ストレージシステム200Tが、移行元LDEV204Sを指定したリードコマンドを移行元ストレージシステム200Sに送信し、そのリードコマンドに応答して読み出されたデータを移行先LDEV204Tに書込むことで、行われても良い。
ステップ208で、移行対象仮想ポート202Aに属する各移行元LDEV204Sから各移行先LDEV204Tへのデータのコピーが完了する。
ステップ209で、仮想ポート切替処理モジュール254´が、移行対象仮想ポート202Aに対応した仮想ポート情報700における仮想ポート状態703を、“停止”に変更する。
ステップ210で、仮想ポート切替処理モジュール254´が、移行対象仮想ポート202Aに対応した処理中のSCSIコマンドの完了を待つ。
ステップ211で、仮想ポート切替処理モジュール254´が、ポート切替要求を、切替対象仮想ポート202Aが属する移行元物理ポート201Aから、SANスイッチ400に送信する。ポート切替要求には、切替対象仮想ポート(移行対象仮想ポート)202AのWWNと、切替先物理ポート(移行先物理ポート)201BのWWNとが含まれる。
ステップ212で、SANスイッチ400におけるポート切替処理モジュール752が、ポート切替要求に応答して、ポート切替処理を実行する。ポート切替処理の詳細は、図9を参照して説明したとおりである。
ステップ213で、仮想ポート切替処理モジュール254´が、ポート切替処理の完了通知を、SANスイッチ400から受信する。
ステップ214で、コマンド転送処理モジュール258が、移行対象仮想ポート202Aに対応するコマンドキュー263に蓄積されている全てのSCSIコマンドを、移行先ストレージシステム200Tに送信する。移行先ストレージシステム200Tにおいて、振分け処理モジュール251が、移行元ストレージシステム200SからのSCSIコマンドを、移行先仮想ポート202Bに対応したコマンドキュー263に蓄積する。移行先ストレージシステム200TにおけるSCSIコマンド処理モジュール253´は、この時点から、移行先仮想ポート202Bに対応したコマンドキュー263に蓄積されているコマンドの処理を開始することができる。
ステップ215で、移行元ストレージシステム200Sにおいて、設定処理モジュール255´が、ステップ206で設定したペア情報800と、移行元ストレージシステム200Sにおける移行対象仮想ポート202Aとを削除する。
ステップ216で、仮想ポート切替処理モジュール254´が、仮想ポート切替処理の完了通知を送信する。その完了通知は、通信処理モジュール256を介して、管理端末300に送信される。
ステップ217で、管理端末300が、仮想ポート切替処理の完了通知を受信し、仮想ポート切替処理の完了を表示する。
図16は、第二実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れの変形例を示す。
図16に示す処理の流れによれば、図15に示したステップ201乃至217のうち、ステップ211、212及び213が相違している。具体的には、図15でのステップ211、212、及び213に代えて、図16では、ステップ310、311、312、313及び314が採用される。
ステップ310で、移行元ストレージシステム200Sにおいて、仮想ポート切替処理モジュール254´が、ログイン指示を、移行先ストレージシステム200Tに送信する。ログイン指示には、移行対象仮想ポート202Aの仮想ポートWWNが含まれている。
ステップ311で、移行先ストレージシステム200Tにおいて、仮想ポート切替処理モジュール254´が、移行元ストレージシステム200Sからのログイン指示に応答して、ログイン要求を、SANスイッチ400に送信する。ログイン要求には、移行対象仮想ポート202Aの仮想ポートWWNが要求ポートWWNとして含まれる。ここでのログイン要求は、例えば、FDISCフレームである。ログイン要求は、例えば、移行先物理ポート201Bから送信される。ログイン要求は、SANスイッチ400におけるログイン処理モジュール753に送られる。
ステップ312で、ログイン処理モジュール753が、ログイン要求に応答して、ログイン処理を実行する。ログイン処理の詳細は、図8を参照して説明したとおりである。
ステップ313で、移行先ストレージシステム200Tにおける仮想ポート切替処理モジュール254´が、ログイン処理の完了通知を、SANスイッチ400から受信する。
ステップ314で、移行先ストレージシステム200Tにおける仮想ポート切替処理モジュール254´が、ログイン完了を、移行先ストレージシステム200Tに通知する。
図15及び図16を参照して説明した各処理の流れにおいて、以下の幾つかの変形例のうちの少なくとも一つを採用することが可能である。
第一の変形例として、新規にストレージシステムがSANスイッチ400に増設された場合、SANスイッチ400や、SANスイッチ400を介して移行元ストレージシステム200Sが、ストレージシステムの増設を検出することができる。移行元ストレージシステム200Sは、新規にストレージシステムがSANスイッチ400に増設されたことに応答して、移行元ストレージシステム200Sからその増設されたストレージシステムに、全ての(又は一部の)仮想ポート202を移行してもよい。
第二の変形例として、仮想ポート202に代えて、移行元とするLDEV204Sが指定されても良い。この場合、その指定されたLDEV204Sが属する仮想ポート202を、移行対象仮想ポート202Aとすることができる。
第三の変形例として、移行対象仮想ポート202Aは、第一実施例と同様に、過負荷の物理ポートに属する仮想ポートであって良い。また、そのために、第一実施例と同様に、統計情報の取得が行われても良い。また、過負荷の物理ポートや、それに属する一以上の仮想ポートのうちの移行対象とする仮想ポートは、管理端末300或いは移行元ストレージシステム200Sによって自動で決定されても良い。
以上が、第二実施例についての説明である。
上述した第二実施例によれば、移行元ストレージシステム200Sから移行先ストレージシステム200Tに、仮想ポート202と、その仮想ポート202に属する全てのLDEV(その仮想ポートを有した全てのLUパス定義に属するLDEV)が移行される。これにより、移行元ストレージシステム200Sにおける負荷(具体的には、移行対象仮想ポート202Aが属していた物理ポート201Aの負荷や、移行元ストレージシステム200Sにおけるストレージプロセッサ208´の負荷)を軽減することができる。また、このようなストレージシステム200S、200T間での仮想ポート202及びLDEV204の移行を、ホスト計算機100を停止させることなく行うことができる。
以下、本発明の第三実施例を説明する。その際、第二実施例との相違点を主に説明し、第二実施例との共通点については説明を省略或いは簡略する。
図17は、本発明の第三実施例に係る計算機システムの構成を示す。
複数のストレージシステムには、移行元ストレージシステム200Sと移行先ストレージシステム200Tの他に、外部ストレージシステム200Eが含まれる。外部ストレージシステム200Eも、ストレージシステムの一種であり、NPIV機能を有している。そのため、外部ストレージシステム200Eにおいても、物理ポート201に一又は複数の仮想ポート202が付加されており、各仮想ポート202に、一又は複数のLU203が関連付けられており、各LU203に、LDEV204が関連付けられている。
移行元ストレージシステム200Sには、一以上のPDEV212を基に形成されたLDEV(以下、実LDEV)204Rの他に、仮想LDEV204Vがある。仮想LDEV204Vは、外部ストレージシステム200Eにある一又は複数の実LDEV204Eを基に形成されたLDEVである。以下、移行元ストレージシステム200Sにおける仮想LDEV204Vを、「外部接続LDEV204V」と言い、外部接続LDEV204Vに対応した、外部ストレージシステムにおける実LDEVを、「外部LDEV」と言う。ストレージ仮想化技術に従って、外部LDEV204Eが移行元ストレージシステム200Sに外部接続LDEV204Vとして存在する。外部LDEV204Eと外部接続LDEV204Vは、1対1、1対多、多対1のいずれで対応しても良い。以下、外部ストレージシステム200Eの外部LDEV204Eがストレージシステムに外部接続LDEV204Vとして存在する構成を、「外部接続構成」と呼ぶことがある。
第三実施例では、第二実施例と同様に、移行元ストレージシステム200Sから移行先ストレージシステム200Tに、仮想ポート202と、その仮想ポート202に属する全てのLDEV(その仮想ポートを有した全てのLUパス定義に属するLDEV)が移行される。但し、移行元LDEV及び移行先LDEVが外部接続LDEV204Vであれば、第二実施例と違って、移行元LDEVから移行先LDEVへのデータのコピーは不要である。なぜなら、移行元LDEVとLDEVペアを構成する移行先LDEVは、移行元LDEVに対応する外部LDEV204Eに対応付けられるからである。つまり、移行元LDEV及び移行先LDEVにおけるデータは、実際には、同一の外部LDEV204Eに記憶されたままであるからである。
図17の例では、外部ストレージシステム200Eは、ホスト計算機100が接続されているSANスイッチ400とは別のSANスイッチ400´に接続され、別のSANスイッチ400´に、移行元ストレージシステム200S及び移行先ストレージシステム200Tが接続されている。しかし、それに限らず、例えば、別のSANスイッチ400´は無くても良い。その場合、外部ストレージシステム200Eは、ホスト計算機100が接続されているSANスイッチ400に接続される。
また、図17の例では、外部ストレージシステム200Eは、NPIV機能を有しているが、それに代えて、NPIV機能を有していなくても良い。この場合、外部LDEV204Eには、物理ポート201のポートIDとLUNを指定したアクセスコマンドを外部ストレージシステム200Eに送信することで、アクセスすることが可能である。
第三実施例では、外部接続LDEV構成情報が必要である。
図18は、外部接続LDEV構成情報の構成を示す。
外部接続LDEV構成情報1100は、外部接続LDEV204V毎に用意される。外部接続LDEV構成情報1100に含まれる情報要素として、例えば、外部LDEV番号1101、イニシエータポートID1102、外部ストレージポートID1103及び外部ストレージLUN1104がある。
外部接続LDEV番号1101は、ストレージシステム内で外部接続LDEV204Vを識別するための番号である。
イニシエータポートID1102は、外部ストレージシステム200Eへコマンドを送信する、送信元の物理ポート(以下、第三実施例の説明において、「イニシエータポート」と言う)201PのポートIDである。
外部ストレージポートID1103は、イニシエータポート201Pからコマンドを受ける、外部ストレージシステム200Eにおける仮想ポート202Q(以下、第三実施例の説明において、「外部ストレージポート202Q」と言う)のポートIDである。もし、仮想ポート202Qが無ければ、物理ポート201Qが、イニシエータポート201Pからコマンドを受ける外部ストレージポートとなる。
外部ストレージLUN1104は、外部LDEV204Eに関連付けられている、外部ストレージシステム200E内のLUのLUNである。
移行元ストレージシステム200SにおけるSCSIコマンド処理モジュールは、ホスト計算機100から、外部接続LDEV204Vを指定したアクセスコマンドを受けた場合、その外部接続LDEV204Vに対応した外部LDEV204Eを指定したアクセスコマンド(外部接続LDEV204Vに対応した外部ストレージポートID及び外部ストレージLUNを含んだアクセスコマンド)を作成し、そのアクセスコマンドを、外部接続LDEV204Vに対応したイニシエータポート201Pから送信する。外部ストレージシステム200Eは、イニシエータポート201Pから送信されたアクセスコマンドを外部ストレージポート202Qで受信し、受信したアクセスコマンドを処理する。
図19は、第三実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。
図19に示す処理の流れは、実質的に、図15に示す処理の流れからステップ206、207及び208を除いた流れとなる。また、残ったステップ201乃至205及び209乃至217のうちの少なくとも一つにおいて、変更点がある。
例えば、ステップ203で、移行元ストレージシステム200Sにおける仮想ポート切替処理モジュールは、更に、移行対象仮想ポート202Aに属する各外部接続LDEV204VSに対応した外部接続LDEV情報1100を、移行先ストレージシステム200Tに送信する。
ステップ204で、移行先ストレージシステム200Tにおいて、移行先LDEVとして割当てられた外部接続LDEV204VTに対応した外部接続LDEV情報1100に、移行元の外部接続LDEV204VSに対応した外部接続LDEV情報1100における外部ストレージポートID1103及び外部ストレージLUN1104がコピーされる。これにより、移行先の外部接続LDEV204VTに、移行元の外部接続LDEV204VSに対応付けられている外部LDEV204Eが対応付けられる。
ステップ215´で、移行対象仮想ポート202Aの削除は行われるが、ペア情報の削除は不要である。
以上が、第三実施例についての説明である。なお、外部接続構成は、第一実施例にも適用することができる。また、第三実施例でも、例えば、図16に例示したように、移行先物理ポートからログイン要求を送信することによって、ルーティングテーブル900において、移行対象の仮想ポート202AのポートIDに対応するスイッチコントローラ番号を、移行先物理ポートに接続されたスイッチポートに対応するスイッチコントローラの番号に変更することが可能である。
上述した第三実施例によれば、移行元ストレージシステム200Sから移行先ストレージシステム200Tに、仮想ポート202と、その仮想ポート202に属する外部接続LDEVが移行される。これにより、外部接続構成において、移行元ストレージシステム200Sにかかる負荷(具体的には、移行対象仮想ポートが属していた物理ポート201の負荷や、移行元ストレージシステムにおけるストレージプロセッサの負荷)を軽減することができる。また、このようなストレージシステム200S、200T間での仮想ポート202及び外部接続LDEV204Vの移行を、ホスト計算機100を停止させることなく行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、一以上のホスト計算機100及び一以上のストレージシステム200に接続されるSANスイッチ400は複数個存在しても良い。その場合、SANスイッチ400が通信することで、全てのSANスイッチ400における全てのルーティングテーブルを更新することが可能である。
また、例えば、ルーティングテーブルは、各スイッチコントローラ413が備えることに代えて、スイッチプロセッサ408が備えても良い。
また、図7乃至図9、図10及び図11、図15及び図16、及び図19のうちの少なくとも一つの図に記載の処理の流れは、本発明の理解及び実施に必要な程度で各処理の概要を示している。従って、いわゆる当業者であれば、本発明の範囲から逸脱しない程度に、ステップの順序を変更したり、ステップを別のステップに変更したり等することができる。
図1は、本発明の第一実施例に係る計算機システムの構成を示す。 図2は、ストレージシステムのハードウェア構成を示す。 図3は、SANスイッチのハードウェア構成を示す。 図4は、ストレージシステムのソフトウェア構成を示す。 図5Aは、物理ポート情報の構成を示す。図5Bは、仮想ポート情報の構成を示す。 図6Aは、SANスイッチのソフトウェア構成を示す。図6Bは、ルーティングテーブルの一レコードの構成を示す。図6Cは、ログインテーブルの一レコードの構成を示す。 図7は、ログインテーブル設定処理の流れを示す。 図8は、ログイン処理の流れを示す。 図9は、ポート切替処理の流れを示す。 図10は、第一実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。 図11は、第一実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れの変形例を示す。 図12は、本発明の第二実施例に係る計算機システムの構成を示す。 図13は、第二実施例での各ストレージシステムのソフトウェア構成を示す。 図14は、ペア情報の構成を示す。 図15は、第二実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。 図16は、第二実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れの変形例を示す。 図17は、本発明の第三実施例に係る計算機システムの構成を示す。 図18は、外部接続LDEV構成情報の構成を示す。 図19は、第三実施例に係る計算機システムで行われる処理の流れを示す。
符号の説明
100…ホスト計算機 200…ストレージシステム 201…物理ポート 202…仮想ポート 300…管理端末

Claims (17)

  1. 一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットに接続されるストレージシステムであって、
    複数の論理記憶デバイスと、
    一又は複数の物理的な通信ポートである一又は複数の物理ポートと、
    一又は複数の仮想的な通信ポートである一又は複数の仮想ポートと、
    移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、移行先の物理ポートに移行する仮想ポート移行部と、
    前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を前記スイッチユニットに送信する要求発行部と
    を備え、
    各物理ポートに、一又は複数の仮想ポートが付加され、
    各仮想ポートに、一又は複数の論理記憶デバイスが関連付けられ、
    前記スイッチユニットが、
    複数の通信ポートである複数のスイッチポートと、
    宛先ポート識別情報とそれに対応する転送先を表す転送先情報との組合せを複数個有した転送管理情報と、
    宛先ポート識別情報を含んだフレームをスイッチポートで受信した場合に、前記受信したフレームが有する宛先ポート識別情報に対応する転送先情報を、前記転送管理情報を参照することにより特定し、特定された転送先情報が表す転送先に対応したスイッチポートから、前記受信したフレームを送信する転送処理部と、
    前記転送管理情報を更新する転送先更新部と
    を備え、
    前記複数のスイッチポートには、論理記憶デバイスに関連付けられた仮想ポートのポート識別情報を有するアクセスコマンドフレームを発行する一以上の計算機に接続される一以上のスイッチポートと、前記一以上のストレージシステムが有する前記複数の物理ポートに接続される複数のスイッチポートとが含まれ、
    前記スイッチユニットが有する前記転送先更新部は、前記所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した前記宛先ポート識別情報に対応する、前記転送管理情報における前記転送先情報を、前記移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する、
    ストレージシステム。
  2. 前記ストレージシステムは、移行元のストレージシステムであり、仮想ポート削除部を更に備え、
    前記一又は複数の物理ポートに、前記移行元の物理ポートが含まれ、
    前記移行先の物理ポートは、移行先のストレージシステムに備えられており、
    前記仮想ポート移行部が、移行先仮想ポート作成要求部を有し、
    前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行対象の仮想ポートの仮想ポート識別情報と前記移行先の物理ポートの物理ポート識別情報とを含んだ移行先仮想ポート作成要求を前記移行先ストレージシステムに送信し、
    前記仮想ポート削除部が、前記移行対象の仮想ポートを削除する、
    請求項1記載のストレージシステム。
  3. 前記所定種類の要求は、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報と、前記移行先の物理ポートのポート識別情報とを含んだポート切替要求であり、
    前記要求発行部が、前記移行元の物理ポートから前記ポート切替要求を前記スイッチユニットに送信する、
    請求項2記載のストレージシステム。
  4. 受信したコマンドが蓄積されるコマンド蓄積領域と、
    前記コマンド蓄積領域に蓄積されているコマンドのうち、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだコマンドを、前記移行先ストレージシステムに転送するコマンド転送部と
    を更に備える請求項2又は3記載のストレージシステム。
  5. 前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスに関する情報を、前記移行先ストレージシステムに送信し、
    前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報に基づいて関連付けられた移行先の論理記憶デバイスに、前記移行元の論理記憶デバイス内のデータがコピーされる、
    請求項2乃至4のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  6. 前記移行元ストレージシステムと前記移行先ストレージシステムの両方に接続された外部ストレージシステムがあり、
    前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスは、仮想的な論理記憶デバイスであり、前記外部ストレージシステムが備える論理記憶デバイスである外部論理記憶デバイスに関連付けられており、
    前記移行先仮想ポート作成要求部が、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報と、前記移行元の論理記憶デバイスに関連付けられている前記外部論理記憶デバイスに関する情報とを、前記移行先ストレージシステムに送信する、
    請求項2乃至4のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  7. 前記ストレージシステムは、移行先のストレージシステムであり、
    前記一又は複数の物理ポートに、前記移行先の物理ポートが含まれ、
    前記移行元の物理ポートは、移行元のストレージシステムに備えられており、
    前記仮想ポート移行部が、移行先仮想ポート設定部を有し、
    前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行元ストレージシステムからの移行先仮想ポート作成要求に応答して、前記移行先仮想ポート作成要求内の仮想ポート識別情報を、前記移行先仮想ポート作成要求内の物理ポート識別情報に関連付けることで、前記移行先仮想ポート作成要求内の物理ポート識別情報から同定される移行先の物理ポートに関連付けられた、前記移行先仮想ポート作成要求内の仮想ポート識別情報に対応する移行先の仮想ポートを作成する、
    請求項1記載のストレージシステム。
  8. 前記所定種類の要求は、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだログイン要求であり、
    前記要求発行部が、前記移行先の物理ポートから前記ログイン要求を前記スイッチユニットに送信する、
    請求項7記載のストレージシステム。
  9. 受信したコマンドが蓄積されるコマンド蓄積領域と、
    前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだコマンドを前記移行元ストレージシステムから受信し、前記受信したコマンドを前記コマンド蓄積領域に蓄積する蓄積処理部と、
    前記コマンド蓄積領域に蓄積されているコマンドを処理するコマンド処理部と
    を更に備える請求項7又は8記載のストレージシステム。
  10. 前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスに関する情報を、前記移行元ストレージシステムから受信し、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報に基づいて、前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、移行先の論理記憶デバイスを関連付け、
    前記移行先の論理記憶デバイスに、前記移行元の論理記憶デバイス内のデータがコピーされる、
    請求項7乃至9のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  11. 前記移行元ストレージシステムと前記移行先ストレージシステムの両方に接続された外部ストレージシステムがあり、
    前記移行対象の仮想ポートに関連付けられている移行元の論理記憶デバイスは、仮想的な論理記憶デバイスであり、前記外部ストレージシステムが備える論理記憶デバイスである外部論理記憶デバイスに関連付けられており、
    前記移行先仮想ポート設定部が、前記移行元の論理記憶デバイスに関する情報と、前記移行元の論理記憶デバイスに関連付けられている前記外部論理記憶デバイスに関する情報とを、前記移行先ストレージシステムから受信し、それらの情報に基づいて、前記移行先の物理ポートに付加された移行先の仮想ポートに、移行先の仮想的な論理記憶デバイスを関連付け、前記移行先の仮想的な論理記憶デバイスに、前記移行元の仮想的な論理記憶デバイスが関連付けられている前記外部論理記憶デバイスを関連付ける、
    請求項7乃至9のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  12. 前記複数の物理ポートには、前記移行元の物理ポートと前記移行先の物理ポートの両方が含まれる、
    請求項1記載のストレージシステム。
  13. 前記移行元の物理ポートは、負荷が所定の閾値を超えている物理ポートである、
    請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  14. 前記計算機毎に前記仮想ポートが用意されている、
    請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載のストレージシステム。
  15. 一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットと、
    複数の論理記憶デバイスと、複数の物理的な通信ポートである複数の物理ポートと、複数の仮想的な通信ポートである複数の仮想ポートとを備えた一以上のストレージシステムと
    を備え、
    各物理ポートに、一以上の仮想ポートが付加され、
    各仮想ポートに、一以上の論理記憶デバイスが関連付けられ、
    前記スイッチユニットが、
    複数の通信ポートである複数のスイッチポートと、
    宛先ポート識別情報とそれに対応する転送先を表す転送先情報との組合せを複数個有した転送管理情報と、
    宛先ポート識別情報を含んだフレームをスイッチポートで受信した場合に、前記受信したフレームが有する宛先ポート識別情報に対応する転送先情報を、前記転送管理情報を参照することにより特定し、特定された転送先情報が表す転送先に対応したスイッチポートから、前記受信したフレームを送信する転送処理部と、
    前記転送管理情報を更新する転送先更新部と
    を備え、
    前記複数のスイッチポートには、論理記憶デバイスに関連付けられた仮想ポートのポート識別情報を有するアクセスコマンドフレームを発行する一以上の計算機に接続される一以上のスイッチポートと、前記一以上のストレージシステムが有する前記複数の物理ポートに接続される複数のスイッチポートとが含まれ、
    前記一以上のストレージシステムが、
    前記複数の物理ポートのうちの移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、前記複数の物理ポートのうちの移行先の物理ポートに移行する仮想ポート移行部と、
    前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を前記スイッチユニットに送信する要求発行部と
    を備え、
    前記スイッチユニットが有する前記転送先更新部は、前記所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した前記宛先ポート識別情報に対応する、前記転送管理情報における前記転送先情報を、前記移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する、
    コンピュータシステム。
  16. 一以上のスイッチ装置で構成されたスイッチユニットに一以上の計算機及び一以上のストレージシステムが接続されたコンピュータシステムでのアクセスパスを切替えるアクセスパス切替方法であって、
    ストレージシステムが有する移行元の物理ポートに付加されている移行対象の仮想ポートの付加先を、前記移行元の物理ポートから、前記ストレージシステム又は別のストレージシステムが有する移行先の物理ポートに移行し、
    前記ストレージシステム又は前記別のストレージシステムから、前記移行対象の仮想ポートのポート識別情報を含んだ所定種類の要求を、前記スイッチユニットに送信し、
    前記スイッチユニットが、前記所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した宛先ポート識別情報に対応する、転送管理情報における転送先情報を、前記移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する、
    アクセスパス切替方法。
  17. 一以上の計算機及び一以上のストレージシステムが接続されるスイッチ装置であって、
    複数の通信ポートである複数のスイッチポートと、
    宛先ポート識別情報とそれに対応する転送先を表す転送先情報との組合せを複数個有した転送管理情報と、
    宛先ポート識別情報を含んだフレームをスイッチポートで受信した場合に、前記受信したフレームが有する宛先ポート識別情報に対応する転送先情報を、前記転送管理情報を参照することにより特定し、特定された転送先情報が表す転送先に対応したスイッチポートから、前記受信したフレームを送信する転送処理部と、
    所定種類の要求を受信した場合、前記所定種類の要求に含まれているポート識別情報に対応した前記宛先ポート識別情報に対応する、前記転送管理情報における前記転送先情報を、移行先の物理ポートに接続されているスイッチポートに対応した転送先を表す情報に更新する転送先更新部と
    を備え、
    前記移行先の物理ポートは、前記一以上のストレージシステムのいずれかのストレージシステムが備える物理的な通信ポートであり、前記一以上のストレージシステムのいずれかのストレージシステムが備える移行元の物理的な通信ポートに付加されている移行対象の仮想的な通信ポートの、前記移行元の物理的な通信ポートに代わる付加先となる通信ポートである、
    スイッチ装置。
JP2007321870A 2007-12-13 2007-12-13 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム Pending JP2009146106A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321870A JP2009146106A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム
US12/071,897 US8078690B2 (en) 2007-12-13 2008-02-27 Storage system comprising function for migrating virtual communication port added to physical communication port
US13/291,408 US8937965B2 (en) 2007-12-13 2011-11-08 Storage system comprising function for migrating virtual communication port added to physical communication port

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007321870A JP2009146106A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009146106A true JP2009146106A (ja) 2009-07-02

Family

ID=40754723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007321870A Pending JP2009146106A (ja) 2007-12-13 2007-12-13 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム

Country Status (2)

Country Link
US (2) US8078690B2 (ja)
JP (1) JP2009146106A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011037148A1 (ja) 2009-09-28 2011-03-31 日本電気株式会社 コンピュータシステム、及び仮想マシンのマイグレーション方法
WO2011043270A1 (ja) 2009-10-07 2011-04-14 日本電気株式会社 コンピュータシステム、及びコンピュータシステムのメンテナンス方法
JP2011076582A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Hitachi Ltd ストレージシステムにおいて仮想ポート及び論理ユニットを管理する為の方法と装置
JP2012027680A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> マルチパスを制御するシステム及び方法
WO2012066594A1 (en) 2010-11-16 2012-05-24 Hitachi, Ltd. Computer system and storage migration method
JP2012133436A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Nec Corp データ記憶装置、データ移行方法、及び、プログラム
WO2013157094A1 (ja) * 2012-04-18 2013-10-24 株式会社日立製作所 管理システム及び管理方法
WO2014091600A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 株式会社日立製作所 ストレージ装置及びストレージ装置移行方法
JP2015162037A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 富士通株式会社 中継装置、ストレージ装置、および中継プログラム
WO2015136665A1 (ja) * 2014-03-13 2015-09-17 株式会社日立製作所 ストレージシステム、ストレージ制御方法、および計算機システム
JP2016057872A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 富士通株式会社 ストレージ制御装置および制御プログラム
WO2017051453A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社日立製作所 ストレージシステム、及び、ストレージシステムの管理方法

Families Citing this family (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7796594B2 (en) * 2007-02-14 2010-09-14 Marvell Semiconductor, Inc. Logical bridging system and method
US7895284B2 (en) * 2007-11-29 2011-02-22 Yahoo! Inc. Social news ranking using gossip distance
JP5164628B2 (ja) * 2008-03-24 2013-03-21 株式会社日立製作所 ネットワークスイッチ装置、サーバシステム及びサーバシステムにおけるサーバ移送方法
US8195774B2 (en) * 2008-05-23 2012-06-05 Vmware, Inc. Distributed virtual switch for virtualized computer systems
JP5267065B2 (ja) * 2008-11-19 2013-08-21 富士通株式会社 通信装置およびネットワーク試験方法
US8732339B2 (en) * 2009-03-24 2014-05-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. NPIV at storage devices
JP4972670B2 (ja) * 2009-06-05 2012-07-11 株式会社日立製作所 仮想計算機システム、そのアクセス制御方法及び通信装置
WO2011053973A1 (en) * 2009-11-02 2011-05-05 Marvell World Trade Ltd. Et Al. Switching apparatus and method based on virtual interfaces
US9389895B2 (en) * 2009-12-17 2016-07-12 Microsoft Technology Licensing, Llc Virtual storage target offload techniques
US20110153715A1 (en) * 2009-12-17 2011-06-23 Microsoft Corporation Lightweight service migration
US8406152B1 (en) 2010-03-23 2013-03-26 Qlogic, Corporation System and methods for presenting storage
CN102263807A (zh) 2010-05-31 2011-11-30 国际商业机器公司 在存储区域网络保持通信路径畅通的方法和存储区域网络
US8804733B1 (en) 2010-06-02 2014-08-12 Marvell International Ltd. Centralized packet processor for a network
JP5552942B2 (ja) * 2010-07-28 2014-07-16 富士通株式会社 情報送信装置、ネットワークシステム、情報送信方法および情報送信プログラム
US8964742B1 (en) 2010-07-28 2015-02-24 Marvell Israel (M.I.S.L) Ltd. Linked list profiling and updating
US8644194B2 (en) * 2010-10-15 2014-02-04 International Business Machines Corporation Virtual switching ports on high-bandwidth links
JP5691062B2 (ja) * 2011-04-04 2015-04-01 株式会社日立製作所 仮想計算機の制御方法及び管理計算機
US8929255B2 (en) * 2011-12-20 2015-01-06 Dell Products, Lp System and method for input/output virtualization using virtualized switch aggregation zones
CN102760047B (zh) * 2012-06-21 2015-03-18 杭州华三通信技术有限公司 一种虚拟设备端口迁移的方法和接口板
US8578106B1 (en) * 2012-11-09 2013-11-05 DSSD, Inc. Method and system for queue demultiplexor with size grouping
JP6079426B2 (ja) * 2013-05-16 2017-02-15 富士通株式会社 情報処理システム、方法、装置及びプログラム
US8595385B1 (en) 2013-05-28 2013-11-26 DSSD, Inc. Method and system for submission queue acceleration
US10860529B2 (en) * 2014-08-11 2020-12-08 Netapp Inc. System and method for planning and configuring a file system migration
US20160041996A1 (en) 2014-08-11 2016-02-11 Netapp, Inc. System and method for developing and implementing a migration plan for migrating a file system
US9641389B2 (en) * 2013-09-09 2017-05-02 Vmware, Inc. Method and system for recovering from network disconnects by cloning a virtual port
US9680772B2 (en) 2013-09-09 2017-06-13 Vmware, Inc. System and method for managing configuration of virtual switches in a virtual machine network
US9582455B2 (en) * 2013-12-06 2017-02-28 Concurrent Ventures, LLC System and method for abstracting SATA and/or SAS storage media devices via a full duplex queued command interface to increase performance, lower host overhead, and simplify scaling storage media devices and systems
US9529767B2 (en) 2013-12-06 2016-12-27 Concurrent Ventures, LLC System and method for abstracting SATA and/or SAS storage media devices via a full duplex queued command interface to increase performance, lower host overhead, and simplify scaling storage media devices and systems
WO2015167432A1 (en) * 2014-04-28 2015-11-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Storage management
US9794146B2 (en) * 2015-01-21 2017-10-17 Cisco Technology, Inc. Methods and systems for a monitoring device to execute commands on an attached switch
US10275327B2 (en) 2017-01-05 2019-04-30 Hewlett Packard Enterprises Development LP Virtual fibre channel port migration
JP6740911B2 (ja) * 2017-01-16 2020-08-19 富士通株式会社 ポート切替プログラム、ポート切替方法、および情報処理装置
US10621055B2 (en) 2017-03-28 2020-04-14 Amazon Technologies, Inc. Adaptive data recovery for clustered data devices
US11356445B2 (en) * 2017-03-28 2022-06-07 Amazon Technologies, Inc. Data access interface for clustered devices
US10530752B2 (en) 2017-03-28 2020-01-07 Amazon Technologies, Inc. Efficient device provision
US10552186B2 (en) 2017-05-15 2020-02-04 International Business Machines Corporation Avoiding overloading of network adapters in virtual environments
US10579277B1 (en) * 2017-10-27 2020-03-03 EMC IP Holding Company LLC Non-disruptive insertion of virtualized storage appliance
US11023144B2 (en) * 2018-03-21 2021-06-01 Wipro Limited Method and system for dynamically allocating front end ports in a storage device
US10855594B2 (en) * 2018-07-13 2020-12-01 Dell Products L.P. Fibre Channel Forwarder load balancing system
US11500678B2 (en) 2018-09-17 2022-11-15 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Virtual fibre channel port migration
US11356355B1 (en) * 2021-03-29 2022-06-07 International Business Machines Corporation Extension to software defined networking to manage storage area networks
CN115396301A (zh) * 2022-08-25 2022-11-25 济南浪潮数据技术有限公司 一种交换机zone配置方法、系统及预设管理平台

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001167040A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Hitachi Ltd 記憶サブシステム及び記憶制御装置
WO2001063424A1 (fr) * 2000-02-24 2001-08-30 Fujitsu Limited Controleur d'entree/sortie, procede d'identification de dispositif, et procede de commande des entrees/sorties
JP2001249853A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Hitachi Ltd データ移行方法
JP2003131897A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Hitachi Ltd ポートを内蔵したストレージ
JP2006330895A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Hitachi Ltd ストレージシステム及びストレージシステムの運用方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09130421A (ja) * 1995-11-02 1997-05-16 Furukawa Electric Co Ltd:The 仮想ネットワーク管理方法
JPH11112561A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Sony Corp 通信方法および通信装置
US20020159456A1 (en) * 2001-04-27 2002-10-31 Foster Michael S. Method and system for multicasting in a routing device
US7263593B2 (en) * 2002-11-25 2007-08-28 Hitachi, Ltd. Virtualization controller and data transfer control method
JP4606711B2 (ja) 2002-11-25 2011-01-05 株式会社日立製作所 仮想化制御装置およびデータ移行制御方法
JP2004302751A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Hitachi Ltd 計算機システムの性能管理方法、および、記憶装置の性能を管理する計算機システム
JP4278444B2 (ja) * 2003-06-17 2009-06-17 株式会社日立製作所 仮想ポート名の管理装置
JP4253224B2 (ja) * 2003-07-02 2009-04-08 株式会社日立製作所 アドレス管理方法および装置
JP4383132B2 (ja) * 2003-09-02 2009-12-16 株式会社日立製作所 仮想化制御装置及び計算機システム
JP4500057B2 (ja) * 2004-01-13 2010-07-14 株式会社日立製作所 データ移行方法
JP2007072571A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Hitachi Ltd 計算機システム及び管理計算機ならびにアクセスパス管理方法
US7484021B2 (en) * 2005-10-27 2009-01-27 Cisco Technology, Inc. Technique for implementing virtual fabric membership assignments for devices in a storage area network

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001167040A (ja) * 1999-12-14 2001-06-22 Hitachi Ltd 記憶サブシステム及び記憶制御装置
WO2001063424A1 (fr) * 2000-02-24 2001-08-30 Fujitsu Limited Controleur d'entree/sortie, procede d'identification de dispositif, et procede de commande des entrees/sorties
JP2001249853A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Hitachi Ltd データ移行方法
JP2003131897A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Hitachi Ltd ポートを内蔵したストレージ
JP2006330895A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Hitachi Ltd ストレージシステム及びストレージシステムの運用方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011037148A1 (ja) 2009-09-28 2011-03-31 日本電気株式会社 コンピュータシステム、及び仮想マシンのマイグレーション方法
US9323570B2 (en) 2009-09-28 2016-04-26 Nec Corporation Computer system and migration method of virtual machine
JP2011076582A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Hitachi Ltd ストレージシステムにおいて仮想ポート及び論理ユニットを管理する為の方法と装置
WO2011043270A1 (ja) 2009-10-07 2011-04-14 日本電気株式会社 コンピュータシステム、及びコンピュータシステムのメンテナンス方法
US10534632B2 (en) 2009-10-07 2020-01-14 Nec Corporation Computer system and maintenance method of computer system
US9804884B2 (en) 2009-10-07 2017-10-31 Nec Corporation Computer system and maintenance method of computer system
US9361149B2 (en) 2009-10-07 2016-06-07 Nec Corporation Computer system and maintenance method of computer system
US9250989B2 (en) 2010-07-23 2016-02-02 International Business Machines Corporation Expander to control multipaths in a storage network
JP2012027680A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Internatl Business Mach Corp <Ibm> マルチパスを制御するシステム及び方法
WO2012066594A1 (en) 2010-11-16 2012-05-24 Hitachi, Ltd. Computer system and storage migration method
US8762669B2 (en) 2010-11-16 2014-06-24 Hitachi, Ltd. Computer system and storage migration method utilizing acquired apparatus specific information as virtualization information
JP2012133436A (ja) * 2010-12-20 2012-07-12 Nec Corp データ記憶装置、データ移行方法、及び、プログラム
WO2013157094A1 (ja) * 2012-04-18 2013-10-24 株式会社日立製作所 管理システム及び管理方法
US9213497B2 (en) 2012-12-13 2015-12-15 Hitachi, Ltd. Storage apparatus and storage apparatus migration method
WO2014091600A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 株式会社日立製作所 ストレージ装置及びストレージ装置移行方法
JP2015162037A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 富士通株式会社 中継装置、ストレージ装置、および中継プログラム
WO2015136665A1 (ja) * 2014-03-13 2015-09-17 株式会社日立製作所 ストレージシステム、ストレージ制御方法、および計算機システム
JPWO2015136665A1 (ja) * 2014-03-13 2017-04-06 株式会社日立製作所 ストレージシステム、ストレージ制御方法、および計算機システム
US10025525B2 (en) 2014-03-13 2018-07-17 Hitachi, Ltd. Storage system, storage control method, and computer system
JP2016057872A (ja) * 2014-09-10 2016-04-21 富士通株式会社 ストレージ制御装置および制御プログラム
WO2017051453A1 (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社日立製作所 ストレージシステム、及び、ストレージシステムの管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20090157846A1 (en) 2009-06-18
US20120060010A1 (en) 2012-03-08
US8078690B2 (en) 2011-12-13
US8937965B2 (en) 2015-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009146106A (ja) 物理的な通信ポートに付加される仮想的な通信ポートを移行する機能を有したストレージシステム
EP1837751B1 (en) Storage system, storage extent release method and storage apparatus
US8694749B2 (en) Control method of device in storage system for virtualization
US7472240B2 (en) Storage system with plural control device affiliations
JP4814617B2 (ja) ストレージシステム
JP4963892B2 (ja) 仮想ストレージシステムの構成要素となることが可能なストレージシステムの制御装置
US10162567B2 (en) Computer system
US20190310925A1 (en) Information processing system and path management method
US7480780B2 (en) Highly available external storage system
JP5427630B2 (ja) 動的ページ再割当てストレージシステムにおけるアプリケーション及び階層構成の管理
US7603507B2 (en) Storage system and method of storage system path control
EP1760591B1 (en) System and method of managing access path
JP4786255B2 (ja) ストレージシステム及び記憶制御方法
EP2104029A2 (en) Storage system and method of taking over logical unit in storage system
JP2007310495A (ja) 計算機システム
JP2005276017A (ja) ストレージシステム
JP2007115019A (ja) ストレージのアクセス負荷を分散する計算機システム及びその制御方法
JP2008152663A (ja) ストレージネットワークの性能管理方法、並びに、その方法を用いた計算機システム及び管理計算機
US20070192553A1 (en) Backup apparatus and backup method
US20120047327A1 (en) Disk array device and control method for the same
JP2005165852A (ja) ストレージシステム、ストレージ制御装置、ストレージシステムの制御方法
JP2008269469A (ja) ストレージシステム及びその管理方法
JP2009245379A (ja) ストレージシステム及びストレージシステムの制御方法
WO2014054070A1 (en) Management system for managing a physical storage system, method of determining a resource migration destination of a physical storage system, and storage medium
JP2006155640A (ja) アクセスの設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130108