JP2009144198A - 樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法 - Google Patents

樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法 Download PDF

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聖一 斎
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Tetsuya Fujimura
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裕喜 永井
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Abstract

【課題】樹脂材料との接合性に優れた樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】樹脂材料と接合させるために用いられる樹脂接合用アルミニウム部材1及びその製造方法である。樹脂接合用アルミニウム部材1は、アルミニウム部材2と、その表面に形成された、アルミナを主成分としかつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜3とを有する。その作製にあたっては、電着工程と洗浄工程とを行う。電着工程においては、特定のトリアジンチオール誘導体を含有する電解質水溶液中で、アルミニウム部材3を陽極とし、白金板、チタン板、又はカーボン板を陰極として陽極と陰極との間に電圧を印加し、アルミニウム部材2の表面に陽極酸化皮膜3を形成する。洗浄工程においては、電着工程後のアルミニウム部材2を温度40℃〜60℃の水で5秒〜120秒間洗浄する。
【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂材料と接合させるために用いられる樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法に関する。
近年、例えば自動車、家電製品等の様々な製品において、軽量化が要求されている。このような製品においては、金属部品から樹脂部品への転換が行われている。しかし、高い導電性や熱伝導性が要求される部品については、金属部品を完全に樹脂部品へ置き換えることは非常に困難である。そのため、金属部材と樹脂部材との接合部品が採用されている。
金属部材と樹脂部材との接合においては、両者を優れた接合性で接合させる必要がある。そのため、金属部材の表面をトリアジンチオール誘導体等で改質する技術が開発されている(特許文献1参照)。具体的には、例えばアルミニウム部材等の金属部材を陽極とし、白金板等を陰極とし、トリアジンチオール誘導体を含有する電解質水溶液を電着溶液として用いて電着を行うことにより、陽極として用いた金属部材の表面処理を行っていた。電着後には、未反応のトリアジンチオール誘導体等を洗い流すために、一般に湯洗が行われていた。これにより、アルミニウム部材の表面にトリアジンチオール誘導体によって改質された陽極酸化皮膜を形成することができる。
特許第1840482号明細書
しかしながら、上述の従来技術によって表面に陽極酸化皮膜が形成されたアルミニウム部材は、樹脂部材等と直接接合させた場合に、その接着強度が未だ不十分であり、接合部で破断するおそれがあった。また、改質によって得られた接合用のアルミニウム部材は、樹脂材料との接合性にばらつきが生じ易いという問題があった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、樹脂材料との接合性に優れた樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、樹脂材料と接合させるために用いられ、アルミニウム部材と、該アルミニウム部材の表面に形成された、アルミナを主成分としかつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜とを有する樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法において、
下記の一般式(1)で表されるトリアジンチオール誘導体を含有する電解質水溶液中で、上記アルミニウム部材を陽極とし、白金板、チタン板、又はカーボン板を陰極として上記陽極と上記陰極との間に電圧を印加し、上記アルミニウム部材の表面に上記陽極酸化皮膜を形成する電着工程と、
該電着工程後の上記アルミニウム部材を温度40℃〜60℃の水で5秒〜120秒間洗浄する洗浄工程とを有することを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法にある(請求項1)。
Figure 2009144198
(ただし、一般式(1)において、Rは−OR1、−SR1、−NHR1、−N(R1)2、R1は水素、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、フェニルアルキル基、アルキルフェニル基、又はシクロアルキル基、MはH、Na、Li、K、1/2Ba、1/2Ca、脂肪族一級、二級及び三級アミン類、4級アンモニウム塩)
また、第2の発明は、上記第1の発明によって製造されたことを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材にある(請求項4)。
上記第1の発明の製造方法においては、上記電着工程において、上記アルミニウム部材の表面に、アルミナを主成分とし、かつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜を形成する。そして、上記洗浄工程においては、該電着工程後の上記アルミニウム部材を温度40℃〜60℃の水で5秒〜120秒間洗浄する。
かかる製造方法によって得られる上記樹脂接合用アルミニウム部材(上記第2の発明)は、表面に凹凸を有する上記陽極酸化皮膜を有している。そのため、上記樹脂接合用アルミニウム部材は、上記陽極酸化皮膜の凹凸に上記樹脂材料が入り込みアンカー効果により、該樹脂材料と優れた接着強度で接合することができる。さらに、上記陽極酸化皮膜中のトリアジン誘導体は、上記樹脂材料を構成する樹脂分子と結合することもできると考えられる。その結果、上記樹脂接合用アルミニウム部材と上記樹脂材料との接合強度をより向上させることができる。
上記第1の発明においては、上記のごとく温度40〜60℃という比較的低温の水を用いて5秒〜120秒間という特定の時間で上記電着工程後の洗浄を行っている。
仮に、上記電着工程後に、例えば温度80℃の水(湯)で湯洗を行った場合には、陽極酸化皮膜の水和物化が進行してしまうおそれがある。その結果、水和物化された部位は脆弱となり、上記樹脂材料と接合したときに接合部で破断し易くなり、接合強度が低下してしまうおそれがある。これに対し、上記第1の発明においては、温度40〜60℃の水で上記所定時間洗浄を行っている。そのため、上記洗浄工程においては、上記樹脂材料と接合させたときに破断の原因となる上記陽極酸化皮膜の水酸化物化を抑制することができる。それ故、上記接合用アルミニウム部材は、上記樹脂材料と優れた接着強度で接合することができる。
また、上記第1の発明の製造方法においては、上記陽極酸化皮膜の水酸化物化を抑制できるため、上記接合用アルミニウム部材の接合強度のばらつきを小さくし、優れた接着強度を有する上記接合用アルミニウム部材をより確実に製造することができる。
また、上記接合用アルミニウム部材は、酸などに対して優れた耐食性を示すことができる。
このように、本発明によれば、樹脂材料との接合性に優れた樹脂接合用アルミニウム部材及びその製造方法を提供することができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
上記樹脂接合用アルミニウム部材は、樹脂材料と接合させるために用いられる。
上記樹脂接合用アルミニウム部材と接合させる樹脂材料としては、例えば塩素化ポリエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステル、ポリメタアクリル酸エステル、不飽和ポリエステル、ポリエステル、ポリアミド類、エポキシ樹脂、ポリブチレンテレフタレート、及びポリフェニレンサルファイド等を用いることができる。
好ましくは、上記樹脂材料は、ポリフェニレンサルファイド樹脂であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記樹脂接合用アルミニウム部材の上記陽極酸化皮膜中のトリアジンチオール誘導体がポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)の末端官能基と共有結合を形成し、上記樹脂接合用アルミニウム部材と上記樹脂材料とをより高い接着強度で接合させることができる。
上記樹脂接合用アルミニウム部材は、アルミニウム部材と、その表面に形成された陽極酸化皮膜とを有する。該陽極酸化皮膜は、アルミナを主成分とし、さらにトリアジンチオール誘導体を含有する。
上記陽極酸化皮膜中のアルミナ(酸化アルミニウム)含有量は、98wt%〜99.5wt%であることが好ましい。
アルミナが98wt%未満の場合には、上記陽極酸化皮膜と上記樹脂材料とのアンカー効果が不十分になり、上記樹脂接合用アルミニウム部材と上記樹脂材料との接着強度が低下するおそれがある。一方、99.5wt%を越える場合には、上記陽極酸化皮膜中のトリアジンチオール誘導体量が不充分になり、上記樹脂材料を構成する高分子とトリアジンチオール誘導体との間の結合が充分に形成されなくなり、上記樹脂接合用アルミニウム部材と上記樹脂材料との接着強度が低下するおそれがある。
上記樹脂接合用アルミニウム部材は、上記電着工程と、上記洗浄工程とを行うことにより製造することができる。
上記電着工程においては、下記の一般式(1)で表されるトリアジンチオール誘導体を含有する電解質水溶液中で、上記アルミニウム部材を陽極とし、白金板、チタン板、又はカーボン板を陰極として上記陽極と上記陰極との間に電圧を印加し、上記アルミニウム部材の表面に、アルミナを主成分とし、かつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜を形成する。上記電着工程は、具体的には例えば特公平5−51671号明細書等に開示される方法等により実施することができる。
Figure 2009144198
ただし、一般式(1)において、Rは−OR1、−SR1、−NHR1、−N(R1)2、R1はアルキル基、アルケニル基、フェニル基、フェニルアルキル基、アルキルフェニル基、又はシクロアルキル基、MはH、Na、Li、K、1/2Ba、1/2Ca、脂肪族一級、二級及び三級アミン類、4級アンモニウム塩である。なお、上記一般式中の二つのMは、互いに同じであっても異なっていてもよい。
上記一般式(1)で表されるトリアジンチオール誘導体としては、具体的には、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール(F)、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・モノナトリウム(FN)、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・トリエタノールアミン(F・TEA)、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(AF)、6−アニリノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム(AN)、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(DB)、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム(DBN)、6−ジアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(DA)、6−ジアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム(DAN)、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・ジ(テトラブチルアンモニウム塩)(F2A)、6−ジブチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・テトラブチルアンモニウム塩(DBA)、6−ジチオクチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(DO)、6−ジチオクチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム(DON)、6−ジラウリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(DL)、6−ジラウリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノナトリウム(DLN)、6−ステアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(ST)、6−ステアリルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノカリウム(STK)、6−オレイルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール(DL)、及び6−オレイルアミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジチオール・モノカリウム(OLK)等のトリアジンチオール塩がある。
また、上記電解質水溶液は、水に少なくともトリアジンチオール誘導体を溶解してなる。上記電解質水溶液は、トリアジンチオール誘導体を0.0001〜0.1重量%含有することが好ましい。
トリアジンチオール誘導体の含有量が0.0001重量%未満の場合には、アルミナを主成分とし、かつトリアジンチオール誘導体を含有する上記陽極酸化皮膜を充分に形成することが困難になるおそれがある。一方、0.1重量%を超える場合には、アルミ表面に未反応トリアジンが累積するため、接着に悪影響を及ぼす可能性がある。より好ましくは、上記電解質水溶液中のトリアジンチオール誘導体の濃度は、0.001〜0.01重量%がよい。
また、上記電解質水溶液には、トリアジンチオール誘導体の他に、電解質水溶液の導電性を高めるために、酸等を加えることもできる。
また、上記電着工程に用いる上記アルミニウム部材は、予めアルカリエッチング及び酸処理が行われていることが好ましい。
この場合には、上記アルミニウム部材の表面の油脂及び不純な金属、金属酸化物等を除去し、その表面を清浄化することができる。
アルカリエッチングは、水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液中に上記アルミニウム部材を浸漬することにより行うことができる。また、酸処理は、硫酸等の酸の水溶液中に上記アルミニウム部材を浸漬することにより行うことができる。
また、上記洗浄工程においては、上記電着工程後の上記アルミニウム部材を温度40℃〜60℃の水で5秒〜120秒間洗浄する。
上記洗浄工程における水の温度が40℃未満の場合には、充分に洗浄を行うことができなくなるおそれがある。一方、水の温度が60℃を越える場合には、上記陽極酸化皮膜が水酸化物化し易くなり、上記樹脂接合用アルミニウム部材の上記樹脂材料に対する接合強度が低下するおそれがある。より好ましくは、上記洗浄工程においては、温度45℃〜60℃の水を用いることがよい。
また、洗浄時間が5秒未満の場合には、充分に洗浄することができなくなるおそれがある。一方、120秒を越える場合には、生産性が低下し、上記樹脂接合用アルミニウム部材の製造コストが増大してしまうおそれがある。より好ましくは、洗浄時間は20秒〜120秒がよい。
また、上記樹脂接合用アルミニウム部材は、車載用リチウム電池に用いられることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記樹脂接合用アルミニウム部材の優れた接合性と耐食性を充分に生かすことができる。
即ち、一般に、車載用リチウム電池は、高湿環境下に長時間さらされやすい。このような高湿環境は、水和物化された陽極酸化皮膜の水和物化をさらに進行させてしまう。その結果、陽極酸化皮膜が脆弱になりやすく、アルミニウム部材と樹脂材料との接合が破壊され易くなるおそれがある。
しかし、本発明の上記樹脂接合用アルミニウム部材においては、上述のごとく、上記陽極酸化皮膜における水和物化が抑制されている。そのため、上記樹脂接合用アルミニウム部材を高湿環境下で用いられる車載用のリチウム電池に適用したとしても、上記陽極酸化皮膜の水和物化の進行を抑制することができ、上記樹脂接合用アルミニウム部材と上記樹脂材料との接合をより長期間維持させることができる。このように、上記樹脂接合用アルミニウム部材を車載用リチウム電池に適用すると、上記樹脂接合用アルミニウム部材の樹脂材料に対する優れた接合性をより顕著に発揮させることができる。
より具体的には、上記樹脂接合用アルミニウム部材は、リチウム二次電池において、電極端子、電池ケース等に用いることができる。
(実施例1)
次に、本発明の実施例につき、図1〜図3を用いて説明する。
本例においては、図1及び図2に示すごとく、アルミニウム部材2と、その表面に形成された陽極酸化皮膜3とを有する樹脂接合用アルミニウム部材1を作製する。陽極酸化皮膜3は、アルミナを主成分とし、かつトリアジンチオール誘導体を含有する。図2に示すごとく、陽極酸化皮膜3は、その表面に凹凸を有している。
また、図3に示すごとく、樹脂接合用アルミニウム部材1は、樹脂材料4と接合させて用いられる。
本例の樹脂接合用アルミニウム部材は、電着工程と、洗浄工程とを行うことにより作製する。
電着工程においては、1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・モノナトリウムを含有する電解質水溶液中にアルミニウム部材と白金板とを浸漬し、アルミニウム部材を陽極、白金板を陰極として陽極と陰極との間に電圧を印加することにより、アルミニウム部材の表面に陽極酸化皮膜を形成する。
また、洗浄工程においては、電着工程後の上記アルミニウム部材を所定の温度の水で所定時間洗浄する。
本例においては、洗浄工程における洗浄条件を変えて3種類の樹脂接合用アルミニウム部材(試料E1、試料E2、及び試料C1)を作製し、その特性を評価する。
本例の樹脂接合用アルミニウム部材(試料E1)の作製にあたっては、まず、板状のアルミニウム部材を濃度50g/Lの水酸化アルミニウム水溶液中に温度42℃で1分間浸漬した(アルカリエッチング)。次いで、濃度98wt%の硫酸を水に濃度10ml/Lとなるように溶解して、酸水溶液を作製し、該酸水溶液中にアルミニウム部材を温度40℃で2分間浸漬した(酸処理)。
次に、トリアジンチオール誘導体としての1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリチオール・モノナトリウムをその濃度が0.003wt%となるように水に溶解し、さらにこの水溶液に濃度98wt%の濃硫酸をその濃度が2.3wt%となるように溶解して電解質水溶液を作製した。
次いで、電解質水溶液を電着槽に入れ、電解質水溶系の温度を60℃に調整した。この電解質水溶液中に、上記アルカリエッチング及び酸処理を行ったアルミニウム部材と、板状の白金部材(白金板)とを浸漬した。次いで、アルミニウム部材を陽極とし、白金部材を陰極とし、両極間に2.7Vの電圧を75分間印加することにより、アルミニウム部材の表面にアルミナを主成分とし、かつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜を形成した(電着工程)。
次に、アルミニウム部材に残存する余分な電解質水溶液を除去するために、湯洗を行った(洗浄工程)。具体的には、温度60℃の水に、電着工程後のアルミニウム部材を20秒間浸漬することにより行った。その後エアーブロー(温度80℃、4分間)により乾燥し、樹脂接合用アルミニウム部材(試料E1)を得た。
また、本例においては、試料E1とは洗浄工程における洗浄条件を変えてさらに2つの樹脂接合用アルミニウム部材(試料E2及び試料C1)を作製した。
試料E2は、洗浄工程における洗浄時間を試料E1の場合とは変えて作製した樹脂接合用アルミニウム部材である。具体的には、試料E2は、洗浄工程を温度60℃の水を用いて120秒間行った点を除いては、上記試料E1と同様にして作製した。
試料C1は、洗浄工程における水の温度及び時間を試料E1の場合とは変えて作製した樹脂接合用アルミニウム部材である。具体的には、試料C1は、洗浄工程を温度80℃の水を用いて120秒間行った点を除いては、上記試料E1と同様にして作製した。
次に、図3に示すごとく、上記試料E1、試料E2、及び試料C1の各接合用アルミニウム部材1を樹脂材料4に接合させて接合体5を作製する。
具体的には、まず、ポリフェニレンサルファイド樹脂(東ソー株式会社製のBGX100)を準備し、このポリフェニレンサルファイド樹脂を温度310℃に加熱し、温度140℃に加熱した金型内で、上記各試料の樹脂接合用アルミニウム部材と接合させた。このようにして、樹脂接合用アルミニウム部材1と樹脂材料4とが接合してなる接合体5を得た(図3参照)。なお、接合時には、樹脂接合用アルミニウム部材1の端部を樹脂材料4から露出させた。
次に、各接合体について、引抜き強度の測定を行った。
即ち、接合体5の樹脂材料4の部分を固定し、この樹脂材料4から突出する樹脂接合用アルミニウム部材1の端部をつかんで所定の応力で引張った。そして、樹脂接合用アルミニウム部材1と樹脂材料4との接合が破壊されて樹脂材料4から樹脂接合用アルミニウム部材1が引き抜かれたときの応力を測定し、これを引抜き強度とした。引抜き強度の測定は、(株)島津製作所製の引張圧縮試験機オートグラフAG−50KNIS(MO)を用いて、室温、引張速度50mm/分という条件で行った。その結果を表1に示す。
Figure 2009144198
表1より知られるごとく、試料E1及び試料E2は、試料C1に比べて非常に高い引抜き強度を示した。よって、試料E1及び試料E2は優れた接着強度で樹脂材料に接合できることがわかる。
試料E1及び試料E2と、試料C1との間で、上述のごとく樹脂材料に対する接合性に差が生じた理由を考察する。
試料E1及び試料E2は、温度60℃の水で20秒間又は120秒間洗浄を行って作製した樹脂接合用アルミニウム部材である。一方、試料C1は、試料E1及び試料E2の場合よりも高温(80℃)の水で120秒間洗浄を行って作製した樹脂接合用アルミニウム部材である。このように、試料C1においては、温度80℃という高い温度の水で洗浄を行っているため、陽極酸化皮膜が水酸化物化していると考えられる。その結果、陽極酸化皮膜が脆弱化し、表1に示すごとく、樹脂材料に対して低い接着性を示したと考えられる。
これに対し、試料E1及び試料E2においては、比較的低い温度の水で所定時間洗浄を行っているため、陽極酸化皮膜の水酸化物化を抑制又は防止できると考えられる。その結果、試料E1及び試料E2は、表1に示すごとく、樹脂材料に対して優れた接着性を示したと考えられる。
以上のように、本例によれば、樹脂材料との接合性に優れた樹脂接合用アルミニウム部材(試料E1及び試料E2)を作製することができる。
実施例1にかかる、樹脂接合用アルミニウム部材の断面構造を示す説明図。 実施例1にかかる、樹脂接合用アルミニウム部材上に形成された陽極酸化皮膜の断面構造を示す説明図。 実施例1にかかる、樹脂接合用アルミニウム部材を樹脂材料に接合してなる接合体の断面構造を示す説明図。
符号の説明
1 樹脂接合用アルミニウム部材
2 アルミニウム部材
3 陽極酸化皮膜

Claims (4)

  1. 樹脂材料と接合させるために用いられ、アルミニウム部材と、該アルミニウム部材の表面に形成された、アルミナを主成分としかつトリアジンチオール誘導体を含有する陽極酸化皮膜とを有する樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法において、
    下記の一般式(1)で表されるトリアジンチオール誘導体を含有する電解質水溶液中で、上記アルミニウム部材を陽極とし、白金板、チタン板、又はカーボン板を陰極として上記陽極と上記陰極との間に電圧を印加し、上記アルミニウム部材の表面に上記陽極酸化皮膜を形成する電着工程と、
    該電着工程後の上記アルミニウム部材を温度40℃〜60℃の水で5秒〜120秒間洗浄する洗浄工程とを有することを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法。
    Figure 2009144198
    (ただし、一般式(1)において、Rは−OR1、−SR1、−NHR1、−N(R1)2、R1は水素、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、フェニルアルキル基、アルキルフェニル基、又はシクロアルキル基、MはH、Na、Li、K、1/2Ba、1/2Ca、脂肪族一級、二級及び三級アミン類、4級アンモニウム塩)
  2. 請求項1において、上記樹脂材料は、ポリフェニレンサルファイド樹脂であることを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、上記樹脂接合用アルミニウム部材は、車載用リチウム電池に用いられることを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする樹脂接合用アルミニウム部材。
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