JP2009142762A - 電気加熱触媒担体及びその製造方法 - Google Patents

電気加熱触媒担体及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】担体を小型化することなく、昇温速度を向上できる電気加熱触媒担体を提供する。
【解決手段】平板(210)と波板(220)とが接合された部材(200)の表面に絶縁被膜が形成されており、少なくとも二つの前記部材(200)が、電極(40)を中心として多重に巻回され、前記巻回された部材(200)が外筒(30)に収納され、前記外筒に収納された部材(200)の各々が、前記電極(40)と前記外筒(30)とに、互いに並列に電気的に導通可能に接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等に用いられる内燃機関の排気ガスを浄化するための触媒担体に関し、より詳細には、通電によって自らを加熱する電気加熱触媒担体及びその製造方法に関するものである。
一般に自動車等のエンジンの排気系には、排気ガスを浄化するための触媒が配置されている。従来、触媒担体の温度が低いと触媒が活性化されないため、エンジン停止後長時間経過した状態での、所謂コールドスタート時には排気ガスの充分な浄化が困難になるという問題があった。
そこで、エンジン停止後長時間経過し触媒担体の温度が低い状態からのエンジンの始動時に、電気により触媒担体を加熱する電気加熱触媒担体が開発されている。
このような電気加熱触媒担体として、金属製薄板の波板と平板の少なくともいずれか一方の表面に酸化皮膜を形成し、これらを中心電極を中心に多重に巻回してセラミックス接着剤で波板と平板を接着したコアと、コアの外周又は最外周の内側に巻回されたろう箔材と、上記コアが圧入され、外周に電極が固着された金属製の外筒とからなる電気加熱触媒担体が知られている(特許文献1参照。)。
特開2000−84413号公報
前述の特許文献1のような電気加熱触媒担体は、中心電極から外筒に至る一組の平板及び波板から構成される。平板及び波板はその表面に絶縁被膜が施されている。従って、中心電極と外筒との間の抵抗値は、この平板及び波板の長さに比例する。
一方、一般的な自動車に搭載されるバッテリの電圧の上限は14V程度という制約がある。電気加熱触媒担体はコールドスタート時の低温状態から使用されるものであるが、通電開始から目標の温度に達するまでは、電圧、電流及び時間によって決定される昇温速度により、ある程度の時間を要する。
電気加熱触媒担体の昇温速度を上げるためには、触媒担体の抵抗値を低くする必要があるが、抵抗値を低くするためには平板及び波板の長さを短くしなければならず、その結果、触媒担体が小型化しセル数が小さくなってしまうので、浄化性能が低下するので、触媒としての実用性が低くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、担体を小型化することなく、また、大型(大径)にしても昇温速度を向上できる電気加熱触媒担体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、平板と波板とが接合された部材の表面に絶縁被膜が形成されており、少なくとも二つの前記部材が、電極を中心として多重に巻回され、前記巻回された部材が外筒に収納され、前記外筒に収納された部材の各々が、前記電極と前記外筒とに、互いに並列に電気的に導通可能に接合されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気加熱触媒担体であって、前記平板の一方及び他方の端部に貫通孔が設けられ、前記一方の端部に設けられた貫通孔と前記電極とをロウ接合し、前記他方の端部に設けられた貫通孔と前記外筒とをロウ接合することで、前記部材と前記電極及び前記外筒とが電気的に導通可能に接合されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、平板と波板とを拡散接合する第1の工程と、前記拡散接合された部材の表面に絶縁被膜を形成する第2の工程と、少なくとも二つの前記部材を、電極を中心として多重に巻回す第3の工程と、前記巻回された部材を外筒に収納する第4の工程と、前記外筒に収納された部材の各々を、前記電極と前記外筒とに電気的に導通可能に接合する第5の工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電気加熱触媒担体の製造方法において、前記部材において、平板の一方及び他方の端部に貫通孔を設ける第6の工程を備え、前記第5の工程において、前記一方の端部に設けられた貫通孔と前記電極とをロウ接合し、前記他方の端部に設けられた貫通孔と前記外筒とをロウ接合することで、前記部材と前記電極及び前記外筒とが電気的に導通可能に接合されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、少なくとも二つの部材の各々が、電極と外筒とに、互いに並列に電気的に導通可能に接合されているので、各々の部材に独立して電流経路が形成されるため、電気加熱触媒担体の抵抗値を下げることができる。
請求項2に記載の発明によると、平板に設けられた貫通孔により電極及び外筒に電気的に導通可能に接合するので、接合部分が厚くならず、ロウ付けの不良を起こさなくさせることができる。
請求項3に記載の発明によると、平板と波板とを接合した後に絶縁被膜を形成し、少なくとも二つの部材の各々が電極及び外筒と電気的に導通可能に接合されているので、各々の部材に独立して電流経路が形成されるため、電気加熱触媒担体の抵抗値を下げることができる。
請求項4に記載の発明によると、平板に設けられた貫通孔により電極及び外筒に電気的に導通可能に接合するので、接合部分が厚くならず、ロウ付けの不良を起こさなくさせることができる。
以下に、本発明の実施形態の電気加熱触媒担体10について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電気加熱触媒担体10の説明図である。
電気加熱触媒担体10は、円筒形状の外筒30にコア20が収納されて構成される。コア20は、後述するように平板210と波板220とが拡散接合されたコア部材200(図2参照)を、中心電極40を軸として多重に巻回されて形成される。
この平板210と波板220との表面に触媒材を担持させることにより、電気加熱触媒担体10が排気ガス中の未燃焼成分や窒素酸化物等を還元させる触媒として機能する。なお、平板210と波板220とに狭持された空間を、一般的に「セル」と呼ぶ。
電気加熱触媒担体10は径方向の中心部に、軸方向に突出した中心電極40を備える。コア20は中心電極40と外筒30との間に電気的に導通可能に接続されている。この中心電極40と外筒30との間に通電を行うことによりコア20に電流が流れ、コア20の材質が有する電気抵抗によってジュール熱が発生し、コア20が加熱する。
一般的に、触媒は、排気ガスを適切に浄化するために所定温度(例えば250℃)程度に加熱する必要である。定常運転時には触媒は排気ガスの熱によって加熱されている。しかし、エンジン停止後長時間経過した状態での、所謂コールドスタート時は、コア20の温度が低いため触媒が充分に加熱されず、排気ガスの浄化能力が低くなる。そこで、排気管中に電気加熱触媒担体10を備え、コールドスタート時に電圧を印可して適切な温度まで加熱させる。これにより、コア20の温度が上がり、触媒が反応温度に早急に昇温する。コア20の温度が低いコールドスタート時に早急に充分な浄化能力とすることが可能となる。
コールドスタート後、排気ガスによって電気加熱触媒担体10の加熱が充分に行われる状態となった場合は、電気加熱触媒担体10への通電を停止する。なお、電気加熱触媒担体10をバイパス流路に設置しこれとは別の触媒を排気ガス通路の下流に備え、コールドスタート時のみに電気加熱触媒担体10と別の触媒に排気ガスを通過させ、別の触媒を過熱しながら浄化する。その後は流路を切り換えて別の触媒のみに排気ガスを通過させえるように構成してもよい。
このような電気加熱触媒担体10では、昇温速度が問題となる。昇温速度が高ければコールドスタート時の初期から排気ガスの浄化能力が高くなる。一方、自動車に搭載されるバッテリの電圧は一定(例えば14V)であるため、昇温速度を高めるためにはコア20の電気抵抗を小さくする必要がある。
そこで本発明では、以下に示すように、コア20において、中心電極40から外筒30への電流の経路を複数系統とした。
コア20は、図2に示すように平板210と波板220との組によって構成されるコア部材200によって構成される。コア部材200はその表面が酸化絶縁被膜に覆われている。コア部材200は、この酸化絶縁被膜によって、中心電極40及び外筒30に接合される部分以外は電気的に絶縁される。このように構成することにより、複数系統のコア部材200を巻回して構成した場合にも、各コア部材200は互いに導通することなく、中心電極40と外筒30との間でそれぞれ独立した電流経路が形成される。すなわち、コア部材200の各々が、中心電極40と外筒30との間で、互いに並列に接続された抵抗器として機能する。
このように、コア部材200を複数系統として電流の経路を増やすことによって、電気加熱触媒担体10全体としての抵抗値を小さくすることができる。
なお、コア部材200の系統を増やすと、コア部材200と中心電極40又は外筒30との接合が問題となる。複数のコア部材200を中心電極40又は外筒30に接合すると、接合部分の積層度が高いため接合部分の厚みが増し、ロウ付けの不良によって抗の増加や導通不良が発生する。
そこで本発明では、以下に示すような特徴的な構成によって、ロウ付けの不良を改善すると共に、昇温速度を高くすることができる電気加熱触媒担体10を提供する。
電気加熱触媒担体10に内蔵されるコア20は、図2に示すように、平板210と波板220とが重ね合わせられた部材(コア部材200)を、中心電極40を軸として巻回すことによって製造される。
平板210は長方形の薄板からなる部材であり、波板220は長方形の薄板を波型に加工した部材である。なお、波板220の長手方向の長さは、平板210よりも若干小さくなっている。なお、平板210と波板220との材質は、鉄、アルミニウム、クロム等による合金、所謂ステンレス鋼が用いられる。
以降に、電気加熱触媒担体10の製造工程を説明する。
まず、コア部材200を構成する平板210と波板220とを固定する工程を行う。
具体的には、図2に示すように、平板210と波板220とを重ね合わせ、平板210と波板220とが接する部分の要所300にスポット溶接を行う。これにより、平板210と波板220とが、お互いの相対位置が変動しないように固定される。なお、この工程はスポット溶接に限られるものではなく、例えばロウ付け等によって固定してもよい。また、以降の工程において平板210と波板220との相対位置が変動しなければ、必ずしも固定する必要はない。
次に、固定された平板210と波板220とを焼成し、拡散接合させる工程を行う。
この工程では、まず、図3(a)に示すように、平板210のうち、波板220と接していない側に、平板210と略同面積のアルミナ粉等からなる接合防止剤を有する箔材230を付加する。そして、この箔材と共に、平板210と波板220とを図3(b)に示すように巻回す。
次に、このように巻回された平板210及び波板220を、両板の接触部に所定の圧力を加えて焼成することによって、平板210と220とを拡散接合させる。例えば、真空雰囲気中において1200℃、10分以上の焼成を行う。この焼成により、平板210と波板220との接触部分において互いの金属原子が境界を超えて拡散し、平板210と波板220とが拡散接合される。なお、箔材230を付加した側は拡散接合されない。
なお、焼成時に平板210と波板220とを巻回すのは、平板210と波板220との接触圧力を高めるために行うものであり、必ずしも巻回しである必要はない。例えば、平板210と波板220とを厚さ方向に加圧した状態で焼成を行ってもよい。
また、平板210と波板220との間に薄板状のロウ材を挟み、拡散接合を行うと共に隙間をロウ材によって埋めてもよい。
次に、拡散接合された平板210と波板220との表面に酸化絶縁被膜を形成する工程を行う。
前述の拡散接合工程において焼成を行った後、冷却を行う過程で1〜100Pa程度の空気を導入する。これにより、平板210と波板220との表面が空気中の酸素と反応して酸化絶縁皮膜が形成される。なお、冷却時ではなく、空気雰囲気中において1200℃、5分程度の焼成によって酸化絶縁被膜を形成してもよい。
以上のような工程により、平板210と波板220とが拡散接合され、表面に酸化絶縁皮膜が形成されたコア部材200が形成される。
次に、コア部材200に貫通孔60を設ける工程を行う。
具体的には、図4に示すように、コア部材200を構成する平板210の、長手方向の端部に貫通孔60を設ける。具体的には、平板210の一方の端部(中心電極40と接合される側)に貫通孔60aが設けられ、他方の端部(外筒30と接合される側)に貫通孔60bが設けられている。
コア部材200は、前述の工程により表面に酸化絶縁皮膜が形成されているため、中心電極40及び外筒30との間でロウ付け等を行ったとしても電気的に導通できない。そこで、酸化絶縁皮膜を除去しつつ、簡易な方法で導通性を確保するために、中心電極40及び外筒30に接する部分に貫通孔60を設ける。この貫通孔60により、貫通孔60の内周部に露出した未酸化の金属部分がロウ材を介して中心電極40及び外筒30に接合する。これにより、コア部材200と中心電極40及び外筒30とが電気的に導通される。
なお、貫通孔60の位置及び数は、中心電極40又は外筒30に接する部分の面積や形状に対応して適宜決定されることは言うまでもない。
なお、この貫通孔60は、コア部材200の平板210のみに設ける。前述の焼成工程において平板210と波板220とは拡散接合されるので、平板210と波板220とは電気的に導通可能となっている。従って、平板210側のみに貫通孔60を設けることによって、平板210と波板220とによって構成されるコア部材200全体が電流の経路となる。
次に、このコア部材200を外筒30に組み込む工程を行う。
まず、中心電極40にコア部材200を組み込む。
中心電極40の先端部は溝部41が形成されている。この溝部に複数のコア部材200の一端を、板状に形成されたロウ材と共に差し込む。例えば、3系統の電流経路を形成する場合は3つのコア部材200を挟み込む。そして、コア部材200を、中心電極40を軸として巻き回し、略円柱形状のコア20を形成する。
次に、略円柱形状に形成されたコア20を外筒30に挿入する。このとき、コア20の外周に箔状のロウ材を巻いておく。
次に、加熱処理を行う。例えば、真空雰囲気中において、1200℃、20分程度の加熱処理を行う。この加熱処理によってロウ材が溶融して、コア部材200と、中心電極40及び外筒30とのロウ付けが完了する。これによって、コア部材200の平板210が中心電極40及び外筒30接合されると共に、コア部材200の端部と中心電極40及び外筒30とがそれぞれ電気的に導通される。
その後、接合されたコア20の開放面にセラミック接着剤50を塗布し、これを乾燥させることにより、コア部材200及び中心電極40を補強固定する。例えば、図6に示すように、中心電極40を中心とした対角線状にセラミック接着剤50を塗布して、コア20及び中心電極40を周方向に固定する。なお、セラミック接着剤50を用いなくてもかまわない。
ここで、本発明の電気加熱触媒担体10の具体的な実施例について説明する。
<実施例1>
平板及び波板の材料はクロム20%、アルミニウム5%、残部が鉄を主成分とするものである。また、ロウ材は、JIS BNi 5相当材である。
このような材料から、板厚50μm、外筒の直径58.5mm、セル数約400の電気加熱触媒担体10を製造した。
この電気加熱触媒担体10において、コア部材200を1系統とした場合は、抵抗値は約0.57Ωとなり、14Vの電圧を印可することによって340Wの熱を発生する。この電気加熱触媒担体10の昇温速度は5.8℃/sであった。
一方、コア部材200を3系統とした場合は、抵抗値は約0.2Ωとなり、14Vの電圧を印可することによって約1kWの熱を発生する。この電気加熱触媒担体10の昇温速度は約18℃/sとなった。なお、この電気加熱触媒担体10は、中心電極40及び外筒30のロウ付け不良は発生しなかった。
<実施例2>
実施例1と同材料によって、板厚50μm、外筒の直径77mm、セル数約200の電気加熱触媒担体10を製造した。
この電気加熱触媒担体10において、コア部材200を1系統とした場合は、抵抗値は約0.71Ωであり、14Vの電圧を印可することによって約270Wの熱を発生する。この電気加熱触媒担体10の昇温速度は3.6℃/sであった。
一方、コア部材200を4系統とした場合は、抵抗値は約0.18Ωであり、14Vの電圧を印可することによって約1090Wの熱を発生する。この電気加熱触媒担体10の昇温速度は約15℃/sとなった。なお、この電気加熱触媒担体10も、中心電極40及び外筒30のロウ付け不良は発生しなかった。
以上のように、本発明の実施形態の電気加熱触媒担体10は、コア部材200を複数の系統によって構成した。各々のコア部材200は、その表面が酸化絶縁被膜で覆われているため、中心電極40から外筒30への電流の経路が、各コア部材200ごとに複数形成される。これにより、コア20の抵抗値を小さくすることが可能となり、昇温速度を高くすることができる。
特に、コア部材200の系統を増やすことにより、コア20全体の断面積(コア数)を変更することなく、抵抗値を低くすることが可能となる。これにより、コア20の性能を低下させることなく、昇温速度を高めることのできる電気加熱触媒担体10を提供することができる。また、コア20を大型(大径)にしても触媒の昇温が速やかになり、エンジン始動直後から浄化を行なうことができる。
また、各々のコア部材200は、予め平板210と波板220とが拡散結合されているので、平板210と波板220とを別々に酸化絶縁被膜を形成した後に巻き回して構成するよりも、コア20の強度を高くできる。
また、コア部材200は、平板210と波板220とが拡散結合されて電気的に導通しているので、中心電極40に電気的に導通可能に接合する部分は平板210側のみでよい。そのため、中心電極40に接合する部分の厚みが増すことがないので、ロウ付け不良が起こりにくく、歩留りを向上できる電気加熱触媒を提供することができる。
なお、本発明の電気加熱触媒担体10は自動車に限定されるものではなく、さまざまな内燃機関の排気ガスの浄化に用いることができる。
本発明の実施形態の電気加熱触媒担体の斜視図である。 本発明の実施形態の触媒担体部材の斜視図である。 本発明の実施形態の触媒担体部材の説明図である。 本発明の実施形態の触媒担体部材の説明図である。 本発明の実施形態の中心電極の説明図である。 本発明の実施形態の電気加熱触媒担体の斜視図である。
符号の説明
10 電気加熱触媒
20 コア
30 外筒
40 中心電極
41 溝部
60 貫通孔
200 コア部材
210 平板
220 波板

Claims (4)

  1. 平板(210)と波板(220)とが接合された部材(200)の表面に絶縁被膜が形成されており、
    少なくとも二つの前記部材(200)が、電極(40)を中心として多重に巻回され、前記巻回された部材(200)が外筒(30)に収納され、
    前記外筒に収納された部材(200)の各々が、前記電極(40)と前記外筒(30)とに、互いに並列に電気的に導通可能に接合されていることを特徴とする電気加熱触媒担体。
  2. 請求項1に記載の電気加熱触媒担体であって、
    前記平板(200)の一方及び他方の端部に貫通孔(60)が設けられ、
    前記一方の端部に設けられた貫通孔(60a)と前記電極(40)とをロウ接合し、前記他方の端部に設けられた貫通孔(60b)と前記外筒(30)とをロウ接合することで、前記部材と前記電極及び前記外筒とが電気的に導通可能に接合されることを特徴とする電気加熱触媒担体。
  3. 平板(210)と波板(220)とを拡散接合する第1の工程と、
    前記拡散接合された部材(200)の表面に絶縁被膜を形成する第2の工程と、
    少なくとも二つの前記部材(200)を、電極(40)を中心として多重に巻回す第3の工程と、
    前記巻回された部材(200)を外筒(30)に収納する第4の工程と、
    前記外筒(30)に収納された部材(200)の各々を、前記電極(40)と前記外筒(30)とに電気的に導通可能に接合する第5の工程と、
    を備えたことを特徴とする電気加熱触媒担体の製造方法。
  4. 請求項3に記載の電気加熱触媒担体の製造方法において、
    前記部材(200)において、平板の一方及び他方の端部に貫通孔(60)を設ける第6の工程を備え、
    前記第5の工程において、前記一方の端部に設けられた貫通孔(60a)と前記電極(40)とをロウ接合し、前記他方の端部に設けられた貫通孔(60b)と前記外筒(30)とをロウ接合することで、前記部材(200)と前記電極(40)及び前記外筒(30)とが電気的に導通可能に接合されることを特徴とする電気加熱触媒担体の製造方法。
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JP5287990B2 (ja) * 2010-08-24 2013-09-11 トヨタ自動車株式会社 電気加熱式触媒

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