JP2009142241A - 穀粉類を含有する食品用の皮 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 穀粉類を含有する皮用生地であって、融点が50〜85℃であるゲル状物が生地中に不均一分散しており、ゲル状物の含有量が、皮用生地中の穀粉類100重量部に対して5〜70重量部であることを特徴とする皮用生地を用いて皮を作製し、その皮を用いて食品を作製すること。
【選択図】 なし
Description
融点が50〜85℃であるゲル状物が不均一分散した皮用生地を作る工程は、以下の通りである。まず、所定量の穀粉を所定量の食塩と水と混ぜて軽く捏ね、その後所定量のゲル状物を添加して、ミキサーなどにより充分に捏ね上げ、皮用生地を得る。
実施例・比較例における生地物性評価は、5人の熟練した調理人に調理させ、以下の4段階の基準により評価を実施し、その結果を集約した。評価基準は次の通りである。◎:ブランクとなる比較例と較べてまったく作業性が変わらない、○:ブランクとなる比較例と較べて差は判るが問題ない、△:ブランクとなる比較例と較べて作業性が悪くなる。×:ブランクとなる比較例と較べて作業性が著しく悪く、生地とならない。
比較例で得られた食品用の皮を用いてなる食品をブランクとし、実施例で得られた食品用の皮を用いてなる食品をでき上がり後に室温にて1時間放冷して常温にしたものと、でき上がり後に室温にて1時間放冷して常温にしたブランクを試食させ、以下の4段階の基準により評価し、その結果を集約した。また同様に、実施例で得られた食品用の皮を用いてなる食品を、でき上がり後に−20℃にて1週間冷凍後に1,200ワットで40秒間加熱したものと、でき上がり後に−20℃にて1週間冷凍後に1,200ワットで40秒間加熱したブランクを試食させ、以下の4段階の基準により評価し、その結果を集約した。何れの場合も評価基準は次の通りである。◎:ブランクとなる比較例と較べて腰がかなりある、○:ブランクとなる比較例と較べて腰が充分ある、△:ブランクとなる比較例と較べて腰の差がわかる程度、×:ブランクとなる比較例と較べて腰の差がわからない。
表1に示す配合に従い、水飴に水以外の原料を粉体混合してから投入し、軽く混ぜて分散させた物に水を加え、攪拌ミキサー(製品名:ケミスターラーB−100型、東京理化器械(株)社製)により85℃で10分間加熱攪拌混合し、蒸発した水を補填しながら均一になるように攪拌し、耐熱性のあるビニール袋に充填し、5℃の冷蔵庫で3時間冷却し、ゲル状物G1〜G5を得た。
表2の配合に従い縦型ミキサーとフックを用いて、低速で小麦粉を攪拌しながら、あらかじめ水に食塩を溶解しておいた食塩水をゆっくり投入し、そぼろ状になるまで混捏した。そのものを丸めて1時間生地を寝かした後、麺帯機にて厚さ0.6mmまで圧延し、8cmの円形に打ち抜いて皮を得た。得られた皮で餃子の具材を包み、100〜105℃で5分間蒸し、180℃のホットプレートにて焦げ目が付くまで焼成し餃子を得た。得られた餃子を実施例1,2のブランクとした。
食塩水を投入した後にゲル状物G1を投入した以外は、比較例1と同様にして皮を得た。得られた皮をブランクとなる比較例1と比較して生地物性評価し、結果を表2に示した。また、得られた餃子をブランクとなる比較例1と比較して腰の評価し、結果を表2に示した。
食塩水を投入した後にゲル状物G2を投入した以外は、比較例1と同様にして皮および餃子を得た。得られた皮をブランクとなる比較例1と比較して生地物性評価し、結果を表2に示した。また、得られた餃子をブランクとなる比較例1と比較して腰の評価し、結果を表2に示した。
比較例1と同様にして皮を得た。得られた皮でシュウマイの具材を包み、100〜105℃で7分間蒸しシュウマイを得た。得られたシュウマイを実施例3,4のブランクとした。
(実施例3)
食塩水を投入した後にゲル状物G3を投入した以外は、比較例2と同様にして皮およびシュウマイを得た。得られた皮をブランクとなる比較例2と比較して生地物性評価し、結果を表2に示した。また、得られたシュウマイをブランクとなる比較例2と比較して腰の評価し、結果を表2に示した。
食塩水を投入した後にゲル状物G4を投入した以外は、比較例2と同様にして皮およびシュウマイを得た。得られた皮をブランクとなる比較例2と比較して生地物性評価し、結果を表2に示した。また、得られたシュウマイをブランクとなる比較例2と比較して腰の評価し、結果を表2に示した。
米粉を小麦粉と一緒に投入した以外は比較例1と同様にして皮を得た。得られた皮でワンタンの具材を包み、熱した中華スープに投入し、3分間煮てワンタンを得た。得られたワンタンを実施例5のブランクとした。
食塩水を投入した後にゲル状物G5を投入した以外は、比較例3と同様にして皮およびシュウマイを得た。得られた皮をブランクとなる比較例3と比較して生地物性評価し、結果を表2に示した。また、得られたワンタンをブランクとなる比較例3と比較して腰の評価し、結果を表2に示した。
Claims (5)
- 穀粉類を含有する皮用生地であって、融点が50〜85℃であるゲル状物が生地中に不均一分散しており、ゲル状物の含有量が、皮用生地中の穀粉類100重量部に対して5〜70重量部であることを特徴とする皮用生地。
- ゲル状物に使用されるゲル化剤は、ネイティブジェランガムからなるゲル化剤(A)、カシアガム、ローカストビーンガム、タラガム及びグルコマンナンから選ばれる少なくとも1種とκカラギナンからなるゲル化剤(B)、カシアガム、ローカストビーンガム、タラガム及びグルコマンナンから選ばれる少なくとも1種とキサンタンガムからなるゲル化剤(C)、ιカラギナンからなるゲル化剤(D)からなる群より選ばれる少なくとも1種のゲル化剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の皮用生地。
- 請求項1又は2に記載の皮用生地からなる食品用の皮。
- 請求項3に記載の食品用の皮を用いてなる食品。
- 融点が50〜85℃であるゲル状物が不均一分散した皮用生地を作る工程、皮用生地を皮にする工程、および生地温度がゲル状物の融点よりも高い温度になるまで該皮用生地を加熱する工程があることを特徴とする皮の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007325536A JP2009142241A (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 穀粉類を含有する食品用の皮 |
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JP2007325536A JP2009142241A (ja) | 2007-12-18 | 2007-12-18 | 穀粉類を含有する食品用の皮 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002204664A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-23 | Asahi Denka Kogyo Kk | 中華点心用皮 |
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2007
- 2007-12-18 JP JP2007325536A patent/JP2009142241A/ja active Pending
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