JP2009139235A - セル固定装置及びそれを用いた粒子測定装置 - Google Patents

セル固定装置及びそれを用いた粒子測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 透明基板に形成された電極と電源とを容易に電気的に接続したり、切り離したりすることができるセル固定装置及びそれを用いた粒子測定装置を提供する。
【解決手段】 セル10を固定するセルホルダ21と、透明基板30を支持し、セルホルダ21に対して着脱可能である電極ホルダ35と、測定時には、電極ホルダ設定位置に電極ホルダ35を固定する電極ホルダ固定部21c、21d、35a、35bと、金属接点部3を支持し、測定時と非測定時とで位置が変化するように移動可能である金属接点部ホルダ2とを備え、測定時には、接点接続位置に、金属接点部ホルダ2を移動させ、非測定時には、接点収納位置に、金属接点部ホルダ2を移動させてから、電極ホルダ35がセルホルダ21から取り外されることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、粒子測定装置において光源と検出器との間にセルを固定するセル固定装置に関し、特に回折光を利用して、直径が100nm以下である粒子の拡散係数(粒子群に関する評価)を算出し、さらには拡散係数から粒子径を算出する粒子測定装置及びそれに使用されるセル固定装置に関する。
分散媒(例えば、水等の液体やゲル等)に粒子群を分散させた流動体試料中の粒子の粒子径の測定は、製薬や化学や研磨剤やセラミックスや顔料等の粒子径が品質に影響を与える製品について行われている。
さらに、粒子径が100nm以下である粒子は、一般にナノ粒子と称され、同じ材質であっても通常のバルク物質とは異なる性質を表すことから、さまざまな分野で利用され始めている。
このような粒子径を測定する方法としては、レーザ回折・散乱式をはじめとして種々のものが知られているが、粒子径が100nm以下であるナノ粒子については、主として動的光散乱法(光子相関法)と称される測定方法が用いられている。
動的光散乱法は、各粒子が粒子径に応じたブラウン運動をすることを利用したものであり、分散媒中の粒子にレーザ光を照射し、粒子による散乱光の強度を所定の位置で測定して、粒子のブラウン運動に起因する散乱光強度の揺らぎ、つまり散乱光の経時的変化を捕らえることにより、粒子径を算出する測定方法である。
また、粒子径を測定する他の方法として、まず、分散媒に粒子群を分散させた流動体試料中に、空間周期パターンを有する電界を発生させることによって、粒子群を誘電泳動作用若しくは電気泳動作用で移動させ、流動体試料中に粒子群の密な領域と疎な領域とが周期的に並ぶ密度回折格子を形成させて、次に、この密度回折格子にレーザ光を照射することによって、回折光の強度を検出して、次に、密度回折格子を形成させた流動体試料中に、電界を発生させることを停止することによって、粒子群を拡散させ、ぼやけていく密度回折格子による回折光の強度の経時的変化を測定することにより、粒子群の拡散係数を算出し、さらには拡散係数から粒子径を算出する測定方法がある(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2006−84207号公報 特開2006−64659号公報
上述したような測定方法で使用される粒子測定装置では、セル内に収容された流動体試料中に、例えばレーザ光源からレーザ光を照射することによって生じた回折光あるいは散乱光を光検出器で検出することになる。
図11は、粒子測定装置の全体構造の一例を示す図である。また、図12は、セル固定装置を示す平面図であり、図13は、図12に示すセル固定装置のE−E線の断面図である。さらに、図9は、粒子測定装置に使用されるセルの一例を示す斜視図である。
粒子測定装置は、レーザ光を水平方向に照射するレーザ光源15と、流動体試料が収容されるセル10と、セル10を固定するセル固定装置50と、集光レンズ16と、集光レンズ16の焦点位置に設けられる光検出器17と、粒子群に関する評価を行う制御部(図示せず)とを備える。
セル10は、長方形状の底面10aと、4個の側壁10b〜10eとを有するガラス製のものであり、光透過性を有する。そして、セル10の内部には、分散媒に粒子群を分散させた流動体試料が収容されることになる。
セル固定装置50は、レーザ光源15からのレーザ光が照射されるとともに、流動体試料による回折光が集光レンズ16に出射されるセル設定位置に、セル10を固定するセルホルダ51を備える。具体的には、セルホルダ51は、セル10の底面10aが載置される支持面部51aと、支持面部51a(基準面)より上方に距離d1(例えば、15mm)で形成される上面部51bとを有する。そして、上面部51bには、底面10aと同じ形状の開口が形成されている。これにより、セル10を上面部51bの開口に上方から挿入して、セル10の底面10aを支持面部51aに載置することで、セル10をセル設定位置に固定することができるようになっている。
そして、測定時には、セル設定位置に固定されたセル10の側壁10bにレーザ光が水平方向から照射されることにより、流動体試料中の粒子群で光が回折され、その後、側壁10dから回折光が集光レンズ16に向かって出射する。
ところで、特許文献に記載された測定方法を行うためには、流動体試料中に空間周期パターンを有する電界を発生させる必要があるため、流動体試料中に電極を挿入する必要がある。
ここで、空間周期パターンを有する電界を発生させる電極について説明する。図10は、電極が表面に形成されたガラス基板(透明基板)の一例を示す斜視図である。
平板形状のガラス基板30は、1面にマスクパターニング手法を用いて金属膜で形成された第一電極32及び第二電極33(電極対)を有する。
第一電極32は、直線状の電極片32a〜32dが間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片32a〜32dの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部32eが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。また、接続部32eの上端部には、四角形状の接点接続部32fが設けられている。
第二電極33についても同様であり、直線状の電極片33a〜33dが間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片33a〜33dの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部33eが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。また、接続部33eの上端部には、四角形状の接点接続部33fが設けられている。
そして、電極片32aと電極片33bとの間隔、電極片32bと電極片33cとの間隔、及び、電極片32cと電極片33dとの間隔が、それぞれ一定距離Sを空けて配置される。
また、接点接続部32fと接点接続部33fとには、交流電源が接続される。
ところで、測定時に、流動体試料中に空間周期パターンを有する電界を発生させるために、第一電極32の電極片32a〜32d及び第二電極33の電極片33a〜33dを流動体試料中に浸漬して測定することになるが、測定が終了すると、第一電極32及び第二電極33を洗浄することになる。このとき、第一電極32及び第二電極33の洗浄では、洗浄液等を湿らしたスポンジ等を用いて第一電極32及び第二電極33の表面に付着した付着物を拭き取る必要がある。しかしながら、第一電極32の接点接続部32f及び第二電極33の接点接続部33fと交流電源との接続箇所に洗浄液等が付着すると、接続箇所が腐食又は短絡することがあった。よって、第一電極32及び第二電極33の洗浄時には、第一電極32及び第二電極33と交流電源とを電気的に切り離せる方が都合がよかった。しかし、第一電極32及び第二電極33と交流電源とを電気的に切り離すとなると、洗浄前、第一電極32及び第二電極33と交流電源とを電気的に切り離したり、洗浄後、第一電極32及び第二電極33と交流電源とを再び電気的に接続したりする手間がかかる。
そこで、本発明は、透明基板に形成された電極と電源とを容易に電気的に接続したり、切り離したりすることができるセル固定装置及びそれを用いた粒子測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明のセル固定装置は、粒子群が分散された流動体試料が内部に収容されるセルと、前記セルに光を照射する光源と、前記セル内の流動体試料による回折光の強度を検出する光検出器とを備える粒子測定装置において使用されるセル固定装置であって、前記光源と光検出器との間で、前記セルを固定するセルホルダと、前記セル内に挿入され、電圧が印加される電極が表面に形成された透明基板と、電極ホルダ本体の下面から突出するように透明基板を支持し、前記セルホルダに対して着脱可能である電極ホルダと、測定時には、前記セルホルダに固定されたセル内の流動体試料中に、前記電極ホルダに支持された透明基板の電極の上端部以外の電極部分が浸漬される電極ホルダ設定位置に、前記電極ホルダを固定する電極ホルダ固定部と、棒状であり、その後端が電源と電気的に接続された金属接点部と、前記金属接点部の前端が突出するように金属接点部を支持し、測定時と非測定時とで位置が変化するように移動可能である金属接点部ホルダとを備え、前記測定時には、前記電極ホルダ設定位置に固定された電極ホルダに支持された透明基板の電極の上端部と、前記金属接点部ホルダの金属接点部の前端とが接触する接点接続位置に、前記金属接点部ホルダを移動させ、前記非測定時には、前記透明基板の電極と、前記金属接点部ホルダの金属接点部とが接触しない接点収納位置に、前記金属接点部ホルダを移動させてから、前記電極ホルダがセルホルダから取り外されるようにしている。
本発明によれば、電極ホルダは、電極が表面に形成された透明基板を、下面から突出するように支持する。そして、電極ホルダは、セルホルダに対して着脱可能となっている。また、電極ホルダを電極ホルダ設定位置に固定したときには、セルホルダに固定されたセル内の流動体試料中に、支持した透明基板の電極の上端部以外の電極部分が浸漬されるようになっている。
一方、金属接点部ホルダは、電源と接続された棒状の金属接点部を有する。そして、金属接点部ホルダは、電極ホルダ設定位置に固定された電極ホルダに支持された透明基板の電極の上端部と金属接点部の前端とが接触する接点接続位置と、透明基板の電極と金属接点部とが接触しない接点収納位置とに移動可能となっている。
このような電極ホルダと金属接点部ホルダとを備える構成により、測定時には、まず、セルホルダにセルを固定する。次に、電極ホルダを、電極ホルダ固定部によって電極ホルダ設定位置に固定する。このとき、透明基板の電極の上端部以外の電極部分がセル内の流動体試料中に浸漬される。次に、金属接点部ホルダを接点接続位置に移動させる。これにより、電極の上端部と金属接点部の前端とが電気的に接続される。このようにして電極の上端部と金属接点部の前端とが電気的に接続された状態で、電極に電圧を印加したり電圧印加を停止したりして、光源から光を照射することによって生じた光の強度を光検出器で検出する。その後、測定が終了し、電極を洗浄するときには、まず、金属接点部ホルダを接点収納位置に移動させる。これにより、電極と金属接点部とが電気的に切り離される。次に、電極ホルダをセルホルダから取り外す。最後に、透明基板の電極を洗浄する。
以上のように、本発明のセル固定装置によれば、電極と電源との電気的な接続を切り離して、電極が形成された透明基板を支持する電極ホルダをセルホルダから取り外すことができるので、電極を容易に洗浄することができる。また、流水を用いて電極を洗浄することもできる。
また、電極ホルダを、電極ホルダ固定部によって電極ホルダ設定位置に固定して、金属接点部ホルダを接点接続位置に移動させるだけで、電極と金属接点部とを電気的に接続することができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、上記の発明において、前記透明基板は、前記電極ホルダに対して着脱可能であるようにしてもよい。
本発明によれば、透明基板を支持する電極ホルダをセルホルダから取り外すことができるので、消耗品である透明基板を容易に交換することができる。
また、上記の発明において、前記電極ホルダ固定部は、前記電極ホルダ本体の下面から突出するように形成される2本のガイド軸と、前記セルホルダの上面に形成され、前記ガイド軸が挿入される2個のガイド軸挿入穴とからなり、さらに、前記ガイド軸は、ボールプランジャ挿入孔を水平方向に有するとともに、前記ガイド軸挿入穴には、その内部に挿入されたガイド軸のボールプランジャ挿入孔に挿入されるように、水平方向に移動可能であるボールプランジャが形成され、前記ガイド軸のボールプランジャ挿入孔にボールプランジャが挿入されることにより、前記電極ホルダが電極ホルダ設定位置に固定されるようにしてもよい。
本発明によれば、電極ホルダのガイド軸を、セルホルダのガイド軸挿入穴に挿入していくことにより、電極をセル内に挿入することができるとともに、ガイド軸のボールプランジャ挿入孔に、セルホルダのボールプランジャが挿入されることにより、電極ホルダを電極ホルダ設定位置に固定することができる。
また、上記の発明において、前記セルホルダは、一端部に回転軸が取り付けられ、他端部が回転軸を中心として回動する回動部材を有し、前記金属接点部ホルダは、前記回動部材の他端部に取り付けられることにより、前記接点収納位置と接点接続位置とに移動可能であるようにしてもよい。
また、上記の発明において、前記回動部材には、前記金属接点部ホルダを接点収納位置から接点接続位置に移動させるように作用するバネが取り付けられ、前記セルホルダは、前記電極ホルダが電極ホルダ設定位置に存在しないときには、前記金属接点部ホルダが接点収納位置から接点接続位置に移動しないように、前記回動部材の他端部が回動することを防止する移動防止部を有するようにしてもよい。
本発明によれば、電極ホルダが電極ホルダ設定位置に存在しないときには、電極の上端部と金属接点部の前端とが接触する接点接続位置に金属接点部ホルダがバネによって移動することを防止し、一方、電極ホルダを電極ホルダ設定位置に固定したときには、電極の上端部と金属接点部の前端とが接触する接点接続位置に金属接点部ホルダがバネによって自動的に移動するようにすることができる。
また、上記の発明において、前記セルホルダは、前記金属接点部ホルダが接点収納位置に存在するときには、前記金属接点部の前端が露出しないように、前記金属接点部ホルダを内部に収納する接点収納部を有するようにしてもよい。
本発明によれば、金属接点部ホルダが接点収納位置に存在する非測定時に、使用者が誤って金属接点部に触れることを防止することができる。
また、上記の発明において、前記金属接点部は、前記前端が伸縮可能である金属コンタクトプローブであるようにしてもよい。
本発明によれば、金属接点部ホルダが接点接続位置に存在するときには、電極の上端部と金属接点部の前端とを確実に接触させることができる。
そして、上記の発明において、前記電極は、前記セル内の流動体試料中に、空間周期パターンを有する電界を発生させるようにしてもよい。
さらに、本発明の粒子測定装置は、上述したようなセル固定装置と、粒子群が分散された流動体試料が内部に収容されるセルと、前記セルに光を照射する光源と、前記セル内の流動体試料による回折光の強度を検出する光検出器と、前記電極への電圧の印加と電圧印加の停止とを制御することによって生じる光の強度変化から粒子群に関する評価を行う制御部とを備えるようにしている。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
本発明に係る粒子測定装置は、図11に示す粒子測定装置とほぼ同様の構成であり、レーザ光を水平方向に照射するレーザ光源15と、流動体試料が収容されるセル10と、セル10をセル設定位置に固定するセル固定装置20と、集光レンズ16と、集光レンズ16の焦点位置に設けられる光検出器17と、粒子群に関する評価を行う制御部(図示せず)とを備える。なお、上述した粒子測定装置と同様のものについては、同じ符号を付している。
レーザ光源15は、測定対象となる流動体試料に応じて種類を選択すればよいが、例えば、He−Neレーザ光源(波長633nm)である。そして、セル設定位置に固定されたセル10にレーザ光が照射されるように、レーザ光の光軸が調整されている。
光検出器17は、例えば、回折角を測定するための角度調整機構(図示せず)が設けられており、回折光の強度とともに回折角が検出できるようにしたものである。なお、角度調整機構を設ける代わりに、複数の素子を並べたアレイセンサを用いて、回折角が計測できるようにしてもよい。
セル10は、長方形状の底面10aと、4個の側壁10b〜10eとを有するガラス製のものであり、光透過性を有する。そして、セル10の内部には、分散媒に粒子群を分散させた流動体試料が収容されることになる。
図1は、測定時(セルホルダ21と電極ホルダ35とが結合した状態)のセル固定装置20の正面図であり、図2は、測定時(セルホルダ21と電極ホルダ35とが結合した状態)のセル固定装置20の平面図である。また、図3は、図2に示すA−A線の断面図であり、図4は、図1及び図2に示すB−B線の断面図であり、図5は、図1に示すC−C線の断面図であり、図6は、図1に示すD−D線の断面図である。また、図7及び図8は、非測定時(セルホルダ21と電極ホルダ35とが分離した状態)のセル固定装置20の断面図である。さらに、図8は、セル10の一例を示す斜視図であり、図9は、第一電極32及び第二電極33が表面に形成されたガラス基板(透明基板)30の一例を示す斜視図である。
セル固定装置20は、セル10を固定するセルホルダ21と、平板形状のガラス基板(透明基板)30と、ガラス基板30を着脱可能とする電極ホルダ35と、電圧を印加する交流電源(図示せず)と、交流電源と電気的に接続された金属コンタクトプローブ(金属接点部)3と、金属コンタクトプローブ3を支持する金属接点部ホルダ2とを備える。
セルホルダ21は、セル10の底面10aが載置される支持面部21aと、支持面部21a(基準面)より上方に距離d1(例えば、15mm)で形成される上面部21bとを有する。そして、上面部21bには、セル10の底面10aと同じ形状の開口が形成されている。これにより、セル10を上面部21bの開口に上方から挿入して、セル10の底面10aを支持面部21aに載置することで、セル10をセル設定位置に固定することができるようになっている。
また、セルホルダ21の上面部21bの開口の左右には、2本の円柱形状のガイド軸挿入穴(電極ホルダ固定部)21cが下方向に向かうように形成されている。さらに、各ガイド軸挿入穴21cには、その内部に所定の距離で挿入されたガイド軸35aのボールプランジャ挿入孔35bにはまるように、水平方向に移動可能とするボールプランジャ(電極ホルダ固定部)21dがそれぞれ形成されている。
電極ホルダ35は、略直方体形状(電極ホルダ本体)であり、電極ホルダ本体の下面35cの中央部に下面35cから突出するように平板形状のガラス基板30を支持するとともに、下面35cの左右には、下面35cから突出するように形成された2本の円柱形状のガイド軸(電極ホルダ固定部)35aを有する。なお、ガイド軸(電極ホルダ固定部)35aの突出量は、ガラス基板30の突出量より長くなるように形成されている。よって、ガラス基板30の左右にガイド軸35aが存在するので、ガラス基板30が保護されるようになっている。
また、電極ホルダ35の2本のガイド軸35aの側面の所定の位置には、円周方向に一周するように形成された凹部である円形状のボールプランジャ挿入孔(電極ホルダ固定部)35bがそれぞれ形成されている。これにより、セルホルダ21の上面に形成される2本のガイド軸挿入穴21cに、2本のガイド軸35aを挿入して、セルホルダ21に対して上下方向に移動可能とし、さらに下方向に所定の距離までガイド軸35aを挿入すると、セルホルダ21に形成される2個のボールプランジャ21dが、ガイド軸35aのボールプランジャ挿入孔35bに挿入されることにより、電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置で固定されるようになっている。そして、このように電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置に固定されたときには、セル設定位置に配置されたセル10内にガラス基板30が挿入されるようになっている。
ここで、ガラス基板30は、図10に示すように、1面にマスクパターニング手法を用いて金属膜で形成された第一電極32及び第二電極33を有する。
第一電極32は、直線状の電極片32a〜32dが間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片32a〜32dの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部32eが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。また、接続部32eの上端部には、四角形状の接点接続部(上端部)32fが設けられている。
第二電極33についても同様であり、直線状の電極片33a〜33dが間隔を空けて平行に並べられるとともに、これらの電極片33a〜33dの外側の片側端どうしを電気的に接続する直線状の接続部33eが設けられ、いわゆる櫛型電極を形成している。また、接続部33eの上端部には、四角形状の接点接続部(上端部)33fが設けられている。
そして、電極片32aと電極片33bとの間隔、電極片32bと電極片33cとの間隔、及び、電極片32cと電極片33dとの間隔が、それぞれ一定距離Sを空けて配置される。
また、電極ホルダ35は、下面35cの中央部にガラス基板30を着脱可能に支持する。なお、電極ホルダ35にガラス基板30が取り付けられたときには、第一電極32の接点接続部32fと、第二電極33の接点接続部33fとは、電極ホルダ35のコンタクトプローブ挿入孔35dによって露出するように配置される。よって、接点接続部32fと接点接続部33fとは、電極ホルダ35のコンタクトプローブ挿入孔35dに金属コンタクトプローブ3が挿入されることにより、交流電源が接続されるようになっている。なお、接点接続部32fと接点接続部33fとは、ガラス基板30の上端部に形成されているので、セル10内の流動体試料に浸漬されない。
金属コンタクトプローブ3は、第一金属コンタクトプローブ3aと第二金属コンタクトプローブ3bとからなる。第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bは、それぞれ棒状であり、前端が伸縮可能である。そして、第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bの後端は、交流電源に電気的に接続されている。なお、第一金属コンタクトプローブ3aは、接点接続部32fと接続され、第二金属コンタクトプローブ3bは、接点接続部33fと接続されることになる。
交流電源には、流動体試料中の粒子群に誘電泳動を引き起こすことができる電圧、周波数の交流電源が用いられる。具体的には、1〜100V、10kHz〜10MHz程度の交流電圧が印加できる交流電源を使用する。
金属接点部ホルダ2は、第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bの前端が突出するように、第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bを支持する直方体形状のブロック体である。そして、金属接点部ホルダ2は、電極ホルダ設定位置に固定された電極ホルダ35に支持されたガラス基板30の第一電極32及び第二電極33と第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bの前端とが接触する接点接続位置と、第一電極32及び第二電極33と第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bとが接触しない接点収納位置とに、回動部材22によって移動可能となっている。
回動部材22は、側面から見るとL字形状の2枚のL字形状板22a、22bを有し、2枚のL字形状板22a、22bは、所定の距離を空けて平行に配置されるとともに、2枚のL字形状板22a、22bの一端部には、セルホルダ21に水平方向に取り付けられた回転軸22c、22dが取り付けられている。これにより、L字形状板22a、22bの他端部は、回転軸22c、22dを中心として回動可能となっている。そして、L字形状板22aの他端部とL字形状板22bの他端部との間に、金属接点部ホルダ2が固定されている。つまり、金属接点部ホルダ2は、L字形状板22a、22bの他端部の移動に伴って、回転軸22c、22dを中心として回動可能となっている。
また、L字形状板22aの屈曲部とL字形状板22bの屈曲部とを水平方向に連結する連結軸22eが取り付けられており、連結軸22eには、連結軸22eと垂直となる方向にセルホルダ21と繋がれたバネ22fの一端が取り付けられている。つまり、L字形状板22a、22bの他端部は、回転軸22c、22dを中心としてバネ22fによって所定の方向に自動的に回動するようになっている。これにより、バネ22fによって、金属接点部ホルダ2が接点収納位置から接点接続位置に自動的に移動するように設計されている。
また、本発明では、セルホルダ21は、電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置に存在しないときには、金属接点部ホルダ2が接点収納位置から接点接続位置にバネ22fによって自動的に移動しないように、回動部材22が回動することを防止するように、移動防止部23を有する。
移動防止部23は、正面から見るとL字形状のL字形状板23aと、移動防止棒23bと、回転軸23cとを有する。L字形状板23aの屈曲部に、セルホルダ21に水平方向に取り付けられた回転軸23cが取り付けられており、回転軸23cを中心として、L字形状板23aの一端部と他端部とが同一方向に回動可能となっている。そして、1個のガイド軸挿入穴21cに繋がる挿入孔23dが形成されて、L字形状板23aが逆さを向いたL字とした状態とされ、L字形状板23aの一端部が、1個のガイド軸挿入穴21cに水平方向となるように挿入されている。これにより、電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置に存在するときには、L字形状板23aの一端部がガイド軸35aによって下方向に押圧されることで、L字形状板23aの他端部が回動するようになっている。
そして、L字形状板23aの他端部には、移動防止棒23bが取り付けられ、L字形状板23aの他端部が回動するともに、移動防止棒23bがバネ23eに対抗して水平方向に移動するようになっている。これにより、電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置に存在しないときには、移動防止棒23bがL字形状板22a(回動部材22)のバネ22fによる回動方向の前方にバネ23eによって配置されL字形状板22aの回動を防止し、一方、電極ホルダ35が電極ホルダ設定位置に存在するときには、移動防止棒23bがL字形状板22a(回動部材22)のバネ22fによる回動方向の前方から取り除かれL字形状板22aを回動させるようになっている。
また、本発明では、セルホルダ21は、金属接点部ホルダ2が接点収納位置に存在するときには、金属コンタクトプローブ3の前端が露出しないように、金属接点部ホルダ2を内部に収納する接点収納部24を有する。
接点収納部24は、長方形状の上面24aと、3個の側壁24b〜24dとを有するものである。これにより、金属接点部ホルダ2が接点収納位置に存在するときには、金属接点部ホルダ2が接点収納部24内に配置されようになっており、金属コンタクトプローブ3の前端が露出しないようになっている。また、金属接点部ホルダ2が接点収納位置から接点接続位置に移動するときには、側壁がない部分から接点収納部24外に移動するようになっている。
また、本発明では、セルホルダ21は、金属接点部ホルダ2が接点接続位置に存在するときには、使用者が電極ホルダ35を移動させることができないように移動防止部材25を有する。
移動防止部材25は、側面から見ると逆さを向いたL字形状であり、L字形状板22b(回動部材22)に取り付けられている。そして、金属接点部ホルダ2が接点接続位置に存在するときには、移動防止部材25の一部が、電極ホルダ35の上方に配置されるようになっている。これにより、電極ホルダ35の上方に移動防止部材25が配置されるので、電極ホルダ35が上方に移動できないようになっている。また、移動防止部材25の一部は、使用者が金属接点部ホルダ2を接点接続位置から接点収納位置に移動させるための取っ手として使用される。そして、使用者が移動防止部材25を用いて金属接点部ホルダ2を接点接続位置から接点収納位置に移動させたときには、移動防止部材25の一部も、電極ホルダ35の上方から取り除かれるようになっている。
制御部は、いわゆるCPU、ROM、RAM等からなるコンピュータにより構成され、予め記憶されたプログラムにより、第一金属コンタクトプローブ3a及び第二金属コンタクトプローブ3bに対して、過渡回折格子を形成するために必要な交流電圧を、必要な時間だけ印加し、その後、交流電圧の印加を停止して粒子郡の拡散を引き起こすことによって生じる光の強度変化から粒子群に関する評価(拡散係数、粒子径)を行う制御を実行する。
次に、セル固定装置20の使用方法について説明する。
まず、セルホルダ21の上面部21bの開口にセル10を上方から挿入して、セル10の底面10aを支持面部21aに載置する。このとき、セル10は、セル設定位置に固定される(図7及び図8参照)。
次に、セルホルダ21の上面部21bに形成される2本のガイド軸挿入穴21cに、電極ホルダ35の2本のガイド軸35aを挿入する。そして、ガイド軸挿入穴21cにガイド軸35aを下方向に所定の距離まで挿入すると、セルホルダ21に形成される2本のボールプランジャ21dが、ガイド軸35aのボールプランジャ挿入孔35bに挿入される。このとき、電極ホルダ35は、電極ホルダ設定位置に固定され、セル10内にガラス基板30が挿入される(図1〜図6参照)。
また、電極ホルダ35が、電極ホルダ設定位置に固定されたときには、ガイド軸挿入穴21cに挿入されたガイド軸35aが、L字形状板23aの一端部を押圧することで、L字形状板23aの他端部が回動することになり、その結果、移動防止棒23bがL字形状板22aのバネ22fによる回動方向の前方から取り除かれる。
このように移動防止棒23bがL字形状板22aのバネ22fによる回動方向の前方から取り除かれると、L字形状板22a、22bの他端部が、バネ22fによって回動することに伴って、金属接点部ホルダ2が接点収納位置から接点接続位置に移動する。このとき、第一電極32及び第二電極33と金属コンタクトプローブ3の先端とが接触する。つまり、使用者は、電極ホルダ35を電極ホルダ設定位置に固定するだけで、第一電極32及び第二電極33と金属コンタクトプローブ3の先端とを接触させることができる。
次に、制御部は、金属コンタクトプローブ3に対して、過渡回折格子を形成するために必要な交流電圧を、必要な時間だけ印加し、その後、交流電圧の印加を停止して粒子郡の拡散を引き起こすことによって生じる光の強度変化から粒子群に関する評価(拡散係数、粒子径)を行う。
そして、測定(評価)が終了すれば、まず、使用者は、移動防止部材25を掴んで、金属接点部ホルダ2を接点接続位置から接点収納位置に移動させる。このとき、第一電極32及び第二電極33と金属コンタクトプローブ3とが電気的に切り離される。なお、第一電極32及び第二電極33と金属コンタクトプローブ3とが電気的に切り離される前に、電極ホルダ35の上方に移動防止部材25の一部が配置されるので、金属接点部ホルダ2を移動させることができないようになっている。
次に、電極ホルダ35をセルホルダ21に対して上方向に移動させることで、セルホルダ21の上面部21bに形成された2本のガイド軸挿入穴21cから、電極ホルダ35の2本のガイド軸35aを取り外す。このとき、L字形状板23aの一端部を押圧していた電極ホルダ35がなくなる結果、L字形状板23aの一端部が元に戻るに伴い、L字形状板23aの他端部も元に戻ることになるので、移動防止棒23bがL字形状板22aのバネ22fによる回動方向の前方にバネ23eによって配置される。よって、使用者が移動防止部材25から手を離しても、金属接点部ホルダ2が接点収納位置に存在することを維持する。
次に、セル10の側壁10c、10eを掴んで、セルホルダ21の上面部21bの開口から上方向に移動させることでセル10を取り外す。
最後に、取り外したセルホルダ21が支持したガラス基板30の第一電極32及び第二電極33を洗浄する。このとき、第一電極32及び第二電極33と交流電源とが電気的に接続されていないので、第一電極32及び第二電極33を容易に洗浄することができる。さらに、流水を用いて第一電極32及び第二電極33を洗浄することもできる。
本発明のセル固定装置は、例えば、回折光を利用して、直径が100nm以下である粒子の拡散係数を算出し、さらには拡散係数から粒子径を算出する粒子測定装置に使用することができる。
測定時のセル固定装置の正面図である。 測定時のセル固定装置の平面図である。 図2に示すA−A線の断面図である。 図1及び図2に示すB−B線の断面図である。 図1に示すC−C線の断面図である。 図1に示すD−D線の断面図である。 セルホルダと電極ホルダとが分離した状態のセル固定装置の断面図である。 セルホルダと電極ホルダとが分離した状態のセル固定装置の断面図である。 セルの一例を示す斜視図である。 電極対が表面に形成されたガラス基板の一例を示す斜視図である。 粒子測定装置の全体構造の一例を示す図である。 従来のセル固定装置の平面図である。 図12に示すセル固定装置のE−E線の断面図である。
符号の説明
2 金属接点部ホルダ
3 金属コンタクトプローブ(金属接点部)
10 セル
15 レーザ光源
17 光検出器
20、50 セル固定装置
21、51 セルホルダ
21c ガイド軸挿入穴(電極ホルダ固定部)
21d ボールプランジャ(電極ホルダ固定部)
22 回動部材
23 移動防止部
24 接点収納部
30 ガラス基板(透明基板)
32 第一電極
33 第二電極
35 電極ホルダ
35a ガイド軸(電極ホルダ固定部)
35b ボールプランジャ挿入孔(電極ホルダ固定部)
35c 電極ホルダ本体の下面

Claims (9)

  1. 粒子群が分散された流動体試料が内部に収容されるセルと、前記セルに光を照射する光源と、前記セル内の流動体試料による回折光の強度を検出する光検出器とを備える粒子測定装置において使用されるセル固定装置であって、
    前記光源と光検出器との間で、前記セルを固定するセルホルダと、
    前記セル内に挿入され、電圧が印加される電極が表面に形成された透明基板と、
    電極ホルダ本体の下面から突出するように透明基板を支持し、前記セルホルダに対して着脱可能である電極ホルダと、
    測定時には、前記セルホルダに固定されたセル内の流動体試料中に、前記電極ホルダに支持された透明基板の電極の上端部以外の電極部分が浸漬される電極ホルダ設定位置に、前記電極ホルダを固定する電極ホルダ固定部と、
    棒状であり、その後端が電源と電気的に接続された金属接点部と、
    前記金属接点部の前端が突出するように金属接点部を支持し、測定時と非測定時とで位置が変化するように移動可能である金属接点部ホルダとを備え、
    前記測定時には、前記電極ホルダ設定位置に固定された電極ホルダに支持された透明基板の電極の上端部と、前記金属接点部ホルダの金属接点部の前端とが接触する接点接続位置に、前記金属接点部ホルダを移動させ、
    前記非測定時には、前記透明基板の電極と、前記金属接点部ホルダの金属接点部とが接触しない接点収納位置に、前記金属接点部ホルダを移動させてから、前記電極ホルダがセルホルダから取り外されることを特徴とするセル固定装置。
  2. 前記透明基板は、前記電極ホルダに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載のセル固定装置。
  3. 前記電極ホルダ固定部は、前記電極ホルダ本体の下面から突出するように形成される2本のガイド軸と、
    前記セルホルダの上面に形成され、前記ガイド軸が挿入される2個のガイド軸挿入穴とからなり、
    さらに、前記ガイド軸は、ボールプランジャ挿入孔を水平方向に有するとともに、
    前記ガイド軸挿入穴には、その内部に挿入されたガイド軸のボールプランジャ挿入孔に挿入されるように、水平方向に移動可能であるボールプランジャが形成され、
    前記ガイド軸のボールプランジャ挿入孔にボールプランジャが挿入されることにより、前記電極ホルダが電極ホルダ設定位置に固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセル固定装置。
  4. 前記セルホルダは、一端部に回転軸が取り付けられ、他端部が回転軸を中心として回動する回動部材を有し、
    前記金属接点部ホルダは、前記回動部材の他端部に取り付けられることにより、前記接点収納位置と接点接続位置とに移動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のセル固定装置。
  5. 前記回動部材には、前記金属接点部ホルダを接点収納位置から接点接続位置に移動させるように作用するバネが取り付けられ、
    前記セルホルダは、前記電極ホルダが電極ホルダ設定位置に存在しないときには、前記金属接点部ホルダが接点収納位置から接点接続位置に移動しないように、前記回動部材の他端部が回動することを防止する移動防止部を有することを特徴とする請求項4に記載のセル固定装置。
  6. 前記セルホルダは、前記金属接点部ホルダが接点収納位置に存在するときには、前記金属接点部の前端が露出しないように、前記金属接点部ホルダを内部に収納する接点収納部を有することを特徴とする請求項5に記載のセル固定装置。
  7. 前記金属接点部は、前記前端が伸縮可能である金属コンタクトプローブであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のセル固定装置。
  8. 前記電極は、前記セル内の流動体試料中に、空間周期パターンを有する電界を発生させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のセル固定装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載のセル固定装置と、
    粒子群が分散された流動体試料が内部に収容されるセルと、
    前記セルに光を照射する光源と、
    前記セル内の流動体試料による回折光の強度を検出する光検出器と、
    前記電極への電圧の印加と電圧印加の停止とを制御することによって生じる光の強度変化から粒子群に関する評価を行う制御部とを備えることを特徴とする粒子測定装置。
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