JP2009138361A - プレキャストコンクリート壁体の止水構造及びその施工方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート壁体の止水構造及びその施工方法 Download PDF

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【課題】グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との一体化を図るとともに、プレキャストコンクリート壁体間の止水性に優れ、更に外力に対する抵抗力の高いプレキャストコンクリート壁体の止水構造とする。
【解決手段】相隣接するプレキャストコンクリート壁体2,2の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体2Aの側面に埋設された一方側接合金具5Aと、他方のプレキャストコンクリート壁体2Bの側面に埋設された他方側接合金具5Bとの係合によって所定位置に周囲から締め切られた空間9が形成され、この締切り空間9内において、プレキャストコンクリート壁体2,2に、部材長手方向に沿って対向する凹状溝6,6が形成されるとともに、これら凹状溝6,6間に跨って止水板10が挿入設置され、前記締切り空間9内にグラウト材8が充填された構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、プレキャストコンクリートによる土留め用壁体(以下、単に「プレキャストコンクリート壁体」ともいう)において、各プレキャストコンクリート壁体間の止水性を向上させるとともに、接合強度を改善したプレキャストコンクリート壁体の止水構造及びその施工方法に関する。
従来より、土留め用壁体として、鋼矢板などの仮設材に代えて、施工の合理化、工期短縮などの観点から、構造用壁体としてそのまま利用可能なプレキャストコンクリート壁体が使用されている。
例えば下記特許文献1では、図11に示されるように、プレキャストコンクリート壁50を構築する各プレキャストコンクリート中空杭51の隣接面に、杭長方向にグラウト溝52が形成され、プレキャストコンクリート中空杭51の建込終了後に、このグラウト溝52にモルタルグラウト等の止水材53が充填され、プレキャストコンクリート壁50(プレキャストコンクリート中空杭51)の外側面からの水圧による浸水の防止を図るようにしたプレキャストコンクリート壁の止水構造が開示されている。
特開平11−36334号公報
ところが、上記特許文献1記載の止水構造などにおいては、プレキャストコンクリート中空杭の建込終了後に、グラウト溝に止水材を充填する場合、止水材とグラウト溝表面との付着性を考慮して、グラウト溝表面を粗面仕上げとすることが望ましいが、グラウト溝の表面に土等が付着し易くなり、十分な付着強度が確保できなくなるなどの問題があった。また、建込みを容易にするために土砂の流動性を高め、かつ周辺地盤を安定化させる改質材(以下、「安定材」という。)が浸入するため、グラウト溝の洗浄が不十分となりがちとなり、プレキャストコンクリート壁体同士の一体性が低下する。更には、グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との付着強度やプレキャストコンクリート壁体間の接合強度が十分でないと、施工後に、プレキャストコンクリート壁体間に引張力やせん断力、曲げ応力などの外力が加わった場合、止水材にクラックが発生して漏水が発生するなどの問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との一体化を図るとともに、プレキャストコンクリート壁体間の止水性に優れ、更に外力に対する抵抗力の高いプレキャストコンクリート壁体の止水構造及びその施工方法を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、相隣接するプレキャストコンクリート壁体の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された一方側接合金具と、他方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された他方側接合金具との係合によって周囲から締め切られた空間が形成され、この締切り空間内において、プレキャストコンクリート壁体に部材長手方向に沿って対向する凹状溝が形成されるとともに、これら凹状溝間に跨って止水板が挿入設置され、前記締切り空間内にグラウト材が充填されていることを特徴とするプレキャストコンクリート壁体の止水構造が提供される。
上記請求項1記載の発明では、相隣接するプレキャストコンクリート壁体の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された一方側接合金具と、他方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された他方側接合金具との係合によって周囲から締め切られた空間が形成される。そして、この締切り空間内において、プレキャストコンクリート壁体に部材長手方向に沿って対向する凹状溝が形成されるとともに、これら凹状溝間に跨って止水板が挿入設置され、前記締切り空間内にグラウト材が充填されている。
従って、前記一方側接合金具と他方側接合金具との係合によって、プレキャストコンクリート壁体同士の係合力が大幅に改善され、外力に対して一体的に抵抗する強いプレキャストコンクリート壁体の止水構造とすることができるとともに、建込み精度を確保することができる。
また、グラウト充填部が前記一方側接合金具と他方側接合金具との係合によって周囲から締め切られた空間となっているため、安定材の浸入を防止し、十分な洗浄を可能とするため、土等の付着を無くし、グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との付着性と一体性とを確保することが可能となる。
更に、グラウト材が凹状溝内に充填されるとともに、凹状溝間に跨って挿入設置された止水板によって、グラウト材にクラック等が入っても止水板によって確実な止水を確保でき、供用後の止水効果を高めることが可能となる。
請求項2に係る本発明として、前記凹状溝内の表面が粗面仕上げとされる請求項1記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造が提供される。
上記請求項2記載の発明では、前記凹状溝内の表面が粗面仕上げとするものである。グラウト充填部が締切り空間となっているため、安定材の浸入を防止し、十分な洗浄が可能となるため、粗面仕上げとしたとしても、土等の付着を無くし、グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との高い密着性を確保することができる。
請求項3に係る本発明として、前記一方側接合金具は、内方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設され、前記他方側接合金具は外方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設され、これら一方側接合金具と他方側接合金具とが前記三辺で係合することにより、前記締切り空間が形成されている請求項1,2いずれかに記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造が提供される。
上記請求項3記載の発明は、前記接合部材の具体的構成を規定したものである。接合金具としてL字片、すなわちアングル形材を使用することにより、製作コストが廉価で済むようになる。
請求項4に係る本発明として、前記凹状溝は、開口部で幅狭とされる略台形断面である請求項1〜3いずれかに記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造が提供される。
上記請求項4記載の発明では、凹状溝の断面形状を、開口部で幅狭とした略台形断面とすることにより、後述のように、凹状溝の開口部を閉塞する断面略コ字状(両側壁が拡開している)の開口閉塞部材と、前記凹状溝内に挿入され空気圧入による膨張によって前記開口閉塞部材を前記凹状溝の開口部に保持するゴムチューブとによって凹状溝を容易に閉塞することが可能となる。
請求項5に係る本発明として、相隣接するプレキャストコンクリート壁体の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された一方側接合金具と、他方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された他方側接合金具との係合によって所定位置に周囲から締め切られた空間が形成され、この締切り空間内において、プレキャストコンクリート壁体に、部材長手方向に沿って対向するとともに、開口部で幅狭とされる略台形断面の凹状溝が形成されるとともに、これら凹状溝間に跨って止水板が挿入設置され、前記締切り空間内にグラウト材が充填されているプレキャストコンクリート壁体の止水構造のための施工方法であって、
前記プレキャストコンクリート壁体の建込み前に、前記凹状溝には該凹状溝の開口部を閉塞する開口閉塞部材と、前記凹状溝内に挿入され空気圧入による膨張によって前記開口閉塞部材を前記凹状溝の開口部に保持するゴムチューブとによって凹状溝を閉塞しておく準備工程と、
先行するプレキャストコンクリート壁体を掘削溝内に建て込む第1工程と、
接合金具同士を係合させながら後行のプレキャストコンクリート壁体を建て込む第2工程と、
前記ゴムチューブの空気を脱気した後、前記ゴムチューブと開口閉塞部材とを撤去する第3工程と、
前記接合金具による締切り空間内を洗浄する第4工程と、
前記凹状溝間に跨って止水板を挿入設置する第5工程と、
前記締切り空間内にグラウト材を充填する第6工程とからなることを特徴とするプレキャストコンクリート壁体の施工方法が提供される。
上記請求項5記載の発明は、プレキャストコンクリート壁体の施工方法を規定したものであり、特に、予め、先行するプレキャストコンクリート壁体の前記凹状溝及び後行するプレキャストコンクリート壁体の前記凹状溝にそれぞれ、凹状溝の開口部を閉塞する開口閉塞部材と、前記凹状溝内に挿入され空気圧入による膨張によって前記開口閉塞部材を前記凹状溝の開口部に保持するゴムチューブとによって凹状溝を閉塞しておき、建込み後にこれらゴムチューブと開口閉塞部材とを撤去するようにしたため、凹状溝内に土等が侵入せず、グラウト材との一体性を確保できるようになる。また、粗面仕上げを施した凹状溝に土等が侵入しない構成としているため、第4工程における締切り空間内の洗浄作業を大幅に簡略化することができるようになる。
以上詳説のとおり本発明によれば、グラウト材とプレキャストコンクリート壁体との一体化を図るとともに、プレキャストコンクリート壁体間からの止水性に優れ、更に外力に対する抵抗力の高いプレキャストコンクリート壁体の止水構造を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔プレキャストコンクリート壁体の構造〕
図1は、本発明に係るプレキャストコンクリート壁体構造物1を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。図2はそのII−II線矢視図、図3は建込み前のプレキャストコンクリート壁体2A、2Bを示す連結部の拡大平面図である。
本形態例で示されるプレキャストコンクリート壁体構造物1は、図1示されるように、複数のプレキャストコンクリート壁体2、2…が一方向に順次連結されて列状に構築され、その下部に床版4などが直接連結されるものである。なお、図示例では、下端面より突出するように複数本の鋼杭3、3…を備えているが、杭体の有無は構造条件によって任意に決定されるものである。
前記プレキャストコンクリート壁体2の止水構造は、図1〜図3に示されるように、相隣接するプレキャストコンクリート壁体2A、2Bの対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体2Aの側面に埋設された一方側接合金具5Aと、他方のプレキャストコンクリート壁体2Bの側面に埋設された他方側接合金具5Bとの係合によって周囲から締め切られた空間9が形成され、この締切り空間9内において、プレキャストコンクリート壁体2A、2Bに部材長手方向に沿って対向する凹状溝6が形成されるとともに、これら凹状溝6,6間に跨って止水板10が挿入設置され、前記締切り空間9内にグラウト材8が充填されてなるものである。
以下、具体的に詳述すると、
前記プレキャストコンクリート壁体2,2は、その連結面(対向側面)に、先行するプレキャストコンクリート壁体2Aに埋設される接合部材5Aと、後行するプレキャストコンクリート壁体2Bに埋設される接合部材5Bとを備えている。先行するプレキャストコンクリート壁体2Aに形成される接合部材5Aは、プレキャストコンクリート壁体2Aの側面において、内方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設され、前記2条のL字片の間が窪み部7とされる。また、後行するプレキャストコンクリート壁体2Bに形成される接合部材5Bは、プレキャストコンクリート壁体5Bの側面において、外方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設されている。
そして、上記プレキャストコンクリート壁体2、2を順次建て込んだ状態では、隣接するプレキャストコンクリート壁体2,2の接合部材5A、5Bが係合することにより、周囲から締め切られた締切り空間9が形成されるようになっている。
この締切り空間9内においては、プレキャストコンクリート壁体2,2に、部材長手方向に沿って対向する凹状溝6,6が形成されている。この凹状溝6は、好ましくは開口部で幅狭とした略台形断面とされ、底部及び両側部の表面が粗面仕上げ(ギザ面仕上げ)とされている。
前記凹状溝6,6間に跨って挿入設置された止水板10は、図示例では板状部10aと、この板状部10aの両側端に固設された円筒部10b、10bとからなり、前記円筒部10bに鉄筋などの棒材が挿入されることにより自立するようになっている。素材は、ゴム材、合成樹脂材とすることができる。図4(A)に示されるように、前記円筒部10bには高さ方向に適宜の間隔でスペーサ11が外嵌され、凹状溝6,6のほぼ中央に設置されるようになっている。
そして、前記接合金具5A、5Bによって締め切られた締切り空間9内にグラウト材8が充填されることにより、グラウト材8とプレキャストコンクリート壁体2,2との一体化を図るとともに、プレキャストコンクリート壁体2,2間の止水性に優れ、更に外力に対する抵抗力の高いプレキャストコンクリート壁体の止水構造が得られるようになる。
〔プレキャストコンクリート壁体の施工方法〕
次に、前記プレキャストコンクリート壁体の施工方法について、図5〜図10に基づいて詳述する。
先ず、図5に示されるように、予め、先行するプレキャストコンクリート壁体2Aの凹状溝6と、後行するプレキャストコンクリート壁体2Bの凹状溝6とには、それぞれ、内面側から該凹状溝6の開口部6aを閉塞する断面略コ字状(両側壁が拡開している)の開口閉塞部材20と、凹状溝6内に挿入され空気圧入による膨張によって前記開口閉塞部材20を凹状溝6の開口部6aに保持するゴムチューブ21とによって前記凹状溝6を閉塞しておく。これによって、プレキャストコンクリート壁体2の据付時に、凹状溝6内への土等の侵入を抑えることが可能となる。
そして、施工手順の第1工程として、図5に示されるように、開口閉塞部材20を凹状溝6の開口部6aに保持した状態で、先行するプレキャストコンクリート壁体2を掘削溝内に建て込む。この場合、先行するプレキャストコンクリート壁体2Aの接合部材5AのL字片の内側には、プレキャストコンクリート壁体2の据付時に土等が付着しないように、ベントナイト系固化材などの低強度固化体又は樹脂などの易破壊性材料からなる充填材22を充填しておくことが好ましい。
次に、第2工程として、図6に示されるように、開口閉塞部材20を凹状溝6の開口部6aに保持した状態で、先行するプレキャストコンクリート壁体2Aの接合部材5Aに、後行するプレキャストコンクリート壁体2Bの接合部材5Bを係合させながら、後行のプレキャストコンクリート壁体2Bを建込む。プレキャストコンクリート壁体2Bを建込み終えると、連結面(対向側面)には前記接合部材5A、5Bによって周囲から締め切られた締切り空間9が形成される。
第3工程として、図7に示されるように、ゴムチューブ21内の空気を抜いて、ゴムチューブ21及び開口閉塞部材20を凹状溝6から撤去する。これによって、接合部材5A、5Bの内側には、前記凹状溝6、6とともにグラウト材充填空間が形成されるようになる。
第4工程として、図8に示されるように、水流噴射などによって締切り空間9内を洗浄し、内部の土等を完全に除去する。ここで、前述の通り、プレキャストコンクリート壁体の据付時に、凹状溝6には開口閉塞部材20が備えられているため、粗面仕上げを施した凹状溝6内には土等が殆ど侵入しておらず、かつ接合部材5A、5Bによって周囲から締め切られ、安定材の浸入が防止されるため、洗浄作業が大幅に改善されるようになる。
次に、第5工程として、図9に示されるように、前記凹状溝6,6間に跨って止水板10を挿入設置する。
その後、第6工程として、図10に示されるように、前記締切り空間9内に、グラウト材8を充填する。ここで、締切り空間9にグラウト材8を充填するには、締切り空間9の下方側から徐々に充填していくのが望ましい。
本発明に係るプレキャストコンクリート壁体構造物1を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 そのII−II線矢視図である。 建込み前のプレキャストコンクリート壁体2A、2Bを示す連結部の拡大平面図である。 止水板10の据付状態を示す、(A)は平面図、(B)は図2のIV−IV線矢視図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その1)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その2)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その3)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その4)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その5)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 プレキャストコンクリート壁体の施工手順(その6)を示すプレキャストコンクリート壁体の平面図である。 従来のプレキャストコンクリート壁体構造物を示す、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は(A)のC−C線矢視図である。
符号の説明
1…プレキャストコンクリート壁体構造物、2A・2B…プレキャストコンクリート壁体、3…鋼杭、4…床版、5A・5B…接合部材、6…凹状溝、7…窪み部、8…グラウト材、9…締切り空間、10…止水板、11…スペーサー、20…開口閉塞部材、21…ゴムチューブ

Claims (5)

  1. 相隣接するプレキャストコンクリート壁体の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された一方側接合金具と、他方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された他方側接合金具との係合によって周囲から締め切られた空間が形成され、この締切り空間内において、プレキャストコンクリート壁体に部材長手方向に沿って対向する凹状溝が形成されるとともに、これら凹状溝間に跨って止水板が挿入設置され、前記締切り空間内にグラウト材が充填されていることを特徴とするプレキャストコンクリート壁体の止水構造。
  2. 前記凹状溝内の表面が粗面仕上げとされる請求項1記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造。
  3. 前記一方側接合金具は、内方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設され、前記他方側接合金具は外方側に臨むL字片とされ、このL字片が壁体の厚み方向に離間を空けて部材長手方向に沿って2条配置されるとともに、下端部で連結され、正面視で左辺、右辺及び下辺の三辺配置で埋設され、これら一方側接合金具と他方側接合金具とが前記三辺で係合することにより、前記締切り空間が形成されている請求項1,2いずれかに記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造。
  4. 前記凹状溝は、開口部で幅狭とされる略台形断面である請求項1〜3いずれかに記載のプレキャストコンクリート壁体の止水構造。
  5. 相隣接するプレキャストコンクリート壁体の対向側面において、一方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された一方側接合金具と、他方のプレキャストコンクリート壁体の側面に埋設された他方側接合金具との係合によって所定位置に周囲から締め切られた空間が形成され、この締切り空間内において、プレキャストコンクリート壁体に部材長手方向に沿って対向するとともに、開口部で幅狭とされる略台形断面の凹状溝が形成されるとともに、これら凹状溝間に跨って止水板が挿入設置され、前記締切り空間内にグラウト材が充填されているプレキャストコンクリート壁体の止水構造のための施工方法であって、
    前記プレキャストコンクリート壁体の建込み前に、前記凹状溝には該凹状溝の開口部を閉塞する開口閉塞部材と、前記凹状溝内に挿入され空気圧入による膨張によって前記開口閉塞部材を前記凹状溝の開口部に保持するゴムチューブとによって凹状溝を閉塞しておく準備工程と、
    先行するプレキャストコンクリート壁体を掘削溝内に建て込む第1工程と、
    前記接合金具同士を係合させながら後行のプレキャストコンクリート壁体を建て込む第2工程と、
    前記ゴムチューブの空気を脱気した後、前記ゴムチューブと開口閉塞部材とを撤去する第3工程と、
    前記接合金具による締切り空間内を洗浄する第4工程と、
    前記凹状溝間に跨って止水板を挿入設置する第5工程と、
    前記締切り空間内にグラウト材を充填する第6工程とからなることを特徴とするプレキャストコンクリート壁体の施工方法。
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