JP2009137474A - 車両用ケーブルの接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単且つ経済的な構成で、誤組みの発生を可及的に阻止し、効率的な組み付け作業を遂行可能にする。
【解決手段】接続構造10は、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bをコンタクタ20の筐体部52に接続する。第1電力ケーブル34aは、第1平板状端子部50aと第1ブラケット54aとを備え、第2電力ケーブル34bは、第2平板状端子部50bと第2ブラケット54bとを備える。筐体部52は、第1ブラケット54aを固定する第1外部接続部72aと、第2ブラケット54bを固定する第2外部接続部72bとを備える。第1外部接続部72aと第2外部接続部72bとは、互いに点対称とならない位置に設定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気駆動される車両に搭載される電気機器と、プラス側の第1電力ケーブル及びマイナス側の第2電力ケーブルとを接続するための車両用ケーブルの接続構造に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されるとともに、例えば、電気駆動される車両に搭載される車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この車載用燃料電池スタックでは、通常、発電セルが複数積層された積層体の積層方向両端に、ターミナルプレート、絶縁プレート及びエンドプレートが配設されている。ターミナルプレートは、積層体からの発電電力を外部に取り出すために電力取り出し端子を備えており、この電力取り出し端子は、電気機器であるコンタクタ(又はリレー)に接続されて走行用モータ等の外部負荷に対して電力の供給制御(ON/OFF制御)を行っている。
通常、燃料電池スタックと電気機器とを接続するために、シールド電線が使用されており、この種の構成が、例えば、特許文献1に開示されている。図11に示すように、シールド電線1の一端側は、筐体2の内部に引き込まれるとともに、この筐体2には、図示しない各種電気部品が収納されている。筐体2に形成された孔部3には、ブッシュ4が嵌め込まれ、このブッシュ4内にシールド電線1が挿入されている。
シールド電線1の端部には、絶縁材5から導体6の端部が突出しており、この突出した端部に導体接続端子7が取り付けられている。導体接続端子7は、接続用導体としてのバスバー8に固定具9によって接続固定されている。バスバー8は、図示しない電気部品に接続されている。
特開2003−317550号公報
ところで、この種のシールド電線1では、プラス側とマイナス側の両シールド電線1を近接して配置することにより、ノイズの低減を図ることが好ましい。しかしながら、プラス側とマイナス側のシールド電線1は、略同一の端子構造を有しており、両シールド電線1が近接して配置される際、プラス側とマイナス側とを逆に接続する、所謂、誤組みが発生するおそれがある。これにより、シールド電線1の組み付け作業を再度行わなければならず、工数が増大して効率的ではないという問題がある。
そこで、プラス側とマイナス側とで、各シールド電線1の構成を互いに異ならせることにより、誤組みを抑制することも考えられる。ところが、2種類のシールド電線1を製造しなければならず、コストが高騰するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、誤組みの発生を可及的に阻止し、効率的な組み付け作業が遂行可能な車両用ケーブルの接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、電気駆動される車両に搭載される電気機器と、プラス側の第1電力ケーブル及びマイナス側の第2電力ケーブルとを接続するための車両用ケーブルの接続構造に関するものである。
第1電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第1平板状端子部が設けられるとともに、電気機器を構成する筐体部の外壁に前記第1電力ケーブルを固定するための第1ブラケットを備えている。第2電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第2平板状端子部が設けられるとともに、電気機器を構成する筐体部の外壁に前記第2電力ケーブルを固定するための第2ブラケットを備えている。
電気機器は、筐体部の内部で第1平板状端子部及び第2平板状端子部が接続される第1内部接続部及び第2内部接続部と、前記筐体部を貫通し、第1電力ケーブル及び第2電力ケーブルが挿入可能な第1挿入口及び第2挿入口と、前記筐体部の外壁で第1ブラケット及び第2ブラケットが固定される第1外部接続部及び第2外部接続部とを備えている。
そして、本発明では、筐体部の外壁側からの正面視で、第1平板状端子部が配置される第1内部接続部の配置面に対し、第1外部接続部のなす第1角度は、第2平板状端子部が配置される第2内部接続部の配置面に対し、第2外部接続部のなす第2角度とは異なる値に設定されている。
また、本発明では、第1電力ケーブルの第1平板状端子部側からの正面視で、前記第1平板状端子部と第1ブラケットとのなす第1角度は、第2電力ケーブルの第2平板状端子部側からの正面視で、前記第2平板状端子部と第2ブラケットとのなす第2角度とは異なる値に設定されている。
さらに、第1平板状端子部及び第2平板状端子部は、互いに平行して第1内部接続部及び第2内部接続部に接続されることが好ましい。
さらにまた、電気機器は、電源のコンタクタであり、前記電源及び前記コンタクタは、車両のセンターコンソールに配置されるとともに、第1電力ケーブル及び第2電力ケーブルは、それぞれの一端が車両前方から前記コンタクタを構成する筐体内部に接続される一方、それぞれの他端が車両前部に位置して走行用のモータに接続されることが好ましい。
本発明によれば、第1電力ケーブルが第1挿入口から筐体部内に挿入されると、第1平板状端子部が前記筐体部内の第1内部接続部に接続されるとともに、第1ブラケットが第1外部接続部に接続される。
一方、第1電力ケーブルが第2挿入口から筐体部内に挿入されると、第1平板状端子部が前記筐体部内の第1内部接続部に接続される際、第1ブラケットが第2外部接続部から離間し、前記第1ブラケットと前記第2外部接続部とを接続することができない。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、誤組みの発生を可及的に阻止し、効率的な組み付け作業が遂行可能になる。しかも、筐体部内では、第1内部接続部及び第2内部接続部の位置を自由に設定することができ、前記筐体部内の電気機器のレイアウトの自由度が有効に向上する。
さらに、第1電力ケーブル及び第2電力ケーブルに取り付けられる第1ブラケット及び第2ブラケットは、取り付け角度を変更するだけでよく、同一の部材を用いることができる。このため、製造コストが良好に抑制され、車両用ケーブルの接続構造を経済的に構成することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用ケーブルの接続構造10が適用される車両12の一部平面説明図であり、図2は、前記車両12の一部側面説明図である。
車両12は、燃料電池スタック14を搭載して電気駆動される燃料電池自動車(FCV)であるが、これに限定されるものではなく、通常の電気自動車(EV)であってもよい。
燃料電池スタック14は、車両12のフレーム16内に車長方向(矢印L方向)略中央部に位置して、すなわち、センターコンソール18に配置される。このセンターコンソール18には、燃料電池スタック14の走行方向(矢印L1方向)前方に位置して、前記燃料電池スタック14の発生電力の供給をON/OFF制御するコンタクタ(電気機器)20が配置される。車両12の走行方向前部には、フロントサブフレーム22間に位置してモータPDU(パワードライブユニット)24、走行用駆動モータ26及び燃料電池補機28が配置される。
燃料電池スタック14は、図示しないが、複数の発電セルが水平方向に積層されている。各発電セルは、電解質膜・電極構造体(MEA)を金属セパレータ又はカーボンセパレータで挟持して構成される。
図3に示すように、燃料電池スタック14とコンタクタ20とには、プラス側の第1電力ケーブル30a及びマイナス側の第2電力ケーブル30bがそれぞれスイッチ32a、32bを介して接続可能である。コンタクタ20とモータPDU24とは、プラス側の第1電力ケーブル34a及びマイナス側の第2電力ケーブル34bを介して接続されるとともに、前記モータPDU24は、モータインバータ36を介して駆動モータ26に接続される。
コンタクタ20は、プラス側の第1電力ケーブル38a及びマイナス側の第2電力ケーブル38bを介して電圧制御装置40に接続される。この電圧制御装置40は、プラス側の第1電力ケーブル42a及びマイナス側の第2電力ケーブル42bとスイッチ44a、44bとを介して高電圧バッテリ46に接続可能である。
本実施形態では、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bを、車両12の前方からコンタクタ20に接続するために、接続構造10を備えている。図4及び図5に示すように、第1電力ケーブル34aは、一端部にケーブル軸方向に延在する第1平板状端子部50aが設けられるとともに、コンタクタ20を構成する筐体部52の外壁52aに前記第1電力ケーブル34aを固定するための第1ブラケット54aを備える。
第2電力ケーブル34bは、一端部にケーブル軸方向に延在する第2平板状端子部50bが設けられるとともに、筐体部52の外壁52aに前記第2電力ケーブル34bを固定するための第2ブラケット54bを備える。第1平板状端子部50a及び第2平板状端子部50bには、取り付け用の孔部56a、56bが形成される。
第1ブラケット54a及び第2ブラケット54bは、円筒部58a、58bと、略三角板状の突起部60a、60bとを一体に有する。円筒部58a、58bは、第1電力ケーブル34aと第2電力ケーブル34bとに対し、それぞれ角度位置が調整された状態で、回転不能に固着される。突起部60a、60bには、それぞれ取り付け用孔部62a、62bが形成される。
図6に示すように、第1電力ケーブル34aにおいて、第1平板状端子部50a側からの正面視で、第1ブラケット54aを構成する突起部60aの孔部62aと、前記第1電力ケーブル34aの中心とを繋ぐ仮想線分L1を設定する一方、第2電力ケーブル34bにおいて、第2平板状端子部50b側からの正面視で、第2ブラケット54bを構成する突起部60bの孔部62bと、前記第2電力ケーブル34bの中心とを繋ぐ仮想線分L2が設定される。
第1平板状端子部50aと第1ブラケット54a側の仮想線分L1とのなす第1角度α1°は、第2平板状端子部50bと第2ブラケット54b側の仮想線分L2とのなす第2角度α2°とは異なる値に設定される(α1°≠α2°)。
図5に示すように、コンタクタ20は、筐体部52の内部で、第1平板状端子部50aが接続される第1内部接続部64aと、第2平板状端子部50bが接続される第2内部接続部64bとを設ける。第1内部接続部64aの配置面(第1平板状端子部50aが配置される)と、第2内部接続部64bの配置面(第2平板状端子部50bが配置される)とは、互いに平行に設定される。なお、各配置面が互いに所定の角度を有して交差するように構成されていてもよい。
第1内部接続部64aは、ねじ穴66aを有し、第1平板状端子部50aの孔部56aに挿入されるボルト68を、前記ねじ穴66aに螺合することにより、前記第1平板状端子部50aが前記第1内部接続部64aに固定される。第2内部接続部64bは、ねじ穴66bを有し、ボルト68が第2平板状端子部50bの孔部56bに挿入されて前記ねじ穴66bに螺合されることにより、前記第2平板状端子部50bが、前記第2内部接続部64bに固定される。
図4に示すように、筐体部52には、ボルト68を内部に挿入するための開口69が設けられ、この開口69を蓋プレート71により閉塞する。蓋プレート71は、ボルト68を介して筐体部52に固定される。
筐体部52の車両前方側の外壁52aには、第1電力ケーブル34aが挿入される第1挿入口70aと、第2電力ケーブル34bが挿入される第2挿入口70bとが貫通形成される。外壁52aには、第1ブラケット54aが固定される第1外部接続部72aと、第2ブラケット54bが固定される第2外部接続部72bとが設けられる。第1外部接続部72aには、ねじ穴74aが形成されるとともに、第2外部接続部72bには、ねじ穴74bが形成される。
図7に示すように、筐体部52において、第1内部接続部64aの配置面と、第2内部接続部64bの配置面とを繋ぐ仮想基準線L3が設定されるとともに、第1挿入口70aの中心と第1外部接続部72aのねじ穴74aの中心とを繋ぐ仮想線分L4と、第2挿入口70bの中心と第2外部接続部72bのねじ穴74bの中心とを繋ぐ仮想線分L5とが設定される。なお、図7では、説明の簡素化を図るために、仮想基準線L3が、第1挿入口70aの中心と第2挿入口70bの中心とを繋ぐ仮想中心線と一致しているが、これに限定されるものではない。
仮想基準線L3と仮想線分L4とのなす第1角度α3°は、前記仮想基準線L3と仮想線分L5とのなす第2角度α4°とは異なる値に設定される(α3°≠α4°)。本実施形態では、例えば、図6及び図7に示すように、第1角度α1°と第1角度α3°とが等しく、第2角度α2°と第2角度α4°とが等しく設定される。
図3及び図8に示すように、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bの他端部は、モータPDU24を構成する筐体部80に接続構造82を介して固定される。第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bの他端部には、第3ブラケット84aと第4ブラケット84bとが固着される。なお、第1ブラケット54a、第2ブラケット54b及び筐体部52と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように、第3ブラケット84aでは、第1平板状端子部50a側の正面視で、前記第1平板状端子部50aと、第1電力ケーブル34aの中心及び孔部62aの中心を繋ぐ仮想線分L6とのなす第1角度α5°が設定される。第4ブラケット84bでは、第2平板状端子部50b側からの正面視で、前記第2平板状端子部50bと、第2電力ケーブル34bの中心及び孔部62bの中心を繋ぐ仮想線分L7とのなす第2角度α6°が設定される。第1角度α5°及び第2角度α6°は、互いに異なる値に設定される。
図10に示すように、筐体部80の外壁80aには、第1内部接続部64aと第2内部接続部64bとを繋ぐ仮想基準線L8が設定される。第1挿入口70aの中心と第1外部接続部72aのねじ穴74aの中心とを繋ぐ仮想線分L9、及び第2挿入口70bの中心と第2外部接続部72bのねじ穴74bの中心とを繋ぐ仮想線分L10が設定される。仮想基準線L8と仮想線分L9のなす第1角度α7°は、前記仮想基準線L8と仮想線分L10のなす第2角度α8°とは異なる値に設定される。具体的には、第1角度α5°と第1角度α7°とは等しく、第2角度α6°と第2角度α8°とは等しい。
このように構成される接続構造10の動作について、以下に説明する。
先ず、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bを、コンタクタ20に接続する作業について説明する。
第1電力ケーブル34aと第2電力ケーブル34bとには、それぞれ同一部品である第1ブラケット54aと第2ブラケット54bとが外装され、それぞれ所定の角度姿勢で固着される。その際、図6に示すように、第1電力ケーブル34aでは、第1ブラケット54aが第1平板状端子部50aに対して、第1角度α1°だけ傾斜した姿勢で固定される一方、第2電力ケーブル34bでは、第2ブラケット54bが第2平板状端子部50bに対して第2角度α2°だけ傾斜して固定される。
次いで、第1電力ケーブル34aの一端側は、コンタクタ20を構成する筐体部52に形成された第1挿入口70aに挿入される(図4及び図5参照)。このため、第1電力ケーブル34aの一端部に取り付けられている第1平板状端子部50aは、筐体部52の内部に挿入されて第1内部接続部64aに配置される。従って、ボルト68を第1平板状端子部50aの孔部56aに挿入し、ねじ穴66aに螺合することにより、前記第1平板状端子部50aが第1内部接続部64aに電気的に接続される。
その際、第1電力ケーブル34aに外装固定されている第1ブラケット54aは、筐体部52の外壁52aに設けられている第1外部接続部72aに対応して配置される。図7に示すように、第1外部接続部72aは、仮想基準線L3に対して、第1角度α3°だけ傾斜するとともに、この第1角度α3°は、第1角度α1°と同一に設定されているからである。このため、第1ブラケット54aの孔部62aは、第1外部接続部72aのねじ穴74aに一致し、ボルト68がこの孔部62aを通って前記ねじ穴74aにねじ込まれることにより、前記第1ブラケット54aは、前記第1外部接続部72aに固定される。
一方、第2電力ケーブル34bは、筐体部52の第2挿入口70bに挿入され、第2平板状端子部50bが、前記筐体部52の内部の第2内部接続部64bに配置される。従って、ボルト68を第2平板状端子部50bの孔部56bからねじ穴66bにねじ込むことにより、前記第2平板状端子部50bが、前記第2内部接続部64bに電気的に接続される。
この状態で、第2電力ケーブル34bでは、第2ブラケット54bが筐体部52の第2外部接続部72bに配置される。すなわち、図6に示すように、第2電力ケーブル34bでは、第2平板状端子部50bに対して、第2ブラケット54bが第2角度α2°だけ傾斜する一方、図7に示すように、第2外部接続部72bが仮想基準線L3に対して第2角度α4°だけ傾斜している。そして、第2角度α2°と第2角度α4°とが、同一に設定されているため、第2ブラケット54bの孔部62bと第2外部接続部72bのねじ穴74bとが同軸上に配置される。これにより、ボルト68が孔部62bからねじ穴74bにねじ込まれると、第2ブラケット54bは、第2外部接続部72bに確実に固定される。
この場合、例えば、第1電力ケーブル34aが筐体部52の第2挿入口70bに挿入されると、この第1電力ケーブル34aの第1平板状端子部50aが前記筐体部52内の第2内部接続部64bに対応して配置される際、第1ブラケット54aは、第2外部接続部72bとは異なる角度姿勢に配置される。第1ブラケット54aと第2ブラケット54bとは、仮想基準線L3に対して点対称とならない姿勢に設定されているからである。従って、第1ブラケット54aを第2外部接続部72bに固定することができず、第1電力ケーブル34aが誤組みされることを阻止することが可能になる。
同様に、第2電力ケーブル34bを筐体部52の第1挿入口70aに挿入すると、第2平板状端子部50bが第1内部接続部64aに対応して配置された状態で、第2ブラケット54bは、第1外部接続部72aから離間する。
これにより、本実施形態では、簡単且つ経済的な構成で、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bの誤組みの発生を可及的に阻止し、効率的な組み付け作業が遂行可能になるという効果が得られる。しかも、コンタクタ20を構成する筐体部52の内部では、例えば、第1内部接続部64aと第2内部接続部64bとの位置を互いにずらす必要がない。このため、第1内部接続部64a及び第2内部接続部64bの位置を自由に設定することができ、筐体部52内の各種電気機器(図示せず)のレイアウトの自由度が有効に向上する。
さらに、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bは、同一部品を使用することができるとともに、第1ブラケット54a及び第2ブラケット54bは、同一部品を用いて取り付け角度を変更するだけでよい。このため、接続構造10全体の製造コストが良好に抑制され、前記接続構造10を経済的に構成することが可能になるという利点がある。
さらにまた、図1及び図2に示すように、燃料電池スタック14及びコンタクタ20は、車両12のセンターコンソール18に配置され、この車両12の前方から第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bが前記コンタクタ20に接続されている。従って、車両12の前部に配置された駆動モータ26と燃料電池スタック14のコンタクタ20とを最短で接続することができ、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bによる損失を可及的に低減することが可能になる。
しかも、接続構造10は、コンタクタ20の走行方向前方に配置されるため、例えば、車両12の衝突時に前記接続構造10が破損することを有効に抑制することができる。
ところで、コンタクタ20と第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bとの接続は、接続構造10に代えて、接続構造82を採用することが可能である。接続構造82では、図9に示すように、第3ブラケット84a及び第4ブラケット84bが、それぞれ異なる方向に第1角度α5°及び第2角度α6°だけ傾斜している。一方、筐体部80では、仮想基準線L8に対して、第1外部接続部72a及び第2外部接続部72bが、互いに異なる方向に第1角度α7°及び第2角度α8°ずつ傾斜している。
これにより、孔部62a、62b同士及びねじ穴74a、74b同士は、仮想基準線L8に対して点対称とはならない位置に設定されている。このため、第1電力ケーブル34a及び第2電力ケーブル34bを、モータPDU24に対して誤組みされることを可及的に阻止し、効率的な組み付け作業が遂行可能になる等、接続構造10と同様の効果が得られる。しかも、第3ブラケット84aと第4ブラケット84bとを、互いに一層近接して配置することができるという利点がある。
本発明の実施形態に係る車両用ケーブルの接続構造が適用される車両の一部平面説明図である。 前記車両の一部側面説明図である。 前記接続構造の電気配線図である。 前記接続構造の要部分解斜視説明図である。 前記接続構造の要部斜視説明図である。 前記接続構造を構成するブラケットの説明図である。 前記接続構造を構成するコンタクタの説明図である。 電力ケーブルとモータPDUとを接続する接続構造の斜視説明図である。 前記接続構造を構成するブラケットの説明図である。 前記接続構造を構成するモータPDUの説明図である。 特許文献1の接続構造の説明図である。
符号の説明
10…接続構造 14…燃料電池スタック
16…フレーム 18…センターコンソール
20…コンタクタ 24…モータPDU
26…駆動モータ 28…燃料電池補機
30a、30b、34a、34b、38a、38b、42a、42b…電力ケーブル
40…電圧制御装置 46…高電圧バッテリ
50a、50b…平板状端子部 52、80…筐体部
54a、54b、84a、84b…ブラケット
56a、56b、62a、62b…孔部
60a、60b…突起部 64a、64b…内部接続部
70a、70b…挿入口 72a、72b…外部接続部
82…接続構造

Claims (4)

  1. 電気駆動される車両に搭載される電気機器と、プラス側の第1電力ケーブル及びマイナス側の第2電力ケーブルとを接続するための車両用ケーブルの接続構造であって、
    前記第1電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第1平板状端子部が設けられるとともに、
    前記電気機器を構成する筐体部の外壁に前記第1電力ケーブルを固定するための第1ブラケットを備え、
    前記第2電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第2平板状端子部が設けられるとともに、
    前記電気機器を構成する前記筐体部の外壁に前記第2電力ケーブルを固定するための第2ブラケットを備え、
    前記電気機器は、前記筐体部の内部で前記第1平板状端子部及び前記第2平板状端子部が接続される第1内部接続部及び第2内部接続部と、
    前記筐体部を貫通し、前記第1電力ケーブル及び前記第2電力ケーブルが挿入可能な第1挿入口及び第2挿入口と、
    前記筐体部の前記外壁で前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットが固定される第1外部接続部及び第2外部接続部と、
    を備え、
    前記筐体部の前記外壁側からの正面視で、前記第1平板状端子部が配置される前記第1内部接続部の配置面に対し、前記第1外部接続部のなす第1角度は、前記第2平板状端子部が配置される前記第2内部接続部の配置面に対し、前記第2外部接続部のなす第2角度とは異なる値に設定されることを特徴とする車両用ケーブルの接続構造。
  2. 電気駆動される車両に搭載される電気機器と、プラス側の第1電力ケーブル及びマイナス側の第2電力ケーブルとを接続するための車両用ケーブルの接続構造であって、
    前記第1電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第1平板状端子部が設けられるとともに、
    前記電気機器を構成する筐体部の外壁に前記第1電力ケーブルを固定するための第1ブラケットを備え、
    前記第2電力ケーブルは、端部にケーブル軸方向に延在する第2平板状端子部が設けられるとともに、
    前記電気機器を構成する前記筐体部の外壁に前記第2電力ケーブルを固定するための第2ブラケットを備え、
    前記電気機器は、前記筐体部の内部で前記第1平板状端子部及び前記第2平板状端子部が接続される第1内部接続部及び第2内部接続部と、
    前記筐体部を貫通し、前記第1電力ケーブル及び前記第2電力ケーブルが挿入可能な第1挿入口及び第2挿入口と、
    前記筐体部の外壁で前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットが固定される第1外部接続部及び第2外部接続部と、
    を備え、
    前記第1電力ケーブルの前記第1平板状端子部側からの正面視で、前記第1平板状端子部と前記第1ブラケットとのなす第1角度は、前記第2電力ケーブルの前記第2平板状端子部側からの正面視で、前記第2平板状端子部と前記第2ブラケットとのなす第2角度とは異なる値に設定されることを特徴とする車両用ケーブルの接続構造。
  3. 請求項1又は2記載の接続構造において、前記第1平板状端子部及び前記第2平板状端子部は、互いに平行して前記第1内部接続部及び前記第2内部接続部に接続されることを特徴とする車両用ケーブルの接続構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の接続構造において、前記電気機器は、電源のコンタクタであり、
    前記電源及び前記コンタクタは、前記車両のセンターコンソールに配置されるとともに、
    前記第1電力ケーブル及び前記第2電力ケーブルは、それぞれの一端が車両前方から前記コンタクタを構成する筐体内部に接続される一方、それぞれの他端が車両前部に位置して走行用のモータに接続されることを特徴とする電気駆動される車両用ケーブルの接続構造。
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