JP2009136113A - グロメットの防水方法および防水グロメットを備えたワイヤハーネス - Google Patents

グロメットの防水方法および防水グロメットを備えたワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】グロメット内の電線の線間止水を液状の防水剤を用いずに行えるようにする。
【解決手段】浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔を貫通させるワイヤハーネスW/Hに装着するグロメット10の防水方法であって、熱硬化性樹脂粉末を押し固め、中心部から突出片12bを放射状に突出させたスペーサ兼防水材12兼防水材15を予め設け、電線Wを集束してワイヤハーネスW/Hを形成する時に、電線W中にスペーサ兼防水材12兼防水材15を取り付け、該スペーサ兼防水材12兼防水材15の中心部を電線Wの中央部に位置させると共に突出片12bを電線Wの隙間を押し広げて突出させておき、スペーサ兼防水材12兼防水材15を取り付けた領域のワイヤハーネスW/Hにグロメット10を外嵌し、その後、熱硬化性樹脂粉末が溶融する温度で加熱して、グロメット10内を貫通する電線Wの隙間に防水材15を浸透させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、グロメットの防水方法および防水グロメットを備えたワイヤハーネスに関し、特に、車両の車体パネル等の貫通孔にワイヤハーネスを挿通した状態で装着するグロメットを、液状の防水材を用いずに防水するものである。
従来、自動車に配索するワイヤハーネスでは、エンジンルーム等の浸水領域と車室とを仕切る車体パネルを通してワイヤハーネスを車室内へ配索する場合、車体パネルに設けた貫通孔にゴム製のグロメットを装着し、該グロメット内部を通してワイヤハーネスを配線し、車室側への浸水を防止している。この種のグロメットは拡径した車体装着部と該車体装着部の縮径端に連続させた円筒形状の電線挿通部を備えており、該車体装着部を貫通孔の内周縁に係止してグロメットと貫通孔との間を確実にシールする一方、電線挿通部にワイヤハーネスを密着して通している。
しかし、グロメットの電線挿通部とワイヤハーネスの電線との隙間および電線群の隙間から浸水が発生する場合があり、従来より種々の防水構造が提案されている。
例えば、本出願人は、特開平8−251766号公報(特許文献1)において、複数の電線からなるワイヤハーネスの挿通方向と直交する方向に樹脂成形品からなるスペーサを配置し、該スペーサで電線群を拡げて電線間に隙間を形成し、このスペーサを取り付けたワイヤハーネスをグロメットに挿入し、電線間及び電線と電線挿通部の間にシール剤を充填させてシールする防水構造を提供している。
特許文献1の防水構造では、液体硬化性のシール剤を用いており、該シール剤をグロメットの拡径筒部側の上端開口から注入して、電線挿通部の下端側へスペーサ取付部を通して流し込んで浸透させているため、シール剤を浸透させる距離が長くなる。この浸透距離が長くなる電線群間の隙間及び電線と電線挿通部の内周面の隙間に確実にシール剤を充填して防水するためには、シール剤の流動性を高める必要がある。しかしながら、シール剤を低粘度の流動性の高いものとすると、グロメットの上端開口から注入したシール剤が電線の隙間を通して電線挿通部の下端開口から漏れ出やすくなり、電線間の隙間に充填すべきシール剤が流出し、線間止水が十分になされない問題がある。一方、シール剤を流出を防止するために粘度を高粘度とすると、浸透距離が長く且つ微小な電線間の隙間にシール剤が充填されずに、空隙が残りやすい問題がある。
また、液状のシール剤を用いると、注入器を用いて注入量を監視しながらシール剤を充填する必要があり、取り扱いにくい問題がある。
さらにまた、電線群間にスペーサを設けて電線間に隙間を形成し、該隙間にシール剤を充填しているが、シール剤が硬化して電線間及び電線と電線挿通部の内面が完全にシールされた後はスペーサは不要となる。しかし、シール剤は硬化しているためスペーサを取り出すことができず、不要な部品がグロメット内に残され、スペーサの配置部分では外径が肥大化するという問題がある。また、別部品からなるスペーサを必要とするため、部品点数が増加し、コスト高になる。
特開平8−251766号公報
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、電線間に隙間を強制的に形成するための樹脂成形品からなるスペーサや液状シール剤を用いることなく、電線間の隙間にシール剤で確実に充填できるグロメットの防水方法および防水グロメットを備えたワイヤハーネスを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔を貫通させるワイヤハーネスに装着するグロメットの防水方法であって、
熱硬化性樹脂粉末を押し固め、中心部から突出片を放射状に突出させた固形のスペーサ兼防水材を予め設け、
複数の電線群を集束してワイヤハーネスを形成する時に、該ワイヤハーネスのグロメット取付領域の電線群中に前記スペーサ兼防水材を取り付け、該スペーサ兼防水材の前記中心部を前記電線群の中央部に位置させると共に前記突出片を電線群の隙間を押し広げて突出させておき、
前記スペーサ兼防水材を取り付けた領域のワイヤハーネスにグロメットを外嵌し、
その後、前記熱硬化性樹脂粉末が溶融する温度で加熱して、前記グロメット内を貫通する電線群の隙間に防水材を浸透させていることを特徴とするグロメットの防水方法を提供している。
前記方法によれば、熱硬化性樹脂粉末を押し固めた防水剤を前記形状に形成してスペーサを兼用させ、該スペーサ兼防水材をワイヤハーネスの電線群中に介在させて電線の間に強制的に隙間を形成している。該隙間を形成した該ワイヤハーネスにグロメットを外嵌した後に加熱すると、熱硬化性樹脂分割で押し固めて形成したスペーサを溶融し、溶融した防水材は電線群の隙間に位置するため、電線間の隙間に充填させることができる。かつ、スペーサとして介在させていない隣接した電線間の隙間に迅速に浸透させていくことができ、グロメット中の電線間に確実に空隙の無い状態で防水処理することができる。
このように、予め固形の防水材の形状に形成し、この固形の防水材を電線群の間に挿入して直接に配置しているため、特許文献1のように、グロメット内に上端開口から液状の防水材を流し込んで、電線挿通部の他端側までシール剤を浸透させていく必要はなく、浸透距離を短くすることができる。言い換えれば、シール剤により硬化される部分の距離を短くでき、グロメットの曲げにくい部分を短い寸法にできる。その結果、該グロメットから引き出されるワイヤハーネスを曲げやすくでき、ワイヤハーネスの配索経路の自由度を向上させることができる。
また、スペーサ兼防水材を中心部から突出片を放射状に突出させた形状とし、電線群中に配置することにより、電線群を径方向に分散させて電線群間に均等に隙間を形成して防水材を配置でき、加熱後にスペーサが溶融して防水材をスムーズに浸透させることができる。
また、防水材を流し込むのではなく、防水材を浸透させる電線群の領域にスペーサ兼防水材として直接挿入して介在しているので、該スペーサ兼防水材を予め適量の粉末を押し固めて形成しておくことで、防止材を無駄なく使用することができ、防水材のコストダウンを図ることができる。
さらに、スペーサの大きさや形状を変化させることで、溶融した防水材の量を簡単に調整することができ、液体の防水材を用いる場合に比べて定量管理が容易となり、異なる形状のグロメットにも柔軟に対応することができる。
また、注入器など液体の防水材を注入する設備が不要となり、設備費を削減することができる。
なお、本願明細書において、「熱硬化性樹脂粉末」は、溶融温度で溶融した後に硬化させた固形としたものではなく、未硬化及び半硬化状態の熱硬化性樹脂粉末を指し、加熱により溶融して網状構造を形成し、不溶不融の状態に硬化するものである。
さらに、本発明は、浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔を貫通させるワイヤハーネスに装着するグロメットの防水方法であって、
熱硬化性樹脂粉末を押し固め、丸棒状または直方体状のスペーサ兼防水材を予め設け、
前記グロメットにワイヤハーネスの電線群を貫通させた後に、前記スペーサ兼防水材をグロメット内の電線群中に周方向に間隔をあけて電線群の隙間を押し広げて挿入し、
その後、前記熱硬化性樹脂粉末が溶融する温度で加熱して、前記グロメット内を貫通する電線群の隙間に防水材を浸透させていることを特徴とするグロメットの防水方法を提供している。
前記方法は、グロメットに電線群を通す前にスペーサ兼防水材と取り付けるのではなく、スペーサ兼防水材を丸棒状または直方体状のペレットしていることで、グロメットに電線群を通した後に、該グロメットの小径筒部から電線群にスペーサ兼防水材を挿入して取り付けができるようにしている。よって、スペーサ兼防水材を予め位置合わせして電線群に取り付ける必要がなくなる。
また、スペーサ兼防水材を丸棒状または直方体状のペレットとすることで、一定量の熱硬化性樹脂粉末からなる汎用のスペーサ兼防水材として予め用意しておくことができる。
よって、グロメットの内径および電線本数に応じて所要本数の棒状または直方体状のペレットを用いて防水材の量を容易に調節することができる。
また、これらペレットは丸棒状または直方体状として電線群の長さ方向に沿わせ、周方向に間隔をあけて挿入することで、溶融した防水材を均一かつ確実に行き渡らせることができる。
前記防水材となる熱硬化性樹脂粉末としては、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ユリア樹脂等の熱硬化性樹脂の粉末を用いることができる。なかでも、溶融時の流動性、加工性に優れることから、前記熱硬化性樹脂粉末はエポキシ樹脂粉末からなることが好ましい。また、グロメットは防水材が溶融する温度で耐熱性のあるゴムまたはエラストマーで成形している。
前記したいずれの方法においても、スペーサ兼防水材を電線群中に取り付けた状態で、該スペーサ兼防水材の取付位置を挟んで前記電線群をテープ巻きして締結しておき、加熱により溶融する防水材が、前記テープ巻き位置より外側への流出を抑制していることが好ましい。
前記放射状としたスペーサ兼防水材を用いる場合、該スペーサ兼防水材を電線群中に挿入した後、その両側を前記のようにテープで締結し、グロメット内に挿入時及び挿入状態においても、電線群中にスペーサ兼防水材が倒れることなく保持できるようにしている。
一方、前記丸棒状または直方体状のスペーサ兼防水材を用いる場合では、グロメットの大径筒部内に位置させるテープ巻き締結部はグロメットへの挿入前に設けておき、小径筒部から挿入するスペーサ兼防水材の先端位置を位置決めし、グロメットの小径筒部内に挿入した後に、該小径筒部から引き出された位置の電線群にテープ巻き締結部を設けている。 このように、スペーサ兼防水材の取付位置の両側にテープ巻き締結部を設けておくと、加熱溶融時に防水材がテープ巻き締結部を越えて外方へ流出するのを抑制できる。
さらに、本発明は、前記方法で形成されたグロメットの防水構造を提供している。
該グロメットの防水構造では、スペーサを用いずに電線群の隙間を広げているため、部品点数を削減できる。
さらにまた、本発明は、浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔にグロメットを介して貫通させるワイヤハーネスであって、
前記グロメットは、ゴムまたはエラストマーからなり、電線群の外周に密着する小径筒部と、該小径筒部の一端から連続して拡径する大径筒部と、該大径筒部の先端に前記車体パネルの貫通孔の周縁に係止する車体係止部を備え、
前記グロメットの小径筒部から大径筒部へと前記ワイヤハーネスの電線群が貫通し、
前記小径筒部内に密着して貫通する電線群の隙間がスペーサーを介さずに部分的に広げられ、これらの隙間および該電線群と小径筒部の内面との間に止水材が充填されていることを特徴とする防水グロメットを備えたワイヤハーネスを提供している。
前記ワイヤハーネスでは、グロメットの大径筒部内を貫通する電線群にはテープ巻き締結部があると共に、前記小径筒部から引き出された位置の電線群にはテープ巻き締結部があり、前記両側のテープ巻き締結部に挟まれた部分で、前記電線群の隙間が部分的に広げられ、該隙間に止水剤が充填されていることが好ましい。
前述したように、本発明の防水方法によれば、熱硬化性樹脂粉末を押し固めた防水材をスペーサと兼用しているので、防水を行うグロメット取付領域の電線群に防水材を流し込むのではなく、グロメットに通す前またはグロメットに通した後に、スペーサ兼防水材として電線群中に予め、作業員の手作業で直接配置することができる。よって、グロメットに挿入した後から、グロメットの開口より液状の防水剤を注入する場合と比較して、防水材の電線群への充填を簡単かつ確実に行うことができる。
また、スペーサ兼防止材は線間止水する位置に予め配置しているため、加熱して溶融すると、該溶融位置で電線間の隙間に充填され、かつ、隣接した電線間の隙間に迅速に浸透させることができる。
このように、液体の防水剤をグロメットの開口から流し込んで浸透する場合に比べて、防水剤の浸透長さが短くなり、よって、防水材が硬化した後の曲がりにくくなる部分を短くでき、ワイヤハーネスの曲げにくさを解消して、配索経路の自由度を向上させることができる。
また、防水材を流し込むのではなく、防水材を浸透させる電線群の領域にスペーサ兼防水材を配置しているので、防水材を無駄に使用することがなく、防水材のコストダウンを図ることができる。
さらに、スペーサの大きさや形状を変化させることで、溶融した防水材の量を簡単に調整することができ、液体の防水材を用いる場合に比べて定量管理が容易となり、異なる形状のグロメットにも柔軟に対応することができる。
また、注入器など液体の防水材を注入する設備が不要となり、設備費を削減することができる。
スペーサ兼防水材として、放射状に突出させた形状とした場合は、電線群を径方向に分散させて電線群間に隙間を形成することができ、加熱後に溶融した防水材を迅速に電線間の隙間に浸透させることができる。
また、スペーサ兼防水材を丸棒状または直方体状のペレットとすることで、一定量の熱硬化性樹脂粉末を予め用意しておくことができるため、ハンドリングを容易にでき、作業性を向上させることができる。かつ、ペレットを丸棒状または直方体状として電線群の長さ方向に沿わせ、周方向に間隔をあけて挿入することで、溶融した防水材を均一かつ確実に行き渡らせることができる。さらに、電線の本数に応じてペレットの挿入本数を調整することで、防水材の量の調節を容易に行うことができる。
また、本発明の防水グロメットを備えたワイヤハーネスでは、グロメットを貫通する電線群の隙間及び電線群とグロメットの内面との間に確実に止水材をしているため、止水性能の高いワイヤハーネスとすることができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の第1実施形態を示す。
図1に示すように、ワイヤハーネスW/Hを構成する電線群にグロメット10を取り付け、該グロメット10の内部を貫通する電線群Wに防水材を充填し、防水グロメットとしている。
グロメット10は、ゴムまたはエラストマーからなり、図2に示すように、先端に車体パネルの貫通孔の周縁に係止する車体係止溝10aを設けた大径部10bと、該大径部10bの縮径端と連続し、ワイヤハーネスW/Hを構成する電線Wの外周に密着する小径筒部10cとを設けている。
グロメット10内での防水を図るために、図3に示す別体のスペーサ兼防水材12を用い、該スペーサ兼防水材12をグロメット10の小径筒部10cの電線群W中に配置した状態で加熱溶融させ、電線群の隙間及び該電線群と小径筒部10cの内面との間に充填している。
前記スペーサ兼防水材12は、エポキシ樹脂からなる熱硬化性樹脂粉末を押し固めて固形としている。スペーサ兼防水材12は、電線挿通方向Xに所要幅Hを有しており、円柱状の中心連結部12aと、該中心連結部12aの外周から周方向に一定角度をあけて放射状に突出した突出片12bを備えた形状であり、隣接する突出片12bと中心連結部12aにより囲まれる内部空間を電線収容空間12fとしている。
該スペーサ兼防水材12は、その外径を小径筒部10cの内径より若干大きく形成して、小径筒部10cに突出片12bの先端を内接状態で取り付けるようにしている。
なお、各突出片12bの先端より周方向に円弧状に突出した円弧板部を備えた形状としてもよく、さらに、突出片12bの両側面には、電線収容空間12f内に略円弧状に突出する複数の突起を設けもよい。
前記スペーサ兼防水材12を前記形状に形成する熱可塑性樹脂粉末量を、溶融状態で防水処理に必要な所定量で形成している。例えば、前記幅Hを長くしたり、短くすることで、防水処理に必要な量の前記樹脂粉末で形成している。
該熱可塑性樹脂粉末は、前記のように、溶融温度で溶融した後に硬化させた固形としたものではなく、未硬化及び半硬化状態の熱硬化性樹脂粉末からなり、本発明ではエポキシ樹脂の粉末からなる。
また、前記スペーサ兼防水材12を挿入して組みつけた部分では、その両側の電線群Wを粘着テープ14A、14Bで強く締結して、スペーサ兼防水材12を電線群W中で倒れないように保持している。
次に、前記スペーサ兼防水材12を用いたグロメット10の防水方法について、図4、図1、図5により説明する。
まず、図4(A)に示すように、複数の電線Wを集束してワイヤハーネスW/Hをワイヤハーネス組立作業台で形成する時に、グロメット取付領域の電線Wを押し広げて、2つに分け、押し広げた状態で形成される内部空間に、スペーサ兼防止材12を電線の長さ方向と直交する方向より挿入する。
次に、図4(B)に示すように、作業者が、スペーサ兼防水材12を電線Wの中央部に位置させると共に、スペーサ兼防水材12の外周全体に電線Wを略均等に位置させ、この状態で電線Wを把持して電線をスペーサ兼防水材12の各突出片12b間の隙間に分散して押し込み、各電線収容空間12fに均等に挿入する。
ついで、図4(C)に示すように、スペーサ兼防水材12の取付位置の両側に位置する電線Wに粘着テープ14A、14Bを強く巻き付けて、電線Wに隙間が無くなるように締結し、スペーサ兼防水材12へ挿入した電線がスペーサ兼防水材12から外れることを防止する。また、スペーサ兼防水材12の両側を粘着テープ14A,14Bで結束して電線を介してスペーサ兼防水材12を両側に引っ張ることにより、スペーサ兼防水材12を電線の挿通方向Xに対して直交する方向に保持している。このとき、ワイヤハーネスW/Hの外周にはスペーサ兼防水材12の突出片12bの先端が突出している。また、スペーサ兼防水材12を取り付けたワイヤハーネスW/Hは、スペーサ兼防水材12の突出片12bにより電線Wを周方向に拡散させて各電線の間に隙間を形成している。
次に、図1(A)に示すように、スペーサ兼防水材12を取り付けたワイヤハーネスW/Hをグロメット10に挿通し、スペーサ兼防水材12を小径筒部10cの内部に位置させ、その突出片12bの先端を小径筒部10cの内面に接触させてスペーサ兼防水材12を小径筒部10cに固定する。これにより、スペーサ兼防水材12を取り付けた領域のワイヤハーネスW/Hにグロメット10が外嵌され、スペーサ兼防水材12は、小径筒部10c内で電線の挿通方向Xと直交する方向に配置される。
この状態で、粘着テープ14Bによる締結部は小径筒部10cに近接した位置の大径筒部10b内に位置させ、粘着テープ14Aによる締結部は小径筒部10cより引き出された部位に位置させている。
次いで、グロメット10の小径筒部10cの外周面をスペーサ兼防水材12が溶融する温度で加熱する。スペーサ兼防水材12は、加熱により溶融した防水材12Qとなる。
電線の中央部に位置する溶融したスペーサ兼防水材12の中心連結部12aQが電線群の中央部の隙間に溶融状態で充填され、かつ、溶融した突出片12bQが電線群と小径筒部10cの内周面の隙間及び電線群の径方向の隙間に充填される。
さらに、溶融しているため、前記各部に隣接する電線群の隙間へと迅速に浸透していくと共に、小径筒部10cの内部へも流れて、該小径筒部10c内の電線群の隙間および電線群と小径筒部10c内周面の隙間にも充填される。その結果、図1(B)に示すように、溶融した防水材12Qが小径筒部10c内の隙間に確実に充填される。
加熱により溶融した防水材12Qは自然冷却により所要時間後に硬化する。該硬化した後は、グロメット10を加熱雰囲気下に配置しても溶融せずに硬化状態を保持する。
このように、本発明では、熱硬化性樹脂粉末を押し固めてスペーサ兼防水材12としているため、ワイヤハーネスの電線集束時に作業員が手作業でスペーサ兼防水材12を電線群中に直接挿入して介在させることができる。よって、液体の防水材をグロメット10の開口から流し込んで注入する必要はなく、防水材を予め定量としておくことができ、防水材の無駄な使用がなく、防水材のコストダウンを図ることができる。さらに、注入器など液体の防水材を注入する設備が不要となり、設備費を削減することができる。
また、溶融させる位置にスペーサ兼防水材12を予め位置させているため、加熱してスペーサ兼防水材12を溶融させると、該溶融位置が電線間の止水位置となり、かつ、溶融した防水材12Qを隣接した電線間の隙間に迅速に浸透させることができる。よって、液体の防水材をグロメットの開口から注入する場合と比較して、防水材の浸透長さが短くすることができ、該浸透長さが短くなることで、硬化後のワイヤハーネスW/Hの曲げにくさを解消でき、グロメットから引き出されたワイヤハーネスをグロメットの隣接した位置で曲げ配索することができる。
また、スペーサ兼防水材12を中心部から突出片12bを放射状に突出させた形状とし、電線Wに取り付けることで、電線Wを径方向に拡径させて電線W間に隙間を形成することができ、加熱後に溶融した防水材を電線の隙間にスムーズに浸透させることができる。
図5に本発明の第2実施形態を示す。
第2実施形態は、スペーサ兼防水材12を丸棒状としたペレット21としている。
第1実施形態ではワイヤハーネスをグロメットに通す前にスペーサ兼防水材12をワイヤハーネスの電線群中に取り付けているが、第2実施形態では、グロメット10にワイヤハーネスW/Hの電線Wを貫通させた後に、丸棒状ペレット21をグロメット10内の電線群中に挿入している。
グロメット10にワイヤハーネスの電線群Wを挿通する前に、粘着テープ14Bを巻き付けて締結部を形成し、その後、該テープ巻き締結部がグロメット10の小径筒部10cに近接した位置の大径筒部10b内に位置するように電線群をグロメット10内に挿通する。
ついで、電線群Wに密着している小径筒部10cを無理開きして、該小径筒部10cの先端開口から前記棒状ペレット21を複数本電線群の間および電線群と小径筒部10cの内周面の間に押し込む。
該棒状ペレット21を押し込んだ後に小径筒部10cの無理開きを解除すると、小径筒部10cが電線群Wおよび丸棒状ペレット21の外周面に密着する。
ついで、小径筒部10cから引き出されて位置の電線群に粘着テープ14Aを強く巻き付けてテープ巻き締結部を設ける。
この状態で、小径筒部10cの外周面と、該小径筒部10cから導出する電線群の外周面にかけて粘着テープ32を巻きつけて、グロメット10と電線群Wとを固着する。
その後、グロメット10の小径筒部10cを外方から、丸棒状ペレット21が溶融する温度で加熱して、小径筒部10cを貫通する電線Wの隙間に溶融した防水材21Qを浸透させる。
溶融した防水材12Qは前記粘着テープ14A、14Bの締結箇所で流れが止められ、外方への漏れを抑制できる。
第二実施形態では、スペーサ兼防水材12を丸棒状ペレット21とすることで、一定量の熱硬化性樹脂粉末を予め多数用意しておくことができ、必要とする防水量に応じて対応する本数の丸棒状ペレット21を用いてグロメット10内の電線群中に挿入すればよく、防水材の量の調節を容易に行うことができる。
また、グロメット装着前にスペーサ兼防水材12を電線群中に取り付ける場合は、その取付位置に位置ずれが発生しやすいが、ワイヤハーネスにグロメットを取り付けてから、該グロメット内のワイヤハーネスの電線群中にスペーサ兼防水材12に挿入するため、位置ずれが発生することはない。かつ、スペーサ兼防水材12を丸棒状ペレット21としていることにより、ハンドリングを容易にでき、作業性を向上させることができる。
また、スペーサ兼防止材12を丸棒状ペレット21としているため、電線Wの長さ方向に沿わせて、周方向に間隔をあけて挿入することで、溶融した防水材21Aを均一かつ確実に行き渡らせることができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に第三実施形態を示す。
第三実施形態では、スペーサ兼防水材のペレットを、丸棒状に代えて、直方体状のペレット21としている。
また、グロメット10は第一実施形態と異なり、車体係止部10bの縮径端と連続した中径筒部10eを設け、該中径筒部10eの小径側に小径筒部10cを連続して設けている。
該グロメット10の車体係止部10bから中径筒部10eに位置する電線群W中に前記直方体状のペレット21を挿入している。
該ペレット21をグロメット10内の電線群Wの間に挿入した後は、第一、第二実施形態と同様に加熱溶融して、電線群の隙間に充填している。
本発明の第1実施形態を示し、(A)は加熱前のグロメットの断面図、(B)は加熱後の断面図である。 グロメットを示し、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 グロメットに取り付けるスペーサであり、(A)は斜視図、(B)は正面図である。 (A)(B)(C)はワイヤハーネスにスペーサを取り付ける作業工程を示す図である。 第2実施形態のスペーサ兼防水材がグロメット内の電線群中に挿入された状態を示す断面図である。 第3実施形態のスペーサ兼防水材がグロメット内の電線群中に挿入された状態を示す断面図である。
符号の説明
10 グロメット
10b 車体係止部
10c 小径筒部
12 スペーサ兼防水材
12b 突出片
12Q 溶融した防水材
14A、14B 粘着テープ
21 棒状ペレット
W/H ワイヤハーネス

Claims (8)

  1. 浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔を貫通させるワイヤハーネスに装着するグロメットの防水方法であって、
    熱硬化性樹脂粉末を押し固め、中心部から突出片を放射状に突出させた固形のスペーサ兼防水材を予め設け、
    複数の電線群を集束してワイヤハーネスを形成する時に、該ワイヤハーネスのグロメット取付領域の電線群中に前記スペーサ兼防水材を取り付け、該スペーサ兼防水材の前記中心部を前記電線群の中央部に位置させると共に前記突出片を電線群の隙間を押し広げて突出させておき、
    前記スペーサ兼防水材を取り付けた領域のワイヤハーネスにグロメットを外嵌し、
    その後、前記熱硬化性樹脂粉末が溶融する温度で加熱して、前記グロメット内を貫通する電線群の隙間に防水材を浸透させていることを特徴とするグロメットの防水方法。
  2. 浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔を貫通させるワイヤハーネスに装着するグロメットの防水方法であって、
    熱硬化性樹脂粉末を押し固め、丸棒状または直方体状のスペーサ兼防水材を予め設け、
    前記グロメットにワイヤハーネスの電線群を貫通させた後に、前記スペーサ兼防水材をグロメット内の電線群中に周方向に間隔をあけて電線群の隙間を押し広げて挿入し、
    その後、前記熱硬化性樹脂粉末が溶融する温度で加熱して、前記グロメット内を貫通する電線群の隙間に防水材を浸透させていることを特徴とするグロメットの防水方法。
  3. 前記熱硬化性樹脂粉末はエポキシ樹脂粉末からなる請求項1または請求項2に記載のグロメットの防水方法。
  4. 前記スペーサ兼防水材を電線群中に取り付けた状態で、該スペーサ兼防水材の取付位置を挟んで前記電線群をテープ巻きして締結しておき、
    前記加熱により溶融する防水材が、前記テープ巻き位置より外側への流出を抑制している請求項1または請求項2に記載のグロメットの防水方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の方法で形成されたグロメットの防水構造。
  6. 浸水領域から車室内へと車体パネルの貫通孔にグロメットを介して貫通させるワイヤハーネスであって、
    前記グロメットは、ゴムまたはエラストマーからなり、電線群の外周に密着する小径筒部と、該小径筒部の一端から連続して拡径する大径筒部と、該大径筒部の先端に前記車体パネルの貫通孔の周縁に係止する車体係止部を備え、
    前記グロメットの小径筒部から大径筒部へと前記ワイヤハーネスの電線群が貫通し、
    前記小径筒部内に密着して貫通する電線群の隙間がスペーサーを介さずに部分的に広げられ、これらの隙間および該電線群と小径筒部の内面との間に止水材が充填されていることを特徴とする防水グロメットを備えたワイヤハーネス。
  7. 前記大径筒部内を貫通する電線群にはテープ巻き締結部があると共に、前記小径筒部から引き出された位置の電線群にはテープ巻き締結部があり、
    前記両側のテープ巻き締結部に挟まれた部分で、前記電線群の隙間が部分的に広げられ、該隙間に止水剤が充填されている請求項6に記載の防水グロメットを備えたワイヤハーネス。
  8. 請求項4に記載の方法で形成された防水構造を有するグロメットを備えた請求項7に記載の防水グロメットを備えたワイヤハーネス。
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