JP2009135869A - 管理装置、通信端末、グループ通信システム、グループ管理方法、通信端末の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末の位置情報、グループへの参加期限を示す参加締め切り情報、参加可能エリアに基づいてグループを選択することにより、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくてもグループ通信を行うことができ、かつ、その場所を離れてしまった後でもグループ通信を継続できる。また、同じ場所に居たのだが、同時刻には居なかった(居た時間帯が異なる)ユーザ同士のコミュニケーションも取れるようになる。そして、例えば、あるユーザが3時にその場所を立ち去って30分後を新規参加締め切り期限とすれば、9時過ぎに同じ場所に居て、全く接点の無いような別のユーザが同一グループに参加することも無くなる。
【選択図】 図1
Description
グループ通信を実現するサービスとして、PTT(Push-to-talk)サービスが知られている。これは、携帯電話機などの通信端末をトランシーバのように用いて、簡単な操作でグループ通信を実現するものである。
しかしながら、そのグループ通信を行うことができる通信端末は、完全に同じ時刻に近くに居る場合に限られてしまう。すなわち、距離的に近くに居たことがあっても、その時刻がわずかに異なる通信端末同士はグループ通信を行うことができない、という問題点がある。例えば、同じ場所に居たのだが、あるユーザは3時迄その場所に居て、ユーザは3時1分以降にその場所に居た場合(つまり、完全には同じ時刻に居なかった場合)に、両者のコミュニケーションが取れないという問題点がある。
本発明の他の目的は、上記のように作成したグループを利用して、その場でのコミュニケーションのみならず、その場を離れた後のコミュニケーションの継続を実現することのできる管理装置、通信端末、グループ通信システム、グループ管理方法、通信端末の制御方法を提供することである。
通信端末の位置情報に基づいて、該通信端末がグループへの参加が可能なエリアである参加可能エリアを決定する参加可能エリア決定手段と、
少なくとも、前記通信端末の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリアとに基づき、前記参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択するグループ選択手段と、
を含むことを特徴とする。この構成によれば、距離的に近くに居る通信端末同士のグループ通信を、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくても実現することができる。なお、通信端末の「位置情報」は、GPSによって取得される位置情報の他、その通信端末の通信の際に利用されるアクセスポイント装置を識別するためのID情報、その通信端末の在圏する無線エリアに対応する無線基地局装置を識別するためのID情報なども含む概念である。
前記参加可能エリア決定手段によって決定された参加可能エリアに関する情報である参加可能エリア情報と、前記グループ選択手段によって選択されたグループに関する情報である参加可能グループ情報とを前記通信端末に送信する送信手段を更に含むことを特徴とする。この構成によれば、選択されたグループに関する情報を通信端末に送信することにより、ユーザが参加したいグループを選択することができる。
通信端末が参加可能なグループのうち、該通信端末が参加すべきグループを所定アルゴリズムに従って決定するグループ決定手段と、前記グループ決定手段によって決定されたグループに関する情報を、通信端末へ送信する決定グループ情報送信手段とを更に含むことを特徴とする。このような構成によれば、グループへの参加要求が通信端末から送信されない場合でも、参加すべきグループを決定でき、グループへの参加を促すことができる。
前記グループ管理手段は、前記グループ決定手段によって決定されたグループについて、前記参加メンバ情報の登録を行うことを特徴とする。この構成によれば、各グループの参加メンバを容易に管理することができる。
本発明の請求項6による管理装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、前記グループへの参加要求を取得する参加要求取得手段を更に含むことを特徴とする。この構成によれば、管理装置は、グループへの参加要求を通信端末から取得することができる。
通信端末からグループ作成要求があった際に作成したグループについて、少なくとも、前記新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリア情報と、該グループの参加メンバに関する参加メンバ情報とを管理するグループ管理手段と、
前記参加要求取得手段によって取得した参加要求に含まれている通信端末の位置情報に基づき、該グループへの新規参加可否を判断する新規参加判断手段と、
を更に含み、
前記グループ管理手段は、前記新規参加判断手段によって参加可能と判断されたメンバに関する情報を、前記参加メンバ情報として管理することを特徴とする。この構成によれば、各グループの参加メンバである通信端末を容易に管理することができる。そして、各グループの参加メンバである通信端末を管理することにより、作成したグループを利用して、その場でのコミュニケーションのみならず、その場を離れた後のコミュニケーション継続を実現できる。
前記グループ管理手段は、更に、参加メンバの属性情報を管理し、
前記グループ選択手段は、更に、前記参加メンバの属性情報に基づき、グループを選択することを特徴とする。このようにすれば、コミュニティに参加可能なユーザの属性情報、例えば年齢および性別に基づいて、適切なグループを選択することができる。
前記グループ管理手段は、更に、グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を管理し、
前記参加可能エリア決定手段は、更に、前記広さ情報に基づき、前記参加可能エリアを決定することを特徴とする。このようにすれば、メンバがグループに参加しやすい広さに、エリアを設定することができる。参加可能なエリアを段階的に設定できれば、次のようなメリットがある。すなわち、エリアを大きく(つまり広く)するほど近くにいる感が失われる代わりにメンバが増えやすく、エリアを小さく(つまり狭く)するほどメンバが増えにくいが近くにいる感が強まる。この点を考慮し、複数段階にエリアを設定できるようにするのが望ましい。例えば、複数段階に設定できる広さ情報として、「大」、「小」の2段階が考えられるが、2段階に限定されず、より多くの段階に設定できるようにしてもよい。
前記グループ管理手段が管理している情報を更新する更新手段を更に含むことを特徴とする。例えば定期的に、情報を更新することにより、グループやそれに参加している通信端末の位置を継続して把握することができる。
本発明の請求項11による管理装置は、請求項10において、前記グループ管理手段は、更に、各グループの管理者であるマスタを示すマスタ情報を管理し、
あるグループのマスタが変更された場合、前記更新手段は、そのグループについてのマスタ情報を変更することを特徴とする。この構成によれば、マスタの引き継ぎを実現することができる。
本発明の請求項13による管理装置は、請求項1から請求項11までのいずれか1項において、
前記参加可能エリア決定手段は、グループの作成を要求する通信端末の位置情報を中心点とせずに、一定の範囲内で確率的にまたは確定的にずらした位置を中心点として、前記参加可能エリアを決定することを特徴とする。ずらした位置を中心点として管理することにより、マスタの存在位置を他のユーザから隠蔽することができる。
本発明の請求項16による管理装置は、請求項1から請求項15までのいずれか1項において、
少なくとも、通信端末のユーザの嗜好に関する嗜好情報と、グループの作成を要求する通信端末からの距離とを含む、探索条件に一致する通信端末を探索する探索手段(例えば、図18中のステップS706に対応)を更に含むことを特徴とする。嗜好情報が一致する通信端末の探索を行うことにより、近場で嗜好情報も合う人とグルーピングを行うことができる。
本発明の請求項18による管理装置は、請求項17において、
前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段が前記距離と前記嗜好情報の階層とのいずれか一方を固定して他方を順に変えて前記探索手段による探索を行った後、固定していた方を変えた状態で同様に他方を順に変えて前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、探索条件を順次更新して適切にグルーピングを行うことができる。
前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段は、前記嗜好情報と前記距離とのうち、いずれか一方の優先度を高く設定し、他方を順に変えて前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、優先度に応じて適切にグルーピングを行うことができる。
本発明の請求項20による管理装置は、請求項17において、
前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段は、前記距離を固定し、前記嗜好情報の階層を最下層から順次上げて探索を行うことを特徴とする。このような構成によれば、嗜好情報の階層を順次変えて適切にグルーピングを行うことができる。
前記条件更新手段は、距離とその距離の範囲内において前記嗜好情報が一致する端末数との関係について作成した近似曲線に基づき、嗜好情報が一致する端末の目標数に対応する距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする。近似曲線を利用することにより、グループ作成の可能性を高めることができる。
本発明の請求項22による管理装置は、請求項17において、
前記条件更新手段は、前記嗜好情報が一致する通信端末が規定数に達するために過去どの程度まで距離を伸ばしたかという統計情報を用いて距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする。過去の統計情報を利用することにより、グループ作成の可能性を高めることができる。
前記条件更新手段は、前記嗜好情報が一致する通信端末の人口密度から、嗜好情報が一致する通信端末の目標数を達成するために必要な面積を計算し、それに基づき前記目標数を達成できそうな距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする。嗜好情報が一致する通信端末の人口密度を考慮することにより、グループ作成の可能性を高めることができる。
作成したいグループの規模に対応する探索条件の選択肢を、グループの作成を要求する通信端末に提示する選択肢作成手段(例えば、図23中のステップS718に対応)を更に含み、選択された選択肢に応じて前記条件更新手段が前記探索条件を更新することを特徴とする。このような構成によれば、選択肢を選択することによって、グルーピングを容易に実現できる。
前記グループサーチ要求送信手段は、更に、前記広さ情報を送信することを特徴とする。このようにすれば、参加可能なグループを見つけやすい広さに、エリアを設定することができる。設定できる広さ情報として、例えば「大」、「小」の2段階が考えられるが、より多段階にエリアを設定できるようにしてもよい。
本発明の請求項27による通信端末は、請求項25または請求項26において、前記参加可能グループ情報取得手段によって取得した参加可能グループ情報を保存する保存手段を更に含むことを特徴とする。このような構成によれば、参加可能グループ情報を端末内で読出すことができるので、処理を迅速に行うことができる。
前記参加可能グループ情報と共に、前記盛り上がり指数情報を自端末のユーザに提示する提示手段を更に含むことを特徴とする。盛り上がり指数情報を提示すれば、周囲に複数のグループが位置している場合に、参加するグループをユーザが選択する際の目安にすることができる。
本発明の請求項33による通信端末は、請求項25から請求項32までのいずれか1項において、他の通信端末との間でコミュニティを実現するコミュニティ手段を更に含むことを特徴とする。このような構成により、例えば、チャット、掲示板の閲覧や書込み、対戦ゲーム、クーポンの取得など通信端末によるコミュニティを実現することができる。
前記送信手段は、更に、前記広さ情報指定手段によって指定された広さ情報を、グループを管理する装置に送信することを特徴とする。このようにすれば、メンバがグループに参加しやすい広さに、エリアを設定することができる。
請求項1から請求項24までのいずれか1項に記載の管理装置と、
請求項25から請求項33までのいずれか1項に記載の通信端末と、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報およびグループ作成要求を、グループを管理する装置へ送信する送信手段とを含み、通信端末のグループを作成するためのグループ作成処理を行う他の通信端末と、
を含むことを特徴とする。この構成によれば、距離的に近くに居る通信端末同士のグループ通信を、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくても実現することができる。なお、「位置情報」は、GPSによって取得される位置情報の他、その通信端末の通信の際に利用されるアクセスポイント装置を識別するためのID情報、その通信端末の在圏する無線エリアに対応する無線基地局装置を識別するためのID情報なども含む概念である。
前記他の通信端末は、グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を指定するための広さ情報指定手段を更に含み、
前記送信手段は、更に、前記広さ情報指定手段によって指定された広さ情報を、グループを管理する装置に送信することを特徴とする。この構成によれば、距離的に近くに居る通信端末同士のグループ通信を、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくても実現することができ、かつ、メンバがグループに参加しやすい広さに、エリアを設定することができる。
通信端末の位置情報に基づいて、該通信端末がグループへの参加が可能なエリアである参加可能エリアを決定する参加可能エリア決定ステップと、
少なくとも、前記通信端末の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリアとに基づき、前記参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択するグループ選択ステップとを含むことを特徴とする。この方法によれば、距離的に近くに居る通信端末同士のグループ通信を、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくても実現することができる。なお、通信端末の「位置情報」は、GPSによって取得される位置情報の他、その通信端末の通信の際に利用されるアクセスポイント装置を識別するためのID情報、その通信端末の在圏する無線エリアに対応する無線基地局装置を識別するためのID情報なども含む概念である。
また、同じ場所に居たのだが、同時刻には居なかった(居た時間帯が異なる)ユーザ同士のコミュニケーションも取れるようになる。ここで、例えば、あるユーザが3時にその場所を立ち去って30分後を新規参加締め切り期限とすれば、9時過ぎに同じ場所に居て、全く接点の無いような別のユーザが同一グループに参加することも無くなる。
さらに、嗜好情報が一致する通信端末の探索を行い、かつ、探索結果に応じて探索条件を更新することにより、近場で嗜好情報も合う人とグルーピングを行うことができる。嗜好情報が一致しない場合や、自分の必要とする人数すなわち規定数まで集まらない場合でも、対象範囲を徐々に広げていくことによって、グループを組める確率を高めることができる。
(グループ通信システム)
図1は、本発明の実施形態によるグループ通信システムの構成例を示すブロック図である。同図を参照すると、本実施形態によるグループ通信システムは、サーバとしての機能を有し、グループ通信を実現するための管理装置であるグループ管理サーバ20と、移動機である通信端末40、60と、を含んで構成されている。
図1において、グループ管理サーバ20は、通信端末40、60それぞれと通信を行うための通信部21と、通信端末によるコミュニティ(例えば、チャット、掲示板の閲覧や書込み、対戦ゲーム、クーポンの取得など)を実現するためのコミュニティ部22と、各通信グループに関連する情報を管理する管理部23と、通信端末からの参加可否判断などを行う判断部24とを備えている。これら各部は、グループ管理サーバ20内のCPU(Central Processing Unit)が、ソフトウェアまたはファームウェアによるプログラムを実行することなどによって実現される。なお、これら各部は、相互に信号の入出力が可能なように接続されている。
図1において、グループ作成端末40は、グループ管理サーバ20と通信を行うための通信部41と、GPS機能などによって自端末の現在位置に関する情報を取得するための位置確認部42と、自端末の現在位置に関する情報をグループ管理サーバ20へ送信する判断を行う判断部43と、各種の情報を入力するための入力部44とを備えている。これら各部は、グループ作成端末40内のCPUが、ソフトウェアまたはファームウェアによるプログラムを実行することなどによって実現される。このプログラムは、グループ作成端末40の製造時にもともと組み込まれていてもよいし、ネットワークを介して別の装置からダウンロードしてもよい。なお、これら各部は、相互に信号の入出力が可能なように接続されている。
なお、図3(a)に示されているように、本例のグループ作成端末40においては、送信手段411が図1中の通信部41に、位置情報取得手段421が図1中の位置確認部42に、判断手段431が図1中の判断部43に、広さ情報指定手段441が図1中の入力部44に、それぞれ対応する。
図1において、グループ参加端末60は、グループ管理サーバ20と通信を行うための通信部61と、GPS機能などによって自端末の現在位置に関する情報を取得するための位置確認部62と、少なくとも参加可能なグループに関する情報を保存する保存部63と、各種の情報を表示するための表示部64と、各種の情報を入力するための入力部65と、他の通信端末と共にコミュニティを実現するためのコミュニティ部66とを備えている。
また、本例のグループ参加端末60は、自端末の移動距離および時間経過の少なくとも一方に応じて、自端末の位置に関する情報を、グループ管理サーバ20へ送信する位置情報送信手段614と、他の通信端末との間でコミュニティを実現するコミュニティ手段661とを備えている。
グループ作成端末40のユーザは、自分の現在位置にグループを作成することができる。グループを作成したユーザは、そのグループのマスタとなる。
ここでは、上述したグループ通信システムにおけるグループ作成時の処理について、図5を参照して説明する。
同図において、グループ作成端末40の位置確認部42は、端末自身の現在位置情報をGPSによって取得する(ステップS201)。ここで取得した情報は、通信部41に渡される(ステップS202)。通信部41は、無線通信を利用してグループ管理サーバ20の通信部21に対してグループ作成要求の信号に、位置情報およびそのグループへの新規参加締め切り期限情報ならびにグループ参加条件情報を付与して送信する(ステップS203、S204)。
グループ参加条件情報とは、例えば、グループに参加できるエリア、グループに参加可能な年齢および性別、である。グループに参加できるエリアとして、例えば、大きなエリア、または、小さなエリアのいずれか一方を選択できるようにしてもよい。つまり、グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を指定できるようにしてもよい。グループに参加可能なユーザの属性情報、例えば年齢および性別として、R18、全世代可、同性のみ、異性も可、などを選択できるようにしてもよい。
グループ管理サーバ20のグループ管理手段には、グループの内容を示す情報がグループ管理テーブルに保持されている。このグループ管理テーブルには、例えば、図6に示されているように、そのグループを識別するためのグループIDと、そのグループのタイトルと、そのグループのマスタとなるユーザを示すマスタ情報と、このグループの中心位置(つまり中心点)の緯度および経度の情報と、そのグループの作成日時と、そのグループの参加条件と、そのグループの参加人数と、参加者に関する情報である参加者情報と、そのグループの広さに関する広さ情報とが登録されている。なお、グループの作成日時は、グループへの参加締め切り期限管理のために利用される。
また、参加者情報は、参加者それぞれのID情報である。広さは、そのグループに参加可能なエリアである(例えば、「大」または「小」である)。
参加条件は、そのグループに参加可能な年齢性別条件である。
なお、本例では、グループに参加可能なエリアの形状は円形とする。このため、その円の中心位置の緯度および経度がテーブルに登録される。もっとも、そのエリアの形状は円形ではなく、楕円、三角形、四角形、五角形、六角形などの任意の形状の多角形でもよい。ただし、エリアの形状が円形であれば、その中心位置だけをテーブルに登録すれば済むので、管理がしやすいというメリットがある。
ところで、本システムによるグループ通信を行うためには、事前に、ユーザIDの初期登録が必要である。このユーザID情報の初期登録処理について図7を参照して説明する。
同図において、ユーザがグループ作成端末40を操作し、アプリケーションプログラムを起動する(ステップS501a)。すると、入力部44から判断部43へ判断指令が送られ(ステップS501b)、グループ作成端末40自身で管理番号を保持しているか判断される(ステップS502)。ステップS502において、管理番号を保持している場合、すでに登録が完了していることになるので、そのまま処理が終了となる。
なお、以上はグループ作成端末40による初期登録処理について説明したが、グループ参加端末60においても同様に初期登録処理が行われる。
また、すでに登録されているユーザID情報を変更することも可能である。このユーザID情報の変更登録について図9を参照して説明する。
同図において、ユーザがグループ作成端末40の入力部44を操作することにより、端末の表示画面がプロフィール操作画面に遷移し(ステップS601)、プロフィール入力画面が表示される(ステップS602)。ここで、ユーザがグループ作成端末40を操作することにより、ユーザID情報の少なくとも一部が入力される(ステップS603)。すると、プロフィール確認のための画面がグループ作成端末40に表示される(ステップS604)。次に、ユーザが登録ボタンを押下するなど、登録のための操作が行われるまで待機状態となる(ステップS604→S605…)。
ここで、グループ通信を行うためのグループの作成処理について、図10を参照して説明する。
同図において、グループの新規作成ボタン押下操作など、ユーザがグループ作成端末40の入力部44を操作する(ステップS401)。すると、グループ条件設定画面が表示される(ステップS402)。ここで、新規に作成したいグループの条件をユーザが入力することになる。
一方、グループ作成端末40が参加可能エリア内に位置していることが確認できない場合、それが2回連続すると、そのグループへの新規参加を締め切ることとし、新規参加締め切り通知が、グループ管理サーバ20からグループ作成端末40へ送信される(ステップS416、S417a、S417b、S417c)。その後、そのグループの新規参加締め切り処理が行われる(ステップS418)。また、30分経過してもグループ作成端末40から位置情報通知が送られてこない場合も、そのグループの新規参加締め切り処理が行われる(ステップS415→S418)。
なお、新規作成中のグループが存在する場合において、グループ作成端末40の電源がオフとなり、その後に電源がオンになることもある。この場合、新規作成中のグループ(つまり、参加募集中のグループ)があるか確認する処理がグループ作成端末40において行われ、新規作成中のグループがあり、かつ、グループ管理サーバ20への位置情報通知を前回送信してから15分以上経過していれば、グループ作成端末40はグループ管理サーバ20へ位置情報通知を直ちに送信する。
ユーザがグループ探索のための操作を行うと、通信端末の表示画面には、その通信端末によって参加可能なグループが表示される。本例では、その参加可能なグループのタイトルが文字で表現される。タイトルを見ることによって、その内容を判断することができる。
次に、グループ探索時の処理について、図11を参照して説明する。
同図において、グループ参加端末60の位置確認部62は、端末自身の現在位置情報を取得する(ステップS300)。ここで取得した情報は、通信部61に渡される(ステップS301)。通信部61は、無線通信を利用してグループ管理サーバ20の通信部21に対して探索要求の信号を、位置情報を付与して送信する(ステップS302、S303)。
グループによるコミュニティの盛り上がり指数に応じて通信端末でのグループの表示色を変えるようにしてもよい。その場合、盛り上がり指数をグループ管理サーバ20において算出し、この算出された盛り上がり指数を通信端末に送信する。通信端末の表示画面には、受信した盛り上がり指数に対応する色で、そのグループを表示する。例えば、最低指数を「青色」、最高指数を「赤色」として4段階の色で表示する。このように盛り上がり指数を表示すれば、周囲に複数のグループが位置している場合に、参加するグループをユーザが選択する際の目安にすることができる。
通信端末においてグループ名を表示する場合、自端末からグループまでの距離に応じて、タイトルの表示文字数を制御してもよい。
図12は、通信端末の画面表示例を示す図である。例えば、本来、同図(a)のように、グループ名である「グループタイトル1」から「グループタイトル5」が表示される場合において、本例では同図(b)のように自端末からグループまでの距離に応じてそのグループ名の表示文字数を制御する。すなわち、自端末からグループまでの距離が小さい場合(つまり、近くのグループ)は、「グループタイトル1」、「グループタイトル2」のように、グループ名を全て表示する。これに対し、自端末からグループまでの距離が大きい場合(つまり、遠くのグループ)は、同図(b)の「グループタイ???」、「グループタ????」、「グルー??????」のように、グループ名を構成する文字が「?」に置き換えられて表示される。
このように、グループ名を表示する際、自端末からそのグループまでの距離に応じて、そのグループ名の表示文字数を制御することにより、タイトル名全体を知るためにそれを見たユーザをグループの方向へ誘導することができると考えられる。また、そのグループ方向への移動の際、表示されている文字数により、そのグループまでの距離を感覚的に把握できる。
上述したように、マスタがグループを作成した際、そのグループの参加可能エリア内にいる他のユーザがそのグループへの参加が可能となる。この場合、マスタがグループを作成した位置を中心とするエリアを作成する。
ところで、作成されたグループの中心点をそのまま用いると、グループ作成者すなわちマスタの存在していた位置(移動していなければ存在している位置)が他のユーザに分かってしまう可能性がある。このため、マスタの存在位置を隠蔽するための処理を行うことが望ましい。これを実現するには、グループ管理サーバ20において、以下の処理を行う。すなわち、図13(a)のように、マスタがグループを作成した位置の中心点Pから一定の半径の円を作成する。そして、同図(b)のように、その円の内部の任意の位置に参加可能エリアの中心点Qを作成する。作成する中心点Qは、ランダムな位置とする。したがって、必ず同図(b)のようにずらした位置を中心点Qとする参加可能エリアAが作成されるのではなく、別のある時は同図(c)のようにずれた位置を中心点Q’とする参加可能エリアA’が作成される。
(1)以上の説明においては、グループ参加端末60をユーザが操作することによって、参加を希望するグループを入力部65から入力することとしている。ここで、予め定められたアルゴリズムに従って、参加すべきグループを決定するようにしてもよい。この場合、図14に示されているように、判断部67を設ければよい。この場合、グループ参加端末60には、図2中の入力手段651を設けず、図15に示されているように、保存手段631に保存された参加可能グループ情報によって示される参加可能なグループのうち、自端末が参加すべきグループを所定アルゴリズムに従って決定するグループ決定手段671が備えられている。そして、送信手段613は、グループ決定手段671によって決定されたグループに関する情報を、グループ管理サーバ20へ送信する。なお、用いるアルゴリズムとしては、例えば、ユーザの現在位置に最も近いグループを選ぶもの、グループをランダムで選ぶもの、全て選択する、等が考えられる。同図に示されているグループ参加端末60の機能は、例えば、図6(b)を参照してすでに述べたハードウェア構成によって実現することができる。
その後、そのグループの参加者からマスタ登録の依頼を受信すると、グループ管理サーバ20は、そのグループについてのマスタ情報を変更する。これにより、そのユーザのユーザIDが新しいマスタとしてテーブルに保持される(図6参照)。その後の処理は、以上と同様である。
同図において、最初に、グループ管理サーバ20の管理部23に、各通信端末(グループ参加端末60)のタグ情報が保存される(ステップS700)。このタグ情報は、端末のユーザの嗜好情報などである。このタグ情報は、端末の識別子と対応付けられて、管理部23に保存される。
一方、判定の結果、グループの作成が不可能であれば、判断部24から条件更新部25へその旨が通知される(ステップS715→S717)。この通知を受取った条件更新部25は、判断部24による探索処理のための条件を更新する、条件更新処理を行う(ステップS718)。例えば、最大隔離距離や嗜好条件を変更し、新たな探索条件とする。この条件更新処理の終了後、ステップS706へ戻り、上記と同様の処理が繰返し行われる。上記と同様の処理が繰返し行われることにより、グループが作成できるか再度判断される。
(a)階層を機械的に上げて探索
距離を固定し、階層を最下層から機械的に順次上げて探索していく。例えば、特定の選手名(すなわち最下層)で探索した結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数以上存在しなかった場合、チーム名、野球、スポーツ、の順に階層を上げて探索を順次行う。この探索のアルゴリズムについて、図19を参照して説明する。
そして、探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数に達した場合、それら通信端末によってグループを作成する(ステップS803→S805)。
距離を伸ばしていき、嗜好情報が一致する通信端末が規定数に達しなければ、嗜好情報の階層を上げて距離を再度縮めてから探索していく。この探索のアルゴリズムについて、図20を参照して説明する。
同図に示されているように、最初に、距離を初期値に、嗜好情報の階層を最下層に、それぞれ設定する(ステップS901)。この条件で探索処理を行う(ステップS902)。探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数に達しなければ(規定数以上でなければ)、設定した距離が所定値に達したか判断される(ステップS903→S904)。設定した距離が所定値に達していなければ、距離の設定値を上げた後(ステップS904→S905)、探索処理を再度行う(ステップS905→S902)。以下、探索条件(距離の設定値)の更新と探索処理とを繰返し行う。そして、設定した距離が所定値に達した場合、距離を初期値に設定し、かつ、嗜好情報の階層を1段階上げた後(ステップS904→S906)、探索処理を再度行う(ステップS906→S902)。以後、距離、階層を、同様に更新して探索処理を繰返し行う。
なお、以上説明した(b)の場合、嗜好情報の優先度を高くしているため、優先度の低い距離の値を変更しつつ探索を繰返し行っている。これとは逆に、先述した(a)の場合、距離の優先度を高くしているため、嗜好情報の階層を変更しつつ探索を繰返し行っている。嗜好情報、距離のいずれの優先度を高くするかについて、グループ作成端末から指示できるようにしてもよい。これを実現するには、いずれの優先度を高くするかについての指示情報を、グループ作成端末からのグループ作成要求(図18中のステップS704)に付加して送信すればよい。
距離を何度か伸ばしてそれぞれ集まる人数(つまり嗜好情報が一致する通信端末数)を調べた後、距離と人数との関係について近似曲線を作成することによって予測し、グループを構成する目標人数(つまり嗜好情報が一致する通信端末の目標数)を達成できそうな距離まで一気に伸ばす。この探索のアルゴリズムについて、図21を参照して説明する。
同図に示されているように、最初に、距離を初期値に、嗜好情報の階層を固定値に、それぞれ設定する(ステップS101)。この条件で探索処理を行う(ステップS102)。探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数に達しなければ(規定数以上でなければ)、嗜好情報が一致している通信端末の数を設定されている距離の値と共に記憶する(ステップS103→S104)。
そして、探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数に達した場合、それら通信端末によってグループを作成する(ステップS103→S109)。
同じタグ情報を持つ通信端末(すなわち嗜好情報が一致する通信端末)が規定数に達するために過去どの程度まで距離を伸ばしたかという統計情報を用いて、距離を設定する。そして、この設定された距離で探索処理を行う。探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が規定数に達した場合、それら通信端末によってグループを作成する。
同じタグ情報を持つ通信端末(すなわち嗜好情報が一致する通信端末)の人口密度から、グループを構成する目標人数(つまり嗜好情報が一致する通信端末の目標数)を達成するために必要な面積を計算し、それに基づき上記目標人数を達成できそうな距離を算出し、それを最大隔離距離として設定する。そして、この設定された距離で探索処理を行う。探索の結果、嗜好情報が一致する通信端末の数が目標人数に達した場合、それら通信端末によってグループを作成する。
なお、図23中のステップS701〜S714については、既に述べた図18の場合と同様であるため、図示およびその説明を省略している。
なお、画面表示SS1において、距離に関する選択肢すなわち「距離(現在:200m以内)」が選択された場合、距離の数値について選択肢を与える画面表示に移行する。
なお、同図(a)の場合と同様に、画面表示SS1において、距離に関する選択肢すなわち「距離(現在:200m以内)」が選択された場合、距離の数値について選択肢を与える画面表示に移行する。
この場合、グループ管理サーバ宛に探索要求を事前に送信し、その探索結果をグループ管理サーバから取得すればよい。この処理について、図25を参照して説明する。すなわち、同図に示されているように、グループ管理サーバ20の判断部24が、グループ作成端末40およびグループ参加端末60によってグループの作成が可能かどうか判定する処理を行い(ステップS721)、グループの作成が不可能であれば再探索を行う(ステップS722)。この再探索の結果に基づき、判断部24は、選択肢を作成する(ステップS723)。そして、その選択肢およびそれを選んだ場合に増加する人数に関する情報がグループ作成端末40へ送信される(ステップS724a、S724b、S724c)。
一方、判定の結果、グループの作成が不可能であれば、上記と同様に処理が繰返し行われる。
以上のように、探索を実際に行い、その結果を選択肢と共にユーザに提示することにより、グループの作成可能性について統計情報を参照するよりも正確かつ確実な選択肢をユーザに提示できる。
APにはユニークな識別情報が付与されているので、この識別情報はその通信端末が通信可能な状態にあるAPを特定することになる。つまり、APの識別情報は、通信端末の位置情報として扱うことができる。そして、同じAPと直接通信可能な状態にある2つの通信端末は、そのAPの位置を中心とする一定の距離内に位置しているとみなして、このことをグループ作成に利用することができる。
具体的な処理の内容について、図26を参照して説明する。同図は、グループ作成端末40、グループ作成端末40が通信を行うために利用するAP30およびグループ管理サーバ20の信号授受を示すシーケンス図である。
位置確認部42では、受取った位置情報について、自端末の前回の位置(つまり利用していたAPのID情報)と一致しているか判断される(ステップS1009)。この結果、前回の位置と一致していると判断された場合は、位置が変更されていないため、そのまま処理は終了となる(ステップS1009→S1010)。
同様に、グループ参加端末60についても、図27のように、通信部61による、グループ管理サーバ20との通信に、AP30が利用され(ステップS1101、S1102)、AP30のID情報が抽出されてグループ参加端末60の位置情報として扱われることにより、管理部23に位置情報が登録され、管理される(ステップS1103〜S1115)。 以上の処理を常時行うことにより、グループ参加端末60においてGPS機能を利用する必要がなくなり、端末の電源であるバッテリの消費を抑えることができる。また、GPS機能を有していない通信端末をグループ参加端末として用いることができる。
同図において、グループ作成端末40内の通信部41からグループ作成要求がAP30に向けて送信されると、AP30内の通信部31によって受信される(ステップS1401)。AP30内では、通信部31から管理部32へグループ作成要求が入力され(ステップS1402)、グループが作成される(ステップS1403)。グループの作成処理は、すでに述べた内容と同様である。その後、APによるグループ管理が開始される(ステップS1404)。
この結果、前回の位置と一致していると判断された場合は、位置が変更されていないため、そのまま処理は終了となる(ステップS1603→S1604)。
また、その通知処理と同時、または前後して、グループ作成端末40が元々利用していたAP30に向けて、通知処理が行われる(ステップS1617、S1621、S1622)。これにより、AP30において、そのグループに関する管理が終了となる(ステップS1623)。
ところで、上述したグループ通信システムにおいては、以下のようなグループ管理方法が実現されている。すなわち、グループ参加端末60の位置情報に基づいて、該端末がグループへの参加が可能なエリアである参加可能エリアを決定する参加可能エリア決定ステップ(図11中のステップS305に対応)と、少なくとも、前記グループ参加端末60の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリアとに基づき、前記参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択するグループ選択ステップ(図11中のステップS309に対応)とを含むグループ管理方法が実現されている。
この方法によれば、距離的に近くに居る通信端末同士のグループ通信を、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくても実現することができる。
また、上述したグループ参加端末60においては、以下のような制御方法が採用されている。すなわち、グループ参加端末60のグループに参加するためのグループ参加処理を行うグループ参加端末60の制御方法であり、自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得ステップ(図11中のステップS301に対応)と、自端末のユーザが参加可能なグループを探索するために、前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報を含むグループサーチ要求を送信するグループサーチ要求送信ステップ(図11中のステップS303、S304に対応)と、自端末のユーザが参加可能なグループに関する参加可能グループ情報を取得する参加可能グループ情報取得ステップ(図11中のステップS311に対応)と、前記参加可能グループ情報取得ステップによって取得した参加可能グループ情報を保存する保存ステップ(図11中のステップS313に対応)とを含む制御方法が採用されている。
さらに、上述したグループ作成端末40においては、以下のような制御方法が採用されている。すなわち、グループ作成端末40のグループを作成するためのグループ作成処理を行う通信端末の制御方法であり、自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得ステップ(図10中のステップS403に対応)と、前記位置情報取得ステップにおいて取得された位置情報およびグループ作成要求を、グループを管理する装置へ送信する送信手段(図10中のステップS404bに対応)と、前記位置情報取得ステップにおいて取得される位置情報を、グループを管理する装置へ送信する必要性を判断する判断ステップ(図10中のステップS411などに対応)とを含む制御方法が採用されている。この方法によれば、マスタが使用するグループ作成端末40の位置を、管理装置が把握できる。
以上説明したように、本発明においては、通信端末の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、参加可能エリアとに基づいて、グループ参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択して通信端末へ通知するので、完全に同じ時刻に近くに居る場合でなくてもグループ通信を行うことができ、かつ、その場所を離れてしまった後でもグループ通信を継続できる。
また、同じ場所に居たのだが、同時刻には居なかった(居た時間帯が異なる)ユーザ同士のコミュニケーションも取れるようになる。ほぼ同じ時刻で同じ場所に居れば、ユーザの一体感はあるだろうと考えられるので、バーゲン会場での戦利品情報交換などに、本発明を利用することができる。
21 通信部
22 コミュニティ部
23 管理部
24 判断部
25 条件更新部
40 通信端末
41 通信部
42 位置確認部
43 判断部
44 入力部
45 条件更新部
60 通信端末
61 通信部
62 位置確認部
63 保存部
64 表示部
65 入力部
66 コミュニティ部
67 判断部
211 送信手段
212 指数情報送信手段
213 決定グループ情報送信手段
221 コミュニティ手段
231 グループ管理手段
232 更新手段
241 参加可能エリア決定手段
242 グループ選択手段
243 新規参加判断手段
244 指数情報算出手段
245 グループ決定手段
411 送信手段
421 位置情報取得手段
431 判断手段
441 広さ情報指定手段
611 グループサーチ要求送信手段
612 参加可能グループ情報取得手段
613 送信手段
614 位置情報送信手段
621 位置情報取得手段
631 保存手段
641 提示手段
642 表示手段
643 表示制御手段
651 入力手段
652 広さ情報指定手段
661 コミュニティ手段
671 グループ決定手段
A、A’ 参加可能エリア
P、P’、Q、Q’ 中心点
Claims (40)
- 通信端末の位置情報に基づいて、該通信端末がグループへの参加が可能なエリアである参加可能エリアを決定する参加可能エリア決定手段と、
少なくとも、前記通信端末の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリアとに基づき、前記参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択するグループ選択手段と、
を含むことを特徴とする管理装置。 - 前記参加可能エリア決定手段によって決定された参加可能エリアに関する情報である参加可能エリア情報と、前記グループ選択手段によって選択されたグループに関する情報である参加可能グループ情報とを前記通信端末に送信する送信手段を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
- 前記送信手段は、前記参加可能グループ情報に基づき、参加可能なグループについて、通信端末からグループまでの距離に応じて表示文字数が制御されたグループ名を、該通信端末へ送信することを特徴とする請求項2に記載の管理装置。
- 通信端末が参加可能なグループのうち、該通信端末が参加すべきグループを所定アルゴリズムに従って決定するグループ決定手段と、前記グループ決定手段によって決定されたグループに関する情報を、通信端末へ送信する決定グループ情報送信手段とを更に含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 通信端末からグループ作成要求があった際に作成したグループについて、少なくとも、前記新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリア情報と、該グループの参加メンバに関する参加メンバ情報とを管理するグループ管理手段を更に含み、
前記グループ管理手段は、前記グループ決定手段によって決定されたグループについて、前記参加メンバ情報の登録を行うことを特徴とする請求項4に記載の管理装置。 - 前記グループへの参加要求を取得する参加要求取得手段を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 通信端末からグループ作成要求があった際に作成したグループについて、少なくとも、前記新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリア情報と、該グループの参加メンバに関する参加メンバ情報とを管理するグループ管理手段と、
前記参加要求取得手段によって取得した参加要求に含まれている通信端末の位置情報に基づき、該グループへの新規参加可否を判断する新規参加判断手段と、
を更に含み、
前記グループ管理手段は、前記新規参加判断手段によって参加可能と判断されたメンバに関する情報を、前記参加メンバ情報として管理することを特徴とする請求項6に記載の管理装置。 - 前記グループ管理手段は、更に、参加メンバの属性情報を管理し、
前記グループ選択手段は、更に、前記参加メンバの属性情報に基づき、グループを選択することを特徴とする請求項5または請求項7に記載の管理装置。 - 前記グループ管理手段は、更に、グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を管理し、
前記参加可能エリア決定手段は、更に、前記広さ情報に基づき、前記参加可能エリアを決定することを特徴とする請求項5、請求項7および請求項8のうちのいずれか1項に記載の管理装置。 - 前記グループ管理手段が管理している情報を更新する更新手段を更に含むことを特徴とする請求項5、請求項7から請求項9までのうちのいずれか1項に記載の管理装置。
- 前記グループ管理手段は、更に、各グループの管理者であるマスタを示すマスタ情報を管理し、
あるグループのマスタが変更された場合、前記更新手段は、そのグループについてのマスタ情報を変更することを特徴とする請求項10に記載の管理装置。 - 前記参加可能エリア決定手段は、グループの作成を要求する通信端末の位置情報を中心点として、前記参加可能エリアを決定することを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 前記参加可能エリア決定手段は、グループの作成を要求する通信端末の位置情報を中心点とせずに、一定の範囲内で確率的にまたは確定的にずらした位置を中心点として、前記参加可能エリアを決定することを特徴とする請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 各グループの盛り上がり度合いを示す盛り上がり指数情報を算出する盛り上がり指数情報算出手段と、前記盛り上がり指数情報算出手段によって算出された盛り上がり指数情報を、送信する盛り上がり指数情報送信手段とを更に含むことを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 通信端末を用いたコミュニティを実現するコミュニティ手段を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 少なくとも、通信端末のユーザの嗜好に関する嗜好情報と、グループの作成を要求する通信端末からの距離とを含む、探索条件に一致する通信端末を探索する探索手段を更に含むことを特徴とする請求項1から請求項15までのいずれか1項に記載の管理装置。
- 前記探索条件を更新する条件更新手段を更に含むことを特徴とする請求項16に記載の管理装置。
- 前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段が前記距離と前記嗜好情報の階層とのいずれか一方を固定して他方を順に変えて前記探索手段による探索を行った後、固定していた方を変えた状態で同様に他方を順に変えて前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。 - 前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段は、前記嗜好情報と前記距離とのうち、いずれか一方の優先度を高く設定し、他方を順に変えて前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする請求項18に記載の管理装置。 - 前記嗜好情報は、階層構造になっており、
前記条件更新手段は、前記距離を固定し、前記嗜好情報の階層を最下層から順次上げて探索を行うことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。 - 前記条件更新手段は、距離とその距離の範囲内において前記嗜好情報が一致する端末数との関係について作成した近似曲線に基づき、嗜好情報が一致する端末の目標数に対応する距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。
- 前記条件更新手段は、前記嗜好情報が一致する通信端末が規定数に達するために過去どの程度まで距離を伸ばしたかという統計情報を用いて距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。
- 前記条件更新手段は、前記嗜好情報が一致する通信端末の人口密度から、嗜好情報が一致する通信端末の目標数を達成するために必要な面積を計算し、それに基づき前記目標数を達成できそうな距離を設定し、前記探索手段による探索を行うようにしたことを特徴とする請求項17に記載の管理装置。
- 作成したいグループの規模に対応する探索条件の選択肢を、グループの作成を要求する通信端末に提示する選択肢作成手段を更に含み、選択された選択肢に応じて前記条件更新手段が前記探索条件を更新することを特徴とする請求項17に記載の管理装置。
- 通信端末のグループに参加するためのグループ参加処理を行う通信端末であって、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、自端末のユーザが参加可能なグループを探索するために、前記位置情報取得手段によって取得した位置情報を含むグループサーチ要求を送信するグループサーチ要求送信手段と、自端末のユーザが参加可能なグループに関する参加可能グループ情報を取得する参加可能グループ情報取得手段とを含むことを特徴とする通信端末。 - グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を指定するための広さ情報指定手段を更に含み、
前記グループサーチ要求送信手段は、更に、前記広さ情報を送信することを特徴とする請求項25に記載の通信端末。 - 前記参加可能グループ情報取得手段によって取得した参加可能グループ情報を保存する保存手段を更に含むことを特徴とする請求項25または請求項26に記載の通信端末。
- 前記参加可能グループ情報取得手段は、前記参加可能グループ情報と共に、各グループの盛り上がり度合いを示す盛り上がり指数情報を取得し、
前記参加可能グループ情報と共に、前記盛り上がり指数情報を自端末のユーザに提示する提示手段を更に含むことを特徴とする請求項25から請求項27までのいずれか1項に記載の通信端末。 - 前記参加可能グループ情報に基づき、少なくとも参加可能なグループ名を表示する表示手段と、前記表示手段によってグループ名を表示する際、自端末からそのグループまでの距離に応じて該グループ名の表示文字数を制御する表示制御手段とを更に含むことを特徴とする請求項25から請求項28までのいずれか1項に記載の通信端末。
- 前記保存手段に保存された参加可能グループ情報によって示される参加可能なグループのうち、ユーザが参加を希望する参加希望グループに関する情報を入力操作するための入力手段と、前記入力手段によって入力された参加希望グループに関する情報を、グループを管理する装置へ送信する送信手段とを更に含むことを特徴とする請求項25から請求項29までのいずれか1項に記載の通信端末。
- 前記保存手段に保存された参加可能グループ情報によって示される参加可能なグループのうち、自端末が参加すべきグループを所定アルゴリズムに従って決定するグループ決定手段と、前記グループ決定手段によって決定されたグループに関する情報を、グループを管理する装置へ送信する送信手段とを更に含むことを特徴とする請求項25から請求項29までのいずれか1項に記載の通信端末。
- 自端末の移動距離および時間経過の少なくとも一方に応じて、自端末の位置に関する情報を、グループを管理する装置へ送信する位置情報送信手段を更に含むことを特徴とする請求項25から請求項31までのいずれか1項に記載の通信端末。
- 他の通信端末との間でコミュニティを実現するコミュニティ手段を更に含むことを特徴とする請求項25から請求項32までのいずれか1項に記載の通信端末。
- 通信端末のグループを作成するためのグループ作成処理を行う通信端末であって、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報およびグループ作成要求を、グループを管理する装置へ送信する送信手段と、前記位置情報取得手段によって取得される位置情報を、グループを管理する装置へ送信する必要性を判断する判断手段とを含むことを特徴とする通信端末。 - グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を指定するための広さ情報指定手段を更に含み、
前記送信手段は、更に、前記広さ情報指定手段によって指定された広さ情報を、グループを管理する装置に送信することを特徴とする請求項34に記載の通信端末。 - 請求項1から請求項24までのいずれか1項に記載の管理装置と、
請求項25から請求項33までのいずれか1項に記載の通信端末と、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記位置情報取得手段によって取得された位置情報およびグループ作成要求を、グループを管理する装置へ送信する送信手段とを含み、通信端末のグループを作成するためのグループ作成処理を行う他の通信端末と、
を含むことを特徴とするグループ通信システム。 - 前記他の通信端末は、グループに参加可能なエリアの大きさに関する広さ情報を指定するための広さ情報指定手段を更に含み、
前記送信手段は、更に、前記広さ情報指定手段によって指定された広さ情報を、グループを管理する装置に送信することを特徴とする請求項36に記載のグループ通信システム。 - 通信端末の位置情報に基づいて、該通信端末がグループへの参加が可能なエリアである参加可能エリアを決定する参加可能エリア決定ステップと、
少なくとも、前記通信端末の位置情報と、グループへの参加可能期限を示す新規参加締め切り情報と、前記参加可能エリアとに基づき、前記参加可能エリア内に存在し、かつ、参加可能期限内のグループを選択するグループ選択ステップと、
を含むことを特徴とするグループ管理方法。 - 通信端末のグループに参加するためのグループ参加処理を行う通信端末の制御方法であって、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得ステップと、自端末のユーザが参加可能なグループを探索するために、前記位置情報取得ステップにおいて取得した位置情報を含むグループサーチ要求を送信するグループサーチ要求送信ステップと、自端末のユーザが参加可能なグループに関する参加可能グループ情報を取得する参加可能グループ情報取得ステップと、前記参加可能グループ情報取得ステップによって取得した参加可能グループ情報を保存する保存ステップとを含むことを特徴とする通信端末の制御方法。 - 通信端末のグループを作成するためのグループ作成処理を行う通信端末の制御方法であって、
自端末の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップにおいて取得された位置情報およびグループ作成要求を、グループを管理する装置へ送信する送信ステップと、前記位置情報取得ステップにおいて取得される位置情報を、グループを管理する装置へ送信する必要性を判断する判断ステップとを含むことを特徴とする通信端末の制御方法。
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