JP2009133576A - 給湯システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る給湯システム1は、湯はり運転制御手段61と、予約制御手段62と、保温制御手段63とを備える。湯はり運転制御手段は、温湯を浴槽に貯める湯はり運転を行う。予約制御手段は、予め指定された第1所定時刻に湯はり運転を完了させる。保温制御手段は、第1所定時刻までに湯はり運転が完了する場合に、湯はり運転により浴槽に貯められた温湯を第1所定時刻後から第1所定時間の保温を行う。また、保温制御手段は、第1所定時刻に湯はり運転が完了しない場合に、湯はり運転の完了した時から第1所定時間の保温を行う。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る給湯装置1の概略構成図である。給湯装置1は、CO2冷媒を用いて蒸気圧縮式の冷凍サイクル運転を行うことによって、水道水を加熱し家庭の浴槽5などに温湯を供給する装置である。給湯装置1は、主として、温湯を貯める貯湯タンク31を有する貯湯ユニット3と、冷媒回路20を有するヒートポンプユニット2とを備えている。
図2は貯湯ユニット3の概略図である。貯湯ユニット3は、主に、貯湯タンク31と、加熱循環路39と、給湯出湯口33から給湯接続口41または風呂循環往口44までの給湯配管51と、追い焚き循環路47とで構成されている。
貯湯タンク31は、底壁に給水口32が設けられ、上壁に給湯出湯口33と追い焚き出湯口34とが設けられる。貯湯タンク31は、給水口32からに水道水が供給され、給湯出湯口33から貯湯タンク31に貯まった高温の温湯を出湯し、浴槽5などに供給可能である。給水口32には、水道水を供給する給水用流路38が接続される。また、貯湯タンク31の底壁には、取水口35が開設され、側壁(周壁)の上部に給湯口36が開設されている。取水口35と給湯口36とは、加熱循環路39に接続されており、加熱循環路39には、循環ポンプP1と、後述するヒートポンプユニット2の水熱交換器22とが接続されている。
給湯配管51は、貯湯タンク31の給湯出湯口33に接続されており、浴槽5に温湯を供給する浴槽湯はり系統51aとそれ以外に温湯を供給する給湯系統51bとの2系統に分岐されている。
追い焚き循環路47には、熱交循環ポンプP3と追い焚き熱交換器46とが接続されている。追い焚き循環路47は、貯湯タンク31の上部に開設されている追い焚き出湯口34と貯湯タンク31の下部に開設されている追い焚き返湯口48とに接続されている。また、浴槽5に接続される浴槽循環路43が設けられており、浴槽循環路43には風呂循環ポンプP2と追い焚き熱交換器46とが接続されている。また、貯湯ユニット3には、浴槽循環路43の端部(浴槽5側)に風呂循環往口44と風呂循環戻口45とが設けられており、風呂循環往口44と風呂循環戻口45とを浴槽5と接続して、浴槽循環路43を形成している。これにより、利用者は、浴槽5内の温湯を追い焚きしたいときに追い焚き循環路47と浴槽循環路43との温湯を循環させ、貯湯タンク31内の温湯と浴槽5内の温湯とを熱交換させることにより、浴槽5内の温湯を温めることができる。
ヒートポンプユニット2は、屋外に設置されており、冷媒回路20を有している。この冷媒回路20は、圧縮機21と、熱交換路49を構成する水熱交換器22と、電動膨張弁V1と、蒸発器23とを順に接続して構成される。すなわち、圧縮機21と水熱交換器22とを接続し、水熱交換器22と電動膨張弁V1とを接続し、電動膨張弁V1と蒸発器23とを接続し、蒸発器23と圧縮機21とをアキュムレータ25を介して接続している。これにより、圧縮機21が駆動すると、水熱交換器22において熱交換路49を流れる水が加熱されることになる。また、この冷媒回路20は、水熱交換器22と電動膨張弁V1との間の冷媒管と、蒸発器23とアキュムレータ25との間の冷媒管とを熱交換させる液ガス熱交換器24を備えている。また、蒸発器23にはこの蒸発器23の能力を調整するファン26が付設されている。
本実施形態の給湯装置1は、リモコン7を備えている。リモコン7は、具体的には、キッチンに配置されるキッチンリモコン、浴室に配置される浴室リモコンなどがある。リモコン7は、表示部71と入力部72とを有している(図3参照)。利用者は、このリモコン7の入力部72により、「お湯張り運転」、「追い焚き運転」などを給湯装置1に行わせることができる。また、お湯張り運転時の温湯の温度、お湯張り運転時の浴槽の水位などの設定や、予約運転(後述参照)の予約時刻の設定などを行うことができる。
本実施形態の給湯装置1は制御部6を備えている。制御部6は、図3に示すように、湯はり運転制御部61と、予約制御部62と、保温制御部63とを有している。湯はり運転制御部61では、後述する湯はり運転の制御を行う。予約制御部62では、後述する予約運転の制御を行う。保温制御部63では、後述する保温運転の制御を行う。制御部6は、例えば、CPU、メモリ、入出力インターフェースなどを有するマイクロコンピュータを用いて構成される。また、制御部6は、図3に示されるように、リモコン7の制御信号および各種センサT1〜T13,40,42の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの制御信号および検出信号に基づいて各種機器および弁21,26,64,65,V1〜V5を制御することができるようにされている。
(1)ヒートポンプユニットの動作
まず、圧縮機21を駆動するとともに、循環ポンプP1を駆動する。
(沸き上げ運転)
貯湯タンク31および加熱循環路39側では、貯湯タンク31の底部に設けた取水口35から貯留水が流出し、これが加熱循環路39の熱交換路49を流通する。このように、加熱循環路39の熱交換路49を流通する未加熱水が、凝縮器として機能している水熱交換器22によって加熱され、(沸き上げられ)、三方弁V2を介して給湯口36から貯湯タンク31の上部に返流される。そしてこのような動作を継続して行うことによって、貯湯タンク31に高温の温湯を供給している。また、三方弁V2では、沸き上げ温度が所定温度以下である場合に、バイパス運転を行い、所定温度以下の低温の温湯を給湯口36から貯湯タンク31に返流させずに返水口37から貯湯タンク31に返流させるように切換を行っている。
給湯系統51bでは、利用者が設定した温度になるように給湯混合弁V3において水道水と貯湯タンク31内の温湯とが混合されて給湯接続口41から温湯を供給している。
本実施形態の給湯装置1では、利用者がリモコン7の入力部72を操作することにより、「ふろ自動指令」を出すと後述する湯はり運転と保温運転とを自動的に行う(ふろ自動運転)。すなわち、ふろ自動運転とは、湯はり運転の直後に保温運転が行われる制御のことである。
また、浴槽湯はり系統51aでは、利用者がリモコン7の入力部72を操作することにより「湯はり指令」を出すと、湯はり電磁弁V5が開になり浴槽5に温湯が供給される(湯はり運転)。このとき、湯はり混合弁V4は、利用者が設定した温度に基づいて混合比率を調整し、水道水と貯湯タンク31内の温湯とを混合している。そして、リモコン7により予め設定された浴槽の水位設定に対応する水位まで浴槽に温湯が供給されることになる。
湯はり運転により、浴槽に貯められた温湯は、初期設定において湯はり運転完了後から2時間保温されることになる。なお、保温される時間(以下、保温時間とする)は、ここでは、2時間としたが2時間に限るものではなく、利用者がリモコン7により設定変更可能である。また、保温運転の保温温度は、利用者がリモコン7により予め設定される。
利用者がリモコン7により「追い焚き指令」を出すと、熱交循環ポンプP3が駆動して追い焚き循環路47内に貯湯タンク31内の温湯が循環する。また、同時に、風呂循環ポンプP2が駆動して浴槽循環路43内に浴槽5内の温湯が循環する。そして、追い焚き熱交換器46により、貯湯タンク31内の温湯と浴槽5内の温湯とを熱交換させて、浴槽5内の温湯を加熱している。
本実施形態に係る給湯装置1では、利用者がリモコン7の入力部72を操作することにより予約時刻を設定することで、その時刻に上述したふろ自動運転を完了させる予約運転を行わせることができる。以下、予約運転にかかる制御について図5および図6のフローチャートにより説明する。
本発明の給湯システムでは、予約運転制御において、保温を行う時間(以下、保温時間とし、本実施形態では保温時間を2時間とする)を、湯はり運転完了時刻が予約時刻よりも早い場合には予約時刻からカウントし、また、湯はり運転完了時刻が予約時刻よりも遅い場合には湯はり運転完了時刻からカウントする。
以上にこの発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
61 湯はり運転制御部(湯はり運転制御手段)
62 予約制御部(予約制御手段)
63 保温制御部(保温制御手段)
Claims (6)
- 温湯を浴槽に貯める湯はり運転を行う湯はり運転制御手段(61)と、
予め指定された第1所定時刻に前記湯はり運転を完了させる予約制御手段(62)と、
前記第1所定時刻までに前記湯はり運転が完了する場合に、前記湯はり運転により前記浴槽に貯められた前記温湯を前記第1所定時刻後から第1所定時間の保温を行い、前記第1所定時刻に前記湯はり運転が完了しない場合に、前記湯はり運転の完了した時から前記第1所定時間の保温を行う保温制御手段(63)と、
を備える給湯システム(1)。 - 前記予約運転制御手段は、前記第1所定時刻の第2所定時間以前である第2所定時刻から前記湯はり運転制御手段に前記湯はり運転を行わせる、
請求項1に記載の給湯システム(1)。 - 前記予約制御手段を始動させる予約開始手段をさらに備え、
前記予約制御手段は、前記予約開始手段により始動された時刻である予約始動時刻が前記第2所定時刻を過ぎている場合に、直ちに前記湯はり運転を開始する、
請求項2に記載の給湯システム(1)。 - 前記温湯の温度および/または前記温湯の量を設定可能な温湯設定手段、
をさらに備え、
前記湯はり運転制御手段は、前記温湯設定手段により設定された前記温湯の温度および/または前記温湯の量に基づいて前記湯はり運転を行う、
請求項1から3のいずれかに記載の給湯システム(1)。 - 前記第1所定時刻を設定可能な第1所定時刻設定手段をさらに備える、
請求項1から4のいずれかに記載の給湯システム(1)。 - 利用者が操作することにより前記保温を解除可能な保温解除手段をさらに備え、
前記保温解除手段により、前記保温が解除された場合に、前記第1所定時間が第3所定時間削減される、
請求項1から5のいずれかに記載の給湯システム。
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JP2000193307A (ja) * | 1998-12-24 | 2000-07-14 | Hanshin Electric Co Ltd | 燃焼制御装置 |
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2007
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