JP2009133281A - シリンダ装置、圧縮機およびシリンダ装置の製造方法 - Google Patents

シリンダ装置、圧縮機およびシリンダ装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】損失発生を抑えることができるシリンダ装置、圧縮機およびシリンダ装置の製造方法の提供。
【解決手段】シリンダ13内をピストンが揺動しながら往復動するシリンダ装置において、シリンダ13に、ピストンの上死点と下死点とにおける揺動方向の長さより、該揺動方向の長さが短い部分103を上死点と下死点との間に設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、シリンダ装置、圧縮機およびシリンダ装置の製造方法に関する。
シリンダ内をピストンが揺動しながら往復動するシリンダ装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−91374号公報
上記したシリンダ装置においては、ピストンが揺動することからシリンダとピストンとの隙間がピストンの位置により変化することになり、それに起因して損失が大きくなる可能性があった。
したがって、本発明は、損失発生を抑えることができるシリンダ装置、圧縮機およびシリンダ装置の製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシリンダ装置は、シリンダに、ピストンの上死点と下死点とにおける揺動方向の長さより、該揺動方向の長さが短い部分を上死点と下死点との間に設けた。
また、本発明の圧縮機は、シリンダの断面形状が、ピストンの上死点と下死点との間において、ピストンの外周の揺動軌跡に沿った形状とした。
また、本発明のシリンダ装置の製造方法は、切削部材を、シリンダに対し相対回転させ、軸線方向に相対移動させながら、相対的に揺動させて、シリンダを切削加工する。
本発明によれば、損失発生を抑えることができる。
以下、本発明に係る各実施形態を図面を参照して以下に説明する。
「第1実施形態」
本発明に係る第1実施形態であるシリンダ装置およびこれを含む圧縮機を図1〜図11に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態のシリンダ装置を含む圧縮機の全体構成を示す断面図である。図2は、シリンダ装置を含む圧縮機の要部構成を示す断面図である。図3(a)は、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダを示す中心軸線を通る面での断面図であり、図3(b)は、図3(a)におけるA1−A1位置の内周部、図3(c)は、図3(a)におけるB1−B1位置の内周部、図3(d)は、図3(a)におけるC1−C1位置の内周部である。図4は、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダおよびピストン部を示す中心軸線を通り且つピストン部の揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の圧縮行程における揺動方向の端部の軌跡を二点鎖線で示すものである。図5は、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダおよびピストン部を示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の吸入行程における揺動方向の端部の軌跡を破線で示すものである。図6は、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の圧縮行程における揺動方向の端部の軌跡を二点鎖線で、ピストン部の吸入行程における揺動方向の端部の軌跡を破線で示すものである。図7(a)は、第1実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であり、図7(b)は、図7(a)におけるA2−A2位置の内周部、図7(c)は、図7(a)におけるB2−B2位置の内周部、図7(d)は、図7(a)におけるC2−C2位置の内周部である。図8は、シリンダ装置の製造装置を示す断面図である。図9は、シリンダ装置の製造方法の基本原理を示す断面図である。図10は、シリンダ装置の別の製造方法を示す断面図である。図11は、シリンダ装置の別の製造方法の基本原理を示す断面図である。
図1に示すように、圧縮機11は、空気等の気体を圧縮するもので、下部のクランクケース12と、クランクケース12の上側に配置されるシリンダ13と、このシリンダ13の上側に配置される弁板14と、弁板14の上側に配置されるシリンダヘッド15とを有している。
クランクケース12は、筒状をなすとともに径方向一側に開口部20を有し横方向に軸線を配置して設けられる主構成部21と、この主構成部21の開口部20の周縁部から主構成部21の径方向に軸線を配置して外側に突出する筒状の上部構成部22とを有している。
シリンダ13は、筒状をなしており、クランクケース12の上部構成部22の上側に上部構成部22と同軸をなして配置される。
弁板14は、図2に示すように、シリンダ13とシリンダヘッド15との間に介装される弁板本体25を有している。この弁板本体25には、シリンダ13内とシリンダヘッド15内とを連通させる吸入ポート26および吐出ポート27が板厚方向に貫通形成されている。弁板14は、吸入ポート26を覆うように弁板本体25のシリンダ13側の面に当接する状態でネジ30により弁板本体25に取り付けられる吸入弁31と、吐出ポート27を覆うように弁板本体25のシリンダヘッド15側の面に当接する状態でネジ32により弁板本体25に取り付けられる吐出弁33とを有している。吸入弁31および吐出弁33はいずれも弾性変形可能な板材からなっており、シリンダ13側とシリンダヘッド15側との圧力差で弁板本体25から離接して開閉する。
シリンダヘッド15内には隔壁36によって吸入ポート26を覆う吸入室37と吐出弁33を覆う吐出室38とが画成されている。また、シリンダヘッド15には、図1に示すように吸入室37を外部に連通させる吸入口39と、吐出室38を外部に連通させる図示略の吐出口とが形成されている。
圧縮機11は、クランクケース12内のクランク室44の略中心位置に設けられる回転軸45と、回転軸45に取り付けられるクランク部材46と、これら回転軸45およびクランク部材46の相対回転を規制するキー部材47とを有している。
回転軸45は、主構成部21の軸線方向に沿って設けられており、略円柱状をなすとともに、外周面に軸線方向に沿って延在するキー溝50が形成されている。
クランク部材46は、円形の外周面を有する円板状をなしており、外周面に対する中心からオフセットした位置に嵌合穴53が形成されている。嵌合穴53には、そのオフセット方向に対して反対側に軸線方向に沿って延在するキー溝54が形成されている。
そして、クランク部材46の嵌合穴53に回転軸45を嵌合させることになり、この状態で嵌合穴53のキー溝54と回転軸45のキー溝50とを対向させ、これらキー溝50,53に角柱状のキー部材47を嵌合させることで回転軸45とクランク部材46とが一体的に固定される。これにより、クランク部材46は、回転軸45に偏心状態で固定されることになり、回転軸45が図示略のモータで駆動されることによってクランク部材46が、位置固定で回転する回転軸45を中心に偏心状態で回転する。
圧縮機11は、上記したクランク部材46に保持されるベアリング57と、このベアリング57に保持される揺動部材58と、揺動部材58に保持されるシール部材であるリップリング59とを有している。
ベアリング57は、内輪61と、内輪61よりも大径の外輪62と、内輪61に外輪61を同軸で相対回転自在に支持する複数の転動体63とを有している。ベアリング57は、内輪61の内周面に上記したクランク部材46が外周面において嵌合される。
揺動部材58は、ベアリング57に支持される部材本体66と、部材本体66のベアリング57とは反対側に設けられて部材本体66とでリップリング59を挟持するリテーナ67と、リテーナ67を部材本体66に固定する図2に示す複数のボルト68とを有している。
図1に示すように、部材本体66は、ベアリング57の外輪62を嵌合させる円環状のベアリング保持部71と、このベアリング保持部71からその半径方向に沿って外側に延出するコネクティングロッド部72と、このコネクティングロッド部72のベアリング保持部71とは反対側からコネクティングロッド部72と直交するように広がる円板部73とが一体成形されている。円板部73は、その中心位置においてコネクティングロッド部72に連結されている。図2に示すように、円板部73には、そのコネクティングロッド部72とは反対の中央に円板部72と同軸の円形状をなして一定深さ凹む嵌合凹部74が形成されており、その結果、この嵌合凹部74の周囲はコネクティングロッド部72とは反対に円環状をなして突出する環状凸部75となっている。円板部73には、嵌合凹部74の適宜の位置に複数のネジ穴76が形成されている。
リテーナ67は、略円板状をなしている。リテーナ67は、その中央に円形状をなして軸線方向に突出する嵌合凸部80が形成されており、その結果、この嵌合凸部80の周囲は段差状に切り欠かれた環状段差部81となっている。リテーナ67には、その厚さ方向に貫通するネジ取付穴82が複数形成されている。ネジ取付穴82は、リテーナ67の板厚方向の中間部から嵌合凸部80の方向に穿設され嵌合凸部80の位置に開口する直線状の挿通穴部83と、リテーナ67の板厚方向の中間部から嵌合凸部80とは反対側に形成され、挿通穴部83から離れるほど拡径するテーパ状の座穴部84とを有している。リテーナ67は、嵌合凸部80において部材本体66の嵌合凹部74に嵌合させられてその底面に当接することになり、この状態でネジ取付穴82の位置を部材本体66のネジ穴76に合わせることが可能となっている。部材本体66の円板部73とリテーナ67とで揺動部材58のピストン部(ピストン)85が構成される。
ボルト68は、軸部88と軸部88の軸線方向一端側の頭部89とを有しており、軸部88の頭部89とは反対側にオネジ90が形成され、頭部89は軸部88側ほど小径となるテーパ形状をなしている。このボルト68はリテーナ67のネジ取付穴82に挿通されて部材本体66のネジ穴76に螺合させられることになり、この状態で頭部89がネジ取付穴82の座穴部84に当接することで締結力を発生させる。これにより、リテーナ67が部材本体66に固定される。
リップリング59は、揺動部材58の円板部73に固定して設けられるもので、このリップリング59は、自己潤滑性を有する樹脂材料を用いて有底のカップ状に形成されている。つまり、このリップリング59は、内周側に位置しボルト68の締結によって部材本体66の環状凸部75とリテーナ67の環状段差部81との間に挟持される平板状の環状取付部94と、この環状取付部94から径方向外側に突出し軸線方向一側に屈曲してリテーナ67の外周側を覆うように一定長さ延びる環状リップ部95とを有している。
揺動部材58は、部材本体66の円板部73およびリテーナ67からなるピストン部85およびピストン部85に保持されたリップリング59がシリンダ13の内側に配置されることになり、その際に、リップリング59は、環状リップ部95がシリンダ13の内周面77に締代をもって摺接することにより、シリンダ13と揺動部材58との間を気密にシールする。ピストン部85およびリップリング59とシリンダ13と弁板14とで囲まれた部分が圧縮室98となる。
このような圧縮機11は、図示略のモータの駆動による回転軸45の回転でクランク部材46が偏心回転運動することになり、このクランク部材46の偏心回転運動で、揺動部材58のピストン部85およびリップリング59がシリンダ13内でシリンダ軸線方向に往復動することになる。ここで、筒状のシリンダ13およびその内側を往復動する円形のピストン部85がシリンダ装置97を構成する。
ピストン部85およびリップリング59が弁板14から離れる吸入行程では、揺動部材58のピストン部85およびリップリング59の移動で圧縮室98が拡大し吐出弁33は閉状態のまま吸入弁31を開いて空気等の気体を吸入室37から圧縮室98に導入する。続いて、ピストン部85およびリップリング59が弁板14に近づく圧縮行程では、ピストン部85およびリップリング59の弁板14の方向への移動で圧縮室98が縮小し吸入弁31は閉状態のまま吐出弁33を開いて圧縮室98から圧縮空気を吐出室38に吐出する。
以上の作動中、ピストン部85は、シリンダ13内で揺動しながら往復動する。
つまり、回転軸45の軸線方向(クランク軸線方向)に沿って見た場合に、クランク部材46が最もシリンダ13とは反対側に位置し、ピストン部85が最も圧縮室98を拡大した下死点では、コネクティングロッド部72が左右方向の中央に位置するとともにピストン部85はシリンダ13の軸線に直交する。この状態から圧縮行程を行うべく回転軸45およびクランク部材46が回転し、揺動部材58を上昇させ圧縮室98を縮小させる方向にピストン部85を移動させると、上死点と下死点との中間までコネクティングロッド部72の下部は左右方向一側に移動しながら上昇し、上死点と下死点との間の中央でクランク部材46が最も左右方向一側に位置し、最もコネクティングロッド部72の下部が一方の外側に位置する。このとき、ピストン部85は最も傾斜することになる。
続いて、上死点に向かうにしたがってコネクティングロッド部72の下部は左右方向の中央に戻ることになり、最も圧縮室98を縮小した上死点では、クランク部材46が最もシリンダ13側に位置し、コネクティングロッド部72が左右方向の中央に位置するとともにピストン部85が水平となって圧縮行程が終了する。
ピストン部85が上死点にある状態から回転部材45およびクランク部材46が吸入行程を行うべく回転すると揺動部材58は圧縮室98を拡大させる方向にピストン部85を移動させることになり、上死点と下死点との中間まで、コネクティングロッド部72の下部が左右方向逆側に移動しながら下降し、上死点と下死点との間の中央でクランク部材46が最も左右方向逆側に位置し、最もコネクティングロッド部72の下部が他方の外側に位置する。このとき、ピストン部85はシリンダ軸線に対して圧縮行程とは逆向きに最も傾斜することになる。
続いて、下死点に向かうにしたがってコネクティングロッド部72の下部は左右方向の中央に戻ることになり、最も圧縮室98を拡大した下死点ではコネクティングロッド部72が左右方向の中央に位置するとともにピストン部85がシリンダ13の軸線に直交する状態となって吸入行程が終了する。
図3に示すように、シリンダ13’の内周面77’を軸線方向位置によらず同心且つ同一径とすると、上記したピストン部85の揺動によって、ピストン部85とシリンダ13の内周面77’との隙間が、シリンダ13’の軸線方向におけるピストン部85の位置によって変化してしまうことになる。つまり、上記のように下死点および上死点にある円形状のピストン部85はシリンダ13’の軸線に直交する状態ではシリンダ13’の内周面77’との隙間を最も小さくしており、揺動すると、回転軸45の軸線方向における隙間は変わらないものの、シリンダ13’の軸線方向から見た揺動方向(回転軸45の軸線に直交し且つシリンダ13’の軸線に直交する方向)の最大長さ(以下、揺動方向長さという)が下死点および上死点にあるときよりも短くなる。
ピストン部85の揺動方向の端部の軌跡を示すと、圧縮行程においては図4に二点鎖線X1,X2で示す曲線状をなす。つまり、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側(図4の右側)の端部の軌跡X1は、下死点(図4における下端)から上死点(図4における上端)に向かうにしたがって徐々にシリンダ13’の中心軸線との距離を短くし、シリンダ13’の軸線方向の中央よりも上死点側の中間所定位置で最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くした後、上死点に向かうにしたがってシリンダ13’の中心軸線との距離を長くすることになる。また、軌跡X1は、シリンダ13’の中心軸線との距離が、ピストン部85の上死点および下死点にあるとき同じ最大になる。
また、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側とは反対側(図4の左側)の端部の軌跡X2は、下死点から上死点に向かうにしたがって徐々にシリンダ13’の中心軸線との距離を短くし、シリンダ13’の軸線方向の中央よりも下死点側の中間所定位置で最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くした後、上死点に向かうにしたがってシリンダ13’の中心軸線との距離を長くすることになる。また、軌跡X2は、シリンダ13’の中心軸線との距離が、ピストン部85の上死点および下死点にあるとき同じ最大になる。
なお、この圧縮行程において、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側(図4の右側)の端部が、最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くする位置と、上死点にあるピストン部85との距離は、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側とは反対側(図4の左側)の端部が、最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くする位置と、下死点にあるピストン部85との距離よりも長くなっている。
上記と同様に、ピストン部85の揺動方向の端部の軌跡を示すと、吸入行程においては図5に破線X3,X4で示す曲線状をなす。つまり、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側(図5の左側)の端部の軌跡X3は、上死点から下死点に向かうにしたがって徐々にシリンダ13’の中心軸線との距離を短くし、シリンダ13’の軸線方向の中央よりも上死点側の中間所定位置で最も中心軸線との距離を短くした後、下死点に向かうにしたがってシリンダ13’の中心軸線との距離を長くする。また、軌跡X3は、シリンダ13’の中心軸線との距離が、ピストン部85の下死点および上死点にあるときと同じ最大になる。
また、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側とは反対側(図5の右側)の端部の軌跡X4は、上死点から下死点に向かうにしたがって徐々にシリンダ13’の中心軸線との距離を短くし、シリンダ13’の軸線方向の中央よりも下死点側の中間所定位置で最も中心軸線との距離を短くした後、下死点に向かうにしたがってシリンダ13’の中心軸線との距離を長くする。また、軌跡X4は、シリンダ13’の中心軸線との距離が、下死点および上死点にあるときに同じ最大になる。
なお、この吸入行程において、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側(図5の左側)の端部が、最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くする位置と、上死点にあるピストン部85との距離は、ピストン部85におけるクランク部材46の突出側とは反対側(図5の右側)の端部が、最もシリンダ13’の中心軸線との距離を短くする位置と、下死点にあるピストン部85との距離よりも長くなっている。
図6のように軌跡X1〜X4を重ねて示すと明らかなように、ピストン部85における揺動方向の端部の軌跡は、上死点および下死点で最もシリンダ13’の中心軸線との距離を大きくし、上死点および下死点の間の部分では、シリンダ13’の中心軸線との距離を短くする形状をなす。
以上から、逆に、シリンダ13の内周面77とピストン部85との揺動方向の隙間の変動をピストン部85の往復動の位置によらず小さく抑えるためには、シリンダ13の内周面77をピストン部85の外周の揺動軌跡に沿った形状とし、シリンダ13の内周面77の揺動方向長さを、ピストン部85の上死点に対応する軸線方向位置および下死点に対応する軸線方向位置で最も大きくし、ピストン部85の上死点に対応する軸線方向位置および下死点に対応する軸線方向位置の間に、これらの位置における揺動方向長さよりも揺動方向長さが短い部分を設けるのが良い。
よって、ピストン部85の往復移動および揺動を可能としつつシリンダ13の内周面77とピストン部85との揺動方向の隙間の変化を小さく抑えるため、図7に示すように、第1実施形態のシリンダ13には、シリンダ13の内周面77をピストン部85の外周の揺動軌跡に沿った形状とし、ピストン部85の上死点と下死点とにおける揺動方向長さより、揺動方向長さが短い部分を、上死点と下死点との間に設けている。
つまり、シリンダ13の内周面77は、まず、回転軸45の軸線方向の長さが、軸線方向の位置によらず長さaで一定であり、しかも軸線方向位置によらず各長さ線分の中点位置が、同一中心軸線上に配置される。また、シリンダ13の内周面77のピストン部85の上死点に対応する位置からそれより下死点側の所定範囲の上死点側端部101においては、シリンダ13の軸線方向位置によらず、揺動方向長さが長さaの一定でシリンダ13の軸直交断面が、軸線方向位置によらず上記中心軸線上に配置される円となる。つまり、シリンダ13は、ピストン部85の上死点においてはピストン部85と同形状の円形となっている。
また、シリンダ13の内周面77のピストン部85の下死点に対応する位置からそれより上死点側の所定範囲の下死点側端部102においては、シリンダ13の軸線方向位置によらず、揺動方向長さが長さaの一定でシリンダ13の軸直交断面が、軸線方向位置によらず上記中心軸線上に配置される円となる。つまり、シリンダ13は、ピストン部85の下死点においてはピストン部85と同形状の円形となっている。
これらに対して、ピストン部85の上死点に対応する位置とピストン部85の下死点に対応する位置との間の中央部103は、揺動方向長さが長さaよりも短く、最も短い長さbで、シリンダ13の軸直交断面が上記中心軸線に中心(重心)を配置した楕円となる。そして、揺動方向長さは、中央部103と上死点側端部101とを結ぶ上死点側中間部104においては、上死点側に向かうにつれ直線的に大きくなり、中央部103と下死点側端部102とを結ぶ下死点側中間部105においては、下死点側に向かうにつれて直線的に大きくなるようになっている。なお、上死点側端部101と上死点側中間部104との境界部分は、なだらかにこれらを連続させるように湾曲する湾曲部106となっており、下死点側端部102と下死点側中間部105との境界部分も、なだらかにこれらを連続させるように湾曲する湾曲部107となっている。シリンダ13は、ピストン部85の上死点と下死点との間の、上死点側中間部104、中央部103および下死点側中間部105においては、ピストン部85の外周の揺動軌跡に沿った形状となる。
言い換えれば、シリンダ13は、軸直交断面が、上死点側端部101および下死点側端部102においては円となり、これら上死点側端部101および下死点側端部102の間では楕円となって、中央部103の位置で長径/短径の比が最も大きく、中央部103からシリンダ13の軸線方向に離れるほど長径/短径の比が小さくなる形状をなしている。
さらに言い換えれば、シリンダ13は、ピストン部85の揺動方向に沿い且つ回転軸45の軸線方向の中点を通る断面の形状を見たときに、ピストン部85の揺動方向両側それぞれに、上死点側および下死点側よりも相互近接側に突出する突出部110が中間部に設けられている。そして、上記した断面をシリンダ13の周方向に回転させると、角度が大きくなるほど突出部の高さが低くなり、90度回転させた位置では突出部が存在しない形状をなす。
具体的に、シリンダ13の上死点側端部101および下死点側端部102の内周部をシリンダ径aが82mmの円とし、ピストン部85のストローク(行程)を60mm、コネクティングロッド部72の長さを120mmとした場合に、中央部103の内周部の楕円の短径bが約80mmとなり、上死点側端部101および下死点側端部102の内周部をシリンダ径aおよび中央部103の長径aの82mmに対して約2mm短くなる。一般的なシリンダの加工公差20〜30μmと比較して、明らかに異なるレベルの違いとなる。
次に、上記したシリンダ装置の製造方法であるシリンダ13の内周面の加工方法について説明する。
図8に示す製造装置120は、筒状のシリンダ13を保持する保持台121と、保持台121の側方に設けられて、保持台121に保持されたシリンダ13の内径を加工する加工機構122とを有している。
加工機構122は、保持台121に保持されたシリンダ13の中心軸線に平行に移動する移動台124と、移動台124に設けられてシリンダ13の中心軸線に直交する旋回軸125を中心に回転する回転板126と、この回転板126に旋回軸125と平行をなして自転可能に設けられた揺動軸127と、シリンダ13の中心軸線を含み且つ回転軸126に直交する平面内に配置されて揺動軸127に自転可能に保持された回転軸128と、回転軸128の先端に中心位置において固定された円板状の切削部材129とを有している。旋回軸125および揺動軸127は、それぞれの自転の角度が制御可能となっている。また、切削部材129はシリンダ13の内周加工用であり、外径側にシリンダ13の内径と略同径の切刃が形成されていて、シリンダ13に対して回転する。
そして、上記の加工機構122は、切削部材129をピストン部85とほぼ同様に動かすことで、シリンダ13の内周面77を加工する。切削部材129をピストン部85と同様に動かした場合、図9に示すように、シリンダ13の中心軸線に対する旋回軸125と揺動軸127とを結んだ線のなす角度をθ、旋回軸125と揺動軸127との距離をr、揺動軸127と切削部材129との距離をLとすると、シリンダ13の中心軸線と切削部材129の中心軸線とのなす角度βは、次式で表される。
β=sin−1(r/L×sinθ)
加工機構122は、上記関係を基本として、切削部材129を作動させる。具体的に、保持台121に取り付けられたシリンダ13の素材に対して、加工前、回転軸126がシリンダ13の中心軸線と同軸上で回転するようにしておき、回転軸126を自転させることで切削部材129を回転させる。これにより、切削部材129は外径先端の切刃をシリンダ13の内径と略同径で回転させることになる。
この状態で、移動台124をシリンダ13の軸線方向一側に移動させることにより、切削部材129をシリンダ13に対して近づけると、切削部材129が、まず、例えば上死点側端部101をシリンダ13に形成することになる。引き続き、移動台124をシリンダ13の軸線方向一側に移動させながら、加工機構122の旋回軸125および揺動軸127を制御して、切削部材129をシリンダ13に対して相対的に揺動させて、シリンダ13を上記形状に切削加工する。つまり、旋回軸125および揺動軸127を回転させることによって切削部材129を、その中心をシリンダ13の軸線上に配置した状態を維持しつつ、移動量の増大に応じてシリンダ13の軸線に対して回転軸128の角度が大きくなるように一側に徐々に傾かせながら加工を行う。これにより、シリンダ13に上死点側中間部104が形成されることになる。
次に、一旦、切削部材129が干渉しないように加工機構122の旋回軸125および揺動軸127を制御しながら移動台124を軸線方向逆側に移動させて、切削部材129を上記と逆の動きをさせてシリンダ13から離間させた後、切削部材129を、その中心をシリンダ13の軸線上に配置した状態で上記とは逆の他側に傾かせる。この状態で移動台124を軸線方向一側に再び移動させる。
そして、切削部材129がシリンダ13の中央部103を超えた位置から、旋回軸125および揺動軸127を回転させることによって切削部材129を、その中心をシリンダ13の軸線上に配置した状態を維持しつつ、移動量の増大に応じてシリンダ13の軸線に対して回転軸128の角度が小さくなるように戻しながらシリンダ13に加工を行う。これにより、シリンダ13に下死点側中間部105が形成されることになる。そして、最終的に、回転軸126がシリンダ13の中心軸線と同軸上で回転するようにして、切削部材129をシリンダ13の中心軸線上で移動させることで下死点側端部102を形成する。あるいは、シリンダ13に、例えば上死点側端部101および上死点側中間部104を上記のようにして形成し、切削部材129を退避させた後、シリンダ13を左右反転させて、上記と同様にして下死点側端部102および下死点側中間部105を形成しても良い。
なお、切削部材129をシリンダ13の軸線方向に相対移動させながら、切削部材129をシリンダ13に対し相対的に揺動させて、シリンダ13を切削加工すれば良いことから、図10に示すように、切削部材129を自転のみ可能に構成し、シリンダ13を軸線方向に移動させながら揺動させるようにしても良い。あるいは、切削部材129を回転させず、シリンダ13を自転可能に支持し、且つシリンダ13を軸線方向に移動させながら揺動させるようにしても良い。これらの場合に、シリンダ13の中心軸線と切削部材129の中心軸線とのなす図11に示す角度βの上記した式に基づく関係を基本として、シリンダ13を軸線方向に移動させながら揺動させることになる。
ここで、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径である図3に示すシリンダを用いると、ピストンがシリンダ内で揺動しつつ往復動するもの、特に、コネクティングロッド部とピストン部とが相対回動しない一体型とされた揺動部材を用い、この揺動部材をクランク部材による偏心回転で往復動させるものにおいては、低コスト化でき静粛性に優れるものの、ピストン部の揺動によってシリンダの内周面との揺動方向の隙間が生じる。
このため、前述した特許文献1等を含む従来の技術では、ピストンの揺動時に生じるシリンダとの間の隙間を閉塞するように、変形可能なリップリングをピストン部に設けている。しかしながら、リップリングによるシールには限界があり、例えば、ピストン部のストロークを長くするためにクランク部材の偏心量を大きくすると、ピストン部の揺動角度が大きくなって、シール性が確保できずに、気体がクランク室に漏れ出して損失となり、気体の圧縮効率が下がってしまう。このため、従来はクランク部材の偏心量を小さくせざるを得なかった。また、圧縮された一次気体をさらに圧縮して増圧するブースタ圧縮機の場合も、さらに高い圧力に圧縮するため、気体のクランク室への漏れ量が多くなり、損失が増大してしまう。
これに対して、第1実施形態では、シリンダ13に、ピストン部85の上死点に対応する位置と下死点に対応する位置とにおける揺動方向長さより、この揺動方向長さが短い部分を上死点に対応する位置と下死点に対応する位置との間に設け、しかも、上死点に対応する位置および下死点に対応する位置の間の中央部103の揺動方向長さが最も短くされている。このため、コネクティングロッド部72とピストン部85とが相対回動しない一体型とされた揺動部材58を用い、この揺動部材58をクランク部材46による偏心回転で往復動させることで、ピストン部85が揺動しても、シリンダ13とピストン部85との隙間を狭く維持することができる。したがって、圧縮気体のクランク室44への漏れ量を少なくして損失を抑え、圧縮効率を向上することができる。
また、圧縮気体のクランク室44への漏れ量を増大させることなく、クランク部材46の偏心量を大きくしピストン部25のストローク量を大きくでき、高い圧縮率を確保できる。さらには、圧縮された一次気体をさらに圧縮して増圧するブースタ圧縮機に適用しても、損失の発生を抑制できる。よって、いずれにおいても、省エネルギ化を図ることができる。
また、シリンダ13の揺動方向長さについて、ピストン部85の上死点に対応する位置と下死点に対応する位置との間の中央部103を最も短くし、この中央部103の両側の上死点側中間部104および下死点側中間部105が徐々に揺動方向長さを長くするようになっていることにより、寸法管理が容易となる。
また、シリンダ13は、ピストン部85の上死点に対応する位置を含む上死点側端部101と下死点に対応する位置を含む下死点側端部102とに揺動方向長さが変わらない部分を有することにより、加工が容易となる。
上記した製造方法によれば、シリンダ13の内周加工用の切削部材129の先端をシリンダ13の内径と同径でシリンダ13に対し相対回転させ、さらに、切削部材129をシリンダ13の軸線方向に相対移動させると同時に切削部材129をシリンダ13に対し相対的に揺動させて、シリンダ13を切削加工するため、シリンダ13を、ピストン部85の上死点と下死点とにおける揺動方向長さより、この揺動方向長さが短い部分を上死点と下死点との間に設ける形状に切削加工により形成することができる。したがって、比較的容易な切削加工で、シリンダ13に異形の内周面77を形成することができる。
また、シリンダ13を固定とし、切削部材129をシリンダ13に対して回転させるため、回転のための機構を小型化することができる。
また、シリンダ13を固定とし、切削部材129をシリンダ13に対して軸線方向に移動させると同時に揺動させるため、移動および揺動のための機構を小型化することができる。
なお、上記とは逆に切削部材129を非回転とし、シリンダ13を切削部材129に対して回転させるようにした場合、切削部材側の機構を簡略化することができ、切削部材の交換が容易にできる。
また、シリンダ13を切削部材129に対して軸線方向に移動させると同時に揺動させる場合、移動速度と揺動角度を調整することで、上死点と下死点との間に設ける内周面77の形状を複雑な形状に対応させることができる。
以上、第1実施形態の詳細について説明したが、第1実施形態の作用効果を以下に示す。
第1実施形態のシリンダ装置においては、ピストンが揺動しながら往復動するシリンダに、ピストンの上死点と下死点とにおける揺動方向長さより、該揺動方向長さが短い部分をピストンの上死点と下死点との間に設けているため、ピストンとシリンダとの隙間を小さくできる。したがって、損失発生を抑えることができる。
また、第1実施形態のシリンダ装置において、シリンダの揺動方向長さについて、ピストンの上死点と下死点との間の中央部を最も短くすることにより、寸法管理が容易となる。
また、第1実施形態のシリンダ装置において、シリンダは、上死点を含む上死点側端部と下死点を含む下死点側端部とに揺動方向長さが変わらない部分を有することにより、加工が容易となる。
第1実施形態のシリンダ装置の製造方法によれば、シリンダの内周加工用の切削部材をシリンダに対し相対回転させ、さらに、切削部材をシリンダの軸線方向に相対移動させるとともにシリンダに対し相対的に揺動させて、シリンダを切削加工するため、ピストンの上死点と下死点とにおける揺動方向長さより、この揺動方向長さが短い部分を上死点と下死点との間に設ける形状にシリンダを、切削加工により形成することができる。したがって、比較的容易な切削加工で、シリンダの異形の内周面を形成することができる。
また、切削部材をシリンダに対して回転させるため、回転のための機構を小型化することができる。
また、切削部材をシリンダに対して軸線方向に移動させるとともに揺動させるため、移動および揺動のための機構を小型化することができる。
なお、シリンダを切削部材に対して回転させるようにした場合、切削部材側の機構を簡略化することができ、切削部材の交換が容易にできる。
また、シリンダを切削部材に対して軸線方向に移動させるとともに揺動させる場合、移動速度と揺動角度を調整することで、上死点と下死点との間に設ける内周面77の形状を複雑な形状に対応させることができる。
「第2実施形態」
次に、第2実施形態を図12に基づいて説明する。図12は、第2実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第2実施形態では、図12に示すように、シリンダ13の中央部103およびその軸線方向両側の上死点側中間部104および下死点側中間部105を断面曲線状に湾曲部131で繋げており、この曲線の変曲点は中央部103に設けられている。
このような第2実施形態のシリンダ13を加工する場合、中央部103を加工する際に、切削部材129の移動および揺動を第1実施形態に対して変更することで、上記形状に形成できる。
以上に述べた第2実施形態によれば、中央部103がエッジとならないため、リップリング59の耐久性を向上できる。
また、シリンダ13は、中央部103に曲線の変曲点があるため、ピストン部85とシリンダ13との隙間を効果的に小さくできる。
以上、第2実施形態の詳細について説明したが、第2実施形態の作用効果を以下に示す。
シリンダの中央部およびその軸線方向両側が断面曲線状に繋がっているため、中央部がエッジとならず、シール部材の耐久性を向上できる。
また、シリンダは、中央部に曲線の変曲点があるため、ピストンとシリンダとの隙間を効果的に小さくできる。
「第3実施形態」
次に、第3実施形態を図13に基づいて説明する。図13は、第3実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第3実施形態では、図13に示すように、シリンダ13の中央部103およびその軸線方向両側の上死点側中間部104および下死点側中間部105を断面直線状に筒面部133で繋げている。その結果、シリンダ13は、中央部103にも揺動方向長さが変わらない部分を有している。
このような第3実施形態のシリンダ13を加工する場合は、第1実施形態の形状にシリンダ13を切削部材129で加工した後に、切削部材129を一定角度で傾斜した状態のままシリンダ軸線方向に移動させて、軸線方向の中間部を断面直線状に加工することで、上記筒面部133を形成できる。
以上に述べた第3実施形態によれば、中央部103近傍が断面直線状になり、中央部103に揺動方向長さが変わらない部分を有しているため、中央部103近傍の加工が容易となる。
以上、第3実施形態の詳細について説明したが、第3実施形態の作用効果を以下に示す。
シリンダは、中央部およびその軸線方向両側が断面直線状に繋がっているため、加工が容易となる。
また、シリンダは、中央部に揺動方向の長さが変わらない部分を有するため、加工が容易となる。
「第4実施形態」
次に、第4実施形態を図14に基づいて説明する。図14は、第4実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。図15は、第4実施形態のシリンダの内周面の設定方法を示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第4実施形態では、シリンダ13の図14に示す内周面77の上死点側中間部104、中央部103および下死点側中間部105の形状が、図15に実線で示すように、ピストン部85の圧縮行程における二点鎖線で示す揺動方向の端部の軌跡X1,X2と、吸入行程における破線で示す揺動方向の端部の軌跡X3,X4との中間となる形状に形成されている。
このような第4実施形態のシリンダ13を加工する場合は、切削部材129の移動および揺動を第1実施形態に対して変更することで、上記形状に形成できる。
以上に述べた第4実施形態によれば、シリンダ13の図14に示す内周面77の上死点側中間部104、中央部103および下死点側中間部105の形状が、図15に示すように、ピストン部85の圧縮行程における揺動方向の端部の軌跡X1,X2と、吸入行程における揺動方向の端部の軌跡X3,X4との中間となる形状に形成されているため、リップリング59によるシールの圧縮行程および吸入行程での性能をバランスさせることができる。
なお、以上において、揺動部材58を部材本体66とリテーナ67とに分割せずに、揺動部材58に、図16に示す一体のピストン部(ピストン)140を形成するとともに、このピストン部140の軸線方向の中間部に半径方向内方に凹む円環状の溝部141を形成し、この溝部141に、シリンダ13に摺接するシール部材として断面円形状のOリング142を配置しても良い。このOリング142は、断面円形状をなしているため、外周面つまりシリンダ13に摺接する摺接面143の中心軸線方向に沿う断面の断面形状が半径方向の外側に凸の円弧状とされている。
このように、シリンダ13に摺接するシール部材としてOリング142を用いることにより、Oリング142はシリンダ13に摺接する摺接面143側の、中心軸線を通る断面の断面形状が半径方向外側に凸状の円弧状となり、摺動抵抗を低減することができる。なお、断面円形状ではなく、断面半円状のシールリングを半径方向外側に凸状の円弧状となるように溝部141に配置しても良い。
つまり、ピストンに設けられシリンダに摺接するシール部材のシリンダに摺接する摺接面側の断面形状を円弧状にすることにより、シール部材の摺動抵抗を低減することができる。
本発明に係る第1実施形態のシリンダ装置を含む圧縮機の全体構成を示す断面図である。 シリンダ装置を含む圧縮機の要部構成を示す断面図である。 (a)は、内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダを示す中心軸線を通る面での断面図であり、b)は、(a)におけるA1−A1位置の内周部、(c)は、(a)におけるB1−B1位置の内周部、(d)は、(a)におけるC1−C1位置の内周部である。 内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダおよびピストン部を示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の圧縮行程における揺動方向の端部の軌跡を二点鎖線で示すものである。 内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダおよびピストン部を示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の吸入行程における揺動方向の端部の軌跡を破線で示すものである。 内周面が中心軸線方向の位置によらず同心且つ同一径であるシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であって、ピストン部の圧縮行程における揺動方向の端部の軌跡を二点鎖線で、ピストン部の吸入行程における揺動方向の端部の軌跡を破線で示すものである。 (a)は、第1実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図であり、(b)は、(a)におけるA2−A2位置の内周部、(c)は、(a)におけるB2−B2位置の内周部、(d)は、(a)におけるC2−C2位置の内周部である。 シリンダ装置の製造装置を示す断面図である。 シリンダ装置の製造方法の基本原理を示す断面図である。 シリンダ装置の別の製造方法を示す断面図である。 シリンダ装置の別の製造方法の基本原理を示す断面図である。 第2実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。 第3実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。 第4実施形態のシリンダを示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面での断面図である。 第4実施形態のシリンダの内周面の設定方法を示す中心軸線を通り且つピストンの揺動方向に沿う面の図である。 シリンダ装置を含む圧縮機の要部構成を示す断面図である。
符号の説明
11 圧縮機
13 シリンダ
31 吸入弁
33 吐出弁
59 リップリング(シール部材)
85,140 ピストン部(ピストン)
97 シリンダ装置
101 上死点側端部
102 下死点側端部
103 中央部
129 切削部材
142 Oリング(シール部材)
143 摺接面

Claims (21)

  1. シリンダ内をピストンが揺動しながら往復動するシリンダ装置において、
    前記シリンダには、前記ピストンの上死点と下死点とにおける揺動方向の長さより、該揺動方向の長さが短い部分を前記上死点と前記下死点との間に設けたことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記シリンダの前記揺動方向の長さは、前記上死点と前記下死点との間の中央部が最も短いことを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 前記シリンダは、前記中央部およびその軸線方向両側が断面曲線状に繋がっていることを特徴とする請求項2に記載のシリンダ装置。
  4. 前記シリンダは、前記中央部に前記曲線の変曲点があることを特徴とする請求項3に記載のシリンダ装置。
  5. 前記シリンダは、前記中央部およびその軸線方向両側が断面直線状に繋がっていることを特徴とする請求項2に記載のシリンダ装置。
  6. 前記シリンダは、前記上死点を含む上死点側端部と前記下死点を含む下死点側端部とに前記揺動方向の長さが変わらない部分を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
  7. 前記シリンダは、前記中央部に前記揺動方向の長さが変わらない部分を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
  8. 前記ピストンには前記シリンダに摺接するシール部材が設けられ、
    該シール部材の前記シリンダに摺接する摺接面側の断面形状が円弧状になっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のシリンダ装置。
  9. 筒状のシリンダと、該シリンダ内を揺動しながら往復動するピストンと、前記シリンダ内にガスを吸入する吸入弁と、前記シリンダ内からガスを吐出する吐出弁とを有する揺動式の圧縮機であって、
    前記シリンダの断面形状は、前記ピストンの上死点と下死点とにおいては該ピストンと同形状とし、前記ピストンの上死点と下死点との間においては、前記ピストンの外周の揺動軌跡に沿った形状としたことを特徴とする圧縮機。
  10. 前記シリンダは、前記ピストンの揺動方向の長さが、前記上死点と前記下死点との間の中央部が最も短いことを特徴とする請求項9に記載の圧縮機。
  11. 前記シリンダは、前記中央部およびその軸線方向両側が断面曲線状に繋がっていることを特徴とする請求項10に記載の圧縮機。
  12. 前記シリンダは、前記中央部に前記曲線の変曲点があることを特徴とする請求項11に記載の圧縮機。
  13. 前記シリンダは、前記中央部およびその軸線方向両側が断面直線状に繋がっていることを特徴とする請求項10に記載の圧縮機。
  14. 前記シリンダは、前記上死点を含む上死点側端部と前記下死点を含む下死点側端部とに前記揺動方向の長さが変わらない部分を有することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の圧縮機。
  15. 前記シリンダは、前記中央部に前記揺動方向の長さが変わらない部分を有することを特徴とする請求項9乃至14のいずれか一項に記載の圧縮機。
  16. 前記ピストンには前記シリンダに摺接するシール部材が設けられ、
    該シール部材の前記シリンダに摺接する摺接面側の断面形状が円弧状になっていることを特徴とする請求項9乃至15のいずれか一項に記載の圧縮機。
  17. 筒状のシリンダ内を円形のピストンが揺動しながら往復動するシリンダ装置の製造方法であって、
    前記シリンダの内周加工用の切削部材を前記シリンダに対し相対回転させ、さらに、前記切削部材を前記シリンダの軸線方向に相対移動させながら、前記切削部材を前記シリンダに対し相対的に揺動させて、前記シリンダを切削加工することを特徴とするシリンダ装置の製造方法。
  18. 前記切削部材を前記シリンダに対して回転させることを特徴とする請求項17に記載のシリンダ装置の製造方法。
  19. 前記切削部材を前記シリンダに対して軸線方向に移動させながら揺動させることを特徴とする請求項18に記載のシリンダ装置の製造方法。
  20. 前記シリンダを前記切削部材に対して回転させることを特徴とする請求項17に記載のシリンダ装置の製造方法。
  21. 前記シリンダを前記切削部材に対して軸線方向に移動させながら揺動させることを特徴とする請求項18または20に記載のシリンダ装置の製造方法。
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