JP2009131097A - スイッチング電源 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のスイッチング電源では、負荷が軽くなるのにしたがってスイッチングトランジスタのオン時間が短くなるが、出力電圧を通常の出力電圧より低い電圧に切り替えると、スイッチングトランジスタのオン時間はさらに短くなる。スイッチングトランジスタのオン時間が短くなり過ぎると、パルス幅制御回路によるオン時間の制御が不安定になり、その結果出力電圧が不安定になるという不具合が生じる。
【解決手段】高周波トランスの1次側コイルに中間タップを設け、通常の出力電圧で作動する際には、1次側コイルの一端と中間タップとの間に通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、1次側コイルの一端と他端との間に通電するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】高周波トランスの1次側コイルに中間タップを設け、通常の出力電圧で作動する際には、1次側コイルの一端と中間タップとの間に通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、1次側コイルの一端と他端との間に通電するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、変圧用の高周波トランスを有するスイッチング電源に関する。
従来のスイッチング電源は変圧用の高周波トランスを備えており、この高周波トランスの1次側コイルにスイッチング素子として例えばスイッチングトランジスタが直列に接続されている。そして、このスイッチングトランジスタはパルス幅制御回路によってオンオフされる(例えば、特許文献1参照)。
1次側コイルには直流が印加されており、スイッチングトランジスタがオンオフすると1次側コイルにパルス状に電流が流れ、2次側コイルに出力電圧が誘導される。この出力電圧は基準電圧と比較され、基準電圧と同じ電圧になるようにスイッチングトランジスタのオンオフのデューティ比がパルス幅制御回路によって制御される。すなわち、出力端子に高負荷が接続されると出力電圧が降下するので、スイッチングトランジスタのオン時間が長くなるようにデューティ比が調節される。逆に負荷が軽くなるとオン時間が短くなるようにデューティ比が調節される。
また、負荷が接続されていないような軽負荷時には、基準電圧を下げて出力電圧自体を通常の出力電圧より低い電圧に切り替えて消費電力の軽減を図っている。
特開2007−300743号公報(段落0034)
上記従来のものでは、負荷が軽くなるのにしたがってスイッチングトランジスタのオン時間が短くなるが、上述のように出力電圧を通常の出力電圧より低い電圧に切り替えると、スイッチングトランジスタのオン時間はさらに短くなる。スイッチングトランジスタのオン時間が短くなり過ぎると、パルス幅制御回路によるオン時間の制御が不安定になり、その結果出力電圧が不安定になるという不具合が生じる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、出力電圧を通常の出力電圧より低い電圧に切り替えた状態でもスイッチングトランジスタのオン時間を安定して制御することのできるスイッチング電源を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明によるスイッチング電源は、変圧用の高周波トランスを有し、出力電圧として通常の出力電圧より低い電圧に切り替える出力電圧切換手段を備え、出力端子に接続される負荷が軽負荷の場合に、出力電圧を低い電圧に切り替えて消費電力を軽減するスイッチング電源において、上記高周波トランスの1次側コイルに中間タップを設け、通常の出力電圧で作動する際には、1次側コイルの一端と中間タップとの間に通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、1次側コイルの一端と他端との間に通電することを特徴とする。
通常の出力電圧の場合には1次側コイルの一端と中間タップとの間に通電しているが、1次側コイルの両端に通電するように切り替えると、1次側コイルの巻線が増加したことになる。2次側コイルの巻線が増加すると2次側コイルに誘導される電圧は低下するので、スイッチングトランジスタのオン時間を極端に短くしなくても出力電圧が低い状態に対応することができる。
また、他のスイッチング電源は、変圧用の高周波トランスを有し、出力電圧として通常の出力電圧より低い電圧に切り替える出力電圧切換手段を備え、出力端子に接続される負荷が軽負荷の場合に、出力電圧を低い電圧に切り替えて消費電力を軽減するスイッチング電源において、上記高周波トランスの1次側コイルに別途のコイルを直列に接続し、通常の出力電圧で作動する際には、この別途のコイルをバイパスして1次側コイルに通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、別途のコイルと1次側コイルとが直列に接続された状態で通電することを特徴とする。
これは1次側コイルの巻線を増やすのではなく、別途のコイルを直列に接続することによりこの別途のコイルと1次側コイルとに分圧し、1次側コイルに印加される電圧を低下させることにより2次側コイルに誘導される電圧を低下させる。
以上の説明から明らかなように、本発明は、出力電圧を通常の出力電圧より低い電圧に切り替えた状態でも、スイッチングトランジスタのオン時間が極端に短くならず安定してオンオフ制御することができるので、低い出力電圧時でも出力電圧を安定して維持することができる。
図1を参照して、1は本発明によるスイッチング電源である。このスイッチング電源1は変圧用の高周波トランス2を有しており、1次側コイル21にはスイッチングトランジスタ3が直列に接続されている。このスイッチングトランジスタ3はパルス幅制御回路4によってオンオフ制御される。1次側コイル21には直流が印加されており、このスイッチングトランジスタ3がオンオフすることにより1次側コイル21にパルス状に電流が流れ、巻線比率に応じた電圧が2次側コイル22に誘導される。
その2次側コイル22に誘導された電力は整流されたあと出力される。一方、出力電圧は常に比較器5によって基準電圧と比較されている。基準電圧として、通常の出力電圧に基準となる第1電源51と、この通常の出力電圧より低い電圧の基準となる第2電源52とを備えている。そして、スイッチ6によってこれら第1電源51と第2電源52との内一方が基準電圧として選択される。すなわち、スイッチ6が端子61側に切り替えられていると出力電圧は通常の電圧となり、端子62側に切り替えられていると出力電圧は通常の電圧より低い電圧になる。
これら基準電圧と出力電圧とが比較器5で比較され、出力電圧が基準電圧と同じ電圧になるように、フォトカプラ11を介してパルス幅制御回路4によるスイッチングトランジスタ3のオン時間が制御される。
本実施の形態では、上記高周波トランス2の1次側コイル21に中間タップ23を設け、スイッチ7によって、通常の出力電圧の状態では端子71から下の部分に電流が流れるようにした。そして、上記スイッチ6が端子62側に切り替えられると、スイッチ7を端子72側に切り替え、1次側コイル21の両端間に電流が流れるようにした。このようにスイッチ7を端子71から端子72に切り替えると、1次側コイル21の巻線が増加したことと同様になり、2次側コイル22に誘導される電圧が低下する。これにより、スイッチングトランジスタ3のオン時間を短くすることなく出力電圧を低くすることができる。
本発明は上記図1に示した回路に限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、1次側コイル21に別途のコイル8が直列になるように接続し、通常の出力電圧時にはスイッチ7を端子71側に切り替えてコイル8をバイパスし、出力電圧を下げる場合にはスイッチ7を端子72側に切り替えるようにしてもよい。
このようにスイッチ7を端子72側に切り替えると、1次側コイル21に印加されていた電圧の一部がコイル8に分圧され、1次側コイル21に印加されていた電圧が低下する。これにより2次側コイル22に誘導される電圧を低下させることができる。
なお、図2に示したものでは端子71,72を備えたスイッチ7を用いたが、図3に示すようにオンオフ式のスイッチ9を用いて、通常の出力電圧時にはスイッチ9を介してコイル8をバイパスさせるように構成してもよい。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
1 スイッチング電源
2 高周波トランス
3 スイッチングトランジスタ
4 パルス幅制御回路
5 比較器
6 スイッチ
7 スイッチ
8 コイル
9 スイッチ
11 フォトカプラ
21 1次側コイル
22 2次側コイル
23 中間タップ
2 高周波トランス
3 スイッチングトランジスタ
4 パルス幅制御回路
5 比較器
6 スイッチ
7 スイッチ
8 コイル
9 スイッチ
11 フォトカプラ
21 1次側コイル
22 2次側コイル
23 中間タップ
Claims (2)
- 変圧用の高周波トランスを有し、出力電圧として通常の出力電圧より低い電圧に切り替える出力電圧切換手段を備え、出力端子に接続される負荷が軽負荷の場合に、出力電圧を低い電圧に切り替えて消費電力を軽減するスイッチング電源において、上記高周波トランスの1次側コイルに中間タップを設け、通常の出力電圧で作動する際には、1次側コイルの一端と中間タップとの間に通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、1次側コイルの一端と他端との間に通電することを特徴とするスイッチング電源。
- 変圧用の高周波トランスを有し、出力電圧として通常の出力電圧より低い電圧に切り替える出力電圧切換手段を備え、出力端子に接続される負荷が軽負荷の場合に、出力電圧を低い電圧に切り替えて消費電力を軽減するスイッチング電源において、上記高周波トランスの1次側コイルに別途のコイルを直列に接続し、通常の出力電圧で作動する際には、この別途のコイルをバイパスして1次側コイルに通電し、出力電圧を低い電圧に切り替えた状態では、別途のコイルと1次側コイルとが直列に接続された状態で通電することを特徴とするスイッチング電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007305209A JP2009131097A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | スイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007305209A JP2009131097A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | スイッチング電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009131097A true JP2009131097A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40821460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007305209A Withdrawn JP2009131097A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | スイッチング電源 |
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JP (1) | JP2009131097A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018509132A (ja) * | 2015-03-12 | 2018-03-29 | 広東美的環境電器制造有限公司 | 直流扇風機の制御システム及び直流扇風機 |
-
2007
- 2007-11-27 JP JP2007305209A patent/JP2009131097A/ja not_active Withdrawn
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JP2018509132A (ja) * | 2015-03-12 | 2018-03-29 | 広東美的環境電器制造有限公司 | 直流扇風機の制御システム及び直流扇風機 |
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