JP2009130948A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定化電源回路に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止する。
【解決手段】スイッチング電源装置100は、直流電圧VO1、VO2の電圧値が、それぞれ、ツェナー電圧以上である場合に、直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間を導通状態とするツェナーダイオードZD31、ZD32と、トランス2の二次巻線23に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、スイッチング部12に対して直流電圧の生成を停止させる過電流保護回路131と、一方端がレギュレータ32の出力端に接続され、他方端が分圧抵抗R41、R42の抵抗間に接続され、分圧抵抗R41、R42からレギュレータ32への向きを順方向とするダイオードD3と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に配設され、商用電源から供給される電力から予め設定された第1電圧値を含む複数の電圧値の直流電圧を生成し、前記電子機器に配設されたデバイスに供給するスイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング電源装置に接続された3端子レギュレータ、チョッパー型レギュレータ等の安定化電源回路において、その出力端子に接続された負荷がショート等することによって安定化電源回路が過負荷状態になった場合には、安定化電源回路が発熱して、焼損してしまう虞があった。上記課題を解消するために、種々の装置、方法等が提案されている。
例えば、3端子レギュレータの出力端子と主出力回路の出力端子との間に接続され、レギュレータ電圧が主出力電圧より低くなったことを検出して、検出信号を出力する検出回路と、この検出信号に応答して電源停止信号を出力する出力回路と、電源停止信号を一次側と二次側とを電気的に絶縁分離して第2の帰還信号としてPWM制御回路へ送出する第2のフォトカプラと、第2の帰還信号に応答して、スイッチング素子にオンオフ制御信号として当該スイッチング素子をオフする信号を送出して該スイッチング電源装置を停止させるPWM制御回路と、を備えるスイッチング電源装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2004−304898号公報
しかしながら、上記スイッチング電源装置では、検出回路、出力回路、第2のフォトカプラ等を配設する必要があるため、該スイッチング電源装置の製造コストが上昇することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、安定化電源回路に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することの可能なスイッチング電源装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために請求項1に記載のスイッチング電源装置は、電子機器に配設され、商用電源から供給される電力から予め設定された第1電圧値を含む複数の電圧値の直流電圧を生成し、前記電子機器に配設されたデバイスに供給するスイッチング電源装置であって、スイッチング素子及びトランスを有し、該スイッチング素子及びトランスを介して、商用電源から供給される電力から前記複数の電圧値の直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、前記トランスの二次側の電圧に比例する電圧である制御電圧の電圧値を検出する制御電圧検出手段と、前記直流電圧生成手段によって生成され、前記第1電圧値に対応する直流電圧に比例する電圧である帰還電流の電流値を検出する帰還電流検出手段と、前記直流電圧生成手段によって生成され、前記複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、前記直流電圧生成手段の前記複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間の内、少なくとも1の出力端子間を導通状態とする負荷保護手段と、前記トランスの二次側に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、前記直流電圧生成手段に対して直流電圧の生成を停止させる過電流保護回路を有し、前記制御電圧の電圧値及び帰還電流の電流値に基づいて、前記直流電圧生成手段によって生成される直流電圧を制御する制御手段と、前記直流電圧生成手段によって生成された前記第1電圧値に対応する直流電圧が入力され、前記第1電圧値とは異なる第2電圧値を有する直流電圧を出力する定電圧出力手段と、前記定電圧出力手段の負荷側の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、前記帰還電流検出手段に対して、検出される帰還電流の電流値を、前記直流電圧生成手段によって生成された直流電圧が前記第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流の電流値とする帰還電流低減手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載のスイッチング電源装置は、請求項1に記載のスイッチング電源装置であって、前記帰還電流検出手段が、フォトカプラを備え、該フォトカプラを介して、前記制御手段へ前記帰還電流を帰還することを特徴としている。
請求項3に記載のスイッチング電源装置は、請求項2に記載のスイッチング電源装置であって、前記帰還電流低減手段が、前記定電圧出力手段の負荷側の電圧値が予め設定された第2電圧閾値以下である場合に、前記帰還電流の電流値を略零に設定することを特徴としている。
請求項4に記載のスイッチング電源装置は、請求項3に記載のスイッチング電源装置であって、前記帰還電流検出手段が、一方端が前記フォトカプラの発光素子に直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータと、前記直流電圧生成手段によって生成された直流電圧から前記帰還電流に対応する帰還電圧を生成し、前記シャントレギュレータに基準電圧として印加する分圧抵抗と、を備え、前記帰還電流低減手段が、前記帰還電圧を前記シャントレギュレータの降伏電圧以下とすることによって、前記帰還電流の電流値を略零とすることを特徴としている。
請求項5に記載のスイッチング電源装置は、請求項4に記載のスイッチング電源装置であって、前記帰還電流低減手段が、一方端が前記定電圧出力手段の出力端に接続され、他方端が前記分圧抵抗の抵抗間に接続され、前記分圧抵抗から前記定電圧出力手段への向きを順方向とするダイオードからなることを特徴としている。
請求項6に記載のスイッチング電源装置は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記負荷保護手段が、前記直流電圧生成手段によって生成され、前記複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、前記直流電圧生成手段の前記複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間を導通状態とすることを特徴としている。
請求項7に記載のスイッチング電源装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記負荷保護手段が、一方端が前記直流電圧生成手段の出力端子に接続され、他方端が接地されたツェナーダイオードを備えることを特徴としている。
請求項8に記載のスイッチング電源装置は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記定電圧出力手段が、DC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータからなることを特徴としている。
請求項9に記載のスイッチング電源装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスイッチング電源装置であって、前記制御電圧検出手段が、前記トランスの一次側に配設された補助巻線を備え、該補助巻線の両端間の電圧を前記制御電圧として検出することを特徴としている。
請求項10に記載のスイッチング電源装置は、請求項9に記載のスイッチング電源装置であって、前記過電流保護回路が、前記制御電圧検出手段の補助巻線に流れる電流の電流値に基づいて、前記過電流が流れているか否かを判定することを特徴としている。
請求項1に記載のスイッチング電源装置によれば、直流電圧生成手段によって、スイッチング素子及びトランスを介して、商用電源から供給される電力から複数の電圧値の直流電圧が生成され、制御電圧検出手段によって、トランスの二次側の電圧に比例する電圧である制御電圧の電圧値が検出され、帰還電流検出手段によって、生成された複数の電圧値の直流電圧の内、第1電圧値に対応する直流電圧に比例する電圧である帰還電流の電流値が検出される。また、負荷保護手段によって、生成された複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間の内、少なくとも1の出力端子間が導通状態とされる。更に、制御手段によって、制御電圧の電圧値及び帰還電流の電流値に基づいて、生成される直流電圧が制御されると共に、トランスの二次側に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、過電流保護回路を介して、直流電圧の生成が停止される。また、生成された第1電圧値に対応する直流電圧が定電圧出力手段に入力され、第1電圧値とは異なる第2電圧値を有する直流電圧が出力され、この定電圧出力手段の負荷側の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、帰還電流低減手段によって、帰還電流の電流値が、生成された直流電圧が第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流の電流値とされるため、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合には、帰還電流低減手段によって、帰還電流の電流値が、生成された直流電圧が第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流の電流値とされるため、制御手段によって、生成される直流電圧が増大される。そして、負荷保護手段によって、1の出力端子間が導通状態とされる。その結果、トランスの二次側に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れることとなり、過電流保護回路によって、直流電圧の生成が停止されるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
つまり、従来のスイッチング電源装置に、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)の負荷側の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、帰還電流の電流値を、生成された直流電圧が第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流の電流値とする帰還電流低減手段を配設することによって、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
請求項2に記載のスイッチング電源装置によれば、帰還電流検出手段がフォトカプラを備え、該フォトカプラを介して、制御手段へ帰還電流が帰還されるため、一次側と二次側とを電気的に絶縁した状態で、制御手段へ帰還電流を帰還することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に確実にスイッチング動作を停止することができる。
請求項3に記載のスイッチング電源装置によれば、帰還電流低減手段によって、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)の負荷側の電圧値が予め設定された第2電圧閾値以下である場合に、帰還電流の電流値が略零に設定されるため、制御手段によって、生成される直流電圧が速やかに増大されるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に速やかにスイッチング動作を停止することができる。
請求項4に記載のスイッチング電源装置によれば、帰還電流検出手段が、一方端がフォトカプラの発光素子に直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータを備え、分圧抵抗によって、直流電圧生成手段により生成された直流電圧から帰還電流に対応する帰還電圧が生成されて、シャントレギュレータに基準電圧として印加され、帰還電流低減手段によって、帰還電圧がシャントレギュレータの降伏電圧以下とされることによって、帰還電流の電流値が略零とされるため、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、帰還電流検出手段が、一方端がフォトカプラの発光素子に直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータを備え、分圧抵抗によって、直流電圧生成手段により生成された直流電圧から帰還電流に対応する帰還電圧が生成されて、シャントレギュレータに基準電圧として印加されるため、帰還電圧がシャントレギュレータの降伏電圧以下とするべく帰還電流低減手段を簡素な構成で実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
請求項5に記載のスイッチング電源装置によれば、帰還電流低減手段が、一方端が定電圧出力手段の出力端に接続され、他方端が分圧抵抗の抵抗間に接続され、分圧抵抗から定電圧出力手段への向きを順方向とするダイオードからなるため、帰還電流低減手段を簡素な構成で実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
請求項6に記載のスイッチング電源装置によれば、負荷保護手段によって、直流電圧生成手段によって生成され、複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、直流電圧生成手段の複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間が導通状態とされるため、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に速やかにスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、負荷保護手段によって、直流電圧生成手段によって生成され、複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、直流電圧生成手段の複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間が導通状態とされるため、制御手段によって、生成される直流電圧が増大された場合に、複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間の内、電圧値が電圧閾値を超えたものから順に、導通状態とされるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に速やかにスイッチング動作を停止することができるのである。
請求項7に記載のスイッチング電源装置によれば、負荷保護手段が、一方端が直流電圧生成手段の出力端子に接続され、他方端が接地されたツェナーダイオードを備えるため、簡素な構成で負荷保護手段を実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
請求項8に記載のスイッチング電源装置によれば、定電圧出力手段が、DC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータからなるため、DC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータに接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
請求項9に記載のスイッチング電源装置によれば、制御電圧検出手段によって、トランスの一次側に配設された補助巻線の両端間の電圧が制御電圧として検出されるため、簡素な構成で制御電圧検出手段を実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
請求項10に記載のスイッチング電源装置によれば、過電流保護回路によって、制御電圧検出手段の補助巻線に流れる電流の電流値に基づいて、過電流が流れているか否かが判定されるため、簡素な構成で過電流が流れているか否かを判定することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るスイッチング電源装置の構成の一例を示す構成図であって、図2は、従来のスイッチング電源装置の構成の一例を示す構成図である。なお、本発明に係るスイッチング電源装置100の構成の内、従来のスイッチング電源装置200と共通する構成については同一の参照符号を付し、その説明を省略する。まず、図2を用いて、従来のスイッチング電源装置の構成について説明する。
図2に示すように、従来のスイッチング電源装置200は、商用電源から供給される電力から予め設定された第1電圧値(ここでは、5V)を含む複数の(ここでは、2個の)電圧値の直流電圧を生成するものであって、一次側回路部1、トランス2、二次側回路部3、及び、定電圧制御部4を備えている。なお、ここでは、スイッチング電源装置200がRCC(Ringing Choke Converter)方式のスイッチング電源である場合について説明する。一次側回路部1は、商用電源から供給された交流電力からトランス2の一次巻線21に供給するパルス状の直流電圧(=スイッチング信号)を生成するものであって、整流回路11、スイッチング部12、及び、制御部13を備えている。
整流回路11(直流電圧生成手段の一部に相当する)は、ダイオードブリッジ回路等からなり、商用電源から供給された交流電圧を整流し、直流電圧を生成して、スイッチング部12に供給するものである。スイッチング部12(直流電圧生成手段の一部に相当する)は、FET(Field Effect Transistor)等のスイッチング素子を備え、制御部13からの指示に従って、整流回路11から入力された直流電圧をオンオフして、パルス状の直流電圧(=スイッチング信号)を生成し、トランス2の一次巻線21に供給するものである。
制御部13(制御手段に相当する)は、過電流保護回路131を備え、補助巻線22によって検出される制御電圧Vcの電圧値、及び、定電圧制御部4から出力される帰還電流Ibの電流値に基づいて、スイッチング部12に対して、二次側の直流電圧VO1、VO2を制御するべくオンオフの指示を行うものである。過電流保護回路131は、トランス2の二次巻線23に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、スイッチング部12に対して直流電圧の生成を停止させる(=スイッチング動作を停止させる)ものである。また、過電流保護回路131は、補助巻線22に流れる電流の電流値に基づいて、トランス2の二次巻線23に過電流が流れているか否かを判定するものである。
トランス2(直流電圧生成手段の一部に相当する)は、スイッチング部12から出力されるパルス状の電圧(=スイッチング信号)に対応するスイッチング信号を二次側へ出力すると共に、制御部13へ制御電圧Vcを出力するものであって、一次巻線21、補助巻線22、及び、二次巻線23を備えている。一次巻線21は、スイッチング部12からスイッチング信号が印加され、補助巻線22及び二次巻線23にそれぞれ対応する電圧を生成するものである。
二次巻線23は、一次巻線21に印加されるスイッチング信号に対応する電圧を生成して、二次側回路部3(後述する高周波整流部31)へ出力するものである。補助巻線22(制御電圧検出手段に相当する)は、一次巻線21に印加されるスイッチング信号に対応する制御電圧Vcを生成して、制御部13へ出力するものである。また、補助巻線22には、二次巻線23に流れる電流に略比例した電流が流れるため、過電流保護回路131は、補助巻線22に流れる電流の電流値に基づいて、トランス2の二次巻線23に過電流が流れているか否かを判定することができるのである。
二次側回路部3は、二次巻線23から供給される直流電圧を図略の負荷に印加するものであって、高周波整流部31、ツェナーダイオードZD31、ZD32、及び、レギュレータ32を備えている。高周波整流部31(直流電圧生成手段の一部に相当する)は、二次巻線23から供給される直流電圧に含まれる高周波成分を除去して直流電圧VO1、VO2を出力するものである。
ツェナーダイオードZD31、ZD32(負荷保護手段に相当する)は、それぞれ、一方端が高周波整流部31の出力端子に接続されると共に、他方端が接地され、二次巻線23から供給される複数の(ここでは、2個の)電圧値にそれぞれ対応する直流電圧VO1、VO2の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値(ここでは、ツェナー電圧)以上である場合に、複数の直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間を導通状態とするものである。
レギュレータ32(定電圧出力手段に相当する)は、二次巻線23から供給される第1電圧値(ここでは、5V)に対応する直流電圧VO2が入力され、第1電圧値とは異なる第2電圧値(ここでは、3.3V)を有する直流電圧VO3を出力するものである。ここでは、レギュレータ32は、シリーズレギュレータの一種である3端子レギュレータである場合について説明する。
定電圧制御部4(帰還電流検出手段に相当する)は、二次巻線23から供給される第1電圧値(ここでは、5V)に対応する直流電圧V02に略比例する電流である帰還電流Ibの電流値を検出して、制御部13へ出力するものであって、フォトカプラ41、シャントレギュレータZD4、分圧抵抗R41、R42を備えている。
分圧抵抗R41の一方端は、二次巻線23から供給される第1電圧値(ここでは、5V)に対応する直流電圧V02の出力端子に接続され、他方端が分圧抵抗R42の一方端に接続されている。分圧抵抗R42の他方端は、接地されている。すなわち、分圧抵抗R41、R42は、直流電圧V02の電圧値をその抵抗値で分圧して帰還電圧を生成し、シャントレギュレータZD4に基準電圧Vrefとして印加するものである。つまり、シャントレギュレータZD4に印加される基準電圧Vrefは、次の(1)式で求められる。
Vref=VO2×R42/(R41+R42) (1)
シャントレギュレータZD4は、分圧抵抗R41、R42から印加される基準電圧Vrefに基づいて、フォトカプラ41の発光ダイオードに流れる電流を増減するものである。具体的には、シャントレギュレータZD4は、基準電圧Vrefが降伏電圧(例えば、2.4V)以下である場合には、フォトカプラ41の発光ダイオードに流れる電流を遮断し、基準電圧Vrefが降伏電圧(ここでは、2.4V)より大きい場合には、基準電圧Vrefに比例した電流をフォトカプラ41の発光ダイオードに流すものである。
フォトカプラ41は、発光ダイオード(発光素子に相当する)及びフォトトランジスタからなり、一次側と二次側とを電気的に絶縁した状態で、シャントレギュレータZD4を介して発光ダイオードに流れる電流に比例した電流がフォトトランジスタのベース及びコレクタに流れ、帰還電流Ib(=フォトトランジスタのコレクタ電流)を、制御部13へ出力するものである。すなわち、フォトカプラ41は、基準電圧Vrefが降伏電圧(ここでは、2.4V)より大きい場合には、直流電圧V02の電圧値に比例した帰還電流Ibを、制御部13へ出力するものである。
このようにして構成された従来のスイッチング電源装置200の電圧制御動作について説明する。例えば、直流電圧V02が、設定電圧である5V(=第1電圧値)より大きい場合には、上記(1)式に基づいて、分圧抵抗R41、R42を介して基準電圧Vrefが増大し、フォトカプラ41を介して帰還電流Ibが増大する。また、補助巻線22からの制御電圧Vcも増大する。そこで、制御部13は、直流電圧V02を設定電圧である5V(=第1電圧値)とするべく、スイッチング部12に対して、発振周期を小さくするべく指示信号が出力され、直流電圧V02が低減される。
逆に、直流電圧V02が、設定電圧である5V(=第1電圧値)より小さい場合には、上記(1)式に基づいて、分圧抵抗R41、R42を介して基準電圧Vrefが減少し、フォトカプラ41を介して帰還電流Ibが減少する。また、補助巻線22からの制御電圧Vcも減少する。そこで、制御部13は、直流電圧V02を設定電圧である5V(=第1電圧値)とするべく、スイッチング部12に対して、発振周期を大きくするべく指示信号が出力され、直流電圧V02が増大される。このようにして、スイッチング電源装置200において、直流電圧V02が、設定電圧である5V(=第1電圧値)に制御される。
ここで、直流電圧V02が設定電圧である5V(=第1電圧値)である状態で、レギュレータ32の負荷が短絡した場合の従来のスイッチング電源装置200の動作について説明する。レギュレータ32の負荷が短絡すると、レギュレータ32は負荷が重いと判断してレギュレータ32に流れる電流が増加する。一方、レギュレータ32の入力側の電圧である直流電圧V02は、上述の電圧制御動作によって5V(=第1電圧値)に保持されている。
レギュレータ32に流れる電流が増加する結果、レギュレータ32において発生するジュール熱も増加し、レギュレータ32の許容温度を超える場合には、レギュレータ32が破損する虞がある。
次に、図1を用いて、本発明に係るスイッチング電源装置100の構成について説明する。本発明に係るスイッチング電源装置100は、一方端がレギュレータ32の出力端に接続され、他方端が分圧抵抗R41、R42の抵抗間に接続され、分圧抵抗R41、R42からレギュレータ32への向きを順方向とするダイオードD3を備える点で、図2に示す従来のスイッチング電源装置200と相違している。
ダイオードD3(帰還電流低減手段に相当する)は、レギュレータ32の負荷側の電圧VO3の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値(例えば、2.0V)以下である場合に、定電圧制御部4に対して、検出される帰還電流Ibの電流値を、高周波整流部31から出力される直流電圧VO2が第1電圧値(ここでは、5V)未満の電圧値である場合の帰還電流Ibの電流値とする(ここでは、帰還電流Ibを「0」とする)ものである。
具体的には、ダイオードD3は、帰還電圧(=基準電圧)VrefをシャントレギュレータZD4の降伏電圧(ここでは、2.4V)以下とすることによって、帰還電流Ibの電流値を「0」とするものである。
このようにして構成されたスイッチング電源装置100の電圧制御動作は、図2を用いて上述した従来のスイッチング電源装置200の電圧制御動作と同様であるので、その説明を省略する。ここで、直流電圧V02が設定電圧である5V(=第1電圧値)である状態で、レギュレータ32の負荷が短絡した場合のスイッチング電源装置100の動作について説明する。
レギュレータ32の負荷が短絡すると、レギュレータ32の出力側の直流電圧VO3が「0」となり、ダイオードD3を介して、帰還電圧Vrefが「0」となる。その結果、制御部13は、直流電圧V02が設定電圧である5V(=第1電圧値)より小さいと判断し、スイッチング部12に対して、発振周期を大きくするべく指示信号が出力され、直流電圧VO1、V02が増大される。
そして、ツェナーダイオードZD31、ZD32に印加される直流電圧VO1、VO2の電圧値が、ツェナーダイオードZD31、ZD32のツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオードZD31、ZD32が降伏し、二次巻線23に大電流が流れる。その結果、過電流保護回路131によって、補助巻線22を介して、二次巻線23に過電流が流れていると判定され、スイッチング部12に対して直流電圧の生成を停止するべく(=スイッチング動作を停止するべく)指示信号が出力され、スイッチング動作が停止される。
そこで、スイッチング電源装置100では、レギュレータ32の負荷が短絡した場合に、レギュレータ32の破損を防止すると共に、スイッチング動作を停止することができるのである。
このようにして、商用電源から供給される電力から複数の(ここでは、2個の)電圧値の直流電圧VO1、VO2が生成され、補助巻線22によって、トランス2の二次側の電圧に比例する電圧である制御電圧Vcの電圧値が検出され、定電圧制御部4によって、生成された複数の(ここでは、2個の)電圧値の直流電圧VO1、VO2の内、第1電圧値(ここでは、5V)に対応する直流電圧VO2に比例する電圧である帰還電流Ibの電流値が検出される。また、ツェナーダイオードZD31、ZD32によって、生成された複数の(ここでは、2個の)電圧値にそれぞれ対応する直流電圧VO1、VO2の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値(ここでは、ツェナー電圧)以上である場合に、複数の(ここでは、2個の)直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間が導通状態とされる。更に、制御部13によって、制御電圧Vcの電圧値及び帰還電流Ibの電流値に基づいて、生成される直流電圧VO1、VO2が制御されると共に、トランス2の二次側に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、過電流保護回路131を介して、直流電圧VO1、VO2の生成が停止される。また、生成された第1電圧値(ここでは、5V)に対応する直流電圧VO2がレギュレータ32に入力され、第1電圧値(ここでは、5V)とは異なる第2電圧値(ここでは、3.3V)を有する直流電圧VO3が出力され、このレギュレータ32の負荷側の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、ダイオードD3によって、帰還電流Ibの電流値が、生成された直流電圧VO2が第1電圧値(ここでは、5V)未満の電圧値である場合の帰還電流Ibの電流値(ここでは、「0」)とされるため、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合には、ダイオードD3によって、帰還電流Ibの電流値が、生成された直流電圧VO2が第1電圧値(ここでは、5V)未満の電圧値である場合の帰還電流Ibの電流値(ここでは、「0」)とされるため、制御部13によって、生成される直流電圧VO1、VO2が増大される。そして、ツェナーダイオードZD31、ZD32によって、直流電圧VO1、VO2の出力端子間のいずれか一方が導通状態とされる。その結果、トランス2の二次巻線23に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れることとなり、過電流保護回路131によって、直流電圧VO1、VO2の生成が停止されるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
つまり、従来のスイッチング電源装置200に、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32))の負荷側(=直流電圧VO3)の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、帰還電流Ibの電流値を、生成された直流電圧が第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流Ibの電流値(ここでは、「0」)とするダイオードD3を配設することによって、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
また、定電圧制御部4が、フォトカプラ41を備え、該フォトカプラ41を介して、制御部13へ帰還電流Ibが帰還されるため、一次側と二次側とを電気的に絶縁した状態で、制御部13へ帰還電流Ibを帰還することができるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に確実にスイッチング動作を停止することができる。
更に、ダイオードD3によって、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)の負荷側の直流電圧VO3の電圧値が予め設定された第2電圧閾値以下である(ここでは、「0」である)場合に、帰還電流Ibの電流値が「0」に設定されるため、制御部13によって、生成される直流電圧VO1、VO2が速やかに増大されるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に速やかにスイッチング動作を停止することができる。
加えて、定電圧制御部4が、一方端がフォトカプラ41の発光ダイオードに直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータZD4を備え、分圧抵抗R41、R42によって、直流電圧VO2から帰還電流Ibに対応する帰還電圧が生成されて、シャントレギュレータZD4に基準電圧Vrefとして印加され、ダイオードD3によって、帰還電圧がシャントレギュレータZD4の降伏電圧(ここでは、2.4V)以下とされることによって、帰還電流Ibの電流値が「0」とされるため、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、定電圧制御部4が、一方端がフォトカプラ41の発光ダイオードに直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータZD4を備え、分圧抵抗R41、R42によって、直流電圧VO2から帰還電流Ibに対応する帰還電圧が生成されて、シャントレギュレータZD4に基準電圧Vrefとして印加されるため、帰還電圧(=基準電圧Vref)がシャントレギュレータZD4の降伏電圧(ここでは、2.4V)以下とするべく帰還電流低減手段を簡素な構成で実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができるのである。
また、帰還電流低減手段が、一方端がレギュレータ32の出力端に接続され、他方端が分圧抵抗R41、R42の抵抗間に接続され、分圧抵抗R41、R42からレギュレータ32への向きを順方向とするダイオードD3からなるため、帰還電流低減手段を簡素な構成で実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
更に、ツェナーダイオードZD31、ZD32によって、直流電圧VO1、VO2の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値(ここでは、ツェナー電圧)以上である場合に、直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間が導通状態とされるため、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に速やかにスイッチング動作を停止することができる。
すなわち、ツェナーダイオードZD31、ZD32によって、直流電圧VO1、VO2の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値(ここでは、ツェナー電圧)以上である場合に、直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間が導通状態とされるため、制御部13によって、生成される直流電圧VO1、VO2が増大された場合に、複数の直流電圧VO1、VO2にそれぞれ対応する出力端子間の内、電圧値が電圧閾値(ここでは、ツェナー電圧)を超えたものから順に、導通状態とされるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に速やかにスイッチング動作を停止することができるのである。
負荷保護手段が、一方端が直流電圧生成手段の出力端子に接続され、他方端が接地されたツェナーダイオードを備えるため、簡素な構成で負荷保護手段を実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、定電圧出力手段)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
加えて、定電圧出力手段が、3端子レギュレータからなるため、3端子レギュレータに接続された負荷が短絡した場合に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
また、トランス2の一次側に配設された補助巻線22の両端間の電圧が制御電圧Vcとして検出されるため、簡素な構成で制御電圧検出手段を実現することができるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
更に、過電流保護回路131によって、補助巻線22に流れる電流の電流値に基づいて、過電流が流れているか否かが判定されるため、簡素な構成で過電流が流れているか否かを判定することができるので、安定化電源回路(ここでは、レギュレータ32)に接続された負荷が短絡した場合に更に簡素な構成でスイッチング動作を停止することができる。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、スイッチング電源装置100が、RCC方式のスイッチング電源である場合について説明したが、スイッチング電源装置100が、その他の方式(例えば、PWM(Pulse Width Modulation)方式等)のスイッチング電源である形態でもよい。
(B)本実施形態では、帰還電流低減手段がダイオードD3からなる場合について説明したが、帰還電流低減手段がその他の素子(例えば、トランジスタ等)からなる形態でもよい。
(C)本実施形態では、定電圧出力手段が、シリーズレギュレータの一種である3端子レギュレータ32からなる場合について説明したが、定電圧出力手段が、DC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータからなる形態であればよい。
(D)本実施形態では、負荷保護手段が、ツェナーダイオードZD31、ZD32からなる場合について説明したが、負荷保護手段が、ツェナーダイオードZD31、ZD32に他の素子(例えば、ダイオード、抵抗等)が直列に接続されている形態でもよい。
(E)本実施形態では、負荷保護手段が、直流電圧VO1、VO2の出力端子間にそれぞれ配設されている場合について説明したが、負荷保護手段が、直流電圧VO1、VO2の出力端子間の少なくとも一方に配設されている形態でもよい。
は、本発明に係るスイッチング電源装置の構成の一例を示す構成図ある。 は、従来のスイッチング電源装置の構成の一例を示す構成図である。
符号の説明
100 スイッチング電源装置
1 一次側回路部
11 整流回路(直流電圧生成手段の一部)
12 スイッチング部(直流電圧生成手段の一部)
13 制御部(制御手段)
2 トランス(直流電圧生成手段の一部)
21 一次巻線
22 補助巻線(制御電圧検出手段)
23 二次巻線
3 二次側回路部
ZD31、ZD32 ツェナーダイオード(負荷保護手段)
31 高周波整流部(直流電圧生成手段の一部)
32 レギュレータ(定電圧出力手段)
4 定電圧制御部(帰還電流検出手段)
41 フォトカプラ
ZD4 シャントレギュレータ
R41、R42 分圧抵抗
D3 ダイオード(帰還電流低減手段)

Claims (10)

  1. 電子機器に配設され、商用電源から供給される電力から予め設定された第1電圧値を含む複数の電圧値の直流電圧を生成し、前記電子機器に配設されたデバイスに供給するスイッチング電源装置であって、
    スイッチング素子及びトランスを有し、該スイッチング素子及びトランスを介して、商用電源から供給される電力から前記複数の電圧値の直流電圧を生成する直流電圧生成手段と、
    前記トランスの二次側の電圧に比例する電圧である制御電圧の電圧値を検出する制御電圧検出手段と、
    前記直流電圧生成手段によって生成され、前記第1電圧値に対応する直流電圧に略比例する電流である帰還電流の電流値を検出する帰還電流検出手段と、
    前記直流電圧生成手段によって生成され、前記複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、前記直流電圧生成手段の前記複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間の内、少なくとも1の出力端子間を導通状態とする負荷保護手段と、
    前記トランスの二次側に予め設定された電流閾値以上の電流である過電流が流れた場合に、前記直流電圧生成手段に対して直流電圧の生成を停止させる過電流保護回路を有し、前記制御電圧の電圧値及び帰還電流の電流値に基づいて、前記直流電圧生成手段によって生成される直流電圧を制御する制御手段と、
    前記直流電圧生成手段によって生成された前記第1電圧値に対応する直流電圧が入力され、前記第1電圧値とは異なる第2電圧値を有する直流電圧を出力する定電圧出力手段と、
    前記定電圧出力手段の負荷側の電圧値が予め設定された所定の電圧閾値以下である場合に、前記帰還電流検出手段に対して、検出される帰還電流の電流値を、前記直流電圧生成手段によって生成された直流電圧が前記第1電圧値未満の電圧値である場合の帰還電流の電流値とする帰還電流低減手段と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記帰還電流検出手段は、フォトカプラを備え、該フォトカプラを介して、前記制御手段へ前記帰還電流を帰還することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記帰還電流低減手段は、前記定電圧出力手段の負荷側の電圧値が予め設定された第2電圧閾値以下である場合に、前記帰還電流の電流値を略零に設定することを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記帰還電流検出手段は、
    一方端が前記フォトカプラの発光素子に直列に接続され、他方端が接地されたシャントレギュレータと、
    前記直流電圧生成手段によって生成された直流電圧から前記帰還電流に対応する帰還電圧を生成し、前記シャントレギュレータに基準電圧として印加する分圧抵抗と、
    を備え、
    前記帰還電流低減手段は、前記帰還電圧を前記シャントレギュレータの降伏電圧以下とすることによって、前記帰還電流の電流値を略零とすることを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記帰還電流低減手段は、一方端が前記定電圧出力手段の出力端に接続され、他方端が前記分圧抵抗の抵抗間に接続され、前記分圧抵抗から前記定電圧出力手段への向きを順方向とするダイオードからなることを特徴とする請求項4に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記負荷保護手段は、前記直流電圧生成手段によって生成され、前記複数の電圧値にそれぞれ対応する直流電圧の電圧値が、それぞれ、予め設定された所定の電圧閾値以上である場合に、前記直流電圧生成手段の前記複数の直流電圧にそれぞれ対応する出力端子間を導通状態とすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかにに記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記負荷保護手段は、一方端が前記直流電圧生成手段の出力端子に接続され、他方端が接地されたツェナーダイオードを備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記定電圧出力手段は、DC−DCコンバータ又はシリーズレギュレータからなることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記制御電圧検出手段は、前記トランスの一次側に配設された補助巻線を備え、該補助巻線の両端間の電圧を前記制御電圧として検出することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載のスイッチング電源装置。
  10. 前記過電流保護回路は、前記制御電圧検出手段の補助巻線に流れる電流の電流値に基づいて、前記過電流が流れているか否かを判定することを特徴とする請求項9に記載のスイッチング電源装置。
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