JP3111439U - テレビ、及び電源回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気電子機器のスタンバイ状態において省電力化を図るための制御ICのバーストモードとノーマルモードとの切り換えを、専用のフォトカプラを追加することなく、低コストで正確に行う電源回路を有するテレビ、及び電源回路を提供する。
【解決手段】トリガ入力端子Bへ入力されるトリガ電圧に基づき、スイッチ14aオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、オフ時にスタンバイ状態のコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する、1次側の制御IC13cと、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を、フォトカプラ16を介して前記制御IC13cに入力するフィードバック回路13e,14cと、スイッチ14aオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御IC13cに対し、スイッチ14aオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、オン時には前記トリガ電圧を非供給とするモード切換信号回路13f,14bとを有する。
【選択図】図2

Description

本考案は、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路を有するテレビ、及び電気電子機器に搭載され、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路に関する。
近年、省エネルギーの高まりから、電気電子機器においては、電源オフにした所謂スタンバイ時の消費電力の低減が求められるようになっている。そこで、外部から供給される電源電圧を所望の電圧に調整した上、各構成回路に供給するために通常、設けられる電源回路に、このようなスタンバイ時における消費電力の低減のための制御が加えられるようになってきている。
図に電気電子機器として例えば液晶テレビに設けられる、前記したスタンバイ時における消費電力の低減のための制御が加えられた電源回路の一例を示す。
電源回路2は部分共振電源回路であり、外部の例えば商用AC電源をブリッジダイオード3aで全波整流した上、コンデンサ3bで平滑化され入力される1次側3と、トランス5を介して所望の電圧に調整され、各構成回路に出力される2次側4とから成る。
1次側3には、1次側の電圧を適宜調整する制御IC3cと、共振回路3dと、2次側4の電圧を制御IC3cにフィードバックする1次側フィードバック回路3eと、2次側4に設けられた液晶テレビのスイッチ4aのオンオフの状態を示すトリガ電圧を制御IC3cに入力する1次側モード切換信号回路3fとが設けられている。
一方、2次側4には、液晶テレビの電源をオンオフするスイッチ4aと、当該スイッチ4aのオンオフに応じて、前記1次側モード切換信号回路に3f信号送信する2次側モード切換信号回路4bと、2次側4の出力電圧に応じて、前記1次側フィードバック回路3eに信号送信する2次側フィードバック回路4cと、所定の出力電圧を出力可能にトランス5の2次側巻線5bの必要巻数からの出力ライン4d,4e…と、当該出力電圧を定電圧に安定化し、所定の構成回路に供給する定電圧回路4fとが設けられている。
前記制御IC3cは、1次側フィードバック回路3eを介してフィードバック信号が入力されるフィードバック端子Aと、前記1次側モード切換信号回路3fを介してトリガ電圧が入力されるトリガ入力端子としてのゼロ電流検出端子Bと、トランス5の1次側メイン巻線5aに駆動電圧を出力するドレイン端子Cと、GND端子Dと、電源供給を受ける電源入力端子Eを有している。
フィードバック端子Aに入力された当該フィードバック信号に基づき、制御IC3cはPWMによるフィードバック制御を行い、2次側4の出力電圧が適正電圧となるように適宜調整し、ドレイン端子Cよりトランス5の1次側メイン巻線5aに駆動電圧を出力する。
又、制御IC3cは、トリガ入力端子(=ゼロ電流検出端子)Bに入力された前記トリガ電圧に基づき、液晶テレビのスイッチ4aオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、テレビのスイッチ4aオフ時にスタンバイ状態の当該液晶テレビのコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する。即ち、所定のトリガ電圧が入力された場合には、バーストモードとしてドレイン電流を電流制限し、オン幅を前記フィードバック信号の電圧(VF/B)に対してリニアな制御ではなく、例えばVF/B>1.8Vで発振させ、VF/B<0.8Vで停止といったようなヒステリシスによる間欠動作を行う。一方、トリガ電圧が0Vとなる場合には、ノーマルモードに切り換え、上記の間欠動作のないリニアな通常の連続動作を行う。
更に、制御IC3cは、共振回路3dを介してトランス5のコントロール巻線5cにおける電圧を前記ゼロ電流検出端子Bに入力することで、2次側4のゼロ電流点を検出し、ドレイン端子Cからの出力をスイッチングするメインスイッチング素子のオンタイミングを決定している。
前記1次側フィードバック回路3eは、第1のフォトカプラ6を構成するフォトトランジスタ6aを介して、制御IC3cの前記フィードバック端子AとGND端子D間が接続されて成り、当該フォトトランジスタ6aが、後述する2次側フィードバック回路4cに設けられた第1のフォトカプラ6を構成する発光ダイオード6bからの所定時の発光を受光することでオンし、前記フィードバック信号を前記フィードバック端子Aに入力する。
前記1次側モード切換信号回路3fは、第2のフォトカプラ7を構成するフォトトランジスタ7bを介して、制御IC3cの前記トリガ入力端子BとGND端子D間が接続されて成り、当該フォトトランジスタ7bが、後述する2次側モード切換信号回路4bに設けられた第2のフォトカプラ7を構成する発光ダイオード7bからの所定時の発光を受光することでオンし、前記トリガ電圧を前記トリガ入力端子Bに入力する。制御IC3cは、当該トリガ電圧の入力を受け、バーストモードへ切り換えて、間欠動作による省電力制御を行う。
前記2次側フィードバック回路4cは、2次側4の例えばノーマルモード時に12Vとなる低電圧出力ライン4eからノーマルモード時に所定電圧としての2.5Vとなるように抵抗4gで分圧調整されたノーマルモード検出ライン4h、及び、2次側4の例えばノーマルモード時には40V、バーストモード時には8Vとなる高電圧出力ライン4dからバーストモード時に所定電圧としての2.5Vとなるように抵抗4iで分圧調整された上、ダイオード4kを介したバーストモード検出ライン4jが各々、前記高電圧出力ライン4dとGND4l間にフォトカプラ6を構成する前記発光ダイオード6bとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータ4mに接続され、更に前記高出力電圧ライン4dとGND4n間に、テレビのスイッチ4aのオンオフに応じてオンオフ制御されるトランジスタ4oが設けられると共に、当該トランジスタ4oに接続される当該高電力出力ライン4dと、前記バーストモード検出ライン4jの前記ダイオード14k前段とが並列接続されて成る。
即ち、前記2次側フィードバック回路4cは、テレビのスイッチ4aがオフされている場合、前記トランジスタ4oのオフにより、GND4nと遮断された前記バーストモード検出ライン4jからの調整電圧が前記シャントレギュレータ4mを構成する、ツェナーダイオード4pに供給される。
一方、テレビのスイッチ4aがオンされている場合には、前記トランジスタ4oのオンにより、前記バーストモード検出ライン4jからの調整電圧は、接続されたGND4nに落とされると共に、前記ノーマルモード検出ライン4hからの調整電圧が前記シャントレギュレータ4mを構成する、ツェナーダイオード4pに供給される。
上記した前記バーストモード検出ライン4jからの調整電圧、及び前記ノーマルモード検出ライン4hからの調整電圧の何れの調整電圧が供給される場合も、前記ツェナーダイオード4pは設定された所定電圧2.4Vと比較し、当該所定電圧を超える場合にはオンしてフォトカプラ6を構成する前記発光ダイオード6bを発光させる。これに伴い、前記1次側フィードバック回路3eは、前記フォトトランジスタ6aで逐次受光し、前述したようにフィードバック信号を前記制御IC3cのフィードバック端子Aに入力し、制御する。
前記2次側モード切換信号回路4bは、高電圧出力ライン4dとGND間に第2のフォトカプラ7を構成する発光ダイオード7bと、前記2次側フィードバック回路4cにおける前記バーストモード検出ライン4jの電圧でオンオフされるトランジスタ4qを設けて成る。
即ち、前記2次側モード切換信号回路4bにおいては、液晶テレビのスイッチ4aがオンされると、トランジスタ4oのベース電圧がHiとなり、オンにスイッチングされる。すると、前記高電圧出力ライン4dはGNDに導通され、0電位となるため、トランジスタ4qはオフにスイッチングされる。その結果、第2のフォトカプラ7を構成する発光ダイオード7bには通電されず、第2のフォトカプラ7を構成するフォトトランジスタ7aはオンせず、1次側モード切換信号回路3fによる制御IC3cのトリガ端子Bにトリガ電圧は入力されない。従って、制御IC3cはノーマルモードでの制御を行う。
一方、液晶テレビのスイッチ4aがオフされると、トランジスタ4oのベース電圧がLoとなり、オフにスイッチングされる。すると、前記高電圧出力ライン4dはGNDと絶縁されて、当該高電圧出力ライン4dから出力される2.5Vの定電圧が印加され、トランジスタ4qはオンにスイッチングされる。その結果、第2のフォトカプラ7を構成する発光ダイオード7bに通電され発光するため、受光した第2のフォトカプラ7を構成するフォトトランジスタ7bはオンし、1次側モード切換信号回路3fによる制御IC3cのトリガ端子Bにトリガ電圧が入力される。従って、制御IC3cはバーストモードでの間欠発振制御を行う。
上記したように、本従来技術では、第2のフォトカプラ7を介した1次側と2次側の両モード切換信号回路3f,4bにより、制御IC3cを適宜、バーストモードに切り換え制御することで、スタンバイ時の消費電力の低減を図っていた。
ところで、従来、スタンバイ時の消費電力の低減を図るため、例えば以下のような公知技術が知られている。
即ち、特開平5−176258号公報(特許文献1)には、テレビ用電源装置において、フォトカプラを介して、スタンバイ時に1次側のトラジスタをオンさせ、同期発振回路の発振用コンデンサの容量を小さくして、2次側の電流を減少させている構成が開示されている。
又、特開平8−223508号公報(特許文献2)には、スタンバイ時の電力供給を通常動作時のスイッチングトランスとは別のトランスから電力供給する電源回路において、制御ICへの電源供給回路にスタンバイ/ノーマル切り換え用のトランジスタを設け、フォトカプラからの信号でオンオフする構成が開示されている。
更に、特開2000−184709号公報(特許文献3)には、スイッチング装置において、主スイッチをPWMパルスでオンオフし、これに応じた電流を発光ダイオードに流し、スタンバイ時には当該発光ダイオードに強制的に電流を流す構成が開示されている。
特開平5−176258号公報 特開平8−223508号公報 特開2000−184709号公報
しかしながら、上記した電源回路2においては、スタンバイ時に制御IC3cをバーストモードに切り換えるための1次側、及び2次側の両モード切換信号回路3f,4b間は、専用の第2のフォトカプラ7が別途必要となっていた。このフォトカプラの設置に伴い、コストアップに繋がっていた。
勿論、1次側、及び2次側の両モード切換信号回路間をフォトカプラを使わずに、直接結線して信号の授受を行えれば、そうしたコストの問題は解決できる。しかし、1次側と2次側との間は絶縁状態にする必要があるため、そうした方法を採用することもできない。
又、前述した特許文献1〜3の何れの構成においても、こうした1次側と2次側との間を絶縁状態を保ったままで、専用のフォトカプラを追加することなく、低コストで制御ICをバーストモードに適宜切り換える構成は提案されてはいない。
本考案は、上記問題にかんがみてなされたもので、電気電子機器のスタンバイ状態において省電力化を図るための制御ICのバーストモードとノーマルモードとの切り換えを、専用のフォトカプラを追加することなく、低コストで正確に行う電源回路を有するテレビ、及び電源回路を提供することを目的とする。
上記問題を解決する為に請求項1に記載の考案は、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路を有するテレビであって、当該電源回路は、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号をフィードバック端子に入力し、1次側の電圧をフィードバック制御する共に、トリガ入力端子へ入力されるトリガ電圧に基づき、テレビのスイッチオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、テレビのスイッチオフ時にスタンバイ状態の当該テレビのコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する、1次側に設けられた制御ICと、前記フィードバック制御のために、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成るフォトカプラを介して1次側の前記制御ICに絶縁状態で入力するフィードバック回路と、テレビのスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、テレビのスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、テレビのスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とするモード切換信号回路とを有し、前記フィードバック回路は、1次側フィードバック回路と2次側フィードバック回路とから成る一方、前記モード切換信号回路は、1次側モード切換信号回路と2次側モード切換信号回路とから成り、前記1次側フィードバック回路は、制御ICの前記フィードバック端子とGND間にフォトカプラを構成する前記フォトトランジスタを設けて成り、前記1次側モード切換信号回路は、補償回路を介した前記1次側フィードバック回路とGND間を一定電圧以上でオンする第1のスイッチング素子と、前記補償回路と当該第1のスイッチング素子間の電圧に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子とGND間をオンオフ制御する第2のスイッチング素子とから成り、前記2次側フィードバック回路、及び前記2次側モード切換信号回路は、2次側の低電圧出力ラインからノーマルモード時に所定電圧となるように分圧調整されたノーマルモード検出ライン、及び、2次側の高電圧出力ラインからバーストモード時に所定電圧となるように分圧調整された上、ダイオードを介したバーストモード検出ラインが各々、前記高電圧出力ラインとGND間にフォトカプラを構成する前記発光ダイオードとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータに接続され、更に前記高出力電圧ラインとGND間に、テレビのスイッチのオンオフに応じてオンオフ制御される第3のスイッチング素子が設けられると共に、当該第3のスイッチング素子に接続される当該高電力出力ラインと、前記バーストモード検出ラインの前記ダイオード前段とが並列接続されて成り、テレビのスイッチがオフされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオフにより、所定電圧よりも高い、前記バーストモード検出ラインからのノーマルモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光し、それを受光する前記フォトトランジスタのオンに伴う、前記1次側フィードバック回路の通電により、補償回路とGND間の電位が低下して前記第1のスイッチング素子がオフする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が上がり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオンにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されて制御ICがバーストモードとなる一方、テレビのスイッチがオンされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオンにより、所定電圧よりも低い、前記ノーマルモード検出ラインからのバーストモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光せず、補償回路側の電位が上昇し、前記第1のスイッチング素子がオンする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が0Vとなり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオフにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されず制御ICがノーマルモードとなることで制御ICのモード切り換えを行い、制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめる構成としている。
上記のように構成した請求項1に記載の考案によれば、テレビに搭載される電源回路内の制御ICの、前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、従来より設けられているフィードバック回路用のフォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラが不要になる。
又、2次側のモード切換信号回路もフィードバック回路と兼用するので、2次側の回路構成が簡素化する。
請求項2に記載の考案は、電気電子機器に搭載され、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路であって、当該電源回路は、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号をフィードバック端子に入力し、1次側の電圧をフィードバック制御する共に、トリガ入力端子へ入力されるトリガ電圧に基づき、前記電気電子機器のスイッチオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、電気電子機器のスイッチオフ時にスタンバイ状態の当該電気電子機器のコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する、1次側に設けられた制御ICと、前記フィードバック制御のために、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を、フォトカプラを介して1次側の前記制御ICに絶縁状態で入力するフィードバック回路と、電気電子機器のスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、電気電子機器のスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、電気電子機器のスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とするモード切換信号回路とを有し、制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめる構成としている。
上記のように構成した請求項2に記載の考案によれば、電気電子機器に搭載される電源回路内の制御ICの、前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、従来より設けられているフィードバック回路用のフォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラが不要になる。
又、2次側のモード切換信号回路もフィードバック回路と兼用するので、2次側の回路構成が簡素化する。
請求項3に記載の考案は、前記フォトカプラは、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成る構成としている。
上記のように構成した請求項3に記載の考案によれば、フィードバック回路用の、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成るフォトカプラを兼用することで、請求項2に記載の作用が得られる。
請求項4に記載の考案は、前記電気電子機器はテレビであり、前記モード切換信号回路は、当該テレビのスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、テレビのスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、テレビのスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とする構成としている。
上記のように構成した請求項4に記載の考案によれば、テレビに搭載される電源回路について、請求項2〜請求項3に記載の作用が得られる。
請求項5に記載の考案は、前記フィードバック回路は、1次側フィードバック回路と2次側フィードバック回路とから成る一方、前記モード切換信号回路は、1次側モード切換信号回路と2次側モード切換信号回路とから成り、前記1次側フィードバック回路は、制御ICの前記フィードバック端子とGND間にフォトカプラを構成する前記フォトトランジスタを設けて成り、前記1次側モード切換信号回路は、補償回路を介した前記1次側フィードバック回路とGND間を一定電圧以上でオンする第1のスイッチング素子と、前記補償回路と当該第1のスイッチング素子間の電圧に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子とGND間をオンオフ制御する第2のスイッチング素子とから成り、前記2次側フィードバック回路、及び前記2次側モード切換信号回路は、2次側の低電圧出力ラインからノーマルモード時に所定電圧となるように分圧調整されたノーマルモード検出ライン、及び、2次側の高電圧出力ラインからバーストモード時に所定電圧となるように分圧調整された上、ダイオードを介したバーストモード検出ラインが各々、前記高電圧出力ラインとGND間にフォトカプラを構成する前記発光ダイオードとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータに接続され、更に前記高出力電圧ラインとGND間に、テレビのスイッチのオンオフに応じてオンオフ制御される第3のスイッチング素子が設けられると共に、当該第3のスイッチング素子に接続される当該高電力出力ラインと、前記バーストモード検出ラインの前記ダイオード前段とが並列接続されて成り、テレビのスイッチがオフされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオフにより、所定電圧よりも高い、前記バーストモード検出ラインからのノーマルモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光し、それを受光する前記フォトトランジスタのオンに伴う、前記1次側フィードバック回路の通電により、補償回路とGND間の電位が低下して前記第1のスイッチング素子がオフする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が上がり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオンにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されて制御ICがバーストモードとなる一方、テレビのスイッチがオンされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオンにより、所定電圧よりも低い、前記ノーマルモード検出ラインからのバーストモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光せず、補償回路側の電位が上昇し、前記第1のスイッチング素子がオンする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が0Vとなり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオフにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されず制御ICがノーマルモードとなることで制御ICのモード切り換えを行い、制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめる構成としている。
上記のように構成した請求項5に記載の考案によれば、2次側フィードバック回路と兼用する2次側モード切換信号回路の第3のスイッチング素子、及びそれに応じた1次側モード切換信号回路の第1、及び第2のスイッチング素子が適宜スイッチングされることにより、請求項1に記載の作用が得られる。
以上に記載したテレビ、及び電源回路は、装置としてのみならず、方法としても提供し得る。
請求項1に記載の考案によれば、テレビに搭載される電源回路内の制御ICの、前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、従来より設けられているフィードバック回路用のフォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラが不要になるため、低コストでありながら、スタンバイ状態で低消費電力である優れたテレビを提供し得る。
又、2次側のモード切換信号回路もフィードバック回路と兼用するので、2次側の回路構成が簡素化するため、1次側のモード切換信号回路の追加も、コストアップには繋がらない。
請求項2に記載の考案によれば、電気電子機器に搭載される電源回路内の制御ICの、前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、従来より設けられているフィードバック回路用のフォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラが不要になるため、低コストでありながら、スタンバイ状態で低消費電力である優れた電気電子機器に搭載される電源回路を提供し得る。。
又、2次側のモード切換信号回路もフィードバック回路と兼用するので、2次側の回路構成が簡素化するため、1次側のモード切換信号回路の追加も、コストアップには繋がらない。
請求項3に記載の考案によれば、フィードバック回路用の、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成るフォトカプラを兼用することで、請求項2に記載の効果が確実に得られる。
請求項4に記載の考案によれば、低コスト且つ低消費電力の優れたテレビを提供できる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項1に記載の効果が同様に得られる。
以下、本考案を具体化した実施例について説明する。
本実施例では、電気電子機器として液晶テレビに適用した場合について説明する。
図1には、電気電子機器としての液晶テレビの構成を説明するブロック図を示す。
同図において、液晶テレビ11は、本体の動作を制御するコントローラ11aと、図示していないアンテナで受信されるテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し、出力するチューナ11bと、該チューナ11bが出力したテレビ放送信号に基く映像を液晶画面11cに表示する映像処理部11dと、該チューナ11bが出力したテレビ放送信号に基く音声をスピーカ11eから出力する音声処理部11fと、リモコン11gから送信されてきた操作コマンドを受信するリモコン受信部11hとを備えている。
コントローラ11aは、リモコン受信部11hで受信した制御コマンドに応じて、後述するスイッチ14aのオン/オフ、チャンネルの切換、音量のアップ/ダウン等を制御する。液晶テレビ11の各部には、電源回路12から動作電源が供給されている。この電源回路12には、外部から商用電源(例えば、AC100V)が入力される。
図2には、前記電源回路12の回路図を示す。
同図において、電源回路12は部分共振電源回路であり、外部の例えば商用AC電源をブリッジダイオード13aで全波整流した上、コンデンサ13bで平滑化され入力される1次側13と、トランス15を介して所望の電圧に調整され、各構成回路に出力される2次側14とから成る。
1次側13には、1次側の電圧を適宜調整する制御IC13cと、共振回路13dと、2次側14の電圧を制御IC13cにフィードバックする1次側フィードバック回路13eと、2次側14に設けられた液晶テレビ11の後述するスイッチ14aのオンオフの状態を示すトリガ電圧を制御IC13cに入力する1次側モード切換信号回路13fとが設けられている。
一方、2次側14には、液晶テレビの電源をオンオフするスイッチ14aと、当該スイッチ14aのオンオフに応じて、前記1次側モード切換信号回路13fに信号送信する2次側モード切換信号回路14bと、2次側14の出力電圧に応じて、前記1次側フィードバック回路13eに信号送信する2次側フィードバック回路14cと、所定の出力電圧を出力可能にトランス15の2次側巻線15bの必要巻数からの出力ライン14d,14e…と、当該出力電圧を定電圧に安定化し、所定の構成回路に供給する定電圧回路14fとが設けられている。
前記制御IC13cは、1次側フィードバック回路13eを介してフィードバック信号が入力されるフィードバック端子Aと、前記1次側モード切換信号回路13fを介してトリガ電圧が入力されるトリガ入力端子としてのゼロ電流検出端子Bと、トランス15の1次側メイン巻線15aに駆動電圧を出力するドレイン端子Cと、GND端子Dと、電源供給を受ける電源入力端子Eを有している。
フィードバック端子Aに入力された当該フィードバック信号に基づき、制御IC13cはPWMによるフィードバック制御を行い、2次側14の出力電圧が適正電圧となるように適宜調整し、ドレイン端子Cよりトランス15の1次側メイン巻線15aに駆動電圧を出力する。
又、制御IC13cは、トリガ入力端子(=ゼロ電流検出端子)Bに入力された前記トリガ電圧に基づき、液晶テレビ11のスイッチ14aオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、テレビ11のスイッチ14aオフ時にスタンバイ状態の当該液晶テレビ11のコントローラ11aに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する。即ち、所定のトリガ電圧が入力された場合には、バーストモードとしてドレイン電流を電流制限し、オン幅を前記フィードバック信号の電圧(VF/B)に対してリニアな制御ではなく、例えばVF/B>1.8Vで発振させ、VF/B<0.8Vで停止といったようなヒステリシスによる間欠動作を行う。一方、トリガ電圧が0Vとなる場合には、ノーマルモードに切り換え、上記の間欠動作のないリニアな通常の連続動作を行う。
更に、制御IC13cは、共振回路13dを介してトランス15のコントロール巻線15cにおける電圧を前記ゼロ電流検出端子Bに入力することで、2次側14のゼロ電流点を検出し、ドレイン端子Cからの出力をスイッチングするメインスイッチング素子のオンタイミングを決定している。
前記1次側フィードバック回路13eは、フォトカプラ16を構成するフォトトランジスタ16aを介して、制御IC13cの前記フィードバック端子AとGND端子D間が接続されて成り、当該フォトトランジスタ16aが、後述する2次側フィードバック回路14cに設けられたフォトカプラ16を構成する発光ダイオード16bからの所定時の発光を受光することでオンし、前記フィードバック信号を前記フィードバック端子Aに入力する。
前記1次側モード切換信号回路13fは、補償回路13gを介した前記1次側フィードバック回路13eとGND端子D間をオンオフ可能に、ツェナーダイオード13hを介してベースにバイパス入力されるように第1のスイッチング素子としてのトランジスタ13iを設けると共に、前記1次側フィードバック回路13eと当該トランジスタ13i間が第2のスイッチング素子としてのトランジスタ13jのベースに接続され、当該トランジスタ13jで制御IC13cの前記トリガ入力端子BとGND端子D間をオンオフするように構成されて成る。
即ち、前記1次側モード切換信号回路13fは、前記1次側フィードバック回路13eがフォトトランジスタ16aによりオンされ、電圧が低下すると、ツェナーダイオード13hを介してトランジスタ13iがオフされる。すると、補償回路13gとトランジスタ13i間の電位が上がり、それに伴ってトランジスタ13jがオンされる。従って、制御IC13cの前記トリガ入力端子Bにはトリガ電圧が入力されて制御IC13cがバーストモードとなる。
一方、1次側モード切換信号回路13fは、前記1次側フィードバック回路13eがフォトトランジスタ16aによりオフされると、補償回路13g側の電位が上昇し、ツェナーダイオード13hを介して前記トランジスタ13iはオンされる。すると、前記トランジスタ13jのベース電位は0Vとなり、当該トランジス13jはオフされる。従って、制御IC13cの前記トリガ入力端子Bにはトリガ電圧は入力されず、制御IC13cはノーマルモードに切り換わる。
前記2次側フィードバック回路14c、及び前記2次側モード切換信号回路14bは、2次側14の例えばノーマルモード時に12Vとなる低電圧出力ライン14eからノーマルモード時に所定電圧としての2.5Vとなるように抵抗14gで分圧調整されたノーマルモード検出ライン14h、及び、2次側14の例えばノーマルモード時には40V、バーストモード時には8Vとなる高電圧出力ライン14dからバーストモード時に所定電圧としての2.5Vとなるように抵抗14iで分圧調整された上、ダイオード14kを介したバーストモード検出ライン14jが各々、前記高電圧出力ライン14dとGND14l間にフォトカプラ16を構成する前記発光ダイオード16bとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータ14mに接続され、更に前記高出力電圧ライン14dとGND14n間に、テレビのスイッチ14aのオンオフに応じてオンオフ制御される第3のスイッチング素子としてのトランジスタ14oが設けられると共に、当該トランジスタ14oに接続される当該高電力出力ライン14dと、前記バーストモード検出ライン14jの前記ダイオード14k前段とが並列接続されて成る。
即ち、前記2次側フィードバック回路14cは、テレビのスイッチ14aがオフされている場合、前記トランジスタ14oのオフにより、GND14nと遮断された前記バーストモード検出ライン14jからの調整電圧が前記シャントレギュレータ14mを構成する、ツェナーダイオード14pに供給される。
一方、テレビのスイッチ14aがオンされている場合には、前記トランジスタ14oのオンにより、前記バーストモード検出ライン14jからの調整電圧は、接続されたGND14nに落とされると共に、前記ノーマルモード検出ライン14hからの調整電圧が前記シャントレギュレータ14mを構成する、ツェナーダイオード14pに供給される。
上記した前記バーストモード検出ライン14jからの調整電圧、及び前記ノーマルモード検出ライン14hからの調整電圧の何れの調整電圧が供給される場合も、前記ツェナーダイオード14pは設定された所定電圧2.4Vと比較し、当該所定電圧を超える場合にはオンしてフォトカプラ16を構成する前記発光ダイオード16bを発光させる。これに伴い、前記1次側フィードバック回路13eは、前記フォトトランジスタ16aで逐次受光し、前述したようにフィードバック信号を前記制御IC13cのフィードバック端子Aに入力し、制御する。
又、上記した2次側の両モード切換信号回路14bは、テレビのスイッチ14aがオフされた場合には、前記トランジスタ14oのオフにより、GND14nと遮断された前記バーストモード検出ライン14jからの調整電圧が前記シャントレギュレータ14mを構成する、ツェナーダイオード14pに供給される。スイッチ14aがオフされる時点では、制御IC13cはまだノーマルモードからバーストモードに切り換わっていないため、高電圧出力ライン14dの出力電圧は40Vとなっている。しかし、前記バーストモード検出ライン14jで2.5Vに分圧調整する抵抗14iは、高電圧出力ライン14dの出力電圧がバーストモード時の8Vの場合で設定されているため、前記したスイッチ14aがオフされる時点での当該バーストモード検出ライン14jでの調整電圧は2.5Vよりも高くなる。従って、入力電圧が2.5V以上の場合に導通するように設定されているツェナーダイオード14pはオンとなり、フォトカプラ16を構成する前記発光ダイオード16bが発光する。
1次側フィードバック回路13eの前記フォトトランジスタ16aは、受光に伴いオンされ、前記1次側フィードバック回路13eに通電される。その結果、1次側モード切換信号回路13fにおいて、
補償回路13gとGND端子D間の電位が低下して前記トランジスタ13iがオフする結果、補償回路13gとトランジスタ13i間の電位が上がり、それに伴い前記トランジスタ13jがオンされ、制御IC13cの前記トリガ入力端子Bにはトリガ電圧が入力されて、制御IC13cがバーストモードに切り換わる。
一方、2次側の両モード切換信号回路14bは、テレビのスイッチ14aがオンされた場合には、前記トランジスタ14oのオンにより、前記バーストモード検出ライン14jからの調整電圧は、接続されたGND14nに落とされると共に、前記ノーマルモード検出ライン14hからの調整電圧が前記シャントレギュレータ14mを構成する、ツェナーダイオード14pに供給される。このノーマルモード検出ライン14hからの調整電圧は、ダイオード14kの存在により、オンされた前記トランジスタ14o側のGND14nに落とされることはない。
スイッチ14aがオンされた時点では、制御IC13cはまだバーストモードからノーマルモードに切り換わっていないため、低電圧出力ライン14eの出力電圧はノーマルモード時の12Vにはなっていない。しかし、前記ノーマルモード検出ライン14hで2.5Vに分圧調整する抵抗14iは、低電圧出力ライン14eの出力電圧がノーマルモード時の12Vの場合で設定されているため、前記したスイッチ14aがオンされる時点での当該ノーマルモード検出ライン14hでの調整電圧は2.5Vよりも低くなる。従って、入力電圧が2.5V以上の場合に導通するように設定されているツェナーダイオード14pはオフとなり、フォトカプラ16を構成する前記発光ダイオード16bは発光しない。
1次側フィードバック回路13eの前記フォトトランジスタ16aは、受光しないためオフされ、前記1次側フィードバック回路13eは遮断される。その結果、1次側モード切換信号回路13fにおいて、補償回路13gとGND端子D間の電位が上昇して前記トランジスタ13iがオンする結果、補償回路13gとトランジスタ13i間の電位が下がり、それに伴い前記トランジスタ13jがオフされ、制御IC13cの前記トリガ入力端子Bにはトリガ電圧が入力されず、制御IC13cがノーマルモードに切り換わる。
即ち、1次側、及び2次側の両モード切換信号回路13f,14bは、1次側、及び2次側の両フィードバック回路13e,14cが元来備えているフォトカプラ16を兼用することで、モード切り換え機能を作動し得る。
更に、2次側モード切換信号回路14bは2次側フィードバック回路14cと兼用するため回路構成が簡略化され、1次側モード切換信号回路13fの回路追加分を相殺し得る。
以上に説明したように、本実施例における液晶テレビに設けられた電源回路によれば、電源スイッチのオンオフに応じてノーマルモードとバーストモードとを適宜切り換えるためのモード切換信号回路における2次側から1次側への信号の送受信に、従来より既存のフィードバック回路用のフォトカプラを兼用して行うようにしたので、専用のフォトカプラを別途設ける必要がなくなり、低コストでありながら、従来同様、正確にモードの切り換えを行い得る低消費電力の電気電子機器を提供できる。。
尚、本願考案は本実施例の構成に限定されるものではなく、以下に列記する構成について、適宜変更可能である。
1.本実施例では、電源回路を液晶テレビに搭載する場合について説明したが、電源回路を搭載する電気電子機器は、液晶テレビに限定されることはなく、CRTテレビ、PDPテレビ等の他のテレビ、更には各種家電製品等、スタンバイ状態での省電力化を図る必要のある各種電気電子機器に広く適用可能である。
2.本実施例の電源回路の設定電圧等の具体的な各種パラメータは、電気電子機器の要求される使用に応じて、適宜変更し得る。
3.本実施例で説明した電源回路に搭載する制御ICは、新電元工業社製のスタンバイ対応部分共振電源用IC「MRシリーズ」を前提に説明したが、制御ICのこの機種はあくまで一例に過ぎず、スタンバイとノーマルとの切り換え機能を有する他の機種の制御ICに適用することも可能である。
但し、その場合、制御ICの要求される各仕様に合わせて、各種パラメータは適宜変更される。
4.各実施例における、電源回路の具体的な回路構成は一例に過ぎず、同様な機能を有する回路に適宜変更可能である。要は、フィードバック回路が元来保有するフォトカプラをモード切換信号回路用として兼用できる構成であれば良い。
5.各スイッチング素子は、FET、スイッチングトランジスタ、IGBT等の各種スイッチング素子が適用可能である。
6.以上に述べた電源回路、或いは当該電源回路を搭載した電気電子機器であるテレビとしての構成のみならず、同様の構成により、電源回路における、当該電気電子機器のスイッチオンオフに伴う電源電圧供給モード切り換え方法として提供し得るのは言うまでもない。
電気電子機器のスタンバイ状態において省電力化を図るための制御ICのバーストモードとノーマルモードとの切り換えを、専用のフォトカプラを追加することなく、低コストで正確に行う電源回路を有するテレビ、及び電源回路を提供する
本考案の実施例1を説明するブロック図である。 本考案の実施例1を説明する回路図である。 従来技術を説明する回路図である。
符号の説明
13c…制御IC
13e…1次側フィードバック回路
13f…1次側モード切換信号回路
13g…補償回路
13h…ツェナーダイオード
13i…第1のスイッチング素子としてのトランジスタ
13j…第2のスイッチング素子としてのトランジスタ
14b…2次側モード切換信号回路
14c…2次側フィードバック回路
14d…高電圧出力ライン
14e…低電圧出力ライン
14h…ノーマルモード検出ライン
14j…バーストモード検出ライン
14k…ダイオード
14l…GND
14m…シャントレギュレータ
14n…GND
14o…第3のスイッチング素子としてのトランジスタ
14p…ツェナーダイオード
15…トランス
16…フォトカプラ
16a…フォトトランジスタ
16b…発光ダイオード
A…フィードバック端子
B…トリガ入力端子(=ゼロ電流検出端子)
C…ドレイン端子
D…GND端子

Claims (6)

  1. 1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路を有するテレビであって、
    当該電源回路は、
    2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号をフィードバック端子に入力し、1次側の電圧をフィードバック制御する共に、トリガ入力端子へ入力されるトリガ電圧に基づき、テレビのスイッチオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、テレビのスイッチオフ時にスタンバイ状態の当該テレビのコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する、1次側に設けられた制御ICと、
    前記フィードバック制御のために、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成るフォトカプラを介して1次側の前記制御ICに絶縁状態で入力するフィードバック回路と、
    テレビのスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、テレビのスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、テレビのスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とするモード切換信号回路とを有し、
    前記フィードバック回路は、1次側フィードバック回路と2次側フィードバック回路とから成る一方、
    前記モード切換信号回路は、1次側モード切換信号回路と2次側モード切換信号回路とから成り、
    前記1次側フィードバック回路は、制御ICの前記フィードバック端子とGND間にフォトカプラを構成する前記フォトトランジスタを設けて成り、
    前記1次側モード切換信号回路は、補償回路を介した前記1次側フィードバック回路とGND間を一定電圧以上でオンする第1のスイッチング素子と、前記補償回路と当該第1のスイッチング素子間の電圧に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子とGND間をオンオフ制御する第2のスイッチング素子とから成り、
    前記2次側フィードバック回路、及び前記2次側モード切換信号回路は、2次側の低電圧出力ラインからノーマルモード時に所定電圧となるように分圧調整されたノーマルモード検出ライン、及び、2次側の高電圧出力ラインからバーストモード時に所定電圧となるように分圧調整された上、ダイオードを介したバーストモード検出ラインが各々、前記高電圧出力ラインとGND間にフォトカプラを構成する前記発光ダイオードとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータに接続され、更に前記高出力電圧ラインとGND間に、テレビのスイッチのオンオフに応じてオンオフ制御される第3のスイッチング素子が設けられると共に、当該第3のスイッチング素子に接続される当該高電力出力ラインと、前記バーストモード検出ラインの前記ダイオード前段とが並列接続されて成り、
    テレビのスイッチがオフされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオフにより、所定電圧よりも高い、前記バーストモード検出ラインからのノーマルモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光し、それを受光する前記フォトトランジスタのオンに伴う、前記1次側フィードバック回路の通電により、補償回路とGND間の電位が低下して前記第1のスイッチング素子がオフする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が上がり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオンにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されて制御ICがバーストモードとなる一方、
    テレビのスイッチがオンされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオンにより、所定電圧よりも低い、前記ノーマルモード検出ラインからのバーストモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光せず、補償回路側の電位が上昇し、前記第1のスイッチング素子がオンする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が0Vとなり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオフにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されず制御ICがノーマルモードとなることで制御ICのモード切り換えを行い、
    制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめることを特徴とする、テレビ。
  2. 電気電子機器に搭載され、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路であって、
    当該電源回路は、
    2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号をフィードバック端子に入力し、1次側の電圧をフィードバック制御する共に、トリガ入力端子へ入力されるトリガ電圧に基づき、前記電気電子機器のスイッチオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、電気電子機器のスイッチオフ時にスタンバイ状態の当該電気電子機器のコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する、1次側に設けられた制御ICと、
    前記フィードバック制御のために、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を、フォトカプラを介して1次側の前記制御ICに絶縁状態で入力するフィードバック回路と、
    電気電子機器のスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、電気電子機器のスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、電気電子機器のスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とするモード切換信号回路とを有し、
    制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめることを特徴とする、電源回路。
  3. 前記フォトカプラは、電圧印加に伴う発光ダイオードの発光と、当該発光の受光に伴いスイッチオンするフォトトランジスタとから成ることを特徴とする、請求項2に記載の電源回路。
  4. 前記電気電子機器はテレビであり、前記モード切換信号回路は、当該テレビのスイッチオンオフに伴う2次側の電圧変化に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子に対し、テレビのスイッチオフ時には前記トリガ電圧を供給する一方、テレビのスイッチオン時には前記トリガ電圧を非供給とすることを特徴とする、請求項2〜請求項3に記載の電源回路。
  5. 前記フィードバック回路は、1次側フィードバック回路と2次側フィードバック回路とから成る一方、
    前記モード切換信号回路は、1次側モード切換信号回路と2次側モード切換信号回路とから成り、
    前記1次側フィードバック回路は、制御ICの前記フィードバック端子とGND間にフォトカプラを構成する前記フォトトランジスタを設けて成り、
    前記1次側モード切換信号回路は、補償回路を介した前記1次側フィードバック回路とGND間を一定電圧以上でオンする第1のスイッチング素子と、前記補償回路と当該第1のスイッチング素子間の電圧に基づき、制御ICの前記トリガ入力端子とGND間をオンオフ制御する第2のスイッチング素子とから成り、
    前記2次側フィードバック回路、及び前記2次側モード切換信号回路は、2次側の低電圧出力ラインからノーマルモード時に所定電圧となるように分圧調整されたノーマルモード検出ライン、及び、2次側の高電圧出力ラインからバーストモード時に所定電圧となるように分圧調整された上、ダイオードを介したバーストモード検出ラインが各々、前記高電圧出力ラインとGND間にフォトカプラを構成する前記発光ダイオードとともに設けられる、所定電圧以上で通電するシャントレギュレータに接続され、更に前記高出力電圧ラインとGND間に、テレビのスイッチのオンオフに応じてオンオフ制御される第3のスイッチング素子が設けられると共に、当該第3のスイッチング素子に接続される当該高電力出力ラインと、前記バーストモード検出ラインの前記ダイオード前段とが並列接続されて成り、
    テレビのスイッチがオフされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオフにより、所定電圧よりも高い、前記バーストモード検出ラインからのノーマルモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光し、それを受光する前記フォトトランジスタのオンに伴う、前記1次側フィードバック回路の通電により、補償回路とGND間の電位が低下して前記第1のスイッチング素子がオフする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が上がり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオンにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されて制御ICがバーストモードとなる一方、
    テレビのスイッチがオンされた場合には、前記第3のスイッチング素子のオンにより、所定電圧よりも低い、前記ノーマルモード検出ラインからのバーストモード時の調整電圧が前記シャントレギュレータに入力されることで、前記発光ダイオードが通電発光せず、補償回路側の電位が上昇し、前記第1のスイッチング素子がオンする結果、補償回路と第1のスイッチング素子間の電位が0Vとなり、それに伴う前記第2のスイッチング素子のオフにより、制御ICの前記トリガ入力端子にはトリガ電圧が入力されず制御ICがノーマルモードとなることで制御ICのモード切り換えを行い、
    制御ICの前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するためのモード切換信号回路による2次側から1次側への信号送受信を、フィードバック回路用の前記フォトカプラと兼用することで、専用のフォトカプラを抹消せしめることを特徴とする、請求項2〜請求項4に記載の電源回路。
  6. 電気電子機器に搭載され、1次側の入力電圧をトランスを介して所望の電圧に変換して2次側で出力する電源回路における、当該電気電子機器のスイッチオンオフに伴う電源電圧供給モード切り換え方法であって、
    2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号をフィードバック端子に入力し、1次側の電圧をフィードバック制御する共に、トリガ入力端子へ入力されるトリガ電圧に基づき、前記電気電子機器のスイッチオン時に供給されるノーマル電圧を供給するノーマルモードと、電気電子機器のスイッチオフ時にスタンバイ状態の当該電気電子機器のコントローラに待機電圧を供給するバーストモードとを適宜切り換え制御する1次側に設けられた制御ICの、前記トリガ入力端子に適宜トリガ電圧を入力するための2次側から1次側への信号送受信を、前記フィードバック制御のために、2次側の出力電圧に基づくフィードバック信号を1次側の前記制御ICに絶縁状態で入力するフィードバック回路用のフォトカプラを兼用して行うことで、専用のフォトカプラを抹消せしめることを特徴とする、電源電圧供給モード切り換え方法。
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