JP2009129541A - 非水電池用電解液及びこれを用いた非水電池 - Google Patents

非水電池用電解液及びこれを用いた非水電池 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、高い難燃性を有する非水電池用電解液と、該非水電池用電解液を備え、優れた電池性能と高い安全性を有する非水電池を提供することである。
【解決手段】非水溶媒に、ビス(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、トリス(オキサラト)リン酸塩、ジフルオロ(ビスオキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種類の化合物からなる第一の添加剤と、下記一般式(1)で表される環状ホスファゼン化合物からなる第二の添加剤と、支持塩を含有することを特徴とする非水電池用電解液を提供する。
(NPR・・・ (1)
[式中、Rは、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し、nは、3又は4を表す。]
【選択図】 なし

Description

本発明は、非水電池用電解液及びそれを備えた非水電池に関し、特に高い難燃性を有する非水電池用電解液、及び優れた電池特性と高い安全性を有する非水電池に関するものである。
非水電池用電解液は、リチウム電池やリチウムイオン2次電池、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ等の電解質として使用されており、これらデバイスは、高電圧、高エネルギー密度を有することから、パソコン及び携帯電話等の駆動電源として広く用いられている。そして、これら非水電池用電解液としては、一般にエステル化合物及びエーテル化合物等の非プロトン性有機溶媒に、LiPF6等の支持塩を溶解させたものが用いられている。しかしながら、非プロトン性有機溶媒は、可燃性であるため、上記デバイスから漏液した際に引火・燃焼する可能性があり、安全面での問題を有している。
この問題に対して、非水電池用電解液を難燃化する方法が検討されており、例えば、非水電池用電解液にリン酸トリメチル等のリン酸エステル類を用いたり、非プロトン性有機溶媒にリン酸エステル類を添加したりする方法が提案されている(特許文献1〜3参照)。しかしながら、これらリン酸エステル類は、充放電を繰り返すことで、徐々に負極で還元分解され、充放電効率及びサイクル特性等の電池特性が大きく劣化するという問題がある。また、充放電しなくても、リン酸エステルを用いた電池を充電状態で保存した場合、高い電池電圧によってもリン酸エステルの分解反応が進行してしまうため、保存後の電池特性が大きく低下してしまう。特に、この分解反応は温度が高くなると共に促進されるため、高温保存後の性能低下が著しい。
この問題に対して、非水電池用電解液にリン酸エステルの分解を抑制する化合物を更に添加したり、リン酸エステルそのものの分子構造を工夫する等の方法も試みられている(特許文献4〜6参照)。しかしながら、この場合も、添加量に制限があり、また、リン酸エステル自体の難燃性の低下等の理由から、電解液が自己消火性になる程度で、電解液の安全性を十分に確保することができない。
また、非水電池用電解液に難燃性を付与するために、該電解液にホスファゼン化合物を添加する方法が開示されている(特許文献7参照)。該ホスファゼン化合物は、その種類によっては高い不燃性を示し、非水電池用電解液への添加量を増量するに従い、該電解液の難燃性が向上する傾向がある。しかしながら、高い不燃性を示すホスファゼン化合物は、概して誘電率が低いため、添加量を多くすると、導電性の低下を招き、電池の放電容量が低下したり、充放電特性、特にレート特性、低温特性に支障をきたすことがある。そのため、高い不燃性を示すホスファゼン 化合物を添加する場合、添加量が制限されるという問題がある。
このように、従来の技術では、電解液の安全性と電池性能を共に確保する点で必ずしも十分でない。
特開平4−184870号公報 特開平8−22839号公報 特開2000−182669号公報 特開平11−67267号公報 特開平10−189040号公報 特開2003−109659号公報 特開平6−13108号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決し、高い難燃性を有する非水電池用電解液と、該非水電池用電解液を備え、優れた電池性能と高い安全性を有する非水電池を提供するものである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、非水電池用電解液において、電解液の難燃化や不燃化を目的として環状ホスファゼン化合物を添加剤(第二の添加剤)として用いる場合、ビス(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、トリス(オキサラト)リン酸塩、ジフルオロビス(オキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩等の添加剤(第一の添加剤)を合わせて用いることにより、高い難燃性と優れた電池性能を有する非水電池用電解液、さらにはそれを使用する非水電池を見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、非水溶媒に、ビス(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、トリス(オキサラト)リン酸塩、ジフルオロ(ビスオキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種類の化合物からなる第一の添加剤と、下記一般式(1)で表される環状ホスファゼン化合物からなる第二の添加剤と、支持塩を含有することを特徴とする非水電池用電解液で、
(NPR ・・・ (1)
[式中、Rは、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し、nは、3又は4を表す]
さらに、第一の添加剤の濃度が非水電池用電解液全体に対して0.01質量%から5.0質量%の範囲であることを特徴とし、第二の添加剤の濃度が非水電池用電解液全体に対して0.5質量%から50.0質量%の範囲であることを特徴とし、第一の添加剤のカチオンがリチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラアルキルアンモニウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とし、前記一般式(1)において、Rのうち少なくとも3つがフッ素であることを特徴とし、または、支持塩がLiPF、LiBF、(CFSONLi、(CSONLiからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする非水電池用電解液であり、また、少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、非水電池用電解液とを備えた非水電池において、上記に記載のいずれかの非水電池用電解液を含むことを特徴とする非水電池を提供するものである。
本発明により、高い難燃性と、非水電池に用いた時に優れた電池性能とを両立させることが可能な非水電池用電解液を提供することができる。また、高い安全性と優れた電池性能を有する非水電池を提供することができる。
以下に本発明の電解液の各構成要素について説明する。
本発明で使用される第一の添加剤はビス(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、トリス(オキサラト)リン酸塩、ジフルオロビス(オキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩からなる群から選ばれた少なくとも1種類で、それぞれの塩は以下の構造式(2)〜(6)に示される構造のアニオン部を有する。
Figure 2009129541
Figure 2009129541
Figure 2009129541
Figure 2009129541
Figure 2009129541
これらの中でもフッ素を含有するもの、即ちジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロビス(オキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩は添加効果が大きいため、より好ましい。原因は明確ではないがフッ素を含有したほうがその分極効果で得られる皮膜のリチウムイオンの透過がより円滑であると推測される。
これらのアニオンと組み合わせるカチオンとしては、本発明の電解液及び非水電池の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく様々なものを選択することができる。
具体例としてはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、銀、銅、鉄、等の金属カチオンやテトラアルキルアンモニウム、テトラアルキルホスホニウム、イミダゾリウム誘導体、等のオニウムカチオンが挙げられるが、特に非水電池中でのイオン伝導を助ける役割をするという観点から、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラアルキルアンモニウムイオンが好ましい。
第一の添加剤の濃度について、好ましい下限は非水電池用電解液全体に対して0.01質量%、より好ましくは0.03質量%、さらに好ましくは0.05質量%であり、また、好ましい上限は5.0質量%、より好ましくは3.0質量%、さらに好ましくは2.0質量%の範囲である。上記範囲の下限を下回ると非水電池のサイクル特性、高温保存性等、耐久性を向上させ、且つ内部抵抗の上昇を抑制する効果が十分に得られ難く、一方、上限を越えると皮膜形成に使われず余剰になったこの第一の添加剤が皮膜形成反応以外の分解反応によりガスを発生し、電池の膨れや性能の劣化を引き起こすという問題が生じる可能性がある。
本発明で使用される第二の添加剤である環状ホスファゼン化合物は、下記一般式(1)で表される。
(NPR ・・・ (1)
式(1)中のRは、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し、nは3又は4を表す。
式(1)のRにおけるハロゲン元素としては、フッ素、塩素、臭素等が挙げられる。また、Rにおけるアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等や、二重結合を含むアリルオキシ基等、またはメトキシエトキシ基、メトキシエトキシエトキシ基等のアルコキシ置換アルコキシ基等が挙げられる。更に、Rにおけるアリールオキシ基としては、フェノキシ基、メチルフェノキシ基、メトキシフェノキシ基等が挙げられる。上記アルコキシ基及びアリールオキシ基中の水素元素は、ハロゲン元素で置換されていてもよく、フッ素で置換されていることが好ましい。また、式(1)中のRは他のRと連結していてもよく、この場合、2つのRは、互いに結合して、アルキレンジオキシ基、アリーレンジオキシ基又はオキシアルキレンアリーレンオキシ基を形成し、かかる二価の基としては、エチレンジオキシ基、プロピレンジオキシ基、フェニレンジオキシ基等が挙げられる。
上記一般式(1)中のRは、同一でも異なってもよい。また、式(1)のRは、安全性が向上する点で、ハロゲン元素であることが好ましく、更に、低粘度である点で、フッ素であることがより好ましい。また、安全性及び低粘性の両立の点で、Rのうち3つ以上がフッ素であることが好ましい。
また、式(1)のnは、3〜4であるが、コスト及び調製が容易な点で、nとしては3が好ましい。なお、上記環状ホスファゼン化合物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
第二の添加剤の濃度について、好ましい下限は非水電池用電解液全体に対して0.5質量%、より好ましくは1.0質量%、さらに好ましくは3.0質量%であり、また、好ましい上限は50.0質量%、より好ましくは20.0質量%さらに好ましくは10.0質量%の範囲である。上記範囲の下限を下回ると難燃効果が十分に得られ難く、一方、上限を越えると電解液のイオン伝導を低下させ、内部抵抗を増加させ、容量低下を招く恐れがある。
本発明の非水電池用電解液に用いる非水溶媒の種類は特に限定されず、任意の非水溶媒を用いることができる。具体例としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート等の環状カーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート等の鎖状カーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン等の環状エステル、酢酸メチル、プロピオン酸メチル等の鎖状エステル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル、ジメトキシエタン、ジエチルエーテル等の鎖状エーテル、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含イオウ非水溶媒等を挙げることができる。また、本発明に用いる非水溶媒は、一種類を単独で用いても良く、二種類以上を用途に合わせて任意の組合せ、比率で混合して用いても良い。
本発明の電解液に用いる支持塩の種類は特に限定されず、任意のリチウム塩を用いることができる。具体例としては、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiSbF、LiCFSO、LiN(SOCF、LiN(SO、LiN(SOCF)(SO)、LiC(SOCF、LiPF(C、LiB(CF、LiBF(C)等に代表される電解質リチウム塩が挙げられる。これらの支持塩は、一種類を単独で用いても良く、二種類以上を用途に合わせて任意の組合せ、比率で混合して用いても良い。中でも、電池としてのエネルギー密度、出力特性、寿命等から考えるとLiPF、LiBF、(CFSONLi、(CSONLiが好ましい。
これら支持塩の濃度については特に制限はないが、下限について、好ましくは0.5mol/L、より好ましくは0.7mol/L、さらに好ましくは0.9mol/Lであり、また、上限については、好ましくは2.5mol/L、より好ましくは2.2mol/L、さらに好ましくは2.0mol/Lの範囲である。上記範囲の下限を下回るとイオン伝導度が低下することにより非水電池のサイクル特性、出力特性が低下し、一方、上限を越えると電解液の粘度が上昇することによりやはりイオン伝導を低下させ、非水電池のサイクル特性、出力特性を低下させる恐れがある。
以上が本発明の非水電池用電解液の基本的な構成についての説明であるが、本発明の要旨を損なわない限りにおいて、本発明の電解液に一般に用いられるその他の添加剤を任意の比率で添加しても良い。具体例としては、シクロヘキシルベンゼン、ビフェニル、t−ブチルベンゼン、ビニレンカーボネート、ビニルエチレンカーボネート、ジフルオロアニソール、フルオロエチレンカーボネート、プロパンサルトン、ジメチルビニレンカーボネート等の過充電防止効果、負極皮膜形成効果、正極保護効果を有する化合物が挙げられる。また、リチウムポリマー電池と呼ばれる非水電池に使用される場合のように電解液をゲル化剤や架橋ポリマーにより擬固体化して使用することも可能である。
次ぎに本発明の非水電池の構成について説明する。本発明の非水電池は、上記の本発明の非水電池用電解液を用いることが特徴であり、その他の構成部材には一般の非水電池に使用されているものが用いられる。即ち、リチウムの吸蔵及び放出が可能な正極及び負極、集電体、セパレーター、容器等から成る。
負極材料としては、特に限定されないが、リチウムを吸蔵・放出できるリチウム金属、リチウムと他の金属との合金及び金属間化合物や種々のカーボン材料、人造黒鉛、天然黒鉛、金属酸化物、金属窒化物、活性炭、導電性ポリマー等が用いられる。
正極材料としては、特に限定されないが、リチウム電池及びリチウムイオン電池の場合、例えば、LiCoO、LiNiO 、LiMnO 、LiMn 等のリチウム含有遷移金属複合酸化物、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物の遷移金属が複数混合したもの、それらのリチウム含有遷移金属複合酸化物の遷移金属の一部が他の金属に置換されたもの、TiO、V 、MoO 等の酸化物、TiS 、FeS等の硫化物、あるいはポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、およびポリピロール等の導電性高分子、活性炭、ラジカルを発生するポリマー、カーボン材料等が使用される。
正極や負極材料には導電材としてアセチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維、黒鉛、結着剤としてポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、SBR樹脂等が加えられ、シート状に成型されることにより電極シートにする。
正極と負極の接触を防ぐためのセパレーターとしては、ポリプロピレン、ポリエチレン、紙、ガラス繊維、等で作られた不織布や多孔質シートが使用される。
以上の各要素からコイン状、円筒状、角形、アルミラミネートシート型等の形状の非水電池が組み立てられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートの体積比1:2の混合溶媒中に支持塩としてLiPFを1.2mol/L、第一の添加剤であるジフルオロビス(オキサラト)リン酸リチウムを0.5質量%、第二の添加剤である上記一般式(1)においてnが4であって、全Rのうち1つがエトキシ基で、7つがフッ素である環状ホスファゼン化合物を10.0質量%となるように電解液を調製した。調整された該電解液について、以下のような燃焼試験を実施し、表1に示す結果を得た。
<燃焼試験>
試験炎により着火した炎の燃焼長を測定することで電解液の燃焼性を評価した。具体的には、150mm×12mmのサイズに切り出したガラス繊維フィルターに電解液1.0mlを染み込ませて試験片を作製して評価を行った。以下に不燃性・難燃性・自己消火性・燃焼性の評価基準を示す。
(a)不燃性 : 試験炎を点火しても全く着火しなかった場合を不燃性と判定。
(b)難燃性 : 着火した炎が、25mmラインまで到達しなかった場合を難燃性と判定。
(c)自己消火性 : 着火した炎が25〜100mmラインで消火した場合を自己消火性と判定。
(d)燃焼性 : 着火した炎が、100mmラインを超えた場合を燃焼性と判定。
また、上記電解液を用いてLiCoOを正極材料、黒鉛を負極材料として試験用セルを作製し、実際に電池の充放電試験を実施した。試験用セルは以下のように作製した。
LiCoO粉末90質量部に、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を5質量部、導電材としてアセチレンブラックを5質量部添加した混合物を、N−メチルピロリドンでペースト状にした。このペーストをアルミニウム箔上に塗布して、150℃で12時間乾燥させることにより、試験用正極体とした。また、黒鉛粉末90質量部に、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を10質量部添加した混合物を、N−メチルピロリドンでスラリー状にした。このスラリーを銅箔上に塗布して、150℃で12時間乾燥させることにより、試験用負極体とした。そして、ポリエチレン製セパレータに上記電解液を浸み込ませてアルミラミネート外装の50mAhセルを組み立てた。
以上のような方法で作製した試験用セルを用いて、以下に示すサイクル試験、レート試験、及び低温試験からなる充放電試験を実施し、表1に示す結果を得た。
<サイクル試験>
60℃の環境温度で充電、放電ともに電流レート1Cで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、充放電サイクルを繰り返した。そして、500サイクル後の放電容量維持率で試験用セルの劣化の具合を評価した。容量維持率は初期の放電容量に対する500サイクル後の放電容量の百分率で表される。
<レート試験>
25℃の環境温度で充電は常に電流レート0.2Cで行い、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで電流レート0.2Cの場合と5Cの場合の2点のデータを測定して、0.2C放電と5C放電のときの放電容量比を算出しレート特性を評価した。
<低温試験>
25℃の環境温度で充電、放電ともに電流レート0.2Cで行い、充電は、4.2Vに達した後、1時間4.2Vを維持、放電は、3.0Vまで行い、25℃での放電容量を測定。次に25℃の環境温度で0.2Cで充電した後、試験用セルを−10℃まで冷却して、電流レート0.2Cで放電容量を測定。−10℃と25℃のときの放電容量比を算出し低温特性を評価した。
前記実施例1において、第一の添加剤濃度を0.01質量%、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち1つがフェノキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を1.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第一の添加剤濃度を1.0質量%、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち1つがエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を20.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第一の添加剤をジフルオロ(オキサラト)ホウ酸リチウムにしたこと、その濃度を5.0質量%にしたこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち2つがトリフルオロエトキシ基で、4つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を10.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第一の添加剤をビス(オキサラト)ホウ酸テトラエチルアンモニウムにしたこと、その濃度を1.0質量%にしたこと、第二の添加剤濃度を8.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第一の添加剤をトリス(オキサラト)リン酸リチウムにしたこと、その濃度を0.05質量%にしたこと、第二の添加剤濃度を5.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第一の添加剤をテトラフルオロ(オキサラト)リン酸カリウムにしたこと、その濃度を1.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において第一の添加剤をジフルオロビス(オキサラト)リン酸ナトリウムにしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち1つがエトキシ基で、5つが塩素である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち4つがエトキシ基で、2つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、支持塩をLiBFにしたこと、溶媒をエチレンカーボネートとプロピレンカーボネートとジメチルカーボネートとジエチルカーボネートの体積比1:1:1:1の混合溶媒にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、支持塩を(CFSONLiにしたこと、第一の添加剤をジフルオロビス(オキサラト)リン酸1−エチル−3−メチルイミダゾリウムにしたこと、その濃度を8.0質量%にしたこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を50.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、支持塩を(CSONLiにしたこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがエトキシ基である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
前記実施例1において、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがフェノキシ基である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例1]
前記実施例1において、第一の添加剤、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例2]
前記実施例1において第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例3]
前記実施例1において第一の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例4]
前記実施例1において、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち1つがフェノキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を1.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例5]
前記実施例1において、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち1つがエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を20.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例6]
前記実施例1において、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rのうち2つがトリフルオロエトキシ基で、4つがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を10.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例7]
前記実施例1において、第一の添加剤をビス(オキサラト)ホウ酸テトラエチルアンモニウムにしたこと、その濃度を1.0質量%にしたこと、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例8]
前記実施例1において、支持塩を(CFSONLiにしたこと、第一の添加剤、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例9]
前記実施例1において、支持塩を(CFSONLiにしたこと、第一の添加剤をジフルオロビス(オキサラト)リン酸1−エチル−3−メチルイミダゾリウムにしたこと、その濃度を8.0質量%にしたこと、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例10]
前記実施例1において、支持塩を(CFSONLiにしたこと、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがフッ素である環状ホスファゼン化合物にしたこと、その濃度を50.0質量%にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例11]
前記実施例1において、支持塩を(CSONLiにしたこと、第一の添加剤、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例12]
前記実施例1において、支持塩を(CSONLiにしたこと、第二の添加剤を使用しなかったこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例13]
前記実施例1において、支持塩を(CSONLiにしたこと、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがエトキシ基である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例14]
前記実施例1において、第一の添加剤を使用しなかったこと、第二の添加剤を上記一般式(1)においてnが3であって、全Rがフェノキシ基である環状ホスファゼン化合物にしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
[比較例15]
前記実施例1において第一の添加剤をビニレンカーボネートにしたこと以外は同様にして燃焼試験及び充放電試験を実施した。表1に示す結果を得た。
上記の試験結果を表1に記載した。
Figure 2009129541

Claims (7)

  1. 非水溶媒に、ビス(オキサラト)ホウ酸塩、ジフルオロ(オキサラト)ホウ酸塩、トリス(オキサラト)リン酸塩、ジフルオロ(ビスオキサラト)リン酸塩、テトラフルオロ(オキサラト)リン酸塩からなる群から選ばれる少なくとも1種類の化合物からなる第一の添加剤と、下記一般式(1)で表される環状ホスファゼン化合物からなる第二の添加剤と、支持塩を含有することを特徴とする非水電池用電解液。
    (NPR・・・ (1)
    [式中、Rは、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し、nは、3又は4を表す。]
  2. 第一の添加剤の濃度が非水電池用電解液全体に対して0.01質量%から5.0質量%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の非水電池用電解液。
  3. 第二の添加剤の濃度が非水電池用電解液全体に対して0.5質量%から50.0質量%の範囲であることを特徴とする請求項1記載の非水電池用電解液。
  4. 第一の添加剤のカチオンがリチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、テトラアルキルアンモニウムイオンからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1記載の非水電池用電解液。
  5. 前記一般式(1)において、Rのうち少なくとも3つがフッ素であることを特徴とする請求項1に記載の非水電池用電解液。
  6. 支持塩がLiPF、LiBF、(CFSONLi、(CSONLiからなる群から選ばれる少なくとも1種類であることを特徴とする請求項1記載の非水電池用電解液。
  7. 少なくとも正極と、リチウムまたはリチウムの吸蔵放出の可能な負極材料からなる負極と、非水電池用電解液とを備えた非水電池において、請求項1〜6のいずれかに記載の非水電池用電解液を含むことを特徴とする非水電池。
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