JP2009128437A - 焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再結像レンズが温度勾配を持ったとしても、正しい焦点検出結果が得られる焦点検出装置を提供すること。
【解決手段】再結像レンズ119の2像分割方向に沿った両端に温度検出部120a、120bを設ける。デフォーカス量の算出後、温度検出部120a、120bの出力のうちで何れか小さい方の出力を用いて第1段階目の温度補正を行う。その後、温度検出部120a、120bの出力の差分と、再結像レンズ119の温度勾配のリニアリティを示す係数である温度勾配係数γとから第1段階目の補正結果をさらに補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の焦点検出領域を有する焦点検出装置に関する。
従来、位相差方式の焦点検出装置において、再結像レンズ対にプラスチックを用いた場合には、温度変化によって再結像レンズ対のレンズ間隔が変化してデフォーカス量が変化してしまうことが知られている。このようなデフォーカス量の変化を防止するために、特許文献1では焦点検出装置内、特に再結像レンズの近傍の温度を検出し、この検出した温度に所定の係数を掛けた補正値をもとのデフォーカス量から減ずることで、デフォーカス量の温度補正を行うことが提案されている。また、特許文献2においては、異なる基準2像間隔を持ち、複数の焦点検出領域の焦点状態を検出可能な焦点検出装置において、複数対の再結像レンズにおいて、異なる温度補正係数を持たせることが提案されている。
特開昭60−235110号公報 特開昭63−172216号公報
ここで、上述した従来技術においては、再結像レンズを構成する光学部材の温度分布を考慮してデフォーカス量の補正を行うものではないので、十分な温度補正の精度が得られない場合がある。
一般に、再結像レンズの温度補正係数は、再結像レンズの光学設計(材料、形状、光学仕様等)に応じて異なるが、通常2〜20μm/℃となることが知られている。ここで、例えば、温度補正係数が16μm/℃の場合、再結像レンズが2℃分の温度勾配を持つと、デフォーカス量は約10μm分の影響を受けるとのシミュレーション結果が得られている。
即ち、上述の従来技術のように、再結像レンズに対して、一箇所のみに温度検出部を持たせた場合には、再結像レンズの内部において温度勾配が存在すると、上記した比率で温度補正の結果がずれてしまうこととなる。
デジタルカメラにおいては、撮像素子や電源、信号処理IC等、カメラ内の熱源が複数存在するため、再結像レンズにおいて温度勾配を持ってしまう場合がある。この場合、従来の温度補正手法では十分な精度が得られるとは限らず、必ずしも正確な焦点検出結果が得られるとは限らない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、再結像レンズが温度勾配を持ったとしても、正しい焦点検出結果が得られる焦点検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様の焦点検出装置は、撮影画面内の複数の測距点における被写体の焦点状態を検出する焦点検出装置において、被写体像を形成する撮影光学系と、前記撮影光学系による被写体像を受光する焦点検出用センサと、前記撮影光学系の異なる瞳位置を通過した被写体像を前記焦点検出用センサに再結像させる再結像光学系と、前記焦点検出用センサの出力に基づいて、前記撮影光学系のデフォーカス量を検出するデフォーカス量検出部と、前記再結像光学系の複数の部位の温度を検出する複数の温度検出部と、前記複数の温度検出部の出力に応じて、前記デフォーカス量検出部で検出された前記デフォーカス量を補正する温度補正部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、再結像レンズが温度勾配を持ったとしても、正しい焦点検出結果が得られる焦点検出装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。最初に、本発明の第1の実施形態における温度検出及び温度補正の概要について説明する。図1(a)は、第1の実施形態における再結像レンズ(以下、Sレンズと称する)の外観構成及び温度検出部の配置を示す図である。図1(b)は、第1の実施形態におけるSレンズ内部における温度勾配の一例を示す図である。
図1(a)に示すSレンズ119は、水平方向に1対と垂直方向に1対の計4枚のSレンズ119a、119b、119c、119dが配置されて構成されている。そして、撮影光学系の異なる瞳位置を通過した被写体像を、後段に配される焦点検出用(AF)センサに再結像させる。ここで、Sレンズ119aとSレンズ119bとにより、図示x方向の被写体像を再結像させる。また、Sレンズ119cとSレンズ119dとにより、図示y方向の被写体像を再結像させる。
本実施形態においては、各Sレンズ119a〜119dのそれぞれの近傍の温度を検出できるように、それぞれのSレンズに対応した温度検出部を設ける。これによって、Sレンズ119に温度勾配が生じても正しくデフォーカス量の温度補正を行えるようにする。具体的には、図1(a)に示すように、Sレンズ119の周囲の4面、a、b、c、dに、温度検出部120a、120b、120c、120dをそれぞれ1個ずつ(計4個)配置する。これら温度検出部120a、120b、120c、120dは例えばサーミスタ等の温度センサである。
温度検出部120aと温度検出部120bとにより図示x方向に沿った温度勾配を検出することが、温度検出部120cと温度検出部120dとにより図示y方向に沿った温度勾配を検出することが可能である。
ここで、図1(a)の例では、4つの温度検出部を配置する例について説明しているが、温度検出部をa面、b面と、c面又はd面にそれぞれ1個ずつ(計3個)配置するようにしても良い。この場合、y方向の温度勾配については、a面の温度とb面の温度との平均値と、c面又はd面の温度との温度差から検出することが可能である。
また、低コストのカメラに利用する場合や、y方向の温度差が小さい構成の場合には、温度検出部をa面、b面にそれぞれ1個ずつ(計2個)配置してx方向の温度勾配のみを検出するようにしても良い。
以下、x方向の温度補正の概要について説明する。y方向についてもx方向と同様の考え方を適用することができる。
図1(b)において、a面とb面との間の温度勾配のリニアリティを示す係数(温度勾配係数と称する)γ≒1の場合、即ち図1(b)の破線201に示すように、a面とb面との間の温度勾配がほぼ直線である場合には、温度検出部120aの出力と温度検出部120bの出力の平均値を用いて温度補正を行うことで、正確な温度補正がなされる。
しかしながら、Sレンズの形状、材料等の様々な要因によって、温度勾配係数γが1とはならない場合がある。
例えば、γ<1である場合には、温度勾配は、図1(b)の実線202で示すものとなる。この場合、温度検出部120aの出力と温度検出部120bの出力の平均値を用いて温度補正を行うと、Sレンズの中心付近の温度は平均値より小さいため、温度補正の誤差が発生し、焦点検出精度が低下することとなる。したがって、γ<1の場合は、温度補正値はγ≒1の場合に比べて小さくする必要がある。一方、γ>1の場合は、再結像レンズの中心付近の温度が平均値より大きいため、温度補正値はγ≒1の場合に比べて大きくする必要がある。
本実施形態では、予め、Sレンズの温度勾配における温度勾配係数γを測定してカメラ内に記憶させておき、温度補正を行う際には、記憶させている温度勾配係数γを読み出して最終的な温度補正値を決定する。この温度補正処理の詳細については後述する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの構成を示す図である。なお、図2のカメラは、レンズ交換式の一眼レフレックスカメラを想定して図示したものである。カメラ100は、交換レンズ101とカメラボディ110とを有している。そして、交換レンズ101は、カメラボディ110の前面に設けられた図示しないカメラマウントを介してカメラボディに着脱自在に取り付けられている。
交換レンズ101は、フォーカスレンズ102と、レンズ駆動部103と、レンズCPU104とを備えている。
フォーカスレンズ102は、撮影光学系に含まれる焦点調節用のレンズであり、レンズ駆動部103に設けられるモータによってその光軸方向(図2の矢印Aで示す方向)に駆動される。なお、実際の撮影光学系は、複数のレンズから構成されているが、図2ではフォーカスレンズ102のみを図示している。レンズ駆動部103は、モータ、モータドライバ、レンズ駆動機構等から構成されている。そして、レンズCPU104の制御に従ってフォーカスレンズ102を駆動させる。
レンズCPU104は、レンズ駆動部103の制御等の交換レンズ101の各部の制御を行う制御回路である。レンズCPU104は、交換レンズ101がカメラボディ110に装着されたときに、通信コネクタ105を介してカメラボディ110内のAFコントローラ122と通信可能に接続される。レンズCPU104からAFコントローラ122には、レンズCPU104の図示しないメモリ内に予め記憶されている、フォーカスレンズの製造ばらつき情報やフォーカスレンズの収差情報などのレンズデータが送信される。
カメラボディ110は、メインミラー111と、フォーカシングスクリーン112、ペンタプリズム113、接眼レンズ114からなるファインダ光学系と、サブミラー115と、コンデンサレンズ116、全反射ミラー117、セパレータ絞り(以下、S絞りと称する)118、再結像レンズ(Sレンズ)119からなるAF光学系と、温度検出部120と、焦点検出用(AF)センサ121と、AFコントローラ122と、システムコントローラ123と、撮像素子124と、表示部125と、記録部126と、操作部127と、補助光発光部128とを備えている。
メインミラー111は、回動可能に構成され、その中央部がハーフミラーで構成されたミラーである。メインミラー111は、ダウン位置(図示位置)にあるときに、交換レンズ101を介してカメラボディ110内に入射する図示しない被写体からの光束の一部を反射し、一部を透過させる。フォーカシングスクリーン112は、メインミラー111で反射された光束が結像される。ペンタプリズム113は、フォーカシングスクリーン112に結像された被写体像を正立像として、接眼レンズ114に入射させる。接眼レンズ114はペンタプリズム113からの被写体像をユーザが観察可能なように拡大する。このようにして、図示しない被写体の状態を観察することができる。
サブミラー115は、メインミラー111のハーフミラー部の背面に設置され、メインミラー111のハーフミラー部を透過した光束をAF光学系の方向に反射する。なお、メインミラー111がアップ位置にある時には、サブミラー115は折り畳まれるようになっている。
AF光学系のコンデンサレンズ116は、サブミラー115で反射され、1次結像面上に結像した光束を集光して全反射ミラー117の方向に入射させる。全反射ミラー117は、コンデンサレンズ116からの光束をAFセンサ121の側に反射させる。S絞り118はAFセンサ121の前面に配され、全反射ミラー117からの光束を2像分割する。Sレンズ119はS絞り118で2像分割された光束を集光してAFセンサ121に再結像させる。AFセンサ121は、例えばフォトダイオードからなる画素が配列されて構成され、S絞り118、Sレンズ119によって2像分割された被写体像を電気信号に変換する。ここで、AFセンサ121は、撮影視野内の複数のフォーカス検出エリアにおける焦点状態を検出可能なように構成されている。なお、AF光学系、AFセンサについては後でさらに説明する。
AFコントローラ122は、AFセンサ121から、2像分割された被写体像に対応した電気信号を読み出し、読み出した電気信号より、被写体像の2像間隔値を例えば相関演算によって算出する。さらに、算出した2像間隔値から、対応する焦点検出領域(測距点)のデフォーカス量を算出し、この算出したデフォーカス量をレンズCPU104に送信する。レンズCPU104は、このデフォーカス量に基づいてレンズ駆動部103を制御してフォーカスレンズ102の合焦駆動を行う。
システムコントローラ123は、AFコントローラ122の制御や、撮像素子124で得られた画像信号の処理、表示部125の表示制御や記録部126への画像の記録制御等の図1のカメラの全体の動作を制御する。
撮像素子124は、メインミラー111がアップ位置(図2に示す光軸上から退避する位置)にあるときに、フォーカスレンズ102を介して結像される被写体像を電気信号に変換する。撮像素子124において被写体像が電気信号に変換された場合、システムコントローラ123は、撮像素子124で得られた電気信号に対して種々の画像処理を施す。その後、システムコントローラ123は、画像処理によって得られる画像を表示部125に表示させたり、記録部126に格納したりする。表示部125は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部であり、システムコントローラ123の制御に従って各種の画像を表示する。記録部126は、例えばカメラボディ110に着脱自在に構成されたメモリカードであり、画像処理された画像等の各種データが記録される。
操作部127は、AF開始の指示及び撮像開始の指示をシステムコントローラ123に与えるためのレリーズボタンやカメラにおける各種の選択操作を行うための選択ボタン等の各種の操作部材である。補助光発光部128は、被写体の輝度が低い等の理由でAFが不能な場合に、システムコントローラ123の制御に従ってAF用の補助光を発光する。補助光発光部128は、例えば発光ダイオード(LED)等から構成される。
ここで、AF光学系及びAFセンサについて更に詳しく説明する。図3(a)は、AF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。ここで、図3(a)における破線は1次結像面を示し、一点鎖線はAF光学系の光路を示している。
図3(a)に示すように、Sレンズ119の後方にはAFセンサ121が配置されている。本実施形態におけるAFセンサ121は、横線検出センサ列121aと縦線検出センサ列121bとが十字形状に配置されて構成されている。
図3(b)はフォーカスレンズ102からAFセンサに至る光束の様子を図示したものである。ここで、図3(b)では、光路の折り返しのための全反射ミラー117の図示を省略している。また、光束については撮影画面の横方向に関する焦点状態を検出するための横線検出光束のみを図示し、横線検出光束と直交する縦線検出光束については図示を省略している。なお、以下の説明は横線検出光束を対象としているが、縦線検出光束の場合も同様である。
図3(b)において、フォーカスレンズ102の異なる射出瞳を通過した1対の横線検出光束は、サブミラー115で反射された後、コンデンサレンズ116に入射してそれぞれ集光される。そして、集光された1対の横線検出光束が全反射ミラー117において反射された後、S絞り118を介してSレンズ119に入射する。さらに、Sレンズ119にそれぞれ入射した横線検出光束が、図3(a)に示すようにして上下方向に配置された横線検出センサ列121aの特定領域(アイランド)に結像する。
次に、AFセンサ121の回路構成について述べる。この回路は、横線検出光束に対しては横線検出センサ列121aの一方を基準部、他方を参照部として機能させる。また、縦線検出光束に対しては縦線検出センサ列121bの一方を基準部、他方を参照部として機能させる。
本実施形態におけるAFセンサ121は、例として図4(a)に示す15点の焦点検出領域(測距点)についての焦点状態を検出可能に構成されている。このような15点の測距点の焦点状態を検出するためのセンサ列の配置例を図4(b)に示す。
即ち、横線検出センサ列121aは5対のセンサ列が互いに平行にかつ等間隔に配置されて構成されている。また、縦線検出センサ列121bは、3対のセンサ列が互いに平行にかつ等間隔に配置された構成されている。
図4(b)のようなセンサ列の配置に対し、例えば図4(a)の測距点Aに対応する被写体像に基づく光束は図4(b)のAで示す領域(アイランド)内の画素に結像する。また、図4(a)の測距点Bに対応する被写体像に基づく光束は図4(b)のBで示す領域(アイランド)内の画素に結像する。
このような構成のAFセンサ121からの電気信号はAFコントローラ122に入力される。AFコントローラ122は、AFセンサ121から入力された信号をAFコントローラ122に内蔵された図示しないA/D変換器にてデジタル信号に変換した後、内部のメモリにデータ(センサデータ)として保持する。その後、AFコントローラ122は、保持したセンサデータに基づいて各測距点の焦点状態を検出する。この焦点状態の検出は、例えば相関演算の手法を用いて行う。
次に、AF時の制御動作について説明する。図5は、本実施形態におけるAF時の制御動作について示したフローチャートである。
まず、AFコントローラ122は、AFセンサ121の出力信号から、各測距点のセンサデータを取得して図示しないメモリに記憶させる(ステップS1)。次に、AFコントローラ122は、各センサ列内に設けられた各アイランドに対応した画素列を構成するフォトダイオードの出力の不均一性を補正するための補正データを用いて、図示しないメモリに記憶させたセンサデータの照度補正を行う(ステップS2)。この補正データは、例えば均一輝度面を観察したときのセンサデータのばらつきを補正するデータを用いればよい。
センサデータの照度補正が終了した後、AFコントローラ122は、相関演算を行う(ステップS3)。ここでの相関演算は、例えば、基準部と参照部とで対をなすセンサ列間に入射した2像の間隔値を算出するための演算である。この相関演算においては、対をなすセンサ列間でセンサデータの比較(相関値の算出演算)を行い、この比較の結果、相関値が最も小さくなるような2像間隔値を求める。
2像間隔値の演算後、AFコントローラ122は、算出した2像間隔値に基づいて被写体距離やフォーカスレンズ102を駆動するために必要なデフォーカス量を算出する。実際には、相関演算の信頼性が低い場合には、誤ったデフォーカス量が算出されるおそれがあるので、AFコントローラ122は、デフォーカス量の算出を行うのに先立って相関演算に用いられたセンサデータの信頼性を判定する(ステップS4)。その後、AFコントローラ122は、2像間隔値から、光学的に算出されたデフォーカス係数によりデフォーカス量を算出する(ステップS5)。その後、算出した被写体との距離によりフォーカスレンズ102の合焦動作を行うことになる。
デフォーカス量の算出後、AFコントローラ122は、カメラの測距点選択モードに応じて測距点の選択を行う(ステップS6)。例えば、測距点選択モードがシングルポイントモード(測距点1点)の場合には、撮影者によって指定された測距点を使用する。また、測距点選択モードがマルチモード(自動選択)の場合には、全測距点の中で信頼性の高いセンサデータを出力する測距点を抽出し、その中でさらに、最至近の測距点を選択する。
次に、AFコントローラ122は、ステップS6において、測距点選択が行えたかを判定する(ステップS7)。例えば、ステップS4の信頼性判定において信頼性の高いセンサデータを出力する測距点がない、若しくは信頼性の高いセンサデータを出力する測距点がステップS6において選択されなかった場合には、ステップS7において測距点選択が行えなかったと判定する。ステップS7の判定において、測距点選択が行えなかった場合に、AFコントローラ122は、システムコントローラ123にその旨を通知する。システムコントローラ123は、現在、補助光発光部128が未発光であるかを判定する(ステップS8)。ステップS8の判定において、補助光発光部128が発光済みである場合に、システムコントローラ123は、AFコントローラ122に対してスキャンAFの実行を指示する(ステップS9)。一方、ステップS8の判定において、補助光発光部128が未発光である場合に、システムコントローラ123は、補助光発光部128に対して補助光の発光を指示する(ステップS10)。その後、AFコントローラ122に対して再度のデフォーカス量の演算を指示する。
スキャンAFを行った場合に、AFコントローラ122は、スキャンAFの結果、測距が正しく行えるかを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、測距が正しく行える場合には、ステップS1に戻って再度のデフォーカス量の演算を実行する。一方、ステップS11の判定において、測距が正しく行えない場合には、最終的に測距NGと判断する。この場合には、AFコントローラ122は、システムコントローラ123に測距が正しく行えなかった旨を通知する。これを受けてシステムコントローラ123は、例えばファインダ内に合焦不可の表示を行って(ステップS12)、図5に示す処理を終了させる。
一方、ステップS7の判定において、測距点の選択が正しく行えた場合に、AFコントローラ122は、選択された測距点におけるデフォーカス量に対し、温度補正処理を実行する(ステップS13)。この温度補正処理については後述する。
温度補正処理の後、AFコントローラ122は、製造時のカメラボディ110のばらつきの補正、製造時のフォーカスレンズ102のばらつきの補正等の各種補正処理を行って最終的なデフォーカス量を決定する(ステップS14)。最終的なデフォーカス量を決定した後、AFコントローラ122は、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内であるかを判定する(ステップS15)。
ステップS15の判定において、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内である場合に、AFコントローラ122は、その旨をシステムコントローラ123に通知する。これを受けてシステムコントローラ123は、例えばファインダ内に合焦表示を行って(ステップS16)、図5に示す処理を終了させる。一方、ステップS15の判定において、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内でない場合に、AFコントローラ122は、算出したデフォーカス量をレンズCPU104に送信する。この送信されたデフォーカス量に基づいてレンズCPU104がレンズ駆動部103を制御することにより、フォーカスレンズ102の合焦駆動が行われる(ステップS17)。この合焦駆動は、ステップS15において、デフォーカス量が合焦範囲内となるまで繰り返される。
次に、ステップS13の温度補正処理について詳しく説明する。本実施形態においては、温度補正を2段階で実施する。即ち、第1段階目の温度補正にて1つの温度検出部により検出した温度で温度補正を行った後、第2段階目の温度補正にて温度勾配を考慮した温度補正を行う。なお、温度補正は、x方向のSレンズ対を用いる場合は温度検出部120aと温度検出部120bの出力を用い、y方向のSレンズ対を用いる場合は温度検出部120cと温度検出部120dを用いる。
(第1段階)
温度補正処理の第1段階目においては、温度検出部120aと温度検出部120bの出力の内で何れか小さい方、又は温度検出部120cと温度検出部120dの出力の内で何れか小さい方を用いて温度補正を行う。この温度補正は以下の式(1)に基づいて行う。
温度補正後の2像間隔値第1段階目=温度補正前の2像間隔値−温度補正係数×(温度値小さい方の温度検出部−基準温度値小さい方の温度検出部)・・・(1)
ここで、温度補正係数は、温度値に対する2像間隔値の補正量を示す補正係数である。温度補正係数は、例えば、複数サンプル(10個程度)の温度補正係数の平均値から求める。また、基準温度値は、カメラボディ110の製造時に、フォーカスレンズ102が合焦している状態で取得した基準となる2像間隔値を取得したときの、複数の温度検出部にて得られた温度値のことであり、温度検出部を構成する温度センサの固体ばらつきを取り除くための値である。
(第2段階)
温度補正処理の第2段階目においては、対をなす温度検出部の出力差を用いて温度勾配分の温度補正を行う。この温度補正は以下の式(2)に基づいて行う。
温度補正後の2像間隔値第2段階目=温度補正後の2像間隔値第1段階目−温度補正係数×温度勾配係数γ×(温度値大きい方の温度検出部−温度値小さい方の温度検出部)・・・(2)
ここで温度勾配係数γは、0.1〜2.0の範囲で表すことができる係数で、図1(a)に示すとおり、Sレンズの温度勾配のリニアリティを示すものである。なお、式(2)の温度勾配係数γは、Sレンズ119の中央部におけるリニアリティ(直線201に対する比率)に相当した値である。
温度勾配係数γは、複数のサンプルにて温度勾配を持たせたときの2像間隔値の変化量の実測値から算出することができる。または、シミュレーション値から算出することも可能である。
この温度勾配係数γは、カメラの製造時においてAFコントローラ122の内部のメモリに記憶されるものであり、温度補正の際に読み出されて利用される。
ここで、γ=1であれば、温度勾配は直線で示すことが出来る。この場合、2段階の温度補正は必要なく、1回の補正で済む。この場合の温度補正は以下の式(3)に基づいて行う。
温度補正後の2像間隔値=温度補正前の2像間隔値−温度補正係数×(複数の温度検出部の温度値の平均値−基準温度値の平均値)・・・(3)
以上説明したように、第1の実施形態によれば、複数の温度検出部によってSレンズの2像分割方向に沿った両端位置の温度を測定し、この両端位置の温度からSレンズの温度勾配を検出してデフォーカス量を補正することができる。また、温度勾配係数を考慮して補正を行うことにより、温度勾配が直線でない場合にも補正を行うことが可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態においては、1対のSレンズ内に複数のアイランドが存在する構成にて説明した。第2の実施形態においては、1対のSレンズに対応するAFセンサ121には1アイランドのみが存在し、複数対のSレンズにより複数のアイランドを実現する構成における温度補正方法について説明する。なお、これら以外の、例えば焦点検出装置が搭載されるカメラの構成やAF制御の全体的な動作については第1の実施形態と同様である。
図6(a)は、第2の実施形態におけるSレンズの外観構成及び温度検出部の配置を示す図である。図6(a)におけるSレンズ119は、中央部に垂直方向1対、水平方向1対のSレンズが配置され、両端部に垂直方向1対のSレンズがそれぞれ配置されている。このような構成により、3点の測距点における焦点状態を検出可能である。
また、図6(a)に示すように、第2の実施形態では、このようなSレンズ119の2面、a、bにそれぞれ温度検出部120a、120bが配置されている。
図6(b)は、第2の実施形態におけるSレンズ内部における温度勾配の一例を示す図である。図6(a)においては、Sレンズ119は4対存在し、これらのSレンズ対の中心位置をA、B、C、Dとすると(Bは中央部における水平センサ列用のSレンズ中心位置、Dは中央部における垂直センサ列用のSレンズ中心位置)。温度勾配に対する温度補正は、これらA、B、C、Dのそれぞれの位置に対応する温度勾配係数γと温度検出部の温度差を用いて行うことができる。
なお、温度補正処理は第1の実施形態と同様に2段階で実施し、第1段階目にて1つの温度検出部により検出した温度で温度補正を行った後、第2段階目にて温度勾配を考慮した温度補正を行う。
(第1段階)
温度補正処理の第1段階目においては、温度検出部120a、120bの出力の内で何れか小さい方の温度検出部の出力を用いて温度補正を行う。この温度補正は以下の式(4)に基づいて行う。
温度補正後の2像間隔値第1段階目=温度補正前の2像間隔値−温度補正係数×(温度値小さい方の温度検出部−基準温度値小さい方の温度検出部)・・・(4)
(第2段階)
温度補正処理の第2段階目においては、左右端の温度検出部の出力差を用いて温度勾配分の温度補正を行う。この温度補正は以下の式(5)に基づいて行う。
温度補正後の2像間隔値第2段階目=温度補正後の2像間隔値第1段階目−温度補正係数×温度勾配係数γx×(温度値大きい方の温度検出部−温度値小さい方の温度検出部)・・・(5)
ここで、式(5)に示す温度勾配係数γxは、図6(b)に示すγA、γB、γCの何れかであり、0.1〜2.0の範囲で表すことができる係数である。式(5)におけるγA、γB、γC、は、センサデータの取り込みに使用されたSレンズに対応するものを使用する。
以上説明したように、第2の実施形態においては、複数対のSレンズのそれぞれにアイランドが存在する構成の焦点検出装置であっても、温度勾配による影響を考慮した正しいデフォーカス量の補正を行うことが可能である。
ここで、第2の実施形態においては、y方向についてはSレンズを示していないが、y方向に複数対のSレンズを配置するようにしても良い。この場合には、第1の実施形態と同様に、c面、d面にも温度検出部を配置し、c面とd面との温度差を検出することでy方向の温度補正を実施することが可能である。また、xy方向以外にSレンズ対が存在するような配置(例えば図6(a)のE点)も考えられる。この場合には、x方向に関して温度勾配を考慮した補正を行った後、y方向に関して温度勾配を考慮した補正を行えば良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、Sレンズの構成として、第1の実施形態で説明したものと第2の実施形態で説明したものとを組み合わせたものも存在する。具体的には、1対のSレンズに複数アイランドが存在し、このような構成のSレンズが複数対配置されるものである。この場合も第2の実施例と同様に各Sレンズ対のそれぞれにて温度勾配を考慮した補正係数γxに基づいて温度補正を行うことで、高精度の焦点状態検出が可能となる。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
図1(a)は本発明の第1の実施形態における再結像レンズの外観構成及び温度検出部の配置を示す図である。図1(b)は第1の実施形態における再結像レンズ内部における温度勾配の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの構成を示す図である。 図3(a)はAF光学系の2次結像系を模式的に示した図であり、図3(b)はフォーカスレンズからAFセンサに至る光束の様子を図示したものである。 図4(a)は第1の実施形態に係る焦点検出装置が焦点状態を検出可能な測距点配置の例を示す図であり、図4(b)は図4(a)に示す測距点の焦点状態を検出するためのセンサ列の配置例を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるAF時の制御動作について示したフローチャートである。 図6(a)は本発明の第1の実施形態における再結像レンズの外観構成及び温度検出部の配置を示す図である。図6(b)は第1の実施形態における再結像レンズ内部における温度勾配の一例を示す図である。
符号の説明
100…カメラ、101…交換レンズ、102…フォーカスレンズ、103…レンズ駆動部、104…レンズCPU、105…通信コネクタ、110…カメラボディ、111…メインミラー、112…フォーカシングスクリーン、113…ペンタプリズム、114…接眼レンズ、115…サブミラー、116…コンデンサレンズ、117…全反射ミラー、118…セパレータ絞り(S絞り)、119…再結像レンズ(Sレンズ)、120…温度検出部、121…焦点検出用(AF)センサ、122…AFコントローラ、123…システムコントローラ、124…撮像素子、125…表示部、126…記録部、127…操作部、128…補助光発光部

Claims (4)

  1. 撮影画面内の複数の測距点における被写体の焦点状態を検出する焦点検出装置において、
    被写体像を形成する撮影光学系と、
    前記撮影光学系による被写体像を受光する焦点検出用センサと、
    前記撮影光学系の異なる瞳位置を通過した被写体像を前記焦点検出用センサに再結像させる再結像光学系と、
    前記焦点検出用センサの出力に基づいて、前記撮影光学系のデフォーカス量を検出するデフォーカス量検出部と、
    前記再結像光学系の複数の部位の温度を検出する複数の温度検出部と、
    前記複数の温度検出部の出力に応じて、前記デフォーカス量検出部で検出された前記デフォーカス量を補正する温度補正部と、
    を具備することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記複数の温度検出部はそれぞれ、前記再結像光学系の2像分割方向において、その両端に配置されることを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記温度補正部は、前記複数の温度検出部の出力の差を用いて前記デフォーカス量を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の焦点検出装置。
  4. 前記温度補正部は、前記複数の温度検出部の出力の平均値を用いて前記デフォーカス量を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の焦点検出装置。
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