JP4642547B2 - 焦点検出装置 - Google Patents

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本発明は、焦点検出装置に関し、特に撮影画面内における複数の測距点の焦点状態を検出可能な焦点検出装置に関する。
撮影画面に対し複数の測距点を配置することで、撮影画面内の複数の点に対する焦点状態検出を行うことができるカメラの焦点検出装置が種々提案されている。例えば、特許文献1は、位相差方式における5点測距を実現した例である。
また、特許文献2では、撮影画面内の水平方向の焦点検出領域に対応する水平センサ列対と、撮影画面内の垂直方向の焦点検出領域に対応する垂直センサ列対とを用いることにより、位相差方式における多点測距と焦点検出の精度の向上とを実現している。
特開平5−100159号公報 特開平9−184965号公報
近年、更なる多点測距及び広視野化の実現のため、測距点の数は、増加の一途をたどっている。また、高精度の焦点検出を実現するためには、全測距点において、水平方向の焦点検出と垂直方向の焦点検出とを行う必要がある。ここで、特許文献1の手法は、黄金分割や3等分割を得るための測距点配置であり、水平方向の焦点検出と垂直方向の焦点検出を行っているのは、中央の測距点のみである。また、特許文献2の手法は、水平センサ列と垂直センサ列の射出瞳における被写体光束の位置が異なっており、水平センサ列のほうが垂直センサ列に比べて焦点検出精度が高い。しかしながら、水平センサ列は、撮影画面内の中央付近の焦点状態のみを検出するものである。
これらに対し、更なる広視野化を行う場合には、焦点検出装置に設けられたAF光学系における2次結像系の光路長が増大する。この理由を以下に説明する。
例えば、図17のような23点の測距点の焦点状態を水平センサ列と垂直センサ列とを用いて検出するためのAFセンサのセンサ列の配置は図18に示すものとなる。図18のようなセンサ列の配置において、視野マスクの開口部の形状を図19のような矩形とした場合には、図18の破線枠の範囲(水平方向ls横、垂直方向ls縦の範囲)に視野マスクの開口部を通過した被写体光束が照射される。ここで、広視野を実現するためには、視野マスクの開口部を通過した被写体光束がセンサ面上に到達する範囲(即ち、図18の破線枠の範囲)を広くする必要がある。ここで、図18の破線枠の範囲を広げる場合、水平センサ列同士と垂直センサ列同士において迷光が発生しないようにするためには、合焦時の2像間隔である基準2像間隔値(図18の水平方向lz横及び垂直方向lz縦)を長くする必要がある。
図20は、AF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。基準2像間隔値lzは、コンデンサレンズ117から射出される被写体光束の射出角度θによってほぼ決定される。また、コンデンサレンズ117から射出される被写体光束の射出角度θは、被写体光束が撮影レンズを通過するときの射出瞳位置における被写体光束の位置lpと撮影レンズとAF光学系の1次結像面との距離(光路長)Ltとでほぼ決定される。ここで、被写体光束の瞳位置lpと光路長Ltとは、交換レンズの設計時に確定される値であり、交換レンズの製造後は変更できるものではない。したがって、位置lpと光路長Ltを変更することによって角度θを変更することはできない。なお、AF光学系の構成によっては、例えばコンデンサレンズ117のパワーにより角度θを微小に変更することができる。しかしながら、被写体光束は図20に示すようにコンデンサレンズ117の近軸上を通過するため、ほとんど被写体光束の屈折は起こらない。したがって、角度θを大きく変更することは不可能である。即ち、基準2像間隔値lzを長くするためには、2次結像系の光路長Lを長くするしかない。
このように、2次結像系の光路長Lは、基準2像間隔値によりほぼ決定されるので、焦点検出装置の小型化のためには、基準2像間隔値を低減する必要がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、広視野化を実現しつつ、基準2像間隔値を低減することができる焦点検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による焦点検出装置は、撮影画面内の複数の測距点における被写体の焦点状態を検出する焦点検出装置において、上記撮影画面の略水平方向の焦点検出領域に対応する複数対の第1のセンサ列と、上記撮影画面の略垂直方向の焦点検出領域に対応する複数対の第2のセンサ列とを含む焦点検出用センサと、撮影光学系の1次結像面上に設けられ、上記撮影光学系を通過した被写体光束の上記焦点検出用センサへの照射範囲を規制する略六角形状の開口部を有する視野マスクと、を具備し、上記視野マスクにより規制される上記第1のセンサ列に対応する略六角形状の照射範囲と、上記第2のセンサ列に対応する略六角形状の照射範囲とを、略六角形状の照射範囲の六角形に対応する辺のうちの、撮影画面の略水平方向及び略垂直方向に対応しない辺と、撮影画面の略水平方向または略垂直方向に対応する辺とでなる頂点同士が近接するように構成し、上記第1のセンサ列及び第2のセンサ列は、上記視野マスクの開口部の形状で規制される略六角形状の照射範囲内に対応して上記焦点検出用センサにそれぞれ配置されることを特徴とする。
この第1の態様によれば、広視野化を実現しつつ、基準2像間隔値を低減することができる。
本発明によれば、広視野化を実現しつつ、基準2像間隔値を低減することができる焦点検出装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラにおける、焦点状態検出動作に関する構成について示した図である。ここで、図1はレンズ交換式の一眼レフレクスカメラを想定して図示したものである。即ち、図1のカメラは、交換レンズ101とカメラボディ110とから構成されている。
交換レンズ101は、カメラボディ110の前面に設けられた図示しないカメラマウントを介してカメラボディ110に着脱自在に構成されている。この交換レンズ101の内部には、フォーカスレンズ102と、レンズ駆動部103と、レンズCPU104とが設けられている。
撮影レンズとしてのフォーカスレンズ102は、撮影光学系に含まれる焦点調節用のレンズであり、レンズ駆動部103内の図示しないモータによってその光軸方向(図1の矢印方向)に駆動される。ここで、実際の撮影光学系は複数のレンズから構成されているが、図1ではフォーカスレンズ102のみを図示している。レンズ駆動部103は、モータとその駆動回路(モータドライバ)とから構成されている。レンズCPU104は、レンズ駆動部103の制御などを行う制御回路である。このレンズCPU104は、通信コネクタ105を介してカメラボディ110内のAFコントローラ122と通信可能に構成されている。レンズCPU104からAFコントローラ122へは、例えばレンズCPU104に予め記憶された、フォーカスレンズの製造ばらつき情報やフォーカスレンズの収差情報などのレンズデータが通信される。
また、カメラボディ110は、以下のように構成されている。
メインミラー111は、回動可能に構成され、その中央部がハーフミラーで構成されたミラーである。メインミラー111がダウン位置(図示の位置)にあるときには、交換レンズ101内のフォーカスレンズ102を介してカメラボディ110内に入射した図示しない被写体からの光束の一部が、メインミラー111で反射されて、フォーカシングスクリーン112、ペンタプリズム113を介して接眼レンズ114に至る。これにより、図示しない被写体の状態を観察することができる。
また、メインミラー111に入射した光束の一部はハーフミラー部を透過して、メインミラー111の背面に設置されたサブミラー115で反射されて自動焦点検出(AF)を行うためのAF光学系に導かれる。AF光学系は、視野マスク116と、コンデンサレンズ117と、全反射ミラー118と、セパレータ絞り119と、セパレータレンズ120とから構成されている。また、AF光学系の後方には、AFセンサ121が配置されている。
図2は、図1のカメラで用いられるAF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。サブミラー115で反射された光束は1次結像面上に結像される。この1次結像面上に、視野マスク116が配置されている。視野マスク116では、入射した光束のAFセンサ121への照射範囲が規制される。この視野マスク116については後で詳しく説明する。
視野マスク116を介して入射した被写体の光束は、コンデンサレンズ117において集光され、全反射ミラー118で反射された後、図示しないセパレータ絞りにおいて瞳分割される。セパレータ絞りで瞳分割された被写体の光束は、セパレータレンズ120によって集光されてAF光学系の後方に配置された焦点検出用センサとしてのAFセンサ121の所定領域に入射する。このAFセンサ121については後で詳しく説明する。
AFセンサ121においては、被写体からの光束が光電変換によってアナログの電気信号に変換される。AFセンサ121の出力は、AFコントローラ122に入力される。AFコントローラ122では、デフォーカス量の演算が行われる。このAFコントローラ122の動作制御はシステムコントローラ123によって行われる。
また、AFコントローラ122で得られたデフォーカス量はレンズCPU104に通信される。レンズCPU104では、通信されたデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズ102を駆動するためのモータの駆動量が演算される。このモータの駆動量に基づいてレンズ駆動部103を介してフォーカスレンズ102が合焦駆動される。
また、図1において、メインミラー111がフォーカスレンズ102の光路上から退避するアップ位置にある時には、フォーカスレンズ102を介して入射した被写体からの光束が撮像素子124に結像して光電変換される。これによって得られた信号がシステムコントローラ123に入力されて所定の画像処理が施される。
次に、AFセンサについて説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置におけるAFセンサのセンサ列配置について示した図である。図3に示すAFセンサは、撮影画面の水平方向に沿って配置された水平方向基準部センサ列A200a及び水平方向参照部センサ列B200bからなる第1のセンサ列としての水平方向センサ列と、撮影画面の垂直方向に沿って配置された垂直方向基準部センサ列C200c及び垂直方向参照部センサ列D200dからなる第2のセンサ列としての垂直方向センサ列とから構成されている。ここで、第1のセンサ列を構成する水平方向基準部センサ列A200a及び水平方向参照部センサ列B200bはそれぞれ、n=1〜19の19個のアイランドから構成されている。このアイランドは、撮影画面内の各測距点に対応するセンサ領域である。各アイランドは、数10程度の画素が横並びに配置されたラインセンサを、画素の並び方向と垂直な方向に3列有している。また、後述するように、この3列のラインセンサは、精度向上のために互いに1/2画素分ずつずらして配置されている(図10)。また、第2のセンサ列を構成する垂直方向基準部センサ列C200c及び垂直方向参照部センサ列D200dはそれぞれ、n=20〜38の19個のアイランドから構成されている。ここで、図3のセンサ列は図18に対して撮影画面の4隅を検出するための4隅のアイランドが除外されており、これによって生じた空き部分だけ、各センサ列を撮影画面中央部方向によせて配置するようにして、基準2像間隔値(lz横とlz縦)を短くするようにしている。なお、ls横とls縦の長さは、図18と変わらない。これは、水平方向センサ列対に入射する被写体光束がフォーカスレンズ102を通過するときの射出瞳径と垂直方向センサ対に入射する被写体光束がフォーカスレンズ102を通過するときの射出瞳径とが等しくなることを意味している。
図4(a)及び図4(b)は、図3のセンサ列配置で焦点検出可能な測距点の配置について示した図である。
まず、図4(a)は、撮影画面の4隅近傍を除く19点を測距点とする例である。ここで、撮影画面の4隅近傍の測距点は、実際の写真撮影時には余り必要とされない点であり、これらの測距点を除外しても、実際の写真撮影においては余り影響がないと考えられる。なお、図4(a)の例では19点の全ての焦点状態を水平方向センサ列と垂直方向センサ列の両方のセンサ列を用いて検出することができる。
また、図4(b)は撮影画面の4隅近傍に対応する測距点を除外する点は図4(a)と同様であるが、その分だけ撮影画面上端及び下端の測距点を撮影画面中央付近に集めることによって多点測距(例では25点)を行うようにしている。ただし、水平方向センサ列と垂直方向センサ列とは、ともにアイランドの数が19個なので、図4(b)に示す一部の測距点の焦点状態は水平方向センサ列のアイランド若しくは垂直方向センサ列のアイランドの何れか一方のみで検出する。
ここで、図3では、4つのセンサ列をそれぞれ撮影画面の中央方向に近づけているので、視野マスク116の開口部形状を従来のような矩形とすると、迷光が発生してしまうおそれがある。そこで、本一実施形態では、視野マスク116の開口部を通過した被写体光束の照射範囲が図3の破線枠で示した形状になるように視野マスク116の開口部の形状を決定している。即ち、本一実施形態では、図3の破線枠で示した形状と略一致するような、図5(a)に示す開口部116aを有する視野マスク116を用いる。
なお、図4(a)の測距点の場合には、図5(a)に示したような形状の他に、図5(b)に示すような略六角形状の開口部116bを有する視野マスク116を用いても良いし、図5(c)に示すような略楕円形状の開口部116cを有する視野マスク116を用いても良い。これは、AFセンサ面上における被写体像は、2次結像系の収差などによりボケがあるので、視野マスクの開口部形状をアイランドの形状と同一とする必要がないためである。
また、セパレータ絞り119の開口部119aの形状は、図6のような矩形で良い。これは、セパレータ絞り119が不要な被写体光束がセパレータレンズ120に入射することを防止するための機能を持つだけであり、視野マスク116の開口部の形状と一致させる必要がないためである。ただし、セパレータ絞り119の配置位置により、開口部の位置や大きさは適宜決定する必要がある。
図7は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置における2像間隔値と光路長との関係と従来例の2像間隔値と光路長との関係を比較して示す図である。ここで、図7の関係は、水平方向センサ列と垂直方向センサ列ともに共通の関係となる。以上説明したようなセンサ列配置、視野マスクを用いることによって、基準部のセンサ列と参照部のセンサ列とを参照符号121bで示した状態から参照符号121aで示した状態まで近づけることができる。これにより、lsの値を変えずに2像間隔値を例えば図7のlzからlzまで短くすることができる。この場合には、広視野を維持しつつ、2次結像系の光路長をL2からL1まで短くすることができる。例えば、図3の例に示すセンサ列配置では、図18の例よりも約9%光路長を短縮することが可能である。
図8は、図3の水平方向基準部センサ列A200aと水平方向参照部センサ列B200bの一部(それぞれ5個のアイランドからなる)のセンサ回路構成について示す図である。ここで、図8に示すnは図3のnに対応している。なお、図3において、図8に示す部分以外のセンサ回路は、アイランドの番号が異なる以外は図8の回路構成と同じものである。
図8に示すように、本一実施形態では1つのアイランド当たり3つのラインセンサ201〜203が平行に配置されている。また、3つのラインセンサは、図10に示すように、ラインセンサ202を他のラインセンサよりも1/2画素分ずらして配置するようにしている。このように各アイランドにおける3つのラインセンサを千鳥状に配置することにより、焦点検出の精度を向上させることができる。また、図8に示すように、ラインセンサ202とラインセンサ203との間には、モニタ用のフォトダイオード部204が配置されている。
また、図8において、各アイランドには、複数のフォトダイオードから構成されるフォトダイオード部201−1が設けられている。各フォトダイオードは、画素を構成するものであり、フォトダイオード部201−1では、各フォトダイオードに入射した被写体の光束の光量に応じた電荷が得られる。フォトダイオード部201−1で得られた光電荷は電荷蓄積部201−2に蓄積される。
ここで、電荷蓄積部201−2の電荷蓄積量は、モニタ用のフォトダイオード部204によってモニタされている。このモニタ用のフォトダイオード部204の出力は、積分時間制御回路209に出力される。積分時間制御回路209は、モニタ用のフォトダイオード部204の出力が所定の閾値以上になったか否かを判定して、モニタ用のフォトダイオード部204の出力が閾値以上になった場合に電荷蓄積(積分動作)を終了させる。また、モニタ用のフォトダイオード部204の出力が閾値以上でなくとも所定の積分時間を計時した場合にも電荷蓄積を終了させる。なお、電荷蓄積を終了させるための閾値や積分時間は変更可能である。
電荷蓄積が終了すると、電荷蓄積部201−2の後段に接続された転送スイッチ201−3が閉じられて電荷蓄積部201−2に蓄積された光電荷が電荷転送路205に転送される。
電荷転送路205においてはシフトパルスが印加される毎に、光電荷が1画素ずつ電荷・電圧変換アンプ206に転送されて電圧信号に変換される。電荷・電圧変換アンプ206において変換された電圧信号は増幅回路(図ではAMPと示している)207において所定の増幅率(例えば、1倍、2倍、4倍、8倍の何れかが選択される)で増幅された後、出力選択回路208に入力される。
出力選択回路208においては、画素単位で入力されてきた電圧信号が温度センサ210で検出された温度に基づいて温度補償され、これによって得られた出力電圧VNが後段のAFコントローラ122に出力される。
次に、デフォーカス量の演算手法について説明する。まず、デフォーカス量の演算に先立って相関演算が行われる。この相関演算は、アイランドを複数の相関演算枠に分割して行う。図9に相関演算枠の分割の概念図を示す。ここで、図9(a)は水平方向センサ列内のアイランドにおける分割の様子を示し、図9(b)は垂直方向センサ列内のアイランドにおける分割の様子を示している。図9(a)及び図9(b)の例では、1つのアイランドを中央相関演算枠301、右相関演算枠302、及び左相関演算枠303の3つに分割している。このように分割して相関演算を行う理由は、1つのアイランド内に複数の遠近混在した被写体の光束が入射した場合でも正しく相関演算を行えるようにするためである。
また、上述したように本一実施形態では、各アイランドを、3つのラインセンサ201〜203を千鳥状に配置して構成している。このような場合、隣り合う2ライン(ラインセンサ201とラインセンサ202、ラインセンサ202とラインセンサ203)を1組として考えることができる。
1組のラインセンサにおける同一相関演算枠内に被写体の同一部位からの光束が入射している場合には、該1組のラインセンサを1つのラインセンサと見なすことができる。この場合には、1画素毎交互にセンサデータを読み出して相関演算を行うようにする。以後、このような演算の手法を千鳥演算と称することにする。
図10は、千鳥演算を行う場合のセンサデータの読み出し順の考え方について示した図である。千鳥演算を行う場合には、まずラインセンサ201とラインセンサ202を1つのラインセンサと見なして1画素毎交互にセンサデータの読み出しを行う。図10の場合では、画素1、画素2、画素4、画素5…画素11、画素13、画素14…の順で読み出しを行う。ラインセンサ201とラインセンサ202の組のセンサデータを読み出した後は、ラインセンサ202とラインセンサ203を1つのラインセンサと見なして1画素毎交互にセンサデータの読み出しを行う。図10の場合では、画素2、画素3、画素5、画素6…画素12、画素14、画素15…の順で読み出しを行う。
また、1組のラインセンサにおける同一相関演算枠内に被写体の同一部位からの光束が入射していない場合には、該1組のラインセンサを1つのラインセンサと見なすことができないので、ラインセンサ201〜ラインセンサ203をそれぞれ別のラインセンサとしてセンサデータの読み出しを行う。図10の場合では、画素1、画素4、画素7、画素10、画素13…の順で読み出しを行う。その後、同様にしてラインセンサ202、ラインセンサ203のセンサデータの読み出しを行う。
図11は、千鳥ラインセンサのセンサデータ処理の手順について示すフローチャートである。この処理は、AFコントローラ122内部及びシステムコントローラ123内部で行われる。
図11の処理においては、図3のn番目のアイランドを構成する3つのラインセンサのライン番号を示すパラメータkに1をセットする(ステップS1)。即ち、kは1〜3をとるパラメータであり、本一実施形態の例では、k=1がラインセンサ201、k=2がラインセンサ202、k=3がラインセンサ203に対応する。
kに1をセットした後、被写体に類似性があるか又は被写体距離が異なっているか否かを示すパラメータNGを0にリセットする(ステップS2)。次に、隣り合う1組のラインセンサ(k番目のラインセンサとk+1番目のラインセンサ 初回はラインセンサ201とラインセンサ202となる)のセンサデータに類似性があるか否かを判定する(ステップS3)。この類似性の判定は、各相関演算枠内において、隣り合う1組のラインセンサ同士で相関演算を行い、この相関演算の結果、最大の相関が成り立つ相関値の信頼性を判定することにより行う。ここで、相関演算は、
Figure 0004642547
の式において、シフト量−4〜+4の範囲における相関値Fの最小値を求めれば良い。なお、(式1)のD(i)はk番目のラインセンサのセンサデータであり、Dk+1(i)はk+1番目のラインセンサのセンサデータである。
例えば、k番目のラインセンサのセンサデータが図12(a)の参照符号401−1に示すものであり、k+1番目のラインセンサのセンサデータが図12(a)の参照符号401−2に示すものである場合には、シフト量が+1のときに(式1)で演算される相関値Fが最小となる。このとき、図12(b)に示す相関量が最も高くなる。
また、信頼性は、被写体が高コントラストであり、また繰り返しパターンでなく、かつ(式1)の最小値が所定の閾値よりも小さい場合に、信頼性が高く、隣り合う1組のラインセンサのセンサデータには類似性があると判定される。
ステップS3の判定において、隣り合う1組のラインセンサのセンサデータに類似性がある場合には、ステップS3をステップS4に分岐して、隣り合う1組のラインセンサのそれぞれで得られた2像間隔値が同一であるか否かを判定する(ステップS4)。このために、k番目のラインセンサとk+1でそれぞれ個別に2像間隔値を演算する。この2像間隔値は、上記(式1)と同様の相関演算を基準部のアイランドと参照部のアイランドとの間で行ったときに最大相関が得られるシフト量から求めることができる。即ち、
Figure 0004642547
の式において最大相関が得られるシフト量((式2)の相関値Fが最小となるシフト量)を求めればよい。なお、(式2)の場合にはシフト量の範囲を相関演算枠の範囲内とする。また、(式2)のDL(i)は基準部のアイランドのセンサデータであり、DR(i)は参照部のアイランドのセンサデータである。
2像間隔値をラインセンサ毎に求めた後、k番目のラインセンサで得られた2像間隔値とk+1番目のラインセンサで得られた2像間隔値とが同一であるか否かを判定する。この判定は、まずk番目のラインセンサで得られた2像間隔値とk+1番目のラインセンサで得られた2像間隔値の平均値を演算し、この平均値とラインセンサ毎に求めたそれぞれの2像間隔値との差分が、所定の閾値よりも小さいか否かを判定することにより行う。
ステップS4の判定において、2像間隔値が同一である場合には、ステップS4をステップS5に分岐して、k番目のラインセンサのセンサデータとk+1番目のラインセンサのセンサデータとを合成して基準部と参照部との間で相関演算を行い、合成の2像間隔値を算出する(ステップS5)。このセンサデータの合成は、図13に示すようにしてステップS1の類似性判定の際に得られたシフト量分だけ一方のセンサデータをずらして合成することにより行う。このように合成を行うことにより、見かけ上の画素ピッチを合成前の1/2にすることができる。なお、相関演算の後には、ステップS3の手法と同様にして信頼性を判定するようにすることが好ましい。
また、ステップS3の判定において隣り合う1組のラインセンサのセンサデータに類似性がない場合又はステップS4の判定において隣り合う1組のラインセンサでそれぞれ得られた2像間隔値が同一でない場合には、ステップS6に分岐して、NGに1を加えた後(ステップS6)、ステップS4の判定のときと同様にしてk番目のラインセンサとk+1番目のラインセンサのそれぞれで2像間隔値を算出する(ステップS7)。この場合も相関演算の後には、ステップS3の手法と同様にして信頼性を判定するようにすることが好ましい。ただし、ステップS7の信頼性判定における所定閾値は、ステップS5の信頼性判定における所定閾値よりも小さいものを用いるようにする。
以上の処理の後にkに1を加え(ステップS8)、kが3になったか否か、即ち全ラインについて処理が終了したか否かを判定する(ステップS9)。ステップS9の判定において、kが3でない場合には、ステップS3に戻り、次の隣り合う1組のラインセンサ(つまりラインセンサ202とラインセンサ203)についてステップS3〜ステップS7の処理を行う。一方、ステップS9の判定において、kが3である場合には、ステップS9をステップS10に分岐して、NGが0であるか否かを判定する(ステップS10)。
ステップS10の判定においてNGが0である場合には、ラインセンサ201とラインセンサ202、ラインセンサ202とラインセンサ203の両方の組で千鳥演算が行われている場合である。この場合には、2回の演算によって求められた2つの合成の2像間隔値を信頼性で加重加算平均して最終的な2像間隔値を求める(ステップS11)。つまり、
Figure 0004642547
の演算を行う。なお、ステップS11の演算は、加重加算平均ではなく、2つの合成の2像間隔値を単に平均するだけでも良い。加重加算平均を行うか単なる加算平均を行うかはシステムコントローラ123において決定される。
このように組となるラインセンサのセンサデータを合成して2像間隔値を求め、更に、2つの合成の2像間隔値を平均化することにより、1ラインのみで2像間隔値を求めたときに比べて2倍の精度向上を実現できる。
また、ステップS10の判定においてNGが0でない場合には、ラインセンサ201とラインセンサ202、ラインセンサ202とラインセンサ203の少なくとも何れか一方の組で千鳥演算が行われていない。この場合には、ラインセンサ201〜ラインセンサ203の中で最至近を示す被写体の光束が入射したラインセンサで求められた2像間隔値を最終的な2像間隔値とする(ステップS12)。
以上のような処理により、2像間隔値を求めることができる。2像間隔値が求められた後は、デフォーカス量を演算する。
まず、相関演算枠の選択を行う。ここでは、求められた2像間隔値の信頼性が高く、かつ複数ラインセンサで同一被写体を受光している相関演算枠を優先的に選択するようにする。このような相関演算枠を選択することにより、より高精度に焦点状態を検出することができる。
相関演算枠を選択した後、測距点の選択を行う。この測距点の選択は測距点の選択モードに応じて行われる。例えば、測距点選択モードがシングルポイントモードの場合には、撮影者によって指定された1点の2像間隔値を使用する。また、測距点選択モードがマルチモードの場合には、全測距点の中で信頼性の高いセンサデータを出力する測距点を選択し、更に選択された測距点の中で最至近の測距点を選択して、この測距点における2像間隔値をデフォーカス量の算出に使用する。ここで、最至近として選択された測距点の2像間隔値とほぼ同一な2像間隔値を持つ測距点が複数存在する場合には、これらの測距点の像は同一の被写体の像であると見なして、同一の2像間隔値を持つ複数の測距点の2像間隔値の平均値をデフォーカス量の算出に使用する。
このような測距点の選択の結果、得られた2像間隔値から、光学的に算出されたデフォーカス係数により、デフォーカス量を算出する。このようにして得られたデフォーカス量に対し、温度によるばらつきや、製造時のボディばらつき、製造時のフォーカスレンズのばらつきなどによるデフォーカス量の誤差の補正を行って、最終的なデフォーカス量を演算する。
デフォーカス量が算出された後は、算出されたデフォーカス量がレンズCPU104に送信される。この送信されたデフォーカス量に基づいてレンズCPU104によってレンズ駆動部103が制御されることにより、フォーカスレンズ102の合焦駆動が行われる。
次に、本一実施形態に係る焦点検出装置を搭載したカメラの電気回路構成について図14を参照して説明する。
図14は、本一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの全体的な電気回路構成を示すブロック構成図である。なお、図14は交換レンズとカメラボディとを区別せずに図示したものである。
図14において、カメラの所定位置には上記フォーカスレンズを含むズームレンズ系501が配設されている。このズームレンズ系501は、上記フォーカスレンズを含む撮影光学系を1つのレンズによって代表して図示したものである。このズームレンズ系501はレンズ駆動部502によって駆動される。レンズ駆動部502はレンズCPU503によって制御される。
ズームレンズ系501の入射光の光路上にはCCD等の撮像素子504が配設されている。この撮像素子504は、撮像回路505、A/Dコンバータ506を介してバスライン507に接続されている。バスライン507には、システムコントローラ508とAFコントローラ509が接続されている。また、AFコントローラ509にはAFセンサ510が接続されている。更に、バスライン507には、各種の制御プログラムや各種データ処理用の情報等を記憶したROM511、データの一時記憶用のRAM512、ドライブコントローラ513及びメディアドライブ514を介してディスク状又はカード状の記録媒体515が接続され、外部I/F部516を介して外部入出力端子517が接続され、ビデオエンコーダ518を介してビデオ出力端子519が接続され、ビデオエンコーダ518及びLCDドライバ520を介してLCD表示部521が接続されている。
また、システムコントローラ508はカメラ全体の制御を司るものであり、レンズCPU503と通信可能に構成されている。更に、システムコントローラ508は、操作部ドライバ522を介してモード設定などのカメラに対して各指示の入力を行う操作部の操作状態を検出するためのダイヤル部523及びスイッチ部524、各部に電源を供給する電源部525とも接続されている。
また、電源部525には、外部からの電源供給を受けるための外部電源入力端子526が設けられている。更に、システムコントローラ508には閃光発光を行うためのストロボ発光部527が接続されている。
このような構成において、AFセンサ510からのセンサ出力がAFコントローラ509に入力されると、AFコントローラ509において上記したような各種演算が行われてデフォーカス量が算出され、算出されたデフォーカス量に基づいてレンズCPU503を介してレンズ駆動部502が制御されて、ズームレンズ系501内のフォーカスレンズのフォーカス駆動が行われる。
また、図示しない被写体の像がズームレンズ系501を介して撮像素子504に結像すると、この被写体像が光電変換された撮像信号として撮像素子504から出力される。この撮像信号が、後段の撮像回路505において処理され、更に、A/Dコンバータ506においてデジタルの画像データに変換される。このデジタル画像データが、バスライン507を介してシステムコントローラ508に入力される。システムコントローラ508では、入力された画像データのJPEG圧縮伸張処理等の各種信号処理等が行われる。ここで、システムコントローラ508による信号処理の際やAFコントローラ509におけるAF演算の際には、各種データの一時的記憶用としてRAM512が用いられる。
また、画像データ等の記録用のディスク状又はカード状の記録媒体515がメディアドライブ514に装着されると、当該記録媒体515に画像データが記録され、或いは画像データが読み込まれることになる。このとき、ドライブコントローラ513により、メディアドライブ514の動作が制御される。記録媒体515から画像データが読み込まれた場合には、読み込まれた画像データがバスライン507を介してシステムコントローラ508に送られ、上記したのと同様の信号処理がなされる。
また、パソコン等の周辺機器は、外部入出力端子(例えばUSB端子)517、外部I/F部516を介してバスライン507に接続される。周辺機器の保持する画像データ等は、外部入出力端子517、外部I/F部516を介して取り込まれ、ドライブコントローラ513の制御の下、メディアドライブ514が駆動され、記録媒体515に記録されるようになっている。
更に、ビデオエンコーダ518では、A/Dコンバータ506でA/D変換された画像信号、又は記録媒体515から読み出されシステムコントローラ508でJPEG伸長処理された画像信号がエンコードされ、LCD表示部521において所定の表示がなされる。このとき、LCDドライバ520によりLCD表示部521が駆動される。更に、このカメラでは、ビデオ出力端子519を介して映像信号の外部出力も可能となっている。
以上説明したように本一実施形態によれば、撮影に余り利用されない測距点に対応する撮影画面の4隅近傍の測距点を除外し、その空き分だけセンサ列を撮影画面の中央方向によせて配置することで、広視野を維持しつつ2像間隔値を短くすることができる。これにより、2次光学系の光路長を短くすることができ、焦点検出装置を小型化することができる。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上記した実施形態では千鳥ラインセンサのラインセンサ数を3つとしているが、この数を増やしても良い。
また、測距点の配置の仕方も図4に示したものに限るものではない。例えば、測距点を図15に示す9点とした場合には、図3のn=1、n=3、n=4、n=7、n=8、n=12、n=13、n=16、n=17、n=19と、n=20、n=21、n=22、n=23、n=25、n=33、n=35、n=36、n=37、n=38のアイランドを除外するようにし、また視野マスクの開口部の形状を図16に示すような略菱形形状とすれば良い。このようにすれば、視野は狭くなるが更なる光路長の短縮を実現することができる。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラにおける、焦点状態検出動作に関する構成について示した図である。 図1のカメラで用いられるAF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る焦点検出装置としてのAFセンサのセンサ列配置の例を示す図である。 図3のAFセンサの検出する測距点について示した図である。 視野マスクの開口部の形状について示す図である。 セパレータ絞りの開口部の形状について示す図である。 本発明の一実施形態の2像間隔値と光路長との関係と従来例の2像間隔値と光路長との関係の比較図である。 図3の水平方向基準部センサ列と水平方向参照部センサ列の一部のセンサ回路構成について示す図である。 相関演算枠の分割の概念図である。 センサデータの読み出し順の考え方について示した図である。 千鳥ラインセンサのセンサデータ処理の手順について示すフローチャートである。 相関演算について説明するための図である。 センサデータの合成について説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの全体的な電気回路構成を示すブロック構成図である。 本発明の一実施形態の変形例における測距点配置について示す図である。 本発明の一実施形態の変形例における視野マスクの開口部の形状について示す図である。 従来例における測距点配置について示す図である。 従来例におけるセンサ列配置について示す図である。 従来例における視野マスクの開口部の形状について示す図である。 従来例の2像間隔値と光路長との関係について示す図である。
符号の説明
101…交換レンズ、102…フォーカスレンズ、103…レンズ駆動部、104…レンズCPU、105…通信コネクタ、110…カメラボディ、111…メインミラー、112…フォーカシングスクリーン、113…ペンタプリズム、114…接眼レンズ、115…サブミラー、116…視野マスク、116a〜116c…開口部、117…コンデンサレンズ、118…全反射ミラー、119…セパレータ絞り、120…セパレータレンズ、121…AFセンサ、122…AFコントローラ、123…システムコントローラ、124…撮像素子

Claims (3)

  1. 撮影画面内の複数の測距点における被写体の焦点状態を検出する焦点検出装置において、
    上記撮影画面の略水平方向の焦点検出領域に対応する複数対の第1のセンサ列と、上記撮影画面の略垂直方向の焦点検出領域に対応する複数対の第2のセンサ列とを含む焦点検出用センサと、
    撮影光学系の1次結像面上に設けられ、上記撮影光学系を通過した被写体光束の上記焦点検出用センサへの照射範囲を規制する略六角形状の開口部を有する視野マスクと、
    を具備し、
    上記視野マスクにより規制される上記第1のセンサ列に対応する略六角形状の照射範囲と、上記第2のセンサ列に対応する略六角形状の照射範囲とを、略六角形状の照射範囲の六角形に対応する辺のうちの、撮影画面の略水平方向及び略垂直方向に対応しない辺と、撮影画面の略水平方向または略垂直方向に対応する辺とでなる頂点同士が近接するように構成し、
    上記第1のセンサ列及び第2のセンサ列は、上記視野マスクの開口部の形状で規制される略六角形状の照射範囲内に対応して上記焦点検出用センサにそれぞれ配置されることを特徴とする焦点検出装置。
  2. 上記第1のセンサ列の照射範囲に対応する被写体光束が上記撮影光学系を通過するときの射出瞳径は、上記第2のセンサ列の照射範囲に対応する被写体光束が上記撮影光学系を通過するときの射出瞳径に等しいことを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 上記撮影画面内の複数の測距点は、上記撮影画面の4隅近傍に配置されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の焦点検出装置。
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