JP2009128438A - カメラの焦点検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影者が自由に重視する測距点を設定でき、且つ撮影者が設定した測距点に主要被写体が存在しない場合であってもシャッタチャンスを逃すことがないカメラの焦点検出装置を提供すること。
【解決手段】ダイナミックシングルターゲットモードにおいて、撮影者によって選択された測距点グループ202内でまずセンサデータの信頼性が判定される。この信頼性判定の結果、測距点グループ202内に、信頼性の高い測距点が存在する場合には、測距点グループ202内の測距点が選択され、選択された測距点におけるデフォーカス量に従って合焦駆動が行われる。また、信頼性判定の結果、測距点グループ202内に、信頼性の高い測距点が存在しない場合には、測距点グループ202外の測距点が選択され、選択された測距点におけるデフォーカス量に従って合焦駆動が行われる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の焦点検出領域を有するカメラの焦点検出装置に関する。
従来、撮影画面内の複数の焦点検出領域(測距点)に対応した被写体像の焦点状態を検出可能な焦点検出装置が知られている。このような焦点検出装置において、特許文献1では、撮影画面内の中央の測距点を優先した測距点選択を行うことにより、主要被写体の存在確率の高い中央測距点を選択する可能性が高くなるようにしている。
また、特許文献2では、より撮影者の意図した測距点での焦点検出を行えるように、撮影画面内に設けられた測距点をグループ分けし、撮影者によって選択されたグループ内の測距点でのみ焦点検出を行うようにしている。これによって全測距点で焦点検出を行う必要がなくなるため、焦点検出を迅速に行うことができるようにもなる。
特開平1−48050号公報 特開平8−262319号公報
ここで、特許文献1においては、中央の測距点を優先して測距点を選択している。しかしながら、主要被写体は必ずしも中央の測距点に存在しているとは限らず、この場合には撮影者が意図した被写体と異なる被写体に合焦する場合も考えられる。このため、測距点の選択には、より自由度があったほうが良い。例えば、主要被写体を左側に配置する構図を好むユーザによっては、中央部よりも、左側の測距点を優先して選択できたほうが良いと考えられる。
また、特許文献2においては、撮影者によって選択されたグループ内に被写体が存在しない場合、シングルAF等のレリーズ優先がオフとなる設定においては、合焦不能によってレリーズ操作が行えなくなる。この場合、シャッタチャンスを逃してしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、撮影者が自由に重視する測距点を設定でき、且つ撮影者が設定した測距点に主要被写体が存在しない場合であってもシャッタチャンスを逃すことがないカメラの焦点検出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のカメラの焦点検出装置は、合焦動作が可能な撮影光学系と、撮影画面内に配置された複数の測距点の各々に対応する被写体像の焦点状態を検出する測距部と、前記複数の測距点の内で、2つ以上の測距点をグループとして選択するためのグループ選択部と、前記選択されたグループ内で、前記測距部による前記被写体像の焦点状態の検出が可能であった測距点を判定する判定部と、前記判定の結果、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在する場合には前記選択されたグループ内で測距点を選択し、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在しない場合には前記選択されたグループ外で測距点を選択する自動測距点選択部とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、撮影者が自由に重視する測距点を設定でき、且つ撮影者が設定した測距点に主要被写体が存在しない場合であってもシャッタチャンスを逃すことがないカメラの焦点検出装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの構成を示す図である。なお、図1のカメラは、レンズ交換式の一眼レフレックスカメラを想定して図示したものである。カメラ100は、交換レンズ101とカメラボディ110とを有している。そして、交換レンズ101は、カメラボディ110の前面に設けられた図示しないカメラマウントを介してカメラボディに着脱自在に取り付けられている。
交換レンズ101は、フォーカスレンズ102と、レンズ駆動部103と、レンズCPU104とを備えている。
フォーカスレンズ102は、撮影光学系に含まれる焦点調節用のレンズであり、レンズ駆動部103に設けられるモータによってその光軸方向(図2の矢印Aで示す方向)に駆動される。なお、実際の撮影光学系は、複数のレンズから構成されているが、図2ではフォーカスレンズ102のみを図示している。レンズ駆動部103は、モータ、モータドライバ、レンズ駆動機構等から構成されている。そして、レンズCPU104の制御に従ってフォーカスレンズ102を駆動させる。
レンズCPU104は、レンズ駆動部103の制御等の交換レンズ101の各部の制御を行う制御回路である。レンズCPU104は、交換レンズ101がカメラボディ110に装着されたときに、通信コネクタ105を介してカメラボディ110内のAFコントローラ122と通信可能に接続される。レンズCPU104からAFコントローラ122には、レンズCPU104の図示しないメモリ内に予め記憶されている、フォーカスレンズの製造ばらつき情報やフォーカスレンズの収差情報などのレンズデータが送信される。
カメラボディ110は、メインミラー111と、フォーカシングスクリーン112、ペンタプリズム113、接眼レンズ114からなるファインダ光学系と、サブミラー115と、コンデンサレンズ116、全反射ミラー117、セパレータ絞り118、セパレータレンズ119からなるAF光学系と、温度検出部120と、焦点検出用(AF)センサ121と、AFコントローラ122と、システムコントローラ123と、撮像素子124と、表示部125と、記録部126と、操作部127と、補助光発光部128とを備えている。
メインミラー111は、回動可能に構成され、その中央部がハーフミラーで構成されたミラーである。メインミラー111は、ダウン位置(図示位置)にあるときに、交換レンズ101を介してカメラボディ110内に入射する図示しない被写体からの光束の一部を反射し、一部を透過させる。フォーカシングスクリーン112は、メインミラー111で反射された光束が結像される。ペンタプリズム113は、フォーカシングスクリーン112に結像された被写体像を正立像として、接眼レンズ114に入射させる。接眼レンズ114はペンタプリズム113からの被写体像をユーザが観察可能なように拡大する。このようにして、図示しない被写体の状態を観察することができる。
サブミラー115は、メインミラー111のハーフミラー部の背面に設置され、メインミラー111のハーフミラー部を透過した光束をAF光学系の方向に反射する。なお、メインミラー111がアップ位置にある時には、サブミラー115は折り畳まれるようになっている。
AF光学系のコンデンサレンズ116は、サブミラー115で反射され、1次結像面上に結像した光束を集光して全反射ミラー117の方向に入射させる。全反射ミラー117は、コンデンサレンズ116からの光束をAFセンサ121の側に反射させる。セパレータ絞り118はAFセンサ121の前面に配され、全反射ミラー117からの光束を2像分割する。セパレータレンズ119はセパレータ絞り118で2像分割された光束を集光してAFセンサ121に再結像させる。AFセンサ121は、例えばフォトダイオードからなる画素が配列されて構成され、セパレータ絞り118、セパレータレンズ119によって2像分割された被写体像を電気信号に変換する。ここで、AFセンサ121は、撮影視野内の複数のフォーカス検出エリアにおける焦点状態を検出可能なように構成されている。なお、AF光学系、AFセンサについては後でさらに説明する。
AFコントローラ122は、AFセンサ121から、2像分割された被写体像に対応した電気信号を読み出し、読み出した電気信号より、被写体像の2像間隔値を例えば相関演算によって算出する。さらに、算出した2像間隔値から、対応する焦点検出領域(測距点)のデフォーカス量を算出し、この算出したデフォーカス量をレンズCPU104に送信する。レンズCPU104は、このデフォーカス量に基づいてレンズ駆動部103を制御してフォーカスレンズ102の合焦駆動を行う。
システムコントローラ123は、AFコントローラ122の制御や、撮像素子124で得られた画像信号の処理、表示部125の表示制御や記録部126への画像の記録制御等の図1のカメラの全体の動作を制御する。
撮像素子124は、メインミラー111がアップ位置(図2に示す光軸上から退避する位置)にあるときに、フォーカスレンズ102を介して結像される被写体像を電気信号に変換する。撮像素子124において被写体像が電気信号に変換された場合、システムコントローラ123は、撮像素子124で得られた電気信号に対して種々の画像処理を施す。その後、システムコントローラ123は、画像処理によって得られる画像を表示部125に表示させたり、記録部126に格納したりする。表示部125は、例えば液晶ディスプレイ等の表示部であり、システムコントローラ123の制御に従って各種の画像を表示する。記録部126は、例えばカメラボディ110に着脱自在に構成されたメモリカードであり、画像処理された画像等の各種データが記録される。
操作部127は、AF開始の指示及び撮像開始の指示をシステムコントローラ123に与えるためのレリーズボタンや、後述するAF制御の際の測距点グループの選択等の各種の選択操作を行うための選択ボタン等の各種の操作部材である。補助光発光部128は、被写体の輝度が低い等の理由でAFが不能な場合に、システムコントローラ123の制御に従ってAF用の補助光を発光する。補助光発光部128は、例えば発光ダイオード(LED)等から構成される。
ここで、AF光学系及びAFセンサについて更に詳しく説明する。図2(a)は、AF光学系の2次結像系を模式的に示した図である。ここで、図2(a)における破線は1次結像面を示し、一点鎖線はAF光学系の光路を示している。
図2(a)に示すように、セパレータレンズ119の後方にはAFセンサ121が配置されている。本実施形態におけるAFセンサ121は、横線検出センサ列121aと縦線検出センサ列121bとが十字形状に配置されて構成されている。
図2(b)はフォーカスレンズ102からAFセンサに至る光束の様子を図示したものである。ここで、図2(b)では、光路の折り返しのための全反射ミラー117の図示を省略している。また、光束については撮影画面の横方向に関する焦点状態を検出するための横線検出光束のみを図示し、横線検出光束と直交する縦線検出光束については図示を省略している。なお、以下の説明は横線検出光束を対象としているが、縦線検出光束の場合も同様である。
図2(b)において、フォーカスレンズ102の異なる射出瞳を通過した1対の横線検出光束は、サブミラー115で反射された後、コンデンサレンズ116に入射してそれぞれ集光される。そして、集光された1対の横線検出光束が全反射ミラー117において反射された後、セパレータ絞り118を介してセパレータレンズ119に入射する。さらに、セパレータレンズ119にそれぞれ入射した横線検出光束が、図2(a)に示すようにして上下方向に配置された横線検出センサ列121aの特定領域(アイランド)に結像する。
次に、AFセンサ121の回路構成について述べる。この回路は、横線検出光束に対しては横線検出センサ列121aの一方を基準部、他方を参照部として機能させる。また、縦線検出光束に対しては縦線検出センサ列121bの一方を基準部、他方を参照部として機能させる。
本実施形態におけるAFセンサ121は、例として図3(a)に示す15点の焦点検出領域(測距点)についての焦点状態を検出可能に構成されている。このような15点の測距点の焦点状態を検出するためのセンサ列の配置例を図3(b)に示す。
即ち、横線検出センサ列121aは5対のセンサ列が互いに平行にかつ等間隔に配置されて構成されている。また、縦線検出センサ列121bは、3対のセンサ列が互いに平行にかつ等間隔に配置された構成されている。
図3(b)のようなセンサ列の配置に対し、例えば図3(a)の測距点Aに対応する被写体像に基づく光束は図3(b)のAで示す領域(アイランド)内の画素に結像する。また、図3(a)の測距点Bに対応する被写体像に基づく光束は図3(b)のBで示す領域(アイランド)内の画素に結像する。
このような構成のAFセンサ121からの電気信号はAFコントローラ122に入力される。AFコントローラ122は、AFセンサ121から入力された信号をAFコントローラ122に内蔵された図示しないA/D変換器にてデジタル信号に変換した後、内部のメモリにデータ(センサデータ)として保持する。その後、AFコントローラ122は、保持したセンサデータに基づいて各測距点の焦点状態を検出する。この焦点状態の検出は、例えば相関演算の手法を用いて行う。
次に、AF時の制御動作について説明する。図4は、本実施形態におけるAF時の制御動作について示したフローチャートである。
AFに先立って、まずシステムコントローラ123は、撮影者に測距点選択モードを選択させる(ステップS1)。本実施形態では、例としてシングルターゲットモード、オールターゲットモード、ダイナミックシングルターゲットモードの中から何れかの測距点選択モードを選択可能である。
シングルターゲットモードは、AFコントローラ122において算出される各測距点のデフォーカス量の内で、予め撮影者によって選択された測距点のデフォーカス量を選択して合焦駆動を行うモードである。また、オールターゲットモードは、AFコントローラ122において算出される各測距点のデフォーカス量の中で信頼性が高く、且つ被写体が最至近に存在する測距点のデフォーカス量を選択して合焦駆動を行うモードである。さらに、ダイナミックシングルターゲットモードは、撮影者によって選択されたグループ内の測距点のデフォーカス量を基本的に用い、グループ内の測距点で測距不可である場合に、グループ外の測距点のデフォーカス量を用いて合焦駆動を行うモードである。なお、ダイナミックシングルターゲットモードについては後で詳しく説明する。
ステップS1において、撮影者により測距点選択モードが選択された場合、システムコントローラ123は、撮影者により選択された測距点選択モードがシングルターゲットモード又はダイナミックシングルターゲットモードであるかを判定する(ステップS2)。ステップS2の判定において、測距点選択モードがシングルターゲットモード又はダイナミックシングルターゲットモードである場合に、システムコントローラ123は、撮影者に測距点又は測距点グループを選択させる(ステップS3)。その後、ステップS4以後のAFを実行するようにAFコントローラ122に指示する。また、ステップS2の判定において、測距点選択モードがオールターゲットモードである場合に、システムコントローラ123は、ステップS3の処理をスキップして、ステップS4以後のAFを実行するようにAFコントローラ122に指示する。
システムコントローラ123からのAF実行の指示を受けて、AFコントローラ122は、まず、AFセンサ121の出力信号から、各測距点のセンサデータを取得して図示しないメモリに記憶させる(ステップS4)。
次に、AFコントローラ122は、相関演算を行う(ステップS5)。ここでの相関演算は、例えば、基準部と参照部とで対をなすセンサ列間に入射した2像の間隔値を算出するための演算である。
ここで、相関演算結果の信頼性が低い場合には、誤ったデフォーカス量が算出されるおそれがあるので、AFコントローラ122は、デフォーカス量の算出を行うのに先立って相関演算に用いられたセンサデータの信頼性を判定する(ステップS6)。その後、AFコントローラ122は、相関演算の結果から相関値が最も小さくなるような2像間隔値を算出する(ステップS7)。そして、AFコントローラ122は、算出した2像間隔値から、光学的に算出されたデフォーカス係数によりデフォーカス量を算出する(ステップS8)。
デフォーカス量の算出後、AFコントローラ122は、カメラの測距点選択モードに応じて測距点の選択を行う(ステップS9)。即ち、測距点選択モードがシングルターゲットポイントモードの場合には、撮影者によって指定された測距点を使用する。また、測距点選択モードがオールターゲットモードの場合には、全測距点の中で信頼性の高いセンサデータを出力する測距点を抽出し、その中でさらに、最至近の測距点を選択する。ダイナミックシングルターゲットモードの場合については後述する。
次に、AFコントローラ122は、ステップS10において、測距点選択が行えたかを判定する(ステップS10)。例えば、ステップS6の信頼性判定において、信頼性の高い測距点がない場合には、測距点選択が行えなかったと判定する。ステップS10の判定において、測距点選択が行えなかった場合に、AFコントローラ122は、システムコントローラ123にその旨を通知する。システムコントローラ123は、現在、補助光発光部128が未発光であるかを判定する(ステップS11)。ステップS11の判定において、補助光発光部128が発光済みである場合に、システムコントローラ123は、AFコントローラ122に対してスキャンAFの実行を指示する(ステップS12)。一方、ステップS11の判定において、補助光発光部128が未発光である場合に、システムコントローラ123は、補助光発光部128に対して補助光の発光を指示する(ステップS13)。その後、AFコントローラ122に対して再度のデフォーカス量の演算を指示する。
スキャンAFを行った場合に、AFコントローラ122は、スキャンAFの結果、測距が正しく行えるかを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定において、測距が正しく行える場合には、ステップS4に戻って再度のデフォーカス量の演算を実行する。一方、ステップS14の判定において、測距が正しく行えない場合には、最終的に測距NGと判断する。この場合には、AFコントローラ122は、システムコントローラ123に測距が正しく行えなかった旨を通知する。これを受けてシステムコントローラ123は、例えばファインダ内に合焦不可の表示を行って(ステップS15)、図4に示す処理を終了させる。
一方、ステップS10の判定において、測距点の選択が正しく行えた場合に、AFコントローラ122は、選択された測距点におけるデフォーカス量に対し、温度補正や、製造時のカメラボディ110のばらつきの補正、製造時のフォーカスレンズ102のばらつきの補正等の各種補正処理を行って最終的なデフォーカス量を決定する(ステップS16)。最終的なデフォーカス量を決定した後、AFコントローラ122は、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内であるかを判定する(ステップS17)。
ステップS17の判定において、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内である場合に、AFコントローラ122は、その旨をシステムコントローラ123に通知する。これを受けてシステムコントローラ123は、例えばファインダ内に合焦表示を行って(ステップS18)、図4に示す処理を終了させる。一方、ステップS17の判定において、最終的なデフォーカス量が所定の合焦範囲内でない場合に、AFコントローラ122は、算出したデフォーカス量をレンズCPU104に送信する。この送信されたデフォーカス量に基づいてレンズCPU104がレンズ駆動部103を制御することにより、フォーカスレンズ102の合焦駆動が行われる(ステップS19)。この合焦駆動は、ステップS17において、デフォーカス量が合焦範囲内となるまで繰り返される。
次に、ダイナミックシングルターゲットモードの場合の測距点選択について説明する。図5は、ダイナミックシングルターゲットモード時の測距点選択の処理について示したフローチャートである。
図5において、まず、AFコントローラ122は、撮影者によって選択されたグループ内の中央部の測距点におけるセンサデータの信頼性が高いかを判定する(ステップS21)。ステップS21の判定において、中央部の測距点におけるセンサデータの信頼性が高い場合に、AFコントローラ122は、グループ内の中央部の測距点を選択する(ステップS22)。
また、ステップS21の判定において、中央部の測距点におけるセンサデータの信頼性が低い場合に、AFコントローラ122は、グループ内の中央部以外の測距点において、センサデータの信頼性の高い測距点があるかを判定する(ステップS23)。ステップS23の判定において、グループ内の中央部以外の測距点において、センサデータの信頼性の高い測距点がある場合に、AFコントローラ122は、その信頼性の高い測距点を抽出する(ステップS24)。その後、AFコントローラ122は、抽出した測距点の中で被写体距離が最も短い、即ち最至近の測距点を選択する(ステップS25)。
また、ステップS24の判定において、グループ内の中央部以外の測距点において、センサデータの信頼性の高い測距点がない場合に、AFコントローラ122は、撮影者によって選択されたグループ外の測距点において、センサデータの信頼性の高い測距点を抽出する(ステップS26)。その後、AFコントローラ122は、抽出した測距点の中で被写体距離が最も短い、即ち最至近の測距点を選択する(ステップS27)。なお、グループ外の測距点において、センサデータの信頼性の高い測距点がない場合には、図4のステップS10の判定において、測距点の選択が不可であったと判定する。
図5の動作を、図6を参照して説明する。図6は、撮影画面200に15個の測距点201が配置されている状態で、撮影者により測距点グループ202が選択されたものとする。なお、測距点グループの形状は、図6に示した形状に限らず、撮影者によって任意に設定されるものである。
まず、測距点グループ202内の中央部の測距点202cにおけるセンサデータの信頼性が高いかの判定が行われる。そして、測距点202cにおけるセンサデータの信頼性が高い場合には、測距点202cが選択される。この測距点グループ202の中央部の測距点202cは、撮影者が優先して焦点を合わせたいと考えている範囲内で最も主要被写体の存在確率が高い測距点である。したがって、測距点202cにおけるセンサデータの信頼性が高い場合には、測距点202cが優先して選択されるようにする。
また、測距点グループ202の中央部の測距点202cのセンサデータの信頼性が低い場合には、この測距点に対して合焦駆動を行ってしまうと、誤った合焦駆動がなされるおそれがある。そこで、測距点グループ202の中央部の測距点202c以外の測距点202bについてセンサデータの信頼性が高いかの判定が行われる。そして、測距点グループ202内のセンサデータの信頼性の高い測距点の内で最至近のものが選択される。測距点グループ202の内部の測距点であれば、撮影者の意図を十分に反映していると考えられるので、測距点202cのセンサデータの信頼性が低い場合でも測距点グループ202内の測距点が選択されるようにする。
また、測距点グループ202の内部の全ての測距点におけるセンサデータの信頼性が低い場合には、測距点グループ202外でセンサデータの信頼性の高い測距点のうちで最至近のものが選択される。この場合は、撮影者の意図している被写体と異なる場合も考えられるが、シャッタチャンスを逃さないように、合焦駆動を行ってレリーズ操作を可能とする。
以上説明したように、本一実施形態によれば、測距点グループの設定によって、撮影者が自由に重視する測距点を設定でき、且つ撮影者が設定した測距点に主要被写体が存在しない場合であってもセンサデータの信頼性の高い測距点に存在する被写体に合焦駆動が行われるので、シャッタチャンスを逃すことがない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の一実施形態に係る焦点検出装置を有するカメラの構成を示す図である。 図2(a)はAF光学系の2次結像系を模式的に示した図であり、図2(b)はフォーカスレンズからAFセンサに至る光束の様子を図示したものである。 図3(a)は第1の実施形態に係る焦点検出装置が焦点状態を検出可能な測距点配置の例を示す図であり、図3(b)は図3(a)に示す測距点の焦点状態を検出するためのセンサ列の配置例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるAF時の制御動作について示したフローチャートである。 ダイナミックシングルターゲットモード時の測距点選択の処理について示したフローチャートである。 ダイナミックシングルターゲットモード時の測距点選択について説明するための図である。
符号の説明
100…カメラ、101…交換レンズ、102…フォーカスレンズ、103…レンズ駆動部、104…レンズCPU、105…通信コネクタ、110…カメラボディ、111…メインミラー、112…フォーカシングスクリーン、113…ペンタプリズム、114…接眼レンズ、115…サブミラー、116…コンデンサレンズ、117…全反射ミラー、118…セパレータ絞り(セパレータ絞り)、119…セパレータレンズ(セパレータレンズ)、120…温度検出部、121…焦点検出用(AF)センサ、122…AFコントローラ、123…システムコントローラ、124…撮像素子、125…表示部、126…記録部、127…操作部、128…補助光発光部

Claims (4)

  1. 合焦動作が可能な撮影光学系と、
    撮影画面内に配置された複数の測距点の各々に対応する被写体像の焦点状態を検出する測距部と、
    前記複数の測距点の内で、2つ以上の測距点をグループとして選択するためのグループ選択部と、
    前記選択されたグループ内で、前記測距部による前記被写体像の焦点状態の検出が可能であった測距点を判定する判定部と、
    前記判定の結果、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在する場合には前記選択されたグループ内で測距点を選択し、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在しない場合には前記選択されたグループ外で測距点を選択する自動測距点選択部と、
    を具備することを特徴とするカメラの焦点検出装置。
  2. 前記自動測距点選択部は、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在する場合には、前記選択されたグループ内の測距点の中で測距結果が最至近の測距点を選択することを特徴とする請求項1に記載のカメラの焦点検出装置。
  3. 前記自動測距点選択部は、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在し、且つ前記焦点状態の検出が可能な測距点に前記グループ内の中央の測距点が含まれている場合には、該中央の測距点を選択することを特徴とする請求項1に記載のカメラの焦点検出装置。
  4. 前記自動測距点選択部は、前記選択されたグループ内で前記被写体像の焦点状態の検出が可能な測距点が存在しない場合には、前記グループ外の測距点の中で測距結果が最至近の測距点を選択することを特徴とする請求項1に記載のカメラの焦点検出装置。
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