JP2009127988A - 配管継手組立体およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て後の寸法精度の向上が図れる配管継手組立体及びその製造方法を実現する。
【解決手段】第2のバルジ部16、17が固定される第2の接続フランジ部材10aの外側端面に、貫通孔13a、14aの内径より大きくかつ第2のバルジ部16、17の外径よりも大きな拡大凹部13b、14bが形成されており、第2のバルジ部16、17が拡大凹部13b、14bに圧入固定されており、第1および第2の冷媒配管11、12の少なくとも一方の配管において、かつ第1のバルジ部16、17とは反対側となる第1の接続フランジ部材10bの内側において、第1の接続フランジ部材10bの端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部18、19が形成されている。これにより、寸法精度の向上が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、配管に径外方への円環状突出部を形成し、この円環状突出部を接続フランジ部材の拡大凹部に圧入固定する配管継手組立体、およびその製造方法に関するものであり、例えば、車両空調用冷凍サイクルの冷媒配管継手に用いて好適なものである。
従来、この種の配管継手組立体として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。すなわち、接続フランジ部材に貫通された貫通孔の一端面に設けられた拡大凹部に、配管の円環状突出部が圧入固定されるとともに、その貫通孔の他端面に設けられた第2の拡大凹部に別材の固定部材が圧入固定されて、接続フランジ部材に複数の配管が保持固定されている。
これにより、それぞれの配管が接続フランジ部材の両端面側の2ヶ所で保持固定されているため、配管に振動等による振れが生じにくく、接続フランジ部材からの配管の抜けを防止している。
特開2005−55148号公報
図10は、従来技術における配管継手組立体の課題を示す断面図である。図10に示すように、複数の配管の両端を接続フランジ部材に保持固定させようとすると、各配管長さにばらつきが生じて、一方の配管100が他方の配管110よりも長い(L1<L2)場合には、一方の配管100の円環状突出部120を接続フランジ部材130の拡大凹部140に圧入固定させることができないという問題がある。
また、ばらつきを有した状態で配管100を接続フランジ部材130に圧入固定させると、組付け後の配管組立体においても、配管長さの寸法精度が確保できないという問題がある。
そこで、本発明の目的は、組み立て後の寸法精度の向上が図れる配管継手組立体およびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10b、10c)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体において、
第2の円環状突出部(16、17)が固定される第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)が形成されており、第2の円環状突出部(16、17)が拡大凹部(13b、14b)に圧入固定されており、第1および第2の配管(11、12)の少なくとも一方の配管において、かつ第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる第1の接続フランジ部材(10b、10c)の内側において、第1の接続フランジ部材(10b、10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)が形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、膨らみ部(18、19)が形成されることにより、第1および第2の配管(11、12)の軸方向の長さのばらつきを補正することができる。従って、組み立て後の寸法精度の向上が図れる。
請求項2に記載の発明では、第1の円環状突出部(16、17)が固定される第1の接続フランジ部材(10b)の外側端面に、貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ第1の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)が形成されており、第1の円環状突出部(16、17)が拡大凹部(13b、14b)に圧入固定されていることを特徴としている。この発明によれば、第1および第2の配管(11、12)の両端側が第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)により圧入固定されていることにより、第1および第2の配管(11、12)を接続フランジ部材(10a、10b)に強固に圧入固定することができる。
請求項3に記載の発明では、第1の円環状突出部(16、17)が固定される第1の接続フランジ部材(10c)の外側端面は、第1の円環状突出部(16、17)が嵌合される凹部のない平板から形成されていることを特徴としている。この発明によれば、第1の円環状突出部(16、17)の反対側に膨らみ部(18、19)を形成することができる。これにより、膨らみ部(18、19)に近接して配設される第1の接続フランジ部材(10c)は、薄型の板材により簡素な形状に形成することができる。
請求項4に記載の発明では、膨らみ部(18、19)は、径外方に突出する円環状の突出部として形成されていることを特徴としている。この発明によれば、別体の固定部材を設けることなく、第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)と第1および第2の配管(11、12)との固定強度を増加することができる。これにより、第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)からの配管の抜けを防止することができる。
請求項5に記載の発明では、第1の接続フランジ部材(10b、10c)および第2の接続フランジ部材(10a)には、貫通孔(13a、14a)を、接続フランジ部材(10a、10b、10c)の短辺方向(B)に開口する開口部(13c、14c)が形成されていることを特徴としている。この発明によれば、第1および第2の配管(11、12)を貫通孔(13a、14a)に容易に挿入することができる。
請求項6に記載の発明では、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10b)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体の製造方法において、
第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)に、貫通孔(13a、14a)を形成する工程と、第1の接続フランジ部材(10b)の外側端面に、貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ第1の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、第1の円環状突出部(16、17)を、第1の接続フランジ部材(10b)に形成した拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程と、第1および第2の配管(11、12)の少なくとも一方の配管において、かつ第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる第1の接続フランジ部材(10b)の内側において、第1の接続フランジ部材(10b、10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)を形成し、膨らみ部(18、19)の形成により第1および第2の配管(11、12)の軸方向の長さを調節する工程と、第2の円環状突出部(16、17)を、第2の接続フランジ部材(10a)に形成した拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程とを有することを特徴としている。
この発明によれば、膨らみ部(18、19)を形成する工程を有することにより、配管長さのばらつきを補正することができる。従って、組み立て後の寸法精度の向上が図れる。また、第1および第2の配管(11、12)を、第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)に容易に圧入固定することができる。更に、第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)と第1および第2の配管(11、12)との接合強度を増加することができる。
請求項7の発明では、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、直管部と、この直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10c)と、第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体の製造方法において、
第1および第2の接続フランジ部材(10a、10c)に、貫通孔(13a、14a)を形成する工程と、第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、第1および第2の配管(11、12)において、かつ第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる第1の接続フランジ部材(10c)の内側において、第1の接続フランジ部材(10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)をそれぞれ形成し、膨らみ部(18、19)の形成により第1および第2の配管(11、12)を第1の接続フランジ部材(10c)に固定するとともに、第1および第2の配管(11、12)の軸方向の長さを調節する工程と、第2の円環状突出部(16、17)を、第2の接続フランジ部材(10a)に形成した拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程とを有することを特徴としている。
この発明によれば、膨らみ部(18、19)を形成する工程を有することにより、配管長さのばらつきを補正することができる。従って、組み立て後の寸法精度の向上が図れる。また、膨らみ部(18、19)に近接して配設される第1の接続フランジ部材(10c)は、第2の接続フランジ部材(10a)よりも薄型の板材により簡素な形状に形成することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による配管継手組立体およびその製造方法を、図1ないし図4に基づいて説明する。図1は、本発明を車両空調用冷凍サイクルの冷媒配管に適用したもので、配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。図2は、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの全体構成を示す平面図である。図3は、膨らみ部18、19を形成する前における冷媒配管11、12の構成を示す断面図である。
第1および第2の接続フランジ部材10a、10bは、図1に示すように、2本の冷媒配管11、12を保持固定する部材の役割を果たすものであり、その全体形状は、図2に示すように、略矩形の平板形状になっている。本実施形態では、2本の冷媒配管11、12の両端に、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bが配設されている。ここで、本実施形態では、下方に配置される接続フランジ部材10bを第1の接続フランジ部材10bと称し、上方に配置される接続フランジ部材10aを第2の接続フランジ部材10aと称している。
2本の冷媒配管11、12のうち、一方の大径d1の冷媒配管11は、冷凍サイクルの低圧側冷媒配管であり、より具体的には、圧縮機吸入側冷媒配管である。他方の小径d2の冷媒配管12は、冷凍サイクルの高圧側冷媒配管であり、より具体的には、膨張弁入口側に位置する高圧側冷媒配管である。ここで、2本の冷媒配管11、12を、請求項では、第1および第2の配管11、12と称している。
そして、低圧側(吸入側)冷媒配管11の一端側は、図示しない膨張弁(減圧手段)の低圧側冷媒出口部に接続され、高圧側冷媒配管12の一端側は、膨張弁の高圧側冷媒入口部に接続される。言い換えると、2本の冷媒配管11、12の一端側は、膨張弁に接続される。また、2本の冷媒配管11、12の他端側は、図示しない配管コネクタ(配管接続部材)に接続される。
つまり、低圧側冷媒配管11の他端側は、前記配管コネクタを介して、図示しない圧縮機の吸入側に接続される低圧側冷媒配管の上流端に接続される。さらに、高圧側冷媒配管12の他端側は、前記配管コネクタを介して、図示しない受液器に接続される高圧側冷媒配管の下流端に接続される。なお、それぞれの冷媒配管11、12の一端側と他端側は、同一の形状に形成されている。
また、冷媒配管11、12の一端側の直管部に第2の接続フランジ部材10aが配置され、他端側の直管部に第1の接続フランジ部材10bが配置されている。そして、両端に配設される第1および第2の接続フランジ部材10a、10bは、同一の形状に形成(ただし、後述する拡大凹部13b、14bは、反対側の面に形成)されている。
第1および第2の接続フランジ部材10a、10bには、図2に示すように、その板厚方向に貫通する二つの貫通孔13a、14aが形成されている。この二つの貫通孔13a、14aは、それぞれ冷媒配管11、12を挿入するためのものであり、一方の貫通孔13aは、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの長辺方向の一端側に位置し、他方の貫通孔14aは、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの長辺方向の他端側に位置している。
また、二つの貫通孔13a、14aの中間部位にボルト通し穴15が2個開けてある。このボルト通し穴15に挿入されるボルト(図示せず)によって、第2の接続フランジ部材10aは、上述したように膨張弁のハウジング部(図示せず)に締結して固定されるようになっている。また、第1の接続フランジ部材10bは、図示しない配管コネクタ(配管接続部材)に接続されるようになっている。
二つの貫通孔13a、14aは、2本の冷媒配管11、12において、径寸法が相違しており、略U字状の同じ形状に形成されている。具体的には、貫通孔13a、14aの円周方向の一部に形成した開口部13c、14cにより、貫通孔13a、14aが外部へ開放する形状に形成されている。ここで、開口部13c、14cの開口方向は、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの短辺方向Bと並行になっている。
そして、この二つの貫通孔13a、14aの一端面側、即ち図1中に示す外側端面に多角形状(例えば、八角形)の拡大凹部13b、14bを形成している。この多角形状の拡大凹部13b、14bの内接円径D1、D2は、貫通孔13a、14aの内径D3、D4よりも所定量大きくしてある。
また、貫通孔13aの内径D3は冷媒配管11の外径d1より、また、貫通孔14aの内径D4は冷媒配管12の外径d2よりそれぞれ所定量大きくしてある。また、開口部13c、14cの幅寸法W1、W2は、貫通孔13a、14aの内径D3、D4と同じ寸法としてある。
また、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bは金属製であり、本実施例では、アルミニウムもしくはアルミニウム合金製である。加工コスト低減のために、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bは、ダイカスト加工により、図2の形状に一体成形している。勿論、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの形状を切削加工により形成することも可能であるが、切削加工によると加工コストが上昇する欠点が生ずる。なお、本実施形態では、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bを金属の成形品としたが、樹脂の成形品であっても良い。
次に、冷媒配管11、12について説明する。冷媒配管11、12は、図3に示すように、径寸法が相違しているだけの同一形状となっており、その材質は金属製、ここでは、アルミニウム製である。ただし、冷媒配管11、12のアルミニウム材料は、パイプ形状の成形性などからアルミニウム合金の中でも、比較的硬度の低い材料、具体的に、A3003−Oを用いている。
これに対し、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bのアルミニウム材料は、後述する冷媒配管11、12の圧入固定、配管取りつけ部材としての強度確保のために、A3003−Oよりも機械的強度が高くて硬度の高いアルミニウム合金を用いている。
また、冷媒配管11、12の両端部付近には、径外方へ円環状の形状にて突出するバルジ部(円弧状突出部)16、17が周知のバルジ(ビード)加工により一体成形されている。このバルジ部16、17の外径D5、D6は、多角形状の拡大凹部13b、14bの内接円径D1、D2よりも所定量小さくしてある。
このバルジ部16、17よりもさらに先端側には、図示しないOリングを収納する円環状の凹状溝部20、21が、周知のスピニング加工により成形されている。ここで、本実施形態では、冷媒配管11、12の下方側に形成されるバルジ部16、17を、第1のバルジ部16、17(円弧状突出部)と称し、冷媒配管11、12の上方側に形成されるバルジ部16、17を、第2のバルジ部(円弧状突出部)と称している。
ところで、冷媒配管11、12に、上述した第1および第2のバルジ部16、17、凹状溝部20、21等を成形すると、バルジ加工及びスピニング加工により、各配管長さにバラツキが発生する。即ち、図3に示すように、一方の冷媒配管11の配管長さL1と、他方の冷媒配管12の配管長さL2とが相違する場合がある。図3の例では、冷媒配管12の配管長さL2が、冷媒配管11の配管長さL1よりも長くなっている。
このような場合においては、第2の接続フランジ部材10aの拡大凹部13b、14bに冷媒配管11、12の第2バルジ部16、17を、また、第1の接続フランジ部材10bの拡大凹部13bには、配管長さの短い冷媒配管11の第1のバルジ部16を、圧入固定(冷媒配管11、12を第1および第2の接続フランジ部材10a、10bの開口部13c、14cから貫通孔13a、14aに圧入)させることができるが、第1の接続フランジ部材10bの拡大凹部14bに、冷媒配管12の第1のバルジ部17を圧入固定させることができないという問題が発生する。
また、図3の例では、下方の拡大凹部14bに、配管長さが長い方の冷媒配管12の第1のバルジ部17を強引に圧入固定させても、拡大凹部14bから第1のバルジ部17が外れてしまうこともある。
そこで、本実施形態では、冷媒配管11、12に外方へ膨らませた膨らみ部18、19(図1参照)を形成する工程を備えている。即ち、冷媒配管11、12の配管径d1、d2を外方に拡張させることにより、膨らみ部18、19を形成し、この膨らみ部18、19を形成する過程において、配管長さのバラツキを補正することができる。
この膨らみ部18、19は、下方に配置する第1の接続フランジ部材10bの内側端面に近接して設けられている。つまり、膨らみ部18、19は、冷媒配管11、12の下方に配置される第1のバルジ部16、17とは反対側となる第1の接続フランジ部材10bの内側に形成されている。従って、膨らみ部18、19と第1のバルジ部16、17との間に、第1の接続フランジ部材10bが配設されている。
次に、以上の構成による配管継手組立体の組み立て方法を説明する。まず、組み立てる前に、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bと冷媒配管11、12とは、それぞれの形状に予め単品の状態で成形されている。第1および第2の接続フランジ部材10a、10bは、ダイカスト加工によって、図2に示す形状に成形されている。また、冷媒配管11、12は、図3に示す形状、即ち、両端部側に円環状の凹状溝部20、21と、その反先端側に第1および第2のバルジ部16、17とが予め成形により形成されている。なお、冷媒配管11、12の全体形状は、直管形状に形成されている。
第1および第2のバルジ部16、17は、上述したように、バルジ加工により一体成形されており、凹状溝部20、21は、上述したように、スピニング加工により成形されている。また、冷媒配管11、12のそれぞれは、配管長さL1、L2が予め測定されている(図3参照)。また、冷媒配管11、12のそれぞれの配管長さL1、L2が、所定の配管長さL0を超えていることを確認する。
なお、一対の冷媒配管11、12は、少なくともいずれか一方の冷媒配管11、12が、所定の配管長さL0であれば、所定の配管長さL0を超えている他方の冷媒配管11、12と組み合わせることができる。また、一対の冷媒配管11、12が、ともに所定の配管長さL0を超えている場合であっても組み合わせることができる。
本実施形態では、所定の配管長さL0を超えている冷媒配管11、12に、膨らみ部18、19を形成して、組み合わされた一対の冷媒配管11、12を、所定の同一配管長さL0となるように組み立てるものである。
従って、本実施形態では、第1工程(冷媒配管11、12を、第1の接続フランジ部材10bに圧入する固定)→第2工程(膨らみ部18、19を形成する工程)→第3工程(冷媒配管11、12を、第2の接続フランジ部材10aに圧入する固定)の順に組み立てるようになっている。
第1工程は、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10bに冷媒配管11、12を圧入固定する工程である。つまり、第1の接続フランジ部材10bの拡大凹部13b、14bに圧入により第1のバルジ部16、17を圧入固定させる工程である。
図4は、配管継手組立体の圧入装置の構成を示す断面図である。圧入装置は、図4に示すように、固定部22と、この固定部22の上側に配置され、上下方向に移動可能な可動部23とを備えている。可動部23には、冷媒配管11、12の直管部を挿入可能な貫通孔23a、23bが形成されている。
固定部22は、位置決め凹部22a、22bを有し、この位置決め凹部22a、22b内に冷媒配管11、12の第1のバルジ部16、17よりも下方の端部側を収納した状態で、第1のバルジ部16、17を固定部22の上面に当接させて、冷媒配管11、12を固定部22に位置決め配置する。
次いで、冷媒配管11、12が貫通孔13a、14aに嵌合するように、第1の接続フランジ部材10bを位置決め配置する。次に、可動部23を第1の接続フランジ部材10bの上面に配置する。そして、図示しない加圧用プレス装置により、可動部23に、図4中に示す矢印Aの方向に加圧力を加えて、可動部23および第1の接続フランジ部材10bを固定部22の方向に押し下げる。
この際に、多角形状の拡大凹部13b、14bの内接円径D1、D2よりも冷媒配管11、12の第1のバルジ部16、17の外径D5、D6を所定量小さくしてあるため、第1のバルジ部16、17の外周面が拡大凹部13b、14bの多角形状に倣って変形する。つまり、第1の接続フランジ部材10bは、第1のバルジ部16、17の外周面の変形を起こしながら下方に移動する。
これにより、第1のバルジ部16、17の外周面が拡大凹部13b、14bの多角形状の内壁面に密に圧接する。ここで、第1のバルジ部16、17には多角形状に倣う変形を元に戻そうとする復元力が発生するので、この復元力によって第1のバルジ部16、17の外周面が拡大凹部13b、14bの多角形状の内壁面に強く圧接する。この結果、冷媒配管11、12は、第1のバルジ部16、17の部位にて第1の接続フランジ部材10bに強固に圧入固定される。
なお、第1のバルジ部16、17の外径D5、D6と多角形状の拡大凹部13b、14bの内接円径D1、D2との直径差は、0.2〜1.2mm程度の範囲である。また、図4は、第1の接続フランジ部材10bのうち、拡大凹部13b、14b側の面が固定部22の上端面に当接して、第1の接続フランジ部材10bの下方への移動が終了した状態、つまり、冷媒配管11、12の圧入固定が終了した状態を示している。
次に、第2工程は、第1の接続フランジ部材10bの端面の直近に膨らみ部18、19を形成する工程である。つまり、冷媒配管11、12の外径を外方に拡張させる工程である。図5は、冷媒配管11、12の拡張装置の構成を示す断面図である。拡張装置は、図5に示すように、保持部24と型部25とから構成されている。保持部24は、一対の冷媒配管11、12を保持する基盤である。保持部24には、貫通孔24a、24bが形成されている。
型部25は、冷媒配管11、12の直管部に膨らみ部18、19を形成するための型である。型部25は、半割れ状に形成され、かつ膨らみ部18、19の外径に応じた中空部25a、25bと貫通孔25c、25dとが形成されている。貫通孔25c、25dの内周面には、冷媒配管11、12の外周が密接される。
そのため、貫通孔25c、25dの分割面には、冷媒配管11、12の外形形状に倣うように形成されている。また、型部25の下面側は、第1の接続フランジ部材10bの上面側と密接するように形成されている。さらに、冷媒配管11、12の一端は、図示しない液圧装置に接続されている。
ここで、第2工程の手順を説明する。まず、第1工程で冷媒配管11、12が圧入固定された第1の接続フランジ部材10bを、保持部24の上面側に配置する。次に、型部25を、第1の接続フランジ部材10bの上面側に圧接するように配置して固定する。そして、液圧装置により、冷媒配管11、12の内部に圧力を掛ける。その結果、中空部25a、25bに位置する冷媒配管11、12の直管部において、径方向外方に拡張する膨らみ部18、19が形成される。
そして、この膨らみ部18、19が形成されることにより、冷媒配管11、12の配管長さを短くすることができる。つまり、冷媒配管11、12の軸方向の長さを調節することができる。
より具体的には、膨らみ部18、19の径方向外方に延びる大きさを調整することにより、軸方向の配管長さを所定の配管長さL0に設定することができる。なお、膨らみ部18、19を形成する工程においては、それぞれの冷媒配管11、12の配管長さが通常異なっているため、それぞれ一本ずつ、膨らみ工程を行って、所定の配管長さL0に形成している。
なお、本実施形態では、拡張により膨らみ部18、19を形成して、所定の配管長さL0に形成したが、配管長さの縮み量が多量であれば、膨らみ部18、19を形成するときに、併せて冷媒配管11、12の両端を軸方向に圧縮させても良い。これによれば、所定の配管長さL0が容易に形成することができる。
また、第1の接続フランジ部材10bの直近に膨らみ部18、19が形成されることにより、接続フランジ部材10bと冷媒配管11、12とをより強固に固定することができる。そして、次に第3工程を実行する。この第3工程は、第1工程と全く同じ手順で行う。つまり、図4に示すように、圧入装置を用いて、冷媒配管11、12の上端側に、第2の接続フランジ部材10aを圧入により圧入固定させる工程である。
ここでは、既に配管長さが所定の配管長さL0に形成されているため、第1工程と同様に、冷媒配管11、12を第2のバルジ部16、17の部位にて、第2の接続フランジ部材10aに強固に圧入固定することができる。
以上の第1実施形態による配管継手組立体およびその製造方法によれば、少なくとも一方の冷媒配管11、12に、貫通孔13a、14aの上端面側の直近に配管径を拡張する膨らみ部18、19を設けることにより、冷媒配管11、12の軸方向の長さのばらつきを補正することができる。従って、圧入固定後の寸法精度の向上が図れる。
また、冷媒配管11、12の他端を、第2の接続フランジ部材10aに圧入固定する第3工程の前に、膨らみ部18、19を形成する工程を備えることにより、配管長さのばらつきを補正することができる。従って、寸法精度の向上が図れる。さらに、第2の接続フランジ部材10aと一対の冷媒配管11、12との組付けが容易にできる。また、第1および第2の接続フランジ部材10a、10bと一対の冷媒配管11、12との接合強度を増加することができる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、冷媒配管11、12の両端側に、同一形状(拡大凹部13b、14bの形成面は、上下対称)の第1および第2の接続フランジ部材10a、10bを配置したが、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10c(図6参照)は、拡大凹部13b、14bを形成しない貫通孔13a、14aとしても良い。図6は、本実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。図7は、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10cの構成を示す平面図である。
この第1の接続フランジ部材10cには、図7に示すように、その板厚方向に貫通する二つの貫通孔13a、14aが形成されている。一方の貫通孔13aは、第1の接続フランジ部材10cの長辺方向の一端側に位置し、他方の貫通孔14aは、第1の接続フランジ部材10cの長辺方向の他端側に位置している。
二つの貫通孔13a、14aは、上記第1実施形態と同じように、径寸法が相違しており、略U字状の同じ形状に形成されている。そして、貫通孔13a、14aの両端面側は、平面状に形成されている。本実施形態では、貫通孔13a、14aの一端面側には、第1のバルジ部16、17が嵌合する拡大凹部13b、14bが形成されておらず、平面状に形成されている。
従って、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10cは、図6に示すように、膨らみ部18、19と第1のバルジ部16、17との間に配置されている。具体的には、膨らみ部18、19が、第1のバルジ部16、17の反接続面16a、17a側に第1の接続フランジ部材10cの一端面側を挟むように圧接するように形成されている。これにより、冷媒配管11、12と第1の接続フランジ部材10cとを保持固定できる。
以上のような構成によれば、第1の接続フランジ部材10cの内側端面に近接して、膨らみ部18、19を形成することにより、配管長さのばらつきを補正することができる。これにより、寸法精度の向上が図れる。さらに、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10cは、拡大凹部13b、14bを形成することがないため、薄型の板材により簡素な形状に形成することができる。
(第3実施形態)
以上の実施形態では、配管径を拡張させて膨らみ部18、19を形成したが、膨らみ部18、19を径外方に突出する円環状の突出部であっても良い。図8は、本実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。本実施形態の膨らみ部18、19は、図8に示すように、バルジ加工により形成されている。つまり、膨らみ部18、19の先端側に形成される第1のバルジ部16、17と同じように形成されている。
以上のような構成によれば、貫通孔13a、14aの反接続面側の直近に、円環状の膨らみ部18、19を形成することにより、冷媒配管11、12と第1の接続フランジ部材10bとを強固に固定することができる。また、配管長さのばらつきを補正することができるため、寸法精度の向上が図れる。
(第4実施形態)
以上の実施形態では、第1のバルジ部16、17を形成した後に、膨らみ部18、19を形成するように構成したが、第1のバルジ部16、17と膨らみ部18、19とをほぼ同時に形成するように構成しても良い。図9は、本実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。
本実施形態の配管継手組立体は、図9に示すように、膨らみ部18、19と第1のバルジ部16、17との間に、第1の接続フランジ部材10cを挟むように組み立てられている。そして、第1の接続フランジ部材10cの外側には、第1のバルジ部16、17が上記第3実施形態と同じように、バルジ加工により形成されている。更に、第1の接続フランジ部材10cの内側には、膨らみ部18、19が配管径を拡張させて形成されている。
より具体的には、冷媒配管11、12の上端側に、第2の接続フランジ部材10aを圧入により圧入固定させる工程の後に、第1の接続フランジ部材10cの外側に第1のバルジ部16、17を形成し、その直後に、第1の接続フランジ部材10cの内側に、膨らみ部18、19を形成している。これにより、冷媒配管11、12と第1の接続フランジ部材10cとを保持固定できる。また、配管長さのばらつきを補正することができるため、寸法精度の向上が図れる。
また、膨らみ部18、19側に配置される第1の接続フランジ部材10cは、上記第2実施形態と同じように、拡大凹部13b、14bを形成することがないため、薄型の板材により簡素な形状に形成することができる。
なお、本実施形態では、冷媒配管11、12の上端側を圧入固定させた後に、膨らみ部18、19と第1のバルジ部16、17とを形成させたが、第1のバルジ部16、17と膨らみ部18、19とを形成した後に、冷媒配管11、12の上端側を圧入固定させても良い。
また、本実施形態の冷媒配管11、12の下端側は、第1のバルジ部16、17の先端側に凹状溝部20、21が形成されていない。つまり、本実施形態では、図示しないOリングが第1のバルジ部16、17の先端側に外嵌されるようになっている。
(他の実施形態)
以上の実施形態では、拡大凹部13b、14bの形状を多角形状(例えば、八角形)に形成したが、この多角形状は、言い換えれば、貫通孔13a、14aの内径に対して、近接する部位と遠ざかる部位とを円周方向に繰り返して形成する非円形状である。従って、拡大凹部13b、14bの形状を、その拡大凹部13b、14bの円周方向に連なる波型の凹凸状からなるセレーション形状で形成しても良い。
第1実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。 第1実施形態における第1および第2の接続フランジ部材の構成を示す平面図である。 膨らみ部を形成する前における2本の冷媒配管の構成を示す断面図である。 第1実施形態における配管継手組立体の圧入装置の構成を示す断面図である。 第1実施形態における配管継手組立体の拡張装置の構成を示す断面図である。 第2実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。 第2実施形態における第1の接続フランジ部材の構成を示す平面図である。 第3実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。 第4実施形態における配管継手組立体の全体構成を示す断面図である。 従来技術における配管継手組立体の課題を示す断面図である。
符号の説明
10a…第2の接続フランジ部材
10b、10c…第1の接続フランジ部材
11、12…冷媒配管(第1、第2の配管)
13a、14a…貫通孔
13b、14b…拡大凹部
13c、14c…開口部
16、17…第1および第2のバルジ部(第1および第2の円環状突出部)
18、19…膨らみ部
B…短辺方向

Claims (7)

  1. 直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、
    直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10b、10c)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体において、
    前記第2の円環状突出部(16、17)が固定される前記第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、前記貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ前記第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)が形成されており、
    前記第2の円環状突出部(16、17)が前記拡大凹部(13b、14b)に圧入固定されており、
    前記第1および第2の配管(11、12)の少なくとも一方の配管において、かつ前記第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる前記第1の接続フランジ部材(10b、10c)の内側において、前記第1の接続フランジ部材(10b、10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)が形成されていることを特徴とする配管継手組立体。
  2. 前記第1の円環状突出部(16、17)が固定される前記第1の接続フランジ部材(10b)の外側端面に、前記貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ前記第1の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)が形成されており、
    前記第1の円環状突出部(16、17)が前記拡大凹部(13b、14b)に圧入固定されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手組立体。
  3. 前記第1の円環状突出部(16、17)が固定される前記第1の接続フランジ部材(10c)の外側端面は、前記第1の円環状突出部(16、17)が嵌合される凹部のない平板から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管継手組立体。
  4. 前記膨らみ部(18、19)は、径外方に突出する円環状の突出部として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の配管継手組立体。
  5. 前記第1の接続フランジ部材(10b、10c)および前記第2の接続フランジ部材(10a)には、前記貫通孔(13a、14a)を、前記接続フランジ部材(10a、10b、10c)の短辺方向(B)に開口する開口部(13c、14c)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の配管継手組立体。
  6. 直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、
    直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10b)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体の製造方法において、
    前記第1および第2の接続フランジ部材(10a、10b)に、前記貫通孔(13a、14a)を形成する工程と、
    前記第1の接続フランジ部材(10b)の外側端面に、前記貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ前記第1の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、
    前記第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、前記貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ前記第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、
    前記第1の円環状突出部(16、17)を、前記第1の接続フランジ部材(10b)に形成した前記拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の少なくとも一方の配管において、かつ前記第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる前記第1の接続フランジ部材(10b)の内側において、前記第1の接続フランジ部材(10b、10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)を形成し、前記膨らみ部(18、19)の形成により前記第1および第2の配管(11、12)の軸方向の長さを調節する工程と、
    前記第2の円環状突出部(16、17)を、前記第2の接続フランジ部材(10a)に形成した前記拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程とを有することを特徴とする配管継手組立体の製造方法。
  7. 直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(16)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(16)とを有する第1の配管(11)と、
    直管部と、前記直管部の一端側に形成されて径外方に突出する第1の円環状突出部(17)と、前記直管部の他端側に形成されて径外方に突出する第2の円環状突出部(17)とを有する第2の配管(12)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第1の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第1の接続フランジ部材(10c)と、
    前記第1および第2の配管(11、12)の直管部がそれぞれ挿入される貫通孔(13a、14a)を有し、前記第1および第2の配管(11、12)の第2の円環状突出部(16、17)が外側端面に固定される第2の接続フランジ部材(10a)とを備える配管継手組立体の製造方法において、
    前記第1および第2の接続フランジ部材(10a、10c)に、前記貫通孔(13a、14a)を形成する工程と、
    前記第2の接続フランジ部材(10a)の外側端面に、前記貫通孔(13a、14a)の内径より大きくかつ前記第2の円環状突出部(16、17)の外径よりも大きな拡大凹部(13b、14b)を形成する工程と、
    前記第1および第2の配管(11、12)において、かつ前記第1の円環状突出部(16、17)とは反対側となる前記第1の接続フランジ部材(10c)の内側において、前記第1の接続フランジ部材(10c)の端面に近接して、配管の外径を拡張する膨らみ部(18、19)をそれぞれ形成し、前記膨らみ部(18、19)の形成により前記第1および第2の配管(11、12)を前記第1の接続フランジ部材(10c)に固定するとともに、前記第1および第2の配管(11、12)の軸方向の長さを調節する工程と、
    前記第2の円環状突出部(16、17)を、前記第2の接続フランジ部材(10a)に形成した前記拡大凹部(13b、14b)に圧入固定する工程とを有することを特徴とする配管継手組立体の製造方法。
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