JP2009122260A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで現像剤圧による層厚規制部材の変形を防止可能な現像装置を提供する。
【解決手段】現像剤GYを収容するハウジング60Yに回転自在に支持され、潜像が形成された像担持体1Yと対向する現像領域に現像剤を供給する現像剤担持体51Yと、この現像剤担持体の回転軸線方向に延設され、現像剤担持体表面の現像剤層の厚さを規制する断面コの字形状の層厚規制部材52Yと、層厚規制部材のコの字部分62の内側幅Wとほぼ同じ幅w1の固定部61をハウジングに形成し、同層厚規制部材を固定部に挿入してその両端付近をハウジングに固定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いる現像装置及び画像形成装置に関する。
粉体の現像剤を用いて感光体などの像担持体上に形成された静電潜像を現像する電子写真方式の画像形成装置では、現像装置を用いて、像担持体と対向する現像領域に現像剤を搬送している。現像装置では現像領域に搬送する現像剤の量を均一にするために、像担持体との間に隙間を形成するように層厚規制部材を像担持体と対向させて配置している。この層厚規制部材は、薄いブレード状を成しているため、現像装置内の現像剤が順次供給されてくる現像剤の圧力がかかり、剤の搬送圧のかかり方によっては変形してしまい、設定した現像剤量に規定できない場合がある。
そこで、特許文献1では、層厚規制部材を金属製の板金により形成し、絞り形状を付加することにより、層厚規制部材の剛性を高めて現像剤圧による変形量を低減するようにした構成が提案されている。
特開2002−214886号公報
特許文献1では、層厚規制部材に絞り形状をつくり剛性向上を図って現像剤圧による変形を抑えているが、絞り加工などで絞り形状として剛性を高めているので部品コストの増加が避けられない状況であった。
本発明は、低コストで現像剤圧による層厚規制部材の変形を防止可能な現像装置及び画像形成装置を提案することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、現像剤を収容する現像容器に回転自在に支持され、潜像が形成された像担持体と対向する現像領域に現像剤を供給する現像剤担持体と、現像剤担持体の回転軸線方向に延設され、現像剤担持体表面の現像剤層の厚さを規制する断面コの字形状の層厚規制部材と、層厚規制部材のコの字部分の内側幅とほぼ同じ幅で前記現像容器に形成された固定部を有し、層厚規制部材を固定部に挿入してその両端付近を現像容器に固定することを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の現像装置において、層厚規制部材のコの字部分と固定部とを、層厚規制部材のコの字部分の底部に、固定部の一部を突き当てることで層厚規制部材と現像剤担持体との間隙が所定値に保持されるように形成したことを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の現像装置において、層厚規制部材が、金属部材の押し出しにより成形されたものであることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れかに記載の現像装置において、コの字部分が層厚規制部材の中央部にのみ形成されていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の現像装置において、層厚規制部材のコの字部分の折り返し部と固定部との間に弾性部材を介装したことを特徴としている。
請求項6の発明は、像担持体と、像担持体の表面を帯電する帯電手段と、この像担持体の表面に残留する現像剤を除去するクリーニング手段と、像担持体の表面に現像剤を供給する現像装置とを備え、現像装置として請求項1ないし5の何れかに記載の現像装置を具備することを特徴としている。
請求項7の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置あるいは、請求項6記載のプロセスカートリッジを具備することを特徴としている。
請求項8の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置あるいは、請求項6記載のプロセスカートリッジを複数備えたことを特徴としている。
本発明によれば、現像剤担持体の回転軸線方向に延設され、現像剤担持体表面の現像剤層の厚さを規制する断面コの字形状の層厚規制部材を現像容器に設けた固定部に対して固定設置するので、現像剤圧が層厚規制部材にかかった場合でも固定部によって層厚規制部材の撓みが抑制され、特別な加工を施すことなく現像剤の層厚が長手方向にわたって一定となり、低コストで現像剤圧による層厚規制部材の変形を防止することができる。
本発明によれば、層厚規制部材のコの字部分と固定部とを、層厚規制部材のコの字部分の底部に固定部の一部を突き当てることで層厚規制部材と現像剤担持体との間隙が所定値に保持されるように形成したので、層厚規制部材の取付け作業後における層厚規制部材と現像剤担持体との間隙の調整が不要となり、組立工数の削減によるコストダウン効果が図ることかできる。
本発明によれば、層厚規制部材が、金属部材の押し出しにより成形されるので、層厚規制部材としての強度が確保できる上に、板材などの曲げによる成形と比較してコストを低減することができる。
本発明によれば、コの字部分が層厚規制部材の中央部にのみ形成されているので、コの字部分の幅の精度確保が容易になり、取付け精度を向上することができるとともに、材料費を削減できるためコストダウンを図ることができる。
本発明によれば、層厚規制部材のコの字部分の折り返し部と固定部との間に弾性部材を介装するので、コの字部分の折り返し部が若干変形して、しっかりと現像容器の固定部に固定されるため、ネジなどの締結部材による層厚規制部材の固定の際に懸念されるコの字部分の折り返し部と層厚規制部の両方の変形や層厚規制部材の長手方向の変形を抑制することができる。
本発明によれば、像担持体と、像担持体の表面を帯電する帯電手段と、この像担持体の表面に残留する現像剤を除去するクリーニング手段と、像担持体の表面に現像剤を供給する現像装置とを備え、現像装置として請求項1ないし5の何れかに記載の現像装置を具備するので、ユーザーによるプロセスカートリッジの交換作業性が向上する。また、交換作業の際に潜像担持体表面にキズを付けてしまうといった不具合も解消することが可能となる。
本発明によれば、層厚規制部材の撓みが無く、現像剤担持体の表面に均一な現像剤を搬送することができるので、濃度が均一な高品位の画像を提供することができるとともに、現像装置がプロセスカートリッジ形態となっている場合には操作性が良好な画像形成装置を提供することができる。
本発明によれば、現像装置やプロセスカートリッジを複数備えた画像形成装置とすることで、常に一定量の現像剤が潜像担持体に搬送されるため、良好なカラー画像が出力できるとともに、プロセスカートリッジ形態となっていることにより操作性の良好な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明を適用した画像形成装置としてのカラープリンタを示す。画像形成装置としては、プリンタに限定されるものではなく、電子写真方式を用いた複写機やファクシミリ、複合機等であっても良い。図1、図2を用いて画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すカラープリンタ1は、所謂カラーレーザープリンタであって、その本体100の上方に形成されたトナー容器収容部31には、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色に対応した4つのトナー容器32Y,32M,32C,32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。各トナー容器内には、各色に対応する現像剤が収納されている。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。中間転写ユニット15は、複数のローラ部材に掛け渡された中間転写体となる中間転写ベルト8を備えている。中間転写ベルト8の下方には、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックに対応したプロセスカートリッジとなる作像部6Y,6M,6C,6Kが中間転写ベルト8に対向してこの中間転写ベルト8と並設されている。作像部6Y,6M,6C,6Kの下方には、露光装置7が配置され、その下方には複数の給紙部26,26が配置されている。トナー容器収容部31の上方には、印刷された転写紙等の被転写材Pが排紙されて積載されるスタック部30が本体100に形成されて配置されている。
次に作像部の構成について、イエローに対応した作像部6Yの構成を代表して説明する。作像部6Yは、感光体ドラムや感光体ベルトで構成される像担持体1Y、像担持体1Yの周囲に配設された帯電手段(帯電部)4Y、現像装置(現像部)5Y、クリーニング手段(クリーニング部)2Y、図示しない除電手段(除電部)等を備えた周知の電子写真プロセスに用いる構成である。そして、像担持体1Y上で、電子写真作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われて、像担持体1Y上にイエロートナーの画像が形成されることになる。
他の3つの作像部6M,6C,6Kも、使用される現像剤を構成するトナーの色と中間転写ベルト8に対向する位置が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像がそれぞれの像担持体1M,1C,1K上に形成される。以下、他の3つの作像部6M,6C,6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明を行うものとする。
図2に示すように、像担持体1Yは図示しない駆動モータによって図2中、時計回り方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で像担持体1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程)。像担持体1Yの表面は、図1に示す露光装置7から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程。)
その後、像担持体1Yの表面は、現像領域となる現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されてイエローのトナー像が形成される(現像工程)。像担持体1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この1次転写位置で像担持体1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程)。このとき、像担持体1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存するので、像担持体1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で像担持体1Y上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード2Yaによって機械的に回収される(クリーニング工程)。像担持体1Yの表面は、図示しない除電部との対向位置に達して、この位置で像担持体1Y上の残留電位が除去される。このようにして像担持体1Y上で行なわれる一連の作像プロセスが終了する。
上述した作像プロセスは、他の作像部6M,6C,6Kでも、イエローの作像部6Yと同様に行われる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基にした各色のレーザ光Lが、各作像部6M,6C,6Kの像担持体上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して各作像部の像担持体上に照射する。その後、現像工程を経て各像担持体上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
中間転写ユニット15は、図1に示すように、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9K、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10等で構成されている。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1中、反時計回りに無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kは、それぞれ中間転写ベルト8を像担持体1Y,1M,1C,1Kとの間に挟み込むように配置されて1次転写ニップを形成している。これら1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kには、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
中間転写ベルト8は、反時計回りに走行して、1次転写バイアスローラ9Y,9M,9C,9Kと対向する部位に形成された1次転写ニップを順次通過するとこで、像担持体1Y,1M,1C,1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込むように配置されて2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された被転写材P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、被転写材Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達し、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。こうして、中間転写ベルト8上で行われる、一連の転写プロセスが終了する。
2次転写ニップの位置に搬送された被転写材Pは、本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しく説明すると、各給紙部26には、被転写材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の被転写材Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。レジストローラ対28に搬送された被転写材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、被転写材Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、被転写材P上に所望のカラー画像が転写される。
2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された被転写材Pは、定着部20に搬送される。そして、周知の定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が被転写材P上に定着される。画像定着が成された被転写材Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出され、出力画像としてスタック部30上に順次スタックされる。ここまでがカラー画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2を用いて作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。ここでもイエローの現像装置5Yを代表して説明する。現像装置5Yは、像担持体1Yに対向する現像剤担持体51Y、現像剤担持体51Yに対向する層厚規制部材52Y、現像剤収容部53Y,54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y等を備えている。現像剤収容部53Y,54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤YGが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口60Yaを介してトナー受入口43Yに連通している。
現像剤担持体51Yは、内部に固設された磁石や、磁石の周囲を回転するスリーブ等の周知のローラ状に構成されたものである。現像剤担持体51Yは、現像剤を収容する現像容器となるハウジング60Y内に配置されて回転自在に支持され、潜像が形成された像担持体1Yと対向する現像領域に現像剤YGを供給するように構成されている。像担持体1Yと現像剤担持体51Yは、作像部6Yに装着されたときに、所定の間隔となるように配置されている。
厚規制部材52Yは、現像剤担持体51Yの回転軸線方向(図4の矢印X方向)に延設され、現像剤担持体表面51Yaの現像剤層の厚さを規制するもので、板状部材で構成されている。層厚規制部材52Yと帯電ローラ4Yとの間には、像担持体1Yへの露光光Lが通過する開口部160Yが形成されている。この開口部160Y内には、像担持体1Yと現像剤担持体51Yの間隙から現像剤が落下するのを防止するように、その自由端57Yaが像担持体1Yの表面に当接する弾性を有する薄いシール部材157Yの基端157Ybが固定部材57Yに装着されて配置されている。固定部材57Yは、シール部材157Yを装着した状態で、作像部6Yに含まれている現像装置5Yのハウジング60Yに対して着脱可能に構成されている。固定部材57Yは、現像剤担持体51Yの回転軸線方向に延設されていて、その両端には円形のボス部158Ya,158Ybがそれぞれ設けられている。このボス部158Ya,158Ybは、ハウジング60Yへの着脱時に、現像装置5Y側に形成された図示しない溝に挿入されるように形成されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。現像剤担持体51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転する。磁石により形成された磁界によって現像剤担持体51Y上に担持された現像剤GYは、スリーブの回転にともない現像剤担持体51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤GYは、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、図示しないトナー補給装置を介して現像剤収容部54Y内に補給される。その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Y,55Yによって、現像剤GYとともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y,54Yを循環する。循環方向は、図2の紙面垂直方向である。そして、現像剤GY中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像剤担持体51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像剤担持体51Y上に担持される。
現像剤担持体51Y上に担持された現像剤GYは、図2中の矢印方向に搬送されて、層厚規制部材52Yの位置に達する。そして、現像剤担持体51Y上の現像剤GYは、この位置で現像剤量が適量化された後に、像担持体1Yとの対向位置(現像領域)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、像担持体1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像剤担持体51Y上に残った現像剤GYはスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像剤担持体51Yから離脱される。
次に層厚規制部材52Yの構成と取付構造について説明する。層厚規制部材52Yは、上述したように現像剤担持体1Yの表面の現像剤層の厚さを規制するもので、図4(a)に示すように、断面コの字形状とされ、全体形状は図4(b)に示すように矢印Xで示す現像剤担持体51Yの回転軸線方向に延設されている。この矢印X方向は層厚規制部材52Yの幅方向となる。
ハウジング60Yの一部には、層厚規制部材52Yを装着して固定する固定部となる凸部61Yが形成されている。凸部61Yは、層厚規制部材52Yのコの字部分となる凹部62Yの内側幅Wとほぼ同じ幅W1とされている。層厚規制部材52Yは、その凹部62Yを凸部61Yに挿入し、その両端52Ya,52Ybをハウジング60Yにネジ等の締結部材で締め込むことで、ハウジング60Yに装着固定される。このため、層厚規制部材52Yは、締結部材を緩めることでハウジング60Yから離脱可能となる。
層厚規制部材52Yの凹部62Yと凸部61Yとは、図5に示すように、凹部62Yの底部62Yaに、凸部61Yの一部となる先端61Yaを突き当てることで、層厚規制部材52Yと現像剤担持体51Yとの間隙Dが所定値に保持されるように形成されている。
本形態において、層厚規制部材52Yは、金属部材の押し出しにより成形されている。また、凸部61Yの幅(厚み)W1は、層厚規制部材52Yの凹部62Yの内側幅Wよりも、0.01(mm)〜0.05(mm)程度大きく設定されていて、凸部61Yに凹部62Yが装着されることで、凹部62Yを外側に押し広げるように構成されている。このため、層厚規制部材52Yは凹部62Yの弾性変形力によってハウジング60Yに装着されるので、ハウジング60Yに対して仮止することができる。
このような構成によると、断面コの字形状の層厚規制部材52Yを現像装置5Yのハウジング60Yに設けた凸部61Yに対して固定設置するので、現像剤圧が層厚規制部材にかかった場合でも凸部61Yによって層厚規制部材52Yの撓みが抑制され、特別な加工を施すことなく現像剤の層厚が長手方向にわたって一定となり、低コストで現像剤圧による層厚規制部材52Yの変形を防止することができる。この結果、現像剤GYの層厚が長手方向(X方向)にわたって一定となり、現像剤担持体51Yの表面に均一な現像剤を搬送することができ、その結果、濃度が均一な高品位の画像を提供することができる。
また、凹部62Yと凸部61Yとを、凹部の底部62Yaに凸部61Yの先端61Yaを突き当てることで層厚規制部材52Yと現像剤担持体51Yとの間隙Dが所定値に保持されるように形成しているので、取付け作業後における層厚規制部材52Yと現像剤担持体51Yとの間隙Dの調整が不要となり、組立工数の削減によるコストダウンを図ることかできる。層厚規制部材52Yは、金属部材の押し出しにより成形したものを用いているので、層厚規制部材52Yとしての強度が確保できる上に、板材などの曲げや絞り加工による成形と比較して加工工数が少なく、コストを低減することができる。
図6は、層厚規制部材52Yの変形例を示すものである。同図においては、コの字部分となる凹部62Yを層厚規制部材52Yの中央部52Ycにのみ形成したものである。無論この場合においても、凸部61Yの幅(厚み)W1は、層厚規制部材52Yの凹部62Yの内側幅Wよりも、0.01(mm)〜0.05(mm)程度大きく設定して、凹部62Yが装着されることで凹部62Yを外側に押し広げるように構成されている。
このような構成すると、層厚規制部材52Yの長手方向(X方向)における凹部62Y(スリット)の幅を短くできるので、凹部62Yの内側幅W幅を精度良く作り込むことができ、ハウジング60Yへの取付作業がやり易くなるとともに取付精度をより高められる。また、材料費や金型加工費などを抑制できるメリットがある。
図7は、層厚規制部材52Yの凹部62Yを一方の壁面を構成する折り返し部52Ydと凸部61との間に弾性部材65を介装した形態である。このような構成とすることで、締結部材などで層厚規制部材52Yを締結する場合に、弾性部材65が変形することにより層厚規制部材52Yの変形を抑制するため、層厚規制部材52Yの取付時などの変形を防止することが可能となり、凹部62Yと凸部61Yにより設定した組付け精度を維持することができる。
ここでは、イエローの現像装置5Yおよびそれを備えた作像部Yにおける層厚規制部材52Yの構成と取付けについて説明したが、無論、マゼンタ,シアン,ブラックに対応した現像装置5M,5C,5Kおよびそれを備えた作像部6M,6C,6Kにおいても、層厚規制部材52Yと同様な構成と取付構造の層厚規制部材をそれぞれ備えているので、層厚規制部材52およびその取り付けに関する効果を、各現像装置においても得ることができる。
このような各現像装置をカラープリンタ1が備えていると、各層厚規制部材の撓みが無く、常に一定量の現像剤が各像担持体にそれぞれ搬送されるため、良好な画像が出力できるとともに、各作像部を交換可能なプロセスカートリッジ方式としているので、より操作性の良好な画像形成装置を提供することができる。現像剤を構成するトナーとして、例えば球形トナーを使用すると現像状態が良好となるので、高画質な画像を提供する事ができるようになる。
上記形態では、本発明をカラープリンタのようなカラー画像形成装置に適用した場合を想定して説明したが、本発明の適用対象としては単色の現像剤を用いる画像形成装置であっても構わない。この場合、ブラックトナーに対応するプロセスカートリッジや現像装置を1つ用い、これらに本発明の主要部となる層厚規制部材の構成や取付構造を適用すればよい。
本発明の一実施形態である画像形成装置を全体構成図である。 層厚規制部材の装着状態を示す現像装置及びプロセスカートリッジの拡大図である。 層厚規制部材の装着前状態を示す現像装置及びプロセスカートリッジの拡大図である。 (a)は層厚規制部材の側面形状を示す拡大図、(b)は層厚規制部材の長手方向形状を示す全体図である。 固定部と層厚規制部材のコの字部分との装着状態を示す拡大図である。 コの字部分が中央分のみに形成された層厚規制部材の構成を示す斜視図である。 層厚規制部材と固定部の間に弾性部材を介装したときの装着状態を示す拡大図である。
符号の説明
1(Y,M,C,K) 像担持体
2(Y,M,C,K) クリーニング手段
4(Y,M,C,K) 帯電手段
5(Y,M,C,K) 現像装置
6(Y,M,C,K) プロセスカートリッジ
51(Y,M,C,K) 現像剤担持体
52(Y,M,C,K) 層厚規制部材
52(Y,M,C,K)a,b 両端
52(Y,M,C,K)c 中央部
52(Y,M,C,K)d 折り返し部
60(Y,M,C,K) ハウジング
61(Y,M,C,K) 固定部(凸部)
62(Y,M,C,K) コの字部分(凹部)
62(Y,M,C,K)a コの字部分の底部
61(Y,M,C,K)a 固定部の一部
65 弾性部材
D 層厚規制部材と現像剤担持体との間隙
G(Y,M,C,K) 現像剤
L 露光光
W コの字部分の内側幅
W1 固定部の幅

Claims (8)

  1. 現像剤を収容する現像容器に回転自在に支持され、潜像が形成された像担持体と対向する現像領域に現像剤を供給する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向に延設され、現像剤担持体表面の現像剤層の厚さを規制する断面コの字形状の層厚規制部材と、
    前記層厚規制部材のコの字部分の内側幅とほぼ同じ幅で前記現像容器に形成された固定部を有し、
    前記層厚規制部材を前記固定部に挿入してその両端付近を前記現像容器に固定することを特徴とする現像装置。
  2. 前記層厚規制部材のコの字部分と前記固定部とは、前記層厚規制部材のコの字部分の底部に、前記固定部の一部を突き当てることで前記層厚規制部材と前記現像剤担持体との間隙が所定値に保持されるように形成されていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記層厚規制部材は、金属部材の押し出しにより成形されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記コの字部分は、前記層厚規制部材の中央部にのみ形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の現像装置。
  5. 前記層厚規制部材のコの字部分の折り返し部と前記固定部との間に弾性部材を介装したことを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の現像装置。
  6. 像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電手段と、この像担持体の表面に残留する現像剤を除去するクリーニング手段と、前記像担持体の表面に現像剤を供給する現像装置とを備え、
    前記現像装置として請求項1ないし5の何れかに記載の現像装置を具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置、あるいは、請求項6記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置、あるいは、請求項6記載のプロセスカートリッジを複数具備することを特徴とするカラー画像形成装置。
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