JP2009120610A - 複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置 - Google Patents

複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009120610A
JP2009120610A JP2008289881A JP2008289881A JP2009120610A JP 2009120610 A JP2009120610 A JP 2009120610A JP 2008289881 A JP2008289881 A JP 2008289881A JP 2008289881 A JP2008289881 A JP 2008289881A JP 2009120610 A JP2009120610 A JP 2009120610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
organic electroluminescent
compound
electroluminescent device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008289881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4994344B2 (ja
Inventor
Seok-Hwan Hwang
▲析▼ 煥 黄
Young-Kook Kim
榮 國 金
Yoon-Hyun Kwak
允 鉉 郭
Shoko Lee
昌 浩 李
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Display Co Ltd
Original Assignee
Samsung Mobile Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Mobile Display Co Ltd filed Critical Samsung Mobile Display Co Ltd
Publication of JP2009120610A publication Critical patent/JP2009120610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4994344B2 publication Critical patent/JP4994344B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/06Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing organic luminescent materials
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/60Organic compounds having low molecular weight
    • H10K85/649Aromatic compounds comprising a hetero atom
    • H10K85/657Polycyclic condensed heteroaromatic hydrocarbons
    • H10K85/6572Polycyclic condensed heteroaromatic hydrocarbons comprising only nitrogen in the heteroaromatic polycondensed ring system, e.g. phenanthroline or carbazole
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/10OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED]
    • H10K50/11OLEDs or polymer light-emitting diodes [PLED] characterised by the electroluminescent [EL] layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K85/00Organic materials used in the body or electrodes of devices covered by this subclass
    • H10K85/30Coordination compounds
    • H10K85/321Metal complexes comprising a group IIIA element, e.g. Tris (8-hydroxyquinoline) gallium [Gaq3]
    • H10K85/324Metal complexes comprising a group IIIA element, e.g. Tris (8-hydroxyquinoline) gallium [Gaq3] comprising aluminium, e.g. Alq3

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

【課題】複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置の提供。
【解決手段】化学式1の複素環化合物。(化1)
Figure 2009120610

(Xは、窒素、ホウ素またはリンのうちから選択され、Ar、Ar、Ar及びArは、置換または非置換のアリール基、置換または非置換のアリールオキシ基、置換または非置換の複素環基、または置換または非置換の縮合多環基を表す。)本発明の複素環化合物は、高い電気的安定性及び高色純度の青色発光を表して、色純度に優れた青色蛍光発光材料として有用であり、色再現率に優れたトップエミッション型及びボトムエミッション型の有機電界発光装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置に関し、さらに詳細には、色純度及び電気的安定性の高い複素環化合物及びそれを含む有機膜を採用した有機電界発光装置に関する。
電界発光装置は、自発光型表示装置であって、視野角が広く、コントラストに優れるだけでなく、応答時間が速いという長所を有しているため、大きく注目されている。この有機電界発光装置には、発光層に無機化合物を使用する無機電界発光装置と有機化合物を使用する有機電界発光装置とがあり、このうちで特に有機電界発光装置は、無機電界発光装置に比べて、輝度、駆動電圧及び応答速度特性に優れており、多色化が可能であるという点で多くの研究がなされている。
有機電界発光装置は、一般的に、アノード/有機発光層/カソードの積層構造を有し、このアノードと発光層との間または発光層とカソードとの間に正孔注入輸送層及び電子注入層をさらに積層してアノード/正孔輸送層/有機発光層/カソード及び、アノード/正孔輸送層/有機発光層/電子輸送層/カソードの構造を有する。
国家テレビ標準化委員会(NTSC:National Television Standards Committee)の色再現範囲は、R(0.67,0.33)、G(0.21,0.71)、B(0.14,0.08)であって、面積は、0.158である。したがって、ディスプレイの色再現率を高めて自然色に近い感性画質を実現するためには、NTSCの色座標を基準にして(0.14,0.08)に近い高色純度の青色発光材料が要求される。液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)の場合、LED(Light Emitting Diode)バックライトにカラーフィルタを使用する方式であるため、特別な問題なしにこのような高色純度の青色を実現しうる。しかしながら、有機電界発光装置は、自発光構造であるため、根本的に高色純度の青色を発光する蛍光またはリン光の発光材料が必要であるが、リン光の場合、スカイブルーレベルの物質が開発された状態であり、蛍光の場合は、色座標(0.15,0.15)ほどに留まっている。実際に、有機電界発光装置では、ホスト材料、効率及び色座標など様々な事項を考慮して、効率の高いスカイブルー系の青色蛍光材料を使用するが、共振構造を適用して色純度の高い青色を発現する形態のトップエミッション型の有機電界発光装置が使われている。しかしながら、このような共振構造効果を適用するためには、光学距離条件を満足させ、全体層厚さを常に一定に管理せねばならないという難しさがあり、工程上、大型有機電界発光装置を製作することは、ほとんど不可能に近い。したがって、これから開発される大型有機電界発光装置は、ボトムエミッション型の形態が望まれ、このような場合、高い色再現率に基づいた優秀な画質を具現するためには、高色純度の青色蛍光発光材料の開発が必要とされる。
本発明が解決しようとする技術的課題は、高い電気的安定性及び高色純度の青色発光材料を提供することである。
また、本発明が解決しようとする他の技術的課題は、上記青色発光材料を利用して色再現率に優れた有機電界発光装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明では、下記化学式1で表示される複素環化合物を提供する。
Figure 2009120610
式中、Xは、窒素、ホウ素またはリンのうちから選択され、Ar、Ar、Ar及びArは、それぞれ独立的に、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリール基、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリールオキシ基、炭素数4ないし20の置換または非置換の複素環基、または炭素数6ないし20の置換または非置換の縮合多環基を表す。
上記他の課題を解決するために、本発明は、第1電極と第2電極との間に位置する有機膜を備える有機電界発光装置において、前記有機膜は、上記した複素環化合物を含む、有機電界発光装置を提供する。
本発明による複素環化合物は、高い電気的安定性及び高色純度の特性を有するため、青色発光材料として有用であり、これを利用して高効率、低電圧、高輝度、長寿命の有機電界発光装置を提供することができる。
本発明は、下記化学式1で表示される複素環化合物であって、一つのベンゼン環に二つの複素環が縮合されている新規な構造の複素環化合物、及びこの複素環化合物を有機膜形成材料として使用した有機電界発光装置を提供する。
Figure 2009120610
式中、Xは、窒素、ホウ素またはリンのうちから選択され、Ar、Ar、Ar及びArは、それぞれ独立的に、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリール基、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリールオキシ基、炭素数4ないし20の置換または非置換の複素環基、または炭素数6ないし20の置換または非置換の縮合多環基を表す。
上記Xは、3価の置換基である窒素、ホウ素またはリンのうちから選択され、製造の容易性及び色純度面から窒素が選択されることが望ましい。
化学式1に適用される非置換のアリール基は、単独または組み合わせて使用され、一つ以上の環を含む炭素原子数6ないし20の芳香族炭素環を意味し、この環は、ペンダント方法で共に付着されるか、または融合される。非置換のアリール基の例は、フェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、ペンタフェニル基を含む。上記アリール基のうち一つ以上の水素原子は、C1−C5のアルキル基、C1−C5のアルコキシ基、C6−C14のアリール基、C6−C20のアリールオキシ基、ハロゲン基、アミノ基、シアノ基に置換されてもよい。化学式1に適用されるアリール基の具体的な例としては、フェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、tert−ブチルフェニル基、o−,m−,及びp−フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、トリフルオロフェニル基、シアノフェニル基、メトキシフェニル基、フェノキシフェニル基、o−,m−,及びp−トリル基、(α,α−ジメチルベンゼン)フェニル基、(N,N’−ジメチル)アミノフェニル基、(N,N’−ジフェニル)アミノフェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、3,5−ジフェニルフェニル基、クォータフェニル基、ペンタフェニル基が挙げられるが、これに限定されない。
化学式1に適用される非置換のヘテロアリール基の例は、フラニル基、ピリジニル基、チオフェニル基を含む。このヘテロアリール基のうち一つ以上の水素原子は、C1−C5のアルキル基に置換されてもよい。
化学式1に適用される非置換の縮合多環基の例は、ペンタレニル基、ナフチル基、アズレニル基、ヘプタレニル基、アセナフチル基、アントリル基、フェナントリル基、キノリル基、アントラキノリル基、フルオレニル基、カルバゾリル基を含む。この縮合多環基のうち一つ以上の水素は、C1−C5のアルキル基、C1−C5のアルコキシ基、C6−C14のアリール基、C6−C20のアリールオキシ基、ハロゲン基、アミノ基、シアノ基に置換されてもよい。化学式1に適用される縮合多環基の具体的な例としては、ペンタレニル基、ナフチル基、メチルナフチル基、アントラセニル基、アズレニル基、ヘプタレニル基、アセナフチルレニル基、フルオレニル基、9,9−ジメチルフルオレニル基、9,9−ジフェニルフルオレニル基、アントラキノリル基、フェナントリル基、トリフェニレン基、カルバゾリル基、9−フェニルカルバゾリル基が挙げられるが、これに限定されない。
化学式1に適用される非置換のアリールオキシ基の例は、フェニルオキシ基、ナフチルオキシ基、アントリルオキシ基、フェナントリルオキシ基を含む。このアリールオキシ基のうち一つ以上の水素は、C1−C5のアルキル基、C1−C5のアルコキシ基、C6−C14のアリール基、C6−C20のアリールオキシ基、ハロゲン基、アミノ基、シアノ基に置換されてもよい。
望ましくは、Ar、Ar、Ar及びArは、それぞれ独立的に、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ターフェニル基、フルオレニル基、カルバゾリル基、ピリジル基、キノリル基、またはこれらの一つ以上の水素がC1−C5の低級アルキル基、C1−C5の低級アルコキシ基、シアノ基、アミン基、フェノキシ基、フェニル基またはハロゲン基に置換されたものから選択される。さらに望ましくは、Ar、Ar、Ar及びArは、フェニル基、C1−C5アルキル基に置換されたフェニル基、C1−C5アルコキシ基に置換されたフェニル基、シアノフェニル基、ハロフェニル基、フェノキシフェニル基、フルオレニル基に置換されたフェニル基、ナフチル基、C1−C5アルキル基に置換されたナフチル基、C1−C5アルコキシ基に置換されたナフチル基、シアノナフチル基、ハロナフチル基、ビフェニル基、C1−C5アルキル基に置換されたビフェニル基、C1−C5アルコキシ基に置換されたビフェニル基、ジフェニルフェニル基、ターフェニル基、ピリジル基、フルオレニル基、C1−C5アルキル基に置換されたフルオレニル基、ジフェニルフルオレニル基、またはキノリル基から選択される。上記望ましい作用基の具体的な例は、フェニル基、エチルフェニル基、プロピルフェニル基、ブチルフェニル基、tert−ブチルフェニル基、o−,m−,及びp−フルオロフェニル基、ジフルオロフェニル基、トリフルオロフェニル基、シアノフェニル基、メトキシフェニル基、フェノキシフェニル基、o−,m−,及びp−トリル基、(α,α−ジメチルベンゼン)フェニル基、(N,N’−ジメチル)アミノフェニル基、(N,N’−ジフェニル)アミノフェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基、3,5−ジフェニルフェニル基、クォータフェニル基、ペンタフェニル基、アントリル基、フルオレニル基、9,9−ジメチルフルオレニル基、9,9−ジフェニルフルオレニル基、カルバゾリル基、9−フェニルカルバゾリル基を含む。
本発明による化学式1の化合物において、製造の容易性の側面から、ArとArとが同一であり、及びArとArとが同一であることが望ましい。この場合化学式1の化合物は、下記化学式2で表示される。
Figure 2009120610
式中、X、Ar及びArの定義は、上記の通りである。
本発明による化学式1の複素環化合物は、強固な3環構造を化合物の中心に有しているため、ガラス遷移温度(T)や融点が高まる。したがって、電界発光時における有機層のうち、有機層の間あるいは有機層と金属電極との間で発生するジュール熱に対する耐熱性及び高温環境下における耐性が増加する。したがって、本発明による有機電界発光装置は、保存時及び駆動時の耐久性が高い。上記化学式1で表示される化合物は、正孔注入材料、正孔輸送材料及び/または発光材料としての機能を有する。
以下、本発明の上記化学式1で表示される複素環化合物の具体的な例として、下記構造式で表示される化合物1ないし105が挙げられるが、本発明の複素環化合物がこれらの化合物に限定されることはない。
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
Figure 2009120610
以下、本発明による複素環化合物の製造方法について、具体的に下記の反応式1を例として説明するが、これは、本発明の複素環化合物を製造するための一例に過ぎず、本発明による複素環化合物の製造方法は、反応式1の方法に限定されない。
Figure 2009120610
まず、5−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン(a)と(i)の化合物とを塩基存在下で反応させて中間体(b)を製造する。この(i)の化合物において、Lは、離脱基であって、例えば、ブロモ基またはヨード基である。得られた中間体(b)を(ii)の化合物と反応させ中間体(c)を製造する。この(ii)の化合物において、Lは、離脱基であって、クロロ基、ブロモ基または無水物基から選択される。得られた中間体(c)は、高温高圧で環化反応を行うことによって、本発明の一実施形態による化合物(d)が得られる。
本発明による有機電界発光装置は、第1電極、第2電極、及び前記第1電極と前記第2電極との間に少なくとも有機膜を備え、前記有機膜が上記した化学式1で表示される複素環化合物を含むことができる。
本発明による有機電界発光装置の構造は、非常に多様である。上記化学式1の複素環化合物を含有する上記有機膜は、発光層、正孔注入層、正孔輸送層または正孔注入及び正孔輸送機能を同時に有する単一膜を備え、望ましくは、青色発光層である。
本発明の有機電界発光装置は、図1に示されたアノード、正孔注入層(HIL:Hole Injection Layer)、正孔輸送層(HTL:Hole Transport Layer)、発光層(EML:Emission Layer)、電子輸送層(ETL:Electron Transport Layer)、電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)、カソード構造の有機電界発光装置だけでなく、多様な構造の有機電界発光装置の構造が可能であり、必要に応じて1層または2層の中間層をさらに形成することも可能である。
上記化学式1の化合物は、色純度に優れて、特に、青色蛍光発光層形成材料として有用であり、このような発光層を備える有機電界発光装置は、色純度及び色再現率に優れている。本発明による化学式1の複素環化合物は、電界発光時における有機層のうち、有機層の間ないし有機層と金属電極との間で発生するジュール熱に対する耐熱性及び高温環境下で安定している。したがって、このような化合物を利用して製作された本発明による有機電界発光装置は、保存時及び駆動時の耐久性が高く、長寿命の特性を有する。
以下、本発明による有機電界発光装置の製造方法を、図1に示された有機電界発光装置を参照して説明する。
まず、基板の上部に高い仕事関数を有する第1電極用物質を蒸着法またはスパッタリング法によって形成して、第1電極を形成する。この第1電極をアノードとすることができる。ここで、基板としては、通常的な有機電界発光装置で用いられる基板を使用することができるが、機械的強度、熱的安定性、透明性、表面平滑性、取扱容易性及び防水性に優れた有機基板または透明プラスチック基板が望ましい。そして、第1電極用物質としては、透明で伝導性に優れたITO、IZO、SnO、ZnOを使用することができる。
次いで、上記第1電極の上部に真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、ラングムミュア・ブロジェット(LB)法のような多様な方法を利用して正孔注入層(HIL)を形成しうる。
上記正孔注入層物質としては、公知の物質を使用することができる。例えば、1,3,5−トリカルバゾリルベンゼン、4,4’−ビスカルバゾリルビフェニル、ポリビニールカルバゾール、m−ビスカルバゾリルフェニル、4,4’−ビスカルバゾリル−2,2’−ジメチルビフェニル、4,4’,4”−トリ(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン、1,3,5−トリ(2−カルバゾリルフェニル)ベンゼン、1,3,5−トリス(2−カルバゾリル−5−メトキシフェニル)ベンゼン、ビス(4−カルバゾリルフェニル)シラン、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、N,N’−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ジフェニルベンジジン(α−NPD)、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(1−ナフチル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(NPB)、ポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−co−N−(4−ブチルフェニル)ジフェニルアミン)(TFB)またはポリ(9,9−ジオクチルフルオレン−co−ビス−N,N−フェニル−1,4−フェニレンジアミン(PFB)を含みうるが、これに限定されるものではない。
上記正孔注入層は、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成しうる。
真空蒸着法によって正孔注入層を形成する場合、その蒸着条件は、正孔注入層の材料として使用する化合物、所望の正孔注入層の構造及び熱的特性によって異なるが、一般的に、蒸着温度50℃ないし500℃、真空度10−8torrないし10−3torr、蒸着速度0.01Å/secないし100Å/sec、膜厚さは、通常10Åないし5μmの範囲で適切に選択することが望ましい。
スピンコーティング法によって正孔注入層を形成する場合、そのコーティング条件は、正孔注入層の材料として使用する化合物、所望の正孔注入層の構造及び熱的特性によって異なるが、約2000rpmないし5000rpmのコーティング速度とすることができ、コーティング後に溶媒除去のための熱処理温度は、約80℃ないし200℃の温度範囲で適切に選択することが望ましい。
正孔輸送層も、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成し、真空蒸着法及びスピンコーティング法によって正孔輸送層を形成する場合、その蒸着条件及びコーティング条件は、使用する化合物によって異なるが、一般的に、正孔注入層の形成とほぼ同じ条件範囲内で選択される。
上記正孔輸送層物質は、公知のものから任意のものを選択して使用しうる。例えば、N−フェニルカルバゾール、ポリビニールカルバゾールなどのカルバゾール誘導体、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニル−[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジアミン(TPD)、N,N’−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ジフェニルベンジジン(α−NPD)などの芳香族縮合環を有する通常のアミン誘導体が使われる。
上記正孔注入層及び正孔輸送層の上部には、各カラー別発光層を形成しうる。この発光層材料は、特別に制限されず、公知のホスト材料及び公知ドーパント材料のうちから任意に選択された物質を発光層材料として使用しうる。
赤色発光層には、例えば、DCM1、DCM2、Eu(TTA)3(Eu(thenoyltrifluoroアセトン)3)、ブチル−6−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジル−9−エニル)−4H−ピラン)(DCJTB)を使用することができる。一方、AlqにDCJTBのようなドーパントをドーピングするか、またはAlqとルブレンとを共蒸着し、ドーパントをドーピングして形成することもでき、4,4’−N,N’−ジカルバゾール−ビフェニル(CBP)にBTPIrまたはRD 61のようなドーパントをドーピングすることもできるなど、多様な変形例が可能である。
緑色発光層には、例えば、クマリン6、C545T、キナクリドン、Ir(ppy)を使用することができる。一方、CBPにIr(ppy)をドーパントとして使用するか、またはホストとしてAlqにドーパントとしてクマリン系物質を使用することができるなど、多様な変形例が可能である。このクマリン系ドーパントの具体的な例として、C314S、C343S、C7、C7S、C6、C6S、C314T、C545Tがある。
青色発光層には、化学式1の複素環化合物を単独にまたは、例えば、オキサジアゾールダイマ染料(Bis−DAPOXP)、スピロ化合物(Spiro−DPVBi,Spiro−6P)、トリアリールアミン化合物、ビス(スチリル)アミン(DPVBi,DSA)、化合物(A)Flrpic、CzTT、アントラセン、TPB、PPCP、DST、TPA、OXD−4、BBOT、AZM−Zn、ナフタレンモイエティを含有している芳香族炭化水素のような公知の化合物と共に使用しうる。
上記発光層の厚さは、200Åないし500Å、望ましくは、300Åないし400Åであることが望ましい。一方、R、G、B領域のそれぞれの発光層の厚さは、同一でもよいし、または相異してもよい。もし、発光層の厚さが200Å未満である場合には、寿命が減少し、500Åを超える場合には、駆動電圧の上昇幅が高まって望ましくない。
発光層は、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成でき、真空蒸着法及びスピンコーティング法によって発光層を形成する場合、その蒸着条件及びコーティング条件は、使用する化合物によって異なるが、一般的に、正孔注入層の形成とほぼ同じ条件範囲内で選択される。
上記発光層上に正孔阻止用物質を真空蒸着、またはスピンコーティングして正孔阻止層(図示せず)を選択的に形成しうる。このとき、使用する正孔阻止層用物質は、特別に制限されないが、電子輸送能を有しつつ、発光化合物より高いイオン化ポテンシャルを有さねばならず、代表的にビス(2−メチル−8−キノラート)−(p−フェニルフェノラート)−アルミニウム(Balq)、バトクプロイン(BCP:Bathocuproine)、トリス(N−アリールベンズイミダゾール)(TPBI)を使用することができる。
正孔阻止層の厚さは、30Åないし60Å、望ましくは、40Åないし50Åであることが望ましい。正孔阻止層の厚さが30Å未満である場合には、正孔阻止特性を良好に実現することができず、50Åを超える場合には、駆動電圧が上昇する問題点があるためである。
正孔阻止層は、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成でき、真空蒸着法及びスピンコーティング法によって正孔阻止層を形成する場合、その蒸着条件及びコーティング条件は、使用する化合物によって異なるが、一般的に、正孔注入層の形成とほぼ同じ条件範囲内で選択される。
上記発光層または正孔阻止層の上部に電子輸送物質を真空蒸着またはスピンコーティングして電子輸送層を選択的に形成する。電子輸送物質は、特別に制限されず、Alqを利用しうる。
上記電子輸送層の厚さは、100Åないし400Å、望ましくは、250Åないし350Åとすることができる。この電子輸送層の厚さが100Å未満である場合には、電子輸送速度が過度で電荷均衡が崩れる恐れがあり、400Åを超える場合には、駆動電圧が上昇するという問題点があるためである。
電子輸送層は、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成でき、真空蒸着法及びスピンコーティング法によって電子輸送層を形成する場合、その蒸着条件及びコーティング条件は、使用する化合物によって異なるが、一般的に、正孔注入層の形成とほぼ同じ条件範囲内で選択される。
上記発光層、正孔阻止層または電子輸送層の上部に電子注入層を真空蒸着法またはスピンコーティング法を利用して形成しうる。この電子注入層形成材料としては、BaF、LiF、NaCl、CsF、LiO、BaO、Liqなどの物質を利用しうるが、これに限定されるものではない。
上記電子注入層の厚さは、2Åないし10Å、望ましくは、2Åないし5Åでありうる。このうち、2Åないし4Åが特に望ましい。この電子注入層の厚さが2Å未満である場合には、効果的な電子注入層としての役割が行えないこともあり、この電子注入層の厚さが10Åを超える場合には、駆動電圧が高まるという問題点があるためである。
上記電子注入層は、真空蒸着法、スピンコーティング法、キャスト法、LB法のような公知の多様な方法を利用して形成でき、真空蒸着法及びスピンコーティング法によって電子注入層を形成する場合、その蒸着条件及びコーティング条件は、使用する化合物によって異なるが、一般的に、正孔注入層の形成とほぼ同じ条件範囲内で選択される。
次いで、上記電子注入層の上部に第2電極用物質を蒸着して第2電極を形成することによって、有機電界発光装置が完成される。
上記第2電極用物質としては、導電性に優れた透明な金属酸化物であるITO、IZO、SnO、ZnOを使用することができる。または、リチウム(Li)、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、アルミニウム−リチウム(Al−Li)、カルシウム(Ca)、マグネシウム−インジウム(Mg−In)、マグネシウム−銀(Mg−Ag)、カルシウム(Ca)−アルミニウム(Al)を薄膜に形成することによって、反射型電極、半透明電極、または透明電極として多様に形成しうる。上記第2電極を形成する物質は、このように例示された金属及び金属の組み合わせに限定されるものではない。
上記第1電極及び第2電極は、それぞれアノード及びカソードとしての役割を行え、その反対ももちろん可能である。
以下、本発明による化学式1で表示される複素環化合物の合成例及び有機電界発光装置の製造例に関して、実施例として具体的に例示するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
(合成例1:化合物2の製造)
下記の化学反応式2の反応経路を経て化合物2を合成した。
Figure 2009120610
(1)中間体Aの合成
2,5−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン1.36g(10.0mmol)と4−ブロモトルエン4.10g(24.0mmol)とをトルエン50mlに溶かした後、ここにt−ブトキシドナトリウム2.88g(30.0mmol)、Pd(dba) 0.388g(0.40mmol)、トリ−t−ブチルフォスフィン((t−Bu)P)0.08g(0.40mmol)を加えて80℃で5時間攪拌した。反応液を室温に冷ました後、水50mlを加えてエチルエーテル20mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を蒸発させて得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで分離精製して中間体A 2.15gを得た(収率68%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.24−7.33(m,4H)、7.09(s,2H)、6.85−6.78(m,4H)、5.25(bs,2H)、2.32(s,6H)、2.17(s,6H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)145.8、133.2、128.5、127.8、123.8、122.5、116.8、17.6、15.7。
(2)中間体Bの合成
中間体A 3.16g(10.0mmol)をジクロロメタン50mlに溶かした後、トリエチルアミン4.0mlを添加した。反応液をアイスバス下で冷却させて塩化ベンゾイル4.21g(30.0mmol)を滴下して30℃で1時間攪拌した後、水50mlを加えてエチルエーテル50mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸発させて得られた残留物をDMFで再結晶した。生成された化合物をアセトンで洗浄しつつ濾過して、白色の固体の中間体B 2.99gを得た(収率57%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)8.11−8.09(d,2H)、7.48−7.46(m,4H)、7.27−6.89(m,14H)、2.17(s,6H)、2.10(s,6H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)170.4、143.3、135.5、133.7、130.0、129.3、128.9、128.8、127.8、125.5、120.9、118.2、18.0、17.3。
(3)化合物2の合成
中間体B 5.24g(10mmol)とt−ブトキシドカリウム12.2g(100mmol)とを十分に粉砕攪拌した混合物を高圧反応器に入れて340℃〜350℃、5MPaで2時間反応させた。この反応が完結された後、常温に冷まし、生成されたタール相を粉砕、中和させた後、蒸溜水で洗浄しつつ濾過して乾燥させた。乾燥して得られた残留物をソックスレー装置でアセトンを使用して二日間精製して、黄色化合物2を0.97g得た(収率20%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.46(s,2H)、7.31−7.18(m,18H)、6.74(s,2H)、2.41(s,3H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)141.4、137.3、136.9、136.6、133.1、129.9、128.8、128.1、128.0、127.0、126.4、103.3、99.8、22.1。
(合成例2.化合物12の製造)
下記の化学反応式3の反応経路を経て化合物12を合成した。
Figure 2009120610
(1)中間体Cの合成
2,5−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン1.36g(10.0mmol)と4−ブロモビフェニル5.13g(22.0mmol)とをトルエン50mlに溶かした後、ここにt−ブトキシドナトリウム2.88g(30.0mmol)、Pd(dba) 0.388g(0.40mmol)、トリ−t−ブチルフォスフィン0.08g(0.40mmol)を加えて80℃で5時間攪拌した。反応液を室温に冷ました後、水50mlを加えてエチルエーテル50mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸発させて得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで分離精製して中間体C 3.13gを得た(収率71%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.24−7.04(m,14H)、6.75−6.58(m,4H)、5.12(bs,2H)、2.17(s,6H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)145.8、133.2、131.5、129.7、128.5、127.8、124.3、123.8、122.5、119.5、116.8、17.6。
(2)中間体Dの合成
中間体C 4.40g(10.0mmol)をジクロロメタン50mlに溶かした後、トリエチルアミン4.0mlを添加した。反応液をアイスバス下で冷却させて塩化ベンゾイル4.21g(30.0mmol)を滴下して30℃で1時間攪拌した後、水50mlを加えてエチルエーテル50mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸発させて得られた残留物をDMFで再結晶した。生成された化合物をアセトンで洗浄しつつ濾過して白色固体の中間体D 4.34gを得た(収率67%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)8.21−8.11(d,2H)、7.59−6.78(m,28H)、2.17(s,6H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)170.0、141.3、135.6、135.1、132.7、131.3、129.3、129.1、128.9、128.8、127.8、125.5、120.9、119.8、118.2、18.0。
(3)化合物12の合成
中間体D 6.48g(10mmol)とt−ブトキシドカリウム12.2g(100mmol)とを十分に粉砕攪拌した混合物を高圧反応器に入れて340℃〜350℃、5MPaで2時間反応させた。この反応が完結された後、常温に冷まし、生成されたタール相を粉砕、中和させた後、蒸溜水で洗浄しつつ濾過して乾燥させた。乾燥して得られた残留物をソックスレー装置でアセトンを使用して二日間精製して、薄黄色化合物12を0.86g得た(収率14%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.72−7.67(m,8H)、7.57−7.37(m,14H)、7.32−7.25(m,8H)6.82(s,2H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)141.2、135.1、134.9、134.6、133.1、129.4、128.4、128.0、127.4、127.0、126.3、126.0、125.1、124.3、121.2、103.3、101.8。
(合成例3.化合物71の製造)
下記の化学反応式4の反応経路を経て化合物71を合成した。
Figure 2009120610
(1)中間体Eの合成
2,5−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン1.36g(10.0mmol)と4−ブロモベンゼン3.77g(24.0mmol)とをトルエン50mlに溶かした後、ここにt−ブトキシドナトリウム2.88g(30.0mmol)、Pd(dba) 0.388g(0.40mmol)、トリ−t−ブチルフォスフィン0.08g(0.40mmol)を加えて80℃で5時間間攪拌した。反応液を室温に冷ました後、水50mlを加えてエチルエーテル20mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸発させて得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィで分離精製して中間体E 1.78gを得た(収率62%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.28−6.89(m,12H)、5.43(s,2H)、2.15(s,3H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)147.5、139.2、134.9、129.3、121.0、117.5、18.2。
(2)中間体Fの合成
中間体E 4.40g(10.0mmol)をジクロロメタン50mlに溶かした後、トリエチルアミン4.0mlを添加した。反応液をアイスバス下で冷却させて4−塩化ビフェニルカルボニル6.50g(30.0mmol)を滴下して30℃で1時間攪拌した後、水50mlを加えてエチルエーテル50mlで3回抽出した。集められた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥して溶媒を蒸発させて得られた残留物をDMFで再結晶した。生成された化合物をアセトンで洗浄しつつ濾過して薄黄色固体の中間体F 4.21gを得た(収率65%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.44−6.89(m,30H)、2.14(s,6H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)160.9、143.2、142.3、141.2、136.7、135.8、134.9、134.2、130.3、129.4、128.9、127.8、126.8、126.4、125.8、124.5、17.8。
(3)化合物71の合成
中間体F 6.48g(10mmol)とt−ブトキシドカリウム12.2g(100mmol)とを十分に粉砕攪拌した混合物を高圧反応器に入れて340℃〜350℃、5MPaで2時間反応させた。この反応が完結された後、常温に冷まし、生成されたタール相を粉砕、中和させた後、蒸溜水で洗浄しつつ濾過して乾燥させた。乾燥して得られた残留物をソックスレー装置でアセトンを使用して二日間精製して薄黄色化合物12を1.12g得た(収率18%)。
H NMR(CDCl,400MHz)δ(ppm)7.98−7.65(m,8H)、7.48−7.32(m,14H)、7.22−7.12(m,8H)6.80(s,2H);13C NMR(CDCl,100MHz)δ(ppm)145.2、136.1、134.5、134.1、133.2、128.4、127.4、126.0、125.8、125.0、123.2、122.3、121.1、121.0、119.2、102.3、101.9。
(実施例1:有機電界発光装置の製造)
アノードとしてコーニング社の15Ω/cm(1200Å)のITOガラス基板を50mm×50mm×0.7mmのサイズに切断してイソプロピルアルコールと純水とを利用して各5分間超音波洗浄した後、30分間紫外線を照射してオゾンに露出させて洗浄し、真空蒸着装置にこのガラス基板を設置した。
上記基板の上部に下記構造式の4,4’,4”−トリス[2−ナフチル(フェニル)アミノ]トリフェニルアミン(以下、2−TNATA)を真空蒸着して600Åの厚さに正孔注入層を形成した。次いで、正孔輸送性化合物として、下記構造式の4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(以下、NPB)を300Åの厚さに真空蒸着して正孔輸送層を形成した。
Figure 2009120610
上記正孔輸送層の上部に公知の青色リン光ホストである下記構造式のCBPと本発明の化合物2とを重量比98:2で同時に蒸着して300Åの厚さに発光層を形成した。
Figure 2009120610
次いで、上記発光層の上部に電子輸送層としてAlqを300Åの厚さに蒸着した後、この電子輸送層の上部にハロゲン化アルカリ金属である電子注入層としてLiFを10Åの厚さに蒸着し、Alを3000Å(陰極電極)の厚さに真空蒸着してLiF/Al電極を形成することによって有機電界発光装置を製造した。
製造された有機電界発光装置のスペクトルを図2に表す。図2を参照すると、本発明による複素環化合物を含む発光層は、主発光帯が400nm〜450nmである青色系列のスペクトルを表すことがわかる。
上記有機電界発光装置は、電流密度100mA/cmで駆動電圧8.4V、発光輝度は、1,452cd/mであり、色座標は、(0.149、0.102)の高色純度の青色を表し、発光効率は、1.45cd/Aであった。
(実施例2:有機電界発光装置の製造)
発光層の形成時、ホスト化合物CBPの代わりに、下記構造式の化合物を利用したことを除いては、実施例1と同様にして有機発光装置を製作した。
Figure 2009120610
得られた装置は、電流密度100mA/cmで、駆動電圧は8.33V、発光輝度は1,763cd/mであり、色座標は、(0.147、0.084)の高色純度の青色を表し、発光効率は1.76cd/Aであった。
(実施例3:有機電界発光装置の製造)
発光層の形成時、ホスト化合物CBPの代わりに、下記化合物を利用したことを除いては、実施例1と同様にして有機発光装置を製作した。
Figure 2009120610
得られた装置は、電流密度100mA/cmで、駆動電圧8.25V、1,526cd/mの発光輝度を表し、色座標は、(0.147、0.071)の高色純度の青色を表し、発光効率は1.53cd/Aであった。
(実施例4:有機電界発光装置の製造)
発光層の形成時、下記構造式の化合物と本発明の化合物12とを重量比98:2で同時に蒸着して300Åの厚さに発光層を形成したことを除いては、実施例1と同様にして有機発光装置を製作した。
Figure 2009120610
得られた装置は、電流密度100mA/cmで、駆動電圧8.12V、1,847cd/mの発光輝度を表し、色座標は(0.147、0.071)の高色純度の青色を表し、発光効率は1.85cd/Aであった。
上記実施例1ないし4の結果を表1に表す。
Figure 2009120610
表1を参照すると、実施例1の有機電界発光装置は、CIE色座標としてNCST上の青色座標にほぼ一致する(0.14、0.07)を表すことがわかる。したがって、上記本発明の複素環化合物を青色材料を利用して製作された有機電界発光装置は、色再現範囲に優れるということが分かる。
以上、上述したように、本発明による化学式1の構造を有する化合物を発光層材料として利用した結果、高色純度の青色発光を帯びる有機電界発光装置を提供することができ、本発明の複素環化合物は、高い電気的安定性と高色純度の青色発光特性とを有しているため、これを利用すれば、色再現率に優れた有機電界発光装置、特に、ボトムエミッション型の大型装置を提供することができる。
上記した実施例は、例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これから多様な変形及び均等な他の実施例が可能である。したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想によって決定されねばならない。
本発明は、ディスプレイ関連の技術分野に適用可能である。
本発明の一実地例による有機電界発光装置の構造を示す図面である。 本発明の一実地例による有機電界発光装置の発光スペクトルを示す図面である。

Claims (7)

  1. 下記化学式1で表示される複素環化合物:
    Figure 2009120610
    式中、
    Xは、窒素、ホウ素またはリンのうちから選択され、
    Ar、Ar、Ar及びArは、それぞれ独立的に、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリール基、炭素数6ないし30の置換または非置換のアリールオキシ基、炭素数4ないし20の置換または非置換の複素環基、または炭素数6ないし20の置換または非置換の縮合多環基から選択される。
  2. 前記Ar、Ar、Ar及びArは、それぞれ独立的に、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ターフェニル基、フルオレニル基、カルバゾリル基、ピリジル基、キノリル基、またはこれらの一つ以上の水素がC1−C5の低級アルキル基、C1−C5の低級アルコキシ基、シアノ基、アミン基、フェノキシ基、フェニル基またはハロゲン基に置換されたものから選択される、請求項1に記載の複素環化合物。
  3. 前記Arと前記Arとは、同一であり、及び前記Arと前記Arとは、同一である、請求項1又は2に記載の複素環化合物。
  4. 前記Xは窒素である、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の複素環化合物。
  5. 前記化学式1は、下記化合物のうちから選択される、請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の複素環化合物:
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
    Figure 2009120610
  6. 第1電極、第2電極、及び前記第1電極と前記第2電極との間に位置する有機膜を備える有機電界発光装置において、前記有機膜が請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の複素環化合物を含む、有機電界発光装置。
  7. 前記有機膜は青色発光層である、請求項6に記載の有機電界発光装置。
JP2008289881A 2007-11-16 2008-11-12 複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置 Active JP4994344B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020070117369A KR100948853B1 (ko) 2007-11-16 2007-11-16 헤테로고리 화합물 및 이를 이용한 유기 전계 발광 장치
KR10-2007-0117369 2007-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009120610A true JP2009120610A (ja) 2009-06-04
JP4994344B2 JP4994344B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40344648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008289881A Active JP4994344B2 (ja) 2007-11-16 2008-11-12 複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7846559B2 (ja)
EP (1) EP2060574B1 (ja)
JP (1) JP4994344B2 (ja)
KR (1) KR100948853B1 (ja)
CN (1) CN101434605B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012005342A1 (en) * 2010-07-06 2012-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Novel organic compound and organic light-emitting device including the same

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100981968B1 (ko) * 2007-11-16 2010-09-13 삼성모바일디스플레이주식회사 헤테로고리 화합물 및 이를 이용한 유기 전계 발광 장치
KR101097313B1 (ko) * 2009-08-10 2011-12-23 삼성모바일디스플레이주식회사 유기 발광 소자
KR20110079197A (ko) * 2009-12-31 2011-07-07 제일모직주식회사 유기광전소자용 화합물 및 이를 포함하는 유기광전소자
KR101853875B1 (ko) 2011-06-22 2018-05-03 삼성디스플레이 주식회사 헤테로고리 화합물 및 이를 포함한 유기발광 소자
KR20130015400A (ko) 2011-08-03 2013-02-14 삼성디스플레이 주식회사 헤테로고리 화합물 및 이를 포함하는 유기 전계 발광 소자
ITMI20111518A1 (it) * 2011-08-08 2013-02-09 Eni Spa Composto coniugato fotoattivo comprendente unita' indoliche
KR101930848B1 (ko) 2011-08-11 2018-12-20 삼성디스플레이 주식회사 헤테로고리 화합물 및 이를 포함하는 유기 전계 발광 소자
KR101971198B1 (ko) 2011-10-19 2019-04-23 삼성디스플레이 주식회사 헤테로시클릭 화합물, 이를 포함하는 유기 발광 소자 및 평판 표시 장치
KR20130048634A (ko) * 2011-11-02 2013-05-10 삼성디스플레이 주식회사 축합환 화합물 및 이를 포함한 유기 발광 소자
CN104203941B (zh) 2012-07-13 2017-03-01 株式会社Lg化学 杂环化合物及包含其的有机电子装置
WO2014203541A1 (ja) * 2013-06-19 2014-12-24 三井化学株式会社 芳香族アミン誘導体及び有機エレクトロルミネッセンス素子
WO2016107459A1 (en) 2014-12-29 2016-07-07 Dow Global Technologies Llc Compositions with 2, 3-disubstituted indoles as charge transport materials, and display devices fabricated therefrom
US10810929B2 (en) * 2015-11-04 2020-10-20 Sumitomo Chemical Company, Limited Method for driving light emitting element and light emitting device
CN111153822B (zh) * 2020-01-08 2021-07-20 北京航空航天大学 苯酰基修饰的聚集诱导发光型苯胺齐聚物及其制备方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3530825A1 (de) 1985-08-29 1987-03-05 Boehringer Mannheim Gmbh Neue benzodipyrrole, verfahren zu ihrer herstellung und diese verbindungen enthaltende arzneimittel
US4916711A (en) * 1988-09-29 1990-04-10 Boyer Joseph H Lasing compositions and methods for using the same
EP0673979B1 (de) 1994-03-25 2000-08-30 Ciba SC Holding AG Cyaniminogruppen enthaltende Fluoreszenzfarbstoffe
JP4017533B2 (ja) 2003-01-29 2007-12-05 Jfeケミカル株式会社 ベンゾジイミダゾール化合物およびその製造方法
DE10313701A1 (de) * 2003-03-27 2004-10-07 Clariant Gmbh Heterocyclische Farbmittel auf Basis von Benzodipyrrolen
DE102005023437A1 (de) 2005-05-20 2006-11-30 Merck Patent Gmbh Verbindungen für organische elektronische Vorrichtungen
JP2007088222A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Konica Minolta Holdings Inc 有機半導体材料、有機半導体膜、有機半導体デバイス及び有機薄膜トランジスタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012005342A1 (en) * 2010-07-06 2012-01-12 Canon Kabushiki Kaisha Novel organic compound and organic light-emitting device including the same
JP2012017272A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Canon Inc 新規有機化合物およびそれを有する有機発光素子

Also Published As

Publication number Publication date
EP2060574B1 (en) 2011-08-17
CN101434605A (zh) 2009-05-20
KR100948853B1 (ko) 2010-03-22
EP2060574A1 (en) 2009-05-20
CN101434605B (zh) 2013-07-17
US7846559B2 (en) 2010-12-07
JP4994344B2 (ja) 2012-08-08
KR20090050757A (ko) 2009-05-20
US20090128013A1 (en) 2009-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4994344B2 (ja) 複素環化合物及びそれを利用した有機電界発光装置
KR101996649B1 (ko) 피렌 유도체 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
TWI504596B (zh) 有機硒材料及其在有機發光裝置中之用途
KR101663527B1 (ko) 신규한 유기발광화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
KR101983991B1 (ko) 축합아릴 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
JP5211104B2 (ja) 有機発光素子
KR101771531B1 (ko) 스피로 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
TWI421242B (zh) 雜環化合物及包含彼之有機電致發光裝置
KR101792175B1 (ko) 스피로 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
CN106883205B (zh) 新型化合物及包含它的有机发光元件
KR101833759B1 (ko) 신규한 스파이로 타입의 유기화합물
JP5345485B2 (ja) フルオレン化合物及びこれを利用した有機電界発光装置
JP2006176520A (ja) 有機電界発光素子用トリアリールアミン系化合物とその製造方法,および有機電界発光素子
KR101794557B1 (ko) 아민계 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
KR101749943B1 (ko) 유기발광 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
JP2023501966A (ja) 有機化合物、それを含む有機発光ダイオード、及び該有機発光ダイオードを含む表示装置
KR102448875B1 (ko) 신규한 화합물 및 이를 포함하는 유기발광소자
KR20100007639A (ko) 신규한 페닐-플루오렌 유도체 및 이를 포함하는 유기전계발광 소자
KR20170075645A (ko) 신규한 유기화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
KR20090117078A (ko) 플루오렌계 발광 물질을 포함하는 유기전계발광소자
KR100981968B1 (ko) 헤테로고리 화합물 및 이를 이용한 유기 전계 발광 장치
KR20150095208A (ko) 신규한 정공주입·정공수송 화합물 및 이를 포함하는 유기발광소자
KR20150114658A (ko) 유기발광 화합물 및 이를 포함하는 유기전계발광소자
JP2023501280A (ja) 有機化合物、それを含む有機発光ダイオード、及び該有機発光ダイオードを含む表示装置
KR101779914B1 (ko) 나프탈렌 유도체 및 이를 포함하는 유기전계발광소자

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120508

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4994344

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250