JP2009119980A - ワイパ装置制御方法及びワイパ制御装置 - Google Patents

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JP2009119980A JP2007294784A JP2007294784A JP2009119980A JP 2009119980 A JP2009119980 A JP 2009119980A JP 2007294784 A JP2007294784 A JP 2007294784A JP 2007294784 A JP2007294784 A JP 2007294784A JP 2009119980 A JP2009119980 A JP 2009119980A
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俊之 天笠
Takashi Kondo
崇 近藤
Toru Namiki
徹 波木
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    • B60S1/0814Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven using several drive motors; motor synchronisation circuits

Abstract

【課題】車載LANシステムに通信異常が生じた場合であっても、ワイパ装置の動作を維持し、通信異常時における運転者の視界を確保する。
【解決手段】ワイパ装置1は、モータ3aによって駆動されるワイパブレード2aと、モータ3bによって駆動されるワイパブレード2bとを備える。モータ3a,3bは、それぞれ制御マイコン5a,5bによって駆動制御される。制御マイコン5a,5b間は通信線7にて接続されている。制御マイコン5a,5bは、ブレード2a,2bの位置情報を通信線7を介して交換しつつ、双方のブレードの位置関係に基づいて、モータ3a,3bを同期駆動する。車載LAN8の通信状態に異常が発生したときは、ワイパスイッチ9に直結されたスイッチ信号線10を介してワイパスイッチ9の設定状態を把握し、通信異常時のワイパ停止を防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ワイパ装置の制御技術に関し、特に、対向払拭型のワイパ装置におけるモータ間通信異常時の制御技術に関する。
近年、自動車等の車両用ワイパ装置、特に対向払拭型(オポジットタイプ)のワイパ装置では、特開平11−301409号公報のように、運転席側と助手席側の各ワイパアームを個別にモータ駆動する方式が採用されている。このようなワイパ装置では、左右のワイパブレード(以下、適宜ブレードと略記する)が払拭面上で干渉しないように、各ブレードの位置角度を見ながらモータを個別に制御している。例えば前記公報の装置では、ワイパ制御装置にて左右のブレードの位置角度が常時監視されている。両ブレード間には予め目標角度差が設定され、互いに他方のブレードの位置角度を参照しつつ、目標角度差と実測角度差との差が小さくなるように左右のモータが個別に速度制御される。
図3は、このようなワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。図3のワイパ装置51は、運転席側と助手席側のワイパブレードを対向配置したいわゆる対向払拭型の構成となっている。運転者側(以下、DR側と略記する)のブレード52aと助手席側(以下、AS側と略記する)のブレード52bは、フロントガラスの両端側に設定された上反転位置とフロントガラスの下端中央部に設定された下反転位置との間で対向的に払拭作動を行う。DR側とAS側にはそれぞれDR側モータ53aとAS側モータ53bが別個に設けられている。
モータ53a,53bは、モータユニット54a,54b内に収容されている。モータユニット54a,54b内には、モータ回転角度に比例しブレード移動量を示す相対位置信号(回転信号)や、ブレード位置を示す絶対位置信号を出力するセンサが設けられている。モータユニット54a,54bにはさらに、制御マイコン55a,55bが配設されている。制御マイコン55a,55bは、ユニット内のセンサ出力信号に基づいて、ブレード52a,52bの位置情報(現在位置)を算出する。制御マイコン55a,55bは、絶対位置信号が得られた後の相対位置信号のパルス数をカウントすることにより、ブレード52a,52bの現在位置を認識する。
DR側のモータユニット54aは、車体側の制御装置であるECU56に接続されている。ECU56からモータユニット54aに対しては、車載LAN58を介して、ワイパスイッチのON/OFFやLO,HI,INTなどのスイッチ情報等が入力される。モータユニット54a,54b同士の間は通信線57にて接続されている。両ユニット54a,54bの制御マイコン55a,55bは、通信線57を介して、互いのブレード位置の情報を交換し合っている。制御マイコン55a,55bは、上下反転位置にてモータ53a,53bを正逆転制御してブレード52a,52bを往復払拭動作させると共に、自身と相手側のブレード位置情報に基づき、両ブレード52a,52b同士が干渉したり、角度差が拡大したりしないようにモータ53a,53bを同期制御する。
特開平11-321569号公報 特開平11-301417号公報
しかしながら、このように車載LANからのスイッチ情報を受信して動作するワイパ装置では、LANシステムにて通信異常が発生した場合、ワイパ装置を駆動することができなくなるという問題があった。特に、ワイパ動作中に通信異常が生じると、動作中にワイパブレードが突然停止するため、ユーザが予測できない状態でワイパが停止するおそれがあり、その対策が求められていた。
本発明の目的は、車載LANシステムに通信異常が生じた場合であっても、ワイパ装置の動作を維持し、運転者の視界を確保することにある。
本発明のワイパ装置の制御方法は、第1制御回路によって駆動制御される第1モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1制御回路と通信線を介して接続された第2制御回路によって駆動制御される第2モータと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを備えてなり、ワイパスイッチの設定状態に応じて前記第1及び第2ワイパブレードの動作制御が行われる車両用ワイパ装置の制御方法であって、前記第1制御回路は、前記ワイパスイッチの設定状態を含む車両側からの制御情報を伝送する車両情報通信線と、前記ワイパスイッチに直接接続されたスイッチ信号線と接続されると共に、該第1制御回路は、前記車両情報通信線の通信状態が正常なときは、前記車両情報通信線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したときは、前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記第1制御回路及び第2制御回路によって前記第1モータ及び第2モータを駆動制御することを特徴とする。
本発明にあっては、車両情報通信線に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチの設定状態の取得経路を変更し、ワイパスイッチに直結されたスイッチ信号線を介してワイパスイッチの設定状態を把握する。このため、通信異常時においても、第1制御回路は、ワイパスイッチの状態を知ることができ、従来のワイパ装置のように、車両情報通信線の異常によりワイパ装置が駆動不能に陥ることがない。
本発明のワイパ制御装置は、第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを備えてなり、ワイパスイッチの設定状態に応じて前記第1及び第2ワイパブレードの動作制御が行われる車両用ワイパ装置の制御装置であって、前記制御装置に、前記ワイパスイッチの設定状態を含む車両側からの制御情報を伝送する車両情報通信線と、前記ワイパスイッチに直接接続されたスイッチ信号線と、前記車両情報通信線及び前記スイッチ信号線と接続され、前記第1モータの駆動制御を行う第1制御回路と、前記第1制御回路と通信線を介して接続され、前記第2モータの駆動制御を行う第2制御回路とを備え、前記第1制御回路は、前記車両情報通信線の通信状態が正常なときは、前記車両情報通信線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したときは、前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得して、前記第1制御回路及び第2制御回路によって前記第1モータ及び第2モータを駆動制御することを特徴とする。
本発明にあっては、第1制御回路は、車両情報通信線に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチの設定状態の取得経路を変更し、ワイパスイッチに直結されたスイッチ信号線を介してワイパスイッチの設定状態を把握する。このため、第1制御回路は、通信異常時においてもワイパスイッチの状態を知ることができ、従来のワイパ装置のように、車両情報通信線の異常によりワイパ装置が駆動不能に陥ることがない。
前記ワイパ制御装置において、前記第1制御回路に、前記スイッチ信号線と接続され前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態が入力されるスイッチ信号入力部と、前記車両情報通信線の通信状態を検出する通信状態検出部と、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したとき、前記ワイパスイッチの設定状態を取得する経路を前記車両情報通信線から前記スイッチ信号線に切り替えるスイッチ情報入力切替部とを設けても良い。
本発明のワイパ装置制御方法によれば、車両情報通信線に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチの設定状態の取得経路を変更し、ワイパスイッチに直結されたスイッチ信号線を介してワイパスイッチの設定状態を把握するので、通信異常時においても、ワイパスイッチの状態を知ることができる。このため、従来のワイパ装置のように、車両情報通信線の異常によりワイパ装置が駆動不能に陥ることがなく、通信異常時においてもワイパ装置の払拭動作を維持することが可能となる。従って、通信異常時における車両搭乗者の視界を確保することができ、安全性の向上を図ることが可能となる。
本発明のワイパ装置制御装置によれば、車両情報通信線に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチの設定状態の取得経路を変更し、ワイパスイッチに直結されたスイッチ信号線を介してワイパスイッチの設定状態を把握する制御回路を設けたので、当該制御装置は、通信異常時においてもワイパスイッチの状態を知ることができる。このため、従来のワイパ装置のように、車両情報通信線の異常によりワイパ装置が駆動不能に陥ることがなく、通信異常時においてもワイパ装置の払拭動作を維持することが可能となる。従って、通信異常時における車両搭乗者の視界を確保することができ、安全性の向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である制御方法・制御装置によって駆動されるワイパ装置の全体構成を示す説明図である。図1のワイパ装置1は、運転者側(以下、DR側と略記する)と助手席側(以下、AS側と略記する)のワイパブレード2a(第1ワイパブレード),2b(第2ワイパブレード)とを対向配置したいわゆる対向払拭型のワイパ装置となっている。DR側とAS側にはそれぞれDR側モータ(第1モータ)3aとAS側モータ(第2モータ)3b(以下、モータ3a,3bと略記する)が別個に設けられている。ブレード2a,2bは、モータ3a,3bによって駆動され、フロントガラスの両端側に設定された上反転位置とフロントガラスの下端中央部に設定された下反転位置との間で対向的に払拭作動を行う。なお、符号における「a,b」は、それぞれDR側とAS側に関連する部材や部分であることを示している。
ブレード2a,2bには図示しないブレードラバー部材が取り付けられており、このラバー部材を車両のフロントガラス上に密着させて移動させることにより、図1に破線にて示した払拭領域11a,11bに存在する水滴等が払拭される。ブレード2a,2bは、ワイパ軸12a,12bの先端に固定されるワイパアーム13a,13bに支持されており、モータ3a,3bを駆動源とする駆動系14a,14bによって、左右に揺動運動を行う。駆動系14a,14bは、モータ3a,3bと、クランクアーム15a,15b、連結ロッド16a,16b、駆動レバー17a,17b及びワイパアーム13a,13bからなるリンク機構から構成されている。
ワイパアーム13a,13bが固定されたワイパ軸12a,12bにはさらに、駆動レバー17a,17bが取り付けられている。駆動レバー17a,17bの端部には連結ロッド16a,16bが取り付けられている。連結ロッド16a,16bの他端側は、モータ3a,3bの出力軸18a,18bに固定されたクランクアーム15a,15bの先端部に接続されている。モータ3a,3bが駆動され出力軸18a,18bが回転すると、クランクアーム15a,15bが回転し、この動きが連結ロッド16a,16bを介して駆動レバー17a,17bへと伝達される。これにより、モータ3a,3bの回転運動がワイパアーム13a,13bの揺動運動に変換され、ブレード2a,2bが上下反転位置間にて往復動する。
モータ3a,3bはモータユニット4a,4b内に収容されており、モータユニット4a,4b内には、モータ回転角度に比例しブレード移動量を示す相対位置信号(モータパルス)や、特定のブレード位置を示す絶対位置信号を出力するセンサ(図示せず)が設けられている。モータユニット4a,4bにはさらに、センサ出力信号に基づいてブレード2a,2bの位置情報を算出する制御マイコン5a(第1制御回路),5b(第2制御回路)が配設されている。DR側のモータユニット4aは、車体側の制御装置であるECU6と車載LAN8(車両情報通信線)を介して接続されている。ECU6からモータユニット4aに対しては、ワイパスイッチのON/OFFや、Lo,Hi,INT(間欠作動)などのスイッチ情報や車速情報などが入力される。モータユニット4a,4b同士の間は通信線7にて接続されており、ECU6に接続されたモータ3aがマスタ側となり、通信線7にてモータ3aと接続されたモータ3bがスレーブ側となって両モータの制御が行われる。
両ユニット4a,4bの制御マイコン5a,5bは、通信線7を介して相手方のブレード位置情報を取得する。ここで、前述の相対位置信号はモータの回転に伴って発生するパルス信号であり、モータの回転角度に比例したパルス数が出力される。一方、絶対位置信号はブレード2a,2bが下反転位置に来たときに発せられる単発信号である。モータ3a,3bの回転数と出力軸18a,18bの回転数は減速比に基づく一定関係にあることから、パルス数によって出力軸18a,18bの回転角度を算出することができる。一方、出力軸18a,18bの回転角度とブレード2a,2bの移動角度は、駆動系14a,14bのリンク機構に基づき一定の相関関係を有している。従って、相対位置信号のパルス数を積算することでブレード2a,2bの移動角度を知ることができる。
そこで、制御マイコン5a,5bは、下反転位置を示す絶対位置信号とパルス数の組み合わせによって、ブレード2a,2bの現在位置を検出する。制御マイコン5a,5bは、この位置情報を通信線7を介して交換しつつ、双方のブレードの位置関係に基づいて、モータ3a,3bを同期制御する。すなわち、制御マイコン5a,5bは、まず、自身の側のブレード位置に基づきモータ3a,3bを正逆転制御する。これにより、ブレード2a,2bが上下反転位置間で往復払拭動作を行う。同時に制御マイコン5a,5bは、両ブレード2a,2bのブレード位置情報に基づいてモータ3a,3bを制御し、ブレード同士が干渉したり、角度差が拡大したりしないようにワイパ装置1を制御する。
図2は、ワイパ装置1の制御系の構成を示すブロック図である。制御マイコン5a,5bは、CPU21a,21bと、データ送受信部22a,22bが設けられている。制御マイコン5aは、車載LAN8を介してECU6と接続されており、ECU6からワイパスイッチ9の設定状態(ON/OFFや、Lo,Hi,INT等の動作モード設定)を示すワイパスイッチ情報が入力される。また、制御マイコン5aには、ワイパスイッチ9のスイッチ信号が直接入力されるスイッチ信号入力部23aが設けられている。スイッチ信号入力部23aは、スイッチ信号線10(以下、信号線10と略記する)を介してワイパスイッチ9と接続されており、ワイパスイッチ9のON/OFFを示すスイッチ信号(ワイパスイッチ情報)が車載LAN8を経由することなく、直接入力される。
CPU21a,21bは中央演算処理装置であり、ここでは、ECU6と接続されたCPU21aがマスタ側、CPU21bがスレーブ側となっている。CPU21a,21bは、データ送受信部22a,22bを介して通信線7に接続されており、それらを通じて位置情報や動作指示を互いにやり取りしている。マスタ側のCPU21aは、ワイパスイッチ9の状態に従って、制御マイコン5bからのブレード2bの位置情報や自ら(ブレード2a)の位置情報に基づいてモータ3aの動作を制御する。スレーブ側のCPU21bは、制御マイコン5aからの指示に従って、制御マイコン5aからのブレード2aの位置情報や自ら(ブレード2b)の位置情報に基づいてモータ3bの動作を制御する。
CPU21a,21bにはそれぞれ、モータ駆動制御部31a,31bと、駆動制御演算部32a,32bが設けられている。駆動制御演算部32a,32bは、モータ3a,3bからの相対位置信号や絶対位置信号等を検出し、現在のブレード位置や両ブレードの位置関係、モータ速度、負荷、ワイパスイッチ情報などに基づいて、モータ3a,3bの制御形態を演算する。モータ駆動制御部31a,31bは、駆動制御演算部32a,32bの演算結果に基づき、モータ3a,3bに対し回転方向やDuty等を指示し、ブレード2a,2bを上下反転位置間で適宜動作させる。
一方、CPU21aにはさらに、車載LAN8の通信状態を検出するLAN通信状態検出部33aが設けられている。LAN通信状態検出部33aは、車載LAN8の通信状態を常時監視しており、通信が途絶したり、異常信号が入力されたりしていないかをチェックしている。また、CPU21aには、車載LAN8に通信異常が発生したとき、ワイパスイッチ情報の取得経路を切り替えるスイッチ情報入力切替部34aが設けられている。スイッチ情報入力切替部34aは、LAN通信状態検出部33aにて車載LAN8の通信異常が検知されると、ワイパスイッチ情報の入力チャンネルを、車載LAN8から信号線10経由に切り替える。すなわち、CPU21aは、車載LAN8に通信異常が生じた場合には、信号線10を介してワイパスイッチ9のスイッチ信号を直接取り込む。
このような構成を備えたワイパ装置1では、車載LAN8に通信異常が生じた場合、次のような処理が行われる。前述のように、車載LAN8の通信状態は、制御マイコン5aのLAN通信状態検出部33aにて常時監視されている。CPU21aは、車載LAN8の通信が正常に行われている場合には、車載LAN8を介して取得したワイパスイッチ情報を使用し、モータ間通信による通常のDR,AS同期制御を実行する。この場合、信号線10から得られるワイパスイッチ情報(ワイパスイッチ9のスイッチ信号)は使用しない。
これに対し、車載LAN8の通信状態に異常がある場合、例えば、車載LAN8の断線により通信が全く途絶えていたり、異常なデータが送信されていたりする場合には、通信異常処理が実行される。この通信異常処理は、スイッチ情報入力切替部34aにて実行され、ワイパスイッチ情報の入力チャンネルが、車載LAN8から信号線10経由に切り替えられる。すなわち、LAN通信状態検出部33aが車載LAN8の異常発生を検知すると、スイッチ情報入力切替部34aは、信号線10経由にてスイッチ信号を直接取得する。そして、駆動制御演算部32a,32bは、車載LAN8経由のワイパスイッチ情報の使用を中止し、信号線10から直接取得したワイパスイッチ情報をワイパ装置1の駆動制御に使用する。
この場合、通信異常時の緊急避難としては、ワイパスイッチ9のON/OFF状態が最低限把握できれば足りる。このため、当該制御では、車載LAN8の通信異常時は、スイッチ信号からワイパスイッチ9のON/OFFのみを把握し、ワイパ装置としての機能を限定して対応する。つまり、通信異常が検知され、信号線10経由のスイッチ信号によってワイパスイッチ9のONが確認された場合には、ワイパスイッチ9の状態に関わらず、一定の状態(例えば、Lo払拭)のみを実行する。これにより、車載LAN8に通信異常が生じても、最低限の払拭機能は確保される。
このように、本発明による制御処理では、車載LAN8に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチ情報の取得経路を変更し、ワイパスイッチ9に直結された信号線10を介してワイパスイッチ9の設定状態を把握する。このため、車載LAN異常時においても、制御マイコン5aは、ワイパスイッチ9の状態を知ることができ、従来のワイパ装置のように、車載LAN8の異常によりワイパ装置が駆動不能に陥ることがない。すなわち、車載LAN異常時においても、ワイパ装置1の払拭動作が可能となり、運転者の視界を確保することが可能となる。特に、ワイパ動作中に通信異常が生じた場合においても、スイッチ情報入力切替部34aによって車載LAN8からスイッチ信号線10に切り替えられるため、動作中にワイパブレードが突然停止することがなく、スイッチ信号線10から送られるスイッチ状態を確認しながら、モータ3a,3b間に接続された通信線7を用いてお互いのモータ情報を用いてワイパ装置の払拭制御を行うことができる。また、ユーザが予測できない状態でのワイパ停止を避けることができるだけでなく、モータ3a,3b間のワイパ装置の制御は通信異常時前と同様にワイパブレードを干渉させることなく、安全性の向上も図られる。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施例では、車載LAN8に通信異常が発生した場合、ワイパスイッチ情報の入力チャンネルを切り替えて所定の動作(前述の例ではLo払拭)のみを実行させるようにしているが、通信異常時の動作は、前述のLo払拭には限定されず、Hi払拭やINT払拭を適用しても良い。また、信号線10経由のスイッチ信号にワイパスイッチ9の動作モード設定を含ませ、通信異常時もワイパスイッチ9の設定状態通りの動作を実行させるようにしても良い。また、通信異常発生時には、警告灯や音声、ブザー、モニタ表示等により、運転者にその旨を知らせるようにしても良い。
本発明の一実施例である制御方法・制御装置によって駆動されるワイパ装置の全体構成を示す説明図である。 図1のワイパ装置における制御系の構成を示すブロック図である。 対向払拭型のワイパ装置のシステム構成を示す説明図である。
符号の説明
1 ワイパ装置
2a,2b ブレード
3a,3b モータ
4a,4b モータユニット
5a,5b 制御マイコン
6 ECU
7 通信線
8 車載LAN(車両情報通信線)
9 ワイパスイッチ
10 スイッチ信号線
11a,11b 払拭領域
12a,12b ワイパ軸
13a,13b ワイパアーム
14a,14b 駆動系
15a,15b クランクアーム
16a,16b 連結ロッド
17a,17b 駆動レバー
18a,18b 出力軸
21a,21b CPU
22a,22b データ送受信部
23a スイッチ信号入力部
31a,31b モータ駆動制御部
32a,32b 駆動制御演算部
33a LAN通信状態検出部
34a スイッチ情報入力切替部
51 ワイパ装置
52a,52b ワイパブレード
53a DR側モータ
53b AS側モータ
54a,54b モータユニット
55a,55b 制御マイコン
56 ECU
57 通信線

Claims (3)

  1. 第1制御回路によって駆動制御される第1モータと、前記第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、前記第1制御回路と通信線を介して接続された第2制御回路によって駆動制御される第2モータと、前記第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを備えてなり、ワイパスイッチの設定状態に応じて前記第1及び第2ワイパブレードの動作制御が行われる車両用ワイパ装置の制御方法であって、
    前記第1制御回路は、前記ワイパスイッチの設定状態を含む車両側からの制御情報を伝送する車両情報通信線と、前記ワイパスイッチに直接接続されたスイッチ信号線と接続されると共に、該第1制御回路は、前記車両情報通信線の通信状態が正常なときは、前記車両情報通信線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したときは、前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記第1制御回路及び第2制御回路によって前記第1モータ及び第2モータを駆動制御することを特徴とするワイパ装置制御方法。
  2. 第1モータによって駆動される第1ワイパブレードと、第2モータによって駆動される第2ワイパブレードとを備えてなり、ワイパスイッチの設定状態に応じて前記第1及び第2ワイパブレードの動作制御が行われる車両用ワイパ装置の制御装置であって、
    前記制御装置は、
    前記ワイパスイッチの設定状態を含む車両側からの制御情報を伝送する車両情報通信線と、
    前記ワイパスイッチに直接接続されたスイッチ信号線と、
    前記車両情報通信線及び前記スイッチ信号線と接続され、前記第1モータの駆動制御を行う第1制御回路と、
    前記第1制御回路と通信線を介して接続され、前記第2モータの駆動制御を行う第2制御回路とを備え、
    前記第1制御回路は、前記車両情報通信線の通信状態が正常なときは、前記車両情報通信線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得し、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したときは、前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態を取得して、前記第1制御回路及び第2制御回路によって前記第1モータ及び第2モータを駆動制御することを特徴とするワイパ制御装置。
  3. 請求項2記載のワイパ制御装置において、前記第1制御回路は、前記スイッチ信号線と接続され前記スイッチ信号線を介して前記ワイパスイッチの設定状態が入力されるスイッチ信号入力部と、前記車両情報通信線の通信状態を検出する通信状態検出部と、前記車両情報通信線の通信状態に異常が発生したとき、前記ワイパスイッチの設定状態を取得する経路を前記車両情報通信線から前記スイッチ信号線に切り替えるスイッチ情報入力切替部とを有することを特徴とするワイパ制御装置。
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