JP2009119684A - Pc床版等の成形型枠 - Google Patents
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Abstract
【課題】周辺枠に設けた窓を長孔を開けた支持面板に、鉄筋間隔に収まる中間添板と鉄筋の通孔をあけた上添板及び下添板を重ねた窓埋板で閉塞させることにより、鉄筋の間隔が変れば之に応じて添板を変えると、支持面板は共用することができるPC床版等の製造型枠を提供すること。
【解決手段】型枠Aの内部に鉄筋4をその一部が周辺枠2、3より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、この型枠の周辺枠は、上記鉄筋の張り出す部分を窓5として、この窓5を、等配置の鉄筋の最大間隔のものに合う長孔12を複数形成した支持面板6に、等配置の鉄筋の各種の間隔に合う幅に形成した中間添板7と、この中間添板の上下に配して内縁側にそれぞれ鉄筋を通す孔14をあけた上添板8と下添板9を重ねた窓埋板10で閉塞させたこと。
【選択図】図2
【解決手段】型枠Aの内部に鉄筋4をその一部が周辺枠2、3より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、この型枠の周辺枠は、上記鉄筋の張り出す部分を窓5として、この窓5を、等配置の鉄筋の最大間隔のものに合う長孔12を複数形成した支持面板6に、等配置の鉄筋の各種の間隔に合う幅に形成した中間添板7と、この中間添板の上下に配して内縁側にそれぞれ鉄筋を通す孔14をあけた上添板8と下添板9を重ねた窓埋板10で閉塞させたこと。
【選択図】図2
Description
本発明は、版体の周辺から鉄筋の一部が張り出す例えばPC床版等を製造する型枠に関する。
従来、張出筋を有するPC床版等のコンクリート製品を成形する型枠として、型枠の内部に鉄筋をその一部が側枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、この型枠の側枠は鉄筋の張出筋を外に出す部分を窓として、この窓から張出筋を外へ張り出させ、その後、張出筋に合わせて切込を設けた当板を窓に当ててこれを閉じ、張出筋が外へ出る側枠を構成させるものは知られている。(例えば、特許文献1参照)
特開平10−166348号公報
しかしながら、側枠の張出筋を外に出す部分を窓として、この窓を張出筋に合わせて切込を設けた当板で閉じる場合は、製品に応じて張出筋の間隔が変わると、その都度、当板を作り直さなければならない問題点があった。
本発明は前記問題点を解消し、周辺枠に設けた窓を長孔を開けた支持面板に、鉄筋間隔に収まる中間添板と鉄筋の通孔をあけた上添板及び下添板を重ねた窓埋板で閉塞させることで、鉄筋の間隔が変れば之に応じて添板を変えるだけで、支持面板は共用することができるPC床版等の製造型枠を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため本発明に係るPC床版等の成形型枠は、下記の構成を採用することを特徴とする。
請求項1に係る発明は、型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、この型枠の周辺枠は、上記鉄筋の張り出す部分を窓として、この窓を、等配置の鉄筋の最大間隔のものに合う長孔を複数形成した支持面板に、等配置の鉄筋の各種の間隔に合う幅に形成した中間添板と、この中間添板の上下に配して内縁側にそれぞれ鉄筋の通孔をあけた上添板と下添板を重ねた窓埋板で閉塞させたこと。
請求項2に係る発明は、上記窓埋板における上添板と下添板は支持面板へ取り付けられ、中間添板は支持面板へ添え付けられて、外部からの引っ張りで支持面板に固定されるようにしてあること。
請求項3に係る発明は、型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、上記周辺枠の外側に、各鉄筋の張出部がループをなす場合、その下部を受ける受材を、所要の間隔で周辺枠に支持させた複数の昇降軸に定着し、これら昇降軸にはそれぞれ楔、カム等の昇降手段を連係させてあること。
請求項4に係る発明は、上記鉄筋の張出部が複数の並列する直筋である場合、各張出部の下側を受ける複数の受材を、所要の間隔で周辺枠に支持される複数の昇降軸に定着し、これら昇降軸にそれぞれ楔、カム等の昇降手段を連係させてあること。
請求項5に係る発明は、型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、上記周辺枠の外側に、各鉄筋の張り出し寸法を揃える定規を、基端を枢軸で周辺枠へ取り付けた回動腕に支持させて設け、この定規を不用時は上方へ退避させ、使用時はストッパーで計寸位置に保持させること。
請求項1に係る発明によれば、周辺枠の窓を、長孔を開けた支持面板に鉄筋の間隔に収まる中間添板と、鉄筋の通孔を開けた上下の添板を重ねた窓埋板で閉塞させるので、支持面板の長孔より間隔が狭い複数の鉄筋は、その間隔に合わせた中間添板と鉄筋の通孔を開けた上下の添板を安価で加工し安い合板等で形成するだけで、材料費や製作費が高く付く支持面板は総てに共用して窓埋板を構成することができ、経費及び資材の節減が図れる。
請求項2に係る発明によれば、支持面板を周辺枠の窓の内側に止め、中間添板を上下の鉄筋の間に倒して置いて、鉄筋の張出部を支持面板の長孔から外へ出し、倒して置いた中間添板を支持面板に添え付けると、周辺枠の窓が簡単に確実に閉塞されるから、中間添板を引っ張ることで固定してコンクリートの打設により製品の成形を行い、成形を終って脱型するときは、中間添板の引っ張りを解けば中間添板と支持面板は製品に伴われて型枠から離れ、製品よりの離脱も容易に行われる。
請求項3に係る発明によれば、ループをなす鉄筋の張出部の下部を受材に支持させて置いて、鉄筋をインサート位置へ移すときは、楔、カム等で昇降軸を規定寸法だけ上昇させると、受材が張出部を押し上げて鉄筋を定盤上からインサート位置へ移し、この位置に保持することが容易確実にできる。
請求項4に係る発明によれば、複数の直筋が並列するそれぞれの張出部を受材に支持させて置いて、鉄筋をインサート位置へ移すときは、楔、カム等で昇降軸を規定寸法だけ上昇させると、各受材の連動した複数の張出部の押し上げで鉄筋をインサート位置へ移してここ保持することが容易確実にできる。
請求項5に係る発明によれば、不用時は回動腕を起こして上方に退避させることで作業の妨げにならないようにした定規を、必要時は回動腕を倒して鉄筋の張出部に対応させ、張出部の出っ張るものを引っ込ませて全部の張出部が定規へ当たるようにすることで、鉄筋揃えを容易確実に行える。
以下に本発明に係るPC床版等の成形型枠の実施形態を図面に付いて説明する。
図1において符号Aは、版体製品の周辺から鉄筋の一部が張り出す例えばPC床版等を製造する型枠を示す。この型枠Aは、定盤1と、この定盤1上に成形空間を形成する周辺枠、即ち、製品が方形床版の場合は、側枠2、2及び妻枠3、3で形成して、側枠2、2及び妻枠3、3と定盤1との接合は、コッター、ねじ、クランプによる締め付けや押し付けにより行うものであり、外形が同じで厚さが異なる複数種の製品を成形する場合には、図面及び説明は省略したが、周辺枠を上げ下げすることで成形空間の深さを加減し、製品の厚さの変化に対応するものである。
上記、側枠2、2及び妻枠3、3は、製品にインサートする鉄筋4の一部を外側に張り出させる部分を窓5とし、この窓5から鉄筋4の一部分の張出部4aを外へ出すから、窓5は鉄筋4の張出部4a以外は開放することになるので、この開放する部分を閉塞する窓埋めが必要である。
尚、型枠Aの側枠2、2及び妻枠3、3に対する本発明の実施態様はほぼ同一であるので、以後、側枠2、2についてのみ説明し、妻枠3、3についてはこれに実施する場合についてのみ説明する。
上記窓埋めには、図2及び図6(a)〜(d)に示す通り窓5の内側に当てて、周囲を窓縁5aに支持させることで、コンクリートの充填圧を受けさせる支持面板6の内側に、鉄筋4の間に収まる幅に形成した中間添板7と、この中間添板7の上下に配置する上添板8と下添板9を重ねて構成した窓埋板10を用いる。
上記窓埋板10の支持面板6は、上記窓5が側枠2に所定の間隔で取り付けた縦リブ11によって幾つかに区分されるので、図3、図4に示す通り1区分に合わせた形状に形成して、鉄筋4の張出部4aを通す長孔12を複数開けてあり、この長孔12は同じ配筋で間隔が相違する複数種類もの鉄筋4の総てに対応させるため、その中の最大間隔の鉄筋4が容易に通るように形成してある。そして、隣り合う鉄筋4の間には、PC鋼線13が鉄筋4の間隔の変化に応じて位置や間隔が異なるように配置されるので、この位置や間隔の変化に応じた数のPC鋼線13を通す孔14を開け、1枚の支持面板6を複数種類の鉄筋4に共用できるようにしてある。また、この支持面板6は、作業中、窓5に密着させて置く必要があるので、外面に設けた環15に引っ張りゴム16の止鉤17を掛けて、支持面板6を窓縁5aへ引き付けて置くようにする。
中間添板7は、支持面板6の内側に添えて使用するため、強度は必要としないのでコンパネ等を用いて簡単安価に形成することができる。そして、この中間添板7は、幅を上下の鉄筋4の間隔に合わせることで、上下の鉄筋4の間へ収めると、その幅分だけ支持面板6の長孔12を閉塞させることができる。従って、間隔が異なる複数種類の鉄筋に対応するためには、その種類数だけ幅が異なる中間添板7を形成する。そして、これら中間添板7には、鉄筋4の間隔が変化すると、これに応じてPC鋼線13の数や配置も変化するので、この数や配置の変化に応じてPC鋼線13を通す孔18を開ける。更に、中間添板7は、支持面板6とは分離してこれへ添え付けられるだけであるので、支持面板6に開けた長孔12の中央部のものから外へ出るように環19を取り付け、この環19に支持面板6の環15に掛けてあった引っ張りゴム16の止鉤17を掛け変えて引っ張らせることで、中間添板7と支持面板6を窓縁5aへ引き付けて安定させるようにする。
上添板8及び下添板9は、内縁側にそれぞれ各鉄筋4が収まるU字形の孔20を形成して、これら孔20に鉄筋4を収まらせると、各々の内側縁が中間添板7の下縁と上縁に密着して、長孔12の上端及び下端と鉄筋4との間にできる隙間を閉塞させる。従って、この上添板8及び下添板9は幅が異なるものを鉄筋4の組数分を形成して、支持面板6の上部及び下部へねじ21で交換が容易なように取り付け、支持面板6と一体に扱うようにしてある。
上記構成の窓埋板10は、型枠A内に鉄筋4を収めてその一部分を側枠2の窓5から外へ張り出させる場合は、図6(b)に示す通り支持面板6を窓縁4aに当てて、引っ張りゴム16による引き付けで安定させ、鉄筋4の張出部4aの中へ図6(b)に示す通り中間添板7を置いて、側枠2を定盤1へ向って移動させる。すると、鉄筋4の張出部4aが支持面板6の長孔12から外側へ張り出すので、側枠2の下部が定盤1に当接したとき側枠2を止めて、張出部4aの間に置いた中間添板7を図6(c)に示す通り起こして、支持面板6に添え付けてから、支持面板6の環15に掛けてあった引っ張りゴム16の止鉤17を中間添板7の環19に掛け変えれば、中間添板7と支持面板6が窓縁5aへ圧接固定される。この状態では支持面板6に開けた長孔12の鉄筋4の間に位置する部分が中間添板7で閉塞され、長孔12上端及び下端と鉄筋4との隙間は、上添板8と下添板9で閉塞されて窓4を隙間なく閉ざす窓埋めが行われるから、この状態において型組みをし、成形空間へコンクリートを充填すれば、版体の周辺から鉄筋4の一部が張り出すPC床版等を成形することができる。
上記の通り成形されたPC床版等を脱型するときは、中間添板7の環19に掛けた引っ張りゴム16の止鉤17を環19から外して、妻枠3を定盤1から離れる方へ移動させると、支持面板6と中間添板7は、C床版等に付着して型枠側に残るので、PC床版等の脱型後に製品から離脱させる。
図7及び8において符号22は、鉄筋4の張出部4aを側枠2の外側で受ける受材を示す。この受材22は、側枠2とほぼ同じ長さに形成して、複数の昇降軸23を所要の間隔で貫設し、これら昇降軸23を側枠2に設けた上縁材2a及び縦リブ11に取り付けた上下の支持板24と25に支持させて、側枠2より少し離隔した位置に保持させる。そして、この受材22を鉄筋4の張出部4aを受ける高さに設定するには、昇降軸23の外周にねじ26を形成し、このねじ26に受材22を挟ませてナット27と28を螺合して、これらナット27と28を上下に移動調整する。
また、受材22は、鉄筋4が定盤1上へ置かれるとき下側の鉄筋4を受けていて、この鉄筋4を定盤1から離れたインサート位置へ移すときは、必要な寸法だけ鉄筋4を押し上げさせるものであるから、各昇降軸23の上端には、上部の支持板24に設けたスリット29に係合する楔受板30を取付けて、これら楔受板30に楔孔31を設け、該楔孔31に必要距離の押し上げが可能な斜面32と、この斜面32の低端に一致する平面部33と高端に一致する平面部34が形成された楔35を挿して、この楔35の押し引きで昇降軸23を昇降させるようにする。
尚、昇降軸23の昇降は、上記楔35によることなく、必要距離の押し上げが可能となるように偏心距離差を設定したカムを用い、このカムを正逆に回転させることでも行い得るが、このカムタイプについての図面及び詳細な説明は省略する。
上記構成の受材22は、鉄筋4が定盤1上に置かれるときは、楔受板30に設けた楔孔31に挿した楔35を引いて、斜面32の低端側の平面部33に楔孔31を係合させて置くことで、定盤1に揃う高さに保持して鉄筋4の張出部4aを受けさせて置く。しかし、鉄筋4をインサート位置へ移すときは、楔35を斜面32の高端側の平面部34が楔孔31係合するまで押し出すと、昇降軸23が楔受板30により引き上げられて、受材22を斜面32の高低差だけ引き上げるから、張出部4aを受材22に支持される鉄筋4は定盤1から離れたインサート位置に移されてここに保持される。
尚、鉄筋4は図9に示す通り妻枠3側では、複数の直筋が並列されて各妻側枠3から外へ張り出す張出部4aを有しているため、妻枠3の外側に各張出部4aごとに受材22を設ける点で上記実施形態とは異なる。しかし、各受材22を昇降軸23に支持させ、この昇降軸23にねじ26とナット27、28で受材22の位置を調整する手段、楔受板30と楔35で受材22を昇降調整する手段を付帯させる点は同一であるので、同一の部材に同一の符号を付して重複する説明は省略する。
また、妻枠3から外へ張り出す鉄筋4の張出部4aは、図9に示すように長いから、上記の通り上縁材2aに支持される受材22に支持させるだけだと先垂れするので、これを防止する受材22を、移動台36に立てた支持枠37へ妻枠3の縦リブ11へ取り付けると同様に取り付けて複数の張出部4aの先端側を支持させる。
図10、図11において符号38は、側枠2から鉄筋4の端部が張り出す張出寸法を揃える定規を示す。この定規38は、側枠2とほぼ同じ長さに形成して、基端に設けた立上部39の上端を軸40で縦リブ11へ枢着した回動腕41の先端へ、規定の張出寸法と一致するように固定する。そして、縦リブ11の回動腕41の基端の下角部41aに対応する部分には、回動腕41を倒して水平にすると、回動腕41の上記下角部41aに係合して回動腕41を水平状態に保持するストッパー42と43を設けてある。
上記構成の定規38は、回動腕41を倒して、ストッパー42と43で水平に保持させると、先端に取り付けられた定規38が鉄筋4の張出部4aに対応するから、この状態で側枠2を定盤1へ向って移動させて、定規38を張出寸法が不揃いな張出部4aへ押し付けると、定規38は出っ張る張出部4aから順次に引っ込めつゝ進んで、総ての張出部4aの張出寸法を一定に揃える作用を行うので、張出部4aが揃えられたら側枠2の移動を止めて、回動腕41を起こせば定規38は図に示す通り型枠Aの上方に退避して、作業の障害とならない。
版体製品の周辺から鉄筋の一部分が張り出す例えばPC床版等を製造するのに利用できる。
A 成形型枠
2、3 周辺枠
4 鉄筋
5 窓
6 支持面板
7 中間添板
8 上添板
9 下添板
10 窓埋板
12 長孔
14 孔
2、3 周辺枠
4 鉄筋
5 窓
6 支持面板
7 中間添板
8 上添板
9 下添板
10 窓埋板
12 長孔
14 孔
Claims (5)
- 型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、
この型枠の周辺枠は、上記鉄筋の張り出す部分を窓として、
この窓を、等配置の鉄筋の最大間隔のものに合う長孔を複数形成した支持面板に、等配置の鉄筋の各種の間隔に合う幅に形成した中間添板と、この中間添板の上下に配して内縁側にそれぞれ鉄筋の通孔をあけた上添板と下添板を重ねた窓埋板で閉塞させた
ことを特徴とするPC床版等の成形型枠。 - 上記窓埋板における上添板と下添板は支持面板へ取り付けられ、中間添板は支持面板へ添え付けられて、外部からの引っ張りで支持面板へ固定されるようにしてある
ことを特徴とする請求項1に記載のPC床版等の成形型枠。 - 型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、
上記周辺枠の外側に、各鉄筋の張出部がループをなす場合、その下部を受ける受材を、所要の間隔で周辺枠に支持させた複数の昇降軸に定着し、これら昇降軸にそれぞれ楔、カム等の昇降手段を連係させてある
ことを特徴とするPC床版等の成形型枠。 - 上記鉄筋の張出部が複数の並列する直筋である場合、各張出部の下側を受ける複数の受材を、所要の間隔で周辺枠に支持される複数の昇降軸に定着し、これら昇降軸にそれぞれ楔、カム等の昇降手段を連係させてある
ことを特徴とする請求項3に記載のPC床版等の成形型枠。 - 型枠の内部に鉄筋をその一部が周辺枠より外へ張り出すように収容して、コンクリートを打設することで、本体の周辺から接合用の鉄筋が張り出すPC床版等を成形する型枠であって、
上記周辺枠の外側に、各鉄筋の張り出し寸法を揃える定規を、基端を枢軸で周辺枠へ取り付けた回動腕に支持させて設け、この定規を不用時は上方へ退避させ、使用時はストッパーで計寸位置に保持させる
ことを特徴とするPC床版等の成形型枠。
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