JP6442358B2 - ブロック製造方法及びブロック製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、家屋の外壁、家屋の周囲の塀、法面保護用の土留擁壁、道路の舗装面などを形成するためのコンクリートブロック製品を成形するためのブロック製造方法及びブロック製造装置に関する。
従来、壁、塀などを作る際に、コンクリートブロックを使用している。これらコンクリートブロックの上下面が平坦であると、これらを積み上げて固定するには、各コンクリートブロック間に目地用生コンクリートを置いて順次に積み上げる必要がある。これらの作業にはかなりの熟練を要するが、ブロックの組積工は高齢化し、熟練工は少なくなってきている。
また、各コンクリートブロックを繋ぐには生コンクリートを多く使用しなければならないためコスト増となる。近年ではコストダウンを厳しく要求されて、ブロックの組積作業のスピードアップ、効率化がますます要望されている。施工現場がコンクリートモルタルで汚れることもブロックが使用されなくなる大きな要因となっている。
そこで、熟練を要することなくコンクリートブロックを確実、且つ容易に組積作業をすることを可能にするためにコンクリートブロックにガイドをつけることが行なわれている。
特許文献1に記載のコンクリートブロックは、図10に示すように、矩形立方体形状の前板部2と後板部3とが複数の架橋部4によって連結されており、上記各架橋部4の間に縦孔5が形成されている。コンクリートブロック1の上方部には前板部2及び後板部3の上面6より前記各架橋部4の上方部に連設して凸部7が突出するように形成されており、凸部7は、その下部直状部7aと上部テーパ部7bとからなっている。
また、前記各架橋部4の下部には、凸部7に対応する下部位置に前記凸部7に嵌合する凹所8が適数箇所に形成されている。従って、各コンクリートブロック1の積み上げ作業の際には、一つのコンクリートブロック1の凸部7に案内されて他のコンクリートブロック1の下部凹所8が案内されることになる。
また、従来、塀などに用いられるコンクリートブロックとしては図11に示すような空洞部66と貫通孔67とを設けたブロック60(横筋ブロック)が用いられている。この貫通孔67は、ブロック施工時に横方向の鉄筋(横筋)を敷設し、回りをコンクリートで被覆するための空間である。
このブロックは図12に示すようなブロック製造装置を使用し、図13に示す横筋棒25を貫通孔67を形成するための中子として用いて製造されている。
このブロック製造装置を用いるブロック製造方法については後で詳述するが、横筋棒25は横筋シリンダ26に取付けられており、この横筋シリンダ26を駆動して横筋棒25をモールドから引き抜く工程を必要とする。このため、ブロック下面の凹部としては横筋棒25を引き抜く方向の一方向に伸びる凹部(貫通孔67)しか設けることができなかった。
しかしながら、一方向、例えば左右にだけ互いにロックされたブロックでは、ブロックに前後の力が働くとブロックが互いにずれてしまい、ブロックの組積壁は弱くて危険なものになってしまう。これに対し、ブロックが多方向に向かう凹凸を有していれば、互いが前後左右にロックでき、ブロックがずれることがない組積壁を作ることが可能になる。
特許文献2には、二方向に凹凸を設けることを可能にしたブロック製造装置が記載されている。しかしながら、特許文献2に記載のブロック製造装置は横筋棒から凹部形成部材を出没させるための駆動機構が必要であり装置的には簡便なものではなく、ブロック底部に形成することができる凹凸の形状も限定されていた。
そこで、当業界では、モルタルを使用せずにコンクリートブロックをお互いに固定するブロック(これを空積みブロック、という)を、もっとも普及しているプレーンパレット(平らな鉄板)の上にブロックを製造するブロックマシンで製造できるようになることが期待されている。
特開平11−181915号公報 実開平3−57007号公報
本発明は、ブロックの底面に種々の形状の凹凸部を形成することを可能とするブロック製造方法及びブロック製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためにブロック製造装置において以下の構成を採用した。
(1)モールド内にブロック底面を成形するための底型枠を挿入する工程と、
モールド上部開口からブロック材料を落とし込む工程と、
前記ブロック材料を加圧振動させて締固めてブロック材料を成形する工程と、
成形されたブロックと前記底型枠とを分離する工程と、
前記底型枠を前記モールドから引き抜く工程と、
前記モールドからブロックを取り出す工程と、をこの順に有するブロック製造方法であって、
前記底型枠として、パレット表面をスライドすることが可能な下面を有し、上面に任意の一方向又は任意の複数の方向に向かう凸部を有する底型枠を用い、
前記の成形されたブロックと前記底型枠とを分離する工程が、成形されたブロックを保持しているモールドをブロックと一体的に上方に移動させることにより、底型枠をブロックから分離させる工程であることを特徴とするブロック製造方法。
(2)モールドと、
前記モールド下方に配置されるパレットと
前記モールド内に挿入・引き抜き可能な、ブロック底面を成形するための底型枠であって、前記パレット表面をスライド可能な下面を有し、上面に任意の一方向又は任意の複数の向に向かう凸部を有する底型枠と、
前記底型枠をモールド内に挿入し引き抜く底型枠移動装置と、
前記モールド上部開口からブロック材料を落とし込む給材箱と、
前記モールド内に落とし込んだ前記ブロック材料を上方から押圧する加圧装置と、
前記モールドを加圧振動させてモールド内の前記ブロック材料を締固める振動装置と、
前記モールドを上下動させるためのモールド昇降装置と、
を備えたことを特徴とするブロック製造装置。
本発明のブロック製造方法及びブロック製造装置を用いることによりブロックの底面に種々の形状の凹凸部を形成することができる。
本発明のブロック製造装置の実施形態の一例を示す図である。 本発明における底型枠の実施形態の一例を示す図である。 本発明の実施形態のブロック製造装置で成形されたブロックの一例を示す図である。 本発明における底型枠の実施形態の一例を示す図である。 本発明の実施形態のブロック製造方法の成形工程を説明する図である。 本発明の実施形態のブロック製造方法の成形工程を説明する図である。 本発明の実施形態のブロック製造方法の成形工程を説明する図である。 本発明の実施形態のブロック製造方法の成形工程を説明する図である。 本発明の実施形態のブロック製造装置で成形された擁壁ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態のブロック製造装置で成形された敷石ブロックの一例を示す図である。 本発明の実施形態のブロック製造装置で成形された敷石ブロックの一例を示す図である。 従来のブロックを示す図である。 従来の横筋ブロックを示す図である。 従来の横筋ブロックを製造するブロック製造装置の一例を示す図である。 横筋棒及び横筋シリンダを示す図である。
本発明のブロック製造装置について以下説明するが、本発明のブロック製造装置と従来のブロック製造装置との差異を明確にするために、まず、図12及び図13に示された従来のブロック製造装置によるブロック製造工程について説明する。
図12に示されたブロック製造装置においては、貫通孔67を形成するための部品(中子)として図13に示すような横筋棒25を使用する。この横筋棒25はピストンロッド27を介して横筋シリンダ26に連結されている。そして、成形時に横筋シリンダ26によって横筋棒25をモールド23内に水平に挿入し、脱型時に横筋シリンダ26によって横筋棒25をモールド23から引き抜く。
なお、図13Aは横筋棒25及び横筋シリンダ26の平面図であり、図13Bは横筋棒25及び横筋シリンダ26の側面図である。
その成形工程を図12に基づいて説明すると以下の通りである。
(工程a)
振動テーブル40の上に成形パレット33が載置され、モールド23を上下動させるモールド昇降シリンダ50によって、成形パレット33の上に、モールド23を下降させる。
(工程b)
横筋シリンダ26によって、横筋棒25を押し出して、モールド23の側壁に設けられた挿通孔24から、横筋棒25をモールド23内に挿入する。
(工程c)
給材箱10を給材シリンダ13によってモールド23上に押し出し、振動機41を稼動させて振動テーブル40上のモールド23を振動させて給材箱10からモールド23内へのブロック材料15の落下を加速させ、所定の時間が経過したとき給材箱10を後退させる。
(工程d)
加圧装置であるプレスシリンダ20に連設された押型22をモールド23内のブロック材料15を加圧するように下降させ、モールド23に振動機41によって振動を加えながら、押型22でブロック材料15が所定の高さになるまで押し固め、ブロックが所定の高さになったとき、振動を停止する。
(工程e)
横筋シリンダ26によって横筋棒25をモールド23から引き抜く。
(工程f)
押型22でモールド23内のブロック上面を押しつけた状態で固定し、モールド昇降シリンダ50でモールド23を押し上げ、押型22で上面を押さえられたブロックをモールド23から脱型してパレット33上に載置する。
(工程g)
押型22を給材箱10がモールド23上に押し出されるときに押型22にぶつからない高さまでプレスシリンダ20により引き上げる。
(工程h)
振動テーブル40上のブロックを載置した成形パレット33を、ブロックと共にパレット押し出し装置でブロック製造装置1の前方に押し出し、同時に次の成形サイクルに使用する成形パレット33を振動テーブル上に押し出す。
上記のように、従来技術では、横筋棒25を横筋シリンダ26によってモールド23から引き出す工程eを有するため、ブロック下面の凹凸は横筋棒25を引き抜く方向の一方向にしかつけられなかった。
次に、本発明のブロック製造装置の実施形態の例を挙げて以下、本発明を説明する。
以下の態様はあくまで例示であって、本発明を限定するものではない。
[実施形態1]
図1に、本発明の実施形態1に係るブロック製造装置の概念図を示す。
ブロック製造装置1は、ブロックを成形するモールド23と、モールド23内のブロック材料15を押圧して所定の寸法に締固め成形する押型22を取付けた加圧装置としてのプレスシリンダ20と、モールド23内にブロック材料15を供給する給材箱10を備えた給材箱装置11と、適量のブロック材料15を給材箱10内に落下させて供給するホッパー12と、該給材箱10をモールド23に対して前進後退自在とする給材シリンダ13とを備えている。
前記モールド23は上面及び底面が開口されており、内部が区画壁で区画されて2つの成形室が設けられている。夫々の成形室の前壁231には挿通孔24が開口している。
挿通孔24は底型枠30を出入りさせるためのものである。
プレスシリンダ20は架台2によって支持されている。また、モールド23の下方には振動機41によって振動される振動テーブル40が配置されている。給材箱10からブロック材料15を充填されたモールド23はモールド昇降シリンダ50によってパレット33を介して振動テーブル40上に載置される。
ブロックを成形する際にはパレット33とモールド23との間に底型枠30が配置される。
底型枠30は底型枠シリンダ31によってモールド23に向かって前進後退自在となっている。
本実施形態1において用いる底型枠30の構造を図2に基づいて説明する。
底型枠30は、底板303と横筋溝成形用凸型部301と嵌合凹部成形用凸型部302とを有している。
図2に示すように、嵌合凹部成形用凸型部302はスライド方向と垂直な方向に伸びている。このため、成形後にそのままモールド23から底型枠30をスライドさせて引き抜くことはできない。本実施形態1においては、成形後にモールド昇降シリンダ50によってモールド23を、底板303とモールド23の下端との距離が嵌合凹部成形用凸型部302の高さhを超えるまで上昇させることによって底型枠30をブロック底面から脱型し、次いで、底型枠30を底型枠シリンダ31によってパレット33上をスライドさせてモールド23から引き抜く。この工程については後述する。
次に、上記底型枠30を備えたブロック製造装置1によって成形されるブロックの形状を図3に基づいて説明する。
図3Aはブロックの斜視図であり、図3Bは平面図、図3Cは正面図、図3Dは側面図、図3Eは底面図である。
図3Aに示すようにブロック60は側面部61、62、凸部63、嵌合凸部64、嵌合凹部65、空洞部66、貫通孔(横筋溝)67、仕切壁68とから構成されている。
ブロック60を積み重ねたとき、凸部63は貫通孔67内に収容されてY方向の動きをロックする。また、嵌合凸部64は嵌合凹部65と嵌合することによりX方向の動きをロックする。すなわち、ブロック60は前後左右にロックされる。
ブロック60と底型枠30との対応関係を図4に示す
図4A及び図4Bはそれぞれ、ブロック60と底型枠30の平面図及び側面図である。
図4Cは図4Bのブロック60をX方向から見た側面図である。
次に図5−1〜図5−3に基づいてブロック成形工程について詳述する。なお、下記の(工程A)〜(工程H)は図5−1〜図5−3中の符号(A)〜(H)で示される各工程に対応する。
また、底型枠30を脱型させる工程に関連する下記(工程F)及び(工程G)は本発明の製造方法に特徴的なものであるので(工程F)及び(工程G)については図6も参照して説明する。
図6の左側の図は右側の図に示されたブロック製造装置を図示したX方向から見た図である。
(工程A)
予め適量のブロック材料15をホッパー12より落下させて給材箱10内に貯留する。
(工程B)
モールド23を、モールド昇降シリンダ50で底型枠30の凸部(301、302)がモールド23に当たらない程度に持ち上げる。次いで、振動テーブル40の上にモールド23の後方からパレット33をパレット押し出し装置(図示せず)によって押し出し、このパレット33の上に、底型枠シリンダ31を駆動させてピストンロッド32を伸ばして底型枠30を押し出す。
(工程C)
モールド昇降シリンダ50によってモールド23をパレット33上の底型枠30上に載置させる。
(工程D)
給材シリンダ13を稼働させてピストンロッド14を伸ばすことによって給材箱10をモールド23の上方に移動させ、振動機41を稼働させて給材箱10内のブロック材料をモールド23内に落下させる。
給材箱10は予め設定された時間だけモールド上にとどまり、その間ブロック材料がモールド23内に落下して所定量が充填される。
(工程E)
給材箱10は給材シリンダ13よってホッパー12の下方に後退させられ、そこで、ホッパー12内のブロック材料15が給材箱10内に落下する。
給材箱10がモールド23上から後退すると、プレスシリンダ20のピストンロッド21が伸長して押型22が降下し、モールド23内のブロック材料15を所定の高さになるまで加圧する。その間、振動機41は稼動を継続している。
モールド23内のブロック60は底型枠30上に成形されているが、ブロック60が所定の高さに達すると、押型22の下降が停止し、ほぼ同時に振動機41の稼働も停止する。
(工程F)
図6(F)に示すように、モールド昇降シリンダ50によって、ブロック60がモールド23内にとどまったままモールド23を持ち上げると同時に、プレスシリンダ20がモールド昇降シリンダ50に同調して押型22を持ち上げる。この時、押型22の下面はモールド23内のブロック60上面を押し付けた状態を維持しており、この状態で、底型枠30をモールド23から抜き出すのに支障のない高さまでモールド23が持ち上げられる。この時、ブロック60はブロック60とモールド23の内壁面との摩擦力によって落下することなくモールド23内に保持され、モールド23内のブロック60の底面は底型枠30と分離する。
その後、底型枠シリンダ31によって底型枠30はモールド23から抜き出される。
(工程G)
図6(G)に示すように、モールド23と押型22とが同調して下降し、モールド23がパレット33の上に載置される。モールド23内のブロック60は、モールド23内に保持されており、押型22によってパレット33上に押し付けられた状態になっている。
(工程H)
押型22がモールド23内のブロック60を押し付けたまま、モールド昇降シリンダ50がモールド23を持ち上げると、モールド23内のブロック60はパレット33上にとどまり、モールド23から抜け出た状態(脱型された状態)になる。
その後、押型22はわずかに上昇し、ブロック60がモールド前方に押出されて移動するときにブロック60の上面の凸部63及び嵌合凸部64が押型22にあたらないようにする。
押型22が十分上昇したら、ブロック60が載置されたパレット33は、パレット押し出し装置によってブロック製造装置前方に設置されたコンベアー上に押し出される。同時に、次の成形サイクル用のパレットが振動テーブル40上に供給される。
この時、モールド23はボールド昇降シリンダで底型枠30の凸部(301、302)がモールド23に当たらない程度の高さに保持される。そして上記工程Bが開始される。
実施形態1では貫通孔(横筋溝)67を有するブロックの製造方法及びブロック製造装置について述べた。
本実施形態1のブロック製造装置は従来の横筋棒を用いるブロック製造装置において横筋棒に代えて底型枠を用いることにより従来のブロック製造装置をそのまま使用することができる。
また、上記の説明から分かるように、本発明においては、ブロックを成形した後に底型枠を水平方向にスライドさせてブロックから脱型するという従来の方法を採用せずに、底型枠を脱型する際にモールド昇降シリンダを用いて、ブロックをモールド内に保持したままモールドを上昇させることにより、ブロック底面を底型枠から分離させて脱型するという方法を採用している。
従って、本発明のブロック製造装置を用いることにより、成形品の底面の形状を種々の形状に成形することが可能である。
以下では、ブロック以外の成形品についての実施形態を示す。
[実施形態2]
図7に、本発明の実施形態2に係るブロック製造装置によって成形された法面保護用の擁壁ブロックを示す。
図7Aは擁壁ブロック70の斜視図であり、図7Bは平面図、図7Cは正面図、図7Dは側面図、図7Eは底面図である。
図7Aに示すように擁壁ブロック70は前壁71、後壁72及び中梁73からなる略I字形を有している。また、擁壁ブロック70の上面には嵌合凸部74が離間して設けられ、下面には嵌合凹部75が離間して設けられている。擁壁ブロック70を積み上げたとき、嵌合凸部74と嵌合凹部75とが嵌合することによりブロック同士が前後左右にロックされる。
この擁壁ブロックは、底板上に嵌合凹部成形用の凸型部を設けた底型枠を用いると共に、前記図6に示したような、内部にブロックを保持したモールドを上昇させて底型枠とブロック底面とを分離するという脱型操作を行うことにより成形することができる。
[実施形態3]
図8に、本発明の実施形態3に係るブロック製造装置によって成形された敷石ブロック80を示す。
図8Aは敷石ブロック80の斜視図であり、図8Bは平面図、図8Cは正面図、図8Dは側面図、図8Eは底面図である。
図8Aに示した敷石ブロック80は表面81が平坦で裏面82には互いに直交する溝83と溝84とが形成されている。
敷石ブロックは人や車両が通行する時に、水平方向の応力を受けて位置ずれが起こる。従来、敷石ブロックがずれるのを防ぐために敷石ブロックの裏面に溝を一方向に設けた敷石ブロックは公知である。しかしながら、溝が一方向にのみ設けられていると人や車両が通行したとき、溝の方向と直交する方向の応力に対しては溝が抵抗となってずれが生じにくいが、溝の方向と同一方向の応力に対しては溝が抵抗とならないためにずれが起こる。
図8Aに示したような直交する溝83と溝84とを有する敷石ブロック80を用いると、いかなる方向から水平方向の応力がかかっても溝83及び溝84が抵抗となり、敷石ブロック80のずれが生じにくくなる。
この敷石ブロック80を成形するには、底板上に溝成形用の直交する凸型部を設けた底型枠を用いると共に、前記図6に示したような、内部にブロックを保持したモールドを上昇させて底型枠とブロック底面とを分離するという脱型操作を行うことにより成形することができる。
[実施形態4]
図9に、本発明の実施形態4に係るブロック製造装置によって成形された敷石ブロック90を示す。
図9Aは敷石ブロック90の斜視図であり、図9Bは平面図、図9Cは正面図、図9Dは底面図である。
図9Aに示した敷石ブロック90は表面91が平坦で裏面92の中央部に半球状溝93が設けられ、その外周部には半リング状溝94が設けられている。
図9Aに示したような半球状溝93及び半リング状溝94を設けることによって、いかなる方向から水平方向の応力がかかっても溝(93、94)が抵抗となり、敷石ブロック90のずれが生じにくくなる。
この敷石ブロック90を成形するには、底板上に溝成形用の直交する凸型部を設けた底型枠を用いると共に、前記図6に示したような、内部にブロックを保持したモールドを上昇させて底型枠とブロック底面とを分離するという脱型操作を行うことにより成形することができる。
(図1〜10、12、13)
1 ブロック製造装置
2 架台
10 給材箱
11 給材箱装置
12 ホッパー
13 給材シリンダ
14 ピストンロッド
15 ブロック材料
20 プレスシリンダ
21 ピストンロッド
22 押型
23 モールド
231 前壁
232 後壁
24 挿通孔
25 横筋棒
26 横筋シリンダ
27 ピストンロッド
30 底型枠
301 横筋溝成形用凸型部
302 嵌合凹部成形用凸型部
303 底板
31 底型枠シリンダ
32 ピストンロッド
33 パレット、成形パレット
40 振動テーブル
41 振動機
50 モールド昇降シリンダ
51 ピストンロッド
60 ブロック
61、62 ブロック側面
63 凸部
64 嵌合凸部
65 嵌合凹部
66 空洞部
67 貫通孔
68 仕切壁
70 擁壁ブロック
71 前壁
72 後壁
73 中梁
74 嵌合凸部
75 嵌合凹部
80 敷石ブロック
81 表面
82 裏面
83 縦溝
84 横溝
90 敷石ブロック
91 表面
92 裏面
93 半球状溝
94 半リング状溝
(図11)
1 縦孔コンクリートブロック1
2 前板部
3 後板部
4 架橋部
5 縦孔
6 上面
7 凸部
7a 下部直状部
7b 上部テーパ部
8 凹所

Claims (2)

  1. モールド内にブロック底面を成形するための底型枠を挿入する工程と、
    モールド上部開口からブロック材料を落とし込む工程と、
    前記ブロック材料を加圧振動させて締固めてブロック材料を成形する工程と、
    成形されたブロックと前記底型枠とを分離する工程と、
    前記底型枠を前記モールドから引き抜く工程と、
    前記モールドからブロックを取り出す工程と、をこの順に有するブロック製造方法であって、
    前記底型枠として、パレット表面をスライドすることが可能な下面を有し、上面に任意の一方向又は任意の複数の方向に向かう凸部を有する底型枠を用い、
    前記の成形されたブロックと前記底型枠とを分離する工程が、成形されたブロックを保持しているモールドをブロックと一体的に上方に移動させることにより、底型枠をブロックから分離させる工程であることを特徴とするブロック製造方法。
  2. モールドと、
    前記モールド下方に配置されるパレットと
    前記モールド内に挿入・引き抜き可能な、ブロック底面を成形するための底型枠であって、前記パレット表面をスライド可能な下面を有し、上面に任意の一方向又は任意の複数の向に向かう凸部を有する底型枠と、
    前記底型枠をモールド内に挿入し引き抜く底型枠移動装置と、
    前記モールド上部開口からブロック材料を落とし込む給材箱と、
    前記モールド内に落とし込んだ前記ブロック材料を上方から押圧する加圧装置と、
    前記モールドを加圧振動させてモールド内の前記ブロック材料を締固める振動装置と、
    前記モールドを上下動させるためのモールド昇降装置と、
    を備えたことを特徴とするブロック製造装置。
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