JP2009119510A - 半田付け用加熱装置およびその方法 - Google Patents

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昌也 松浦
Tomoyuki Kubota
友幸 久保田
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武則 平川
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Abstract

【課題】アルミ等の非磁性かつ低抵抗な材質を多く含む対象物の場合であっても,半田付け温度域まで効率よく昇温できる半田付け用加熱装置およびその方法を提供すること。
【解決手段】本発明の半田付け用加熱装置は,整合バリアブルトランス10と,整合バリアブルトランス10の1次側コイル11に変動電圧を印加する1次側回路と,整合バリアブルトランス10の2次側コイル12に接続された2次側回路と,2次側回路に設けられた加熱コイル15および共振コンデンサ19と,加熱コイル15内に半田付け対象物を導入するスライダとを有している。この半田付け用加熱装置において,整合バリアブルトランス10の調整によりインピーダンス整合を取りつつ,整合バリアブルトランス10の1次側コイル11に変動電圧を印加することにより,加熱コイル15内の半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田付けする。
【選択図】図1

Description

本発明は,半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田付けする半田付け用加熱装置およびその方法に関する。さらに詳細には,半田付け対象物が鉄のような磁性体を多く含むかアルミのような非磁性体を多く含むかにかかわらず,効率よく対象物を加熱して半田付けできる半田付け用加熱装置およびその方法に関するものである。
従来から,電磁誘導を利用した誘導加熱による加熱装置が種々知られている。例えば,金属の熱処理用のものとして特許文献1,調理用のものとして特許文献2,特許文献3などがある。
特開平10−223363号公報 特開2001−68260号公報 特開2006−331965号公報
しかしながら,誘導加熱を電子技術分野における電子部品の半田付けに利用しようとすると,次のような問題があった。これらの電子部品においては,基板などの構造体の主要部分としてアルミなどを用いている場合がある。一方,そもそも誘導加熱は,アルミのような非磁性で低抵抗の素材を加熱することはあまり得意ではない。このため,電子部品の半田付けのための加熱は,誘導加熱では必ずしも適切に行うことができなかった。
なお,特許文献2,3では加熱対象物の例としてアルミを挙げている。しかし,これらの文献では主として調理用途を対象としており,目標とする温度レベルがさほど高くない。半田付け用途の場合には調理用途よりも目標温度がかなり高いので,これらの文献の技術では対応できない。また,誘導加熱により鉄を昇温させ,これを介して間接的にアルミを加熱することも考えられる。しかしそれでは,直接的に加熱する場合と比して昇温スピードが大きく劣る。
このようにアルミ等の場合に誘導加熱がしにくい原因はやはり,その抵抗の低さにある。アルミ自体が非常に低抵抗であるために,加熱コイル中に対象物があってもなくても,2次側回路の抵抗値があまり違わないのである。このために,あまり大電力をかけることができない。対象物の有無による抵抗値の差をなるべく大きく確保するためには,対象物と加熱コイルの巻き線とをなるべく近づける必要がある。しかし半田付け用途の場合には,搬送機構を備える必要もあり限界がある。
本発明は,前記した従来の誘導加熱技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,非磁性材料を多く含む対象物の場合であっても,半田付け温度域まで効率よく昇温できる半田付け用加熱装置およびその方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の半田付け用加熱装置は,非磁性材料を含む半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田を溶融させて半田付けする装置であって,巻数比が可変であるバリアブルトランスと,バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加する1次側回路と,バリアブルトランスの2次側コイルに接続された2次側回路と,2次側回路に設けられた加熱コイルと,2次側回路と1次側回路とのいずれか一方に設けられた共振コンデンサと,加熱コイル内への半田付け対象物の搬入および搬出を行う移送部材とを有している。
また,本発明の半田付け用加熱方法では,巻数比が可変であるバリアブルトランスと,バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加する1次側回路と,バリアブルトランスの2次側コイルに接続された2次側回路と,2次側回路に設けられた加熱コイルと,2次側回路と1次側回路とのいずれか一方に設けられた共振コンデンサとを用い,加熱コイル内に非磁性材料を含む半田付け対象物を導入し,バリアブルトランスの調整により,バリアブルトランスと加熱コイルとのインピーダンス整合を取りつつ,バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加することにより,半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田を溶融させて半田付けする。
本発明では基本的に,バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加することにより,その2次側回路に電流を流す。この電流が加熱コイルにも流れることで,加熱コイル内の対象物が誘導加熱により加熱される。この熱により半田付けがなされる。ここで,バリアブルトランスの調整により,対象物を内部に置いた状態での加熱コイルに対するインピーダンス整合が取られる。このことと共振コンデンサの共振により,対象物が非磁性材料を多く含むものであっても,必要な電流を無理なく供給して昇温させることができる。
本発明の半田付け用加熱装置においては,移送部材の少なくとも一部と加熱コイルとを収納する加熱炉を有し,加熱炉の炉壁に,半田付け対象物を炉内へ出し入れするための開口が形成されており,開口を開閉するゲートが開口に臨んで設けられていることが望ましい。本発明における共振コンデンサは,2次側回路に設けられる場合には,加熱コイルと直列に配置される。1次側回路に設けられる場合には,バリアブルトランスの1次側コイルと直列に配置される。
本発明における共振コンデンサは,互いに並列に配置された複数のコンデンサと,それらの複数のコンデンサの少なくとも一部に対して直列に配置されたスイッチとにより構成される可変型のものであることが望ましい。または,互いに直列に配置された複数のコンデンサと,それらの複数のコンデンサの少なくとも一部に対して並列に配置されたスイッチとにより構成されるものであってもよい。
本発明によれば,非磁性材料を多く含む対象物の場合であっても,半田付け温度域まで効率よく昇温できる半田付け用加熱装置およびその方法が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態の半田付け用加熱装置の回路構成を図1に示す。この回路は,整合バリアブルトランス10と,スイッチング素子13,14と,加熱コイル15とを有している。整合バリアブルトランス10は,1次側コイル11と2次側コイル12とを有している。このうちの2次側コイル12は,有効ターン数が可変のものである。これにより整合バリアブルトランス10は,巻数比が可変となっている。この回路はさらに,平滑コンデンサ16,17,18と,共振コンデンサ19と,入力端子20,21とを有している。
図1の回路において,入力端子20に繋がるライン24と,入力端子21に繋がるライン25との間には,平滑コンデンサ16と,スイッチング素子13,14の組と,平滑コンデンサ17,18の組とが並列に配置されている。これらのうち平滑コンデンサ16が入力端子20,21に最も近く,平滑コンデンサ17,18の組が入力端子20,21から最も遠い。スイッチング素子13,14の組がその中間に位置している。
スイッチング素子13,14の組および平滑コンデンサ17,18の組は,それぞれ,直列接続されている。スイッチング素子13,14間のノード22と平滑コンデンサ17,18間のノード23との間には,整合バリアブルトランス10の1次側コイル11が接続されている。以上が1次側回路を構成している。整合バリアブルトランス10の2次側コイル12に対しては,加熱コイル15と共振コンデンサ19とが直列に接続され,2次側回路をなしている。図1の回路では,2次側回路にて共振がなされる。
入力端子20,21には,200〜300V程度の直流電圧が印加される。入力端子20が高電位側で入力端子21が低電位側である。ここでは,282Vの交流電圧を整流した電圧が印加されるものとする。それでも,実際にスイッチング素子13,14の組の両端に掛かる電圧は,かなり平滑化された電圧となる。平滑コンデンサ16,17,18により平滑されるからである。むろん,直流そのものを印加してもよい。
スイッチング素子13,14は,数百kHz〜数MHz程度の高周波であって,2次側回路の共振周波数に一致する周波数の制御信号により交互にオンオフ操作される。そのため,スイッチング素子13,14の間のノード22の電位は,スイッチング信号の周波数に従って反復的に高電位と低電位とのいずれかに切り替えられる。一方,平滑コンデンサ17,18の間のノード23の電位は安定している。このため整合バリアブルトランス10の1次側コイル11には,スイッチング信号の周波数と同じ周波数の交流電圧V1が印加される。これにより整合バリアブルトランス10の1次側コイル11には,交流電流I1が流れる。
これにより整合バリアブルトランス10の2次側コイル12には,交流電圧V2が発生する。これにより2次側回路には,交流電流ILが流れる。この電流ILが加熱コイル15に流れることにより,対象物の誘導加熱がなされる。ここで整合バリアブルトランス10は,2次側回路に大電流を流すように降圧を行っている。その方が加熱コイル15での誘導加熱に有利だからである。このため,1次側コイル11の巻き数が2次側コイル12の巻き数より多い。よって,電流ILが電流I1より大きく,電圧V2は電圧V1より低い。なお,整合バリアブルトランス10の可変機能により,後述するように加熱コイル15の内部の対象物に応じた調整ができる。
また,図1中では共振コンデンサ19を可変コンデンサ(トリマコンデンサ)の記号で示したが,実際には複数のコンデンサとスイッチとの組み合わせを使用した方がよい。複数のコンデンサの配置は,並列でも直列でもよい。最も好ましいのは,図2に示すものである。図2のコンデンサ群は,第1コンデンサ群60と第2コンデンサ群61とを直列に配置したものである。そして,第2コンデンサ群61と並列に,バイパススイッチ62が配置されている。バイパススイッチ62の開閉により,第1コンデンサ群60のみが機能する状態と,第1コンデンサ群60と第2コンデンサ群61との直列接続として機能する状態とを切り替えられるようになっている。
また,第1コンデンサ群60および第2コンデンサ群61はそれぞれ,多数の単位コンデンサを並列に配置するとともに,各単位コンデンサに直列にスイッチを設けたものである。これらのスイッチの操作により,コンデンサ群全体としての容量を変更できるようになっている。
次に,本形態の半田付け用加熱装置の機械的構成を,図3により説明する。図3は,本形態の半田付け用加熱装置の加熱炉の斜視図である。図3の加熱炉は,第1室31と,第2室32と,第3室33とを有している。第1室31は,半田付け対象物(基板,半田,回路部品)の出し入れを行う場所である。第1室31の炉壁にはこの出し入れのための開口43(図4参照)が形成されている。そして,この開口43を開閉するためのゲート40が,開口43臨んで設けられている。さらに,ゲート40を矢印Eの方向に昇降させる昇降部材50が設けられている。昇降部材50は,その上部に押さえ部51を有している。押さえ部51は,ゲート40を第1室31の炉壁の外面に押圧し,開口43を密閉するものである。
第1室31に対する半田付け対象物の出し入れは,ゲート40を昇降部材50で下降させて開口43を開いた状態で,矢印Aの方向に行われる。第2室32は,半田付け対象物の加熱を行う場所である。このために第2室32には,図1の回路図に示した加熱コイル15が収納されている。第3室33は,半田付け対象物を第1室31と第2室32との間で移動させる移送部材を収納する場所である。第1室31と第2室32とは,連通口34で繋がっている。同様に第2室32と第3室33とは,連通口35で繋がっている。
第2室32の加熱コイル15の両端は,調整ボックス52に接続されている。調整ボックス52には,図1に示した回路のうち加熱コイル15を除く部分が収納されている。なお,加熱コイル15の両端の通電コードが第2室32の炉壁を貫通する箇所は,第2室32の真空遮蔽構造を保つようにシールされている。調整ボックス52の入力端子21,22に,電源および制御盤53が接続されている。また,第2室32には,図外のサーキュレータから冷却水Fを供給して循環させることができるようになっている。これにより,加熱コイル15を冷却できるようになっている。また,連通口34,35のそれぞれにゲートバルブを設け,連通口34,35を開閉可能としてもよい。
第3室33の中には移送部材として,駆動軸36と,連結部材37とが設けられている。駆動軸36の先端が,連結部材37の中央部に取り付けられている。また,連結部材37の両端には,駆動軸36とは逆側に,2本のスライダ棒38,38が取り付けられている。スライダ棒38,38は,第2室32を経由して第1室31に達している。すなわちスライダ棒38,38は,連通口35および連通口34を貫通して配置されている。そしてスライダ棒38,38は,第2室32では加熱コイル15の中を通っている。さらに,スライダ棒38,38における,図3中で第1室31内の箇所には,ワーク載置板39が取り付けられている。ワーク載置板39は,図3中では,ゲート40の正面付近に位置している。ワーク載置板39はむろん,半田付け対象物を載置するための板である。
また,駆動軸36は,第3室33の図3中左上方のスライダ駆動機構30により,矢印Bの方向に進退移動するようになっている。これとともに,連結部材37およびスライダ棒38,38,そしてワーク載置板39も矢印Bの方向に進退移動する。この動きにより,第1室31でワーク載置板39の上に載せられた対象物を,第2室32の加熱コイル15の中に引き入れ,また第1室31へ戻すことができる。対象物を加熱コイル15内に引き入れた状態では,連結部材37が矢印Cの指す辺りに位置することになる。スライダ駆動機構は公知のいかなるものでもよい。移送部材には,駆動軸36および連結部材37の他,スライダ駆動機構30,スライダ棒38,ワーク載置板39が含まれる。
なお,図3では第1室31,第2室32,第3室33とも上方が開口しているかのように描かれているが,これは説明上のわかりやすさのためである。実際にはむろん,第1室31,第2室32,第3室33とも,上方が蓋体で塞がれており,内部が密閉空間とされている。さらに,第1室31,第2室32,第3室33にはそれぞれ,適切な真空排気手段や雰囲気ガス供給手段が接続されている。これにより第1室31,第2室32,第3室33の内部は,真空引き(P)や雰囲気置換(G)ができるようになっている。
また,図3には示していないが第2室32には,加熱コイル15内の温度を検知する温度センサ41が,図5に示すように設けられている。むろん温度センサ41は,ワーク載置板39やその上のワークWと干渉しないように配置されている。
そして本形態の半田付け用加熱装置は,コントローラ42を有している。コントローラ42は,スイッチング素子13,14のオンオフ操作や整合バリアブルトランス10,共振コンデンサ19の可変操作を行うものである。コントローラ42は,温度センサ41の出力信号を受けるようになっている。これによりコントローラ42は,加熱コイル15の中のワークWを所望の温度まで昇温させる制御を行うことができる。コントローラ42はこの他,ゲート40の開閉動作,駆動軸36の移動動作,第1室31,第2室32,第3室33の排気,給気動作などの制御も行う。コントローラ42は,電源および制御盤53に内蔵されている。
本形態の半田付け用加熱装置での対象物の半田付けは,次の手順で行う。まず,第1室31のゲート40を開き,そこからワークWを第1室31の中に入れる。ワークWは例えば,第1の部材(基板等)と第2の部材(電子部品等)とを,半田箔を間に挟み込んで重ね合わせたものである。ワークWは,ワーク載置板39の上に載置される。そしてゲート40を閉じ,駆動軸36によりワークWを第2室32の中まで移動させる。
この状態で,誘導加熱による半田の溶融を行う。ここからの半田付けプロセスにおける,第2室32の内部(以下,「室内」という)の温度および圧力を,図6に示す。図6では,実線で温度(左の縦軸)を,破線で圧力(右の縦軸)を,それぞれ示している。図6に示すように,このプロセスは,「ロード・ロック」,「還元処理」,「溶融処理」,「冷却処理」の4段階からなる。
「ロード・ロック」は,雰囲気中の酸素ガスを除去する工程である。この工程では,昇温はまだせず常温のままである。この工程では,真空引きし,それから窒素ガスを大気圧まで充填することを何度か繰り返す。これにより,雰囲気中に残留している酸素ガスを可能な限り減少させるのである。最後には窒素ガスと水素ガスとの混合ガスで室内を充填し,還元雰囲気とする。
「還元処理」は,ワークWの表面を還元して酸化物膜を除去する工程である。ここでは主として,半田付けされる箇所の酸化物膜を除去し,溶融半田に対する濡れ性をよくする。そのため,窒素ガスと水素ガスとの混合雰囲気のまま,室内を昇温しかつ減圧させていく。ここでの昇温はむろん,加熱コイル15での誘導加熱による。これにより210℃程度の予熱温度までワークWを昇温させる。この温度に達したとき,室内圧力はほぼ真空に近くなっている。この,予熱温度かつ減圧下の状態で,60〜180秒程度保持する。これにより,半田付けされる箇所の酸化物膜が除去され,溶融半田に対する濡れ性がよくなる。
その後に「溶融処理」を行う。「溶融処理」に入ったらワークWを,予熱温度から,350℃程度の溶融温度まで昇温させる。この時点では,圧力に関しては減圧したままとしておく。この,溶融温度かつ減圧下の状態で,30〜60秒程度保持する。そして,室内に窒素ガスを導入して大気圧とする。この,溶融温度かつ大気圧の状態で,120〜240秒程度保持する。これにより,ワークWの中の半田を溶融させて接合するのである。
その後に「冷却処理」を行う。「冷却処理」では,加熱コイル15への通電を止めて,ワークWの温度を下げる。このとき室内は,窒素雰囲気の大気圧のままとしておく。新たな窒素ガスを流して排熱させるようにすれば温度の低下がその分速い。こうしてワークWの温度が35℃程度の常温まで下がったら,半田付けは完了である。その後,半田付け後のワークWを第2室32から第1室31へ移動させ,そしてゲート40を開いてワークWを取り出せばよい。
ここで,「還元処理」や「溶融処理」においてワークWを急速に昇温させるためには,加熱コイル15に大電流を流す必要がある。そのためには,加熱コイル15と,整合バリアブルトランス10の2次側コイル12との間でインピーダンス整合が取られている必要がある。しかしながら加熱コイル15のインピーダンスは,その内部に置かれたワークWの有無や種類により異なる。
これに対し本形態の半田付け用加熱装置では,整合バリアブルトランス10の可変機能により対処できる。すなわち,整合バリアブルトランス10の2次側コイル12の有効ターン数の調整により,2次側コイル12のインピーダンスを,内部にワークWが置かれた状態での加熱コイル15のインピーダンスに合わせることができる。これにより,加熱コイル15での誘導加熱での発熱量を最大にすることができる。本形態の半田付け用加熱装置ではまた,2次側回路に共振コンデンサ19を設けている。これによる共振作用も,加熱コイル15への交流の大電流の印加に貢献している。
また,可変コンデンサである共振コンデンサ19は,次のように操作される。一般的に,コンデンサの対応可能電流(以下,耐電流という)や耐圧は,そのコンデンサの仕様により決まっている。
2次側回路に必要とされる電流ILの値は,ワークWの種類に応じて,電源の能力の範囲内で決まる。ワークWが低抵抗な金属(アルミ等)を多く含む,つまりその金属を主たる成分とする場合,必要な電流ILは大きい。図2中の個々の単位コンデンサの耐電流が2Aで必要な電流ILが100Aだとすれば,第1コンデンサ群60や第2コンデンサ群61における単位コンデンサの個数は,最低50個が必要である。一方,ワークWが高抵抗な金属(鉄等)を多く含む,つまりその金属を主たる成分とする場合,必要な電流ILは小さい。その場合には,電流ILの値に応じて,単位コンデンサのうち必要な個数のみをスイッチでオンしておけばよい。
また,共振コンデンサ19に掛かる電圧VCは,次式で与えられる。
VC = (1/ω・C・R)・E (1)
ω:周波数
C:共振コンデンサ19の容量
R:2次回路の直流抵抗
E:2次回路における整合バリアブルトランス10の起電力
ここで「R」は,加熱コイル15内のワークWにより左右される。Rは,ワークWが非磁性体低を多く含む場合には小さく,ワークWが磁性体を多く含む場合には大きい。よって,ワークWがアルミ等を主体とする場合には,Rが小さいためにVCは高電圧となる。個々の単位コンデンサの耐圧が1000VでVCが1500Vである場合には,図2中のバイパススイッチ62を開いて,第1コンデンサ群60と第2コンデンサ群61との直列接続の状態とする。VCが1000V以内である場合には,バイパススイッチ62を閉じておいてもよい。一般的には,図1のような1次側共振を用いる回路の場合のVCは,後述する2次側共振の場合のVCよりは低い。
付言するに,加熱コイル15に掛かる電圧VLは,次式で与えられる。
VL = (ω・L/R)・E (2)
L:ワークWを内部においた状態での加熱コイル15のインダクタンス
ここで,共振状態では(1)式および(2)式の右辺中の括弧内に示される因子が互いに等しいため,VC = VLである。
上記のようにして本形態の半田付け用加熱装置では,ワークWの主要部分がアルミ等の,低抵抗かつ非磁性で誘導加熱しにくいものであったとしても,半田の溶融温度まで急速な加熱を行うことができる。アルミの他に,銅や銅ニッケル合金がワークWの主要部分であった場合でも同様である。これにより,図6中の「還元処理」における常温から予熱温度への昇温過程や,「溶融処理」における予熱温度から溶融温度への昇温過程において,5〜10℃/秒程度の昇温速度を得ることができる。また,このような加熱の効率の良さが,温度の制御性の良さにも繋がっている。このために,予熱温度あるいは溶融温度での保持過程における温度変動を±5℃以内に抑えることができる。
なお,上記の共振は,2次側回路で行う代わりに,1次側回路で行ってもよい。その場合には,図1の回路に代えて,図7に示すような,1次側に共振コンデンサ26,27を配置した構成の回路を用いればよい。1次側共振の場合には,加熱コイル15と整合バリアブルトランス10との全体を1次側回路から見たインダクタンスと,共振コンデンサ26,27の合計の容量値とで共振させる。
1次側共振を用いることのメリットとして,共振コンデンサ26,27の必要な耐電流が小さくて済むことが挙げられる。1次側回路の電流(図7中のI1)が小さくても,整合バリアブルトランス10の巻線比により,2次側回路に大電流ILを流せるからである。このため,図2中の第1コンデンサ群60や第2コンデンサ群61において,単位コンデンサの個数が少なくて済む。反面,VCは高くなるので,それに対応した耐圧を持つ共振コンデンサ26,27とする必要がある。
以上詳細に説明したように本形態では,1次側回路から2次側回路への電圧変換を行うトランスとして,2次側の有効ターン数が可変である整合バリアブルトランス10を用いている。これにより,対象物の種類にかかわらず,その対象物を中に置いた状態での加熱コイル15の実効的なインピーダンスに対して整合した状態で電流印加ができる。また,共振コンデンサ19を設けている。これらにより誘導加熱の効率を上げている。こうして,低抵抗かつ非磁性の対象物であっても,半田付け温度程度までは十分に急速に加熱できる半田付け用加熱装置およびその方法が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,入力端子20,21には直流そのものを印加してもかまわない。また,図1の回路の構成については,整合トランスが可変であることと,どこかに共振コンデンサを有することさえ満たしていれば,他の部分は別の構成であってもよい。
実施の形態に係る半田付け用加熱装置の回路構成を示す回路図である。 共振コンデンサの構成を示す回路図である。 実施の形態に係る半田付け用加熱装置の装置構成を示す斜視図である。 加熱炉の開口を示す斜視図である。 実施の形態に係る半田付け用加熱装置における制御系を示すブロック図である。 実施の形態に係る半田付け用加熱装置による半田付けプロセス例を示すタイミングチャートである。 実施の形態の変形例に係る半田付け用加熱装置の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
10 整合バリアブルトランス
11 1次側コイル
12 2次側コイル
13,14 スイッチング素子
15 加熱コイル
16,17,18 平滑コンデンサ
19 共振コンデンサ
36 駆動軸
37 連結部材
38 スライダ棒
39 ワーク載置板

Claims (7)

  1. 非磁性材料を含む半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田を溶融させて半田付けする半田付け用加熱装置において,
    巻数比が可変であるバリアブルトランスと,
    前記バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加する1次側回路と,
    前記バリアブルトランスの2次側コイルに接続された2次側回路と,
    前記2次側回路に設けられた加熱コイルと,
    前記2次側回路と前記1次側回路とのいずれか一方に設けられた共振コンデンサと,
    前記加熱コイル内への半田付け対象物の搬入および搬出を行う移送部材とを有することを特徴とする半田付け用加熱装置。
  2. 請求項1に記載の半田付け用加熱装置において,
    前記移送部材の少なくとも一部と前記加熱コイルとを収納する加熱炉を有し,
    前記加熱炉の炉壁に,半田付け対象物を炉内へ出し入れするための開口が形成されており,
    前記開口を開閉するゲートが前記開口に臨んで設けられていることを特徴とする半田付け用加熱装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半田付け用加熱装置において,
    前記共振コンデンサが,前記2次側回路に,前記加熱コイルと直列に配置されていることを特徴とする半田付け用加熱装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の半田付け用加熱装置において,
    前記共振コンデンサが,前記1次側回路に,前記バリアブルトランスの1次側コイルと直列に配置されていることを特徴とする半田付け用加熱装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の半田付け用加熱装置において,
    前記共振コンデンサが,互いに並列に配置された複数のコンデンサと,それらの複数のコンデンサの少なくとも一部に対して直列に配置されたスイッチとにより構成されていることを特徴とする半田付け用加熱装置。
  6. 請求項3または請求項4に記載の半田付け装置において,
    前記共振コンデンサが,互いに直列に配置された複数のコンデンサと,それらの複数のコンデンサの少なくとも一部に対して並列に配置されたスイッチとにより構成されていることを特徴とする半田付け用加熱装置。
  7. 非磁性材料を含む半田付け対象物を誘導加熱により加熱して半田を溶融させて半田付けする半田付け用加熱方法において,
    巻数比が可変であるバリアブルトランスと,
    前記バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加する1次側回路と,
    前記バリアブルトランスの2次側コイルに接続された2次側回路と,
    前記2次側回路に設けられた加熱コイルと,
    前記2次側回路と前記1次側回路とのいずれか一方に設けられた共振コンデンサとを用い,
    前記加熱コイル内に半田付け対象物を導入し,
    前記バリアブルトランスの調整により,前記バリアブルトランスと前記加熱コイルとのインピーダンス整合を取りつつ,前記バリアブルトランスの1次側コイルに変動電圧を印加することにより,半田付け対象物の誘導加熱を行うことを特徴とする半田付け用加熱方法。
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