JP2009117010A - 光再生方法、光再生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低反射率の光記録媒体の再生品質のばらつきを抑制する。
【解決手段】光記録媒体1に対して、波長λが400〜410nmの再生レーザー光を照射して情報を再生する光再生方法であって、光記録媒体1における情報記録層の反射率が4%以下となる際に、この情報記録層に照射する再生レーザー光の再生パワー平均値Praを1.2mWより大きくするようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は光記録媒体に再生レーザー光を照射して再生する光再生方法、及び光再生システムに関する。
従来、ディジタル動画コンテンツの視聴や、ディジタルデータの記録のために、CD−DA、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD+/−RW、DVD−RAMなどの光記録媒体が広く利用されている。一方、この種の光記録媒体に要求される記録容量は年々増大してきており、その要求に対応する為に、大容量の動画やデータを収録できる、いわゆる次世代型光ディスクの商品化が始まっている。次世代型光ディスクは、記録再生に用いるレーザー光の波長を405nmと短くすることで記録容量の増大を図っている。
例えば、次世代型DVD規格の一つであるBlu−ray Disc(BD)規格では、対物レンズの開口数を0.85に設定することで、1つの記録層に対して25GBもの記録再生を可能にしている。
一方、動画やデータの容量は今後益々増大することが予想されている。従って、光記録媒体における情報記録層の線記録密度を増大させて、光記録媒体の容量を増大させる方法や、情報記録層を多層化することで光記録媒体の容量を増大させる方法が検討されている。
ところで、現在の光再生方法では、一般的に、高周波重畳という手法が用いられている。この高周波重畳とは、信号のチャネルビット周波数よりも十分に高い周波数により、短時間且つ高ピークパワー(Prp)となるパルス状の再生レーザー光を出射して再生する方法である。この高周波重畳によれば、再生レーザー固有のモード競合ノイズ、光記録媒体からの戻り光による誘起ノイズを低減することが可能となる。なお、この高周波重畳において、再生パワー平均値Praは、パルス状の再生レーザー光がこの再生パワー平均値Praを下限にして囲まれた面積と、ボトムパワーPrbと再生パワー平均値Praで囲まれた面積が一致するレベルで定義される。
再生線速が4.92m/sとなる1倍速のBlu−ray Disc(BD)規格では、チャネルビット周波数が66MHz(チャネルビットレート66Mbit/s)、高周波重畳の周波数が400±40MHz、パルス状の再生レーザー光Qの照射時間が半値幅で300±30ps、再生ピークパワーPrpと再生パワー平均値Praの比Prp/Praが7.0±0.7に規定されている。
I. Ichimura et. al., Appl. Opt, 45, 1974-1803 (2006) K. Mishima et. al., Proc. of SPIE, 6282, 62820I (2006)
記録容量を増やす為に、光記録媒体を多層化すると、通常の単層媒体と比較して情報記録層の反射率が低下する。しかし、本出願時では未公知となる本発明者の研究によると、情報記録層の反射率の低下に伴って再生時のエラーが増大し、且つ、そのエラーレートのばらつきも反射率の低下に依存して増大する。従って、情報記録層を多層化して低反射率になると、各情報記録層の再生品質にばらつきが発生し、それを補うための再生制御が複雑化するという問題があった。また、製造誤差によって反射率が変動すると、再生品質に大きな影響を与えてしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、常に再生品質を良好とすることが可能な光再生方法等を提供することを目的としている。
本発明者らの鋭意研究により、上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)光記録媒体に対して、波長λが400〜410nmの再生レーザー光を照射して情報を再生する光再生方法であって、前記光記録媒体における情報記録層の反射率が4%以下となる際に、前記情報記録層に照射する前記再生レーザー光の再生パワー平均値Praを1.2mWより大きくすることを特徴とする光再生方法。
(2)上記(1)において、前記再生レーザー光を用いて前記光記録媒体を再生する際の再生線速を4.1m/sより大きくすることを特徴とする光再生方法。
(3)上記(1)又は(2)において、前記再生レーザー光の再生パワーピーク値をPrpとした際に、Prp/Pra<4に設定することを特徴とする光再生方法。
(4)上記(3)において、前記情報記録層に照射する前記再生レーザー光を定常光とすることを特徴とする光再生方法。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかにおいて、前記再生レーザー光を用いて前記光記録媒体を再生する際の再生線速を8.2m/sより大きくすることを特徴とする光再生方法。
(6)上記(1)乃至(5)のいずれかにおいて、前記光記録媒体が情報記録層を2層以上有することを特徴とする光再生方法。
(7)上記(6)において、前記光記録媒体が情報記録層を4層以上有することを特徴とする光再生方法。
(8)上記(6)又は(7)において、第1反射率の前記情報記録層と、前記第1反射率と異なる第2反射率の前記情報記録層とを少なくとも有することを特徴とする光再生方法。
(9)反射率が4%以下となる情報記録層を有する光記録媒体を回転させる回転駆動装置と、波長λが400〜410nmの再生レーザー光を発生するレーザー光源と、前記再生レーザー光を集光して前記光情報記録媒体に照射する対物レンズと、前記再生レーザー光の反射光を受光して電子信号に変換する光電変換装置と、前記再生レーザー光の再生パワー平均値Praを1.2mWより大きく制御するレーザー制御装置と、を備えることを特徴とする光再生システム。
本発明によれば、低反射率の光記録媒体を再生する際における再生品質のばらつきを抑制し、光記録媒体の再生耐久性を向上させることができるという優れた効果を奏し得る。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る光再生方法を実現する光再生システム100の構成が示されている。この光再生システム100は、再生に利用するレーザー光Zを発生させるレーザー光源102、レーザー光源102を制御するレーザーコントローラ104、レーザー光Zを光記録媒体1に導く光学機構106、レーザー光Zの反射光を検出する光検出装置108、この光検出装置108の検出情報を、PRML識別方式で復号するPRML処理装置110、光記録媒体1を回転させるスピンドルモータ112、スピンドルモータ112を回転制御するスピンドルドライバ114、光検出装置108から送信された電気信号に基づいてフォーカスエラー(FE)を検出し、このフォーカスエラーを利用してレンズ駆動コイル106Bをフォーカス方向(光軸方向)に駆動制御するフォーカスコントローラ113、光検出装置108から送信された電気信号に基づいてトラッキング誤差を検出し、このトラッキング誤差を利用してレンズ駆動コイル106Bをトラッキング方向に駆動制御するトラッキングコントローラ115、特に図示しないCPU(中央演算装置)との間で復号後の再生データのやり取りを行う信号処理装置116を備える。
レーザー光源102は半導体レーザーであり、レーザーコントローラ104によって制御されて所定パワー及び波形のレーザー光Zを発生させる。光学機構106は、対物レンズ106Aや偏光ビームスプリッタを備え、レーザー光Zの焦点を情報記録層に適宜合わせることが可能となっている。なお、偏光ビームスプリッタは、情報記録層の反射光を取り出して光検出装置108に導く。光検出装置108はフォトディテクタであり、レーザー光Zの反射光を受光して電気信号に変換し、再生信号としてPRML処理装置110に出力する。PRML処理装置110では、この再生信号を復号化し、復号化された2値の識別信号を信号処理装置116に出力する。
更にこの光再生システム100では、レーザー光Zの波長λが400〜410nmに設定されている。また、光学機構106における対物レンズ106Aの開口数NAは0.84〜0.86に設定されている。詳細に、レーザー光Zの波長λは405nm、対物レンズ106Aの開口数NAは0.85に設定されている。また、この光再生系のクロック周波数fは、66MHzに設定されている。スピンドルドライバ114によって回転制御される光記録媒体1の回転数は、0〜10000rpmの範囲内で自在に制御できるようになっている。この結果、光記録媒体1の線速度LVは、4.1m/s〜16.4m/sの範囲を含んで自在に制御できる。
光記録媒体1の情報再生を開始するには、所定の再生パワーによってレーザー光源102からレーザー光Zを発生させ、このレーザー光Zを光記録媒体1の情報記録層に照射して再生を開始する。なお、この再生パワーの制御方法は後述する。レーザー光Zは情報記録層で反射されて、光学機構106を介して取り出されて光検出装置108で実際の再生信号(以下、実信号という)となる。
図2(A)には、光記録媒体1の全体構成が示されている。この光記録媒体1は外形が約120mm、厚みが約1.2mmとなる円盤状の媒体である。図2(B)に拡大して示されるように、光記録媒体1は、基板10と、L0情報記録層20と、スペーサー層30と、L1情報記録層22と、カバー層36と、ハードコート層38がこの順に積層されており、情報記録層が2層構造となっている。
スペーサー層30、カバー層36及びハードコート層38は、全て光透過性を有しており、外部から入射されるレーザー光を透過するようになっている。この結果、ハードコート層38の光入射面38Aから入射されるレーザー光Zを用いれば、L0、L1情報記録層20、22に対する情報の記録・再生が可能となる。
L1情報記録層22は、光記録媒体1の光入射面38Aに近い側の情報記録層となり、L0情報記録層20は、光入射面38Aから遠い側の情報記録層となる。本実施形態では、各情報記録層20、22の記録容量は30GBである。なお、情報記録層毎に記録容量を異ならせることも可能であり、また、記録容量は30GB以外にも自在に設定することができる。
基板10は、厚さ約1.1mmのとなる円盤状の部材であり、その素材として例えば、ガラス、セラミックス、樹脂等の種々の材料を用いることができる。ここではポリカーボネート樹脂を用いている。なお、樹脂としてはポリカーボネート樹脂以外にも、オレフィン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂等を採用することも出来る。中でも加工や成型の容易性から、ポリカーボネート樹脂やオレフィン樹脂が好ましい。また、基板10における情報記録層側の面には、用途に応じて、グルーブ、ランド、ピット列等が形成される。
スペーサー層30は、L0情報記録層20とL1情報記録層22の間に積層されており、これらの間を離間させる機能を有する。スペーサー層30の光入射面38A側表面には、グルーブ(ランド)、ピット列等が形成される。スペーサー層30の材料は様々なものを用いることが出来るが、既に述べたように、レーザー光Zを透過させる為に光透過性材料を用いる必要がある。例えば、紫外線硬化性アクリル樹脂を用いることも好ましい。
この光記録媒体1では、スペーサー層30の厚みが25μmに設定されている。また、ハードコート層38の厚みは2μm、カバー層36の厚みは73μmに設定されている。この結果、この光記録媒体1では、L0情報記録層20、L1情報記録層22の双方が、光入射面38Aから105μm未満に配置される。特にL1情報記録層22は、光入射面38Aから80μm以下に設定されている。
L0、L1情報記録層20、22はデータを保持する層である。データの保持形態としては、予めデータが書き込まれており書換が不能な再生専用型や、利用者による書き込みが可能な記録型があり、ここでは記録型を採用している。データの保持形態が記録型の場合、詳細には、一度データを書き込んだエリアに再度データの書き込みが出来ない追記型と、データを書き込んだエリアに対してデータを消去し、再度書き込みが可能な書換型があるが、ここでは書換型を採用している。なお、情報記録層20、22において、データの保持形態を互いに異ならせることも可能である。
書換型となるL0、L1情報記録層20、22では、その材料として相変化材料が用いられる。光記録再生システム100を用いて、相変化材料の加熱量と冷却速度を適宜制御すると、情報記録層20、22に結晶化領域とアモルファス領域が選択的に作り出される。この結晶化領域とアモルファス領域の反射率が互いに異なる性質を利用して、L0、L1情報記録層20、22に記録マークが形成される。また、この相変化材料は、一旦、記録マークが形成された後でも、再び、レーザー光Zを照射することで結晶化状態とアモルファス状態を適宜作り出すことができるという性質がある。この結果、L0、L1情報記録層20、22に記録マークが可逆的に形成され、データの消去及び再記録が可能となる。
なお、グルーブは、データ記録時におけるレーザー光Zのガイドトラックとしての役割を果たし、このグルーブに沿って進行するレーザー光Zのエネルギー強度が変調される事によって、グルーブ上の情報記録層20、22に記録マークが形成される。
L0情報記録層20に対して十分なレーザー光Zを照射するためには、L1情報記録層22に高い光透過性が要求される。従って、L1情報記録層22は、膜厚を小さくすることで、光透過性と光反射特性の双方の特性を併せ持つようにする。一方、L0情報記録層20は、できる限り高い反射率が要求されるので、膜厚を大きくすることで、光透過率が略零となるようにする。
更に本実施形態では、L1情報記録層22の光反射率をR1(以下、L1層反射率R1という)、L0情報記録層20の光反射率をR0(以下、L0層反射率R0という)とした場合に、これら反射率R1、R0が4%以下となるように設定されている。なお、L0層反射率R0は2%以上となるように設定される。
なお、このL1層反射率R1は、具体的に、L1情報記録層22にレーザー光Zを照射する際に、光入射面38Aに入射される入射光と、同入射面38Aから放出される反射光の比率を意味する。同様に、このL0層反射率R0は、L0情報記録層20にレーザー光Zを照射する際に、光入射面38Aに入射される入射光と、同入射面38Aから放出される反射光の比率を意味する。
また、L1層反射率R1とL0層反射率R0の差が大きいと、再生品質にばらつきが生じやすい。そこで本実施形態では、後述するように、レーザー光の照射方法や再生線速を適宜制御することによって、ばらつきの少ない再生出力を得るようにしている。
既に述べたように、本実施形態では、各情報記録層20、22の記録容量が30GBに設定される場合を例示したが、この記録容量は、記録領域(面積)の大きさと線記録密度の大きさの組み合わせによって決定される。各情報記録層20、22の記録領域(面積)には限界があるため、通常、線記録密度を高めることで容量を増大させる。なお、線記録密度は、レーザー光Zが情報記録層20、22を移動する単位距離中に、どの程度のデータ量を記録・保持させることができるか否か、換言すると、記録・再生タイミングを決定する単位クロック(時間)中にレーザー光Zがどの程度移動するか否かによって決定される。例えば、記録時における光記録媒体1とレーザー光の相対的な線速をLV、記録時のチャネルビット周波数をfとした場合、図3に示されるように、クロック周期Tの間にレーザー光Zが情報記録層を移動する距離W(以下、チャネルビットPの長さWと表現する)がLV/fとなる。この距離Wが小さいほど、記録容量が大きいことを意味する。本実施形態ではチャネルビットPの長さWは62nmに設定される。
また、本実施形態では、変調信号が(1,7)RLLに設定されおり、最小記録マーク46が2Tマーク、最小スペース48が2Tスペースとなる。この結果、最小記録マーク46及び最小スペース48の長さ2Wは、2W=2LV/f、即ち124nmに設定される。このように2Tマークや2Tスペースが極めて小さくなると、これら最小マーク、最小スペースの連続信号の振幅が小さくなるので、ジッタレベルによる2値検出が不可能になる。更に、最小マークや最小スペースの面積が極めて小さくなると、記録マーク領域内において、情報記録層20、22の一部が変質するだけでも再生エラーとなってしまう。従って、本実施形態では、PRML識別方式を用いて再生・評価を行うようにしている。
次に、レーザー光Zの照射制御について説明する。
レーザーコントローラ104は、高周波重畳方式によるレーザー光Zの照射と、定常光(DC光)方式によるレーザー光Zの照射を適宜切り替えることが可能となっている。また、このレーザーコントローラ104は、高周波重畳方式及び定常光(DC光)方式のいずれにおいても、再生パワー平均値Praが1.2mWよりも大きくなるようにレーザー光Zを制御する。具体的にはPra=1.3mWとなるように制御する。
例えば、図4(A)に示されるように、高周波重畳方式では、短時間且つ高ピークパワー(Prp)となるパルス状の再生レーザー光Qを高周波で照射する。この際、再生パワー平均値Praは、パルス状の再生レーザー光Qがこの再生パワー平均値Praを下限にして囲まれた面積S1と、ボトムパワーPrbと再生パワー平均値Praで囲まれた面積S2が一致するレベルで定義される。
本実施形態では、この再生パワー平均値Praを1.2mWよりも大きくしていることから、各情報記録層20、22における再生品質のばらつきが抑制され、再生エラーを低減することが可能となる。このばらつきの低減効果については、実施例において後述する。
更に、本実施形態のように再生パワー平均値Praを1.2mWよりも大きい状態で維持する場合、レーザーコントローラ104は、レーザー光ZのピークパワーPrpが再生パワー平均値Praの4倍未満となるように制御する。即ち、Prp/Pra<4、となるようにレーザー光Zを照射する。結果、過大なパワーのレーザー光Zが各情報記録層20、22に照射される事態を回避でき、再生時のレーザー光Zによって、情報記録層20、22の情報が消去されてしまったり、誤って情報を書き込んでしまうような状況を回避できる。
また例えば、図4(B)に示されるように、定常光方式では、一定の出力となるDC光を照射する。この際、定常時のレーザーパワーは1.2mWより大きくなるように制御する。具体的には、Prp=Pra=1.3mWとなるようにレーザー光Zを制御する。このように、定常光方式を採用することで、再生パワー平均値Praを1.2mWより大きく維持して再生品質を向上させると同時に、ピークパワーPrpを低減させることが可能となり、情報記録層20、22において、記録済みマークの意図しない消去や、ブランク部分への意図しない書きこみを行ってしまう危険性を回避することが可能となる。
また、スピンドルドライバ114は、好ましくは線速度LVが4.1m/sよりも大きくなるように、更に好ましくは8.2m/sより大きくなるようにスピンドルモータ112を制御する。このように、レーザー光Zと光記録媒体1の相対線速度を高く設定することで、情報記録層20、22に蓄積される熱量を低減することが可能になる。この結果、再生レーザー光Zによる情報記録層20、22への意図せざる情報の消去・書き込みリスクを回避することができ、繰り返して再生を行う際の信号の品質劣化を抑制できる。特に、線速度LVを8.2m/sよりも大きくすることで、品質劣化が大幅に低減されることが本発明者らの研究により明らかとされている。
なお、再生速度を増大させると、再生信号の帯域は自ずと高周波側へシフトするが、フォトディテクタである光検出装置108は、信号が高周波になるほど感度が悪化するという問題がある。そこで本実施形態では、再生パワー平均値Praを1.2mWより大きく設定することで、反射光量の増大によってその感度劣化を補償することが可能となっている。つまり、再生パワー平均値Praの増大は、情報記録層20、22における再生品質のばらつきの抑制と、光検出装置108の再生感度の向上の双方に合理的に作用する。
以上、本実施形態の本光再生システム100によれば、情報記録層20、22の反射率が4%以下となる光記録媒体1を再生する際に、情報記録層に照射するレーザー光Zの再生パワー平均値Praを1.2mWより大きく設定していることから、再生信号の品質を高めることが可能となり、且つ、各情報記録層20、22間における品質のばらつきを低減させることが可能となる。更に、本光再生システム100では、レーザー光の再生線速を4.1m/sより大きく(具体的には8.2m/sに)設定しているので、再生パワー平均値Praを増大させても、情報記録層20、22に蓄積される熱量を低減させることができる。結果、意図せざる消去・書き込みを行ってしまう危険性を回避し、再生品質や再生耐久性を高めることが可能となる。特に、レーザー光Zの再生線速を8.2m/sより大きく設定すれば、記録マークの誤消去・誤書き込みを行ってしまう危険性をより確実に回避することができる。
更に本光再生システム100では、再生方法として高周波重畳方式を採用する場合であっても、ピークパワーPrpを、再生パワー平均値Praの4倍未満に設定しているので、情報記録層20、22が局所的に加熱される事態を回避することができ、再生耐久性を一層高めることができるようになる。波長λが400〜410nmとなる場合は特に再生耐久性が悪化し易いが、本実施形態を適用することで、再生耐久性を向上させることが可能となる。
更に本実施形態では、ピークパワーPrpと再生パワー平均値Praが同じ、即ちレーザー光Zを定常光として照射することができるので、照射パワーのばらつきが抑制され、局所加熱による記録マークの意図せざる消去・書き込みを行ってしまう危険を回避することが可能となる。この結果、この光記録媒体1を繰り返し再生しても、再生信号品質の劣化が低減される。
また、本実施形態のようにレーザー光Zを制御することで、再生品質や再生耐久性を高いレベルで維持しながらも、情報記録層20、22の反射率を4%以下に設定できる。結果、本実施形態のように、情報記録層20、22を多層化することが可能となる。望ましくは情報記録層を4層以上配置して、記録容量を増大させることが好ましい。
[実施例及び比較例]
光記録再生システム100を用いて光記録媒体1を再生した結果を示す。なお、比較例として、他の光再生方法によって光記録媒体を再生した結果を併せて示す。なお、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1〜実施例3、比較例1のサンプル媒体の作成]
まず、実施例1〜実施例3、比較例1で用いるサンプル媒体を説明する。まず、射出成型法によって基板10を製造した。この基板10の表面にはトラックピッチが0.32μmとなる螺旋状のグルーブを形成した。基板10の素材としてポリカーボネート樹脂を用い、厚みを1.1mm、直径120mmに設定した。
次に、この基板10をスパッタリング装置にセットし、グルーブが形成される側の表面に対してL0情報記録層を形成した。具体的には、まず、Agの反射膜を膜厚100nmで形成し、次いで、ZnS−SiO2(80:20)による第2誘電体層を膜厚15nmで形成し、更にSbTeGe(75:20:5)のによる記録膜を膜厚10nmで形成し、また更に、ZnS−SiO2(80:20)による第1誘電体層を膜厚15nmで形成し、最後にAlNの放熱層を膜厚30nmで形成した。
次に、L0情報記録層が形成された基板10をスピンコート装置にセットし、回転させながらアクリル系紫外線硬化性樹脂を滴下し、これをスピンコートした。その後、スピンコートされた樹脂の表面に対して、螺旋状のグルーブパターンを有する光透過性スタンパを押し当て、この光透過性スタンパを介して、紫外線を樹脂に照射して硬化させた。硬化後に、光透過性スタンパを剥離することで、螺旋状のグルーブを備えた厚み25μmのスペーサー層を形成した。
これを再びスパッタリング装置にセットして、このスペーサー層の表面にL1情報記録層を形成した。具体的には、まず、ZrO2−Cr2O3(50:50)による第3誘電体層を膜厚5nmで形成し、更にAgCuの反射膜を膜厚12nmで形成し、次いで、ZrO2−Cr2O3(50:50)による第2誘電体層を膜厚4nmで形成した。更にSbTeGeIn(71:10:9:10)による記録膜を、実施例1では膜厚9nmで形成し、実施例2では膜厚8nmで形成し、実施例3では膜厚7nmで形成し、比較例1では膜厚6nmで形成した。記録膜の上には、更に、ZnS−SiO2(80:20)による第1誘電体層を膜厚13nmで形成し、最後にAlNの放熱層を膜厚45nmで形成した。
このようにしてL1情報記録層が形成された基板10をスピンコート装置にセットし、回転させながらアクリル系紫外線硬化性樹脂を滴下し、これをスピンコートした。その後、スピンコートされた樹脂に紫外線を樹脂に照射して硬化させ、厚み73μmのカバー層を形成した。
次に、カバー層の上に、紫外線/電子線硬化型ハードコート剤をスピンコート法により塗布した後、大気中で3分間加熱して被膜内部の希釈溶剤を除去し、未硬化ハードコート材料層を形成した。この未硬化のハードコート材料層に対して、表面材料溶液をスピンコート法によって塗布した。なお、この表面材料溶液は、フッ素系溶剤に、パーフルオロポリエーテルジアクリレートと、3−パーフルオロオクチル−2−ヒドロキシプロピルアクリレートとを加えて調整したものである。その後、ハードコート材料層を60℃で3分間乾燥し、更に、窒素気流下で電子線を照射してハードコート材料層と表面材料溶液を同時に硬化させた。なお、電子線の照射については、電子線照射装置Curetron(日新ハイボルテージ株式会社製)を用いた。
上記行程によって、L1情報記録層の記録膜の膜厚を4種類に変化させることで、実施例1〜実施例3、比較例1のサンプル用の光記録媒体1を得た。実施例1の光記録媒体では、L0情報記録層の反射率R0が2.0%、実施例2の光記録媒体では、L0情報記録層の反射率R0が3.1%となり、実施例3の光記録媒体では、L0情報記録層の反射率R0が4.0%となった。また比較例1の光記録媒体では、L0情報記録層の反射率R0は5.2%となった。
[再生パワー平均値の評価]
まず、再生パワー平均値の是非を検討するために、実施例1〜実施例3、比較例1の光記録媒体1のL0情報記録層に対して、光記録再生システム100を利用して、2倍速によって情報を記録した。記録時における光記録再生システム100の条件は、変調信号が(1,7)RLL、レーザー光Zの波長λを405nm、対物レンズ106Aの開口数NAを0.85、光記録再生系のクロック周波数fを132MHz、スピンドルドライバ114によって回転制御される光記録媒体1の線速度LVを8.2m/sとした。
記録完了後、光記録再生システム100を用いて、実施例1〜実施例3、比較例1の光記録媒体のL0情報記録層に記録されている情報を、再生パワー平均値Praを変化させながら、1倍速の高周波重畳方式で再生して信号品質を評価した。本実施例及び比較例では、0.7mW、1.0mW、1.2mW、1.3mWの4種類の再生パワー平均値Praを採用して再生した。なお、1倍速であるので、光記録再生系のクロック周波数fは66MHz、スピンドルドライバ114によって回転制御される光記録媒体1の線速度LVは4.10m/sに設定した。再生時における光記録再生システム100におけるPRML処理装置110は、拘束長4に設定した。この再生時の信号品質を評価した結果を図5に示す。なお、光記録再生システム100による再生品質の評価指標としてbER(bit Error Rate)を用いた。なお、評価装置としてここではパルステック工業株式会社のPRML評価ユニット(ODU1000)を利用した。
図5から明らかなように、L0情報記録層の反射率の相違によって、再生信号品質が大きく変動することがわかる。その一方で、再生パワー平均値Praを1.2mWより大きくすると、その信号品質のばらつきが大幅に抑制されることが明らかとなり、更に、再生パワー平均値Praを1.3mWにすると、信号品質のばらつきがほとんど無くなることが明らかとなった。従って、本実施例のように、情報記録層を多層化することで各情報記録層の反射率が4%以下となる場合であっても、再生パワー平均値を1.2mWより大きく、望ましくは1.3mW以上に設定することで、常に安定した再生信号が得られることになる。また、多層化された光記録媒体において、第1の反射率(例えば4%)の情報記録層と、この第1反射率と異なる第2反射率(例えば2%)の情報記録層を混在させるような場合でも、再生パワー平均値を1.2mWより大きく、望ましくは1.3mW以上に設定することで、各情報記録層において安定した再生信号が得られることになる。従って、各情報記録層における反射率設計の自由度を高めることも可能になる。
[照射方式による再生耐久性の評価]
次に、実施例1のサンプル媒体(L0情報記録層の反射率が2%)を利用し、高周波重畳方式と定常光方式のレーザー光制御による再生耐久性の評価を行った。具体的には、高周波重畳方式では、再生パワー平均値Praを1.3mW、ピークパワーPrp/平均値Praを4、再生線速度LVを8.2m/sとして、L0情報記録層の同じ領域を1,000,000回繰り返し再生して、再生信号品質の変化を評価した。また、定常光方式では、再生パワー平均値Praを1.3mW、再生線速度LVを8.2m/sとして、L0情報記録層の同じ領域を1,000,000回繰り返し再生して、再生信号品質の変化を評価した。この結果を図6に示す。なお、信号品質の評価は、1回、1000回、10000回、100000回、1000000回のタイミングで、上記評価装置を用いてbERを測定することで行った。
図6から明らかなように、高周波重畳方式では、初期は信号品質が良好だが、繰り返し再生回数が100回を超えてくると信号品質が悪化することが明らかとなった。これは、高いピークパワーPrpによるパルス状のレーザー光により、L0情報記録層における相変化材料が変質していると考えられる。一方、定常光方式では、再生パワー平均値Praを高く維持しても、信号品質の劣化がほとんど生じない結果となった。従って、情報記録層の反射率が低い場合には、1.2mWより大きいパワーのDC光を用いて再生することが望ましいことが明らかとなった。
[再生線速度による再生耐久性の評価]
次に、実施例1のサンプル媒体(L0情報記録層の反射率が2%)を利用し、再生線速度の変化に基づく再生耐久性の評価を行った。なお、再生条件として高周波重畳方式を採用し、再生パワー平均値Praを1.3mW、ピークパワーPrp/平均値Pra=4に設定し、L0情報記録層の同じ領域を1,000,000回繰り返し再生して品質変化を評価した。繰り返し再生線速度としては、具体的には8.2m/s(2X)、12.3m/s(3X)、16.4m/s(4X)を選定した。この結果を図7に示す。なお、信号品質の評価は、1回、1000回、10000回、100000回、1000000回のタイミングで、上記評価装置を用いてbERを測定することで行った。
図7から明らかなように、線速度LVが8.2m/s(2X)の場合、初期は信号品質が良好だが、繰り返し再生回数が100回を超えてくると信号品質が悪化することが明らかとなった。これは、線速度が遅いことで、高いピークパワーPrpによるパルス状のレーザー光がL0情報記録層の一部領域に蓄積されてしまい、相変化材料に変質を促してしまっていると考えられる。一方、線速度LVが12.3m/s(3X)、望ましくは16.4m/s(4X)になると、繰り返し再生を行っても、信号品質の劣化が抑制され、再生耐久性が向上することが明らかとなった。従って、高周波重畳方式でも、再生線速度を向上させることで、再生耐久性を向上させることができることが分かる。
以上、本実施形態では、光記録媒体における情報記録層が2層構造である場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、単層或いは3層以上の光記録媒体でもよい。また、情報記録層が、相変化材料を用いた書換型の場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、追記型等の他の情報保持形態であっても構わない。
また、光入射面から各情報記録層までの距離も、本実施例に限定されるものではない。例えば、本実施形態では2つの情報記録層の全てが光入射面から100μm以内に積層される場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、多層化する際には、一部の情報記録層が100μm以上の場所に積層されるようにしても良い。更に、本実施形態の光再生システムでは、高周波重畳方式と定常光方式を適宜選択できる場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、いずれか一方のみで再生を行うようにしても良い。また更に、本実施形態では、各情報記録層の記録容量が30GBとなる場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、30GBより小さくても良く、また大きくても良い。
尚、本発明の光再生方法、光再生システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、各種光記録媒体の再生に幅広く適用することが可能である。
本発明の実施の形態の例に係る光再生システムのシステム構成を示すブロック図 同光再生システムで再生される光記録媒体を示す斜視図、及び拡大断面図 同光記録媒体の情報記録層におけるデータ保持状態を示す拡大斜視図 同光再生システムで照射されるレーザー光のタイムチャート図 本実施例及び比較例の再生パワー平均値の評価結果を示すグラフ図 本実施例の照射方式による再生耐久性の評価結果を示すグラフ図 本実施例の再生線速度による再生耐久性の評価結果を示すグラフ図
符号の説明
1 ・・・ 光記録媒体
10 ・・・ 基板
20 ・・・ L0情報記録層
22 ・・・ L1情報記録層
30 ・・・ スペーサー層
36 ・・・ カバー層
38 ・・・ ハードコート層
38A ・・・ 光入射面
100 ・・・ 光再生システム
110 ・・・ PRML処理装置

Claims (9)

  1. 光記録媒体に対して、波長λが400〜410nmの再生レーザー光を照射して情報を再生する光再生方法であって、
    前記光記録媒体における情報記録層の反射率が4%以下となる際に、前記情報記録層に照射する前記再生レーザー光の再生パワー平均値Praを1.2mWより大きくすることを特徴とする光再生方法。
  2. 請求項1において、
    前記再生レーザー光を用いて前記光記録媒体を再生する際の再生線速を4.1m/sより大きくすることを特徴とする光再生方法。
  3. 請求項1又は2において、
    前記再生レーザー光の再生パワーピーク値をPrpとした際に、Prp/Pra<4に設定することを特徴とする光再生方法。
  4. 請求項3において、
    前記情報記録層に照射する前記再生レーザー光を定常光とすることを特徴とする光再生方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記再生レーザー光を用いて前記光記録媒体を再生する際の再生線速を8.2m/sより大きくすることを特徴とする光再生方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記光記録媒体が情報記録層を2層以上有することを特徴とする光再生方法。
  7. 請求項6において、
    前記光記録媒体が情報記録層を4層以上有することを特徴とする光再生方法。
  8. 請求項6又は7において、
    第1反射率の前記情報記録層と、前記第1反射率と異なる第2反射率の前記情報記録層とを少なくとも有することを特徴とする光再生方法。
  9. 反射率が4%以下となる情報記録層を有する光記録媒体を回転させる回転駆動装置と、
    波長λが400〜410nmの再生レーザー光を発生するレーザー光源と、
    前記再生レーザー光を集光して前記光情報記録媒体に照射する対物レンズと、
    前記再生レーザー光の反射光を受光して電子信号に変換する光電変換装置と、
    前記再生レーザー光の再生パワー平均値Praを1.2mWより大きく制御するレーザー制御装置と、
    を備えることを特徴とする光再生システム。
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