JP2009115217A - 樹脂製ブーツ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】結束樹脂バンドを用いて安定してシャフト又はスリーブに固定することが可能な樹脂製ブーツ及びそのような樹脂製ブーツを備えた電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】本発明の樹脂製ブーツ20は、一端部に備えた円筒形固定部23を筒形ケース11の外側に嵌合し、その外側から結束樹脂バンド30を締め付けて固定される。結束樹脂バンド30は、バンド本体31の一端部に、そのバンド本体31を挿通可能なバンド挿通孔を有したヘッド部32を備えてなる。これに対し、円筒形固定部23の外周面には、その周方向の任意の位置でヘッド部32を受容可能なヘッド部受容溝25が陥没形成され、そのヘッド部受容溝25の底面25Wに、ヘッド部32より幅狭でありかつバンド本体31を受容可能なバンド本体受容溝31が陥没形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、蛇腹筒形状のブーツ本体の一端部に円筒形固定部を一体形成して備えた樹脂製ブーツ及び、そのような樹脂製ブーツが両端部に組み付けられた電動パワーステアリング装置に関する。
従来の樹脂製ブーツに備えた円筒形固定部は、シャフト又はスリーブの外側に嵌合されかつ外側からステンレス製のバンドを締め付けて固定されていた。また、バンドが円筒形固定部の軸方向に対して斜めに巻かれないようにするために、円筒形固定部にはバンドを位置決めするためのバンド受容溝が形成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−263487号公報(段落[0003]、第5図)
ところで、コスト削減の観点から、上記したステンレス製のバンドに代えて図9に示したような結束樹脂バンド1を用いて円筒形固定部8がシャフト9等に固定される場合がある。その結束樹脂バンド1は、バンド本体2の一端部に、そのバンド本体2を挿通可能なバンド挿通孔3Aを有したヘッド部3を一体成形した構造になっている。
しかしながら、ステンレス製のバンドに比べ、結束樹脂バンド1はバンド本体2の幅とヘッド部3に幅との差が大きいため、ヘッド部3をバンド受容溝7内に受容した状態でバンド本体2がバンド受容溝7内を比較的自由に動き得る。このため、図9に示すように、バンド本体2が円筒形固定部8の軸方向に対して斜めに巻かれて楕円状になり、締め付け力が低下する事態が起こり得た。また、電動パワーステアリング装置に対して従来の樹脂製ブーツを結束樹脂バンド1にて取り付けた場合、上記した締め付け力の低下により電動パワーステアリング装置の内部に水が侵入し、その内部のラックシャフトやモータ等の構成部品が錆びて各部の摩擦が変化し、操舵フィーリングが低下することも考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、結束樹脂バンドを用いて安定してシャフト又はスリーブに固定することが可能な樹脂製ブーツ及びそのような樹脂製ブーツを備えた電動パワーステアリング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る樹脂製ブーツは、蛇腹筒形状のブーツ本体の一端部に円筒形固定部を一体形成して備えた樹脂製ブーツであって、円筒形固定部をシャフト又はスリーブの外側に嵌合し、その外側から結束樹脂バンドを締め付けることで、シャフト又はスリーブに固定される樹脂製ブーツにおいて、結束樹脂バンドは、バンド本体の一端部に、そのバンド本体を挿通可能なバンド挿通孔を有したヘッド部を備えてなり、円筒形固定部の外周面には、その周方向の任意の位置でヘッド部を受容可能なヘッド部受容溝が陥没形成されると共に、ヘッド部受容溝の底面には、ヘッド部より幅狭でありかつバンド本体を受容可能なバンド本体受容溝が陥没形成されたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の樹脂製ブーツにおいて、円筒形固定部のうちバンド本体受容溝の裏面側に環状突条が形成されたところに特徴を有する。
請求項3の発明に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1又は2に記載の樹脂製ブーツが両端部に固定されたスリーブと、スリーブに組み付けられたモータと、スリーブの内側を挿通し、モータの動力によって直動する共に、両端部がスリーブの両端部から突出して樹脂製ブーツに覆われた直動シャフトと、各樹脂製ブーツの内部で一端部が直動シャフトの端部に連結されると共に他端部が樹脂製ブーツから露出して転舵輪に連結される1対のタイロッドとを備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
結束樹脂バンドのバンド本体をヘッド部のバンド挿通孔に挿通して環状とし、請求項1の樹脂製ブーツにおける円筒形固定部の外側に巻き付け、ヘッド部を円筒形固定部のヘッド部受容溝に受容すると、バンド本体がバンド本体受容溝との対向位置に配置される。このとき、バンド本体が円筒形固定部の軸方向に対して斜めに巻かれた楕円状になると、バンド本体とバンド本体受容溝とがずれるので、目視にて容易に確認することができる。その場合、バンド本体をバンド本体受容溝に対向した正規の位置に修正してから結束樹脂バンドを締め付ければよい。そして、結束樹脂バンドの締め付けにより、バンド本体がバンド本体受容溝に受容されると、そのバンド本体受容溝の両内側面によってバンド本体が正規の位置に位置決めされ、バンド本体が円筒形固定部の外周面に沿った円形になって締め付けられる。このように本発明によれば、結束樹脂バンドのバンド本体を円筒形固定部における正規の位置に安定して締め付けることができるので、樹脂製ブーツのシャフト又はスリーブに対する固定が安定する。
[請求項2の発明]
請求項2の樹脂製ブーツによれば、円筒形固定部のうちバンド本体受容溝の裏面側に環状突条を配置したので、バンド本体受容溝に受容されたバンド本体によって環状突条を確実に押し潰すことができ、樹脂製ブーツとシャフト又はスリーブとの間の防塵性・防水性が向上する。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、樹脂製ブーツがスリーブに安定して固定されるので、スリーブとその内側に挿通された直動シャフトとの間に塵や水が進入することが確実に防がれ、電動パワーステアリング装置の信頼性が向上する。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1には、本発明に係る電動パワーステアリング装置10が示されている。この電動パワーステアリング装置10は、車両本体(図示せず)に固定される筒形ケース11(本発明の「スリーブ」に相当する)の内部に直動シャフト12を挿通して備えている。また、筒形ケース11における軸方向の中間部分には筒形モータ(図示せず)が内蔵され、その筒形モータのロータにはボールナットが一体回転可能に固定されている。一方、直動シャフト12における軸方向に中間部分にはボールネジが形成されている。そして、ボールナットとボールネジとを螺合してなるボールネジ機構により、直動シャフト12が筒形ケース11に対して直動する。
図1に破線で示すように、直動シャフト12の両端部は、筒形ケース11の両端部から外側に突出しており、その直動シャフト12の両端部にはタイロッド13,13が傾動可能に連結されている。そして、筒形ケース11の両端部に固定された樹脂製ブーツ20によって直動シャフト12とタイロッド13との連結部分が覆われている。
図2には、電動パワーステアリング装置10の一端部が拡大して示されている。同図に示すように、樹脂製ブーツ20は、蛇腹筒形状のブーツ本体21の両端部に円筒形固定部22,23を一体形成して備えている。ブーツ本体21は、筒形ケース11から離れるに従って全体の外径が徐々に小さくなった先細り形状になっている。そして、ブーツ本体21のうち先細りになった先端部から延設された一方の円筒形固定部22がタイロッド13の外面に嵌合され、図示しないステンレス製のバンドにて外側から締め付けられてタイロッド13に固定されている。
一方、ブーツ本体21の基端部から延設された他方の円筒形固定部23は、筒形ケース11の両端部に備えた円筒状のブーツ固定部11Cの外側に嵌合されかつ、外側から結束樹脂バンド30を締め付けて筒形ケース11に固定されている。
図3及び図4には、結束樹脂バンド30が単体の状態で示されている。図3に示すように、結束樹脂バンド30は、バンド本体31の一端部にヘッド部32を一体成形してなる。バンド本体31は、一端部が徐々に幅狭になった先細り形状になっており、一端部以外の全体は均一幅になっている。また、バンド本体31のうち厚さ方向(図3の紙面と直交する方向)を向いた表裏両面のうち一方の表側面31Xには、複数の係止歯31Aが形成されている。それら係止歯31Aは、バンド本体31の幅方向に延びた突条形状になっている。また、図4の断面形状に示すように、係止歯31Aは、バンド本体31の厚さ方向(図4の左右方向)に対して傾斜した摺接面と、バンド本体31の厚さ方向と平行になった係止面とを有した直角三角形になっている。そして、複数の係止歯31Aが間隔を開けずに隣り合わせに形成され、その結果、バンド本体31の表側面31Xにおける長手方向の中間部は、断面直角三角形の凹凸が繰り返された波形形状になっている。
ヘッド部32は、全体が略直方体形状になっている。そして、図4に示すように、バンド本体31のうち先細りにはなっていない端部(以下、「バンド本体31の基端部」という)の表側面31Xに、ヘッド部32の底面における一の縁部が重ねられている。また、バンド本体31の基端面は、裏側面31Yから表側面31Xに向かうに従ってバンド本体31の先端部(先細りになった端部)側に傾斜した案内面31Zになっている。
ヘッド部32には、バンド本体31の厚さ方向と平行な方向にバンド挿通孔32Sが貫通係止されている。そして、図5に示すように、バンド本体31の表側面31Xが外側を向けてバンド本体31を湾曲変形させ、バンド本体31を先端部からバンド挿通孔32S内に挿入することができる。このとき、バンド本体31の先端部を案内面31Zに突き当てるとバンド挿通孔32S内へと案内され、挿入作業が容易になる。
バンド挿通孔32Sの内部には、バンド本体31の表側面31Xと対向する部分に係止爪32Aが形成されている。係止爪32Aには、バンド本体31の係止歯31Aと凹凸係合可能な複数の係止突起32Bが形成されている。それら係止突起32Bの断面形状は、係止歯31Aと同様に摺接面と係止面を有した直角三角になっている。そして、バンド本体31をバンド挿通孔32S内に挿入すると、係止歯31Aと係止突起32Bの斜面同士の摺接により係止爪32Aが弾性変形して、バンド本体31を挿入していくことができる。一方、バンド本体31をバンド挿通孔32Sから抜く方向に引っ張ると、係止歯31Aと係止突起32Bの係止面同士が係止して、バンド本体31をヘッド部32に対して移動することができくなる。即ち、結束樹脂バンド30は締め付けることができるが、緩めることはできない構造になっている。
図6に拡大して示すように、筒形ケース11のブーツ固定部11Cには、その先端寄り位置の外周面にブーツ係止溝11Mが形成されている。また、筒形ケース11のうちブーツ係止溝11Mより先方部分には、先端に向かうに従って外径が徐々に縮径したテーパー部11Tが備えられている。
さて、樹脂製ブーツ20のうちブーツ固定部11Cに嵌合される円筒形固定部23には、その内周面にケース係止突部27が突出形成されている。ケース係止突部27は、ブーツ係止溝11Mの幅より僅かに大きくなっている。また、ケース係止突部27の内径は、ブーツ固定部11Cの外径とブーツ係止溝11Mの底面の外径との中間の大きさになっている。また、ケース係止突部27のうち円筒形固定部23の先端側の段差面27D1は、その反対側の段差面27D2に比べて丸みを帯びて緩やかに傾斜している。さらに、ケース係止突部27における幅方向の中央には1対の環状突条28,28が形成されている。
円筒形固定部23の先端部からは側方に向けて先端円板壁24が張り出している。また、円筒形固定部23の基端部には、先端円板壁24に対峙した基端円板壁29が形成されている。また、基端円板壁29のうち先端円板壁24と反対側を向いた面からブーツ本体21の蛇腹を構成する円錐壁21Aが立ち上がっている。
円筒形固定部23の外周面のうち先端円板壁24と基端円板壁29との間は、本発明に係るヘッド部受容溝25になっている。ヘッド部受容溝25の幅は、ケース係止突部27より幅広になっており、ヘッド部受容溝25の幅方向の中間部裏面側にケース係止突部27が配置されている。また、ヘッド部受容溝25のうち先端円板壁24側の内側面25S1は、ヘッド部受容溝25の底面25Wに対して傾斜しており、ヘッド部受容溝25のうち基端円板壁29側の内側面25S2はヘッド部受容溝25の底面25Wに対して直角になっている。
ヘッド部受容溝25の底面25Wには、本発明に係るバンド本体受容溝26が形成されている。バンド本体受容溝26は、ケース係止突部27より幅狭になっており、ケース係止突部27の幅方向の中間部裏面側に配置されている。そして、バンド本体受容溝26の幅方向の中央部裏面側に前記環状突条28,28が配置されている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。樹脂製ブーツ20を筒形ケース11に取り付けるには、樹脂製ブーツ20の円筒形固定部23内に、筒形ケース11のブーツ固定部11Cを押し込む。すると、円筒形固定部23が拡径変形し、図6に示すように、円筒形固定部23のケース係止突部27がブーツ固定部11Cのブーツ係止溝11Mに係合した状態で円筒形固定部23が弾性復元する。ここで、ケース係止突部27のうち円筒形固定部23の先端側の段差面27D1は、丸みを帯びて緩やかに傾斜しているので、円筒形固定部23内へのブーツ固定部11Cの圧入を容易に行うことができる。一方、ケース係止突部27における円筒形固定部23の基端側の段差面27D2は、円筒形固定部23の内面と直交しているので、一度ブーツ固定部11Cを円筒形固定部23内に圧入すると、ケース係止突部27と筒形ケース11との係止により円筒形固定部23は容易には抜けない。
次いで、結束樹脂バンド30のバンド本体31をヘッド部32のバンド挿通孔32Sに挿通して環状とし、樹脂製ブーツ20における円筒形固定部23の外側に巻き付ける。そして、ヘッド部32を円筒形固定部23のヘッド部受容溝25に受容する。すると、バンド本体31がバンド本体受容溝26との対向位置に配置される。このとき、バンド本体31が円筒形固定部23の軸方向に対して斜めに巻かれた楕円状になると、バンド本体31とバンド本体受容溝26とがずれるので、目視にて容易に確認することができる。その場合、バンド本体31をバンド本体受容溝26に対向した正規の位置に修正してから結束樹脂バンド30を締め付ければよい。
そして、結束樹脂バンド30の締め付けにより、バンド本体31がバンド本体受容溝26に受容されると、図8に示すように、バンド本体受容溝26の両内側面26S1,26S2によってバンド本体31が正規の位置に位置決めされ、バンド本体31が円筒形固定部23の外周面に沿った円形になって締め付けられる。詳細には、図7に示すように、結束樹脂バンド30の締め付けによりヘッド部受容溝25の底面25Wに対するバンド本体受容溝26の陥没量が増し、ヘッド部32の底面がヘッド部受容溝25の底面25Wに密着した状態になる。また、結束樹脂バンド30の締め付けによりケース係止突部27が縮径変形されてブーツ係止溝11M内に押し込まれ、筒形ケース11と樹脂製ブーツ20との係止力が高くなる。さらには、環状突条28が押し潰されてブーツ係止溝11Mの底面に密着すると共に、ケース係止突部27の段差面27D1,27D2とブーツ係止溝11Mの両方の内側面とが密着し、防塵性及び防水性が高まる。最後に、結束樹脂バンド30を規定された強さに達するまで締め付けたら、バンド本体31のうちヘッド部32より外側にはみ出した部分を切断して樹脂製ブーツ20の結束樹脂バンド30による固定作業が終了する。
このように本実施形態によれば、結束樹脂バンド30のバンド本体31を円筒形固定部23における正規の位置に安定して締め付けることができるので、樹脂製ブーツ20の筒形ケース11に対する固定が安定する。また、本実施形態では、円筒形固定部23のうちバンド本体受容溝26の裏面側に環状突条28,28が配置されているので、バンド本体受容溝26に受容されたバンド本体31の締め付けによって環状突条28,28を確実に押し潰すことができ、樹脂製ブーツ20と筒形ケース11との間の防塵性・防水性が向上する。さらには、樹脂製ブーツ20が筒形ケース11に安定して固定されるので、筒形ケース11と直動シャフト12との間に塵や水が進入することが確実に防がれる。これにより、塵や錆による直動シャフト12の移動時の摩擦力の変化がなくなって操舵フィーリングが良好な状態に保たれ、電動パワーステアリング装置10の信頼性が向上する。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の樹脂製ブーツ20は、一方の円筒形固定部23のみに本発明が適用されていたが、樹脂製ブーツ20の両端の円筒形固定部22,23に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態では、樹脂製ブーツ20を固定する結束樹脂バンド30が係止歯31Aと係止爪32Aとの係止によって抜け止めされる構成であったが、例えば、ヘッド部のバンド挿通孔にバンド本体を任意の量だけ挿通した状態で、ヘッド部とバンド本体とを貫通するように係止ピンを打ち込むことでバンド挿通孔にバンド本体を抜け止めする構成にしてもよい。
(3)前記実施形態では、電動パワーステアリング装置10に備えた樹脂製ブーツ20を例示したが、例えば、車両の駆動輪に駆動力を伝達するための等速ジョイントを保護する樹脂製ブーツに本発明を適用してもよい。
本発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の側面図 電動パワーステアリング装置の一端部に斜視図 結束受信バンドの平面図 結束受信バンドの側断面図 電動パワーステアリング装置のうち樹脂ブーツを固定した部分の断面図 樹脂製ブーツにおける円筒形固定部の拡大断面図 樹脂製ブーツにおける円筒形固定部の拡大断面図 樹脂製ブーツにおける円筒形固定部の側面図 従来の樹脂製ブーツにおける円筒形固定部の側面図
符号の説明
10 電動パワーステアリング装置
11 筒形ケース
12 直動シャフト
13 タイロッド
20 樹脂製ブーツ
21 ブーツ本体
23 円筒形固定部
24 先端円板壁
25 ヘッド部受容溝
26 バンド本体受容溝
28 環状突条
30 結束樹脂バンド
31 バンド本体
32 ヘッド部
32S バンド挿通孔

Claims (3)

  1. 蛇腹筒形状のブーツ本体の一端部に円筒形固定部を一体形成して備えた樹脂製ブーツであって、前記円筒形固定部をシャフト又はスリーブの外側に嵌合し、その外側から結束樹脂バンドを締め付けることで、前記シャフト又は前記スリーブに固定される樹脂製ブーツにおいて、
    前記結束樹脂バンドは、バンド本体の一端部に、そのバンド本体を挿通可能なバンド挿通孔を有したヘッド部を備えてなり、
    前記円筒形固定部の外周面には、その周方向の任意の位置で前記ヘッド部を受容可能なヘッド部受容溝が陥没形成されると共に、前記ヘッド部受容溝の底面には、前記ヘッド部より幅狭でありかつ前記バンド本体を受容可能なバンド本体受容溝が陥没形成されたことを特徴とする樹脂製ブーツ。
  2. 前記円筒形固定部のうち前記バンド本体受容溝の裏面側に環状突条が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の樹脂製ブーツ。
  3. 請求項1又は2に記載の樹脂製ブーツが両端部に固定されたスリーブと、前記スリーブに組み付けられたモータと、前記スリーブの内側を挿通し、前記モータの動力によって直動する共に、両端部が前記スリーブの両端部から突出して前記樹脂製ブーツに覆われた直動シャフトと、前記各樹脂製ブーツの内部で一端部が前記直動シャフトの端部に連結されると共に他端部が前記樹脂製ブーツから露出して転舵輪に連結される1対のタイロッドとを備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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