JP2009204154A - クリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな挿入力で取付孔に挿入でき、取付孔に固定した状態で大きな外力が作用しても所定位置に保持できるクリップを提供する。
【解決手段】フランジ部16と、取付孔に挿入される脚部20とを備え、脚部20は、柱状部と、柱状部の先端に設けられた略円錐状の先端部23と、柱状部外周から外径方向に伸び、その軸方向の両端がフランジ部16及び先端部23に連結されたリブと、リブ先端から周方向に沿って延出し、取付孔裏側に係合する弾性係合片30とを有し、弾性係合片30の軸方向両端に切り込み31が形成され、弾性係合片30には、切り込み31によりフランジ部16及び先端部23に連結されない撓み変形部33と、フランジ部16及び先端部23に連結され、撓み変形部33よりも短い長さの剛性部35とが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体パネル等の部品などに形成された、取付孔に挿入されて固定されるクリップに関する。
例えば、自動車の車体パネル等の部品などに、トリムボード等の装着部品を取付ける際には、クリップが用いられている。
従来のこの種のクリップとして、下記特許文献1には、頭部と、取付孔へ差し込まれる脚部とを備え、脚部は頭部の下面中心部から垂下形成された支柱を有し、この支柱からは取付孔へほぼ隙間なく挿入可能な張り出し幅をもって、少なくとも3本以上の骨格片が径方向へかつ支柱の高さ方向に沿って張り出し形成されると共に、骨格片の先端部には内方への撓み変形が許容された弾性係合片が、支柱を中心としかつ骨格片を半径とする円の円周方向に沿って延出形成され、かつ弾性係合片の自由端寄りの位置の外周面には取付孔の孔縁に対して係合可能な係止突縁が突出形成され、さらに弾性係合片は骨格片の高さ方向に沿って骨格片との接続部分が設けられ、かつ前記周方向へ延出される部分の下縁は全長にわたって自由端縁とされたクリップが開示されている。
また、前記頭部は、軸片と、該軸片に設けられた複数のフランジ状の押さえ片とで構成されている。更に、前記弾性係合片が設けられている高さ範囲は、下段の押さえ片の下面に接続される高さ位置から骨格片の中央からやや下方に至る位置までとされている。すなわち、弾性係合片は、その下端部は自由端とされて、上端部は押さえ片に接続された構造をなしている。
実用新案登録第2571374号公報
しかしながら、上記特許文献1のクリップでは、取付孔に挿入する際に撓む弾性係合片は、その上端部が頭部の下段の押さえ片に接続されているため、この部分で弾性係合片が撓みにくく、取付孔にクリップを奥まで押し込むときに、最後に強い挿入力が要求されることになり、取付作業性に問題があった。
更に、弾性係合片は、その上端部が下段の押さえ片に接続されているものの、下端部は自由端縁となっていて、下端部側が撓みやすくなっているので、例えば、クリップに径方向に大きな外力が作用した場合には、弾性係合片でクリップを保持することができない。この場合には、支柱から張り出した少なくとも3本の骨格片でクリップが保持されることになるが、この骨格片のみではクリップが十分に保持されず、所定位置から動いてしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、小さな挿入力でスムーズに取付孔に挿入することができると共に、取付孔に固定した状態で大きな外力が作用しても所定位置に保持することができる、クリップを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、取付孔の表側に当接するフランジ部と、該フランジ部の片面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部とを備え、前記脚部は、前記フランジ部の片面中央から垂設される柱状部と、該柱状部の先端に設けられた先端部と、前記柱状部の外周から外径方向に伸び、その軸方向の両端が前記フランジ部及び前記先端部に連結されたリブと、該リブの先端から周方向に沿って延出し、前記取付孔の裏側に係合する弾性係合片とを有し、前記弾性係合片の軸方向の両端部には、同弾性係合片の延出方向先端から周方向に沿って、所定長さの切り込みが形成され、前記弾性係合片には、前記切り込みにより前記フランジ部及び前記先端部に連結されない撓み変形部と、前記フランジ部及び前記先端部に連結された剛性部とが設けられていることを特徴とするクリップを提供するものである。
上記発明によれば、取付孔に脚部を押し込んでいくと、弾性係合片が取付孔内周に圧接されて内側に撓みつつ挿入されて、弾性係合片が取付孔の裏側に抜け出ると、弾性復帰して取付孔の裏側に係合して、取付孔にクリップが固定される。
このとき、切り込みにより弾性係合片には、フランジ部及び先端部に連結されない撓み変形部が設けられ、この撓み変形部が取付孔挿入時に容易に撓み変形するので、比較的小さな挿入力で、クリップを取付孔に挿入固定することができる。更に、リブから周方向に沿って延出された弾性係合片が、取付孔の裏側周縁にたわみ変形部と剛性部とを合わせた広い接触面積で係合するので、クリップを取付孔に強固に固定することができる。
更に、取付孔にクリップが固定された状態で、クリップに径方向若しくは引き抜き方向に外力が作用しても、フランジ部及び先端部に連結されたリブ及び弾性係合片の剛性部が設けられていて、これらの部分で変形が抑制されるので、弾性係合片全体が撓むことがなく、クリップを所定位置にしっかりと保持させることができる。
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記弾性係合片の少なくとも撓み変形部には、前記取付孔の内径よりも、外径方向に所定高さ膨出した膨出部が設けられているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、撓み変形しやすい撓み変形部に、取付孔の内径よりも、外径方向に所定高さ膨出した膨出部が設けられており、この膨出部が取付孔の裏側に係合するので、クリップの挿入力を低く保持したままで、取付孔に対する係合代を十分に確保でき、取付孔にクリップをしっかりと固定できる。
本発明の第3は、前記第2の発明において、前記膨出部の外周面に、前記撓み変形部の周方向に沿って最も高く突出すると共に、同撓み変形部の軸方向に沿っても最も高く突出する、突起が形成されているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、取付孔に脚部を挿入して、膨出部が取付孔を通過するときに、その内周に突起が当接して、この突起が取付孔内周に押圧されて、弾性係合片が撓みつつ挿通される。このとき、取付孔の内周には、膨出部の外周が広い面積で当接するのではなく、突起が比較的狭い面積で当接して通過するので、脚部の挿入力をそれほど増大させずに、比較的スムーズに押し込むことができる。
また、膨出部が取付孔の裏側に抜け出て、弾性係合片が弾性復帰すると、膨出部及び突起が取付孔の裏側周縁に共に係合するので、取付孔に対する係合代をより増大させることができ、取付孔にクリップを強固に固定することができる。
更に、脚部を取付孔に挿入する際の挿入抵抗は、突起が取付孔に挿入されて通過するまで増大し、突起が取付孔を通りすぎると急激に減少するようになっており、挿入抵抗の起伏が大きいので、取付孔を突起が通過したときの節度感を明瞭に感じ取ることができ、取付孔に対してクリップを確実に固定することができる。
本発明の第4は、前記第3の発明において、前記膨出部は、前記弾性係合片が内方に撓んで前記取付孔を通過するときの形状を軸方向に見たとき、前記リブの先端から前記取付孔の内周にほぼ沿って周方向に伸びる円弧状部分と、該円弧状部分の周方向先端から前記弾性係合片の先端に向かって前記取付孔内周から次第に離れるように伸びる傾斜部分とを有し、前記突起は、前記円弧状部分と前記傾斜部分との境界部にあって、前記取付孔内周に当接する部分となるクリップを提供するものである。
上記発明によれば、前記弾性係合片が内方に撓んで前記取付孔を通過するとき、前記突起が、前記取付孔の内周にほぼ沿って周方向に伸びる円弧状部分と、取付孔内周から次第に離れる傾斜部分との境界部に設けられているので、最小限の突起の高さで節度感を得ることができ、弾性係合片の撓み変形量の増加を最小限にすることができ、脚部の取付孔への挿入力を低く抑えることができる。
本発明の第5は、前記第2〜4のいずれか1つの発明において、前記剛性部には、前記撓み変形部に設けられた膨出部に連続して、前記取付孔の内径よりも大きいが、前記撓み変形部に設けられた膨出部よりも突出量の少ない膨出部が形成されているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、クリップの取付け時、剛性部の膨出部がパネル縁に強く押されることにより、各リブが周方向に押圧され、クリップが回転方向に付勢されるため、取付孔内周にバリ等が残っていても、引っ掛かりにくくなる。また、最大膨出部は、たわみ変形部にあるので、低挿入力も維持することができる。
本発明の第6は、前記第1〜5のいずれか1つの発明において、前記柱状部の外周から外径方向に伸びるリブの延出方向は、同柱状部の軸心を通らない方向とされているクリップを提供するものである。
上記発明によれば、リブの延出方向が柱状部の軸心を通らない方向とされているので、リブ先端から延出する弾性係合片の、リブに対する延出角度を、取付孔への挿入性を低下させない範囲で、最大限確保することができる。その結果、柱状部と弾性係合片との隙間を大きく確保することができ、特に剛性部のたわみ空間を十分に確保することできるので、取付孔に脚部を挿入したときに、弾性係合片をより撓ませやすくすることができる。
本発明のクリップによれば、切り込みにより弾性係合片に、フランジ部及び先端部に連結されない撓み変形部が設けられ、この撓み変形部が取付孔挿入時に容易に撓み変形するので、比較的小さな挿入力で、クリップを取付孔に挿入でき、更に、弾性係合片が、取付孔の裏側周縁に広い接触面積で係合するので、クリップを取付孔に強固に固定できる。
更に、取付孔にクリップが固定された状態で、クリップに径方向若しくは引き抜き方向に外力が作用しても、フランジ部及び先端部に連結されたリブ及び弾性係合片の剛性部により、変形が抑制されるので、弾性係合片全体が撓むことがなく、クリップを所定位置にしっかりと保持させることができる。
以下、図1〜9を参照して本発明のクリップの一実施形態について説明する。図1,9に示すように、このクリップ10は、例えば、車体パネル1等の被取付部材に形成された取付孔3に挿入固定されて、該クリップ10を介して、トリムボード5等の取付部材を、車体パネル1等の部品に取付けるために用いられる。
図1に示すようにトリムボード5の裏面側には、略U字状をなし正面側及び底面側が開口した側壁7と、側壁7の底面に連結された底壁8とからなる、枠状の取付座6が設けられている。前記底壁8には、挿入溝8aが形成されている。
クリップ10は、首部13と、該首部13の上端部、中間部、下端部に、それぞれ形成された、第1フランジ部14、第2フランジ部15、第3フランジ部16とによって、構成された頭部11を有している。前記第3フランジ部16は、その周縁が斜め下方に向かって傘状に広がる形状をなし、この第3フランジ部16が、本発明におけるフランジ部をなしている。
そして、クリップ10は、首部13を取付座6の挿入溝8aに挿入して、第1フランジ部14と第2フランジ部15とで底壁8を挟み込むことにより、トリムボード5に取付けられるようになっている。
図2,4,7に示すように、第3フランジ部16の片面中央からは、柱状部21が垂設されている。図6に示すように、この柱状部21は角形状(ここでは四角形)をなしており、その中央には前記首部13を貫通して設けられた肉抜き孔21aが配置されている(図4参照)。この柱状部21の先端(下端)には、略円錐状の先端部23が設けられている。この先端部23は、円錐体の頂部を曲面状とした形状となっている。この先端部23は、その先端部分23bの外周が、脚部20の取付孔3への挿入方向に向かって、所定角度で次第に縮径するテーパ形状をなしており、基端部分23aの外周が、先端部分23aの外周よりもやや急な角度で傾斜したテーパ形状をなしている。
図6に示すように、柱状部21の外周からは外径方向に向かって、リブ25が所定長さでそれぞれ伸びている。この実施形態では、各リブ25は柱状部21の軸心Sを通らず、四角形状をなす柱状部21の各側面の一端部からそれぞれ延出されていて、計4つのリブ25が、柱状部21の周方向に均等な間隔を設けて配置されている。各リブ25は、その軸方向の上端が前記第3フランジ部16に連結されていると共に(図6参照)、軸方向の下端が前記先端部23の基端部分23aに連結されている。
各リブ25の先端からは、取付孔3の裏側に係合する弾性係合片30が、周方向に沿って複数延出されている。この実施形態では、四角形状の柱状部21の各側面から延出した4つのリブ25から、4つの弾性係合片30がそれぞれ延出しており、図5に示すように、底面側から見たときに、略卍形状をなしている。
図2及び図3に示すように、各弾性係合片30の軸方向の両端部には、同弾性係合片30の延出方向先端から周方向に沿って、所定長さの切り込み31,31がそれぞれ設けられている。また、図5、図6及び図8を併せて参照すると、前記切り込み31は、この実施例の場合、弾性係合片30の延出方向先端から、柱状部21の軸心Sを通る線Lに至る長さで形成されている。
そして、上記切り込み31によって、前記弾性係合片30は、前記第3フランジ部16及び先端部23の基端部分23aに連結されない撓み変形部33と、前記第3フランジ部16及び先端部23の基端部分23aに連結されて、前記撓み変形部33よりも短い長さとされた剛性部35とが設けられている。図4には、剛性部35の断面が示されており、剛性部35は第3フランジ部16及び先端部23の基端部分23aに連結されている。
図7には、撓み変形部33の延出方向先端が、第3フランジ部16及び先端部23のいずれにも連結されていない状態が示されている。このように前記撓み変形部33は、その軸方向両端が第3フランジ部16及び先端部23に連結されないように構成されているので、脚部20を取付孔3に挿入する際に、図8(a)で示すように、取付孔3内周に各弾性係合片30が押圧されて、内側に撓み変形可能となっている。
また、弾性係合片30の少なくとも撓み変形部33には、取付孔3の内径よりも、外径方向に所定高さで膨出した膨出部37が設けられている。図2及び図8(b)に示すように、この実施形態における膨出部37は、撓み変形部33の周方向に沿った外周面から膨出した第1膨出部37aと、該第1膨出部37aに連続して、剛性部35の外周面から膨出した第2膨出部37bとからなり、これらの第1膨出部37a及び第2膨出部37bからなる膨出部37が、弾性係合片30の軸方向のほぼ中間位置に設けられている。
図8(b)に示すように、この膨出部37は、第2膨出部37bの周方向基端側の高さが最も低く、そこから周方向先端に向かって徐々に高く膨出して、第1膨出部37aの周方向途中が最も高く膨出し、そこから周方向先端に向かってほぼ同じ高さで膨出した形状をなしている。また、図2に示すように、膨出部37の上端部は、外径方向に向かって、次第に斜め下方に傾斜した段状をなしており、この膨出部37の段状の上端部が取付孔3の裏側周縁に係合して、クリップ10が取付孔3に固定されるようになっている。
図2に示すように、弾性係合片30の外周面であって、膨出部37の下縁部には、弾性係合片30の延出方向先端側から基端側に向かって斜め下方に傾斜した、第1テーパ面38が形成されている。また、弾性係合片30の下半部外周には、前記先端部23の略円錐状の面に沿った外形の、第2テーパ面39が形成されている。この実施形態では、前記第2テーパ面39は、前記第1テーパ面38の下縁部に沿って先端部23に向けて形成され、同先端部23の基端部分23aに段差なく連結した形状をなしている。
次に上記構成からなるクリップ10の使用方法について説明する。
まず、クリップ10の頭部11を、トリムボード5に形成された取付座6に取付ける。すなわち、図1に示すように、クリップ10の首部13を、取付座6の挿入溝8aに挿入し、第1フランジ部14と第2フランジ部15とで底壁8を挟み込むことにより、図9(a)に示すように、取付座6を介して、トリムボード5にクリップ10を取付けることができる。
この状態で、車体パネル1の取付孔3に、先端部23を差し込む。このとき、先端部23の中心と取付孔3の中心とに若干のズレがあり、取付孔3の内周に、打ち抜き成形等により生じたバリ等が残っても、先端部23が略円錐状をなしているので、バリ等に引っ掛かることなく、先端部23の挿入がガイドされて、脚部20をスムーズに挿入することができる。
上記状態からクリップ10が押し込まれると、弾性係合片30外周の第2テーパ面39が取付孔3内周に当接する。このとき、第2テーパ面39は、先端部23の略円錐状の面に沿った外形のテーパ面とされているため、クリップ10をよりスムーズに挿入することができる。
更に押し込まれたクリップ10は、前述の第2テーパ面39及び第1テーパ面38が順次、取付孔3の内周に当接して、それによって各弾性係合片30が押圧されるようになっている。このとき、弾性係合片30には、第3フランジ部16及び先端部23の基端部分23aに連結されない撓み変形部33が設けられているので、クリップ10の挿入に伴って、図8(a)に示すように、撓み変形部33が取付孔3内周に押圧されて内側へ撓み変形しつつ押し込まれていく。
更にクリップ10が押されて、弾性係合片30外面の膨出部37が取付孔3の裏側に抜け出ると、前記撓み変形部33が弾性復帰して、図8(b)に示すように、膨出部37の上端部が取付孔3の裏側周縁に係合すると共に、図9(b)に示すように、取付孔3の表側に第3フランジ部16が弾性的に当接して、取付孔3にクリップ10がガタつきなく固定され、クリップ10を介して車体パネル1にトリムボード5を取付けることができる。
上記のように、このクリップ10では、弾性係合片30に、第3フランジ部16及び先端部23の両者に連結されない、撓み変形部33を設けたことにより、取付孔3へ脚部20を挿入する際に、この撓み変形部33が取付孔3内周に押圧されて、容易に撓み変形するので、比較的小さな挿入力で、クリップ10を取付孔3に挿入固定することができる。それに加えて、弾性係合片30はリブ25から周方向に沿って設けたので、クリップ10の挿入力を増大させることなく、周方向に延出された弾性係合片30が、取付孔3の裏側周縁に広い接触面積で係合して、クリップ10を取付孔3に強固に固定できる。
また、この実施形態では、撓み変形しやすい、撓み変形部33の外周面に第1膨出部37aを設けると共に、剛性の高い剛性部35の外周面に第2膨出部37bを設け、これらの第1膨出部37a及び第2膨出部37bからなる膨出部37が、取付孔3の裏側周縁に係合するので、クリップ10の挿入力を低く保持したままで、取付孔3に対する係合代を十分に確保でき、クリップ10を取付孔3によりしっかりと固定できる。また、クリップ10の取付け時、剛性部35の外周面に形成された第2膨出部37bが、パネル縁に強く押されることにより、各リブ25が周方向に押圧され、クリップ10が回転方向に付勢されるため、取付孔3内周にバリ等が残っていても、引っ掛かりにくくなる。
また、上記のように、撓み変形部33は取付孔3内周に押圧されて、撓み変形するようになっているが、この撓み変形部33を柱状部21に連結させるリブ25は、この実施形態においては、柱状部21の軸心Sを通らない方向とされているため、リブ25の先端から延出する弾性係合片30の、リブ25に対する延出角度を、取付孔3への挿入性を低下させない範囲で、最大限確保することができる。その結果、柱状部21と弾性係合片30との隙間を大きく確保することができ、特に剛性部35のたわみ空間を十分に確保することできる。その結果、取付孔3に脚部20を挿入したとき、弾性係合片30をより撓ませやすくすることができる。
図9(b)には、クリップ10が取付孔3に固定された状態が示されているが、この状態で、クリップ10に径方向若しくは引き抜き方向に大きな外力が作用したとしても、クリップ10が、がたついたり、位置ずれしたりすることがない。すなわち、弾性係合片30には、第3フランジ部16及び先端部23の基端部分23aに連結された剛性部35が設けられていて、この剛性部35では、撓み変形部33のように変形することが抑制されるようになっているので、上記のような大きな外力が作用しても、弾性係合片30全体が撓んでしまうことが防止され、その結果、クリップ10を所定位置にしっかりと保持させることができる。
図10〜19には、本発明によるクリップの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
前記実施形態の図1〜3と、この実施形態の図10〜12とを比較すると、この実施形態のクリップ10aには、膨出部37の外周面に、撓み変形部33の周方向に沿って最も高く突出すると共に、同撓み変形部33の軸方向に沿っても最も高く突出する、突起40が形成されている点が、前記実施形態のクリップ10と比べて異なっている。
上記相違点について具体的に説明する。図17には、このクリップ10における弾性係合片30の撓み変形状態が示されており、(a)は取付孔3を通過させている状態を軸方向から見たときの断面説明図で、(b)は取付孔の裏側に固定させた状態を軸方向から見たときの断面説明図である。
同図17(a)に示すように、弾性係合片30が内方に撓んで取付孔3を通過するときの形状を軸方向に見たとき、前記膨出部37は、リブ25の先端から取付孔3の内周にほぼ沿って周方向に伸びる円弧状部分41と、該円弧状部分41の周方向先端から弾性係合片30の先端に向かって、取付孔3内周から次第に離れるように伸びる傾斜部分43とを有している。そして、突起40は、前記円弧状部分41と前記傾斜部分43との境界部にあって、前記取付孔3の内周に当接する部分となる。
図16には、図12のE−E矢示線における断面図が示されている。同図の要部拡大図中の想像線Rは、前記実施形態のクリップの外形を表している。これに対して、この実施形態では、円弧状部分41を更に延長させ、傾斜部分43との間に、横断面山形の突起40を形成している。このように、突起40は、弾性係合片30の撓み変形部33の周方向に沿って最も高く突出した部分をなしている。また、図15に示すように、突起40は、弾性係合片30の撓み変形部33の軸方向に沿って見た場合でも、最も高く突出した部分となっている。したがって、突起40は、膨出部37の中で、最も高く突出した部分(最も外径側に突出した部分)をなしている。
更に、この実施形態のクリップ10aは、前記実施形態のクリップ10と比べて、脚部20の先端部の形状が異なっている。すなわち、この実施形態の先端部24は、その先端部分24bの外周が、脚部20の取付孔3への挿入方向に向かって次第に縮径するテーパ形状をなしており(前記実施形態と同様)、その基端部分24aの外周が、挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ形状をなしており、この両テーパ形状の間が、先端部24の中で最も大きく拡径した拡径部24cをなしている。この拡径部24cは、弾性係合片30の下端部の外径よりも大きくされている。
次に上記構成からなるクリップ10aの使用方法について説明すると、前記実施形態と同様に図10に示すごとく、まず、頭部11を取付座6aに組み付けることにより、トリムボード5にクリップ10aを取付ける。なお、取付座6aの形状は、前記実施形態の取付座6と比べて若干異なっている。すなわち、底壁8の中央に、挿入溝8aに連通すると共に、首部13外径よりも大きな内径の拡径孔8bが形成され、取付座6aの正面開口側の下面には、開口先端に向かって次第に高さが低くなるテーパ面9が形成されている。
上記のように取付座6aにクリップ10aを取付けた状態で、車体パネル1の取付孔3に、クリップ10aの先端部24を挿入する。このとき、取付孔3の中心とクリップ10aの軸心とが整合しない偏心した状態で挿入すると、取付孔3の内周にクリップ10aの先端部分24bが摺接することがあるが、テーパ形状の外周を有する先端部分24bにより、ガイドされて、軸心Sが取付孔3の中心Xに一致するようにセンタリングされつつ、押し込むことができる(図18(a)参照)。
そして、先端部24の拡径部24cが取付孔3を乗り越えて通過すると、図18(b)に示すように、弾性係合片30の細く縮径した下端部を通り越えて、それよりも上端部側の弾性係合片30の外周面が、取付孔3の周縁に突き当る。そのため、例えば取付孔3の内周にバリが残っていても、弾性係合片30の下端部及びその近傍を保護して、その損傷や欠損を防止することができ、弾性係合片30の撓み力や弾性復元力を維持して、取付孔3に対する固定力を保持することができる。
上記のように、取付孔3が弾性係合片30の外周面に突き当たった後、更に脚部20を押し込んでいくと、第2,第1テーパ面39,38が取付孔3の内周に当接して、弾性係合片30が押圧されて徐々に撓み始める。そして、図17(a)に示すように、突起40が取付孔3の内周に至って、同取付孔3の内周に当接すると、突起40が取付孔3内周に押圧され、弾性係合片30が内方に大きく撓みつつ挿通されていく。
このとき、この実施形態では、膨出部37に突起40を設けたことにより、前記実施形態のように、膨出部37の外周が取付孔3の内周に広い面積で当接する(図8(a)参照)のではなく、図17(a)に示すように、膨出部37外周に設けた突起40が、取付孔3の内周に比較的狭い面積で当接しつつ通過するので、脚部20の挿入力をそれほど増大させずに、比較的スムーズに押し込むことができる。更に、前記突起40は、膨出部37の円弧状部分41と傾斜部分43との境界部にあって、図16の要部拡大図中の想像線Rで示すラインに対して、円弧状部分を延長させた線上にあるので、弾性係合片30の撓み変形量を、突起40がない前記実施形態とほぼ同等にして、弾性係合片30の撓み変形量の増加を最小限にすることができ、脚部20の取付孔3への挿入力を比較的低く抑えることができる。また、最小限の突起40の高さで、節度感を得ることもできる。
上記のように弾性係合片30が撓みつつ取付孔3を通過して、膨出部37が取付孔3の裏側に抜け出ると、弾性係合片30が弾性復帰して、図18(b)における膨出部37の突起40を中心とする部分が取付孔3の裏側周縁に共に係合し、クリップ10を介して車体パネル1にトリムボード3を固定することができる(図19参照)。このように、この実施形態のクリップ10aでは、膨出部37に突起40を設けたことにより、取付孔3に対する係合代をより増大させることができ、取付孔3にクリップを強固に固定することができる。
また、脚部20を取付孔3に挿入する際の挿入抵抗は、突起40が取付孔3に挿入されて通過するまで増大し、突起40が取付孔を通りすぎると急激に減少するようになっており、挿入抵抗の起伏が大きいので、取付孔3を突起40が通過したときの節度感を明瞭に感じ取ることができ、取付孔3に対してクリップを固定されたかどうかを確認しやすくすることができる。
なお、先端部24の基端部分24aの外周を、挿入方向とは反対方向に向かって次第に縮径する逆テーパ形状としたので、取付孔3に固定したクリップを何らかの理由により取外す際に、取付孔3の裏側周縁に先端部24が引っ掛かることを防止して、脚部20をスムーズに引き抜くことができ、取付孔3からクリップ10aを容易に取外すことができるようになっている。
図1〜9に示す実施形態のクリップ10と、図10〜19に示す他の実施形態のクリップ10aとの、取付孔3への挿入抵抗、及び、取付孔3に対する保持力を確認した。
(実施例1)
実施例1として、図1〜9に示すクリップ10を作製した。
(実施例2)
実施例2として、図10〜19に示すクリップ10aを作製した。
(挿入抵抗確認試験)
上記の実施例1及び実施例2の各クリップを、先端部23側から取付孔3に対して、所定の押し込み速度で、所定の距離ずつ押し込んでいった。そのときの各クリップの、押し込み距離と挿入抵抗との関係を図20(a)に示す。なお、この図においては、挿入抵抗のピーク(最大値)を超えた部分から、膨出部37が取付孔3の裏側に徐々に抜け出ていることを意味する。
(保持力確認試験)
上記の実施例1及び実施例2の各クリップを取付孔3に固定し、その状態で頭部11を把持して、所定の引き抜き速度で、所定の距離ずつ引き抜いていった。そのときの各クリップの、引き抜き距離と保持力との関係を図20(b)に示す。なお、この図においては、引き抜き距離が増加して、ピークを超えるまでの部分は、取付孔3に対して各クリップが踏ん張ってしっかりと固定されていることを意味し、ピークを超えた部分から、取付孔3か徐々に脚部20が引き抜かれていることを意味している。
(挿入抵抗確認試験の結果)
上記試験の結果、図20(a)に示すように、突起40を有しない実施例1は、挿入抵抗が上昇して、第1のピークP1を過ぎた後は、比較的なだらかに挿入抵抗が減少していく。これに対して、突起40を設けた実施例2は、挿入抵抗が上昇して第1のピークP1を過ぎて減少に転じた後、更に挿入抵抗が急増して第2のピークP2に至り、この第2のピークP2を過ぎた後、挿入抵抗が急激に減少することがわかった。この第2のピークP2は、突起40が取付孔3を通過するときのものと理解できる。その結果、実施例2は、突起40がない実施例1よりも、挿入抵抗の起伏が極めて大きく、節度感をはっきりと出せることが分かる。また、突起40を設けたにも関わらず、実施例2における第1のピークP1は、実施例1における第1のピークP1とほとんど変わらず、挿入力を実施例1と同じ程度に低く抑制できることが分かる。
(保持力確認試験の結果)
図20(b)に示すように、突起40を設けた実施例2は、実施例1のピーク位置と比べて、図中右側にずれていることから、実施例1よりも引き抜き距離が大きくないと引き抜くことができず、また、ピーク値自体も実施例1よりも高いことが分かった。すなわち、実施例2は、実施例1よりも、取付孔3に対してより強固に固定されていることが理解できる。
本発明のクリップの一実施形態を示す斜視図である。 同クリップの拡大斜視図である。 同クリップの正面図である。 図3のA−A矢示線における断面図である。 本発明のクリップの底面図である。 図3のB−B矢示線における断面図である。 図5のC−C矢示線における断面図である。 本発明のクリップにおける弾性係合片の状態を示しており、(a)は取付孔を通過させた状態を示す平面図、(b)取付孔の裏側に固定させた状態を示す平面図である。 同クリップの使用状態を示しており、(a)はクリップを被取付部品に取付けた状態を示す断面図、(b)はクリップを用いて、被取付部品を部品に取付けた状態を示す断面図である。 本発明のクリップの他の実施形態を示す斜視図である。 同クリップの拡大斜視図である。 同クリップの正面図である。 図12のD−D矢示線における断面図である。 同クリップの底面図である。 図14のF−F矢示線における断面図である。 図12のE−E矢示線における断面図である。 同クリップにおける弾性係合片の状態を示しており、(a)は取付孔を通過させている状態を軸方向から見たときの断面説明図、(b)取付孔の裏側に固定させた状態を軸方向から見たときの断面説明図である。 同クリップの使用状態を示しており、(a)は取付孔への挿入途中の状態を示す説明図、(b)は先端部が取付孔の裏側に抜け出た状態を示す説明図である。 同クリップを用いて、取付部材を被取付部材に取付けた状態を示す説明図である。 各種クリップの挿入抵抗確認試験及び保持力確認試験の結果を示しており、(a)は押し込み距離と挿入抵抗との関係を示す図、(b)は引き抜き距離と保持力との関係を図である。
符号の説明
3 取付孔
10,10a クリップ
16 第3フランジ部(フランジ部)
20 脚部
21 柱状部
23,24 先端部
25 リブ
30 弾性係合片
31 切り込み
33 撓み変形部
35 剛性部
37 膨出部
39 第2テーパ面(テーパ面)
40 突起
41 円弧状部分
43 傾斜部分

Claims (6)

  1. 取付孔の表側に当接するフランジ部と、該フランジ部の片面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部とを備え、
    前記脚部は、前記フランジ部の片面中央から垂設される柱状部と、該柱状部の先端に設けられた先端部と、前記柱状部の外周から外径方向に伸び、その軸方向の両端が前記フランジ部及び前記先端部に連結されたリブと、該リブの先端から周方向に沿って延出し、前記取付孔の裏側に係合する弾性係合片とを有し、
    前記弾性係合片の軸方向の両端部には、同弾性係合片の延出方向先端から周方向に沿って、所定長さの切り込みが形成され、
    前記弾性係合片には、前記切り込みにより前記フランジ部及び前記先端部に連結されない撓み変形部と、前記フランジ部及び前記先端部に連結された剛性部とが設けられていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記弾性係合片の少なくとも撓み変形部には、前記取付孔の内径よりも大きく、外径方向に所定高さ膨出した膨出部が設けられている請求項1記載のクリップ。
  3. 前記膨出部の外周面に、前記撓み変形部の周方向に沿って最も高く突出すると共に、同撓み変形部の軸方向に沿っても最も高く突出する、突起が形成されている請求項2記載のクリップ。
  4. 前記膨出部は、前記弾性係合片が内方に撓んで前記取付孔を通過するときの形状を軸方向に見たとき、前記リブの先端から前記取付孔の内周にほぼ沿って周方向に伸びる円弧状部分と、該円弧状部分の周方向先端から前記弾性係合片の先端に向かって前記取付孔内周から次第に離れるように伸びる傾斜部分とを有し、前記突起は、前記円弧状部分と前記傾斜部分との境界部にあって、前記取付孔内周に当接する部分となる請求項3記載のクリップ。
  5. 前記剛性部には、前記撓み変形部に設けられた膨出部に連続して、前記取付孔の内径よりも大きいが、前記撓み変形部に設けられた膨出部よりも突出量の少ない膨出部が形成されている請求項2〜4のいずれか1つに記載のクリップ。
  6. 前記柱状部の外周から外径方向に伸びるリブの延出方向は、同柱状部の軸心を通らない方向とされている請求項1〜5のいずれか1つに記載のクリップ。
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