JP2009112702A - 回転式ブランコ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡素で安価であるにも拘わらず、利用者に与える刺激が大きく高い娯楽性の得られる回転式ブランコ装置が望まれている。
【解決手段】回転式ブランコ装置1は、支柱2に略水平軸心H回りに全周回動自在に軸支された回転軸4と、回転軸4に垂設されたブランコ腕5と、ブランコ腕5に固設された座席6と、回転軸4を回転させる回転駆動源57と、回転軸4と回転駆動源57の間に介設されて回転軸4と回転駆動源57の駆動連結を断続するクラッチ部20とを備えている。そして、クラッチ部20は、回転軸4に取り付けられた弾性体ホイール64と、回転駆動源57に連結された剛体ホイール54と、回転軸4側の弾性体ホイール64に対し回転駆動源57側の剛体ホイール54を接触・離間自在に相対移動させる移動駆動部とから構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブランコ腕に取り付けた座席を略水平軸心回りに全周周回させる回転式ブランコ装置に関するものである。
従来、この種の回転式ブランコ装置としては、支柱に水平軸心回りの回転軸が全周回動自在に軸支され、回転軸にブランコ腕が垂設され、ブランコ腕の揺動端部に座席が全周回動自在に軸支されたものが知られており、例えば下記の特許文献1〜3に記載されている。かかる回転式ブランコ装置は、支柱でのブランコ腕の回転と、ブランコ腕の揺動先端での座席の回転とを合わせた複合回転になっており、座席の複雑な動きにより利用者を楽しませるようになっている。この場合、回転軸の回転に伴ってブランコ腕が回転軸の上方に移動しても、利用者が頭部を上にした正対姿勢のままで居られるように、ブランコ腕に対して座席が回転する。
特開平8−206363号公報 特開平8−131658号公報 特開昭59−100487号公報
上記した各回転式ブランコ装置は、ブランコ腕および座席がいかなる回転位置であっても利用者の姿勢は常に頭部を上にした正対姿勢のままなので、利用者に与える刺激が小さいことから飽きられやすく、再び搭乗したいという気持ちを喚起させるものでなかった。また、2箇所の枢支部を備えていることから、装置構成が複雑で大掛かりになり、製造コストが高くつくという問題もある。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、構成が簡素で安価であるにも拘わらず、利用者に与える刺激が大きく高い娯楽性の得られる回転式ブランコ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る回転式ブランコ装置は、支柱に略水平軸心回りに全周回動自在に軸支された回転軸と、回転軸に垂設されたブランコ腕と、ブランコ腕に固設された座席と、回転軸を回転させる回転駆動源と、回転軸と回転駆動源の間に介設されて回転軸と回転駆動源の駆動連結を断続するクラッチ部とを具備して成るものである。
また、前記構成において、クラッチ部が、少なくとも、回転軸に取り付けられた剛体ホイールまたは弾性体ホイールと、回転駆動源に連結された弾性体ホイールまたは剛体ホイールと、回転軸側の剛体ホイールまたは弾性体ホイールに対し回転駆動源側の弾性体ホイールまたは剛体ホイールを接触・離間自在に相対移動させる移動駆動部とから構成されているものである。
そして、前記した各構成において、回転軸の回転角度を検出する角度センサと、回転駆動源およびクラッチ部を駆動制御して座席の正方向と逆方向の揺動を繰り返しながら回転軸の初期位置からの回転角度を徐々に大きくする予行揺動手段と、角度センサにより検出された回転軸の回転角度が、予め設定されている所定角度を上回ったとき、回転軸と回転駆動源とをクラッチ部により駆動連結して回転軸を全周周回させる周回駆動手段とを備えているものである。
本発明に係る回転式ブランコ装置によれば、略水平軸心回りに全周回動するブランコ腕に座席が固設されているので、座席が周回して回転軸の上方に達すると、座席に座った利用者は倒立姿勢になる。従って、大きな刺激が与えられて娯楽感を高めることができる。加えて、クラッチ部により回転軸と回転駆動源の駆動連結を断続するという、簡素で安価な構成により、座席を連続して全周周回させたり周回を停止させることができる。
また、クラッチ部において、回転軸側ホイールと回転駆動源側ホイールのうち、一方を剛体ホイールで構成するとともに、他方を弾性体ホイールで構成し、これらを移動駆動部により接触・離間自在に相対移動させるようにしたものでは、簡素な構成でありながら、回転軸と回転駆動源とのすべりを少なくして駆動連結を確実に行なうことができる。特に接続時は、弾性体ホイールが剛体ホイールに弾性的に接するので、接続時のショックが極めて小さくなる。従って、利用者に不快感や不安感を与えず、機械振動による装置故障も招きにくくなる。
そして、角度センサ予行揺動手段と周回駆動手段とを備えたものでは、予行揺動手段が、回転駆動源およびクラッチ部を駆動制御して座席を正方向と逆方向に繰り返し揺動させながら回転軸の初期位置からの回転角度を徐々に大きくする。そして、角度センサにより検出された回転軸の回転角度が、予め設定されている所定角度を上回ったとき、周回駆動手段が、回転軸と回転駆動源とをクラッチ部により駆動連結して回転軸を正方向に全周周回させる。従って、運転開始からいきなり回転軸を全周周回させるような場合と比べて、回転駆動源にかかるトルクが小さいために、容量が小さく安価な回転駆動源を用いることができ、回転駆動系統の故障も少なくなる。また、利用者も心の準備ができるので、安心して利用することができる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。図1は本発明の一実施形態に係る回転式ブランコ装置の正面図、図2は前記回転式ブランコ装置の一部を示す側面図である。
各図において、この実施形態に係る回転式ブランコ装置1は、基礎Gに立設された1対の支柱2,2と、これらの支柱2,2の上部に設置されたすべり軸受3,3と、これらのすべり軸受3,3に水平軸心H回りに全周回動自在に軸支された回転軸4と、すべり軸受3,3間の回転軸4に垂設された1対のブランコ腕5,5と、ブランコ腕5,5の揺動先端部に架け渡されて固設された座席6とを備えている。
回転軸4におけるブランコ腕5,5の対角位置には、座席6およびブランコ腕5,5の重量との均衡をとって動力低減化および回転円滑化を図るバランスウエイト10が取り付けられている。一方のすべり軸受3の外方位置の回転軸4にはブレーキディスク16が固設されている。このブレーキディスク16はブレーキ装置17のブレーキパッド18,18により挟圧されて回転が制動・停止されるようになっている。回転軸4の近傍位置には、回転軸4の初期位置(鉛直方向位置)からの回転角度(±θ)を検出する角度センサ19が配備されている。そして、回転軸4の先端には弾性体ホイール64が固設されている。
座席6は例えば3人乗り用に構成されていて、図3および図4に示すように、左右側面および背面を囲む形状の囲い板11と、囲い板11の背部から立設された背板12と、囲い板11の底部に固設された底板21と、囲い板11の前面開口を開閉する扉7と、利用者Rが座る座面部28とを備えている。囲い板11の両側の外側面にはブランコ腕5,5がボルトや溶接などで固定されている。ブランコ腕5の側面にはロック確認用のランプ13が取り付けられている。前記の扉7は、図3に示す囲い板11の左側面に設けられたヒンジ8,8により前後揺動自在に開閉されるようになっている。また、扉7を閉止状態でロックする上下1対のロック装置9,9が、図3に示す囲い板11の右側面に設けられている。
各ロック装置9は、囲い板11の外側面に固設された支持板22と、支持板22に水平外向きに突設された軸23と、軸23に上下揺動自在に軸支されて揺動先端に垂下爪部を有するロックキー24と、ロックキー24と対面する位置の扉7の外側面に固設された受け板25とを備えている。受け板25は、ロックキー24の垂下爪部を収容して係脱自在に係止する係合凹部を有している。ロックキー24の垂下爪部が受け板25の係合凹部に係止されて扉7がロックされたときに扉ロックに係る信号を出力するロックセンサ26が上側のロック装置9の受け板25に配備され、同等の機能を有するロックセンサ39が下側のロック装置9の受け板25に配備されている。そして、座席6の囲い板11の背もたれ部27には安全ベルト装置38Bと安全ベルト装置38Cの組が横並びに3組配備されている。また、座面部28には3基の安全ベルト装置38A,38A,38Aが横並びに配備されている。座面部28には利用者各人用の3つの中止用スイッチ36,36,36が配備されている。
前記の安全ベルト装置38A,38B,38Cは、それぞれ、図5に示すように、背もたれ部27または座面部28に固定された1対の固定具29,29と、一端部が固定具29,29に連結される1対のベルト30,30と、一方のベルト30の他端部に連結された係止片31と、他方のベルト30の他端部に連結されたバックル本体32とから主に構成されている。バックル本体32は係止片31を係脱自在に係止するようになっており、バックル本体32に設けた解除ボタン37を操作することにより、係止状態が解除されて係止片31がバックル本体32から外れるようになっている。また、係止片31がバックル本体32に係止されたときにベルトロックに係る信号を出力するロックセンサ33が安全ベルト装置38Aのバックル本体32に配備され、同等の機能を有するロックセンサ34,35が安全ベルト装置38B,8Cのバックル本体32にそれぞれ配備されている。ベルト30は図示せぬクッション材および表面シートで覆われており、表面シートの表面にはキャラクターの図柄(この例では★の連続マーク)が描かれている。
そして、回転式ブランコ装置1は、回転軸4を回転させるモータなどの回転駆動源57を備えている。回転駆動源57の出力は例えば3.75〜5.5kWである。回転軸4と回転駆動源57との間には、回転軸4と回転駆動源57の駆動連結を断続するクラッチ部20が介設される。このクラッチ部20は、図6および図7に示すように、前記の弾性体ホイール64と、回転駆動源57に連結された剛体ホイール54と、回転軸4側の弾性体ホイール64に対し回転駆動源57側の剛体ホイール54を接触・離間自在に移動させる移動駆動部65とを備えている。
移動駆動部65は、基台40と、基台40の後端部にヒンジ41,41を介して上下揺動自在に枢支された揺動台42と、基台40上の支持突起43,43に軸44,44を介して前後揺動自在に枢支されたシリンダ45とを有している。シリンダ45のピストン軸46は、その先端が、揺動台42下面に垂設された支持突起47,47の長穴49,49に軸48を介して軸支されている。揺動台42の上面には1対の支持フレーム53,53が立設されている。支持フレーム53,53の上部には、鋼製の剛体ホイール54と一体の軸55,55が軸受56,56を介して水平軸心回りに回動自在に軸支されている。一方の軸55の先端部にはプーリ60が固設されている。また、揺動台42の上面に駆動源57が設置されている。駆動源57の回転駆動軸58はプーリ60側の支持フレーム53の下部に軸受59を介して回動自在に軸支されている。回転駆動軸58の先端部にはプーリ61が固設され、プーリ61とプーリ60の間に無端ベルト62が巻き掛けられている。剛体ホイール54の両端には、剛体ホイール54よりも大径の周鍔部63,63が添設されている。
前記のシリンダ45は通油管51および通油管52を介して油圧装置50と通油自在に接続されている。油圧装置50には、シリンダ油にかかる油圧を検出する圧力センサ72が配備されている。この場合、シリンダ油が油圧装置50から通油管51を経てシリンダ45の第1シリンダ室に送油されると、ピストン軸46を進出させて揺動台42を押し上げる。一方、シリンダ油が油圧装置50から通油管52を経てシリンダ45の第2シリンダ室に送油されると、ピストン軸46を縮退させて揺動台42を下げるようになっている。そして、弾性体ホイール64は、回転軸4に同軸に固設された鋼製のホイール基部15と、ホイール基部15の外周面に装着された弾性輪体14とから成っている。弾性輪体14の下方位置には、前記の剛体ホイール54が配置されている。前記の弾性輪体14としては例えばゴムタイヤなどを利用することができる。
一方、回転式ブランコ装置1は、図8に示すように、制御装置70を中心として構成される制御系統を有している。制御装置70は、例えば中央演算処理ユニットCPUと、ROMとRAMなどの機能を有するメモリMと、データの入出力を司るデータバスDBとから主として構成されている。データバスDBのデータ入力側には、キーボード、マウス、ライトペンなどに代表される外部入力装置71と、前記のロックセンサ26,39と、前記のロックセンサ33,34,35と、前記の中止用スイッチ36と、前記の角度センサ19と、前記の圧力センサ72とがそれぞれデータ通信可能に接続されている。データバスDBのデータ出力側には、前記の回転駆動源57と、前記の油圧装置50と、前記のブレーキ装置17と、前記のランプ13とが、それぞれ専用のドライバ装置を介してデータ通信可能に接続されている。
次に、上記のように構成された回転式ブランコ装置1の作用を説明する。
まず、図9に示すように、ブランコ腕5,5が例えば鉛直方向を向いた位置を初期位置(図9中の5(0)で示す位置)とする。この状態で、ブレーキ装置17のブレーキパッド18,18はブレーキ16を挟圧して回転軸4の回転を停止させている。この回転式ブランコ装置1の座席6は定員が3人であるので、2人の利用者R,Rが乗るときは、等身大のぬいぐるみN(図1参照)を乗せることができる。そこで、運転操作者はロック装置9,9のロックを解除して扉7を開き、2人の利用者R,RとぬいぐるみNを座面部28に座らせる。そして、3組の安全ベルト装置38A,38B,38Cをそれぞれ正常に装着させる。すると、安全ベルト装置38A,38B,38Cのロックセンサ33,34,35からベルトロックに係る信号が制御装置70のCPUに送信される。続いて、扉7を閉めてロック装置9,9のロックキー24を受け板25に係止させてロック状態にすると、ロックセンサ26,39から扉ロックに係る信号が制御装置70のCPUに送信される。このように、安全ベルト装置38A,38B,38Cからの全てのベルトロック信号、およびロック装置9,9からの全ての扉ロック信号を受信すると、制御装置70のCPUはランプ13に向けて駆動指令信号を出力し、ドライバ装置の駆動によりランプ13を点灯させるとともに、ブレーキ装置17のブレーキパッド18,18を緩めて回転軸4を回転自由にする。
そして、運転操作者が外部入力装置71を操作して座席6の揺動動作開始スイッチを入れると、制御装置70は回転駆動源57を起動する。すると、プーリ61が回転し、その回転力が無端ベルト62、プーリ60を経て軸55に伝わり剛体ホイール54を回転させる。同時に、制御装置70は油圧装置50を駆動して通油管51からシリンダ45にシリンダ油を送り込み、ピストン軸46を進出させる。これにより、揺動台42が持ち上げられて剛体ホイール54が弾性体ホイール64の弾性輪体14に接触する。尚、弾性体ホイール64への圧接力が高くなり過ぎたり通油管51,52などが詰ったりして、油圧装置50の圧力センサ72で検出された油圧が所定圧を超えると、制御装置70は油圧装置50を駆動停止させるようになっている。そうして、弾性体ホイール64への剛体ホイール54の圧接により、回転軸4が回転を始め、座席6を前方(図9中の矢印P方向)にわずかに揺動させる。その後ただちに、制御装置70は油圧装置50の油圧回路を切り替えて通油管52からシリンダ油をシリンダ45に送り込みピストン軸46をシリンダ45に退避させる。これによって、剛体ホイール54が弾性輪体14から離れ、回転軸4と回転駆動源57との駆動連結が断たれる。すると、座席6は6(1)の位置で止まったのち、振り子現象によって矢印Pの反対方向に戻ろうとする。そこで、制御装置70は回転駆動源57を逆転駆動するとともに、油圧装置50を駆動して剛体ホイール54を弾性輪体14に接触させ回転軸4を逆方向(矢印Pの反対方向)に回転駆動する。その後ただちに、制御装置70は油圧装置50を駆動して剛体ホイール54を弾性輪体14から離し回転軸4と回転駆動源57との駆動連結を断つ。これにより、ブランコ腕5は5(1)の位置よりも揺動角度の大きな5(2)の位置に達して止まる。
同様にして、回転軸4と回転駆動源57の駆動連結、回転軸4と回転駆動源57の駆動断絶、および回転駆動源57の逆転駆動の繰り返しを、駆動連結時間を徐々に長くしながら行なうことにより、ブランコ腕5は5(0)の位置から、5(1)、5(2)、5(3)、5(4)の位置へと振り幅が次第に大きくなる。すなわち、回転軸4の初期位置(5(0))からの回転角度θを徐々に大きくするように、クラッチ部20(および回転駆動源57)を断続制御して座席6の正方向と逆方向の揺動を繰り返す機能が、メモリMに格納されている制御プログラム内容と、これを実行するCPUとにより実現される「回転予行手段73」の機能である。
そのうち、ブランコ腕5が5(4)の位置を超えたとき、制御装置70はクラッチ部20の油圧装置50を駆動して、回転軸4と回転駆動源57とを駆動連結して回転軸4を正方向(図9中の矢印P方向)に連続して回転させる。すなわち、角度センサ19により検出された回転軸4の回転角度θが、外部入力装置71から予め設定入力されてメモリMに格納されている所定角度θs(=例えば90度)を上回ったとき、クラッチ部20の油圧装置50を駆動して、回転軸4と回転駆動源57とを連続で駆動連結して回転軸4を正方向(図9中の矢印P方向)に回転させて、座席6を6(5)、6(6)のように全周周回させる機能が、メモリMに格納されている制御プログラム内容と、これを実行するCPUとにより実現される「周回駆動手段74」の機能である。
上記のように制御することにより、運転開始からいきなり回転軸4を全周周回させるような場合と比べて、回転駆動源57にかかるトルクが小さいために、容量が小さく安価な回転駆動源57を用いることができ、回転駆動系統の故障も少なくなる。また、利用者Rも心の準備ができるので、安心して利用することができる。
尚、利用者Rが座席6の揺動中や周回中に恐怖感などにより揺動を中止したくなったときは、中止用スイッチ36を押すことにより、中止用スイッチ36からの中止指令信号が制御装置70に送信され、油圧装置50を駆動させて剛体ホイール54を弾性輪体14から離し、ブレーキパッド18を駆動して回転軸4を回転停止させることができる。
上記したように、この回転式ブランコ装置1は、水平軸心回りに全周回動するブランコ腕5に座席6が固設されているので、座席6が周回して回転軸4の上方に達すると、座席6に座った利用者Rは天地逆の倒立姿勢になる。従って、大きな刺激が与えられて娯楽感を高めることができる。また、クラッチ部20により回転軸4と回転駆動源57の駆動連結を断続するという、簡素で安価な構成により、座席6を連続して全周周回させたり周回を停止させることを実現できる。
また、クラッチ部20は、剛体ホイール54と弾性体ホイール64を用い、これらを移動駆動部65により接触・離間自在に相対移動させるので、簡素な構成でありながら、回転軸4と回転駆動源57との駆動連結を確実に断続させることができる。特に接続時は、弾性体ホイール64の弾性輪体14が剛体ホイール54に弾性的に接するので、接続時のショックが極めて小さくなる。これにより、利用者Rに不快感や不安感を与えることがなく、機械振動による装置故障も招きにくくなる。
尚、上記の実施形態では、回転軸4に弾性体ホイール64を取り付け、回転駆動源57に剛体ホイール54を連結した例を示したが、本発明の回転式ブランコ装置はそれに限定されるものでなく、例えば回転軸に剛体ホイールを取り付け、回転駆動源に弾性体ホイールを連結したものも含む。そして、上記では回転軸側のホイール64を支柱2に支持させて固定側とし、回転駆動源側のホイール54を移動側とする構成を例示したが、回転駆動源側ホイールを固定配置とし、支柱に移動駆動部を配備して回転軸側ホイールを接触・離間自在に相対移動させるようにすることも可能である。但し、大掛かりな構成となる。
また、上記では3人乗り用の座席6を例示したが、1人用または2人乗り用、あるいは4人以上を乗せる座席でも構わない。ここで、本発明にいう座席は利用者Rが座る座面部28に相当する構成を有するものであれば足りる。但し、実用上は安全法上の要請から座席の周回時(特に天地逆転時)に利用者を転落させないための転落防止手段(安全ベルト装置など)を備えておく必要がある。
また、上記では2本のブランコ腕5,5の間に座席6を架設したが、座席6を支持するブランコ腕は3本以上でも構わない。更に、回転軸に対し座席を支持連結できるものであれば、1本のブランコ腕でもよい。
本発明の一実施形態に係る回転式ブランコ装置の正面図である。 前記回転式ブランコ装置の一部を示す側面図である。 前記回転式ブランコ装置の座席を扉が省略された状態で示す正面図である。 前記座席の側面図である。 前記座席に座った利用者が安全ベルト装置を装着した状態を示す態様図である。 前記回転式ブランコ装置のクラッチ部を示す一部断面を含む正面図である。 前記クラッチ部の側面図である。 前記回転式ブランコ装置の制御系統を示す構成図である。 前記回転式ブランコ装置の回転動作を示す動作説明図である。
符号の説明
1 回転式ブランコ装置
2 支柱
4 回転軸
5 ブランコ腕
6 座席
14 弾性輪体
15 ホイール基部
19 角度センサ
20 クラッチ部
40 基台
41 ヒンジ
42 揺動台
45 シリンダ
46 ピストン軸
54 剛体ホイール
57 回転駆動源
64 弾性体ホイール
65 移動駆動部
70 制御装置
73 回転予行手段
74 周回駆動手段
H 水平軸心
P 矢印
θ 回転角度
θs 所定角度

Claims (3)

  1. 支柱に略水平軸心回りに全周回動自在に軸支された回転軸と、回転軸に垂設されたブランコ腕と、ブランコ腕に固設された座席と、回転軸を回転させる回転駆動源と、回転軸と回転駆動源の間に介設されて回転軸と回転駆動源の駆動連結を断続するクラッチ部とを具備して成ることを特徴とする回転式ブランコ装置。
  2. クラッチ部が、少なくとも、回転軸に取り付けられた剛体ホイールまたは弾性体ホイールと、回転駆動源に連結された弾性体ホイールまたは剛体ホイールと、回転軸側の剛体ホイールまたは弾性体ホイールに対し回転駆動源側の弾性体ホイールまたは剛体ホイールを接触・離間自在に相対移動させる移動駆動部とから構成されている請求項1に記載の回転式ブランコ装置。
  3. 回転軸の回転角度を検出する角度センサと、
    回転駆動源およびクラッチ部を駆動制御して座席の正方向と逆方向の揺動を繰り返しながら回転軸の初期位置からの回転角度を徐々に大きくする予行揺動手段と、
    角度センサにより検出された回転軸の回転角度が、予め設定されている所定角度を上回ったとき、回転軸と回転駆動源とをクラッチ部により駆動連結して回転軸を全周周回させる周回駆動手段とを備えている請求項1または請求項2に記載の回転式ブランコ装置。
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