JP2009111209A - 固体撮像素子およびそれを用いた撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シェーディングを防止した固体撮像素子と、このような固体撮像素子を使用した撮像装置を提供する。
【解決手段】固体撮像素子を、所定のピッチで2次元配置された複数の受光部と、個々の前記受光部に対応させて複数のマイクロレンズが2次元配置されてなるマイクロレンズアレイとを少なくとも備えるものとし、マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズを、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなるものとし、有効撮像領域を中心から周辺に向って複数の部分領域に分割し、個々の部分領域内には曲率半径が同じマイクロレンズを配置し、マイクロレンズの曲率半径が異なる部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している中間帯状部が存在するものとし、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差を10%以下とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、固体撮像素子と撮像装置に係り、特に複数の受光部と微小な集光レンズ(マイクロレンズ)を配設した固体撮像素子と、この固体撮像素子を使用した撮像装置に関する。
近年、静止画像、動画像を撮像するデジタルカメラ、ビデオカメラが様々な分野で普及してきている。これらのカメラには、CCD、CMOS等の固体撮像素子が用いられているが、半導体技術の進歩とともに、固体撮像素子の画素の微細化が一段と進み、カメラ自体の小型化も進んできている。このような固体撮像素子には、受光部に入射する光量を増し、感度を向上させるためのマイクロレンズが各画素の受光部に対応して設けられている。
ここで、固体撮像素子には有効撮像領域周辺で感度が低下するシェーディングという現象がある。このシェーディングは、図17に示されるように、カメラレンズから入射する光が、有効撮像領域中心ではほぼ垂直に入射するのに対し、有効撮像領域周辺に向うにつれて入射角度が大きくなり、有効撮像領域周辺での受光部51に対する入射光量の低下が起こることにより生じる現象である。
従来、シェーディングを防止するために、カメラレンズからの主光線入射角度を考慮して、有効撮像領域の中心ではマイクロレンズ52を受光部51の位置に配列し、有効撮像領域の周辺部では、受光部51の位置とずらしてマイクロレンズ52を配列することが行われている(図18参照)。例えば、有効撮像領域の中心から周辺部へ向って微小スケーリングをかけてマイクロレンズを配列することにより、受光部の配列ピッチに対してマイクロレンズの配列ピッチをわずかに小さく設定することが行われている(特許文献1)。これにより、有効撮像領域中心では、受光部とマイクロレンズの位置にズレはないが、周辺に向うにつれて、対応する受光部位置に対しマイクロレンズの位置が徐々に有効撮像領域中心方向へずれたものとなる。また、マイクロレンズの曲率を、有効撮像領域の中心から周辺部へ向って強くすることによりシェーディングを補正することが提案されている(特許文献2)。ここでは、マイクロレンズの曲率を変化させることは提案されているが、具体的手段の記述はない。
特開平6−140609号公報 特開平5−227468号公報
デジタルカメラ、ビデオカメラ等の小型化が進むに伴い、カメラレンズ光学系も小型化、薄型化が進み、カメラレンズが固体撮像素子に接近して配設されるため、固体撮像素子の有効撮像領域周辺部では、カメラレンズより入射する主光線の入射角度はますます大きくなり、シェーディング補正をよりいっそう緻密に行うことが求められている。
例えば、図19に示されるようなカメラレンズ特性に起因して生じるシェーディングを、上述のマイクロレンズの曲率を変えることによりマイクロレンズの集光効率を変えて補正する方法では、有効撮像領域の中心部から周辺部に向けて徐々に、且つ、非線形にマイクロレンズの曲率半径を変化させる方法が考えられる。この場合、1画素毎に、すなわち隣接するマイクロレンズ間で曲率を僅かに変化させるように設計することも考えられるが、数百万から一千万以上の全画素に亘って夫々の設計を行うのは膨大な工程となる。また、マイクロレンズの曲率の変化量は全有効撮像領域に亘ってせいぜい数十%、またはそれ以下となることが予想され、隣接するマイクロレンズ間で曲率を僅かに変化させるには変化量が小さすぎる。
例えば、マイクロレンズの断面を球面の一部と想定し、その曲率を50%変化させるとして、画素数2592個×1944個(約500万画素)、画素寸法2μmの撮像素子にて、マイクロレンズの曲率を変化させる方法によるシェーディング補正を考える。ここでは、有効撮像領域の中心で曲率が最も強く100%(曲率半径が最も小さい)、それからX軸方向に2592/2=1296番目の最外周の画素で、曲率を有効撮像領域中心の50%(曲率半径が最大)とする。また、マイクロレンズの高さを0.3μmで一定とし、マイクロレンズの底面形状を円形とし、最外周の画素でのマイクロレンズの底面直径を2.0μmとする。この場合、最外周の画素でのマイクロレンズは底面直径が2.0μm、曲率半径が1.817μm(曲率半径最大=100%)、高さが0.3μmとなり、有効撮像領域中心の画素におけるマイクロレンズは底面直径が1.349μm、曲率半径が0.908μm(曲率半径最小=50%)、高さが0.3μmとなる。そして、底面直径2.0μmと底面直径1.349μmの差0.651μmの変化を1296画素に亘って平均的に変化させると、1画素あたりの変化量は0.651μm/1295=0.5027nmとなる。
マイクロレンズの作製を通常のレジストリフロー法、すなわち、フォトリソグラフィーにて、例えば、円柱形状のレジストパターンを形成した後、加熱溶融してレンズ形状を形成する手法を用いる場合、マイクロレンズ用フォトマスクの各マイクロレンズの底面直径に対応する寸法を、1画素あたり0.5027nmづつ変化させることとなる。これは5倍体フォトマスク上で2.514nmとなり、フォトマスク描画時のグリッドが5nmの場合、グリッドに適合しない。また、仮に最小グリッドの1nmグリッドにて端数を無視してマスク描画データを作成するにしても、描画データ量が膨大となり、マスク描画時間の長時間化、マスク製造コストの増大を来たし好ましくない。
一方、マイクロレンズの曲率を段階的に変化させてシェーディング補正を行うこともできる。この場合、例えば、シェーディング補正のために、図20に示すようにマイクロレンズの曲率半径を変化させるには、図21に示すように、有効撮像領域を複数に分割した部分領域を設定し、これらの部分領域間で段階的に曲率半径を変化させることになる。尚、図21の鎖線は、図20で示したマイクロレンズの曲率半径を示す。しかし、部分領域間には、異なる曲率半径のマイクロレンズが存在する境界線(集光効率が段階的に変化する部位)が必ず発生し、このような境界線上には微妙に感度の異なる受光部の隣接する部分が連続し、これが線状の感度ムラとなり製品品質を大きく損なうという問題がある。
本発明は、上記のような実情に鑑みてなされたものであり、シェーディングを防止した固体撮像素子と、このような固体撮像素子を使用した撮像装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の固体撮像素子は、所定のピッチで2次元配置された複数の受光部と、個々の前記受光部に対応させて複数のマイクロレンズが2次元配置されてなるマイクロレンズアレイとを少なくとも備えている固体撮像素子において、マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズは、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなり、有効撮像領域は中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、個々の部分領域内には曲率半径が同じマイクロレンズが配置され、マイクロレンズの曲率半径が異なる部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している中間帯状部が存在し、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差が10%以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記中間帯状部での曲率半径が異なるマイクロレンズの混在比率は1:0〜0:1の範囲内で連続的に変化するような構成とした。
また、本発明は、所定のピッチで2次元配置された複数の受光部と、個々の前記受光部に対応させて複数のマイクロレンズが2次元配置されてなるマイクロレンズアレイとを少なくとも備えている固体撮像素子において、マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズは、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなり、有効撮像領域は中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、該複数の部分領域には、曲率半径の異なるマイクロレンズが混在しているような部分領域が存在し、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差が10%以下であるような構成とした。
本発明の他の態様として、部分領域内での曲率半径の異なるマイクロレンズの混在比率は、該部分領域内において有効撮像領域の中心から周辺に向う方向に沿って変化しているような構成とした。
本発明の他の態様として、部分領域内での曲率半径の異なるマイクロレンズの混在比率は、該部分領域内においてほぼ均一であるような構成とした。
本発明の他の態様として、部分領域内にて、曲率半径の異なるマイクロレンズがランダムに配置されているような構成とした。
本発明の他の態様として、マイクロレンズの平均的曲率半径が、有効撮像領域の中心から周辺に向って大きくなる傾向であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記部分領域はモザイク状であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記部分領域は有効撮像領域中心を中心とする同心の環状領域であるような構成とした。
本発明の撮像装置は、上述の固体撮像素子を備えるような構成とした。
このような本発明の固体撮像素子は、カメラレンズの主光線入射角と像高の関係等のレンズ特性に適合した最適な曲率半径を有するマイクロレンズの配置を行うことができ、緻密なシェーディング補正が可能であり、かつ、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差が10%以下であるので、感度バラツキが小さく、また、電子線描画による5倍体マスクの作製が可能であり、マイクロレンズのマスク設計段階で全領域のマイクロレンズを個別に設計するという煩雑な操作が不要であり、緻密なシェーディング補正を容易に行えるという効果が奏される。
本発明の撮像装置は、シェーディングが防止され、有効撮像領域内で、斜め入射に起因するケラレ等のロスが少なく、入射光量に対しての効率分布の少ない高品位のものであり、小型化、薄型化が可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[固体撮像素子]
図1は本発明の固体撮像素子の一例を示す概略構成図である。図1において、固体撮像素子1は、一定の配置ピッチで設けられた複数の受光部3と遮光膜4を備える基板2と、遮光層6を備えたパッシベーション層5を介して基板2と対向するように積層された下平坦化層7、カラーフィルタ8、上平坦化層9、および、マイクロレンズアレイ10を有している。マイクロレンズアレイ10は、個々の受光部3に対応させて複数のマイクロレンズ11が2次元配置されたものである。そして、一定の配置ピッチで設けられた複数の受光部3に対して、マイクロレンズアレイ10を構成するマイクロレンズ11は、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなるものである。尚、本発明の固体撮像素子は、図1に示す構成に限定されるものではない。
ここで、曲率半径の異なるマイクロレンズの形成について説明する。
まず、フォトレジストを露光、現像してレジストパターンを形成し、これを熱溶融して凸レンズ状に成形する通常のマイクロレンズの形成方法について説明する。この場合は、マイクロレンズ形成用のフォトマスクのマイクロレンズ底面に対応する部分の寸法を変化させることにより曲率半径を変化させる。図2はマイクロレンズ形成用フォトマスクの1画素分を示す図面である。図2では、黒部がマスクの遮光部であり四角形の角部を切り落とした八角形となっているが、これに限定されるものではなく、四角形でもよく、また、八角形以外の多角形でもよく、さらに、円形、楕円形等であってもよい。図示例では、Aがマイクロレンズ配置のピッチであり、Dがマイクロレンズ底面寸法に対応する寸法である。そして、所望の曲率半径にあわせてDを複数種設定し、所望の配置を行ったフォトマスクを作製すれば、1回のフォトレジスト塗布、露光、現像、熱溶融にて複数種類の曲率半径を有するマイクロレンズアレイを形成することができる。尚、図示例ではX軸方向、Y軸方向を同寸法としているがこれに限定されるものではなく、例えば、デジタルカメラ用途では、X軸方向、Y軸方向が同寸法のマイクロレンズが多く用いられるが、ビデオカメラ用途では、X軸方向、Y軸方向の寸法が異なる場合もある。また、上述の底面八角形のマイクロレンズは、厳密には八角形の対向する頂点を結ぶ方向と、対向する辺の中点を結ぶ方向とで、その断面形状は異なるが、レンズの頂点近傍では略等価であり、底面が
略円形の球面レンズとして見なすことができる。また、以降の説明にてマイクロレンズの底面形状が矩形の場合も示される。この場合、矩形が正方形であれば、正方形の対向する辺の中点を結ぶ方向のマイクロレンズの断面形状と、正方形の対角線方向のマイクロレンズの断面形状とが異なり、それぞれ異なる曲率を有する。このような場合は対向する辺の中点を結ぶ方向の断面形状に基づく曲率を議論することとする。
次に、マイクロレンズの底面積の大きさを一定としながら曲率半径の異なるマイクロレンズを形成する場合について説明する。この場合は、曲率半径を変化させるために、マイクロレンズの高さを変化させることとなり、上記のような、フォトレジストを露光、現像後、熱溶融して凸レンズ状に成形する通常のマイクロレンズ形成方法を用いることはできない。このため、露光波長では解像しないような微細なドットパターンで階調を表現したフォトマスクを用いてフォトレジストを露光、現像する方法を用いる。図3は、このようなドットパターンの一例を示す図であり、1画素分の領域上に表現された20個×20個のドットを有している。この例では、黒い部分が遮光部であり、白い部分が光透過部であり、このようなドットパターンを所望の曲率半径にあわせて複数種類設計し、所望の配置を行ったフォトマスクを作製すれば、1回のフォトレジスト塗布、露光、現像にて複数種類の曲率半径を有するマイクロレンズアレイを形成することができる。このように形成したマイクロレンズは、隣接するマイクロレンズとの間で底面にて連続している部位がある(隙間がない)が、底面矩形のマイクロレンズが連続して配置されているものと見なせる。
本発明の固体撮像素子1は、有効撮像領域を中心から周辺に向って複数の部分領域に分割し、個々の部分領域内には曲率半径が同じマイクロレンズを配置し、マイクロレンズの曲率半径が異なる部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している中間帯状部を設けたものである。また、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差を10%以下、好ましくは5%以下とするものである。曲率半径の差が10%を超えると、以下に説明するように、画素間の感度差が10%を超えることとなり、感度バラツキが大きくなって好ましくない。
ここで、マイクロレンズの曲率半径を変えた時の感度差について説明する。図22は、曲率半径と感度との関係を説明するための図である。図22では、主光線入射角(CRA(Chief Ray Angle))が0°のとき、すなわち、有効撮像領域の中央部にて受光部表面に焦点を合わせるようにマイクロレンズの曲率半径を調整した状態を曲率半径100%としている。図22に示されるように、主光線入射角が0°の場合、曲率半径を±20%変化させると感度は低下し、曲率半径変化10%あたり感度は10%を超えて低下する場合がある。しかし、受光部位置が有効撮像領域中央部から離れるにしたがって主光線入射角は増大し、主光線入射角が10°、20°の場合では、曲率半径100%に対し、曲率半径110%、120%においては、感度は逆に増大している例が見られる。すなわち、主光線入射角20°において、曲率半径110%のマイクロレンズは曲率半径100%に対して約10%の感度改善効果がある。また、主光線入射角10°において、曲率半径110%のマイクロレンズは曲率半径100%に対して約2%の感度改善効果がある。一方、曲率半径を大きくすることにより焦点位置は受光部よりも奥側となるので、当然ピンボケとなる。しかし、主光線入射角が大きい場合、曲率半径100%を維持しても生じるコマ収差の影響による集光状態の劣化に比較して、焦点位置は奥側にずれるものの、曲率半径を大きくした方が集光状態は良好になると考えられる。したがって、有効撮像領域周辺には、中央部に比して曲率半径の大きいマイクロレンズを配置するのがシェーディング対策として有効である。また、シェーディング改善は、特に有効撮像領域周辺の主光線入射角の大きい領域に対して行うことに意味があるから、主光線入射角0°付近で10%の曲率半径変化に伴なう感度差が10%を超えるものであっても、主光線入射角の大きい領域で10%の曲率半径変化に伴なう感度差が10%以下であれば、このような主光線入射角の大きい領域で曲率半径の差が10%であるマイクロレンズが混在することは許容できる。そして、感度差は5%以下であることが好ましいので、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差としては、5%以下であることがより好ましい。
上記の本発明の固体撮像素子を、図19に示されるようなカメラレンズ特性に起因して生じるシェーディングに対して、図20に示す補正曲線のようにマイクロレンズの曲率半径を変化させる場合を例として説明する。この場合、図4に示すように、有効撮像領域のX軸方向を(1)〜(9)の9個の部分領域に分割し、図4に実線で示されるように、各部分領域内では曲率半径が同じマイクロレンズが配置されている。そして、部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在する中間帯状部を設ける。
尚、部分領域の大きさは適宜設定することができ、例えば、幅を100〜10,000μmの範囲、あるいは、幅方向の画素数を50〜2,000個の範囲となるように設定することができる。
上記の中間帯状部での曲率半径が異なるマイクロレンズの混在比率は、例えば、1:1とした場合には、図4に実線で示されるように、隣接する部分領域の中間的な曲率半径をもつマイクロレンズが配設された状態が中間帯状部に出現する。これにより、9個の部分領域における階段状変化は細分化され、部分領域間の境界線上に微妙に感度の異なる受光部が形成されることが防止され、線状の感度ムラ等の欠陥を防止することができる。
また、中間帯状部における曲率半径が異なるマイクロレンズの混在比率を連続的に、すなわち、1:0〜0:1に変化させた場合には、図3に鎖線で示されるように、マイクロレンズの平均的曲率半径の変化を更にスムースなものとすることができる。
尚、中間帯状部の幅は適宜設定することができ、例えば、部分領域の幅の1〜50%の範囲で、あるいは、20〜5,000μmの範囲で設定することができる。
また、本発明の固体撮像素子1は、有効撮像領域は中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、これらの複数の部分領域には、曲率半径の異なるマイクロレンズが混在しているような部分領域を存在させたものとし、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差を10%以下、好ましくは5%以下としたものである。この曲率半径の差が10%を超えると、画素間の感度差が10%を超えることとなり、感度バラツキが大きくなって好ましくない。
このような本発明の固体撮像素子について、図19に示されるようなカメラレンズ特性に起因して生じるシェーディングに対して、図20に示す補正曲線のようにマイクロレンズの曲率半径を変化させる場合を例として説明する。この場合、図5に示すように、有効撮像領域のX軸方向を(1)〜(9)の9個の部分領域に分割する。そして、この図5から、部分領域(1)では、部分領域(1)を示す左側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点aでの曲率半径を108%、右側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点bでの曲率半径を106%とし、以下、部分領域(2)では、部分領域(2)を示す右側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点cでの曲率半径を104%とし、部分領域(3)では、部分領域(3)を示す右側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点dでの曲率半径を102%とし、部分領域(4)では、部分領域(4)を示す右側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点eでの曲率半径を100%とし、部分領域(5)では曲率半径を一律100%とする。さらに、部分領域(6)では、部分領域(6)を示す左側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点fでの曲率半径を101%とし、部分領域(7)では、部分領域(7)を示す左側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点gでの曲率半径を104%とし、部分領域(8)では、部分領域(8)を示す左側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点hでの曲率半径を106%とし、部分領域(9)では、部分領域(9)を示す左側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点iでの曲率半径を108%とし、右側鎖線と曲率半径の補正曲線の交点jでの曲率半径を110%とする。尚、本発明では、有効撮像領域の中心からX軸両方向、あるいはY軸両方向への部分領域の数は、等しくてもよく、また、異なるものであってもよい。
そして、曲率が最も強い状態、すなわち、最小曲率半径100%の場合を、マイクロレンズの底面寸法1.6μm×1.6μmの矩形とし、マイクロレンズの高さを一律0.3μmとして、マイクロレンズの底面寸法を変えて曲率半径を変化させるとすると、部分領域(1)では1.671μm×1.671μmと1.654μm×1.654μmの2種の底面寸法のマイクロレンズを混在させて配置することになる。そして、部分領域(1)の左側鎖線では1.671μm×1.671μmのマイクロレンズの混在比率を100%とし、右側(有効撮像領域の中心方向)へ向って1.654μm×1.654μmのマイクロレンズの混在比率を徐々に高め、部分領域(1)の右側鎖線では1.654μm×1.654μmのマイクロレンズの混在比率を100%とする。また、これら2種類のマイクロレンズの配置は、混在比率に留意しつつランダムに配置してもよい。以下、部分領域(2)では1.654μm×1.654μmと1.636μm×1.636μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(3)では1.636μm×1.636μmと1.618μm×1.618μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(4)では1.618μm×1.618μmと1.6μm×1.6μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(5)では1.6μm×1.6μmの1種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(6)では1.6μm×1.6μmと1.636μm×1.636μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(7)では1.636μm×1.636μmと1.654μm×1.654μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(8)では1.654μm×1.654μmと1.671μm×1.671μmの2種の底面寸法のマイクロレンズ、部分領域(9)では1.671μm×1.671μmと1.689μm×1.689μmの2種の底寸法のマイクロレンズを、部分領域(1)と同様に混在させて配置する。
これにより、ほぼ連続的に図20に示す曲率半径の補正曲線に準じた曲率半径の変化、すなわち、部分領域毎のマイクロレンズの平均的曲率半径が、有効撮像領域の中心から周辺に向って大きくなるような変化が、図6に実線で示すように実現可能となる(図6の鎖線は図20の曲率半径の補正曲線と同じ)。このとき、5倍体マスクの製造時の電子線描画グリッドは5nmであるので、電子線描画が可能であり、かつ、本来マスク描画に乗らない1nm未満の曲率半径の変化を表現できる。
ここで、本発明における平均的曲率半径とは、ある画素に着目した際の、その画素を含む近傍の連続した画素の集合でのマイクロレンズの曲率半径の平均値である。
また、上記説明では、マイクロレンズの高さを一律として、マイクロレンズの底面寸法を変えて曲率半径を変化させているが、上述のように、マイクロレンズの底面積の大きさを一定としながら曲率半径の異なるマイクロレンズを形成してもよいことは勿論である。以下の実施形態の説明においても同様である。
次に、本発明の固体撮像素子について実施形態を挙げて説明する。
(第1の実施形態)
図7は、本発明の固体撮像素子の一実施形態におけるマイクロレンズの配置を説明するための図である。本実施形態の固体撮像素子は、有効撮像領域を中心から周辺に向って複数の部分領域に分割し、個々の部分領域内には曲率半径が同じマイクロレンズを配置し、マイクロレンズの曲率半径が異なる部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している中間帯状部を設け、さらに、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差を10%以下、好ましくは5%以下としたものである。すなわち、図7に示されるように、複数のマイクロレンズから構成されるマイクロレンズアレイにおいて、有効撮像領域が中心(0,0)から周辺に向ってX軸方向に3分割、Y軸方向に3分割され、モザイク状に(1)〜(9)までの9種の部分領域に分割されている。そして、隣接する部分領域には鎖線で示すような中間帯状部が設定されている。
ここでは、上記の(1)〜(9)までの各部分領域におけるマイクロレンズの曲率半径を、マイクロレンズの底面寸法を変えて変化させることを想定する。有効撮像領域の中心に位置する部分領域(1)におけるマイクロレンズの曲率半径を最小とし、このマイクロレンズの底面寸法を1.6μm×1.6μmの矩形とし、マイクロレンズの高さを一律0.3μmとして、マイクロレンズの底面寸法を変えることにより曲率半径を変化させる場合、下記の表1のように各部分領域に所望の底面寸法のマイクロレンズを配置することができる。ここで、X軸方向、Y軸方向の寸法をそれぞれ変えている箇所があるのは次のような意味合いである。X軸に近い領域(例えば、部分領域(2)、(3))では、入射光の主光線入射角は専らX軸方向のみを考慮すればよいから、マイクロレンズの底面寸法もX軸方向のみを変化させて、マイクロレンズのX軸方向の断面形状を変化させている。また、Y軸に近い領域(例えば、部分領域(4)、(7))では、入射光の主光線入射角はY軸方向のみを考慮して、マイクロレンズの底面寸法もY軸方向のみを変化させて、マイクロレンズのY軸方向の断面形状を変化させている。一方、X軸、Y軸の双方から遠い領域(部分領域(5)、(9)、あるいは部分領域(6)、(8))では、X軸方向とY軸方向の両方の主光線入射角を考慮して、マイクロレンズのX軸方向とY軸方向の断面形状を変化させている。
Figure 2009111209
これにより、曲率半径を1.217μmから1.338μm(100%から110%)までほぼ連続的に変化させてマイクロレンズを配置することができる。
図8は図7において円で囲んだ部分領域(1)、(2)、(4)、(5)の拡大図であり、隣接する部分領域に設定される中間帯状部は鎖線で囲まれた領域であり、斜線を付して示している。この図8のY軸方向では、部分領域(1)と部分領域(4)の境界の中間帯状部に、1.6μm×1.6μmと1.6μm×1.645μmの底面寸法のマイクロレンズが混在して配置される。このような2種のマイクロレンズの混在比率は、例えば、1.6μm×1.6μmと1.6μm×1.645μmとが交互となるような1:1とすることができる。また、2種のマイクロレンズの混在比率を1:0〜0:1の範囲内で連続的に変化させてもよい。例えば、部分領域(1)側では1.6μm×1.6μmのマイクロレンズが2/3、1.6μm×1.645μmのマイクロレンズが1/3の比率で混在し、部分領域(4)側では1.6μm×1.6μmのマイクロレンズが1/3、1.6μm×1.645μmのマイクロレンズが2/3の比率で混在するように連続的に変化させることにより、部分領域(1)と部分領域(4)の境界部付近でのスムースな平均的曲率半径の変化が可能となる。さらに、部分領域(1)側では1.6μm×1.6μmのマイクロレンズの比率をほぼ100%とし、部分領域(4)に向うにつれて1.6μm×1.645μmのマイクロレンズの比率を高め、部分領域(4)側では1.6μm×1.645μmのマイクロレンズがほぼ100%となるように混在させることにより、部分領域(1)と部分領域(4)の境界部付近でのマイクロレンズの平均的曲率半径の変化が更にスムースなものとなる。
また、同様に、Y軸方向の部分領域(2)と部分領域(5)の境界の中間帯状部には、1.645μm×1.6μmと1.645μm×1.645μmの底面積のマイクロレンズが混在して配置される。
一方、図8のX軸方向についても同様に、部分領域(1)と部分領域(2)の境界の中間帯状部には、1.6μm×1.6μmと1.645μm×1.6μmの底面積のマイクロレンズが混在して配置され、また、部分領域(4)と部分領域(5)の境界の中間帯状部には、1.6μm×1.645μmと1.645μm×1.645μmの底面積のマイクロレンズが混在して配置される。このような2種のマイクロレンズの混在比率は、上述のY軸方向の中間帯状部と同様とすることができる。
また、中間帯状部が交差する部分については、例えば、図9(A)に示すように、隣接する中間帯状部の境界を交差中心の向けて斜め方向に設けることもでき、また、図9(B)に示すように、交差する部分(斜線を付した部分)に隣接する4つの部分領域(1)、(2)、(4)、(5)に配置されるマイクロレンズの全て種類を混在して配置してもよい。この場合、混在比率は、交差する部分の左下側から右上側に向って(図9(B)に矢印で示す方向)、その部分周辺での平均的底面寸法が連続的に大きくなる(曲率半径が連続的に大きくなる)ように配置してもよく、また、4種の底面寸法のマイクロレンズをランダムに配置して、交差する部分での混在比率を均等にしてもよい。
(第2の実施形態)
上述の第1の実施形態では、有効撮像領域をX軸方向、Y軸方向に分割してモザイク状に部分領域を設定しているが、有効撮像領域を中心に同心の環状領域に分割して部分領域としてもよい。図10はこのような実施形態を示す図であり、(0,0)点は有効撮像領域の中心点を示し、有効撮像領域はこの中心点を中心とする同心の環状領域に分割されて4つの部分領域(1)〜(4)が画定されている。また、隣接する部分領域には鎖線で示すような中間帯状部が設定されている。そして、部分領域(1)には、曲率半径が最も小さいマイクロレンズL1を配置し、部分領域(2)には、曲率半径が2番目に小さいマイクロレンズL2を配置し、部分領域(3)には、曲率半径が3番目に小さいマイクロレンズL3を配置し、部分領域(4)には、曲率半径が最も大きいマイクロレンズL4を配置する。例えば、画素ピッチを2μmとし、曲率半径が最も小さいマイクロレンズL1を、高さ0.565μm、曲率半径1.944μmとすると、この曲率半径1.944μmの103%の曲率半径は2.003μmとなり、このマイクロレンズL2の高さは0.545μmとなる。また、最小の曲率半径1.944μmの106%の曲率半径は2.061μmとなり、このマイクロレンズL3の高さは0.527μmとなり、さらに、最小の曲率半径1.944μmの110%の曲率半径は2.139μmとなり、このマイクロレンズL4の高さは0.504μmとなる。そして、部分領域(1)には、曲率半径が最も小さいマイクロレンズL1として曲率半径1.944μmのマイクロレンズを配置し、以下、マイクロレンズL2として曲率半径2.003μm、マイクロレンズL3として曲率半径2.061μm、マイクロレンズL4として曲率半径2.139μmのマイクロレンズが部分領域(2)、(3)、(4)に配置される。
そして、中間帯状部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している。例えば、部分領域(2)と部分領域(3)の中間帯状部では、マイクロレンズL2とマイクロレンズL3とが混在する。この混在比率は、例えば、例えば、マイクロレンズL2とマイクロレンズL3とが交互となるような1:1とすることができる。また、2種のマイクロレンズの混在比率を1:0〜0:1の範囲内で連続的に変化させてもよい。例えば、部分領域(2)側ではマイクロレンズL2が2/3、マイクロレンズL3が1/3の比率で混在し、部分領域(3)側ではマイクロレンズL2が1/3、マイクロレンズL3が2/3の比率で混在するように連続的に変化させることにより、部分領域(2)と部分領域(3)の境界部付近でのスムースな平均的曲率半径の変化が可能となる。さらに、部分領域(2)側ではマイクロレンズL2の比率をほぼ100%とし、部分領域(3)に向うにつれてマイクロレンズL3の比率を高め、部分領域(3)側ではマイクロレンズL3がほぼ100%となるように混在させることにより、部分領域(2)と部分領域(3)の境界部付近でのマイクロレンズの平均的曲率半径の変化が更にスムースなものとなる。
(第3の実施形態)
本実施形態の固体撮像素子は、有効撮像領域が中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、これらの複数の部分領域には、曲率半径の異なるマイクロレンズが混在しているような部分領域を存在させたものとし、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差を10%以下、好ましくは5%以下としたものである。
図11は本実施形態の固体撮像素子のマイクロレンズ配置図である。図11において、(0,0)点は有効撮像領域の中心点を示し、図面が煩雑になるのを避けるために、中心点から右上の1/4の領域の30個×30個の画素のみを示している。図11に示される固体撮像素子では、X軸方向、Y軸方向とも5画素毎に部分領域に分割され、X軸方向では(X1)〜(X6)の6分割とされ、Y軸方向では(Y1)〜(Y6)の6分割とされ、1個の部分領域は5個×5個の画素からなっている。また、マイクロレンズは、曲率半径の小さいマイクロレンズL1(図では白で表示している)と、曲率半径の大きいマイクロレンズL2(図では斜線を付して表示している)の2種類で構成されている。そして、これらのマイクロレンズL1、L2が図11に示すように、1個の部分領域当たり25個の割合で、36個の部分領域に配置されている。また、図12は、図11において円で囲んだ箇所の2個のマイクロレンズL1、L2を示す図である。
まず、X軸方向について説明する。部分領域(X1)内では、5個のマイクロレンズがすべて曲率半径の小さいマイクロレンズL1とされ、部分領域(X2)内では、曲率半径の大きいマイクロレンズL2が1個と、曲率半径の小さいマイクロレンズL1が4個が配置され、部分領域(X3)内では、曲率半径の大きいマイクロレンズL2が2個と、曲率半径の小さいマイクロレンズL1が3個が配置され、部分領域(X4)内では、曲率半径の大きいマイクロレンズL2が3個と、曲率半径の小さいマイクロレンズL1が2個が配置され、部分領域(X5)内では、曲率半径の大きいマイクロレンズL2が4個と、曲率半径の小さいマイクロレンズL1が1個が配置され、部分領域(X6)内では、5個のマイクロレンズがすべて曲率半径の大きいマイクロレンズL2とされている。また、Y軸方向においても、部分領域(Y1)から部分領域(Y6)方向に、上述の部分領域(X1)から部分領域(X6)方向への2種のマイクロレンズL1、L2の配置と同様の配置がなされる。
これにより、X軸方向に(X1)〜(X6)の6分割、Y軸方向に(Y1)〜(Y6)の6分割がなされて画定された各部分領域での曲率半径の大きいマイクロレンズL2の数は図13に示すようになる。したがって、曲率半径の小さいマイクロレンズL1と、曲率半径の大きいマイクロレンズL2とで構成された5画素×5画素の各部分領域内のマイクロレンズの平均的曲率半径は、30画素×30画素の領域内でほぼ連続的に変化しており、この30画素×30画素の領域を1つの部分領域と見なすこともできる。
上記の例で、例えば、曲率半径の小さいマイクロレンズL1の焦点距離が4μm、曲率半径の大きいマイクロレンズL2の焦点距離が4.4μmであれば、マイクロレンズの平均焦点距離は4μmから4.4μmまでの間をほぼ連続的に表現できる。そして、実際に使用されるマイクロレンズは、曲率半径の小さいマイクロレンズL1と、曲率半径の大きいマイクロレンズL2のわずか2種であり、マスク製作時のマスクデータも比較的容易に作製できる。
図11に示した例では、曲率半径が異なる2種のマイクロレンズ、すなわち、曲率半径の小さいマイクロレンズL1と、曲率半径の大きいマイクロレンズL2が、各部分領域にほぼ均一で規則的に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、曲率半径がマイクロレンズL1、L2の中間となる2種のマイクロレンズL1′、L2′を加えて、曲率半径が異なる4種のマイクロレンズL1、L1′、L2′、L2を使用することにより、30画素×30画素の領域内でのマイクロレンズの平均的曲率半径の変化を更にスムースなものとすることができる。また、各部分領域でのマイクロレンズの配置は、ほぼ均一に規則的なものでなく、ランダムな配置としてもよい。
上述の実施形態は例示であり、本発明の固体撮像素子はこれらに限定されるものではない。
[撮像装置]
図14は、本発明の撮像装置の一実施形態を示す概略断面図である。図14において、本発明の撮像装置31は、本発明の固体撮像素子32を備えた基板33と、固体撮像素子32の外側に配した封止用部材34と、この封止用部材34を介して固体撮像素子32と所望の間隙を設けて対向するように配設された保護材35とを備えている。また、固体撮像素子32は配線36、表裏導通ビア37を介して外部端子38に接続されている。このようなセラミックパッケージ型の撮像装置31は、種々のデジタルカメラ、ビデオカメラ等に使用することができ、カメラの高感度化、小型化、薄型化が可能である。
また、図15は、本発明の撮像装置の他の実施形態を示す概略断面図である。図15に示される本発明の撮像装置41は、携帯電話用カメラモジュールの例であり、本発明の固体撮像素子42を備えた基板43と、固体撮像素子42の外側に配した封止用部材44と、固体撮像素子42と所望の間隙を設けて対向するように配設された赤外カットフィルタ45と、赤外カットフィルタ45上に配設された鏡筒46と、この鏡筒46内に装着されたレンズユニット47を備えている。このような撮像装置41は、本発明の固体撮像素子42がシェーディング補正されていて高感度のものであるため、小型化、薄型化が可能である。
本発明の撮像装置は上述の実施形態に限定されるものではなく、固体撮像素子として本発明の固体撮像素子を備えるものであればよく、従来の種々の撮像装置の構成をそのまま採用することができる。
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例]
まず、画素受光部ピッチ2.0μm、画素数2592個×1944個のCMOSイメージセンサーを形成したウェハを用意した。
次に、上記のウェハ上に、以下のようにして、下平坦化層、カラーフィルタ、上平坦化層、および、マイクロレンズを形成した。
(下平坦化層の形成)
ウェハ表面をスピンスクラパーで洗浄した後、光硬化型アクリル系透明樹脂材料(富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 CT−2020L)をスピン塗布し、次いで、プリベーク、紫外線全面露光、ポストベークを行って下平坦化層(厚み0.3μm)を形成した。
(カラーフィルタの形成)
ネガ型感光性の赤色材料(R用材料)、緑色材料(G用材料)、青色材料(B用材料)として以下の材料を用意した。
R用材料:富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 SR−4000L
G用材料:富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 SG−4000L
B用材料:富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 SB−4000L
G、R、Bの形成順序で、上記材料をスピン塗布し、プリベーク、1/5縮小型のi線ステッパーによる露光、現像、ポストベークを行って、RGBカラーフィルタ(厚み0.8μm)を形成した。尚、現像液として、富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 CD−2000の50%希釈液を使用した。また、カラーフィルタの配置ピッチは1.998μm(スケーリング率=99.900%)とした。
(上平坦化層の形成)
RGBカラーフィルタ上に、光硬化型アクリル系透明樹脂材料(富士マイクロエレクトロニクスマテリアルズ(株)製 CT−2020L)をスピン塗布し、次いで、プリベーク、紫外線全面露光、ポストベークを行って上平坦化層(厚み0.3μm)を形成した。
(マイクロレンズの形成)
上平坦化層上に、マイクロレンズ材料としてJSR(株)製 MFR401Lを0.7μm厚にスピン塗布し、プリベーク、1/5縮小型のi線ステッパーによる露光、現像、後露光、ポストベークを行って、マイクロレンズを形成した。尚、現像液として、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の1.19%液を使用した。
上記の露光は、上記の実施形態で説明したような、露光波長では解像しないような微細なドットパターンでフォトレジストを露光する方法であり、図3に示すようなマイクロレンズ形成用のマスクパターンを用いて露光を行った。これにより、図10に示されるように、部分領域(1)〜(4)に順に曲率半径が1.944μm、2.003μm、2.061μm、2.139μmの4種のマイクロレンズを配置した。また、中間帯状部では、曲率半径が異なるマイクロレンズの混在比率が1:1となるように配置した。この場合、部分領域(1)はX軸上の有効撮像領域中心から208画素までとし、部分領域(2)はX軸上の209画素から558画素まで、部分領域(3)はX軸上の559画素から954画素まで、部分領域(4)はX軸上の955画素から最外周の1296画素までとした。尚、部分領域間の中間帯状部は、(1)と(2)、(2)と(3)、(3)と(4)の部分領域の境界線より両側にそれぞれ50画素、計100画素の幅とした。また、マイクロレンズの配置ピッチは1.9973μm(スケーリング率=99.865%)とした。
次に、ボンディングパッド部の窓開けを行った。すなわち、ポジレジスト(住友化学(株)製 i線用ポジレジスト PFI−27)をスピン塗布し、次いで、プリベーク後、ボンディングパッド部およびスクライブ部に対応するパターンを有するフォトマスク用いて露光、現像を行い、ボンディングパッド部およびスクライブ部のレジストを除去し、その後、酸素アッシングを行って、当該箇所上の上平坦化層、下平坦化層をエッチング除去した。次いで、レジスト剥離液を用いてポジレジストを除去した。
次いで、ウェハのダイシングを行い、パッケージ組立を行って、本発明の固体撮像素子を作製した。
[比較例]
マイクロレンズの形成を以下のように行った他は、実施例と同様にして固体撮像素子を作製した。
(マイクロレンズの形成)
上平坦化層上に、マイクロレンズ材料としてJSR(株)製 MFR401Lをスピン塗布し、プリベーク、1/5縮小型のi線ステッパーによる露光、現像、後露光、ポストベークを行って、マイクロレンズを形成した。尚、現像液として、TMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の1.19%液を使用した。
上記露光においては、図3に示すようなマイクロレンズ形成用のマスクパターンを1種だけ用いて露光を行い、形成したマイクロレンズの曲率半径は1.944μmとした。
[評 価]
上述のように作製した固体撮像素子に関して、下記の条件で感度を測定し、結果を図16に示した。図16に示されるように、本発明の固体撮像素子は、シェーディング補正が有効になされ、その感度分布(図16に実線で示す)は比較例の固体撮像素子の感度分布(図16に鎖線で示す)に比べて約10%改善されていることが確認された。
(感度の測定条件)
作製した固体撮像素子に、カメラレンズとして図19に示す特性のものを用い、
白色光源に対するX軸方向の感度分布を測定した。
小型で高信頼性の固体撮像素子、撮像装置が要求される種々の分野において適用できる。
本発明の固体撮像素子の一例を示す概略構成図である。 マイクロレンズ形成用のフォトマスクの1画素分を示す図である。 マイクロレンズ形成用のフォトマスクを説明するための図である。 本発明の固体撮像素子を説明するための部分領域毎のマイクロレンズの曲率半径を示す図である。 本発明の固体撮像素子を説明するためのマイクロレンズの曲率半径を示す図である。 本発明の固体撮像素子を説明するための部分領域毎のマイクロレンズの曲率半径を示す図である。 本発明の固体撮像素子の一実施形態におけるマイクロレンズの配置を説明するための図である。 図7において円で囲んだ部分領域の拡大図である。 図8に示される中間帯状部の交差部分におけるマイクロレンズの配置を説明するための図である。 本発明の固体撮像素子の他の実施形態におけるマイクロレンズの配置を説明するための図である。 本発明の固体撮像素子の他の実施形態におけるマイクロレンズの配置を説明するための図である。 曲率半径の異なるマイクロレンズを示す図である。 図11に示されるマイクロレンズの配置における曲率半径の大きなマイクロレンズの部分領域内での数を示す図である。 本発明の撮像装置の一例を説明するための図である。 本発明の撮像装置の他の例を説明するための図である。 実施例における感度測定の結果を示す図である。 固体撮像素子におけるシェーディング現象を説明するための図である。 固体撮像素子におけるシェーディングの補正を説明するための図である。 撮像装置に用いられるレンズの主光線入射角度と像高の関係を示した図である。 シェーディング補正のためのマイクロレンズの曲率半径の補正を示す図である。 シェーディング補正のためにマイクロレンズの曲率半径を段階的に変化させることを示す図である。 曲率半径と感度との関係を説明するための図である。
符号の説明
1…固体撮像素子
2…基板
3…受光部
4…遮光膜
5…パッシベーション層
6…遮光層
7…下平坦化層
8…カラーフィルタ
9…上平坦化層
10…マイクロレンズアレイ
11…マイクロレンズ
31,41…撮像装置
32,42…固体撮像素子

Claims (10)

  1. 所定のピッチで2次元配置された複数の受光部と、個々の前記受光部に対応させて複数のマイクロレンズが2次元配置されてなるマイクロレンズアレイとを少なくとも備えている固体撮像素子において、
    マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズは、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなり、有効撮像領域は中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、個々の部分領域内には曲率半径が同じマイクロレンズが配置され、マイクロレンズの曲率半径が異なる部分領域が隣接する境界部には、隣接する部分領域における各々の曲率半径のマイクロレンズが混在している中間帯状部が存在し、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差が10%以下であることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記中間帯状部での曲率半径が異なるマイクロレンズの混在比率は1:0〜0:1の範囲内で連続的に変化することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 所定のピッチで2次元配置された複数の受光部と、個々の前記受光部に対応させて複数のマイクロレンズが2次元配置されてなるマイクロレンズアレイとを少なくとも備えている固体撮像素子において、
    マイクロレンズアレイを構成するマイクロレンズは、曲率半径が異なる2種以上のマイクロレンズからなり、有効撮像領域は中心から周辺に向って複数の部分領域に分割され、該複数の部分領域には、曲率半径の異なるマイクロレンズが混在しているような部分領域が存在し、隣接するマイクロレンズの曲率半径の差が10%以下であることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 部分領域内での曲率半径の異なるマイクロレンズの混在比率は、該部分領域内において有効撮像領域の中心から周辺に向う方向に沿って変化していることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  5. 部分領域内での曲率半径の異なるマイクロレンズの混在比率は、該部分領域内においてほぼ均一であることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 部分領域内にて、曲率半径の異なるマイクロレンズがランダムに配置されていることを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子。
  7. マイクロレンズの平均的曲率半径が、有効撮像領域の中心から周辺に向って大きくなる傾向であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の固体撮像素子。
  8. 前記部分領域はモザイク状であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の固体撮像素子。
  9. 前記部分領域は有効撮像領域中心を中心とする同心の環状領域であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の固体撮像素子。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の固体撮像素子を備えることを特徴とする撮像装置。
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