JP2009107747A - 画像形成装置及び原稿自動送り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撓み量の検出を温度等の環境要因によらず、高精度、簡易かつ安価に行う。又、適切にシートを撓ませ、シートSの斜行を解消し、搬送タイミングのずれをなくす。
【解決手段】画像形成装置や原稿自動送り装置2において、シートSの搬送を行う回転体と、回転体よりもシート搬送方向下流側に設けられ、シートSが突き当てられ、突き当てられたシートSを撓ませた後、タイミングをあわせにシートSを送り出すレジストローラ対と、レジストローラ対に突き当てられることで撓むシートSの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、傾斜検出体は、シートSに向けて光を照射する発光部82と、受光量に応じて信号を出力し、発光部82を挟むようにして設けられる第1、第2受光部84を有し、第1受光部83と第2受光部84の受光量の比に基づき、シートSの傾斜の検出を行うことで、シートSの撓み量を検出する。
【選択図】図6
【解決手段】画像形成装置や原稿自動送り装置2において、シートSの搬送を行う回転体と、回転体よりもシート搬送方向下流側に設けられ、シートSが突き当てられ、突き当てられたシートSを撓ませた後、タイミングをあわせにシートSを送り出すレジストローラ対と、レジストローラ対に突き当てられることで撓むシートSの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、傾斜検出体は、シートSに向けて光を照射する発光部82と、受光量に応じて信号を出力し、発光部82を挟むようにして設けられる第1、第2受光部84を有し、第1受光部83と第2受光部84の受光量の比に基づき、シートSの傾斜の検出を行うことで、シートSの撓み量を検出する。
【選択図】図6
Description
本発明は、プリンタ、複合機、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置、及び、画像読取装置に装着され、読み取りを行う原稿の搬送を行う原稿自動送り装置に関する。
従来、画像形成装置では画像形成を行うシートを、原稿自動送り装置では読み取りを行うシート状の原稿を搬送して、画像形成や原稿読み取りがなされている。そして、これらのシートが、原稿の搬送が斜めの状態で搬送されるとジャム(詰まり)等の原因となり、又、画像形成、画像読取を適切に行えないので、シートの搬送を一時停止させ、シートのループを形成し、斜行を解消する場合がある。
このような、シートのループを形成する画像形成装置が特許文献1に記載されている。特許文献1には、用紙を待機部に搬入する給紙手段と、用紙の先端を受け止め、該用紙に撓みを形成し、画像形成プロセス動作により像担持体上に形成される画像とタイミングを合せて再給送する待機ロールとを備えた給紙装置において、給紙手段と待機ロールの間の搬送路中に設けられ、用紙の撓み量が所定の撓み量以内の時、第1信号を出力し、用紙の撓み量が所定の撓み量を越えた時、第2信号を出力すべく有効検知距離を有する待機センサと、給紙開始信号の出力に続く待機センサによる第1信号の出力に応じて画像形成プロセス動作を開始すべく制御した後、待機センサによる第2信号の出力に応じて給紙手段の駆動を停止すべく制御する制御手段を備えることを特徴とする。(特許文献1:請求項1、考案の要点欄、図1等参照)。
実公平06−006126号
特許文献1記載の給紙装置をみると、用紙の撓みを検出するための構成として、待機センサが設けられるが、この待機センサは、発光ダイオードとフォトトランジスタから構成され(特許文献1:考案の実施例参照)、この待機センサによれば、確かに、用紙が所定の撓み量を超えるか否かを検出することはできる。しかし、所定の撓み量が大きくなるほど、待機センサの有効検知距離は長くしなければならない。言い換えると、待機センサは、有効検知距離内にシートがあるか否かのみ検知でき、詳細な撓み量を検出できないという問題がある。しかも、発光ダイオードやフォトトランジスタは温度により、発光量や出力電流等の特性が変化する場合があり、特許文献1記載の発明では、撓み量の検出精度が悪いという問題がある。更に、有効検知距離が長くなると、待機センサの発光ダイオードの出力は大きくしなければならず、又、受光素子も高性能なものを採用するなど、待機センサのコストが高くなる場合があるという問題もある。
又、シート等の現在の撓み量を高精度に検出したい場合、三角法を用いて距離を測定するセンサ(測距センサ)を用いることがある。この測距センサは、例えば、測定対象に光を照射する発光素子と、その反射光を受光するライン型の受光素子で構成され、発光素子の照射角度と、ラインでの受光量の多い素子の位置から、測定対象との距離を検出する。この距離の検出により、どの程度、シートが撓んでいるかを検出することができる。しかし、測距センサは、ライン型の受光素子を備えるためにスペースを要し、測距センサ自体のコストも高いという問題がある。又、シートと測距センサの距離が長くなるほど、ライン型の受光素子を長くしなければならない等のため、スペースやコストの問題は、特に顕著なものとなる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置、原稿自動送り装置において、シートの傾斜を検出することで、シートの撓み量の検出を温度等の環境要因によらず、高精度、簡易かつ安価に行うことを課題とする。又、十分にシート、を撓ませることで、画像形成装置、原稿自動送り装置におけるシートの斜行を解消し、搬送タイミングのずれをなくすことを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートに対して画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置において、装置内部でシートの搬送を行う回転体と、前記回転体よりもシート搬送方向下流側に設けられるとともに、前記回転体が搬送するシートが突き当てられ、突き当てられたシートを撓ませた後、タイミングをあわせ前記画像形成部にシートを送り出すレジストローラ対と、前記レジストローラ対に突き当てられることで撓むシートの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、前記傾斜検出体は、シートに向けて光を照射する発光部と、受光量に応じて信号を出力し、前記発光部を挟むようにして設けられる第1、第2受光部を有し、前記第1受光部と前記第2受光部の受光量の比に基づき、シートの傾斜の検出を行うことで、シートの撓み量を検出することとした。
この構成によれば、シートの撓み量が大きくなるにつれて、シートの曲がり部分の傾斜が大きくなる点に着目して、シートの傾斜に基づきシートの撓み量を検出し、そのシートの傾斜の検出は、第1受光部と第2受光部の比によって検出されるから、発光部等の温度等による特性変化によらず、高精度にシートの撓み量を検出することができる。又、シートまでの距離を測定するため、ライン型の受光素子を用いる測距センサを用いる必要もないから、従来よりも、シートの撓みを検出するための構成を、省スペース、低コストなものとすることができる。
又、請求項2に係る発明は、請求項1記載の発明において、前記回転体の動作を制御する制御部が設けられ、前記制御部は、前記傾斜検出体により検出されるシートの傾斜が所定角度に到達するまで、前記レジストローラ対を停止させつつ、前記回転体にシートの搬送を継続させることとした。
この構成によれば、シートの傾斜が所定角度に達するまで、シートの搬送が継続されるから、シートを十分に撓ませることができる。従って、シートが十分にレジストローラ対に押し付けられることになり、シートの斜行状態を確実に解消することができる。又、シートは確実にレジストローラ対のニップに当接し、又、撓んだ状態のシートの反発力を利用して、レジストローラ対の回転と同時にシートの搬送を開始することができるから、レジストローラ対からのシート搬送再開のタイミングにずれがなくなる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、前記レジストローラ対のシート搬送方向上流側には、シートの撓みをガイドするための撓みガイド部材が、設けられることとした。
この構成によれば、シートの撓みを撓みガイド部材がガイドしてシートの撓みを規制するので、シートの撓む状態を一定にすることができる。従って、傾斜検出体が検出するシートの角度と、シートの撓み量の対応関係を一定とすることができるから、シートの撓み量の検出を高精度に行うことができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、前記傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシートの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられることとした。
この構成によれば、傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシート搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられるから、シートの傾斜を検出するため傾斜検出体を低コストに抑えることできる。即ち、シートの内、垂直方向の変位量が所定値以上大きくなる部分の傾斜を検出する場合、シートと傾斜検出体の距離が長くなるので、発光部の発光量等を強化しなければならず、傾斜検出体に要するコストが高くなるが、垂直方向の変位量が所定値以下となる部分の傾斜を検出するので、傾斜検出体自体のコストを低く抑えることができる。
又、請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の発明において、前記傾斜検出体は、前記レジストローラ対近傍に設けられることとした。
この構成によれば、レジストローラ対近傍では、シートは、レジストローラ対間のニップに進入するから、シートの端部は固定され、シート搬送方向に対する垂直方向の変位量が大きくならない。従って、レジストローラ対近傍に傾斜検出体を設ければ、傾斜検出体とシートの距離が長くならず、傾斜検出体自体のコストを低く抑えることができる。
又、請求項6に係る発明は、画像の読み取りを行う原稿となるシートを読み取り位置に向けて連続的に搬送する原稿自動送り装置において、装置内部で原稿となるシートの搬送を行う原稿搬送回転体と、前記原稿搬送回転体が搬送する原稿となるシートが突き当てられ、突き当てられた原稿を撓ませた後、タイミングをあわせ前記読み取り位置に原稿となるシートを送り出すレジストローラ対と、前記レジストローラ対に突き当てられることで撓む原稿となるシートの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、前記傾斜検出体は、原稿となるシートに向けて光を照射する発光部と、受光量に応じて信号を出力し、前記発光部を挟むようにして設けられる第1、第2受光部を有し、前記第1受光部と前記第2受光部の受光量の比に基づき、原稿となるシートの傾斜の検出を行うことで、原稿となるシートの撓み量を検出することとした。
この構成によれば、請求項1の発明と同様に、原稿自動送り装置のシート搬送に設けられるレジストローラ対での原稿となるシートの撓み量を、傾斜に基づき検出し、又、シートの傾斜の検出は、第1受光部と第2受光部の比によって求められるから、発光部等の温度等による特性変化によらず、高精度にシートの撓み量を検出することができる。又、ライン型の受光素子を用いる測距センサを用いる必要もないから、従来よりも、シートの撓みを検出するための構成を、省スペース、低コストなものとすることができる。
又、請求項7に係る発明は、請求項6記載の発明において、前記原稿搬送回転体の動作を制御する原稿搬送制御部が設けられ、前記原稿搬送制御部は、前記傾斜検出体により検出される原稿となるシートの傾斜が所定角度に到達するまで、前記原稿搬送回転体に原稿となるシートの搬送を継続させることとした。
この構成によれば、請求項2の発明と同様に、原稿となるシートの傾斜が所定角度に達するまで搬送が継続されるから、シートを十分に撓ませることができる。従って、シートが十分にレジストローラ対に押し付けられることになり、斜行状態を確実に解消することができる。又、シートは確実にレジストローラ対のニップに進入した状態となっており、又、撓んだ状態のシートの反発力を利用し、レジストローラ対の回転と同時にシートの搬送を開始することができ、シート搬送再開でのタイミングのずれがなくなる。
又、請求項8に係る発明は、請求項6又は7の発明において、前記傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態まで、原稿となるシートの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられることとした。
この構成によれば、請求項4の発明と同様に、傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシート搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられるから、傾斜検出体を低コストに抑えることできる。
上述したように、本発明によれば、画像形成装置や原稿自動送り装置で搬送されるシートの傾斜角度の検出に基づき、撓み量を高精度に検出することができる。又、撓み量の検出を高精度に行うことができ、この検出結果に基づくことで、シートの撓み量を常に最適なものとすることができる。又、撓み量検出のための構成は、従来に比べ低コストかつ省スペースである。従って、コストダウン、小型化の要請に対応しつつ、シートの斜行が確実に解消され、搬送タイミングにズレもない画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜6を参照しつつ説明する。但し、各実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
まず、図1を用いて、本発明の第1の実施形態における電子写真方式でデジタル式の複写機1(画像形成装置に相当)の概略を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る複写機1の概略構成を示す模型的断面図である。
本実施形態にかかる複写機1は、図1に示すように最上部に原稿自動送り装置2が備えられ、その下部の複写機1本体内に、画像読取ユニット3、シート供給部4、シート搬送部5、画像形成部6、定着部7などが設けられる。
まず、前記原稿自動送り装置2は、画像の読み取りを行う原稿となるシートSを画像読取ユニット3の上面の送り読取用コンタクトガラス31(読み取り位置)にむけて、自動かつ連続的に原稿を搬送する。そして、原稿自動送り装置2は、原稿載置トレイ21、原稿供給ローラ22(原稿搬送回転体に相当)、レジストローラ対23、複数の原稿搬送ローラ対24、原稿搬送路25、原稿排出トレイ26を備える。
この原稿自動送り装置2の動作を説明する。原稿載置トレイ21上には、読み取りを行う面を上に向け、原稿としての複数のシートSが載置される。そして、原稿載置トレイ21上のシートSは、1枚ずつ原稿搬送モータ27(図2参照)、ギア等の駆動機構(不図示)からの駆動が伝達され回転駆動する原稿供給ローラ22により、原稿搬送路25に送り出され、搬送される。その後、原稿搬送路25に送り出されたシートSは、一度、レジストローラ対23に突き当たる。この時、レジストローラ対23の回転は停止している。
そして、シートSを撓ませた後、レジストローラ対23は回転を初め、シートSの読み取りタイミングを合わせてシートSを送り出し、搬送が再開される。シートSは、複数の原稿搬送ローラ対24により、原稿上面と送り読取用コンタクトガラス31とが接するように搬送される。この送り読取用コンタクトガラス31通過時に、原稿が光学的に読み取られる。又、原稿自動送り装置2は、紙面奥側において支点が設けられ、持ち上げることができ、例えば書籍等の原稿を載置読取用コンタクトガラス32に載せて、1枚ずつ原稿読み取りを行うこともできる。
尚、レジストローラ対23のシート搬送方向上流側にシートSの撓みをガイドする撓みガイド部材28が設けられ、又、原稿搬送路25に、撓むシートSの傾斜を検出するためのチルトセンサ8(傾斜検出体に相当)が設けられるが、これらの詳細は後述する。
次に、複写機1の本体側の構成について説明する。
まず、原稿自動送り装置2の下方に配される画像読取ユニット3は、原稿画像の読み取りを行って、原稿画像を電気信号に変換し、画像データを生成する。そして、画像読取ユニット3は、上面にコンタクトガラスが配される。又。画像読取ユニット3の内部には、露光ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ等の光学系部材が設けられる(不図示)。
画像読取ユニット3におけるコンタクトガラスは、本実施形態では、二つに大別でき、図1において、左側に送り読取用コンタクトガラス31が、右側に載置読取用コンタクトガラス32が配される。そして、送り読取用コンタクトガラス31を通過する原稿や、載置読取用コンタクトガラス32に載置された原稿を、露光ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ等の光学系部材により、原稿に対して放たれる光の反射光を各画素について電気信号に変換し、原稿の画像データが得られる。
前記シート供給部4は、複写機1の最下部に設けられ、レジストローラ対53や画像形成部6等に向け、例えば、コピー用紙、OHPシート、ラベル用紙等のシートSを送り出す。シート供給部4は、カセット41、42、供給ローラ43、44等で構成される。
前記カセット41、42は、本実施形態では2段重ねて設けられ、それぞれ複数の各サイズ、各種のシートSを積載し、最上位のシートSが供給ローラ43、44に当接するようにシートSを収容する。そして、カセット41、42のシート搬送方向下流側上部(図1におけ右上方位置)に供給ローラ43、44が設けられ、この供給ローラ43、44は、複写機1に対して画像を形成する旨の入力がなされると、モータ(不図示)により所定の方向(図1では時計方向)に回転駆動し、1枚ずつシートSを搬送路に送り出す。
シート搬送部5は、シート供給部4から供給されたシートSを、排出トレイ51まで搬送する。シート搬送部5には、装置内部でシートSの搬送を行う複数の搬送ローラ対52(回転体に相当)、レジストローラ対53、ガイド部材等が設けられる。
搬送ローラ対52は、搬送モータ54(図2参照)やギア(不図示)等からなる駆動機構が接続され、回転駆動し、シートSの搬送を行う。レジストローラ対53にも、搬送モータ54やギア等からなる駆動機構(不図示)が接続され、回転駆動することによりシートSの搬送を行うが、レジストローラ対53は、シート搬送方向上流側に設けられる搬送ローラ対52のシートSが突き当てられ、画像形成部6の手前で一時待機させ、シートSを撓ませた後、画像形成部6で形成されたトナー像にタイミングをあわせてシートSを送り出す。ガイド部材は、シートSの搬送方向を案内するため複数設けられる。
尚、ガイド部材の一種として、レジストローラ対53のシート搬送方向上流側にはシートSの撓みをガイドするための撓みガイド部材55が設けられ、又、シート搬送路56に、レジストローラ対53に突き当てられることで撓むシートSの傾斜を検出するチルトセンサ8が設けられるが、これらの詳細は後述する。
前記画像形成部6は、シートSに対して画像を形成するため、トナー像を形成し、シートSにトナー像の転写を行う。具体的に、画像形成部6は、同図中に示す矢印方向に回転可能に支持された感光体ドラム61、感光体ドラム61の周囲に配設された帯電装置62、現像装置63、露光装置64、転写ローラ65、クリーニング装置66等を備える。
感光体ドラム61は、画像形成部6の略中心に設けられ、所定方向に回転される。帯電装置62は、感光体ドラム61の上方に設けられ、感光体ドラム61の表面を所定電位に帯電させる。露光装置64は、例えば、レーザ走査ユニット等で構成され、画像読取ユニット3で読み取られた画像データやネットワーク等で接続されるユーザ端末100(図2参照)からの画像データに基づき、光を感光体ドラム61表面に照射して、走査露光を行い、静電潜像を形成する。現像装置63は、感光体ドラム61の右方に設けられ、トナーを帯電させ、感光体ドラム61上の静電潜像にトナーを供給して現像する。
そして、感光体ドラム61の下方に設けられる転写ローラ65と感光体ドラム61との間ではニップが形成され、レジストローラ対53から送り出されたシートSが、このニップに進入する。シートSのニップ通過の際、転写ローラ65に所定の電圧を印加することで、感光体ドラム61上に形成されたトナー像が、シートSに転写される。即ち、レジストローラ対53は、シートSの適切な位置にトナー像が転写されるように、シートSを適切なタイミングでニップに送り出す。クリーニング装置66は、転写の終了後、次のトナー像形成のため、感光体ドラム61の表面に残留するトナーを清掃する。
前記定着部7は、シートSに転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させる。本実施形態における定着部7は、主として、発熱源Hが内蔵される加熱ローラ71と加圧ローラ72とで構成される。そして、加圧ローラ72は、加熱ローラ71に圧接し、ニップが形成される。トナー像が転写されたシートSが、このニップを通過時に加熱・加圧されることで、トナーが溶融・加熱され、トナー像がシートSに定着する。尚、定着後のシートSは、排出トレイ51に排出され、1枚の画像形成処理が完了する。
次に、図2に基づき、本発明の第1の実施形態に係る複写機1のハードウェア構成をシート搬送に重点を置いて説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る複写機1の一例を示すブロック図である。
まず、図2に示すように、本実施形態の複写機本体内に、複写機1全体の動作の制御のため、制御部9が設けられ、CPU91、記憶部92、計時部93等から構成される。前記CPUは、中央演算処理装置として機能し、記憶部92に記憶され、又は入力されるプログラム、データに基づき、各種演算を行い、複写機1の各部を制御する。尚、CPU91は、原稿自動送り装置2に対する動作指示を行う。又、各チルトセンサ8の出力を受け、実際に、シートSの傾斜からたわみ量を演算、認識する部分でもある。
記憶部92は、例えば、RAM、HDD、フラッシュROM等のメモリで構成される。RAMは、揮発性のメモリであり制御用プログラムや制御用データを一時的に展開する場合や、画像データを一時的に保存しておく場合などに用いられる。HDDは、大容量の不揮発性の記憶装置であって、制御用プログラムや、画像データの保存や、使用者による複写機1の設定情報を保存する場合などに使用される。フラッシュROMは、複写機1本体及び原稿自動送り装置2等の制御用プログラムや制御用データ等を記憶し、CPU91は、制御のためフラッシュROMからデータを読み出す。尚、これらメモリから構成される記憶部92は、各チルトセンサ8が検出したシートSの傾斜角度からたわみ量を導き出すためのデータを記憶する。又、計時部93は制御に必要となる各種時間をカウントする。
そして、この制御部9は、複写機1を構成する原稿自動送り装置2、画像読取ユニット3、シート供給部4、シート搬送部5、画像形成部6、定着部7等と接続され、記憶部92に記憶されたプログラム等に基づき、各部の動作が的確に行われるように制御する。
特に、本発明に関し、原稿自動送り装置2とシート搬送部5の制御について述べる。まず、原稿自動送り装置2は、制御部9とは別に、CPU95や、原稿自動送り装置2の動作を制御するためのプログラムやデータを記憶する記憶部96等で構成される第2制御部94(原稿搬送制御部に相当)を有する。第2制御部94は、制御部9と信号線等で接続され、制御部9のCPU91は、CPU95に動作指示を与え、この動作指示を受けて、第2制御部94(CPU95)は、原稿自動送り装置2の各部の動作を実際に制御する。例えば、第2制御部94は、原稿としてのシートSの搬送を制御するため、原稿搬送モータ27のON/OFFのスイッチング制御や、原稿供給ローラ22、レジストローラ対23、原稿搬送ローラ対24等の各ローラの回転動作のタイミングを制御する(詳細は後述)。又、CPU95は、チルトセンサ8のON/OFFの制御や、チルトセンサ8の出力を受け、制御部9に向けて、チルトセンサ8の出力データを転送する。
一方、シート搬送部5に関しては、搬送ローラ対52やレジストローラ対53の動作を、制御部9が行う。例えば、制御部9のCPU91は、シートSの搬送を制御するため、搬送モータ54のON/OFFのスイッチング制御や、レジストローラ対53、各搬送ローラ対52等の各ローラへの搬送モータ54からの駆動力の伝達のON/OFFを制御して、回転駆動のタイミングを制御する(詳細は後述)。又、CPU91は、チルトセンサ8のON/OFFの制御や、チルトセンサ8の出力を受ける。
尚、図2に示すユーザ端末100(例えば、パーソナルコンピュータ)は、ネットワーク、各種インターフェイス等を介し、画像データ等を送信できるように複写機1と接続される。そして、本実施形態における複写機1は、ユーザ端末100から送信される画像データに基づき画像形成を行うことができ、画像読取ユニット3を用いたコピー(複写)機能だけではなく、プリンタとして用いることができる。
次に、本発明は、レジストローラ対23、53の手前で撓むシートSの撓み量検出を、チルトセンサ8により行う点に特徴があるので、図3に基づき、本発明の第1の実施形態に用いるチルトセンサ8について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るチルトセンサ8の一例を示す説明図である。尚、原稿自動送り装置2に設けられるチルトセンサ8と、複写機1内部のシート搬送路56上に設けられるチルトセンサ8は基本的に同様であるので、共通の符号を付している。
図3に示すように、傾斜検出体としてのチルトセンサ8は、例えば、砲弾形状であり、チルトセンサ8の頭頂部81には、検知対象(本実施形態では、シートS、原稿を含む)に向けて所定の幅で光を照射する発光部82を有する。尚、発光部82には、例えば、LEDを用いることができるが発光するものであればよい。
そして、発光部82の両側にシートSからの反射光を受光し、受光量に応じた電流(電圧)を出力する第1受光部83と第2受光部84が設けられる、例えば、第1受光部83と第2受光部84には、フォトダイオードを用いることができるが、受光量に応じて電流等を出力する素子であればよい。そして、例えば、この第1受光部83と第2受光部84は、発光部82を中心とした円周上に対向するように配される。即ち、チルトセンサ8は、シートSに向けて光を照射する発光部82と、受光量に応じて信号を出力し、発光部82を挟むようにして設けられる第1受光部83、第2受光部84を有する。
そして、一般に、フォトダイオードの出力電流は小さいので(例えば、数μA程度)、チルトセンサ8には、第1受光部83と第2受光部84の出力の増幅を行うとともに、所定の演算を行う増幅演算部85が設けられる。増幅演算部85は、例えば、オペアンプ等の素子を用いて構成される。
ここで、本実施形態のチルトセンサ8の傾斜検出を説明する。図3に示す、傾斜の角度が変化するシートSを検知対象として、その傾斜角度が水平状態のシートS1(実線で図示)、即ち、第1受光部83と第2受光部84の並ぶ方向とシートS1が平行であると、第1受光部83と第2受光部84の受光量は一致する。従って、第1受光部83の出力をA、第2受光部84の出力をBとすると、その関係は、
A = B となる。
A = B となる。
一方で、図3において、右上がりの傾斜状態のシートS2(2点鎖線で図示)の傾斜検出を行った場合、シートS2の傾斜角度から、第2受光部84の受光量の方が、第1受光部83の受光量よりも大きくなる。従って、第1受光部83の出力と第2受光部84の出力の関係は、
A < B となる。
A < B となる。
反対に、図3において、右下がりの傾斜状態のシートS3(破線で図示)の傾斜検出を行うとシートS3の傾斜角度から、第1受光部83の方が、第2受光部84の受光量よりも大きくなる。従って、第1受光部83の出力と第2受光部84の出力の関係は、
A > B となる。
A > B となる。
そして、増幅演算部85が、第1受光部83の出力Aと第2受光部84の出力Bの増幅後、例えば、所定の演算として、A/Bのような比をとる演算を行う。演算された比は、シートSの傾斜角度とリニアな対応関係を有するので、演算された比に基づき、シートSの傾きを検出することができる。即ち、第1受光部83と第2受光部84の受光量の比に基づき、シートSの傾斜角度を検出する。例えば、AとBの比の値とシートSの各傾斜角度との対応関係を、あらかじめ測定し、AとBの比の値と、シートSの傾斜角度との関係を示す関数を求め、AとBの比が求められれば、CPU91等の演算により、シートSの傾斜角度が検出されるようにすることができる。
そして、求められた傾斜角度と、シートSの撓み量の対応関係をあらかじめ測定し、その測定結果から、検出された傾斜角度に対するシートSの撓み量を示すデータテーブルや対応関係を示す関数を求める。例えば、制御部9のCPU91は、傾斜角度が検出されると、データテーブルを参照して、シートSの撓み量を導き出し、又は、傾斜角度を代入することにより、シートSの撓み量を求めることができる。これらのデータテーブルや関数は、記憶部92に記憶しておけばよい。このように、チルトセンサ8での第1受光部83と第2受光部84の受光量の比に基づき、シートSの傾斜の検出を行うことで、シートSの撓み量が検出される。
尚、シートSのサイズや、厚さ等によって、データテーブルに収めるべき値や関数が異なることが考えられるので、データテーブルに収めるべき値や関数は、複数、記憶部92に記憶させておくことができる。そして、上記の所定の演算としては、A/Bのような演算だけでなく、(A−B)/(A+B)のように受光量の比の正規化を行って演算し、その演算値に応じて、検知対象の傾斜角度を求めても良い。
ここで、本実施形態のチルトセンサ8が高精度である点について説明しておく。本実施形態のチルトセンサ8は、光センサの一種と言えるが、光センサで傾斜、距離等を検知する場合、検知対象に対し、光を照射し、その反射光の受光量に応じたフォトダイオード等の光電変換素子の電流(電圧)出力の大きさから傾斜等を求めることが一般的である。例えば、傾斜角度により検知対象とフォトダイオードとの距離の遠近が変わり、フォトダイオードの受光量の変化に伴う出力信号の大小の変化ら着目し、傾斜角度等が求められる。
しかし、LEDやレーザダイオードは、温度によって、特性が変化する。例えば、発光量や光の波長等が温度によって変動し、フォトダイオード等の光電変換素子の出力の大きさに着目して傾斜角度を求めると、発光特性の変動のため検出結果に誤差が含まれてしまう。即ち、同一対象の傾斜角度の検出結果が、温度により変化し、傾斜角度、ひいては、シートSの撓み量を高精度に検出することができないという問題がある。
そこで、本実施形態のチルトセンサ8は、2つの受光部(第1受光部83、第2受光部84)を備え、この2つの受光部の出力の比から傾斜角度を検出する。即ち、発光部82の発光特性が温度により変化しても、検知対象の傾斜角度に応じた第1受光部83と第2受光部84の受光量及びその出力の比は変わらない。従って、検知対象の傾斜角度を高精度(例えば、0.5度単位で)に検出することができる。
次に、図4に基づき、本発明の第1の実施形態に係るシートSの撓み量検出について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係るシートSの撓み量検出を説明するための説明図であり、(a)はレジストローラ対53にシートSが突き当たった直後の状態、(b)は、シートSがやや撓んでいる状態、(c)は、十分にシートSが撓んでいる状態を示す。尚、図4は、図1において1点鎖線で囲む領域の拡大図である。
図4に示すように、本実施形態の複写機1では、レジストローラ対53は、シートSの搬送を一時的に停止させ、シートSを撓ませた後、画像形成部6に向けてタイミングを合わせて搬送を再開する(図4において破線で搬送方向を図示、以下同様)。
ここで、シートSを撓ませる理由は、シートSの斜行状態を解消するためであり、又、シート搬送再開と同時に確実にシートSが搬送されるようにするためである。シートSの斜行解消は、シートSが撓むことによるシートSの有する反発力を利用して行う。即ち、レジストローラ対53の各ローラは軸線方向がそれぞれシート搬送方向に対し垂直となるように配されるところ、撓んだシートSの反発力のためシートSがレジストローラ対53のニップに進入しようとする力が働く。従って、最終的に、レジストローラ対53のニップにシートSの搬送方向最下流側の全端縁が確実に接し、進入しようとするから、斜行状態が解消される。尚、斜行状態が解消された時点で、レジストローラ対53をわずかに回転させて、レジストローラ対53のニップにシートSを進入させておいても良い。
又、シートSを撓ませると、撓ませない場合に比べ、レジストローラ対53のニップとシートSが確実に接する状態となるから、レジストローラ対53の回転と同時に、確実にシート搬送が開始できる。しかも、シートSの有する反発力により、シートSが搬送される方向に押し出す力も働く。従って、搬送タイミングがずれることなく、シートSが画像形成部6に供給され、トナー像の転写位置にズレは生じない。
これらの効果を得るため、シートSに折れ目がつかない程度に、十分にシートSを撓ませる必要がある。このシートSの撓み量とその制御について、具体的に以下、説明する。
図4(a)に示すように、シート供給部4から搬送されてきたシートSは、レジストローラ対53のニップ部分に突き当てられる(進入する)。この時、当然、レジストローラ対53の各ローラは回転していないように、制御部9により制御される。
ここで、レジストローラ対53の近傍に配置されたチルトセンサ8は、図4に示す矢印方向でシートSの傾斜を検出している。図4(a)では、シートSの傾斜は、ないといえる状態であり、チルトセンサ8は、傾斜が無いことを検出して、制御部9に出力する。これにより、制御部9は、シートSはレジストローラ対53まで到達しているが、シートSは撓んでいないことを検出する。
次に、図4(b)に示すように、シートSを撓ませるため、制御部9は、レジストローラ対53は回転させず、搬送ローラ対52のシート搬送を継続させるように、制御を行う。この搬送ローラ対52の搬送継続によりシートSの撓み量が増大していく。このとき、チルトセンサ8は、シートSの傾斜角度の検出を繰り返し、制御部9に出力し続ける。これにより、制御部9は、シートSは、撓み量が増えていくことを検出する。
そして、搬送ローラ対52がシートSの搬送を継続すると、例えば、図4(c)のように、シートSの撓みが大きくなる。そして、チルトセンサ8により検出されるシートSの傾斜角度が所定角度に到達したことを検出した際、シートSの撓みすぎによるシワ、折れの発生防止等のため、制御部9は、転写タイミングに至っていない場合、搬送ローラ対52の回転を停止させ、転写タイミングに到った際に、レジストローラ対53や搬送ローラ対52の回転を開始する。言い換えると、制御部9は、傾斜検出体により検出されるシートSの傾斜が所定角度に到達するまで、レジストローラ対53を停止させつつ、回転体にシートSの搬送を継続させる。
ここで、シートSの撓みを規制するため、本実施形態のシート搬送路56上には、撓みガイド部材55が設けられる。このガイド部材1は、本実施形態では、例えば、板状ガイド55aと傾斜ガイド55bの2種類で構成される。
板状ガイド55aは、図4に示すように、レジストローラ対53のシート搬送方向上流側かつシートSが撓むことにより変位させる方向に配され、略「く」の字状に湾曲した板状の部材であり、金属や樹脂により形成される。板状ガイド55aは、シートSの撓みの最大量を規制する。尚、板状ガイド55aの対面には、直線状のガイド部材57が設けられ、板状ガイド55aとガイド部材57の間でシートSが搬送される。
一方、傾斜ガイド55bは、棒状の金属、樹脂等による部材であり、本実施形態では、チルトセンサ8に対向して設けられる。この傾斜ガイド55bを設けることにより、シートSを撓ませる際に、最終的なシートSの曲がり位置をシートSの種類によらず、ほぼ一定にすることができる。従って、チルトセンサ8が傾斜を検出するポイントに合わせて、シートSの曲がり位置を設定することができ、チルトセンサ8が検出する角度に対する撓み量の対応関係を、ほぼ一定のものとすることができる。
尚、図4では、板状ガイド55aと傾斜ガイド55bの両方を示すが、本実施形態の複写機1では、必ずしも両方を設ける必要はない。板状ガイド55aの端部の位置を調整することにより、板状ガイド55aの端部に傾斜ガイド55bの機能を持たせることができる(例えば、板状ガイド55aの端部の位置を傾斜ガイド55bの位置とする)。一方で、チルトセンサ8によりシートSの撓み量を検出でき、シートSの傾斜角度が所定角度に到達した際に、搬送ローラ対52の駆動を停止すれば、シートSの撓みの最大量を規制しなくてもよい場合があり、ガイド部材を小型化でき、コストダウンにつながり得る。
ここで、チルトセンサ8の設置位置について言及しておく。本実施形態の複写機1では、図4(c)に示す区間Lには、チルトセンサ8を配置しない。これは、シートSが撓みシートSの傾斜がきつくなるに従って、チルトセンサ8の設置位置によっては、シートSとチルトセンサ8の距離が大きくなってしまう。距離が大きくなっても、シートSの傾斜を検出することは不可能ではないが、発光部82の発光量を増やし、第1受光部83、第2受光部84を高性能なものとする等の対策が必要となる。
そうすると、チルトセンサ8自体のコストが高くなるとともに、チルトセンサ8での消費電力や発熱が増大し、チルトセンサ8の寿命が短命化する畏れがある。そこで、本実施形態では、チルトセンサ8とシートSの距離が所定値以下となる部分(例えば、図4(c)における網掛け部分以外)にチルトセンサ8を設置する。即ち、チルトセンサ8は、シートSが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシートSの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられる。尚、所定値は、用いようとするチルトセンサ8の能力によって定まり、チルトセンサ8のコストを上昇させない範囲での最大検出可能距離とすることができる。
次に、図5に基づき、原稿自動送り装置2でのシートSの撓み量検出について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係るシートSの撓み量検出を説明するための説明図であり、(a)はレジストローラ対23にシートSが突き当たった直後の状態、(b)は、シートSがやや撓んでいる状態、(c)は、十分にシートSが撓んでいる状態を示す。尚、図5は、図1において2点鎖線で囲む領域の拡大図である。尚、原稿自動送り装置2での、原稿となるシートSを撓ませる目的と、その撓み量の検出とその制御は基本的に、図4で行った説明と同様である。
まず、原稿自動送り装置2においても、図5に示すように、レジストローラ対23は、シートSの搬送を一時的に停止させ、シートSを撓ませた後、画像形成部6に向けてタイミングを合わせて搬送を再開する。ここで、シートSを撓ませる理由は、上述したのと同様に、原稿となるシートSの斜行状態を解消し、シート搬送再開と同時に確実にシートSが搬送されるようにするためである。
シートSの斜行解消により、画像読取ユニット3に読み取られた画像データが斜めに傾くことがなくなり、又、レジストローラ対23の搬送再開と同時に確実にシートSが搬送されることにより、画像読取ユニット3の読み取りタイミングを合わせることもできる。従って、原稿とズレがなく忠実な画像データを得ることができる。
図5(a)に示すように、シート供給部4から搬送されてきたシートSは、停止しているレジストローラ対23のニップ部分に突き当てられる(進入する)。次に、図5(b)に示すように、シートSを撓ませるため、レジストローラ対23は回転させず、原稿供給ローラ22は、シートSの搬送を続けるように、第2制御部94は制御を行う。即ち、原稿搬送制御部は、傾斜検出体により検出される原稿となるシートSの傾斜が所定角度に到達するまで、原稿供給ローラ22にシートSの搬送を継続させる。この原稿供給ローラ22によるシートSの搬送を継続によりシートSの撓み量が増大していく。そして、最終的に、例えば、図4(c)のように、シートSの撓みが大きくなる。
そして、第2制御部94がチルトセンサ8により検出されるシートSの傾斜角度が所定角度に到達したことを検出した際、第2制御部94は、読取タイミングに至っていない場合は、原稿供給ローラ22の回転を停止させ、読取タイミングに到った際に、レジストローラ対23や原稿搬送ローラ対24の回転を開始する。
そして、同様に、シートSを適切に撓ませるため、本実施形態のシート搬送路56上には、撓みガイド部材28が設けられる。この撓みガイド部材28は、上記図4で説明したのと同様に、例えば、板状ガイド28aと傾斜ガイド28bの2種類で構成される。
板状ガイド28aは、湾曲した板状の部材であり、シートSの撓みの最大量を規制に適し、シートSの撓み方向を一定の方向とする機能を有する。一方、傾斜ガイド28bは、チルトセンサ8に対向して設けられ、この傾斜ガイドを設けることにより、シートSを撓ませる際に、シートSの曲がる位置をシートSの種類によらず、ほぼ一定にすることができるという機能を有する。そして、シートSは板状ガイド28aの対面に設けられるガイド部材29の間で搬送される。
尚、図5では、両方を示しているが、本実施形態の複写機1では、必ずしも、板状ガイド55aと傾斜ガイド55bの両方を設ける必要はない点も、図4と同様であるので、説明は割愛する。
又、原稿自動送り装置2での、チルトセンサ8の設置位置も、図5(c)に示す区間Lには、チルトセンサ8を配置しないようにすることができる。理由は、上記と同様、チルトセンサ8自体のコスト上昇、寿命の短命化を防ぐためである。そこで、本実施形態では、シートSが撓んでいない状態から最も撓む状態まで、原稿となるシートSの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる所定値以下となる部分(図5(c)における網掛け部分以外)にチルトセンサ8を設置する。尚、所定値は、図4の説明と同様に考えることができる。
次に、図6に基づき、本発明の第1の実施形態に係るシート搬送の流れについて説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係るシート搬送の一例を示すフローチャートである。尚、複写機1内でのシート搬送と、原稿自動送り装置2での原稿であるシートSの搬送制御は、ほぼ同様であるので、以下、共通して説明する。
まず、図6におけるスタートは、複写機1内部でのシート搬送の場合は、複写機1に画像形成を行う指示が入力された時点であり、原稿自動送り装置2での原稿であるシートSの搬送の場合は、操作パネル(不図示)等の入力機器等から、原稿載置トレイ21に載置された原稿の読み取り指示が原稿自動送り装置2になされた時点である。
これらの指示により、制御部9、第2制御部94は、シート供給部4の供給ローラ43等又は、原稿自動送り装置2の原稿供給ローラ22を動作させ、シートSの搬送を開始させる(ステップ♯1)。そして、シートSは、複写機1内部又は、原稿自動送り装置2のレジストローラ対53、23まで到達する(ステップ♯2)。この時、レジストローラ対53、23を停止状態とし、一方で、搬送ローラ対52や原稿供給ローラ22等によるシートSの搬送は継続する(ステップ♯3)。そして、各チルトセンサ8は、傾斜角度の検出を行い(ステップ♯4)、制御部9は、各チルトセンサ8の出力を受けて、傾斜角度に対応する撓み量を算出する(ステップ♯5)。そして、制御部9は、シートSの傾斜角度が所定角度を超えたか(=シートSの撓み量が所定量を超えたか)を確認する(ステップ♯6)。所定角度(所定量)に到達していなければ(ステップ♯6のNo)、シートSの搬送を継続して、シートSを更に撓ませる(ステップ♯3へ)。一方、所定角度(所定量)に達すると(ステップ♯6のYes)、シートSの搬送を停止する(ステップ♯7)。
そして、制御部9又は第2制御部94は、トナー像の転写タイミングや原稿の読み取りタイミングに合わせて、レジストローラ対53、23を回転させるタイミングに到達しているか、計時部93等により確認する(ステップ♯8)。レジストローラ対53、23を回転させるタイミングに到った場合(ステップ♯8のYes)、制御部9や第2制御部94は、レジストローラ対53、23や搬送ローラ対52等を回転させて、シートSの搬送を再開する(ステップ♯9)。このように、シート1枚についての搬送制御がなされ、連続してシート搬送を行う場合には、上記処理が繰り返され、又は、並列して行われる。
このようにして、本実施形態の構成によれば、シートSの撓み量が大きくなるにつれて、シートSの曲がり部分の傾斜が大きくなる点に着目して、シートSの傾斜に基づきシートSの撓み量を検出し、そのシートSの傾斜の検出は、第1受光部83と第2受光部84の比によって検出されるから、発光部82等の温度等による特性変化によらず、高精度にシートSの撓み量を検出することができる。又、シートSまでの距離を測定するため、ライン型の受光素子を用いる測距センサを用いる必要もないから、従来よりも、シートSの撓みを検出するための構成を、省スペース、低コストなものとすることができる。更に、シートSの傾斜が所定角度に達するまで、シートSの搬送が継続されるから、シートSを十分に撓ませることができる。従って、シートSが十分にレジストローラ対53、23に押し付けられることになり、シートSの斜行状態を確実に解消することができる。又、シートSは確実にレジストローラ対53、23のニップに突き当たった状態となっており、又、撓んだ状態のシートSの反発力を利用して、レジストローラ対53、23の回転と同時にシートSの搬送を開始することができるから、レジストローラ対53、23からタイミングのずれなくシート搬送を再開することができる。
又、シートSの撓みを撓みガイド部材55、28がガイドしてシートSの撓みを規制するので、シートSの撓む状態を一定にすることができる。従って、傾斜検出体(チルトセンサ8)が検出するシートSの角度と、シートSの撓み量の対応関係を一定とすることができるから、シートSの撓み量の検出を高精度に行うことができる。又、傾斜検出体は、シートSが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシート搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられるから、シートSの傾斜を検出するため傾斜検出体を低コストに抑えることできる。又、レジストローラ対53、23近傍では、シートSは、レジストローラ対53、23間のニップに進入するから、シートSの端部は固定され、シート搬送方向に対する垂直方向の変位量が大きくならない。従って、レジストローラ対53、23近傍に傾斜検出体を設ければ、傾斜検出体とシートSの距離が長くならず、傾斜検出体自体のコストを低く抑えることができる。
次に、図7に基づき、本発明の第2、第3の実施形態に係るチルトセンサ8の配置について説明する。図7(a)は、本発明の第2の実施形態、(b)は、本発明の第3の実施形態に係るチルトセンサ8の配置の一例を示す模型的拡大断面図である。
ここで、第2、3の実施形態では、上記第1の実施形態と、チルトセンサ8の設置位置で差異があり、他の構成は第1の実施形態と同様のものを適用できるので、以下では、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明し、重複する部分の説明を省略する。
第2の実施形態では、図7(a)に示すように、レジストローラ対53のシート搬送方向上流側におけるチルトセンサ8AをシートSの上方に配置し、発光部82の照射方向を下に向け、かつ、レジストローラ対53の近傍(シート搬送方向下流側のシートSの撓みの曲がり部分)で傾斜を検知するように設けることができる。又、チルトセンサ8BをシートSの下方に配置し、発光部82の照射方向を上に向け、シート搬送方向上流側のシートSの撓みの曲がり部分の傾斜を検出するように配することもできる。更に、チルトセンサ8CをシートSの上方に配置し、発光部82の照射方向を下に向け、シート搬送方向上流側のシートSの撓みの曲がり部分の傾斜を検出するように配することもできる。
これらのチルトセンサ8A〜8Cの配置においては、いずれも、第1の実施形態と同様にシートSの傾斜及び、撓み量の検出を行うことができ、その効果も同様である。しかし、チルトセンサ8A〜8Cでは共通して、シートSとの距離が所定値を超える区間L(図7での網掛部分)には配置しない。理由は、第1の実施形態と同様である。尚、チルトセンサ8A〜Cはいずれかの位置に配置すればよいが、複数配置して傾斜角度の平均をとる等により、シートSの撓み量の検出精度を高めても良い。
次に、第3の実施形態では、図7(b)に示すように、原稿自動送り装置2におけるチルトセンサ8DをシートSの上方に配置し、発光部82の照射方向を下に向け、かつ、レジストローラ対23の近傍(シート搬送方向下流側のシートSの撓みの曲がり部分)で傾斜を検知するように設けることができる。又、チルトセンサ8EをシートSの下方に配置し、発光部82の照射方向を上に向け、シート搬送方向上流側のシートSの撓みの曲がり部分における傾斜を検出するように配することもできる。更に、チルトセンサ8FをシートSの上方に配置し、発光部82の照射方向を下に向け、シート搬送方向上流側のシートSの撓みの曲がり部分における傾斜を検出するように配することもできる。
これらのチルトセンサ8D〜8Fの配置でも、第1の実施形態と同様にシートSの傾斜及び、撓み量の検出を行うことができ、又、チルトセンサ8D〜8Fを、シートSとの距離が所定値を超える区間L(図7での網掛部分)には配置しない。理由は、第1の実施形態と同様である。尚、チルトセンサ8D〜Fはいずれかの位置に配置すればよいが、複数配置して傾斜角度の平均をとる等により、シートSの撓み量の検出精度を高めても良い。
第2、第3の実施形態で示すように、チルトセンサ8は高精度で、ライン型の受光素子を有する測距センサよりも小型のため、設置の自由度が高く、従来よりも複写機1や原稿自動送り装置2の設計を容易なものとすることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、シート搬送部を有する画像形成装置、原稿自動送り装置に利用可能である。
1 複写機(画像形成装置) 2 原稿自動送り装置
22 原稿供給ローラ(原稿搬送回転体) 23 レジストローラ対
24 原稿搬送ローラ対 52 搬送ローラ対(回転体)
53 レジストローラ対 6 画像形成部
8 チルトセンサ(傾斜検出体) 82 発光部
83 第1受光部 84 第2受光部
9 制御部 94 第2制御部(原稿搬送制御部)
28、55 撓みガイド部材 28a、55a 板状ガイド
28b、55b 傾斜ガイド S シート
22 原稿供給ローラ(原稿搬送回転体) 23 レジストローラ対
24 原稿搬送ローラ対 52 搬送ローラ対(回転体)
53 レジストローラ対 6 画像形成部
8 チルトセンサ(傾斜検出体) 82 発光部
83 第1受光部 84 第2受光部
9 制御部 94 第2制御部(原稿搬送制御部)
28、55 撓みガイド部材 28a、55a 板状ガイド
28b、55b 傾斜ガイド S シート
Claims (8)
- シートに対して画像を形成する画像形成部を有する画像形成装置において、
装置内部でシートの搬送を行う回転体と、
前記回転体よりもシート搬送方向下流側に設けられるとともに、前記回転体が搬送するシートが突き当てられ、突き当てられたシートを撓ませた後、タイミングをあわせ前記画像形成部にシートを送り出すレジストローラ対と、
前記レジストローラ対に突き当てられることで撓むシートの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、
前記傾斜検出体は、シートに向けて光を照射する発光部と、受光量に応じて信号を出力し、前記発光部を挟むようにして設けられる第1、第2受光部を有し、前記第1受光部と前記第2受光部の受光量の比に基づき、シートの傾斜の検出を行うことで、シートの撓み量を検出することを特徴とする画像形成装置。 - 前記回転体の動作を制御する制御部が設けられ、
前記制御部は、前記傾斜検出体により検出されるシートの傾斜が所定角度に到達するまで、前記レジストローラ対を停止させつつ、前記回転体にシートの搬送を継続させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記レジストローラ対のシート搬送方向上流側には、シートの撓みをガイドするための撓みガイド部材が、設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態までのシートの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に画像形成装置。
- 前記傾斜検出体は、前記レジストローラ対近傍に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 画像の読み取りを行う原稿となるシートを読み取り位置に向けて連続的に搬送する原稿自動送り装置において、
装置内部で原稿となるシートの搬送を行う原稿搬送回転体と、
前記原稿搬送回転体が搬送する原稿となるシートが突き当てられ、突き当てられた原稿を撓ませた後、タイミングをあわせ前記読み取り位置に原稿となるシートを送り出すレジストローラ対と、
前記レジストローラ対に突き当てられることで撓む原稿となるシートの傾斜を検出する傾斜検出体を有し、
前記傾斜検出体は、原稿となるシートに向けて光を照射する発光部と、受光量に応じて信号を出力し、前記発光部を挟むようにして設けられる第1、第2受光部を有し、前記第1受光部と前記第2受光部の受光量の比に基づき、原稿となるシートの傾斜の検出を行うことで、原稿となるシートの撓み量を検出することを特徴とする原稿自動送り装置。 - 前記原稿搬送回転体の動作を制御する原稿搬送制御部が設けられ、
前記原稿搬送制御部は、前記傾斜検出体により検出される原稿となるシートの傾斜が所定角度に到達するまで、前記原稿搬送回転体に原稿となるシートの搬送を継続させることを特徴とする請求項6記載の原稿自動送り装置。 - 前記傾斜検出体は、シートが撓んでいない状態から最も撓む状態まで、原稿となるシートの搬送方向に対する垂直方向の変位量が所定値以下となる位置に設けられることを特徴とする請求項6又は7に記載の原稿自動送り装置。
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