JP2009106735A - 玉子焼きの製造装置 - Google Patents
玉子焼きの製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009106735A JP2009106735A JP2008260092A JP2008260092A JP2009106735A JP 2009106735 A JP2009106735 A JP 2009106735A JP 2008260092 A JP2008260092 A JP 2008260092A JP 2008260092 A JP2008260092 A JP 2008260092A JP 2009106735 A JP2009106735 A JP 2009106735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- egg
- trowel
- iron
- case
- moving device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
【課題】家庭で作られる形状の玉子焼きが効率良く連続して製造できる玉子焼きの製造装置を提供する。
【解決手段】玉子液を延ばす玉子ケース1と、玉子ケース1を加熱し得る加熱装置4と、玉子ケース1上でシート状に延ばされた玉子焼き20を玉子ケース1の上面からすくい取るこて6と、こて6を玉子ケース1上のシート状玉子焼きの重ね方向に沿って移動させると共に、こて6を玉子ケース1上で反転させる駆動装置8と、この駆動装置8の駆動を制御する制御装置10と、を具備する玉子焼きの製造装置。こて6をシート状の玉子焼き20と玉子ケース1上面との間に差し入れた後、こて6を反転させることでこて6の上に乗ったシート状玉子焼き20を近傍のシート状玉子焼き20の上に重ねるように、駆動装置8の駆動が制御装置10によって制御されている。
【選択図】図1
【解決手段】玉子液を延ばす玉子ケース1と、玉子ケース1を加熱し得る加熱装置4と、玉子ケース1上でシート状に延ばされた玉子焼き20を玉子ケース1の上面からすくい取るこて6と、こて6を玉子ケース1上のシート状玉子焼きの重ね方向に沿って移動させると共に、こて6を玉子ケース1上で反転させる駆動装置8と、この駆動装置8の駆動を制御する制御装置10と、を具備する玉子焼きの製造装置。こて6をシート状の玉子焼き20と玉子ケース1上面との間に差し入れた後、こて6を反転させることでこて6の上に乗ったシート状玉子焼き20を近傍のシート状玉子焼き20の上に重ねるように、駆動装置8の駆動が制御装置10によって制御されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、連続式玉子焼きの製造装置に関し、特に家庭で作られるような複数層に折り畳まれた厚みのある玉子焼きが製造できる装置に関する。
玉子焼きを製造する方法として、以下(1)〜(4)の方法が従来より提案されている。
(1)上面に凹部を有するトレー状の焼成鍋を連結してコンベアが構成され、各焼成鍋の凹部内に卵液を供給して焼成することで玉子焼きを作製し、その後各焼成鍋から玉子焼きをロール状に巻き取る(特開2004−105138号公報、特許文献1)。
(2)テフロン(登録商標)製のコンベアベルト上に玉子液を供給し、半焼き状態の玉子シートを作製し、この玉子シートを焼成鍋の上に供給し、加熱する(特開2002−306347号公報、特許文献2)。
(3)複数の焼皿を連結してコンベアが構成され、焼皿の一方に形成された玉子焼きを隣接する焼皿の玉子焼きの上に重ね合わせ、その後加圧して玉子焼きを作製する(特開昭57−55116号公報、特許文献3)。
(4)焼皿の上に形成された玉子焼きシートをロールで巻いて巻玉子焼きを作製し、次に加圧し成形する(特開平4−197215号公報、特許文献4)。
(1)上面に凹部を有するトレー状の焼成鍋を連結してコンベアが構成され、各焼成鍋の凹部内に卵液を供給して焼成することで玉子焼きを作製し、その後各焼成鍋から玉子焼きをロール状に巻き取る(特開2004−105138号公報、特許文献1)。
(2)テフロン(登録商標)製のコンベアベルト上に玉子液を供給し、半焼き状態の玉子シートを作製し、この玉子シートを焼成鍋の上に供給し、加熱する(特開2002−306347号公報、特許文献2)。
(3)複数の焼皿を連結してコンベアが構成され、焼皿の一方に形成された玉子焼きを隣接する焼皿の玉子焼きの上に重ね合わせ、その後加圧して玉子焼きを作製する(特開昭57−55116号公報、特許文献3)。
(4)焼皿の上に形成された玉子焼きシートをロールで巻いて巻玉子焼きを作製し、次に加圧し成形する(特開平4−197215号公報、特許文献4)。
しかし、上記(1)〜(4)の方法では以下に示す欠点があった。
上記(1)の方法では、一層の玉子焼きしか作製できない。また、厚みの厚い玉子焼きを製造する場合には、時間がかかる。
上記(2)の方法でも、一層の玉子焼きしか作製できない。また、厚みの厚い玉子焼きを製造する場合には、時間がかかる。
上記(3)の方法では、複数の焼皿を必要とし、また焼皿を反転する機構を採用しているので、製造装置の構造が複雑となり作製費用が高くなる。
上記(4)の方法では、玉子焼きシートがロール状に巻かれるので、家庭で作られる玉子焼きとは形状が異なる。
特開2004−105138号公報
特開2002−306347号公報
特開昭57−55116号公報
特開平4−197215号公報
本発明は上記従来の欠点を解消したものであり、その目的は、家庭で作る形状の玉子焼きが効率良く連続して製造できる、玉子焼きの製造装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数の焼皿などを必要とすることなく、比較的安価に製造できる玉子焼きの製造装置を提供することにある。
本発明の玉子焼きの製造装置は、玉子液をシート状に延ばす矩形状の玉子ケースと、該玉子ケースを加熱し得る加熱装置と、該玉子ケース上でシート状に延ばされた玉子焼きを玉子ケースの上面からすくい取るこてと、該こてを玉子ケース上のシート状玉子焼きの重ね方向に移動させると共に、該こてを玉子ケース上で反転させる駆動装置と、この駆動装置の駆動を制御する制御装置と、を具備し、該こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れた後、該こてを反転させることでこての上に乗ったシート状玉子焼きを隣接するシート状玉子焼きの上に重ねるように、該駆動装置の駆動が該制御装置によって制御されており、そのことにより上記目的が達成される。
一つの実施態様では、前記駆動装置は、玉子ケースと平行に架設されたスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動するモータと、スクリュー軸に螺合されスクリュー軸の回転に伴って移動するこて移動装置と、該こて移動装置に昇降可能に取り付けられたこて昇降部と、を有する。
一つの実施態様では、前記こて昇降部にアームが揺動可能に取り付けられ、このアームの先端部に前記こてが固定され、該アームを揺動させることで該こての先端部が玉子ケースの表面に近接する状態で該こてが揺動する。
一つの実施態様では、前記こての先端部が玉子ケースの表面に沿って変形可能であり、該こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れる際に、該こての基部が玉子ケース上面との間で所定の傾斜角度を有すると共に、該こての先端部が玉子ケース上面に沿って変形する。
一つの実施態様では、前記駆動装置は、玉子ケースの両側に配設された第1のこて移動装置および第2のこて移動装置と、該第1および/または第2のこて移動装置に昇降可能に取り付けられたこて昇降部と、有し、第1のこて移動装置および第2のこて移動装置間にこてが連結され、こてが第1のこて移動装置および第2のこて移動装置によって支持された状態で揺動する。
一つの実施態様では、前記駆動装置は、架台の両側に架台の長手方向に沿って配設された一対のレールと、一方のレールに沿って移動可能な第1のこて移動装置と、該第1のこて移動装置に取り付けられたこて昇降部と、他方のレールに沿って移動可能な第2のこて移動装置と、を有し、第1および第2のこて移動装置間にこてが揺動可能に取り付けられ、該こて昇降部によってこてが昇降可能とされている。
一つの実施態様では、前記第1のこて移動装置に取り付けられたこて昇降部は、クランク機構と、該クランク機構を揺動させるシリンダと、クランク機構の揺動によって昇降可能な第1昇降板と、該第1昇降板に固定されたサーボモータと、を有し、このサーボモータの回転軸に略L字形の接続部材を介してこてが接続されている。
本発明の玉子焼きの製造装置は、玉子ケース上でシート状に延ばされた玉子焼きを玉子ケースの上面からすくい取るこてと、該こてを玉子ケース上のシート状玉子焼きの重ね方向に移動させると共に、該こてを玉子ケース上で反転させる駆動装置と、この駆動装置の駆動を制御する制御装置と、を具備し、該こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れた後、該こてを反転させることでこての上に乗ったシート状玉子焼きを隣接する下流側のシート状玉子焼きの上に重ねるように、該駆動装置の駆動が該制御装置によって制御されているので、こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れた後、該こてを反転させることで該こての上に乗ったシート状玉子焼きを隣接する下流側のシート状玉子焼きの上に重ねるという操作を繰り返し、複数層のシート状玉子焼きが重ねられた玉子焼きを製造することができる。このようにして、家庭で作られる複数の層になった所定厚さの玉子焼きを得ることができる。
また、こての両端部が支持された状態で揺動するように構成すると、玉子ケースの幅寸法を長くした場合であっても、幅広のシート状玉子焼きをこてによって支障なく反転できる。そのため、長い玉子焼きを製造でき、生産コストを低減することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
(第1実施例)
図1〜図7に示すように、本発明の玉子焼きの製造装置は、架台12と、この架台12上に載設されており玉子液をシート状に延ばす矩形状の玉子ケース1と、玉子ケース1の上方位置に配置された玉子液供給装置(図示せず)と、該玉子ケース1の下方位置に配設され該玉子ケース1を加熱し得る加熱装置4と、該玉子ケース1上でシート状に延ばされた玉子焼き20を玉子ケース1の上面からすくい取るこて6と、該こて6を玉子ケース1上のシート状の玉子焼きの重ね方向(下流側)に移動させると共に、該こて6を玉子ケース1上で揺動させる駆動装置8と、この駆動装置8の駆動を制御する制御装置10と、を具備している。
(第1実施例)
図1〜図7に示すように、本発明の玉子焼きの製造装置は、架台12と、この架台12上に載設されており玉子液をシート状に延ばす矩形状の玉子ケース1と、玉子ケース1の上方位置に配置された玉子液供給装置(図示せず)と、該玉子ケース1の下方位置に配設され該玉子ケース1を加熱し得る加熱装置4と、該玉子ケース1上でシート状に延ばされた玉子焼き20を玉子ケース1の上面からすくい取るこて6と、該こて6を玉子ケース1上のシート状の玉子焼きの重ね方向(下流側)に移動させると共に、該こて6を玉子ケース1上で揺動させる駆動装置8と、この駆動装置8の駆動を制御する制御装置10と、を具備している。
架台12の一方側端部(上流側端部ともいう、図1の右側)には操作盤などからなる制御装置10が配置され、架台12の中央部に上記した玉子ケース1が水平状態に配置され、架台12の他方側端部(下流側端部ともいう、図1の左側)には受け皿34を支持する支持部14が配置されている。
玉子ケース1は、アルミニウム等の金属製で偏平なトレー状に形成されている。玉子ケース1は平面視で長方形を有し(図1および図2)、ほぼ平坦なプレート22、該プレート22の両側に設けられた側片24、プレート22の下流側端部に設けられた下流側傾斜プレート26、およびプレート22の上流側端部に設けられた上流側傾斜プレート28を有する。玉子ケース1の寸法(長さ、横幅、および深さ)は適宜変更することができる。また、玉子ケース1は、平面視で正方形に形成しても良く、あるいは横方向(シート状玉子焼きの重ね方向と直交する方向)に長い長方形に形成しても良い。
玉子液供給装置は玉子液タンクと、ノズルとを有し、玉子ケース1の上方位置に配置され、玉子液供給装置から一定量の玉子液を間歇的に玉子ケース1上に該ケースのほぼ全幅にわたって落下供給できるように構成されている。
なお、架台12の足部の底面にアジャスタを取り付けて、玉子液の流れを調節するようにしてもよい。例えば、玉子ケース1の上流側から下流側に向かって玉子液が流れるように調整してもよい。
また、玉子ケース1上に油を供給するための油供給手段(例えば、油塗布ロールや油噴霧ノズル)が配設されている。さらに、該玉子ケース1の表面を清掃するためのブラシを設けてもよい。
玉子ケース1の下方位置に配設された加熱装置4は、ガスバーナ、電熱ヒータ、電磁誘導加熱装置、高周波誘導加熱装置等で構成することができる。図1〜7に示す実施形態では、加熱装置4はガスバーナで構成され、玉子ケース1の長手方向に沿って2本の棒バーナーが平行に配設されている(図4)。
加熱装置4は、こて移動装置30が玉子ケース1の下流側へ移動するまで玉子液の半熟状態が残るようにその加熱温度が設定されている。
架台12の側面には、ガイド枠16が取り付けられ、このガイド枠16内に、架台12の側面に沿ってこて6の駆動装置8が配設されている。
この駆動装置8は、玉子ケース1と平行にブラケット間に架設されたスクリュー軸18と、このスクリュー軸18を回転駆動するモータ29と、スクリュー軸18に螺合され、スクリュー軸18の回転に伴って移動するこて移動装置30と、このこて移動装置30に昇降可能に取り付けられたこて昇降部31と、を有する。
スクリュー軸18の回転速度、停止および正逆の回転方向は、上記制御装置10によって制御されており、スクリュー軸18の正方向の回転によってこて移動装置30が上流側から下流側へ移動する。逆にスクリュー軸18の逆方向の回転によってこて移動装置30が下流側から上流側へ移動する。スクリュー軸18の回転速度を変えることにより、こて移動装置30の移動速度が調整される。
こて昇降部31には、アーム32がその下端部を軸として揺動可能に取り付けられ、このアーム32の先端部にこて6が固定されている。こて6の幅寸法は玉子ケース1の幅寸法よりやや小さく形成されている。アーム32を揺動可能に駆動させるモータによってアーム32が揺動すると、こて6が図8に示すように、該こて6の先端部が玉子ケース1の表面に接触又は近接する状態でこて6は揺動する。
従って、モータによるアーム32の揺動、およびスクリュー軸18の回転を行うことにより、こて6は揺動しながら玉子ケース1の表面に沿って上流側から下流側へ移動する。こて移動装置30およびこて昇降部31の駆動は上記制御装置10によって自動制御される。
該玉子ケース1の下流側端部において、上記受け皿支持部14の上面には、受け皿34が配置されている。受け皿34にはハンドル35が側方へ延設されている。
こて6は、薄い銅板など金属板で形成され少なくともその先端部は変形可能である。つまり、こて6の先端部を玉子ケース1上に押し付けることにより、こて6の先端部は玉子ケース1の表面に沿って変形するように構成されている。また、こて6の先端部を櫛状に形成し、シート状玉子焼きとの接触面積を調節することで、玉子焼きとの離型程度を調節するようにしてもよい。
次に、上記構成よりなる玉子焼きの製造装置を用いて玉子焼きを製造する方法を説明する。
玉子ケース1の表面をブラシで清掃し、また油供給手段によって油を玉子ケース1上へ供給する。この玉子ケース1の表面に、玉子液供給装置から玉子液を全面に流す。玉子ケース1は加熱装置4によって加熱されているので、玉子液は玉子ケース1上で半焼き状態となりシート状玉子焼きが形成される。
次に、駆動装置8のこて移動装置30が玉子ケース1の上流側から下流側へ移動すると共に、アーム32が揺動することにより、こて6が揺動する(図8)。
ここで、こて6と玉子ケース1表面とのなす角度が鋭角状態となるようにこて6が傾くと、こて6の先端部が玉子ケース1表面に接して変形する。次に、この状態でこて6が下流側へ移動するように制御されていることにより、こて6の先端が玉子ケース1表面とシート状玉子焼き20との間に差し込まれ(図10)、こて6の上面にシート状玉子焼き20の下流側の一部が載り、この状態で移動装置30の移動は停止すると共に、こて6が反転する。すると、こて6の上面にあるシート状卵焼き20は、下流側近傍のシート状玉子焼き20の上に重ねられる。
次に、図10に示すように、アーム32が逆方向へ揺動し、こて6が反転して上記操作が繰り返される。このようにして、アーム32が1回揺動すると2層の玉子焼きが形成され、2回揺動するとこの2層の玉子焼きが隣接するシート状玉子焼きの上に重ねられるので、3層の玉子焼きが形成される。
複数回のアーム32の揺動によって複数層に重ねられた玉子焼きが作成されると、次に、こて6上に載せた玉子焼きが受け皿34の上に反転し、又は下流側傾斜プレート26の上面に沿って玉子焼きを移動させることで、受け皿34の上に移送される。この受け皿34はハンドル35を持って受け皿支持部14より取り外し可能である。
なお、こて6が逆方向へ揺動する際には、こて6を上昇させた後、上流側へやや移動させるように構成するのが良い。このようにこて6の移動を制御することにより、こて6の先端部(下端部)が玉子焼きに接してキズをつけることがない。
こて6の先端部の玉子焼き下方への差込み距離は、玉子焼きの重ね数が増すにつれて大きくなるように設定されている。すなわち、1層から2層の玉子焼きを作る際のこて6の先端部の差込み距離をL1とすると、2層から3層の玉子焼きを作る際のこて6の先端部の差込み距離L2は、L1+シート状玉子焼きの厚みとなるように調節される。このようにこて移動装置30の移動とアーム32の揺動とを連係させて制御することにより、重ねられた複数層の間に空気がはまり込むことがない。
また、複数回の積層の後に、玉子ケース1の下流側端部においてシート状玉子焼きの端部が残る場合があるが、玉子ケース1の下流側端部に傾斜プレート26を設けることにより、図9に示すように、このシート状玉子焼きの端部の上に積層された玉子焼きを重ねることで、その端部が積層接着される。その際、こて6は上昇し、送り方向へ揺動される。
なお、玉子ケースの下流側端部に、積層された玉子焼きの移動方向側への移動を抑制する手段(例えば、ケースに凹凸や溝を設ける、側片間の間隙を小さくするなど)を設けてもよい。
また、上記駆動装置8として、リニアモータを使用し、リニアモータ上にこて移動装置30を配設し、こて移動装置30にこて昇降部31を昇降可能に取り付けても良い。
(第2実施例)
第2実施例は、第1実施例の玉子焼きの製造装置において、主に駆動装置8の構成を変えたものである。
(第2実施例)
第2実施例は、第1実施例の玉子焼きの製造装置において、主に駆動装置8の構成を変えたものである。
第1実施例の装置では、駆動装置8を片側から支持して、駆動装置8に連結されたこて6を移動および揺動させるように構成したが、第2実施例の装置では、駆動装置8を両側から支持して、駆動装置8に連結されたこて6を移動および揺動させるように構成している。このような構成を採用することにより、玉子ケース1の幅寸法を大きくした場合でも支障なくこて6を保持できるので、長い玉子焼きを製造することができ、生産性も優れている。
詳細は次のとおりである。
図11〜図18に示すように、駆動装置8は、架台12の両側に、架台12の長手方向に沿って配設された一対のレール50、51と、一方のレール50に沿って移動可能な第1のこて移動装置41と、該第1のこて移動装置41に取り付けられたこて昇降部31と、他方のレール51に沿って移動可能な第2のこて移動装置42と、を有する。
第1のこて移動装置41と第2のこて移動装置42の上端部は連結部材43にて連結され、また第1のこて移動装置41と第2のこて移動装置42の下端部にはそれぞれレール50,51に転動するローラー52,53が取り付けられていて、第1および第2のこて移動装置41、42は一体となってレール50,51に沿って玉子ケース1の長手方向に移動するように構成されている。
第1のこて移動装置41に取り付けられたこて昇降部31は、クランク機構45と、該クランク機構45を揺動させるシリンダ46と、クランク機構45の揺動によって昇降可能な第1昇降板47と、該第1昇降板47に固定されたサーボモータ36と、を有し、このサーボモータ36の回転軸37に略L字形の接続部材38を介してこて6が接続されている。
なお、図中、54は第1昇降板47に固定された第1スライド板、55はこの第1スライド板54に上下スライド可能に嵌合され、第1のこて移動装置41側に固定された第1ガイド部材、58は第1のこて移動装置41に固定されたクランク機構45の回転軸として機能する第1のピローブロックである。
第2のこて移動装置42には、第2のピローブロック59が固定され、上記第1のピローブロック58と動力伝達軸60によって連結されている。この第2のピローブロック59にアーム61が連結され、該アーム61の先端部に第2昇降板48が連結されている。
第2昇降板48には、第2スライド板56が固定され、第2のこて移動装置42側に固定された第2ガイド部材57に昇降可能にスライド嵌合している。
また、第2昇降板48には第3のピローブロック63が固定されている。
この第3のピローブロック63に略L字形の接続部材64を介して上記こて6が接続されている。このようにして、こて6の両端がこのサーボモータ36の回転軸37と第3のピローブロック63によって揺動可能に支持されている。
駆動装置8としてはリニアモータが使用され、リニアモータ上に上記第1および第2のこて移動装置41,42が配設されている。
なお、図中4はガスバーナユニットである。その他の構成は、第1実施例の玉子焼きの製造装置と同様であるので説明を省略する。
次に、第2実施例の玉子焼きの製造装置の作用を説明する。
第1実施例と同様に、玉子ケース1の表面をブラシで清掃し、油供給手段によって油を玉子ケース1上へ供給する。この玉子ケース1の表面に、玉子液供給装置から玉子液を全面に流す。玉子ケース1は加熱装置4によって加熱されているので、玉子液は玉子ケース1上で半焼き状態となりシート状玉子焼きが形成される。
次に、駆動装置8の第1のこて移動装置41が玉子ケース1の上流側から下流側へ移動すると共に、接続部材38、64が揺動することにより、こて6が揺動する。
すなわち、シリンダ46の駆動(図12中、時計回り方向への駆動)によってクランク機構45を介して第1昇降板47および第2昇降板48が下方へ移動すると共に、各昇降板47,48に取り付けられたサーボモータ36および第3のピローブロック63、およびそれらに連結されたこて6が下方へ揺動する。
このようにして、こて6と玉子ケース1表面とのなす角度が鋭角状態となるようにこて6が傾き、この状態でこて6が下流側へ移動することにより、こて6の先端が玉子ケース1表面とシート状玉子焼き20との間に差し込まれる。
次に、図16に示すように、逆方向へシリンダ46が駆動(図16中、反時計回り方向への駆動)すると、クランク機構45を介して第1昇降板47および第2昇降板48が上方へ移動すると共に、各昇降板47,48に取り付けられたサーボモータ36および第3のピローブロック63およびそれらに連結されたこて6が上方へ揺動する。
このようにして、こて6の上面にシート状玉子焼き20の下流側の一部が載った状態で、第1および第2のこて移動装置41,42の移動は停止すると共にこて6が反転する。すると、こて6の上側にあるシート状卵焼き20は、下流側近傍のシート状玉子焼き20の上に重ねられる。上記操作が複数回往復して繰り返され、複数回のクランク機構45の揺動によって複数層に重ねられた玉子焼きが製造される。
このように第2実施例の玉子焼き装置においては、こて6の両端部が支持された状態で揺動するので、玉子ケース1の幅寸法を長くした場合であっても、幅広のシート状玉子焼きをこて6によって支障なく反転できる。そのため、長い玉子焼きを製造でき、生産コストを低減することができる。
1 玉子ケース
4 加熱装置
6 こて
8 駆動装置
10 制御装置
20 シート状玉子焼き
4 加熱装置
6 こて
8 駆動装置
10 制御装置
20 シート状玉子焼き
Claims (7)
- 玉子液をシート状に延ばす矩形状の玉子ケースと、該玉子ケースを加熱し得る加熱装置と、該玉子ケース上でシート状に延ばされた玉子焼きを玉子ケースの上面からすくい取るこてと、該こてを玉子ケース上のシート状玉子焼きの重ね方向に移動させると共に、該こてを玉子ケース上で反転させる駆動装置と、この駆動装置の駆動を制御する制御装置と、を具備し、
該こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れた後、該こてを反転させることでこての上に乗ったシート状玉子焼きを隣接するシート状玉子焼きの上に重ねるように、該駆動装置の駆動が該制御装置によって制御されている玉子焼きの製造装置。 - 前記駆動装置は、玉子ケースと平行に架設されたスクリュー軸と、このスクリュー軸を回転駆動するモータと、スクリュー軸に螺合されスクリュー軸の回転に伴って移動するこて移動装置と、該こて移動装置に昇降可能に取り付けられたこて昇降部と、を有する請求項1に記載の玉子焼きの製造装置。
- 前記こて昇降部にアームが揺動可能に取り付けられ、このアームの先端部に前記こてが固定され、該アームを揺動させることで該こての先端部が玉子ケースの表面に近接する状態で該こてが揺動する請求項1又は2に記載の玉子焼きの製造装置。
- 前記こての先端部が玉子ケースの表面に沿って変形可能であり、該こてをシート状の玉子焼きと玉子ケース上面との間に差し入れる際に、該こての基部が玉子ケース上面との間で所定の傾斜角度を有すると共に、該こての先端部が玉子ケース上面に沿って変形する請求項1〜3のいずれかに記載の玉子焼きの製造装置。
- 前記駆動装置は、玉子ケースの両側に配設された第1のこて移動装置および第2のこて移動装置と、該第1および/または第2のこて移動装置に昇降可能に取り付けられたこて昇降部と、有し、
第1のこて移動装置および第2のこて移動装置間にこてが連結され、こてが第1のこて移動装置および第2のこて移動装置によって支持された状態で揺動する請求項1〜4のいずれかに記載の玉子焼きの製造装置。 - 前記駆動装置は、架台の両側に架台の長手方向に沿って配設された一対のレールと、一方のレールに沿って移動可能な第1のこて移動装置と、該第1のこて移動装置に取り付けられたこて昇降部と、他方のレールに沿って移動可能な第2のこて移動装置と、を有し、
第1および第2のこて移動装置間にこてが揺動可能に取り付けられ、該こて昇降部によってこてが昇降可能とされている請求項1〜5のいずれかに記載の玉子焼きの製造装置。 - 前記第1のこて移動装置に取り付けられたこて昇降部は、クランク機構と、該クランク機構を揺動させるシリンダと、クランク機構の揺動によって昇降可能な第1昇降板と、該第1昇降板に固定されたサーボモータと、を有し、このサーボモータの回転軸に略L字形の接続部材を介してこてが接続されている請求項6に記載の玉子焼きの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008260092A JP2009106735A (ja) | 2007-10-10 | 2008-10-06 | 玉子焼きの製造装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265005 | 2007-10-10 | ||
JP2008260092A JP2009106735A (ja) | 2007-10-10 | 2008-10-06 | 玉子焼きの製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009106735A true JP2009106735A (ja) | 2009-05-21 |
JP2009106735A5 JP2009106735A5 (ja) | 2011-11-17 |
Family
ID=40775913
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008260092A Pending JP2009106735A (ja) | 2007-10-10 | 2008-10-06 | 玉子焼きの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009106735A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1796477A2 (en) * | 2004-05-14 | 2007-06-20 | Cargill, Incorporated | Method and apparatus for folding cooked eggs |
JP2012239420A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Masao Shoji | 容器入り玉子焼並びにその製造装置及び製造方法 |
KR101229439B1 (ko) | 2012-05-16 | 2013-02-05 | (주)파머스 | 계란말이장치 |
US8424195B2 (en) | 2008-04-25 | 2013-04-23 | Sts Semiconductor & Telecommunications Co., Ltd. | Apparatus for manufacturing semiconductor package for wide lead frame and method of constructing semiconductor package using the same |
CN106073493A (zh) * | 2016-08-11 | 2016-11-09 | 衢州乐创节能科技有限公司 | 一种蛋类煎煮装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5077575A (ja) * | 1973-11-20 | 1975-06-24 | ||
JPS5132772A (en) * | 1974-08-22 | 1976-03-19 | Q P Corp | Tamagoyakitono oritatami shoseisochi |
JPS5132773A (en) * | 1974-08-22 | 1976-03-19 | Q P Corp | Tamagoyakitono oritatami shoseisochi |
JPS523874A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-12 | Kyupi Kk | Scraping apparatus for weak substance |
-
2008
- 2008-10-06 JP JP2008260092A patent/JP2009106735A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5077575A (ja) * | 1973-11-20 | 1975-06-24 | ||
JPS5132772A (en) * | 1974-08-22 | 1976-03-19 | Q P Corp | Tamagoyakitono oritatami shoseisochi |
JPS5132773A (en) * | 1974-08-22 | 1976-03-19 | Q P Corp | Tamagoyakitono oritatami shoseisochi |
JPS523874A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-12 | Kyupi Kk | Scraping apparatus for weak substance |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1796477A2 (en) * | 2004-05-14 | 2007-06-20 | Cargill, Incorporated | Method and apparatus for folding cooked eggs |
EP1796477A4 (en) * | 2004-05-14 | 2011-11-23 | Cargill Inc | METHOD AND DEVICE FOR HANDLING EGGS |
US8424195B2 (en) | 2008-04-25 | 2013-04-23 | Sts Semiconductor & Telecommunications Co., Ltd. | Apparatus for manufacturing semiconductor package for wide lead frame and method of constructing semiconductor package using the same |
JP2012239420A (ja) * | 2011-05-19 | 2012-12-10 | Masao Shoji | 容器入り玉子焼並びにその製造装置及び製造方法 |
KR101229439B1 (ko) | 2012-05-16 | 2013-02-05 | (주)파머스 | 계란말이장치 |
CN106073493A (zh) * | 2016-08-11 | 2016-11-09 | 衢州乐创节能科技有限公司 | 一种蛋类煎煮装置 |
CN106073493B (zh) * | 2016-08-11 | 2021-11-16 | 衢州乐创节能科技有限公司 | 一种蛋类煎煮装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009106735A (ja) | 玉子焼きの製造装置 | |
WO2015196891A1 (zh) | 一种多功能炒菜机 | |
ES2900347T3 (es) | Dispositivo para esparcir una pasta alimentaria fluida sobre una placa de cocción | |
CN103184398A (zh) | 一种镀锡装置及镀锡方法 | |
JP2014087267A (ja) | 食品焼成装置における反転機 | |
JP2009106735A5 (ja) | ||
CN101377314A (zh) | 微波炉的烧烤装置 | |
JP2016074136A5 (ja) | ||
KR101366121B1 (ko) | 어묵 양면 구이기 | |
JP2006212349A (ja) | 調理ラインシステム | |
JP2013179886A (ja) | 粘性食品の切断加工装置及び加工方法 | |
RU2447661C2 (ru) | Устройство для изготовления изделий из жидкого теста | |
JP2018093999A (ja) | 食品炙り装置 | |
JP3173499U (ja) | コンベアフライヤ | |
JP4422492B2 (ja) | グリル構成要素 | |
US9144347B2 (en) | Food baking machine | |
JP6302662B2 (ja) | 攪拌装置 | |
JP2014087413A (ja) | 食品焼成装置 | |
JP2002306347A (ja) | たまごシートの製造装置 | |
JP5325310B2 (ja) | 加熱調理装置 | |
JP2004261423A (ja) | 上下加熱式焼き物機 | |
JP2005151844A (ja) | トッピング材塗布装置及び該装置を用いた食品の製造方法 | |
JP2006212350A (ja) | 調理装置 | |
JPH0638569U (ja) | 煎餅焼機における反転焼網の煎餅生地反転位置規制装置 | |
JP2862747B2 (ja) | 連続式玉子焼装置及び玉子焼皿 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110929 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130730 |