JP2009106246A - 粉粒剤散布制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 粉粒状散布機において、肥料や薬剤の種類や比重等が異なっても均一で適正な散布を得ようとする。
【解決手段】 各種散布粉粒剤の繰出量と適正散布風量との関係を示す指標値Aを設定し、この指標値Aの選択に基づいて送風管1の風量調節弁2を連動して送風量を自動制御する。また、前記指標値Aによる風量と、送風管1の風速センサ3による検出値とにより、前記風量調節弁2を制御することを特徴とする。前記送風管1を送風される風速センサ3により検出しながら、前記風量調節弁2開閉調整制御し、このとき、同時に送風量も指標値Aに基づいて制御される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、粉粒剤からなる肥料、薬剤等を散布する粉粒剤散布制御装置に関し、適正風量を制御して、散布作業を行い易くするものである。
肥料タンクから繰出される肥料を送風ファンによる送風によって噴出させて散布する技術(例えば特許文献1参照)が知られている。
特許第3140826号公報(第1頁、図3)。
少ない量の粉粒剤からなる肥料や、薬剤等を広い面の圃場に均等に散布する作業には、高度の技術と経験を要する。そこで、各種の肥料や薬剤によって比重等が異なることによって、粉粒剤の繰出量とこれに要する適正散風量との関係が異なることに基づいて、この特性関係を示す散布指標値を予め設定しておいて、この指標値のもとに送風量を制御して散布させるものである。
請求項1に記載の発明は、各種散布粉粒剤の繰出量と適正散布風量との関係を示す指標値Aを設定し、この指標値Aの選択に基づいて送風管1の風量調節弁2を連動して送風量を自動制御することを特徴とする粉粒剤散布制御装置の構成とする。散布作業は、散布装置のホッパー等に散布しようとする粉粒剤を供給し、散布制御装置には予め設定の特定粉粒剤の指標値Aを指定、又は選択させる。送風ファンの回転によって送風管1から、粉粒剤の繰出を受ける繰出管等を経て噴管へ噴流される送風によって、この繰出管に繰出される粉粒剤が噴出されて圃場に散布される。このときの送風管1を流れる送風量が、散布使用の粉粒剤における特定指標値Aに基づいて決定されて風量調節弁2を開閉調整制御し、この粉粒剤の繰出量に応じた送風量を維持制御する。この特定指標値Aの決定は、作業者が手動で選択操作するも良く、又、粉粒剤の比重等によってこの粉粒剤をホッパー等に供給することにより自動的に選択される形態とすることもできる。又、粉粒剤の繰出量は、車速に応じて減速したり、繰出量の変更調節を人為的に行うことによって増減される。
請求項2に記載の発明は、前記指標値Aによる風量と、送風管1の風速センサ3による検出値とにより、前記風量調節弁2を制御することを特徴とする。前記送風管1を送風される風速センサ3により検出しながら、前記風量調節弁2開閉調整制御し、このとき、同時に送風量も指標値Aに基づいて制御されるため、送風量と風送が維持制御されて粉粒剤の均一散布精度を高めることができる。特に散布装置をトラクタ等に装着して高速走行しながら散布作業する場合には、車速等の変速に応じて粉粒剤の繰出量が変化することが多く、この場合風速を維持することによって散布作用を安定させる。
請求項3に記載の発明は、前記風量調節弁2は、粉粒剤散布作業開始直後は所定以上開いた状態とし、その後所定開度に調整制御することを特徴とする。前記風量調節制御において、風量調節弁2の制御による送風量は、指標値Aによる適正風量に維持されるように制御されるが、このような風量自動制御の開始時は、風量調節弁2が調整角度以上に開いた状態にして送風し、その後に指標値Aによる適正風量になるように制御するもので、前回作業条件等により、散布量が著しく異なること等によって風量調節制御が遅れて粉粒剤の詰り現象を発生するのを防止して、円滑な自動風量制御を行わせる。
請求項4に記載の発明は、噴管4先端に設けた粉粒剤センサ5で散布量を検出して、前記風量調節弁2の開度を調節制御することを特徴とする。前記送風管1における送風量は、繰出ロール7による粉粒剤繰出量に応じて制御されるが、このようにして噴管4の先端部から噴出散布される粉粒剤量を、この噴管4先端部の粉粒剤センサ5によって検出していて、この先端部における噴出量によって指標値Aに基づいて適正な風量となるように風量調節弁2を調節制御する。
請求項1に記載の発明は、散布装置に散布使用の粉粒剤の種類毎に散布指標値Aとして設定しておき、作業時にはこの指標値Aを選択することによって、これら指標値Aに応じた粉粒剤の繰出量変化に伴う適正送風量を自動調節することができ、粉粒剤の飛び過ぎや、噴管内詰りを防止して、的確で均一な散布を行わせることができ、操作性、作業能率を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、前記送風管1の風量調節弁2は、この送風管1における風速センサ3によって制御されるため、車速や作業負荷等の変化等によって、常時粉粒剤の繰出量が変化する場合においても、この風量調節弁2が前記指標値Aに基づいて自動的に制御されて、常に適正送風量を維持することができ、均一散布を行い、操作性を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、前記の風量制御は、散布風量制御開始時には送風量を多くするように風量調節弁2を大きく開いているため、風量制御開始時の作業条件、状態等によって、風量制御が遅れたり、粉粒剤の噴管詰り現象をなくして円滑な自動風量制御を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、噴管4先端部の粉粒剤センサ5の検出によって、風量調節弁2を制御するため、設定肥料量や、比重に加えて、粉粒剤の形状や、乾湿等の如き周囲環境、及び噴管4の形状や、ばらつき等も含めた散布条件の相異に拘らず適切な風量とすることができ、散布性能を向上することができる。
図例に基づいて、粒剤散布装置をトラクタ車体の後部に装着する形態であり、ホッパー6に供給する粉粒剤を繰出ロール7の回転によって繰出管8へ繰出しながら、この繰出管8に繰出される粒剤を、送風ファン18から送風管1を経て送られる送風によって噴送して、この繰出管8に連通の噴管4から噴出散布させる構成としている。このトラクタは、ステアリングハンドル9によって操向可能で、ボンネット10下の搭載のエンジン11によって駆動の前輪12、後輪13を有する四輪駆動走行形態で、この運転席14の後側部に、左右一対のホッパー6、及び繰出ロール7等からなる繰出装置15を搭載し、この繰出装置15の下側から後側部にわたって、送風ファン18や、この送風ファン18からの吹出風を案内して左右に分岐送風する送風管1、この送風管1からの送風を案内する前記繰出管8等を設ける。この左右に分岐する送風管1に連結の各繰出管8には、噴管4を蛇腹管19等を介して、方向変更自在に連結して、粒剤散布域を変更調節可能、乃至噴管4を左右に張出させたり、車体側部に沿った収納姿勢に切替え可能に構成している。車体の後方に昇降可能の支架枠20を設けて、この支架枠20左右両側部に噴管4基部のホルダ21を上下方向、及び前後方向に回動自在に取付けている。この支架枠20の上部と噴管4との間をワイヤー22で連結して、噴管4を上下方向に回動し、ホルダ21と車体部との間を伸縮シリンダ23で連結して、噴管4を前後方向に水平回動するように構成して、左右両側張出の広幅散布と、左、右何れか片側張出の片側散布との切替選択を行うことができる。
前記運転席14の一側には、操作盤24を設けて、粒剤散布制御操作や、その制御表示等を可能とし、クラッチレバー25や、風量調節レバー26等を配置している。前記送風管1の風量調節弁2は、この風量調節レバー26によって調節することができ、又、この調節をコントローラ27からのアクチュエータ16出力によっても制御される形態としている。この風量調節弁2には開度(送風量)を示すポテンショメータ28が設けられている。前記左右の繰出ロール7は、繰出モータ29によって、連動軸30や、繰出量切替クラッチ31等を介してギヤ伝動されるもので、このクラッチ31を前記クラッチレバー25によって操作して、左、右の噴間4の散布作用を選択することができる。前記操作盤24には、液晶の表示器32や、ファン18の電動を入り切りするファンスイッチ33、繰出モータ29の電動を入り切りする散布スイッチ34、左右の噴間4ブームを出し入れする左、右ブームスイッチ35、粉粒剤肥料等の散布量や、比重等を設定する設定スイッチ36、及び、前記表示器32における散布条件や、状況等の表示を切替表示させるための表示切替スイッチ37等を配置している。
そして、この散布制御装置のコントローラ27の入力側には、車速センサ38や、前記粉粒剤センサ5、散布制御を開始する散布スイッチ34、粉粒剤の繰出量乃至散布量及び粉粒剤の比重等を設定する設定スイッチ36、風量調節弁2の開動を検出するポテンショメータ28、エンコーダからなる風速センサ3、送風ファンスイッチ33、左、右の散布噴管4ブームを選択乃至切替えるブームスイッチ35、及び表示器32に表示する表示事項を選択乃至切替える表示切替スイッチ37等を配置する。又、コントローラ27の出力側には、前記風量調節弁2をパルス作動するアクチュエータ16や、この送風を行う送風ファン18モータ、この送風ファン18クラッチ39、繰出モータ29、この繰出ロール7連動の繰出クラッチ31及び、表示器32等を配置する。
ここに、この粉粒剤散布制御装置は、各種散布粉粒剤の繰出量と適正散布風量との関係を示す指標値Aを設定し、この指標値Aの選択に基づいて送風管1の風量調節弁2を連動して送風量を自動制御する粉粒剤散布制御装置の構成とする。散布作業は、散布装置のホッパー等に散布しようとする粉粒剤を供給し、散布制御装置には予め設定の特定粉粒剤の指標値Aを指定、又は選択させる。送風ファンの回転によって送風管1から、粉粒剤の繰出を受ける繰出管等を経て噴管へ噴流される送風によって、この繰出管に繰出される粉粒剤が噴出るされて圃場に散布される。このときの送風管1を流れる送風量が、散布使用の粉粒剤における特定指標値Aに基づいて決定されて風量調節弁2を開閉調整制御し、この粉粒剤の繰出量に応じた送風量を維持制御する。この特定指標値Aの決定は、作業者が手動で選択操作するも良く、又、粉粒剤の比重等によってこの粉粒剤をホッパー等に供給することにより自動的に選択される形態とすることもできる。又、粉粒剤の繰出量は、車速に応じて減速したり、繰出量の変更調節を人為的に行うことによって増減される。
又、前記指標値Aによる風量と、送風管1の風速センサ3による検出値とにより、前記風量調節弁2を制御するように構成している。前記送風管1を送風される風速センサ3により検出しながら、前記風量調節弁2開閉調整制御し、このとき、同時に送風量も指標値Aに基づいて制御されるため、送風量と風送が維持制御されて粉粒剤の均一散布精度を高めることができる。特に散布装置をトラクタ等に装着して高速走行しながら散布作業する場合には、車速等の変速に応じて粉粒剤の繰出量が変化することが多く、この場合風速を維持することによって散布作用を安定させる。
更には、前記風量調節弁2は、粉粒剤散布作業開始直後は所定以上開いた状態とし、その後所定開度に調整制御するように構成している。前記風量調節制御において、風量調節弁2の制御による送風量は、指標値Aによる適正風量に維持されるように制御されるが、このような風量自動制御の開始時は、風量調節弁2が調整角度以上に開いた状態にして送風し、その後に指標値Aによる適正風量になるように制御するもので、前回作業条件等により、散布量が著しく異なること等によって風量調節制御が遅れて、粉粒剤の詰り現象を発生するのを防止して、円滑な自動風量制御を行わせる。
前記コントローラ27のメモリーに登録する制御指標値Aとしては、散布のための風量制御として主要事項となる粉粒剤の比重が異なることによって、この粉粒剤を散布するに必要な送風量、送風力が大きく異なることに基づいて、これら各特定の指標値Aを、例えば、除草剤A1、化成肥料A2、勇気肥料A3として、各々散布粉粒剤の繰出量M(繰出重量)に対する送風量Q(送風容量)の指標値グラフを設定している。従って、粉粒剤散布時に設定スイッチ36によって使用する粉粒剤と、散布量Mを設定することによって、自動的に制御指標値AがA1、A2、又はA3に快定されて、この快定された指標値Aに基づいて、粉粒剤の繰出量Mに応じた送風量Qを維持するように、風量調節弁2を開閉制御する。
即ち、
送風量Q1=(送風管1の断面積)×(風速センサ3の検出値)
として、図1グラフのようにこの送風量Q1が指標値Aの適正送風量Qに一致するように風量調節弁2を自動制御する。この粉粒剤の繰出量Mは、通常は繰出モータ29、乃至繰出ロール7が、トラクタの車速に略比例して回転を増減速される形態とすることが多いため、この車速によって変化される。トラクタ走行伝動のHSTや、無段変速装置のミッションを介して伝動される車速に比例して、繰出ロール7が変速伝動されて、粉粒剤の繰出量Mが変更され、これによってこの繰出量の変化によって風量調節弁2が制御されて、指標値Aの送風量Qを維持するように自動制御する。又、この粉粒剤の繰出量(散布量)Mを変更設定する設定スイッチ36や、繰出量切替クラッチ31等によって変更することもある。又、前記指標値Aを人為的に選択指定するために、前記使用粉粒剤を比重と一致する指標値Aの粉粒剤を選択する選択スイッチ17を設けることも可能である。
前記ホッパー7に供給する粉粒剤の種類を判別するために、比重設定によって行うことがでる。例えば、有機肥料A3の比重を0、85以下とし、化成肥料A2の比重を0、86〜1、0とし、除草剤A1の比重を1、1以上として、各指標値A1、A2、A3を自動指定させて、風量制御を行わせることができる。又、これらの粉粒剤を繰出ロール7によって繰出して散布させる単位時間当りの繰出量(散布量)は、これらの比重に応じた形態の領域で設定される。例えば、前記除草剤A1を1〜5kgに、化成肥料A2を6〜50kgに、又、有機肥料A3を60〜150kgの範囲に設定することができる。
前記指標値Aに基づいて、適正風量を調節操作するには、手動操作、又は自動制御操作で行うことができる。手動で行うときは、この指標値Aを表示器32に表示させて、作業者がこの指標値Aを見ながら、風量調節レバー26を操作して調節弁2の開度を制御し、この調節弁2によって得る送風量を、該指標値Aの適正風量Qに一致させるように制御操作する。又、自動制御によって調節弁2を開閉作動する形態では、前記粉粒剤センサ5のように、繰出ロール7の回転によって繰出管8に繰出される粉粒剤の繰出量を検出する繰出量センサ40(回転センサからなる)を設けることができるが、前記設定器32、及び設定スイッチ36により設定の繰出量、繰出弁の開度による繰出量、繰出切替クラッチ31の操作により設定の繰出量、又は、車速の変速により変更される繰出量を演算、乃至検出して、指標値A適用の繰出量Mといて適正風量Qになるように制御することができる。又、この場合、設定スイッチ36や、繰出弁の開度、繰出切替クラッチ31等によって設定される繰出量を初期設定値として、車速や、この繰出ロール7回転等の無段変速による繰出量Mの変化として、制御入力するように構成することもできる。
このように、繰出量が変化する場合は、この変化を検出、演算することを要するが、繰出管1に風速センサ3を設けて、送風の風速を検出する場合は、この風速センサ3の検出値から演算して得られた風量と、指標値Aの適正風量に一致するように風量調節弁2を制御する。
次に、主として、図7、図8に基づいて、噴管4先端に設けた粉粒剤センサ5で散布量を検出して、前記風量調節弁2の開度を調節制御する構成としている。前記のような送風管1における送風量は、繰出ロール7による粉粒剤繰出量に応じて制御されるが、このようにして噴管4の先端部から噴出散布される粉粒剤量を、この噴管4先端部の粉粒剤センサ5によって検出していて、この先端部における噴出量によって指標値Aに基づいて適正な風量となるように風量調節弁2を調節制御する。トラクタ車体に搭載して、粉粒剤を散布する施用装置において、設定粉粒剤量と、車速、散布剤の比重、散布幅設定、繰出ロール2の単位繰出量等により、繰出ロール2の回転数を計算して繰出し繰出モータ29の回転制御を行うとき、風量調節弁2を調節弁モータ41により回転させることにより搬送風の風量を変更可能とし、噴管4先端に装着して粉粒剤センサ5で搬送量を検出して、適正な搬送量となるように風量調節弁2を変更調節する構成とする。この構成では、噴管4先端に設けた粉粒剤センサ5で粉粒剤量を検出するとによって送風量を調節するため、設定施用粉粒剤量や、この粉粒剤の比重に加えて、粉粒剤の形状や、湿度等の周囲環境、及び噴管4の形状や、ばらつき等に拘らず適切な風量とすることが可能であり、散布性能を向上することができる。
噴管4を左右に広げて散布を行う。送風ファン18の動力は、車体のPTO駆動軸42から連動し、粉粒剤施用量設定値に基づいて、車速に応じて、繰出モータ29の回転速度(回転数)を変更する。散布前は設定施用量と比重により初期の風量調節弁2の開度を決めておき、散布が開始された後に粉粒剤センサ5の検出に基づいて風量調節弁2の開度を調節する。
次に、主として図10〜図12に基づいて、HST等の無段変速装置45を有した自走形散布機において、散布作業速が自動制御範囲域を超え、風量調節弁2の前記指標値Aの調整範囲(最大風量側)Aを超える風量不足Xをコントローラのマイコンが判断した場合、風量調整範囲A域になるよう自動的に作業速を低下するように構成したものである。風量調節弁2の角度θが最大風量域Qmaxに達すると、マイコンがアクチュエータ49を電磁的作動させて、HST主変速レバー46と一体化した回動アーム47を車速減速側Cに作動させる(図10、フローチャートF1)48は主変速レバー46で連動されるHST45のトラニオンアームである。
又、この車速連動形態の繰出ロール7制御の風量制御において、送風量が最大値(Qmax)近辺でHST45の作業速自動減速機構を備えた形態で、繰出ロール7の構成(ロール容量)や、散布条件によっては風量に余裕があるものの繰出ロール7を回転駆動する駆動繰出モータ29の回転数が最大(max)になる場合がある。このような場合は、繰出モータ29の回転数がmaxの条件で、アクチュエータ49の作動により自動減速する構成とすることも可能である(図11、フローチャートF2)。この散布条件においても、繰出ロール7の回転数制御域になるように不具合自動回避構成を装備して、均一散布精度を維持できる。
又、図13に基づいて、前記風量制御における車速の自動減速において、粉粒剤繰出量を判定値として用いる場合、作業中、左右どちらか一方の条切りクラッチレバー25を切りにした場合に繰出量が半分になるので、例えば化成肥料散布中では誤って除草剤の風量指標値Aを選択される可能性がある。これらの問題点を解決するため、条切りクラッチレバー25を切りでマイクロスイッチ50ON時は、指標値Aを変更しないように構成したもので、繰出量を判定値として用いる場合の均一散布の安定性を向上させることができる。
粉粒剤散布装置の一部平面図と、その指標値グラフ。 散布機の平面図。 散布機の背面図。 操作盤部の拡大平面図。 制御操作部のブロック図。 制御フローチャート。 一部別実施例を示す散布装置部の側面図と、この平面図。 風量制御ブロック図と、フローチャート。 一部別例を示す散布装置部の平面図と、その指標値グラフ。 HST部の側面図。 制御フローチャート。 制御フローチャート 一部別例を示す操作盤部の平面図と、側面図。
符号の説明
1 送風管
2 風量調節弁
3 風速センサ
4 噴管
5 粉粒剤センサ
6 ホッパー
7 繰出ロール
8 繰出管
A 指標値
M 繰出量
Q 適正散布風量

Claims (4)

  1. 各種散布粉粒剤の繰出量と適正散布風量との関係を示す指標値(A)を設定し、この指標値(A)の選択に基づいて送風管(1)の風量調節弁(2)を連動して送風量を自動制御することを特徴とする粉粒剤散布制御装置。
  2. 前記指標値(A)による風量と、送風管(1)の風速センサ(3)による検出値とにより、前記風量調節弁(2)を制御することを特徴とする請求項1に記載の粉粒剤散布制御装置。
  3. 前記風量調節弁(2)は、粉粒剤散布作業開始直後は所定以上開いた状態とし、その後所定開度に調整制御することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の粉粒剤散布制御装置。
  4. 噴管(4)先端に設けた粉粒剤センサ(5)で散布量を検出して、前記風量調節弁(2)の開度を調節制御することを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の粉粒剤散布制御装置。
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