JP2009105751A - 走査線補間装置および走査線補間方法 - Google Patents

走査線補間装置および走査線補間方法 Download PDF

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Abstract

【課題】角度が緩やかに変化するようなエッジにおける斜め補間された部分と垂直補間された部分との境目の不自然さを緩和すること。
【解決手段】補間処理部は、画像中のエッジの角度を検出し、検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し、斜め領域を除く領域である非斜め領域においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する。不均一鮮鋭化部は、補間処理部によって走査線の補間された画像中の非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像信号の走査線を補間するための走査線補間装置および走査線補間方法に関する。
従来、インターレース走査された映像信号を順次走査された映像信号に変換する等の走査線の補間処理を行うための走査線補間装置において、補間対象画素の斜め方向に位置する少なくとも2画素の相関に基づいて補間対象画素の画素値を決定する機能(以下、斜め補間機能と称す)を有する走査線補間装置が存在する(例えば特許文献1参照)。斜め補間機能を有する走査線補間装置によれば、斜めエッジを適切に再現することができる。
特開平11−146346号公報
図8は、斜め補間機能を有する従来の走査線補間装置の構成の一例を示している。この従来の走査線補間装置は、補間処理部90と、動き検出部91と、混合部92とを備えている。補間処理部90は、フィールド内補間によって補間対象画素の画素値を決定する。動き検出部91および混合部92は、いわゆる動き適応型IP変換機能を提供するものである。
補間処理部90は、角度検出部901と、斜め補間処理部902と、垂直補間処理部903と、選択部904を含む。角度検出部901は、補間対象画素の1つ上の走査線の映像信号である上ライン映像信号と、補間対象画素の1つ下の走査線の映像信号である下ライン映像信号を参照し、補間対象画素が斜めエッジ上にあるか否か、および斜めエッジ上にある場合にはその斜めエッジの角度(すなわち、基準方向(例えば水平方向または垂直方向)に対する角度、もしくは傾き)を検出する。なお、補間対象画素が斜めエッジ上にあっても、その斜めエッジの角度が水平に近い場合には、角度を検出することができない。斜め補間処理部902は、補間対象画素から見て角度検出部901によって検出された角度が示す方向に位置する画素の画素値に基づいて、斜め補間画素値を決定する。垂直補間処理部903は、補間対象画素から見て走査線に対して垂直方向に位置する画素の画素値に基づいて、垂直補間画素値を決定する。選択部904は、角度検出部901によって斜めエッジの角度が検出された箇所については、斜め補間処理部902から出力される斜め補間画素値を補間対象画素の画素値として出力し、角度検出部901によって斜めエッジの角度が検出されなかった箇所については、垂直補間処理部903から出力される垂直補間画素値を補間対象画素の画素値として出力する。
図9は、走査線の補間処理を行う前の映像信号の例である。斜め補間機能を有さない走査線補間装置で図9の映像信号を処理した場合には、垂直補間により走査線が補間されるので図10に示すように斜めエッジ(ここでは斜めライン)がぼやけてしまう。しかしながら、図8に示すような斜め補間機能を有する走査線補間装置で図9の映像信号を処理した場合には、斜め補間により走査線が補間されるので図11に示すように斜めエッジがくっきりと表示される。
しかしながら、斜め補間機能を有する従来の走査線補間装置を用いて、図12に示すように角度が緩やかに変化するようなエッジを含む映像信号の走査線を補間した場合、エッジにおいて角度が水平に近い部分ではエッジの角度が検出できないため、斜め補間ではなく垂直補間により走査線が補間されることになる。その結果、図12に示すように、斜め補間された部分は相対的にくっきりと見えるが、垂直補間された部分は相対的にボケて見えるので、それらの境目が不自然に感じられてしまうという問題があった。
それゆえに本発明は、角度が緩やかに変化するようなエッジにおける斜め補間された部分(斜め領域)と垂直補間された部分(非斜め領域)との境目の不自然さを緩和することのできる走査線補間装置および走査線補間方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号は、本発明の理解を助けるために図面との対応関係の一例を示しているに過ぎず、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の走査線補間装置は、画像信号の走査線を補間するための走査線補間装置であって、補間処理部(10)と、不均一鮮鋭化部(20)とを備える。補間処理部は、画像中のエッジの角度を検出し(11)、当該検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域(図4)においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し(12)、前記斜め領域を除く領域である非斜め領域(図4)においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する(13)。不均一鮮鋭化部は、前記補間処理部によって走査線の補間された画像中の前記非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す。
なお、前記走査線補間装置は、画像中の走査線に対してほぼ平行に延びるエッジである水平エッジを検出する水平エッジ検出部(23)をさらに備え、前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域の水平エッジ部分(図4)に対して、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施してもよい。
また、前記水平エッジ検出部は、水平エッジの強さをさらに検出し、前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域において、水平エッジの強さがより強い部分ほど、より強く鮮鋭化処理を施してもよい。
また、前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対する鮮鋭化処理の強さを、当該水平エッジ部分に連続する斜め領域までの距離に基づいて変化させてもよい。
また、前記不均一鮮鋭化部は、前記水平エッジ部分における、前記距離が所定のしきい値よりも小さい部分に対して、前記距離が所定のしきい値よりも大きい部分よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施してもよい。
本発明の走査線補間方法は、画像信号の走査線を補間するための走査線補間方法であって、補間処理ステップと、不均一鮮鋭化ステップとを備える。補間処理ステップでは、画像中のエッジの角度を検出し、当該検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し、前記斜め領域を除く領域である非斜め領域においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する。不均一鮮鋭化ステップでは、前記補間処理ステップで走査線の補間された画像中の前記非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す。
なお、前記走査線補間方法は、画像中の走査線に対してほぼ平行に延びるエッジである水平エッジを検出する水平エッジ検出ステップをさらに備え、前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対して、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施してもよい。
また、前記水平エッジ検出ステップでは、水平エッジの強さをさらに検出し、前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域において、水平エッジの強さがより強い部分ほど、より強く鮮鋭化処理を施してもよい。
また、前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対する鮮鋭化処理の強さを、当該水平エッジ部分に連続する斜め領域までの距離に基づいて変化させてもよい。
また、前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記水平エッジ部分における、前記距離が所定のしきい値よりも小さい部分に対して、前記距離が所定のしきい値よりも大きい部分よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施してもよい。
本発明によれば、角度が緩やかに変化するようなエッジにおける斜め補間された部分(斜め領域)と垂直補間された部分(非斜め領域)との境目の不自然さを緩和することができる。
以下では、図面を参照しながら、本発明の種々の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係る走査線補間装置の構成を示すブロック図である。図1において、走査線補間装置は、補間処理部10と、不均一鮮鋭化部20と、動き検出部30と、混合部40とを備えている。
補間処理部10は、上ライン映像信号と下ライン映像信号に基づいて補間映像信号を生成する。具体的には、補間処理部10は、画像中のエッジの角度を検出し、当該検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し、斜め領域を除く領域である非斜め領域においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する機能を有する。補間処理部10の詳細については後述する。
不均一鮮鋭化部20は、補間処理部10によって走査線の補間された画像中の非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す。不均一鮮鋭化部20の詳細については後述する。
動き検出部30および混合部40は、いわゆる動き適応型IP変換機能を提供するものであるが、本発明には特に関連しない公知技術であるため、ここでは詳細な説明は省略する。
次に、図2を参照して、補間処理部10の詳細を説明する。補間処理部10は、角度検出部11と、斜め補間処理部12と、垂直補間処理部13と、選択部14とを含む。
角度検出部11は、画像中のエッジの角度を検出する。より具体的には、補間対象画素の1つ上の走査線の映像信号である上ライン映像信号と、補間対象画素の1つ下の走査線の映像信号である下ライン映像信号を参照し、補間対象画素が斜めエッジ上にあるか否か、および斜めエッジ上にある場合にはその斜めエッジの角度を検出する。
斜め補間処理部12は、補間対象画素から見て角度検出部11によって検出された角度が示す方向に位置する画素の画素値に基づいて、斜め補間画素値を決定する。なお、ここでは上ライン映像信号と下ライン映像信号に基づいて斜め補間を行っているが、上ライン映像信号よりもさらに上のラインの映像信号や、下ライン映像信号よりもさらに下のラインの映像信号も考慮して斜め補間を行ってもよい。斜め補間処理のアルゴリズムとして従来様々なアルゴリズムが考案されているが、本発明においても様々なアルゴリズムを採用することができる。
垂直補間処理部13は、補間対象画素から見て走査線に対して垂直方向に位置する画素の画素値に基づいて、垂直補間画素値を決定する。なお、ここでは上ライン映像信号と下ライン映像信号に基づいて垂直補間を行っているが、上ライン映像信号よりもさらに上のラインの映像信号や、下ライン映像信号よりもさらに下のラインの映像信号も考慮して垂直補間を行ってもよい。
選択部14は、角度検出部11によって斜めエッジの角度が検出された箇所については、斜め補間処理部12から出力される斜め補間画素値を補間対象画素の画素値として選択し、角度検出部11によって斜めエッジの角度が検出されなかった箇所については、垂直補間処理部13から出力される垂直補間画素値を補間対象画素の画素値として選択することにより、補間映像信号を出力する。
ところで、角度検出部11で検出される斜めエッジの角度は、信頼性にばらつきがある。例えば、コントラストが比較的高い画像の場合には斜めエッジの角度の検出精度は比較的高くなるが、コントラストが比較的低い画像の場合には斜めエッジの角度の検出精度は比較的低くなる。そこで変形例として、角度検出部11において、検出された斜めエッジの角度の信頼度を算出し、選択部14において、斜め補間処理部12から出力される斜め補間画素値と垂直補間処理部13から出力される垂直補間画素値とを、角度検出部11において検出された斜めエッジの角度の信頼度に応じて適当な比率で混合して補間対象画素の画素値として出力するようにしてもよい。
次に、図3を参照して、不均一鮮鋭化部20の詳細を説明する。なお、図3においては、後述する第2および第3の実施形態における不均一鮮鋭化部と区別するために、不均一鮮鋭化部の参照符号を20aとしている。
不均一鮮鋭化部20aは、鮮鋭化処理部21と、選択部22とを含む。
鮮鋭化処理部21は、補間処理部10から出力される補間映像信号に対して、走査線に垂直な方向に鮮鋭化処理を施す。一般的に、上ライン映像信号と下ライン映像信号に基づいて走査線を補間すると、水平方向またはそれに近い方向に延びるエッジ(輪郭線または境界線)の部分がボケて見えてしまうが、走査線に垂直な方向に鮮鋭化処理を施すことによって、そのボケをある程度改善することができる。
選択部22は、角度検出部11から出力される信号(斜めエッジが検出されたか否かを示す信号)に応じて、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号のいずれか一方を選択し、出力信号として出力する。具体的には、画像の全領域のうち斜めエッジが検出された領域(以下、斜め領域と称す)については、補間処理部10から出力された補間映像信号を選択し、斜めエッジが検出されなかった領域(以下、非斜め領域と称す)については、鮮鋭化処理部21から出力された補間映像信号を選択する。なお、変形例として、前述の選択部14と同様に、選択部22においても、斜め補間処理部12から出力される斜め補間画素値と垂直補間処理部13から出力される垂直補間画素値とを、斜めエッジの角度の信頼度に応じて適当な比率で混合して出力するようにしてもよい。
図4は、補間処理部10から出力される補間映像信号によって表示される画像の一部(角度が緩やかに変化するようなエッジの部分)の拡大図である。図4の領域Aは、角度検出部11によって斜めエッジの角度が検出された部分(斜め領域)である。領域Bおよび領域Cは、角度検出部11によって斜めエッジの角度が検出された部分(非斜め領域)である。領域Aについては、斜め補間処理部12によって斜め補間されているため、IP変換によるボケの度合いは比較的小さい。一方、領域Bおよび領域Cについては、垂直補間処理部13によって垂直補間されているため、IP変換によるボケの度合いは比較的大きい。しかしながら、不均一鮮鋭化部20aでは、領域Bおよび領域Cに対してのみ垂直方向の鮮鋭化処理が施されるので、領域Bのボケが改善され、前述したような、境目が不自然に感じられてしまうという問題が改善される。
なお、本実施形態では斜め領域には鮮鋭化処理が施されないが、本発明はこれに限らない。非斜め領域に対して斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理が施されさえすれば、境目の不自然さが改善される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る走査線補間装置について説明する。なお、第2の実施形態と第1の実施形態の相違点は、不均一鮮鋭化部20のみである。したがって、ここでは不均一鮮鋭化部20についてのみ詳細に説明する。
図5は、第2の実施形態における不均一鮮鋭化部20bの構成を示すブロック図である。図5において、不均一鮮鋭化部20bは、鮮鋭化処理部21と、選択部22と、水平エッジ検出部23とを含む。
鮮鋭化処理部21は、補間処理部10から出力される補間映像信号に対して、走査線に垂直な方向に鮮鋭化処理を施す。
水平エッジ検出部23は、上ライン映像信号と下ライン映像信号(必要に応じて、上ライン映像信号よりもさらに上のラインの映像信号や、下ライン映像信号よりもさらに下のラインの映像信号を加えてもよい)に基づいて、走査線方向またはそれに近い方向に延びるエッジ(水平エッジ)を検出する。水平エッジを検出する方法としては、例えばソーベルフィルタを用いる方法など、公知の任意の技術を利用することができる。水平エッジ検出部23により、図4の領域B(水平エッジ部分)が検出される。
選択部22は、角度検出部11から出力される信号(斜めエッジが検出されたか否かを示す信号)と水平エッジ検出部23から出力される信号(水平エッジが検出されたか否かを示す信号)に応じて、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号のいずれか一方を選択し、出力信号として出力する。具体的には、画像の全領域のうち、斜め領域(図4の領域A)と、水平エッジ部分を除く非斜め領域(図4の領域C)については、補間処理部10から出力された補間映像信号を選択し、水平エッジ部分(図4の領域B)については、鮮鋭化処理部21から出力された補間映像信号を選択する。
以上のように、第2の実施形態によれば、水平エッジ部分に対して垂直方向の鮮鋭化処理が施されるので、例えば図4に示すような境目の不自然さが改善される。また、水平エッジ部分を除く非斜め領域については鮮鋭化処理が施されないので、水平エッジ部分がより一層くっきりと見え、境目の不自然さがより改善される。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る走査線補間装置について説明する。なお、第3の実施形態と第1の実施形態の相違点は、不均一鮮鋭化部20のみである。したがって、ここでは不均一鮮鋭化部20についてのみ詳細に説明する。
図6は、第3の実施形態における不均一鮮鋭化部20cの構成を示すブロック図である。図6において、不均一鮮鋭化部20cは、鮮鋭化処理部21と、混合部24と、水平エッジ強度検出部25とを含む。
鮮鋭化処理部21は、補間処理部10から出力される補間映像信号に対して、走査線に垂直な方向に鮮鋭化処理を施す。
水平エッジ強度検出部25は、上ライン映像信号と下ライン映像信号(必要に応じて、上ライン映像信号よりもさらに上のラインの映像信号や、下ライン映像信号よりもさらに下のラインの映像信号を加えてもよい)に基づいて、走査線方向またはそれに近い方向に延びるエッジ(水平エッジ)の強度を検出する。水平エッジの強度を検出する方法としては、例えばソーベルフィルタを用いる方法など、公知の任意の技術を利用することができる。水平エッジ強度検出部25により、水平エッジの目立ち度合いが分かる。
混合部24は、角度検出部11から出力される信号(斜めエッジが検出されたか否かを示す信号)と水平エッジ強度検出部25から出力される信号(水平エッジの強度を示す信号)に応じて、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号とを適当な比率で混合し、出力信号として出力する。具体的には、画像の全領域のうち、斜め領域(図4の領域A)については、補間処理部10から出力された補間映像信号を選択し、非斜め領域(図4の領域Bおよび領域C)については、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号とを、水平エッジの強度が強いほど後者の比率が高くなるように混合して出力する。
以上のように、第3の実施形態によれば、比較的目立つ水平エッジ部分に対して、垂直方向の鮮鋭化処理がより強く施されるので、比較的目立つ水平エッジ部分がより一層くっきりと見え、境目の不自然さがより改善される。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る走査線補間装置について説明する。なお、第4の実施形態と第1の実施形態の相違点は、不均一鮮鋭化部20のみである。したがって、ここでは不均一鮮鋭化部20についてのみ詳細に説明する。
図7は、第4の実施形態における不均一鮮鋭化部20dの構成を示すブロック図である。図7において、不均一鮮鋭化部20dは、鮮鋭化処理部21と、水平エッジ検出部23と、混合部26と、境目距離検出部27とを含む。
鮮鋭化処理部21は、補間処理部10から出力される補間映像信号に対して、走査線に垂直な方向に鮮鋭化処理を施す。
水平エッジ検出部23は、上ライン映像信号と下ライン映像信号(必要に応じて、上ライン映像信号よりもさらに上のラインの映像信号や、下ライン映像信号よりもさらに下のラインの映像信号を加えてもよい)に基づいて、水平エッジを検出する。
境目距離検出部27は、注目画素から、当該注目画素から見て水平方向に位置する境目(すなわち、図4に示すような、角度が緩やかに変化するようなエッジの部分における斜め補間された部分と垂直補間された部分との境目)までの距離を算出する。より具体的には、境目距離検出部27は、注目画素と同一走査線上にある最も近い斜め領域(より好ましくは、水平に近い角度の斜めエッジが検出された斜め領域)までの距離を検出する。なお、上記の「注目画素から見て水平方向に位置する境目」とは、典型的には、注目画素と同一走査線上に位置する境目であるが、必ずしもこれに限定されない。一つの変形例として、注目画素と同一走査線上またはこの走査線に隣接する走査線上に位置する境目であってもよい。
混合部26は、角度検出部11から出力される信号(斜めエッジが検出されたか否かを示す信号)と水平エッジ検出部23から出力される信号(水平エッジが検出されたか否かを示す信号)と境目距離検出部27から出力される信号(境目までの距離を示す信号)に応じて、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号とを適当な比率で混合し、出力信号として出力する。具体的には、画像の全領域のうち、斜め領域(図4の領域A)と、水平エッジ部分を除く非斜め領域(図4の領域C)については、補間処理部10から出力された補間映像信号を選択し、水平エッジ部分(図4の領域B)については、補間処理部10から出力された補間映像信号と鮮鋭化処理部21によって鮮鋭化された後の補間映像信号とを、境目までの距離が近いほど後者の比率が高くなるように混合して出力する。
以上のように、第4の実施形態によれば、水平エッジ部分の特に境目の近い部分に対して垂直方向の鮮鋭化処理がより強く施されるので、水平エッジの境目付近の部分がより一層くっきりと見え、境目の不自然さがより改善される。
本発明によれば、角度が緩やかに変化するようなエッジにおける斜め補間された部分と垂直補間された部分との境目の不自然さを緩和することが可能となるので、例えばインターレース走査された映像信号を順次走査された映像信号に変換する順次走査変換装置に、本発明を好適に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る走査線補間装置の構成を示すブロック図 補間処理部10の構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る不均一鮮鋭化部の構成を示すブロック図 角度が緩やかに変化するようなエッジにおける斜め補間された部分と垂直補間された部分との境目を示す図 第2の実施形態に係る不均一鮮鋭化部の構成を示すブロック図 第3の実施形態に係る不均一鮮鋭化部の構成を示すブロック図 第4の実施形態に係る不均一鮮鋭化部の構成を示すブロック図 従来の走査線補間装置の構成を示すブロック図 補間処理前の画素値を示す図 垂直補間処理結果の画素値を示す図 斜め補間処理結果の画素値を示す図 従来の走査線補間装置による走査線補間後の画像を示す図
符号の説明
10 補間処理部
11 角度検出部
12 斜め補間処理部
13 垂直補間処理部
14 選択部
20、20a、20b、20c、20d 不均一鮮鋭化部
21 鮮鋭化処理部
22 選択部
23 水平エッジ検出部
24 混合部
25 水平エッジ強度検出部
26 混合部
27 境目距離検出部
30 動き検出部
40 混合部

Claims (10)

  1. 画像信号の走査線を補間するための走査線補間装置であって、
    画像中のエッジの角度を検出し、当該検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し、前記斜め領域を除く領域である非斜め領域においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する補間処理部と、
    前記補間処理部によって走査線の補間された画像中の前記非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す不均一鮮鋭化部とを備えた、走査線補間装置。
  2. 画像中の走査線に対してほぼ平行に延びるエッジである水平エッジを検出する水平エッジ検出部をさらに備え、
    前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対して、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項1に記載の走査線補間装置。
  3. 前記水平エッジ検出部は、水平エッジの強さをさらに検出し、
    前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域において、水平エッジの強さがより強い部分ほど、より強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項2に記載の走査線補間装置。
  4. 前記不均一鮮鋭化部は、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対する鮮鋭化処理の強さを、当該水平エッジ部分に連続する斜め領域までの距離に基づいて変化させることを特徴とする、請求項2に記載の走査線補間装置。
  5. 前記不均一鮮鋭化部は、前記水平エッジ部分における、前記距離が所定のしきい値よりも小さい部分に対して、前記距離が所定のしきい値よりも大きい部分よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項4に記載の走査線補間装置。
  6. 画像信号の走査線を補間するための走査線補間方法であって、
    画像中のエッジの角度を検出し、当該検出された角度に基づいて、斜めエッジの存在する斜め領域においては斜め補間により補間対象画素の画素値を決定し、前記斜め領域を除く領域である非斜め領域においては垂直補間により補間対象画素の画素値を決定する補間処理ステップと、
    前記補間処理ステップで走査線の補間された画像中の前記非斜め領域に対して、走査線に垂直な方向に、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施す不均一鮮鋭化ステップとを備えた、走査線補間方法。
  7. 画像中の走査線に対してほぼ平行に延びるエッジである水平エッジを検出する水平エッジ検出ステップをさらに備え、
    前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対して、前記斜め領域よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項6に記載の走査線補間方法。
  8. 前記水平エッジ検出ステップでは、水平エッジの強さをさらに検出し、
    前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域において、水平エッジの強さがより強い部分ほど、より強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項7に記載の走査線補間方法。
  9. 前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記非斜め領域の水平エッジ部分に対する鮮鋭化処理の強さを、当該水平エッジ部分に連続する斜め領域までの距離に基づいて変化させることを特徴とする、請求項7に記載の走査線補間方法。
  10. 前記不均一鮮鋭化ステップでは、前記水平エッジ部分における、前記距離が所定のしきい値よりも小さい部分に対して、前記距離が所定のしきい値よりも大きい部分よりも相対的に強く鮮鋭化処理を施すことを特徴とする、請求項9に記載の走査線補間方法。
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