JP2007067652A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007067652A
JP2007067652A JP2005249390A JP2005249390A JP2007067652A JP 2007067652 A JP2007067652 A JP 2007067652A JP 2005249390 A JP2005249390 A JP 2005249390A JP 2005249390 A JP2005249390 A JP 2005249390A JP 2007067652 A JP2007067652 A JP 2007067652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output signal
determination circuit
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005249390A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ota
誠 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005249390A priority Critical patent/JP2007067652A/ja
Publication of JP2007067652A publication Critical patent/JP2007067652A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

【課題】斜め方向の補間を行う走査線補間において、補間画素が直交する角の場合でも角が潰れることなく、斜め方向のエッジに対しても滑らかな補間を行うことが可能になる。
【解決手段】斜め判定処理の後で形状判定処理を行い、直交していると判定された場合は、斜め判定結果を垂直にし、また、画像情報を周波数解析し積分した値を、斜め判定でのオフセットとして使用することによって、複雑な画像の場合は垂直方向が選択されやすくし、さらにまた、動き判定結果の出力を積分し、斜め判定でのオフセットとして使用することによって、静止している部分では斜め判定結果を使用せず前フィールドの値で補間する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インタレース走査された映像信号を動き検出手段、斜め方向判定手段を利用して走査線補間を行う画像処理装置に関する。
インタレース走査された映像信号では、非常に細かい横縞部分でフリッカが生じるなどの妨害がある。この問題を改善するために、インタレース走査の走査線を補間してプログレッシブ走査の映像信号として出力する方式がある。この方式では一般的に動き判定を行い、静止している場合に使用する前フィールドの信号と、動いている場合に使用する現フィールドの信号によって生成する補間信号を混合して、補間信号を生成する。
また、特許文献1のように、補間画素の斜め方向を判定してフィールド内補間値を生成し、斜めエッジや斜め線に対しても有効な補間処理を行うという手法がある。
この手法では、斜め方向の判定は、補間画素を中心とした点対称関係の原画素の組から差分値の絶対値を求め、斜め方向で差分値が最小値になる方向の原画素の組を選択している。
この手法により、斜め方向のエッジは相関の高い方向の平均値で補間され、エッジがギザギザになってしまうことを防ぐことが出来る。
特開平8−163511号公報
斜め方向の判定を、補間画素を中心とした点対称関係の原画素の組から差分値の絶対値を求め、差分値が最小値になる方向の原画素の組を選択する手法を図2に例として示す。
これは補間画素を中心とした周囲6画素から斜め方向を求める手法である。
補間画素xを中心とした点対称関係の原画素の組であるので、画素aと画素f、画素bと画素e、画素cと画素dの差分値の絶対値をそれぞれ求める。この場合、画素aと画素fの差分値が最小値となるので、補間の方向として画素aと画素fの方向が選択され、画素aと画素fの平均値でフィールド内補間値が生成される。
しかし、補間画素が実際に斜めのエッジならば良いが、画素aと画素dが垂直線で、画素dと画素e、画素fが水平線となるように、補間画素が直交している角であった場合は、角がつぶれてしまう。
更に、補間画素が直交している角でかつ、実際に静止している場合は、フィールド毎に値の違う画素値が交互に同じ位置に現れてしまうため、1画素のフリッカ(ドットフリッカ)となって、妨害として見えてしまう。
本発明は、以上の点に着目して成されたもので、斜め方向の補間を行う走査線補間において、補間画素が直交する角の場合でも角が潰れることなく、斜め方向のエッジに対しても滑らかな補間を行うことが可能になる画像処理装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の発明は、
インタレース走査の映像信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を少なくとも1フィールド分保持するフィールドメモリと、
前記インタレース走査の入力信号から、注目画素位置におけるエッジの斜め方向を判定する斜め方向判定回路と、
前記インタレース走査の入力信号と、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、注目画素位置におけるエッジの形状を判定する形状判定回路と、
前記インタレース走査の入力信号と、前記フィールドメモリの出力信号から、フィールド間の画像の動きを判定する動き判定回路と、
前記インタレース走査の入力信号および、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を前記斜め方向判定回路の出力信号により制御を行い、フィールド内補間信号を生成するフィールド内補間信号生成回路と、
前記フィールドメモリからの出力信号および、前記フィールナ意補間信号生成回路からの出力信号および、前記動き判定回路からの出力信号により、プログレッシブ変換された映像信号を出力するプログレッシブ変換回路とを有する画像処理装置において、
前記斜め方向判定回路の出力信号を、前記形状判定回路の出力信号により制御することを特徴とする。
本発明の第2の発明は、インタレース走査の映像信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を少なくとも1フィールド分保持するフィールドメモリと、
前記インタレース走査の入力信号に対して周波数解析を行う周波数解析回路と、
前記周波数解析回路の出力を積分する積分回路と、
前記インタレース走査の入力信号と、前記積分回路の出力信号を入力信号とし、注目画素位置におけるエッジの斜め方向を判定する斜め方向判定回路と、
前記インタレース走査の入力信号と、前記フィールドメモリからの出力信号から、フィールド間の画像の動きを判定する動き判定回路と、
前記インタレース走査の入力信号および、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を前記斜め方向判定回路の出力信号により制御を行い、フィールド内補間信号を生成するフィールド内補間信号生成回路と、
前記フィールドメモリからの出力信号および、前記フィールド内補間信号生成回路からの出力信号および、前記動き判定回路からの出力信号により、プログレッシブ変換された映像信号を出力するプログレッシブ変換回路とを有する画像処理装置において、
前記周波数解析回路と前記積分回路によって、フィールド全体の情報に応じて斜め方向判定回路の出力信号を制御することを特徴とする。
本発明により、斜め方向の補間を行う走査線補間において、補間画素が直交する角の場合でも角が潰れることなく、斜め方向のエッジに対しても滑らかな補間を行うことが可能になる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
本発明の第一の実施例の適用図を図1に示す。
この実施例では、電荷結合素子(CCD)1で光電変換したインタレース走査の映像信号を、アナログ−デジタル変換機(A/D)2でAD変換を行う。さらに、カメラ信号処理回路3でアパーチャ補正、ガンマ補正、ホワイトバランス等の撮像系の信号処理を行う。このカメラ信号処理回路3の出力信号であるインタレース走査の映像信号を入力信号とし、この入力信号をフィールドメモリ4に蓄え、1フィールド分の遅延を行う。
インタレース走査の入力信号S1より、斜め方向判定回路5によって斜め方向を判定し、出力する。
斜め方向判定は次のような手順で行う。
図3は斜め方向判定回路5において、斜め方向を判定する際に使用する画素の模式図を示したものである。なお、本実施例では3方向で判定を行っているが、これに限ったものではない。
注目点xを中心として、補間点の上側のラインの水平方向に連続した3つの画素をf,d,gとする。また、補間点の下側のラインの水平方向に連続した3つの画素をh,e,iとする。
そして、斜め方向判定回路5は、垂直方向と判定されたとき(d−eの方向)は0を出力し、斜め方向でf−iの方向と判定されたときは1を出力し、g−hの方向と判定されたときは2を出力とする。
図4(A)は、斜め方向判定回路5の処理を示したものである。
まず、使用するデータの初期設定を行う。この初期設定の処理を示したものが、図4(B)である。
斜め方向の差分値として、fとiの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifX1とする。
同様に、斜め方向の差分値として、gとhの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifX2とする。
また、垂直方向の差分値として、dとeの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifXとする。
difX1とdifX2を比較して、difX1の方が大きければ斜め方向の差分値の最小値がdifX2となるので、それをdifminとし、そのときの斜め方向である2をdifselとして保持する。difX2の方が大きければ、斜め方向の差分値の最小値がdifX1となるので、それをdifminとし、そのときの斜め方向である1をdifselとして保持する。difX1とdifX2の値が等しい時には、斜め方向の相関が等しいということになるので、斜め方向とは判定せず、0を出力する。
次に、difselが0で無い場合は、垂直方向の差分値であるdifXと、斜め方向の差分値の最小値であるdifminとを比較し、difXの方が小さい場合は斜め方向とは判定せず、0を出力する。
difXの方が大きい場合は、difselに設定されている値を出力する。
このようにして斜め判定処理を行う。
インタレース走査の入力信号S1と斜め方向判定回路5の出力信号S3より、形状判定回路9によって補間画素の周囲の画素についての形状判定を行い、補間画素が直交している角であると判定されたときは、斜め方向判定結果を垂直方向に補正し、出力する。
形状判定は次のような手順で行う。
形状判定処理で参照する画素を模式的に示したものが図5である。補間点を中心として、名前のついている画素のデータより形状判定処理を行う。
図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)、図6(E)、図6(F)は、形状判定処理回路9の処理の内容を示したものである。
まず、補間点の上ラインの画素を中心として水平HPF処理を行い、その結果をαに設定する。同様に、補間点の下ラインの画素を中心として水平HPF処理を行い、その結果をβに設定する。
次に、α、βが共にparamより大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
α、βが共にparamより小さい場合も、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
α、βが等しい場合も、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
ここでのparamは、あらかじめレジスタ等で設定された値でも、条件により変化する値でも良い。
次に、垂直方向の差分値として、x1とy1の差分値の絶対値をdif1に設定する。同様に、垂直方向の差分値として、x2とy2の差分値の絶対値をdif2に設定する。
もしdif1とdif2が等しい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
次に、difselの値を参照して0であった場合、つまり斜め方向判定結果が垂直であった場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
difselの値を参照して1であった場合、つまり斜め方向判定結果がx1とy2を結ぶ方向であった場合で、さらにdif1よりもdif2の方が小さい場合、図6(C)の処理1を行う。
difselの値が1で、さらにdif1よりもdif2の方が大きい場合、図6(D)の処理2を行う。
difselの値を参照して2であった場合、つまり斜め方向判定結果がx2とy1を結ぶ方向であった場合で、さらにdif1よりもdif2の方が小さい場合、図6(E)の処理3を行う。
difselの値が2で、さらにdif1よりもdif2の方が大きい場合、図6(F)の処理4を行う。
処理1では次のような処理を行う。
βとparamを比較して、βの方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。βの方が小さい場合は、val_b,val_v,val_cに次の値を設定する。
val_bには、x1に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_vには、a1に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_cには、b1に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
そして、val_bとval_cの差分値と、val_bとval_vの差分値の比較を行い、val_bとval_cの差分値の方が小さい場合は、0を出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
val_bとval_cの差分値の方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
処理2では次のような処理を行う。
αとparamを比較して、αの方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。αの方が小さい場合は、val_b,val_v,val_cに次の値を設定する。
val_bには、y2に対してエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_vには、a2に対してエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_cには、b2に対してエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
そして、val_bとval_cの差分値と、val_bとval_vの差分値の比較を行い、val_bとval_cの差分値の方が小さい場合は、0を出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
val_bとval_cの差分値の方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
処理3では次のような処理を行う。
βとparamを比較して、βの方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。βの方が小さい場合は、val_b_val_v,val_cに次の値を設定する。
val_bには、y1に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_vには、a3に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_cには、b3に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
そして、val_bとval_cの差分値と、val_bとval_vの差分値の比較を行い、val_bとval_cの差分値の方が小さい場合は、0を出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
val_bとval_cの差分値の方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
処理4では次のような処理を行う。
αとparamを比較して、αの方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。αの方が小さい場合は、val_b,val_v,val_cに次の値を設定する。
val_bには、x2に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_vには、a4に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
val_cには、b4に対してのエッジ抽出フィルタ処理を行い、その出力を設定する。
そして、val_bとval_cの差分値と、val_bとval_vの差分値の比較を行い、val_bとval_cの差分値の方が小さい場合は、0を出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
val_bとval_cの差分値の方が大きい場合は、difselを出力して形状判定処理回路9の処理を終了する。
このようにして、形状判定処理回路9の処理を行う。
インタレース走査の入力信号S1とフィールドメモリ4の出力信号S2と形状判定回路9の出力信号S4より、動き判定回路7によってこの領域が動いているかどうかの判定値を出力する。
動き判定処理は次のような手順で行う。
まず、インタレース走査の入力信号S1の周波数解析を行う事により、補間画素のフィールド内でのエッジ情報egvを生成する。このエッジ情報egvは、形状判定回路9の出力信号S4により、斜め方向も考慮に入れたエッジ情報を生成する。
ここでの周波数解析では、HPF処理、BPF処理、LPF処理、コアリング処理、メディアンフィルタ処理等でも良い。
次に、インタレース走査の入力信号S1とフィールドメモリ4の出力信号S2により、フィールド間での画素の変化した情報fddを生成する。これは、インタレース走査の入力信号S1から補間画素の仮想的な値を生成し、その値と1フィールド前の情報であるフィールドメモリ4の出力信号S2との差分値を求める事により生成する。
このフィールド内のエッジ情報egvと、フィールド間の変化情報fddの比を動き判定回路7の出力信号S6として出力する。
動き判定回路7の出力信号S6は、静止していると判定された場合は0に近い値を出力し、動きの度合いが大きいほど大きな値が出力される。
なお、上記の動き判定処理は一例であり、この手法に限ったものではない。
インタレース走査の入力信号S1と、形状判定回路9の出力信号S4より、フィールド内補間信号生成回路6において、フィールド内補間信号を生成する。
フィールド内補間信号は、補間点の上下のラインにおいて、形状判定回路9の出力信号S4の方向の画素の平均値とする。
そして、動き判定回路7の出力信号S6により、プログレッシブ変換回路8において、フィールドメモリ4の出力信号S2と、フィールド内補間信号生成回路6の出力信号S5とを混合し、インタレース走査の入力信号のライン間にあたる補間ライン信号を生成し、インタレース走査の入力信号と補間信号を順次交互に出力することにより、プログレッシブ変換された映像信号を出力する。
このようにして生成されたプログレッシブ信号は、斜め方向を考慮に入れているため、斜め方向のエッジを滑らかに補間することができる。さらに直交している角がつぶれない処理を行っているため、ドットフリッカの発生も抑え、最適なプログレッシブ映像を生成することができる。
本発明の第二の実施例の適用図を図7に示す。
この実施例では、電荷結合素子(CCD)1で光電変換したインタレース走査の映像信号を、アナログ−デジタル変換機(A/D)2でAD変換を行う。さらに、カメラ信号処理回路3でアパーチャ補正、ガンマ補正、ホワイトバランス等の撮像系の信号処理を行う。このカメラ信号処理回路3の出力信号であるインタレース走査の映像信号を入力信号とし、この入力信号をフィールドメモリ4に蓄え、1フィールド分の遅延を行う。
インタレース走査の入力信号S1により、周波数解析回路10によって、周波数解析を行う。
周波数解析回路10では、インタレース走査の入力信号S1に対してHPF処理を行った信号S10を出力する。
また、周波数解析回路10での処理は、インタレース走査の入力信号S1に対するBPF処理、エッジ抽出フィルタ処理でも同様の効果が得られる。
周波数解析回路10の出力信号S10により、積分回路11によって積分処理を行う。
積分回路11では、周波数解析回路10の出力信号S10を1フィールド単位で積分を行い、ゲインの調整をし、出力する。
また、積分回路11における積分期間は、1フィールド単位ではなく、設定された期間における積分でも同様の効果が得られる。
インタレース走査の入力信号S1および、積分回路11の出力信号S11により、斜め方向判定回路51によって斜め方向を判定し、出力する。
斜め方向判定は次のような手順で行う。
図8は、斜め方向判定回路51の処理を示したものである。
まず、使用するデータの初期設定を行う。この初期設定の処理は、実施例1の図4(B)と同様であるので、説明は省略する。
斜め方向の差分値としてfとiの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifX1とする。
同様に、斜め方向の差分値として、gとhの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifX2とする。
また、垂直方向の差分値として、dとeの画素値の差分値の絶対値を計算し、それをdifXとする。
difX1とdifX2を比較して、difX1の方が大きければ斜め方向の差分値の最小値がdifX2となるので、それをdifminとし、そのときの斜め方向である2をdifselとして保持する。difX2の方が大きければ、斜め方向の差分値の最小値がdifX1となるので、それをdifminとし、そのときの斜め方向である1をdifselとして保持する。difX1とdifX2の値が等しい時には、斜め方向の相関が等しいということになるので、斜め方向とは判定せず、0を出力する。
次に、difselが0で無い場合は、垂直方向の差分値であるdifXと、斜め方向の差分値の最小値であるdifminに積分回路11の出力信号S2をオフセットとして加えたものを比較し、difXの方が小さい場合は斜め方向とは判定せず、0を出力する。
difXの方が大きい場合は、difselに設定されている値を出力する。
インタレース走査の入力信号S1とフィールドメモリ4の出力信号S2と、斜め方向判定回路51の出力信号S51より、動き判定回路7によってこの領域が動いているかどうかの判定値を出力する。
動き判定処理は次のような手順で行う。
まず、インタレース走査の入力信号S1の周波数解析を行う事により、補間画素のフィールド内でのエッジ情報egvを生成する。このエッジ情報egvは、斜め方向判定回路51の出力信号S51により、斜め方向も考慮に入れたエッジ情報を生成する。
ここでの周波数解析では、HPF処理、BPF処理、LPF処理、コアリング処理、メディアンフィルタ処理等でも良い。
次に、インタレース走査の入力信号S1とフィールドメモリ4の出力信号S2により、フィールド間での画素の変化した情報fddを生成する。これは、インタレース走査の入力信号S1から補間画素の仮想的な値を生成し、その値と1フィールド前の情報であるフィールドメモリ4の出力信号S2との差分値を求めることにより生成する。
このフィールド内のエッジ情報egvと、フィールド間の変化情報fddの比を動き判定回路7の出力信号S6として出力する。
動き判定回路7の出力信号S6は、静止していると判定された場合は0に近い値を出力し、動きの度合いが大きいほど大きな値が出力される。
なお、上記の動き判定処理は一例であり、この手法に限ったものではない。
インタレース走査の入力信号S1と、斜め方向判定回路51の出力信号S51より、フィールド内補間信号生成回路6において、フィールド内補間信号を生成する。
フィールド内補間信号は、補間点の上下のラインにおいて、斜め方向判定回路51の出力信号S51の方向の画素の平均値とする。
そして、動き判定回路7の出力信号S6により、プログレッシブ変換回路8において、フィールドメモリ4の出力信号S2と、フィールド内保管信号生成回路6の出力信号S5とを混合し、インタレース走査の入力信号のライン間にあたる補間ライン信号を生成し、インタレース走査の入力信号と補間信号を順次交互に出力することにより、プログレッシブ変換された映像信号を出力する。
このようにして生成されたプログレッシブ信号は、斜め方向を考慮に入れているため、斜め方向のエッジを滑らかに補間する事ができる。さらに直行している角がつぶれない処理を行っているため、ドットフリッカの発生も抑え、最適なプログレッシブ映像を生成することができる。
本発明の第三の実施例の適用図を図9に示す。
これは、第二の実施例に本発明を適用したものである。
CCD1、A/D2、カメラ信号処理回路3、フィールドメモリ4、斜め方向判定回路51、フィールド内補間信号生成回路6、動き判定回路7、プログレッシブ変換回路8、周波数解析回路10、の動作は第二の実施例と同様であるので、説明を省き、本発明の新規要素である積分回路12、積分回路111の処理についてのみ説明する。
積分回路12では、動き判定回路7の出力信号S6を入力信号とし、積分を行う。
積分を行う期間は、1V単位でも、画面を2つ以上に分割した領域でも良い。
積分期間が終了した時は、積分値をリセットして積分を再開する。
積分回路12では次のような処理を行う。
動き判定回路7の出力信号S6を積分し、閾値との比較を行い、閾値よりも積分値が大きい場合は0を出力信号とする。閾値よりも積分値が小さい場合は、1を出力信号とする。
ここの閾値はあらかじめ決められた値でも、レジスタ設定などで設定可能な値でも良い。
積分回路111では、周波数解析回路10の出力信号S10および積分回路12の出力信号S12を入力信号とする。積分回路111では、周波数解析回路10の出力信号S10を積分し、出力信号S111として出力する。積分する期間は、積分回路12の出力信号S12が1の時に積分処理を行い、0の時には積分処理を行わない。
積分回路12において0が出力された場合、動いていると判定された領域が多いということであるので、ドットフリッカは発生しにくく、フィールド内補間値が使用される可能性が高いため、斜め方向判定処理による斜め判定によって斜め方向の補間を行い、斜め方向のエッジを滑らかに補間することができる。
積分回路12において1が出力された場合、静止していると判定された領域が多いということであるので、ドットフリッカが発生する可能性が高くなる。したがって、積分回路111において積分処理を行い、オフセットを出力し、斜め方向判定において垂直方向が選択されやすくし、ドットフリッカの発生を抑える事ができる。この場合、斜め方向判定処理の精度は低下してしまうが、判定結果が制し判定の場合、前フィールドの画素値で補間が行われるため、斜め方向のエッジは滑らからに補間することができる。
この手法により、ドットフリッカの発生を抑えながら、斜め方向のエッジも滑らかに補間処理を行う事ができる。
第1の実施例の適用図 斜め方向判定処理の誤判定の概念図 従来の斜め判定処理の手法の概念図 第1の実施例の斜め方向判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理の概念図 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第1の実施例の形状判定処理のフローチャート 第2の実施例の適用図 第2の実施例の斜め方向判定処理のフローチャート 第3の実施例の適用図
符号の説明
1 CCD
2 A/D変換回路
3 カメラ信号処理回路
4 フィールドメモリ
5 斜め方向判定回路
6 フィールド内補間信号生成回路
7 動き判定回路
8 プログレッシブ変換回路

Claims (7)

  1. インタレース走査の映像信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を少なくとも1フィールド分保持するフィールドメモリと、
    前記インタレース走査の入力信号から、注目画素位置におけるエッジの斜め方向を判定する斜め方向判定回路と、
    前記インタレース走査の入力信号と、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、注目画素位置におけるエッジの形状を判定する形状判定回路と、
    前記インタレース走査の入力信号と、前記フィールドメモリの出力信号から、フィールド間の画像の動きを判定する動き判定回路と、
    前記インタレース走査の入力信号および、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を前記斜め方向判定回路の出力信号により制御を行い、フィールド内補間信号を生成するフィールド内補間信号生成回路と、
    前記フィールドメモリからの出力信号および、前記フィールド内補間信号生成回路からの出力信号および、前記動き判定回路からの出力信号により、プログレッシブ変換された映像信号を出力するプログレッシブ変換回路とを有する画像処理装置において、
    前記斜め方向判定回路の出力信号を、前記形状判定回路の出力信号により制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. インタレース走査の映像信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を少なくとも1フィールド分保持するフィールドメモリと、
    前記インタレース走査の入力信号に対して周波数解析を行う周波数解析回路と、
    前記周波数解析回路の出力信号を積分する積分回路と、
    前記インタレース走査の入力信号と、前記積分回路の出力信号を入力信号とし、注目画素位置におけるエッジの斜め方向を判定する斜め方向判定回路と、
    前記インタレース走査の入力信号と、前記フィールドメモリの出力信号から、フィールド間の画像の動きを判定する動き判定回路と、
    前記インタレース走査の入力信号および、前記斜め方向判定回路の出力信号を入力信号とし、前記インタレース走査の入力信号を前記斜め方向判定回路の出力信号により制御を行い、フィールド内補間信号を生成するフィールド内補間信号生成回路と、
    前記フィールドメモリからの出力信号および、前記フィールド内補間信号生成回路からの出力信号および、前記動き判定回路からの出力信号により、プログレッシブ変換された映像信号を出力するプログレッシブ変換回路とを有する画像処理装置において、
    前記周波数解析回路と前記積分回路によって、フィールド全体の情報に応じて斜め方向判定回路の出力信号を制御することを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、前記積分回路は、フィールドを2つ以上の領域に区切って積分することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2記載の画像処理装置において、前記動き判定回路の出力信号を積分する第2の積分回路を備え、前記積分回路は、前記第2の積分回路の出力信号により、積分を行う期間を制御することを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項2記載の画像処理装置において、前記周波数解析回路は、HPFを通過した信号によって処理されることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項2記載の画像処理装置において、前記周波数解析回路は、BPFを通過した信号によって処理されることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項2記載の画像処理装置において、前記周波数解析回路は、エッジ抽出フィルタを通過した信号によって処理されることを特徴とする画像処理装置。
JP2005249390A 2005-08-30 2005-08-30 画像処理装置 Withdrawn JP2007067652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249390A JP2007067652A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249390A JP2007067652A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007067652A true JP2007067652A (ja) 2007-03-15

Family

ID=37929371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249390A Withdrawn JP2007067652A (ja) 2005-08-30 2005-08-30 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007067652A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110217A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Canon Inc Ip変換処理装置、その制御方法
JP2008263256A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Sony Corp 補間信号生成回路、補間信号生成方法、プログラムおよびビデオ信号処理装置
JPWO2008114658A1 (ja) * 2007-03-16 2010-07-01 ソニー株式会社 画像処理装置、画像表示装置および画像処理方法
US8340472B2 (en) 2008-02-26 2012-12-25 Fujitsu Limited Pixel interpolation apparatus and method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007110217A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Canon Inc Ip変換処理装置、その制御方法
JPWO2008114658A1 (ja) * 2007-03-16 2010-07-01 ソニー株式会社 画像処理装置、画像表示装置および画像処理方法
JP2008263256A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Sony Corp 補間信号生成回路、補間信号生成方法、プログラムおよびビデオ信号処理装置
US8340472B2 (en) 2008-02-26 2012-12-25 Fujitsu Limited Pixel interpolation apparatus and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4280614B2 (ja) ノイズ低減回路及び方法
JP5039192B2 (ja) 時空間適応性ビデオデインターレーシング
JP4973542B2 (ja) 画素補間装置及び画素補間方法
KR20040062297A (ko) 적응형 윤곽 상관 보간에 의한 디스플레이 장치의 순차주사 방법
JP2007067652A (ja) 画像処理装置
JP4786506B2 (ja) テレビジョン受信機
JP2008011389A (ja) 映像信号スケーリング装置
De Haan et al. De-interlacing of video data using motion vectors and edge information
JP2009246735A (ja) 映像信号補間装置、映像表示装置及び映像信号補間方法
KR20030010252A (ko) 디인터레이싱을 위한 공간축/시간축 보간 시스템 및 방법
JP4849515B2 (ja) Ip変換処理装置、その制御方法
JP2009212851A (ja) 走査線補間装置及びその制御方法
JPH1169144A (ja) 画像信号の変換装置および変換方法
JP2009265688A (ja) 動き検出装置
JP2009177524A (ja) 走査線補間装置及び走査線補間方法
JP2005107437A (ja) 液晶表示装置
JP2007019708A (ja) 画像処理装置
JP2008011390A (ja) 映像信号斜め補間装置
JP5300607B2 (ja) 映像処理装置及びその制御方法
JP2007235300A (ja) 映像処理装置、及び映像処理方法
JP2011097339A (ja) 映像処理装置及びその制御方法
JP2007104652A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法、およびプログラム
JP2004056586A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4175863B2 (ja) 飛び越し走査の動き検出回路及び映像信号処理装置
WO2020075649A1 (ja) 補間フレーム生成装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081104