JP2009104916A - 電子放出素子、電子源、画像表示装置および電子放出素子の製造方法 - Google Patents

電子放出素子、電子源、画像表示装置および電子放出素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低電界でビーム収束した電子放出を実現し、低電圧で高効率な電子放出が可能で、製造プロセスが容易な電界放出型の電子放出素子、電子源、及び画像表示装置を提供する。
【解決手段】電子放出素子の製造方法は、絶縁性または半導電性の層を備えた基体を予め用意する工程と、水素を含む中性ラジカルを含む雰囲気に前記層を曝す工程とを有し、当該絶縁性または半導電性の層が金属粒子を含有していること、当該絶縁性または半導電性の層が炭素を主成分とすること、当該水素を含む中性ラジカルが、H・、CH・、C・、CH・、または、それらの混合気体であること、当該水素を含む中性ラジカルの濃度が、当該雰囲気中の荷電粒子の濃度と比較して1000倍以上であること、及び、当該雰囲気に当該絶縁性または半導電性の層を曝す工程は、バイアスグリッドを設けたプラズマ装置を用いて、水素終端を施す工程であることが好ましい。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子放出素子の製造方法および、該電子放出素子、該電子放出素子を配置してなる電子源、該電子源を用いて構成した画像表示装置に関する。
電子放出素子には、電界放出型(以下、「FE型」と称する)や、表面伝導型等がある。
FE型電子放出素子は、カソード電極(及びその上に配置された電子放出膜)と、ゲート電極との間に電圧を印加し、該電圧(電界)によってカソード電極(或いは電子放出膜)から電子を真空中に引き出す素子である。そのため、用いるカソード電極(電子放出膜)の仕事関数やその形状などによって動作電界が大きく左右される。一般には仕事関数の小さいカソード電極(電子放出膜)を選ぶことが必要とされている。
表面が水素終端されたダイヤモンドは負性電子親和力を持つ材料として代表的なものであり、負性電子親和力を持つダイヤモンド表面を電子放出面として利用する電子放出素子としては特許文献2、特許文献3、及び、非特許文献1に開示されている。
また、ダイヤモンドの表面に、水素終端を行う方法として、水素や水素を含む化合物のプラズマを用いる方法が、特許文献4に開示されている。そして、電子サイクロトロン共鳴(以下「ECR」と称する)プラズマを用いて、水素終端を行う方法が特許文献5に開示されている。また、ダイヤモンドをプラズマCVDで成長させる場合、その成長過程でCH・(以下、ドット「・」はラジカルを意味する)の中性ラジカルが成長に大きく関与していると考えられている。
しかし、ダイヤモンドは、大面積に均一な膜厚で作製することが困難であり、大面積に均一に電子放出素子を製造する事が難しい。更に、表面粗さが大きいため、放出した電子が広がってしまい、高精細な画像を表示する事が難しい。
また、特許文献6には、ECRプラズマを用いた装置において、ECRプラズマ中の荷電粒子をメッシュにより補足し、中性粒子のみを選択的に取り出し、SiOを成膜する方法が開示されている。
特開平9−199001号公報 米国特許第5283501号明細書 米国特許第5180951号明細書 特開2006−134724号公報 特開平10−283914号公報 特開平10−081971号公報 V.V.Zhinov,J.Liu等著、「Environmental effect on the electron emission from diamond surfaces」,J.Vac.Sci.Technol.,B16(3),1998年5/6月,pp.1188−1193
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、低電界で電子ビーム径の小さい電子放出可能な電子放出素子を提供することにある。
また、本発明の更なる目的は、低電圧で高効率な電子放出が可能で、製造プロセスが容易な電界放出型の電子放出素子、電子源、及び画像表示装置を提供することにある。
本発明に係る電子放出素子の製造方法は、絶縁性または半導電性の層を備えた基体を予め用意する工程と、水素を含む中性ラジカルを含む雰囲気に前記層を曝す工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る電子放出素子は、上記電子放出素子の製造方法で製造されたことを特徴とする。
また、本発明に係る電子源は、上記電子放出素子を複数備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像表示装置は、上記電子源と、電子の照射によって発光する発光部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、低電界で電子放出可能な電子放出素子を提供できる。更に、電子ビーム径が小さい、低電圧で高効率な電子放出が可能で、製造プロセスが容易な電子放出素子を提供できる。
また、本発明の電子放出素子を電子源や画像表示装置に適用すると、性能に優れた電子源および画像表示装置を実現できる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載の無い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態に係る電子放出膜の製造方法のフローを示す。
図1において、工程1は基板を用意し、カソード電極を成膜する工程、工程2は基板に電子放出膜を成膜する工程、工程3は電子放出膜の表面を水素で終端する工程である。
図2は本実施形態に係る電子放出素子の製造方法のフローを示す。
図2において、工程1は基板を用意し、カソード電極を成膜する工程である。工程2は基板に電子放出膜を成膜する工程である。工程3は電子放出膜上に絶縁膜を成膜する工程である。工程4は絶縁膜上にゲート電極を成膜する工程である。工程5は開口を形成するために、フォトレジストによりパターニングを行う工程である。工程6は、ドライエッチングによりゲート電極と絶縁膜の一部をエッチングする工程である。工程7は、ウェットエッチングにより、絶縁膜を取り除き、電子放出膜の一部を露出させる工程である。工程8は、電子放出膜の表面の一部を水素で終端する工程である。
図4は最も基本的な表面処理装置の構成を示す模式図である。
表面処理装置は、図4に示すように、プラズマ発生室401及び試料室404という2つの部屋を備える。そして、電源として直流電源A408及び直流電源B410を備える。更に、磁気コイル402、マイクロ波導入口403、処理ガス導入口A405、処理ガ
ス導入口B406、バイアスグリッド407、排気口412を備え、試料室404内にある表面処理サンプル409の表面を水素終端する。なお、必要に応じて基板加熱ヒータ411を備えてもよい。
<電子放出膜の製造方法>
以下に、図1を用いて本実施形態に係る電子放出膜の製造方法を示す。
(工程1)
まず、表面が十分に洗浄された基板101上にカソード電極102を積層する。基板101は、例えば、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、シリコン基板等にスパッタ法等によりSiOを積層した積層体、アルミナ等セラミックスの絶縁性基板などである。
カソード電極102は一般的に導電性を有しており、蒸着法、スパッタ法等の一般的な真空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成される。カソード電極102の材料は、例えば、Be、Mg、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Pd等の金属、または合金材料である。カソード電極102の厚さは、数十nmから数mmの範囲で設定され、好ましくは数百nmから数μmの範囲で選択される。
(工程2)
次に、カソード電極表面に絶縁性または半導電性の層を形成する。この層(膜)は、一般に、電子放出膜103と呼ばれる。電子放出膜103は蒸着法、スパッタ法等の一般的な真空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成される。また、その他の方法として、ポリマー中に金属粒子を分散させることでも実現できる。電子放出膜103は、炭素を主成分とする膜であることが好ましく、具体的には、炭素、炭素化合物、または、それらの層中に金属粒子が分散したものでできた膜であることが好ましい。当該分散した金属粒子の大きさは、数nmから数百nmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数十nmの範囲で選択される。また、電子放出膜中の金属粒子の密度は、1×1014個/cm以上1×1019個/cm以下であることが好ましい。金属粒子の材料としては、例えば、Be、Mg、Mn、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Co、Fe、Ni、Au、Pt、Pd等の金属、または合金材料である。炭素材料は、例えば、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブ、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボン、水素化アモルファスカーボン、ダイヤモンドを分散した炭素、炭素化合物、及び、それらの混合物から適宜選択される。好ましくは仕事関数の低いダイヤモンド薄膜、ダイヤモンドライクカーボン等が良い。電子放出膜103の膜厚は、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数百nmの範囲で選択される。工程2までで作製された物を、以後、基体と呼ぶ。
(工程3)
次に、電子放出膜表面に、水素終端を施す。図4に、水素終端を施す方法の一例を示す。図4の装置は、ECRプラズマを用いた表面処理装置であり、試料室の上にプラズマ発生室が配置されている。プラズマ発生室内にECR条件を満たす磁束密度875G(ガウス)の磁界を印加し、マイクロ波を導入すると、プラズマが発生する。図4の装置では、磁気コイルの磁界分布は試料室に向かうにしたがって低くなる発散磁界を形成する。バイアスグリッド407は、基体表面の上方に配置される。具体的には、プラズマ発生室401と表面処理サンプル409との間に設置されており、このバイアスグリッドによりプラズマ中の荷電粒子を捕獲し、水素を含む中性ラジカルを選択的に通過させる。これにより、サンプル表面に当該中性ラジカルが照射される。換言すれば、サンプル表面は当該中性ラジカルを含む雰囲気に曝される。そのため、サンプル表面を効率的に水素終端すること
ができる。処理ガスの導入には、処理ガス導入口Aと処理ガス導入口Bを使用する。このときの処理ガスとしては、水素を含むガスが用いられる。例えば、当該処理ガスは、水素ガスまたは炭化水素系ガスから適宜選択される。具体的には、H、CH、Cなどの気体、または、それらの混合気体を処理ガスとして用いる。そして、それらの処理ガス中でプラズマを発生させることにより、水素を含む中性ラジカルとして、H・、CH・、C・、及び、CH・のいずれかを生じさせることができる。
上記バイアスグリッドは導電性を有しており、網目状である。この網の開口サイズは、1μmから10cm程度の範囲で設定され、好ましくは、10μmから10mmの範囲で設定される。このような条件下でプラズマ中の荷電粒子を選択的に取り除くことにより、雰囲気中の中性ラジカルの濃度を、荷電粒子の濃度と比較して1000倍以上の濃度に安定的に保つことができる。また、プラズマ源としては、高周波プラズマ、リモートプラズマ、マイクロ波プラズマなど適宜選択できる。
なお、バイアスグリッドの電位(グリッドバイアス)は、アースと等電位または負であれば良く、その範囲は0から−500V程度の範囲で設定され、好ましくは、0から−200Vの範囲で選択される。またサンプルの表面電位(基板バイアス)は直流電源Bにより決定され、グリッドバイアスと等電位かそれよりも正であれば良く、その範囲は、0から1000V程度の範囲で設定され、好ましくは0から500Vの範囲で設定される。
なお、処理ガスは複数種類の混合気体であってもよい。このときの処理圧力は、プラズマが維持できる範囲で設定され、好ましくは、0.05〜10Paの範囲で設定される。
なお、基板加熱ヒータ411により、基体を加熱しても良い。
<電子放出素子の製造方法>
以下に、図2を用いて、電子放出素子の製造方法について示す。
(工程1)
まず、表面が十分に洗浄された基板201上にカソード電極202を積層する。基板201は、例えば、石英ガラス、Na等の不純物含有量を減少させたガラス、青板ガラス、シリコン基板等にスパッタ法等によりSiOを積層した積層体、アルミナ等セラミックスの絶縁性基板などである。
カソード電極202は一般的に導電性を有しており、蒸着法、スパッタ法等の一般的な真空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成される。カソード電極202の材料は、例えば、Be、Mg、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Pd等の金属、または合金材料である。カソード電極202の厚さは、数十nmから数mmの範囲で設定され、好ましくは数百nmから数μmの範囲で選択される。
(工程2)
次に、カソード電極表面に絶縁性または半導電性の層を形成する。この層(膜)は、一般に、電子放出膜203と呼ばれる。電子放出膜203は蒸着法、スパッタ法等の一般的な真空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成される。また、その他の方法として、ポリマー中に金属粒子を分散させることでも実現できる。電子放出膜203は、炭素を主成分とする膜であることが好ましく、具体的には、炭素、炭素化合物、または、それらの層中に金属粒子が分散したものでできた膜であることが好ましい。当該分散した金属粒子の大きさは、数nmから数百nmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数十nmの範囲で選択される。また、電子放出膜中の金属粒子の密度は、1×1014個/cm
以上1×1019個/cm以下であることが好ましい。金属粒子の材料としては、例えば、Be、Mg、Mn、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Co、Fe、Ni、Au、Pt、Pd等の金属、または合金材料である。炭素材料は、例えば、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブ、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボン、水素化アモルファスカーボン、ダイヤモンドを分散した炭素、炭素化合物、及び、それらの混合物から適宜選択される。好ましくは仕事関数の低いダイヤモンド薄膜、ダイヤモンドライクカーボン等が良い。電子放出膜203の膜厚は、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましくは数nmから数百nmの範囲で選択される。工程2までで作製された物を、以後、基体と呼ぶ。
(工程3)
次に、絶縁層204を堆積する。絶縁層204は、スパッタ法等の一般的な真空成膜法、CVD法、真空蒸着法で形成される。その厚さは、数nmから数μmの範囲で設定され、好ましくは数十nmから数百nmの範囲で選択される。絶縁層204の材料は、例えば、SiO、SiN、Al、CaF、アンドープダイヤモンドなどの高電界に絶えられる耐圧性の高い材料が望ましい。
(工程4)
そして、ゲート電極205を堆積する。ゲート電極205は、カソード電極202と同様に導電性を有しており、蒸着法、スパッタ法等の一般的な真空成膜技術、フォトリソグラフィー技術により形成される。ゲート電極205の材料は、金属、合金材料、炭化物、硼化物、窒化物、半導体、有機高分子材料などから適宜選択される。金属としては、例えば、Be、Mg、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Mo、W、Al、Cu、Ni、Cr、Au、Pt、Pd等である。炭化物としては、例えば、TiC、ZrC、HfC、TaC、SiC、WC等である。硼化物としては、例えば、HfB、ZrB、LaB、CeB、YB、GdB等である。窒化物としては、例えば、TiN、ZrN、HfN等である。半導体としては、例えば、Si、Ge等である。ゲート電極205の厚さは、数nmから数十μmの範囲で設定され、好ましくは数十nmから数μmの範囲で選択される。
(工程5)
次に、フォトリソグラフィー技術によりマスクパターン206を形成する。
(工程6)
そして、マスクパターン206を用い、ドライエッチングにて、ゲート電極205と絶縁層204の一部を取り除く。
(工程7)
次に、絶縁層204の一部をウェットエッチングにて取り除く。ウェットエッチングに用いる液体は、絶縁層204に対するエッチングの速度が、ゲート電極205及び電子放出膜203に対するエッチングの速度に比べ大きくなるものが好ましく、かつ電子放出膜203を劣化させないものが望ましい。
(工程8)
次に、電子放出膜表面に、水素終端を施す。図4に、水素終端を施す方法の一例を示す。図4の装置は、ECRプラズマを用いた表面処理装置であり、試料室の上にプラズマ発生室が配置されている。プラズマ発生室内にECR条件を満たす磁束密度875G(ガウス)の磁界を印加し、マイクロ波を導入すると、プラズマが発生する。図4の装置では、磁気コイルの磁界分布は試料室に向かうにしたがって低くなる発散磁界を形成する。バイアスグリッド407は、基体表面の上方に配置される。具体的には、プラズマ発生室40
1と表面処理サンプル409との間に設置されており、このバイアスグリッドによりプラズマ中の荷電粒子を捕獲し、水素を含む中性ラジカルを選択的に通過させる。これにより、サンプル表面に当該中性ラジカルが照射される。換言すれば、サンプル表面は当該中性ラジカルを含む雰囲気に曝される。そのため、サンプル表面を効率的に水素終端することができる。処理ガスの導入には、処理ガス導入口Aと処理ガス導入口Bを使用する。このときの処理ガスとしては、水素を含むガスが用いられる。例えば、当該処理ガスは、水素ガスまたは炭化水素系ガスから適宜選択される。具体的には、H、CH、Cなどの気体、または、それらの混合気体を処理ガスとして用いる。そして、それらの処理ガス中でプラズマを発生させることにより、水素を含む中性ラジカルとして、H・、CH・、C・、及び、CH・のいずれかを生じさせることができる。
このようにして作製された電子放出素子を、図3に示すような真空容器304内にセットする。当該電子放出素子の上方にアノード電極301を配置し、高圧電源302により、アノード電極に電圧を印加し、ゲート電極、アノード電極に各々必要な電圧を駆動電源303により印加すると電子放出を観測することができる。
なお、上記バイアスグリッドは導電性を有しており、網目状である。この網の開口サイズは、1μmから10cm程度の範囲で設定され、好ましくは、10μmから10mmの範囲で設定される。このような条件下でプラズマ中の荷電粒子を選択的に取り除くことにより、雰囲気中の中性ラジカルの濃度を、荷電粒子の濃度と比較して1000倍以上の濃度に安定的に保つことができる。また、プラズマ源としては、高周波プラズマ、リモートプラズマ、マイクロ波プラズマなど適宜選択できる。
なお、バイアスグリッドの電位(グリッドバイアス)は、アースと等電位または負であれば良く、その範囲は0から−500V程度の範囲で設定され、好ましくは、0から−200Vの範囲で選択される。またサンプルの表面電位(基板バイアス)は直流電源Bにより決定され、グリッドバイアスと等電位かそれよりも正であれば良く、その範囲は、0から1000V程度の範囲で設定され、好ましくは0から500Vの範囲で設定される。
なお、処理ガスは複数種類の混合気体であってもよい。このときの処理圧力は、プラズマが維持できる範囲で設定され、好ましくは、0.05〜10Paの範囲で設定される。
なお、基板加熱ヒータ411により、基体を加熱しても良い。
<応用例>
次に、上記電子放出素子を、電子源及び画像表示装置に適用した例について述べる。
(電子源)
電子放出素子の配列については、種々のものが採用される。一例として、電子放出素子をX方向及びY方向に行列状に複数配する。同じ行に配された複数の電子放出素子の電極の一方を、X方向の配線に共通に接続し、同じ列に配された複数の電子放出素子の電極の他方を、Y方向の配線に共通に接続する。これを単純マトリクス配置という。
以下、前述した電子放出素子を複数配して得られる単純マトリクス配置の電子源について、図5を用いて説明する。図5に示すように、電子源は、電子源基体501、X方向配線502、Y方向配線503、及び、電子放出素子504を備える。
X方向配線502は、Dx1,Dx2,・・・Dxmのm本の配線からなり、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用いて形成された導電性金属等で構成することができる。配線の材料、膜厚、幅は、適宜設計される。Y方向配線503は、Dy1,Dy2,・・・
Dynのn本の配線よりなり、X方向配線502と同様に形成される。これらm本のX方向配線502とn本のY方向配線503との間には、不図示の層間絶縁層が設けられており、両者は電気的に分離されている(m,nは、共に正の整数)。
不図示の層間絶縁層は、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO等で構成される。例えば、X方向配線502を形成した電子源基体501の全面或いは一部に所望の形状で形成される。特に、X方向配線502とY方向配線503の交差部の電位差に耐え得るように、膜厚、材料、製法が適宜設定される。X方向配線502とY方向配線503は、それぞれ外部端子として引き出されている。
電子放出素子504は一対の電極(ゲート電極、カソード電極)を備える。図5の例では、ゲート電極は、n本のY方向配線503の内のいずれかと、導電性金属等からなる結線によって電気的に接続されている。カソード電極は、m本のX方向配線502の内のいずれかと、導電性金属等からなる結線によって電気的に接続されている。
X方向配線502とY方向配線503を構成する材料、結線を構成する材料及び一対の素子電極を構成する材料は、その構成元素の一部あるいは全部が同一であっても、またそれぞれ異なってもよい。これら材料は、例えば前述の素子電極の材料より適宜選択される。素子電極を構成する材料と配線材料が同一である場合には、素子電極に接続した配線は素子電極ということもできる。
X方向配線502には、不図示の走査信号印加手段が接続される。走査信号印加手段は、選択されたX方向配線に接続されている電子放出素子504に走査信号を印加する。一方、Y方向配線503には、不図示の変調信号発生手段が接続される。変調信号発生手段は、電子放出素子504の各列に、入力信号に応じて変調された変調信号を印加する。各電子放出素子に印加される駆動電圧は、当該素子に印加される走査信号と変調信号の差電圧として供給される。
(画像表示装置)
上記構成においては、単純なマトリクス配線を用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とすることができる。上記電子源を用いて構成した画像表示装置について、図6を用いて説明する。図6は、画像表示装置の表示パネルの一例を示す模式図である。
図6に示すように、画像表示装置は、X方向の容器外端子601、Y方向の容器外端子602、電子源基体613、リアプレート611、フェースプレート606、及び、支持枠612を備える。なお、電子源基体613は電子放出素子615を複数有しており、リアプレート611は、電子源基体613を固定するためのものである。フェースプレート606はガラス基体603の内面に画像形成部材(電子の照射によって発光する発光部材)である蛍光体としての蛍光膜604とメタルバック605等が形成されたものである。リアプレート611、フェースプレート606はフリットガラス等を用いて支持枠612に接続されている。外囲器617は、例えば大気中あるいは、窒素中で、400〜500℃の温度範囲で10分以上焼成することで、封着して構成される。
上記画像表示装置は、各電子放出素子615に、容器外端子Dox1〜Doxm、Doy1〜Doynを介して電圧を印加する。各電子放出素子615は、当該印加された電圧に応じて電子を放出する。
高圧端子614を介してメタルバック605、あるいは透明電極(不図示)に高圧を印加することで、当該放出された電子は加速する。
加速された電子は、蛍光膜604に衝突し、発光が生じて画像が形成される。
本実施形態に係る画像表示装置は、テレビジョン放送の表示装置、テレビ会議システムやコンピューター等の表示装置の他、感光性ドラム等を用いて構成された光プリンターとしての画像表示装置等としても用いることが出来る。
<実施例1>
以下に、本実施例の電子放出膜の製造工程を図1を用いて詳細に説明する。
(工程1)
まず、基板101に石英を用い、十分洗浄を行った後、スパッタ法により、基板101上に、カソード電極102として厚さ200nmのPtを成膜した。
(工程2)
カソード電極102上に共スパッタ法を用いて、電子放出膜103としてPtを含むダイヤモンドライクカーボン膜を作製した。このときの膜厚は約30nmであり、Pt濃度は20%程度であった。
(工程3)
表面終端処理を以下の条件で行い、水素終端表面104を形成した。
処理ガス CH 50sccm
圧力 0.25Pa
ECRプラズマパワー 300W
グリッドバイアス −80V
基板バイアス +40V
処理時間 30秒
(工程4)
この電子放出膜について、電子放出特性を測定した。電子放出膜に対して平行平板になるようにアノードを配置し、その間隔は100μmとして測定を行った。その特性を評価した結果、55V/μmの電界で約10mA/cmの電子放出電流を得ることができた。
<実施例2>
以下に、本実施例の電子放出膜の製造工程を図1を用いて詳細に説明する。
(工程1)
まず、基板101に石英を用い、十分洗浄を行った後、スパッタ法により、基板101上に、カソード電極102として厚さ200nmのPtを成膜した。
(工程2)
カソード電極102上に共スパッタ法を用いて、電子放出膜103としてCoを含むダイヤモンドライクカーボン膜を作製した。このときの膜厚は約30nmであり、Co濃度は20%程度であった。
(工程3)
表面終端処理を以下の条件で行い、水素終端表面104を形成した。
処理ガス CH 20sccm
30sccm
圧力 0.25Pa
ECRプラズマパワー 400W
グリッドバイアス 0V
基板バイアス +40V
処理時間 30秒
(工程4)
この電子放出膜について、電子放出特性を測定した。電子放出膜に対して平行平板になるようにアノードを配置し、その間隔は100μmとして測定を行った。その特性を評価した結果、40V/μmの電界で約10mA/cmの電子放出電流を得ることができた。
<実施例3>
以下に、本実施例の電子放出膜の製造工程を図1を用いて詳細に説明する。
(工程1)
まず、基板101に石英を用い、十分洗浄を行った後、スパッタ法により、基板101上に、カソード電極102として厚さ200nmのPtを成膜した。
(工程2)
カソード電極102上にフィラメントCVD法を用いて、カーボン膜を作製した。その後、イオン注入法を用いて、1atm%のCoをダイヤモンドライクカーボン膜に注入し電子放出膜を作製した。このときの膜厚は約30nmであった。
(工程3)
表面終端処理を以下の条件で行い、水素終端表面104を形成した。
処理ガス C 30sccm
20sccm
圧力 0.25Pa
ECRプラズマパワー 300W
グリッドバイアス 0V
基板バイアス 20V
処理時間 20秒
(工程4)
上記で作製した電子放出膜について、電子放出特性を測定した。電子放出膜に対して平行平板になるようにアノードを配置し、その間隔は100μmとして測定を行った。その特性を評価した結果、40V/μmの電界で約12mA/cmの電子放出電流を得ることができた。
<実施例4>
以下に、本実施例の電子放出素子の製造工程を図2を用いて詳細に説明する。
(工程1)
まず、基板201に石英を用い、十分洗浄を行った後、スパッタ法により、基板201上に、カソード電極202として厚さ200nmのPtを成膜した。
(工程2)
カソード電極202上に共スパッタ法を用いて、電子放出膜203として、Coを含むダイヤモンドライクカーボン膜を作製した。このときの膜厚は約30nmであり、Co濃度は25%程度であった。
(工程3)
次に、絶縁層204の作製のために、原料ガスとしてSiH、NOを使用したプラズマCVD法により、SiOを約1000nm成膜した。
(工程4)
次に、絶縁層204上に、ゲート電極205として、Ptを100nmの厚さになるようにスパッタ法により成膜した。
(工程5)
次に、フォトリソグラフィーで、ポジ型フォトレジスト(OFPR5000/東京応化製)のスピンコーティング、フォトマスクパターンを露光、現像し、マスクパターン206を形成した。このときのレジストの開口径は5μmとした。
(工程6)
次に、エッチングガスとしてAr、エッチングパワーを200W、エッチング圧力として1Paの条件で、Ptをエッチングした。そして、CF、Hの混合ガス、エッチングパワーとして150W、エッチング圧力として、1.5Paの条件で、ドライエッチングを行い、絶縁層204のほぼ中央部でエッチングをストップした。
(工程7)
次に、残ったマスクパターンを、剥離液(東京応化製)にて除去したのち、BHFに浸漬させ、電子放出膜上面のSiOをウェットエッチングし、水洗10min間行った。
(工程8)
次に、表面終端処理を以下の条件で行い、水素終端表面207を形成し、電子放出素子を完成させた。
処理ガス CH 50sccm
圧力 0.25Pa
ECRプラズマパワー 300W
グリッドバイアス 0V
基板バイアス +40V
処理時間 40秒
この素子を、図4に示すように真空容器内に配置し、素子上部に蛍光体のアノード電極をセットした。アノード電極には、5kVの直流電圧を印加し、カソード電極とゲート電極間には10Vのパルス電圧を印加した。その結果、パルス信号に同期して電子放出が観測された。
なお、本実施例の条件に限らず、実施例1〜3で得られた基体を基に電子放出素子を作製してもよい。条件は適宜変更して構わない。
<実施例5>
実施例4の電子放出素子を用いた画像表示装置を製造した。配線は、図5のようにX配線をカソード電極202にY配線をゲート電極205にそれぞれ接続して行った。電子放出素子は、144個の開口部を一画素とし、横30μm、縦30μmのピッチで配置した。素子上部には1mmに距離を隔てた位置に蛍光体をアライメントして配置した。蛍光体には5kVの電圧を印加した。マトリックスは、300×200の画素数のもので、それぞれの画素には、144個の電子放出素子が形成されている。
入力信号として18Vのパルス信号を入力すると、高精細な画像が形成できた。
以上述べたように、本実施形態では、電子放出膜及び電子放出素子における電子放出膜の表面に水素終端を施すことによって、低電界で電子ビーム径の小さい電子放出が可能となる。更に、低電圧で効率的な電子放出が可能、且つ、製造プロセスが容易な電子放出素子を得ることができる。また、本発明の電子放出素子を電子源や画像表示装置に適用すると、性能に優れた電子源および画像表示装置を実現できる。
図1は、電子放出膜の製造方法のフローを示す図である。 図2は、電子放出素子の製造方法のフローを示す図である。 図3は、電子放出素子の構成を示す模式図である。 図4は、表面処理装置の構成を示す模式図である。 図5は、電子源の構成を示す模式図である。 図6は、画像表示装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
101,201 基板
102,202 カソード電極
103,203 電子放出膜
104,207 水素終端表面
204 絶縁層
205 ゲート電極
206 マスクパターン
301 アノード電極
302 高圧電源
303 駆動電源
304 真空容器
401 プラズマ発生室
402 磁気コイル
403 マイクロ波導入口
404 試料室
405 処理ガス導入口A
406 処理ガス導入口B
407 バイアスグリッド
408 直流電源A
409 表面処理サンプル
410 直流電源B
411 基板加熱ヒータ
412 排気口
501 電子源基体
502 X方向配線
503 Y方向配線
504 電子放出素子
601,602 容器外端子
603 ガラス基体
604 蛍光膜
605 メタルバック
606 フェースプレート
611 リアプレート
612 支持枠
613 電子源基体
614 高圧端子
615 電子放出素子
617 外囲器

Claims (12)

  1. 絶縁性または半導電性の層を備えた基体を予め用意する工程と、
    水素を含む中性ラジカルを含む雰囲気に前記層を曝す工程と、
    を有することを特徴とする電子放出素子の製造方法。
  2. 前記絶縁性または半導電性の層は、金属粒子を含有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子放出素子の製造方法。
  3. 前記層中の金属粒子の密度は1×1014個/cm以上1×1019個/cm以下である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子放出素子の製造方法。
  4. 前記絶縁性または半導電性の層は、炭素を主成分とする膜である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子放出素子の製造方法。
  5. 前記絶縁性または半導電性の層は、グラファイト、ダイヤモンドライクカーボン、アモルファスカーボン、もしくは、水素化アモルファスカーボン、または、それらの混合物を含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子放出素子の製造方法。
  6. 前記水素を含む中性ラジカルは、H・、CH・、C・、及び、CH・のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子放出素子の製造方法。
  7. 前記雰囲気中の前記水素を含む中性ラジカルの濃度は、前記雰囲気中の荷電粒子の濃度と比較して1000倍以上である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電子放出素子の製造方法。
  8. 前記水素を含む中性ラジカルを含む雰囲気に前記層を曝す工程は、バイアスグリッドを設けたプラズマ装置を用いて、水素終端を施す工程である
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子放出素子の製造方法。
  9. 前記バイアスグリッドは、基体表面の上方に配置される
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子放出素子の製造方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の電子放出素子の製造方法で製造された
    ことを特徴とする電子放出素子。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の電子放出素子の製造方法で製造された複数の電子放出素子を備える
    ことを特徴とする電子源。
  12. 請求項1〜9のいずれかに記載の電子放出素子の製造方法で製造された複数の電子放出素子を有する電子源と、
    電子の照射によって発光する発光部材と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
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