JP2009104730A - 電子装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】応力緩和剤が添加されていなくとも剥離が抑制された鍍金部を有する電子装置を提供する。
【解決手段】電子装置は、下地膜と、下地膜の上に形成され、開口を有する庇形成層と、庇形成層をエッチングマスクとするエッチングにより、開口の縁下方に入り込むように、下地膜に形成された凹部と、凹部を埋め込む鍍金膜とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子装置とその製造方法に関し、特に、鍍金部を有する電子装置とその製造方法に関する。
例えば磁気ヘッドの磁極や集積回路の微細配線等を形成する際に、鍍金技術が用いられている。電解鍍金の場合には、シード膜に鍍金液が接触し、溶解成分が充分に攪拌されていれば鍍金膜は成長する、しかし、鍍金膜は基本的に応力を有するため、成長した鍍金膜が剥離しやすい。鍍金膜の剥離を防止するために、応力緩和剤が使用されていた。
なお、特許文献1は、水平記録の磁極を形成する方法を開示し、磁極を埋め込む凹部を、マスクを用いたエッチングで形成している。初期は等方性エッチングを行い、次に異方性エッチングを行っている。初期の等方性エッチングにより、マスクの下に食い込みが形成される。凹部形成後、マスクを除去してから、鍍金シード膜を製膜し、鍍金を行って、凹部に磁極を形成している。
特許第3576067号公報
応力緩和剤により、鍍金膜の剥離を防止することができる。しかし、応力緩和剤の添加により、鍍金膜中に添加剤由来の成分が混入して、鍍金膜の純度を低下させてしまう。これに起因して、例えば電気抵抗、飽和磁束密度、研磨工程等における耐食性等の物性が、金属膜単体で期待されるものよりも劣化してしまう。
本発明の一目的は、応力緩和剤が添加されていなくとも剥離が抑制された鍍金部を有する電子装置とその製造方法を提供することである。
本発明の一観点によれば、下地膜と、前記下地膜の上に形成され、開口を有する庇形成層と、前記庇形成層をエッチングマスクとするエッチングにより、前記開口の縁下方に入り込むように、前記下地膜に形成された凹部と、前記凹部を埋め込む鍍金膜とを有する電子装置が提供される。
本発明の他の観点によれば、(a)下地膜を準備する工程と、(b)前記下地膜上に、開口を有する庇形成層を形成する工程と、(c)前記庇形成層をエッチングマスクとして前記下地膜をエッチングし、該庇形成層の開口の縁下方に入り込む凹部を形成する工程と、(d)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記凹部の内面に鍍金シード膜を形成する工程と、(e)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記鍍金シード膜を用いた鍍金により、前記凹部を埋め込む鍍金膜を形成する工程とを有する電子装置の製造方法が提供される。
庇形成層の開口の縁が凹部の上に庇状に突き出す。このような庇部により、凹部を埋め込む鍍金膜の剥離が抑制される。
まず、図8(A)及び図8(B)を参照して、応力緩和剤に関する参考実験について説明する。図8(A)は、鍍金液中の応力緩和剤濃度と、鍍金膜中の不純物濃度との関係を示すグラフである。CoFeの鍍金液を用い、応力緩和剤としてサッカリンを用い、不純物として硫黄を測定した。横軸が鍍金液中の応力緩和剤濃度をg/L単位で示し、縦軸が不純物濃度をwt.%単位で示す。応力緩和剤濃度が増えるにつれ、鍍金膜中の不純物濃度が増えることがわかる。応力緩和剤濃度1.7g/L程度で、不純物濃度はほぼ飽和している。
図8(B)は、さらに、鍍金液中の応力緩和剤濃度と、鍍金膜の応力との関係を示すグラフである。横軸が鍍金液中の応力緩和剤濃度をg/L単位で示し、縦軸が応力をMPa単位で示す。応力緩和剤濃度が増えるにつれ、鍍金膜の応力が減ることがわかる。応力緩和剤濃度1.7g/L程度以上で、応力はほぼ一定となっている。
このように、鍍金液に応力緩和剤を添加することにより、鍍金膜の応力は低下させられるものの、鍍金膜中に不純物が混入してしまう。
次に、図6、図7を参照して、垂直記録方式のハードディスク磁気記録装置の概略的な構成例を説明する。図6に示すように、ハードディスク磁気記録装置100は、ハードディスク101の上に、書込み/読出しヘッド102を備えたアーム103を有する。ハードディスク101が回転するとともに、書込み/読出しヘッド102がトラックに連続的に磁気記録を行う、または、トラックから連続的にデータを読み出す。トラックの選択は、アーム103をディスク半径方向に移動させることによって行われる。
図7は、書込み/読出しヘッド102の構造例を概略的に示す断面図である。セラミック層等を含む基板111の上方に、下部シールド層115が形成される。下部シールド層115の上に、磁気読出し素子116を埋め込んだ絶縁層114が形成され、絶縁層114の上に、上部シールド層117が形成される。
下部シールド層115、磁気読出し素子116、絶縁層114、及び、上部シールド層117を含んで、読出しヘッド118が構成される。下部シールド層115、磁気読出し素子116、絶縁層114、及び、上部シールド層117を、例えば、鍍金やスパッタリング等の製膜技術や、各種パターニング技術等を用いて形成することができる。
上部シールド層117の上方に、絶縁層119が形成され、絶縁層119の上方に、主磁極122が形成されている。主磁極122の上方に、コイル125を埋め込んだ絶縁層121が形成され、絶縁層121を埋め込むように、リターンヨーク124が形成されている。リターンヨーク124は、補助的磁路を形成する。主磁極122とリターンヨーク124とに沿って、磁気閉回路が形成される。主磁極122側の磁極端とリターンヨーク124側の磁極端との間に、ギャップ層123が形成されている。
主磁極122、コイル125、絶縁層121、リターンヨーク124、及び、ギャップ層123を含んで、書込みヘッド120が構成される。主磁極122、コイル125、絶縁層121、リターンヨーク124、及び、ギャップ層123を、例えば、鍍金やスパッタリング等の製膜技術や、各種パターニング技術等を用いて形成することができる。
読出しヘッド118の磁気読出し素子116、及び、書込みヘッド120の主磁極122の磁極端と向き合うように、ハードディスク101が配置される。ハードディスク101は、基板130の上に軟磁性の裏打ち層131が形成され、裏打ち層131の上に記録層132が形成されているものである。主磁極122から発する磁界が、記録層132に記録を行う。
次に、第1の実施例による主磁極形成方法について説明する。まず、図1(A)に示すように、5インチのアルチック基板1の上の全面に、アルミナをスパッタで製膜して、例えば厚さ500nmのアルミナ膜2を形成する。
次に、アルミナ膜2の上の全面に、Taをスパッタで例えば厚さ10nm製膜して、下側庇形成層10を形成する。さらに、下側庇形成層10の上の全面に、NiFe(比率は例えばNi80%、Fe20%)をスパッタで例えば厚さ300nm製膜して、上側庇形成層3を形成する。下側及び上側庇形成層10、3を合わせて庇形成層11(庇形成構造11)が構成される。
次に、図1(B)に示すように、庇形成層11の上に、レジスト膜4を形成し、レジスト膜をKrF露光によりパターニングする。図4に平面図を示すように、形成する開口形状は、例えば幅200nmの延在する微細幅部4aと、例えば幅20μmの広幅の部分から幅を狭めて微細幅部4aに接続する広幅部4bとを有する。図1(B)〜図3は、図4の破線A−A’に沿った、微細幅部4aの横断面を示す概略断面図である。
図1(B)に戻って説明を続ける。さらに、COガスを用いた反応性エッチングにより、庇形成層11にレジストパタンを転写する。パタンの転写後、レジスト膜4を除去する。
次に、図1(C)に示すように、庇形成層11をハードマスクとして、アルミナ膜2をエッチングする。フッ素ガスを用いた反応性ガスで、プラズマパワーとガス流量、さらに基板温度の制御により、アルミナ膜2に、下方ほど幅が狭くなる逆三角形状の断面(V字状の断面)の溝5を形成する。溝5の側面の傾斜は、例えば15°である。溝5に磁性材料を埋め込んで、主磁極が形成される。
NiFeからなる上側庇形成層3により、アルミナ膜2のエッチングの選択性が向上する。Taからなる下側庇形成層10により、NiFeからなる上側庇形成層3とアルミナ膜2との密着性が向上する。
実素子では、アルチック基板上にまずはリード素子を形成し、その上にライト素子を形成する。リードとライトの素子間には、数ミクロンのアルミナが存在する。ここでいうアルミナは、リードとライト間に存在するアルミナである。なお、溝5の底がアルチック基板1に達している例を図示しているが、溝の底がアルミナ膜2の下面まで達している必要はない。
なお、磁気記録装置の高記録密度化には、主磁極断面を、逆台形形状よりも逆三角形形状にする方が好ましい。このために、溝5の側面の傾斜を大きくすることが好ましい。
溝5を形成するエッチング条件として、できるだけ異方性を強めることにより、V溝形状を形成できる。ただし、エッチングに若干の等方性が残るため、庇形成層11の開口の縁下方に入り込むように、溝5が形成される。つまり、溝5の上に庇形成層11の開口の縁が突き出した庇部11aが形成される。庇部11aの突き出し量は、ほぼ均一となる(例えば、図1(C)の左右の庇部11aの突き出し量はほぼ等しい。)。
次に、図2(A)に示すように、NiFeを全面にスパッタで例えば厚さ20nm製膜して、鍍金シード膜6を形成する。庇形成層11の上面及び溝5の底部近傍に比べると、庇部11aの側面、下面、及び、溝5の側面の庇部11aの下方の部分は、鍍金シード膜6の付き回りが悪い。
次に、図2(B)に示すように、鍍金シード膜6上に電解鍍金を行って、CoNiFe膜を製膜する。硫酸コバルト10g/L、硫酸ニッケル50g/L、硫酸第一鉄4g/L、ホウ酸25g/L、塩化アンモニウム15g/Lの水溶液で、硫酸を用いてpHを2.5に調整する。この液を用いて、鍍金温度30℃とし、電流密度は鍍金レートが0.05μm/minとなるように調整する。この状態で鍍金膜厚を200nmとする。この鍍金液には、応力緩和剤が添加されていない。
溝5を埋め込むように鍍金膜7が形成される。溝5を埋め込む鍍金膜7は、高い応力を有するが、庇形成層11の庇部11aが引っ掛りとなり、剥離が抑制される。庇形成層11の上面上にも、鍍金膜7aが形成されるが、庇形成層11上面は平坦であり、鍍金膜7aは応力により剥離する。このように、溝5に鍍金膜7を埋め込んで、主磁極を形成することができる。
なお、鍍金シード膜6の付き回りが悪い部分は抵抗が高く、鍍金されにくい。溝5の底部は鍍金シード膜6の付き回りが良いので、鍍金膜7が溝5の底部から成長し、これによりボイド形成が抑制される。
次に、図3に示すように、鍍金シード膜6、上側庇形成層3、及び鍍金膜7を化学機械研磨して、表面を平坦化する。上側庇形成層3が除去され、下側庇形成層10が露出する。下側庇形成層10が、研磨ストッパ層として用いられている。研磨後に残った下側庇形成層10の庇部10aが、鍍金膜7の剥離を抑制する。
なお、溝を形成するエッチングにより、ハードマスクが溝上に突き出した庇部(ハードマスク開口の縁下方への、溝の食い込み部)が形成されることにより、庇(食い込み)が無い場合に比べると、主磁極上面の幅(コア幅)が広くなる。庇部(食い込み部)の幅は、好適なコア幅となるように考慮されることが好ましい。
上記実施例では、溝を形成するハードマスクの開口幅を200nmとした。開口幅は、広くなりすぎると庇部が形成されないことがわかっており、300nm以下とすることが好ましい。なお、ハードマスクの開口幅の下限は、例えば電子ビームでパターニングできる下限の70nm程度となろう。
なお、図4に示した広幅部4bに対応する凹部も、アルミナ膜2に形成され、この凹部にも磁性材料が埋め込まれる。ただし、この広幅の凹部のエッチングでは庇部が形成されず、上述のような庇部による鍍金膜の剥離抑制ができない。広幅の凹部については、例えば応力緩和剤を用いた鍍金を、上述の微細幅溝の鍍金とは別途行う。なお、磁極の磁場は、広幅の部分よりも、微細幅の部分で絞り込まれる。
なお、広幅の凹部が微細幅溝に接続されていることにより、微細幅溝だけが形成されている場合に比べて、微細幅溝への鍍金液の流入が促進されると期待される。かつ、鍍金シード膜の通電を確実なものとする意味もある。
上記実施例で、主磁極を形成する鍍金膜は、CoNiFeとしたが、Co、Ni、及びFeより2種類以上選択した材料から構成することができる。
次に、第2の実施例による主磁極形成方法について説明する。図1(C)を参照して説明した工程までは、第1の実施例と同様である。
次に、図5(A)に示すように、アルミナを全面に原子層堆積(ALD)で例えば厚さ10nm製膜して、絶縁膜8を形成する。絶縁膜8は、庇形成層11の庇部11aの下にも回りこんで形成される。次に、絶縁膜8の上に、第1の実施例と同様にして鍍金シード膜6を形成し、さらに鍍金膜7を形成する。第2の実施例の主磁極形成方法では、絶縁膜8の厚さを変化させることにより、鍍金膜7を埋め込む溝5aの開口の幅を調整できる。すなわちコア幅を調整しやすい。
次に、図5(B)に示すように、鍍金シード膜6、絶縁膜8、上側庇形成層3、及び鍍金膜7を化学機械研磨して、表面を平坦化する。上側庇形成層3が除去され、下側庇形成層10が露出する。下側庇形成層10が、研磨ストッパ層として用いられている。第1の実施例と同様に、研磨後に残った下側庇形成層10の庇部10aが、鍍金膜7の剥離を抑制する。
第2の実施例ではさらに、下側庇形成層10の庇部10aの下に回りこんで形成されている絶縁膜8が、V溝の開口の縁近傍で開口の内側に突き出すように残される。絶縁膜8のこのような突き出し部8aにも、鍍金膜7の剥離を抑制する効果が期待されよう。
以上説明したように、凹部の上にハードマスクの庇部ができるように(ハードマスクの下に凹部が食い込むように)、エッチングで凹部を形成し、凹部を鍍金膜で埋め込む。鍍金液に応力緩和剤を添加せず、鍍金膜が高い応力を示す場合でも、庇部が引っ掛りとなり、鍍金膜の剥離が抑制される。応力緩和剤を添加しなければ、応力緩和剤を添加した場合に比べて、鍍金膜の物性が向上することが期待される。
なお、上記の磁極を形成する実施例では、庇形成層(ハードマスク)を2層構造とし、磁性材料のNiFeからなる上層部分は研磨により除去した。例えばRu、Au、Cu等の非磁性材料を用いて、単層の庇形成層(ハードマスク)とし、これを除去せずに残すこともできるであろう。ただし、鍍金シード膜として磁性体を用いている場合、ハードマスク上の鍍金シード膜は除去する。
なお、上記実施例では、磁気ヘッドの主磁極を鍍金により形成する例を説明したが、実施例の鍍金部形成方法は、主磁極に限らず、電子装置の鍍金部の形成方法に一般的に利用できるであろう。例えば、磁気ヘッドのコイルや、集積回路の配線の形成工程にも利用できるであろう。
配線に応用する場合は、例えば、下地膜が酸化ケイ素からなり、ハードマスクは、TaNまたはTiNからなる密着層(絶縁層)の下層と、Tiからなる上層との積層構造とし、ハードマスクの開口の縁下方に入り込むように下地膜に形成された凹部に、Cuからなる鍍金膜を埋め込む。配線となる鍍金膜の埋め込み後に、ハードマスクの上層部分のTi層を除去する。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。
(付記1)
下地膜と、
前記下地膜の上に形成され、開口を有する庇形成層と、
前記庇形成層をエッチングマスクとするエッチングにより、前記開口の縁下方に入り込むように、前記下地膜に形成された凹部と、
前記凹部を埋め込む鍍金膜と
を有する電子装置。
(付記2)
前記開口の幅が300nm以下である付記1に記載の電子装置。
(付記3)
さらに、前記凹部の内面に形成されるとともに、前記凹部上に突き出した前記庇形成層の庇部の下に回りこんで形成された絶縁膜を有する付記1または2に記載の電子装置。
(付記4)
前記凹部が延在する溝状であり、該凹部は、該凹部よりも広幅な部分を持つ凹部に接続している付記1〜3のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記5)
前記凹部に埋め込まれた鍍金膜が磁性材料からなり、該鍍金膜を磁極とする磁気記録装置である付記1〜4のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記6)
前記鍍金膜は、Co、Ni、及びFeより2種類以上選択した材料からなり、応力緩和剤が添加されていない付記5に記載の電子装置。
(付記7)
(a)下地膜を準備する工程と、
(b)前記下地膜上に、開口を有する庇形成層を形成する工程と、
(c)前記庇形成層をエッチングマスクとして前記下地膜をエッチングし、該庇形成層の開口の縁下方に入り込む凹部を形成する工程と、
(d)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記凹部の内面に鍍金シード膜を形成する工程と、
(e)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記鍍金シード膜を用いた鍍金により、前記凹部を埋め込む鍍金膜を形成する工程と
を有する電子装置の製造方法。
(付記8)
前記開口の幅が300nm以下である付記7に記載の電子装置の製造方法。
(付記9)
前記工程(d)は、前記庇形成層上方にも鍍金シード膜を形成し、前記工程(e)は、前記鍍金シード膜を用いた鍍金により、前記庇形成層上方にも鍍金膜を形成し、さらに、(f)前記庇形成層上方の鍍金膜を応力により剥離させる工程を有する付記7または8に記載の電子装置の製造方法。
図1(A)〜図1(C)は、第1及び第2の実施例による主磁極の製造工程を示す概略断面図である。 図2(A)及び図2(B)は、図1に引き続き、第1の実施例による主磁極の製造工程を示す概略断面図である。 図3は、図2に引き続き、第1の実施例による主磁極の製造工程を示す概略断面図である。 図4は、レジストパタンを示す概略平面図である。 図5(A)及び図5(B)は、図1に引き続き、第2の実施例による主磁極の製造工程を示す概略断面図である。 図6は、ハードディスク磁気記録装置の構成例を示す概略図である。 図7は、書込み/読出しヘッドの構造例を示す概略断面図である。 図8(A)は、鍍金液中の応力緩和剤濃度と、鍍金膜中の不純物濃度との関係を示すグラフであり、図8(B)は、鍍金液中の応力緩和剤濃度と、鍍金膜の応力との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 アルチック基板
2 アルミナ膜
10 下側庇形成層
3 上側庇形成層
11 庇形成層
11a、10a 庇部
4 レジスト膜
4a 微細幅部
4b 広幅部
5、5a 溝
6 鍍金シード膜
7、7a 鍍金膜
8 絶縁膜
8a (絶縁膜の)突き出し部
100 ハードディスク磁気記録装置
101 ハードディスク
102 書込み/読出しヘッド
103 アーム
111 基板
114、119、121 絶縁層
115 下部シールド層
116 磁気読出し素子
117 上部シールド層
118 読出しヘッド
120 書込みヘッド
122 主磁極
123 ギャップ層
124 リターンヨーク
125 コイル
130 基板
131 裏打ち層
132 記録層

Claims (5)

  1. 下地膜と、
    前記下地膜の上に形成され、開口を有する庇形成層と、
    前記庇形成層をエッチングマスクとするエッチングにより、前記開口の縁下方に入り込むように、前記下地膜に形成された凹部と、
    前記凹部を埋め込む鍍金膜と
    を有する電子装置。
  2. 前記開口の幅が300nm以下である請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記凹部に埋め込まれた鍍金膜が磁性材料からなり、該鍍金膜を磁極とする磁気記録装置である請求項1または2に記載の電子装置。
  4. (a)下地膜を準備する工程と、
    (b)前記下地膜上に、開口を有する庇形成層を形成する工程と、
    (c)前記庇形成層をエッチングマスクとして前記下地膜をエッチングし、該庇形成層の開口の縁下方に入り込む凹部を形成する工程と、
    (d)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記凹部の内面に鍍金シード膜を形成する工程と、
    (e)前記下地膜上に前記庇形成層が形成された状態で、前記鍍金シード膜を用いた鍍金により、前記凹部を埋め込む鍍金膜を形成する工程と
    を有する電子装置の製造方法。
  5. 前記工程(d)は、前記庇形成層上方にも鍍金シード膜を形成し、前記工程(e)は、前記鍍金シード膜を用いた鍍金により、前記庇形成層上方にも鍍金膜を形成し、さらに、(f)前記庇形成層上方の鍍金膜を応力により剥離させる工程を有する請求項4に記載の電子装置の製造方法。
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