JP2008084478A - 磁気記録装置の製造方法と磁気記録装置 - Google Patents

磁気記録装置の製造方法と磁気記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
微細な幅を有する磁極を備えた磁気記録装置の製造方法を提供する。
【解決手段】
磁気記録装置の製造方法は、(a)垂直磁気記録装置のヘッドの磁極部を収容する絶縁膜にリソグラフィとエッチングで、第1の幅を有する第1の溝を形成する工程と、(b)第1の溝の内面上に、飽和磁束密度が所定の値未満の材料の第1の膜を成膜し、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を形成する工程と、(c)第2の溝内に、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料の第2の膜を形成する工程と、(d)絶縁膜上の不要の第2の膜、第1の膜を除去する工程と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気記録装置の製造方法と磁気記録装置に関し、特に垂直磁化を用いる磁気記録装置の製造方法と磁気記録装置に関する。
近年、磁気記録装置の記録密度が著しく増加している。このため、記録媒体の保持力の上昇と共に、記録ヘッドから強い磁界を発生させる必要がある。薄膜磁気ヘッド材料には、高飽和磁束密度(B)などの磁気特性が求められている。磁気ディスク装置では、記録媒体の微小エリアに磁気ヘッドから強い磁界を加えて磁気記録を行なう。記録媒体の隣接するエリアに媒体の保持力以上の磁界が加わると、隣接するエリアの磁気記録を書換えてしまう可能性がある。このような書き込みエラーをなくすためには、磁気ヘッドの小型化が重要になってくる。
特開2000−235705号、特開2002−367113号は、書き込みヘッドのコイルを密に配置するため、ダマシン法でコイルを埋め込むことを開示している。
記録媒体に高密度に記録を行なう方法として、垂直磁化の研究が進められている。記録媒体に垂直な磁化を形成することにより、記録密度を大幅に向上することができる。特開平5−114103号は、垂直保持力が高い垂直磁性膜を用いた垂直磁気記録装置用の磁気ヘッドを開示している。
特開2000−235705号公報 特開2002−367113号公報 特開平5−114103号公報 垂直磁性膜で記録媒体を作成し、磁極から強い磁界を印加して、トラック方向に沿って高密度で磁化を形成するには、トラック方向の磁極の幅が狭いことが望ましい。
垂直磁気記録においては、記録密度は磁気ギャップの寸法ではなく、磁極自身の寸法に影響される。磁極の幅を微細にすることが望まれる。
本発明の目的は、微細な幅を有する磁極を備えた磁気記録装置の製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
(a)垂直磁気記録装置のヘッドの磁極部を収容する絶縁膜にリソグラフィとエッチングで、第1の幅を有する第1の溝を形成する工程と、
(b)前記第1の溝の内面上に、飽和磁束密度が所定の値未満の材料の第1の膜を成膜し、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を形成する工程と、
(c)前記第2の溝内に、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料の第2の膜を形成する工程と、
(d)前記絶縁膜上の不要の前記第2の膜、第1の膜を除去する工程と、
を含む磁気記録装置の製造方法
が提供される。
本発明の他の観点によれば、
第1の幅を有する第1の溝を形成した絶縁膜と、
前記第1の溝の内面上に成膜され、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を画定する、飽和磁束密度が所定の値未満の材料で形成された第1の膜と、
前記第2の溝内を埋め、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料で形成された第2の膜と、
を有する磁気記録装置
が提供される。
絶縁体に形成する溝の幅は、リソグラフィとエッチングの精度によって制限される。所定幅を持つ第1の溝を形成し、溝内に第1の膜を成膜して幅の狭められた第2の溝を形成した後、第2の溝に磁極を構成する第2の膜を埋め込むことにより、エッチングで形成した第1の溝の幅より狭い幅を有する第2の膜を溝内に埋め込むことができる。
第1の膜と第2の膜を、同一のメッキ液を用いた1連のメッキ工程で作成することができる。
先ず、ハードディスク磁気記録装置の構成を概略的に説明する。
図3に示すように、ハードディスク磁気記録装置120は、ハードディスク124の上に書込み/読出しヘッド10を備えたアーム130を備える。ハードディスク124が回転すると共に、書込み/読出しヘッド10は、トラックに連続的に磁気記録を行う。トラックの選択は、アーム130をディスク半径方向に移動させることによって行われる。
図4Aは、書込み/読出しヘッド10の従来構造例を概略的に示す断面図である。非磁性基板11の上に、下部磁気シールド層24が形成され、その上に磁気読出し素子26を埋め込んだ絶縁層25が形成される。絶縁層25の上に、上部磁気シールド層を兼ねる補助磁極12が形成され、その上に絶縁層13が形成される。絶縁層13の上に、導電層を成膜、パターニングすることによって部分的コイル14が形成され、絶縁層15で埋め込まれる。絶縁層15の上に、高飽和磁束密度の磁性膜を成膜、パターニングすることで主磁極16が形成される。主磁極16を埋め込むようにさらに絶縁層17が形成される。コイル14と接続されるように、残り部分のコイル18が形成される。絶縁保護層19がコイル18を埋め込み、平坦な表面を形成している。このような読出し/書込みヘッド10の下方に、ハードディスク10が配置される。ハードディスク20は、基板21の上に、軟磁性の裏打ち層22が形成され、その上に記録層23が形成されている。主磁極16から発する磁界が、記録層23に記録を行う。補助磁極12は、補助的磁路を形成し、磁気閉回路を構成する。
高密度の磁気記録を行なうためには、主磁極の幅が狭いことが望ましい。本発明者は、絶縁層に溝を形成し、磁性材料を埋め込むダマシン法を用いて幅の狭い主磁極を形成することを検討した。溝幅は、リソグラフィの精度とエッチングの精度によって制限される。この制限を越える、幅の狭い磁極を形成するため、溝形成後、第1の膜を成膜し、第1の膜の表面で幅の狭められた新たな溝を形成する。この溝内に主磁極を形成すれば、リソグラフィの精度とエッチングの精度による制限を越えた、幅の狭い主磁極を形成することができる。
第1の膜は、飽和磁束密度が媒体に書き込むことができない程度に小さくする。例えば、媒体の保磁力が4000Oeの場合には、0.4Tよりも小さければ媒体の磁場を反転させることができない。このような第1の膜は、磁極としては機能しない。第2の膜は、磁極そのものである。従って、第2の膜の飽和磁束密度は、媒体に書き込みできる程度十分高くなければならない。例えば、媒体の保磁力が4000Oeの場合には、0.4Tよりも高ければ媒体に書き込み可能である。実際には、十分な書き込み特性を得るために、少なくとも1.5T以上、望ましくは2.0T程度以上の飽和磁束密度が好ましい。磁極の幅は実質的に第2の膜の幅で規定される。第2の膜の幅は、第1の膜が形成する溝の開口幅となる。エッチングの幅が所定値よりも小さくすることが困難な場合でも、第1の膜の厚さを調整することにより、微細な溝を形成し、第2の膜で微細な磁極を形成することができる。
図4Bは、本発明の実施例による読出し/書込みヘッド10の形態を示す断面図である。図4Aと同一参照番号は同等部分を示す。本構成においては、補助磁極12を形成した後、絶縁層13が形成され、エッチング特性の異なる絶縁層27が積層される。絶縁層27に、コイルを形成する溝をリソグラフィ、エッチングを用いて形成した後、銅等の導電層を堆積して溝を埋め戻し、化学機械研磨等を用いて不要部を除去して、コイル14を形成すると共に平坦表面を形成する。
コイル14を覆って、絶縁膜27上に絶縁層28を形成する。絶縁層28、27,13を貫通して補助磁極12に達する開口を形成し、磁性ペデスタル29を埋め込む。不要部はCMP等で除去する。磁性ペデスタル29を覆って、絶縁膜28の上に、エッチング特性の異なる絶縁層が形成される。この絶縁層に、ダマシン法を用いて主磁極16が埋め込まれ、化学機械研磨等を用いて不要部が除去され、表面が平坦化される。主磁極16を含む絶縁層の上に、絶縁保護層19が形成される。
主磁極をダマシン法で作成するための成膜方法としては、CVD、蒸着、スパッタリング、メッキ等種々の方法が可能である。以下、メッキを用いた実施例を説明する。メッキを行うためには、メッキのシード(種)となるメッキベース層を形成する必要がある。メッキベース層の上に第1の膜を形成し、その上に第2の膜を形成する。高飽和磁束密度の磁性材料として、(1)FeとCoの合金、(2)FeとNiの合金、(3)FeとCoとNiの合金などが知られている。ここでは、(1)Fe+Coを用いることにした。メッキ液に磁性金属とともに、磁性金属とイオン化傾向の差が大きい、電気化学的に貴な、非磁性金属を含ませ、合金を形成する場合、同一メッキ液から、イオン化傾向の差により、電流密度に応じて組成を調整した膜をメッキすることができる。このような組成を調整する非磁性材料としてRh,Pd,Pt,Auなどが考えられるが、ここではRhを用いることとした。
図1A〜1Eは、第1の実施例により主磁極を形成した製造方法の主要工程を示す断面図である。
図1Aに示すように、アルミナで形成された絶縁層28の上に、エッチング特性の異なる他の絶縁層であるアルミナ層30を厚さ約400nm形成した。
図1Bに示すように、レジストパターンを用い、アルミナ層30をBClでドライエッチングし、溝1を形成した。溝の開口幅は200nmであった。
図1Cに示すように、メッキベース層2としてRuを、厚さ約50nmスパッタリングで形成した。次に、メッキ液にメッキベース層2を形成した基板を沈め、DCメッキを行った。メッキ液の成分は、硫酸鉄(FeSO*7HO)、硫酸コバルト(CoSO*7HO)、硫酸ロジウム(Rh(SO*4HO)、ホウ酸(HBO)、塩化ナトリウム(NaCl)、ラウリル硫酸ナトリウム(CH(CH10CHOSONa)であった。
第1の膜のメッキ条件は、電流密度5mA/cmであった。この条件で第1の膜を厚さ約20nm形成した。
図2Aは、上記メッキ液を用いてDCメッキした時の、平均電流密度に対するメッキ膜の組成変化の測定結果を示すグラフである。平均電流密度が5mA/cm程度では、メッキ液の組成と比べて、メッキ膜の組成はRhが非常に高い。その結果、メッキ膜中のFe、Coの組成は、メッキ液の組成より大幅に低い。これは、Rhのイオン化傾向がFe、Coよりも低く、優先的に析出するためである。平均電流密度が5mA/cmでRhが95wt%以上、Fe、Coが合わせて5wt%以下になる。Fe、Coが5wt%以下、Rhが残部の場合、飽和磁束密度は0.1T以下となる。
平均電流密度を10mA/cm,20mA/cmと増加させていくと、メッキ膜のRh組成は急激に減少し、やがて一定値に収束する傾向を示す。メッキ膜中のFe組成は、平均電流密度の増加と共に急激に増加し、やがて飽和する傾向を示す。メッキ膜中のCo組成は、平均電流密度の増加と共に増加し、一旦ピークを形成し、その後一定値付近となるようである。平均電流密度を20mA/cm以上とすると、Rhの組成が10wt%以下に大きく低下する。この時、磁性材料であるFe、Coが合わせて90wt%以上となるので、飽和磁束密度は2.0T程度となる。
第1の膜の組成は、Rhが95wt%以上、Fe、Coが合わせて5wt%以下であった。飽和磁束密度は、0.1T以下となる。続けて、同一のメッキ液を用いて、電流密度を20mA/cmに増加させた。この条件で、第2の膜をメッキした。第2の膜の組成は、Rhが6wt%、Feが78wt%、Coが16wt%であった。飽和磁束密度は、2.0T程度となる。このようにして、同一のメッキ液を用いメッキ条件(電流密度)を変更するだけで、組成の異なる第1の膜4、第2の膜5を形成することができた。
図1Dに示すように、スラリーを用いた化学機械研磨(CMP)により、第1の膜4をCMPストッパとして、第1の膜4上の第2の膜5を除去した。
図1Eに示すように、残る第1の膜4、メッキベース層2を、Oでドライエッチングして除去した。このようにして、アルミナ層30に形成した溝1内に、メッキベース層2、第1の膜4、第2の膜5を埋め込んだ。
メッキベース層2、第1の膜4は、飽和磁束密度が低く、磁極としては機能しない。第2の膜5のみが主磁極を構成する。溝内にメッキベース層を成膜し、第1の膜、第2の膜を同一メッキ液からメッキすることにより、寸法の微細な第2の膜を形成することができた。主磁極5の幅は110nm、高さは330nmであった。なお、主磁極の寸法としては、高さ:150〜600nm、幅:50〜200nm(アスペクト比3程度)が好ましい。第1の膜をCMPのストッパとして利用できたので、別にCMPストッパを形成する必要がなかった。
上記のメッキ条件は種々変更することができる。例えば、DCメッキに変え、パルスメッキを用いることができる。パルスメッキを用いて、第1の実施例同様に、ダマシン法で主磁極を形成した。
図2Bは、繰り返し周波数10Hz,オン電流40mA/cm、デューティー比5%〜90%のパルスメッキを行なった時の、平均電流密度に対する、メッキ膜の組成の測定結果を示すグラフである。各成分Fe,Co,Rhの電流密度に対する変化の形状は異なるが、傾向としては図2Aと同様の傾向が認められた。電流密度が低い時は、メッキ膜中のRh組成が高く、平均電流密度が高くなるとメッキ膜中のRh組成が低くなり、Fe,Co組成が高くなる。Co組成が電流密度8mA/cm程度で、DCメッキの場合より明らかなピークを示しているが、測定点が1点のみのため、確実なことは言えない。
第1の実施例と同様、メッキベース層として、厚さ約50nmのRu層をスパッタリングで形成した。メッキベース層の上にパルスメッキで第1の膜、第2の膜を成膜した。メッキ条件は、第1の膜に対してはオン電流40mA/cm,繰り返し周波数10Hz、デューティ比10%、平均電流密度4mA/cmであった。この時形成された第1の膜の組成は、Rhが95wt%、Fe、Coが合わせて5wt%であった。第1の膜は厚さ20nmであった。同一のメッキ液を用いてオン電流を40mA/cm,繰り返し周波数10Hz、デューティ比50%、平均電流密度20mA/cmで第2の膜を成膜した。この時形成された第2の膜の組成は、Rhが7wt%、Feが78wt%、Coが15wt%であった。第1の実施例同様、実効幅約60nmの主磁極をダマシン法で形成できた。
メッキベース層、第1の膜の厚さは上記の例に限らない。例えば、メッキベース層の厚さを50nm、第1の膜の厚さを10nmとした構成をDCメッキで作成した。第2の膜の幅は約80nmであった。
メッキ液の組成も上記の例に限らない。例えば、硫酸鉄、硫酸コバルト、硫酸パラジウム、ホウ酸、塩化ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムを成分とするメッキ液も用いた。メッキ条件を、電流密度5mA/cmとして、厚さ10nmの第1の膜をメッキした。第1の膜の組成は、Pdが95wt%、Fe,Coが合わせて5wt%であった。続けて同一のメッキ液を用いて、電流密度20mA/cmに増加し、第2の膜をメッキした。第2の膜の組成は、Pdが5wt%、Feが70wt%、Coが25wt%であった。幅80nmの磁極を形成できた。
なお、メッキ液の組成は、磁性材料としてFe、Co、Niの少なくとも1つと、これら磁性材料よりも電気化学的に貴なイオン化傾向の小さい金属、例えばRh、Pd、Ptの少なくとも1つを含めばよい。電流密度の低い時には、電気化学的に貴な元素が優先的にメッキされるが、電流密度を高めると、電気化学的に貴な元素の供給が間に合わず、磁性材料が増加した組成に変更される。
図1Fに示すように、CVD,蒸着、スパッタリング等の物理気相堆積(PVD)を用いたダマシン法により主磁極を形成する時は、メッキベース層は省略して、溝1内に第1の膜4、第2の膜5を成膜する。CVDにおいては、供給ガスの組成を変えて、組成の異なる第1の膜、第2の膜を成膜することができる。蒸着、スパッタリング等の物理気相堆積(PVD)においては、マルチソースを用いて組成の異なる第1の膜、第2の膜を形成すればよい。
メッキ液を用いる場合も、メッキ液の成分は上記のものである必要はない。例えば塩化鉄、塩化コバルト、スルフォン酸鉄、スルフォン酸コバルト等を用いることもできる。
それぞれ所定の組成を有する第1の膜と第2の膜とを形成する場合を説明したが、第1の膜と第2の膜とが界面を形成する必要はない。徐々に組成を変化させてもよい。この場合所定の飽和磁束密度未満の部分が第1の膜となり、この所定の飽和密度以上の部分が第2の膜となる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の特徴を付記する。
(付記1)
(a)垂直磁気記録装置のヘッドの磁極部を収容する絶縁膜にリソグラフィとエッチングで、第1の幅を有する第1の溝を形成する工程と、
(b)前記第1の溝の内面上に、飽和磁束密度が所定の値未満の材料の第1の膜を成膜し、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を形成する工程と、
(c)前記第2の溝内に、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料の第2の膜を形成する工程と、
(d)前記絶縁膜上の不要の前記第2の膜、第1の膜を除去する工程と、
を含む磁気記録装置の製造方法。
(付記2)
前記工程(d)が、前記第1の膜をストッパとした化学機械研磨を含む付記1記載の磁気記録装置の製造方法。
(付記3)
前記工程(b)と(c)とが、同一のメッキ液を用いた1連のメッキ工程で電流密度を変えることにより、行われる付記1または2記載の磁気記録装置の製造方法。
(付記4)
前記メッキ液が、Fe,Co、Niの少なくとも1つの第1の材料と、前記第1の材料より電気化学的に貴な第2の材料を含む付記3記載の磁気記録装置の製造方法。
(付記5)
第1の幅を有する第1の溝を形成した絶縁膜と、
前記第1の溝の内面上に成膜され、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を画定する、飽和磁束密度が所定の値未満の材料で形成された第1の膜と、
前記第2の溝内を埋め、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料で形成された第2の膜と、
を有する磁気記録装置。
(付記6)
前記第1の膜と前記第2の膜とは、構成元素が同じで組成が異なる付記5記載の磁気記録装置。
(付記7)
前記構成元素は、Fe,Co、Niの少なくとも1つの第1の材料と、前記第1の材料より電気化学的に貴な第2の材料を含む付記6記載の磁気記録装置。
図1A〜1Eは、第1の実施例による、メッキを用いた磁極の製造方法の主要工程を概略的に示す断面図である。図1Fは、CVD又はPVDを用いた製造方法の主要工程を概略的に示す断面図である。 図2A、図2Bは、DCメッキ及びパルスメッキにより平均電流密度を変更した時のメッキ膜の組成変化の測定結果を示すグラフである。 図3は、磁気記録装置の構成を概略的に示す平面図である。 図4A、4Bは、読出し/書込みヘッドの従来構成例と本願実施例による構成を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 溝、
2 メッキベース層、
4 第1の膜、
5 第2の膜(主磁極)、
10 書込み/読出しヘッド、
28 下地絶縁層、
30 絶縁層(アルミナ層)、
11 基板、
12 補助磁極(兼上部磁気シールド層)、
13 絶縁層、
14 コイル、
16 主磁極、
17 絶縁層、
18 コイル、
19 絶縁保護層、
20 ハードディスク、
21 基板、
22 軟磁性裏打ち層、
23 記録層、
24 下部磁気シールド層、
25 絶縁層、
26 読出し素子、
27,28 絶縁層、
29 磁性ペデスタル。

Claims (5)

  1. (a)垂直磁気記録装置のヘッドの磁極部を収容する絶縁膜にリソグラフィとエッチングで、第1の幅を有する第1の溝を形成する工程と、
    (b)前記第1の溝の内面上に、飽和磁束密度が所定の値未満の材料の第1の膜を成膜し、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を形成する工程と、
    (c)前記第2の溝内に、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料の第2の膜を形成する工程と、
    (d)前記絶縁膜上の不要の前記第2の膜、第1の膜を除去する工程と、
    を含む磁気記録装置の製造方法。
  2. 前記工程(d)が、前記第1の膜をストッパとした化学機械研磨を含む請求項1記載の磁気記録装置の製造方法。
  3. 前記工程(b)と(c)とが、同一のメッキ液を用いた1連のメッキ工程で電流密度を変えることにより、行われる請求項1または2記載の磁気記録装置の製造方法。
  4. 前記メッキ液が、Fe,Co、Niの少なくとも1つの第1の材料と、前記第1の材料より電気化学的に貴な第2の材料を含む請求項3記載の磁気記録装置の製造方法。
  5. 第1の幅を有する第1の溝を形成した絶縁膜と、
    前記第1の溝の内面上に成膜され、第1の幅より狭い第2の幅の第2の溝を画定する、飽和磁束密度が所定の値未満の材料で形成された第1の膜と、
    前記第2の溝内を埋め、飽和磁束密度が前記所定の値以上の磁性材料で形成された第2の膜と、
    を有する磁気記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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