JP2013008441A - 垂直磁気ヘッドにおける側部シールド用の低透磁率材料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄膜垂直磁気ヘッドの側部シールド用の材料を提供する。
【解決手段】 一実施形態において、垂直磁気ヘッドが、主磁極と、トラックの幅方向において主磁極の両側に配備される側部シールドであって約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む側部シールドと、主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドとを含み、この場合、このトレーリングシールドおよび側部シールドは物理的に相互に分離されている。別の実施形態において、側部シールドが第1磁気膜を含み、かつ、トレーリングシールドが第2磁気膜を含み、この場合、第1磁気膜の透磁率が第2磁気膜の透磁率よりも低い。
【選択図】図3A

Description

本発明は側部シールドを有する薄膜垂直磁気ヘッドに関する。さらに具体的には、本発明は、薄膜垂直磁気ヘッドの記録特性を強化する側部シールド用として用いられる材料に関する。
コンピュータの心臓部は磁気ハードディスクドライブ(hard disc drive:HDD)であり、これは、通常、回転磁気ディスクと、読み取りおよび書き込みヘッドを有するスライダと、回転ディスク上のサスペンションアームと、読み取りおよび/または書き込みヘッドを回転ディスク上の選択された円形トラックの上部に動かすようにサスペンションアームを回動させるアクチュエータアームとを含む。サスペンションアームは、ディスクが回転していない時には、スライダを付勢してディスクの表面に接触させるが、ディスクが回転すると、スライダの空気ベアリング面(air bearing surface:ABS)に隣接する回転ディスクによって空気が巻き込まれ、スライダが、回転ディスクの表面から僅かな距離の空気ベアリングの上に載せられる。スライダが空気ベアリングの上に載ると、磁気インプレッションを回転ディスクに書き込み、磁気信号を回転ディスクから読み取るために、書き込みおよび読み取りヘッドが用いられる。読み取りおよび書き込みヘッドは、書き込みおよび読み取り機能を遂行するために、コンピュータプログラムに従って操作される処理回路に接続される。
情報の時代における情報処理の量は急速に増大している。特に、HDDは、その限られた面積および容積の中にますます大量の情報を保存するように要望されてきた。この要望に対する技術的な方策は、HDDの記録密度の増大による容量の増大である。高い記録密度を達成するためには、記録ビットの一層の小型化が有効であり、これは、一般的に、さらに一層微小な構成要素を同様に要求する。
磁気ヘッドの構造(フレア長さ、トレーリング間隙、トレーリングシールドの形状など)に関する構造的改良、高い飽和磁束密度および高い透磁率などを有する高性能のヘッド材料の開発、および磁気ヘッドの応用は、磁界制御に関連して見出されてきた。しかし、磁気ヘッドのサイズをさらに縮小し、性能特性を改善するために、材料の記録特性の強化に対する必要性がなお存在している。
一実施形態において、垂直磁気ヘッドが、主磁極と、トラックの幅方向において主磁極の両側に配備される側部シールドであって約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む側部シールドと、主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドとを含み、この場合、このトレーリングシールドおよび側部シールドは物理的に相互に分離されている。
別の実施形態において、垂直磁気ヘッドが、主磁極と、トラックの幅方向において主磁極の両側に配備される側部シールドであって第1磁気膜を含む側部シールドと、主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドであって第2磁気膜を含むトレーリングシールドとを含み、この場合、第1磁気膜の透磁率が第2磁気膜の透磁率よりも低い。
これらの実施形態のいずれも、磁気ヘッドと、磁気媒体(例えばハードディスク)を磁気ヘッドの上部に通過させるための駆動機構と、磁気ヘッドに電気的に連結される制御器とを含むことができるディスクドライブシステムのような磁気データ保存システムにおいて実施することができる。
本発明の他の態様および利点は以下の詳細説明から明らかになるであろう。以下の説明は、図面に関連付けて行われる場合、本発明の原理を事例として表現するものである。
本発明の本質的特性および利点と好ましい使用モードとを完全に理解するために、添付の図面に関連付けて読まれる以下の詳細説明が参照されるべきである。
磁気記録ディスクドライブシステムの簡略図である。 面内記録フォーマットを用いる記録媒体の断面の模式図である。 図2Aのような面内記録用の従来型の磁気記録ヘッドおよび記録媒体の組合せの模式図である。 垂直記録フォーマットを用いる磁気記録媒体を示す。 片面における垂直記録用の記録ヘッドおよび記録媒体の組合せの模式図である。 媒体の両面における別個の記録用として構成される記録装置の模式図である。 らせんコイルを含む垂直磁気ヘッドの特定の一実施形態の断面図である。 らせんコイルを含むピギーバック式磁気ヘッドの特定の一実施形態の断面図である。 環状コイルを含む垂直磁気ヘッドの特定の一実施形態の断面図である。 環状コイルを含むピギーバック式磁気ヘッドの特定の一実施形態の断面図である。 一実施形態による垂直磁気ヘッドの空気ベアリング面(ABS)の図である。 一実施形態による、側部シールドの飽和磁界およびトレーリングシールドの飽和磁界がそれぞれある1つの値である場合の有効磁界の計算結果を示す。 図6Aの飽和磁界の値が変化した場合の有効磁界の計算結果を示す。 図6Aの飽和磁界の値がさらに変化した場合の有効磁界の計算結果を示す。 一実施形態による、Hs=Bs/μである場合の有効磁界の計算結果を示す。 一実施形態による、Hs比と側部シールドの有効磁界の最小値との関係を示す。 一実施形態による、側部シールドからの漏洩磁界のスピンスタンド測定の結果を示す。 一実施形態による、Niの組成比が変化した場合の飽和磁束密度および透磁率における変化の測定結果を示す。 側部シールドが単層膜を含む場合の実施形態を示す。 図11Aと同様に側部シールドが単層膜を含む場合の実施形態を示す。 側部シールドが多層膜を含む場合の実施形態を示す。 側部シールドが多層膜を含む場合の別の実施形態を示す。 一実施形態による、メッキ膜の磁化容易軸方向および磁化困難軸方向におけるB−H曲線を示す。 一実施形態による、B−H曲線の2段ループを示す。 一実施形態による、メッキ膜の透磁率の周波数依存性を示す。
以下の記述は、本発明の一般的原理を例示する目的でなされるものであり、本明細書において特許請求される発明概念の制限を意味するものではない。さらに、本明細書において記述される特定の特徴は、記述される他の特徴と、種々の可能な組合せおよび順列において組み合わせて用いることができる。
すべての用語は、本明細書において具体的に他の語義に規定されない限り、本明細書から示唆される意味、並びに当業者が理解する意味および/または辞書、論文などに規定される意味を含む、可能な最も広義の解釈が付与されるものとする。
また、本明細書および添付の特許請求の範囲において用いられる単数形の「a」、「an」および「the」は、複数を含まない旨規定されない限り、複数の指示対象を含むことを注記しなければならない。
以下の記述は、ディスクベースの保存システムおよび/または関連システムおよび方法と、その運転および/または構成部品とのいくつかの好ましい実施形態を開示する。
一般的な一実施形態において、垂直磁気ヘッドが、主磁極と、トラックの幅方向において主磁極の両側に配備される側部シールドであって約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む側部シールドと、主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドとを含み、この場合、このトレーリングシールドおよび側部シールドは物理的に相互に分離されている。
別の一般的な実施形態において、垂直磁気ヘッドが、主磁極と、トラックの幅方向において主磁極の両側に配備される側部シールドであって第1磁気膜を含む側部シールドと、主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドであって第2磁気膜を含むトレーリングシールドとを含み、この場合、第1磁気膜の透磁率が第2磁気膜の透磁率よりも低い。
ここで、図1を参照すると、本発明の一実施形態によるディスクドライブ100が示されている。図1に示すように、少なくとも1つの回転可能な磁気ディスク112が、スピンドル114上に支持され、ディスク駆動モータ118によって回転される。各ディスク上における磁気記録は、通常、ディスク112上の同心のデータトラック(図示せず)の環状のパターンの形態で行われる。
ディスク112の近傍に少なくとも1つのスライダ113が配置され、各スライダ113は1つ以上の磁気読み取り/書き込みヘッド121を支持している。ディスクが回転すると、スライダ113がディスク表面122上を半径方向の内側および外側に動き、それによって、ヘッド121が、所要のデータが記録されているおよび/または書き込まれるべきディスクの異なるトラックにアクセスすることができる。各スライダ113は、サスペンション115を介してアクチュエータアーム119に取り付けられる。サスペンション115は、スライダ113をディスク表面122に対して付勢する僅かなバネ力を提供する。各アクチュエータアーム119はアクチュエータ127に取り付けられ、アクチュエータ127は、図1に示すようにボイスコイルモータ(voice coil motor:VCM)とすることができる。VCMは、固定磁界内部において可動なコイルを含み、そのコイルの動きの方向および速度は、制御器129から供給されるモータ電流信号によって制御される。
ディスク保存システムの運転中、ディスク112の回転によって、スライダ113とディスク表面122との間に空気ベアリングが生成され、これはスライダに上向きの力または揚力を及ぼす。すなわち、空気ベアリングはサスペンション115の僅かなバネ力につり合い、正常運転の間、スライダ113を、ディスクの表面上に、微小なほぼ一定の間隔だけ僅かに離して支持する。いくつかの実施形態においては、スライダ113はディスク表面122に沿って摺動することができることに留意されたい。
ディスク保存システムの種々の構成要素は、運転において、アクセス制御信号および内部クロック信号のような、制御ユニット129が発生する制御信号によって制御される。通常、制御ユニット129は、論理制御回路、保存装置(例えばメモリ)およびマイクロプロセッサを含む。制御ユニット129は、ライン123上の駆動モータ制御信号、およびライン128上のヘッド位置およびシーク制御信号のような、種々のシステム操作を制御するための制御信号を発生する。ライン128上の制御信号は、スライダ113を、ディスク112上の所要のデータトラックに最適に動かしかつ位置決めする所要の電流プロフィルを提供する。読み取りおよび書き込み信号は、記録チャンネル125を介して読み取り/書き込みヘッド121と連絡される。
典型的な磁気ディスク保存システムに関する上記の記述および添付の図1の表現は、説明目的用のみのものである。ディスク保存システムが多数のディスクおよびアクチュエータを含むことができ、各アクチュエータが相応数のスライダを支持し得ることが明らかになるべきである。
また、データを送受するために、かつ、ディスクドライブの操作を制御し、ディスクドライブの状態をホストに通信するために、ディスクドライブとホスト(統合型または外部型)との間の通信用としてインタフェースを設けることも可能であるが、これらはすべて当業者に理解されるところであろう。
典型的なヘッドにおいては、インダクティブ書き込みヘッドが、1つ以上の絶縁層(絶縁積層体)の中に埋入されたコイル層を含み、その絶縁積層体は第1および第2磁極片層の間に配置される。第1および第2磁極片層の間には、書き込みヘッドのABSにおける間隙層によって間隙が形成される。磁極片層は背面間隙において連結することができる。電流がコイル層を通して導かれ、この電流が磁極片内に磁界を生成する。磁界は、磁界情報のビットを、例えば回転磁気ディスク上の円形トラックのような動く媒体上のトラックに書き込む目的で空気ベアリング面(air bearing surface)(ABS)における間隙と交差して縁取る。
第2磁極片層は、ABSからフレア点に延びる磁極先端部分と、フレア点から背面間隙に延びるヨーク部分とを有する。フレア点は、第2磁極片がヨークを形成するように拡幅(フレア)し始める位置である。フレア点の位置設定は、記録媒体に情報を書き込むために生成される磁界の大きさに直接影響を及ぼす。
種々の実施形態によれば、磁気データ保存システムが、本明細書に記載する任意の実施形態による少なくとも1つの磁気ヘッド121と、磁気ディスク媒体112と、磁気ディスク媒体112を少なくとも1つの磁気ヘッド121の上部に通過させるための駆動機構114、118と、少なくとも1つの磁気ヘッド121の操作を制御するために少なくとも1つの磁気ヘッド121に電気的に連結される制御器129とを含む。
図2Aは、図1に示すような磁気ディスク記録システムにおいて用いられる従来型の記録媒体を模式的に示す。この媒体は、磁気インパルスを媒体そのものの平面内に、あるいはそれに平行に記録するために用いられる。記録媒体、この例では記録ディスクは、基本的に、ガラスのような適切な非磁性材料の支持基板200であって、適切な従来型の磁気層の上層被膜202を含む支持基板200を有する。
図2Bは、好ましくは薄膜ヘッドとすることができる従来型の記録/再生ヘッド204と、例えば図2Aのような従来型の記録媒体との間の操作上の関係を示す。
図2Cは、図1に示すような磁気ディスク記録システムにおいて用いられる記録媒体の表面に実質的に垂直な磁気インパルスの方位を模式的に示す。このような垂直記録の場合は、媒体は、通常、高い透磁率を有する材料の下地層212を含む。この場合、この下地層212には、好ましくは下地層212に比べて高い飽和保磁力を有する磁性材料の上層被膜214が被覆される。
図2Dは、垂直ヘッド218および記録媒体の間の操作上の関係を表している。図2Dに表現される記録媒体は、高い透磁率の下地層212と、上記の図2Cに関して述べた磁性材料の上層被膜214との両者を含む。しかし、これらの層212および214の両者は適切な基板216に被覆するように示されている。通常、層212および214の間には、「交換ブレーク(exchange−break)層」または「中間層(interlayer)」と呼称される付加層も存在する(図示せず)。
この構造においては、垂直ヘッド218の磁極間に延びる磁力線は、記録媒体の高透磁率の下地層212を含む記録媒体の上層被膜214の中に回り込みそれから出て閉ループを形成する。これによって、磁力線は、上層被膜214を、媒体の表面に概略的に垂直な方向に通過し、好ましくは下地層212に比べて高い飽和保磁力を有する磁性材料の上層被膜214の中に、情報を、媒体の表面に実質的に垂直な磁化軸を有する磁気インパルスの形態において記録する。磁束は、軟磁性の下地被膜212によってチャンネル化され、ヘッド218の戻り層(P1)に戻される。
図2Eは同様の構造を示すが、この構造においては、基板216が、その両面のそれぞれに層212および214を担持しており、適切な記録ヘッド218が、媒体のそれぞれの側の磁気被膜214の外面に隣接して配置され、これによって、媒体のそれぞれの側における記録が可能になる。
図3Aは垂直磁気ヘッドの断面図である。図3Aにおいては、ステッチ磁極308に磁束を生成するためにらせんコイル310および312が用いられ、続いて、ステッチ磁極308が、その磁束を主磁極306に送る。コイル310は紙面から延出するコイルを示し、コイル312は紙面の中に延び込むコイルを示す。ステッチ磁極308はABS318から後退して配置することができる。絶縁体316がコイルを囲繞しており、いくつかの要素を支持することができる。構造の右側に矢印で示す媒体の移動方向によって、媒体が、最初に下部戻り磁極314を通過し、続いて、ステッチ磁極308、主磁極306、ラップアラウンドシールド(図示せず)に接続することができるトレーリングシールド304を通過し、最後に上部戻り磁極302を通過するように動かされる。これらの構成要素のそれぞれは、ABS318と接触する部分を有することができる。ABS318は構造の右側を横断するように指示されている。
垂直書き込みは、磁束を、ステッチ磁極308を通って主磁極306の中に、続いてABS318に向かって配置されるディスクの表面に導くことによって達成される。
図3Bは、図3Aのヘッドに類似の特徴を有するピギーバック式の磁気ヘッドを示す。2つのシールド304、314がステッチ磁極308および主磁極306の側面に位置している。センサーシールド322、324も示されている。センサー326は、通常、センサーシールド322、324の間に配置される。
図4Aは、ステッチ磁極408に磁束を供給するために、時にパンケーキ構成と呼称される環状コイル410を使用する一実施形態の模式図である。ステッチ磁極は、続いてこの磁束を主磁極406に供給する。この方位においては、下部戻り磁極はオプションである。絶縁体416がコイル410を囲繞しており、ステッチ磁極408および主磁極406を支持することができる。ステッチ磁極はABS318から後退して配置することができる。構造の右側に矢印で示す媒体の移動方向によって、媒体が、ステッチ磁極408、主磁極406、ラップアラウンドシールド(図示せず)に接続することができるトレーリングシールド404を通過し、最後に上部戻り磁極402を通過するように動かされる(これらの要素のすべては、ABS418と接触する部分を有しても有しなくてもよい)。ABS418は構造の右側を横断するように指示されている。いくつかの実施形態においては、トレーリングシールド404が主磁極406と接触することができる。
図4Bは、図4Aのヘッドに類似の特徴を有する別のタイプのピギーバック式磁気ヘッドを示す。このヘッドは、巻き付いてパンケーキコイルを形成する環状コイル410を含む。センサーシールド422、424も示されている。センサー426は、通常、センサーシールド422、424の間に配置される。
図3Bおよび4Bにおいては、磁気ヘッドの非ABS側の近傍にオプションのヒータが示されている。図3Aおよび4Aに示す磁気ヘッドもヒータ(Heater)を含むことができる。このヒータの位置は、突き出ることが望ましい場所、周囲の層の熱膨張係数などのような設計パラメータに基づいて変化することがあり得る。
磁気ヘッドの磁界勾配の改善を目指した過去のいくつかの試みにおいて、磁気ヘッドのトレーリング間隙幅を低減し、かつ、トレーリングシールド用として高い飽和磁束密度(Bs)を有する材料を使用する方法が提供された。しかし、この方法は、磁界の強さを低下させる可能性があり、従って、この方法を用いるには、いくつかの方法の1つによってヘッド構造を修正して磁界の強さを補償することが必要になる場合がある。
一実施形態によれば、磁気ヘッドの磁界勾配を改善する従来型の方法の欠点を解消するために、磁界勾配および磁界の強さの改善を達成する技術が、ヘッドの構造には無関係に、ヘッドの材料の適性を確保することによって提供される。
一実施形態において、トレーリングシールドおよび側部シールドが分離される構造における側部シールド用の材料として、約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料が選択される。当然のことながら、磁気ヘッドの他の構成要素も、約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含むことができる(例えば、少なくとも側部シールドは約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む)。これは、当業者がこの明細書を読めばすぐ理解するところであろう。
別の実施形態において、側部シールド用の材料として、Ni100重量%〜Ni84Fe16重量%の範囲の組成を有するニッケル(Ni)合金膜を用いることができる。いくつかの付加的な実施形態においては、Ni合金に別の元素および/または材料を添加することができるが、これは、当業者がこの明細書を読めばすぐ理解するところであろう。
さらに別の実施形態において、少なくとも側部シールドが、約1μm以下の厚さの磁気膜に成形された場合に約1000以下の透磁率を有する側部シールド材料を含む。しかし、側部シールドは、この特性をなお比例的に保持しながら、1μmより大きい厚さ、あるいは1μmより小さい厚さに成形することができる。
一実施形態によれば、側部シールドが高いNi組成を有する材料を含む場合、この高いNi組成は、同じ領域における透磁率が磁気ヘッドのトレーリングシールドにおけるものよりも低く設定されるように用いられる。
さらに別の方策において、高いNi組成を有する材料は、側部シールド材料用として、同じ領域における飽和磁束密度が磁気ヘッドのトレーリングシールドにおけるものよりも低く設定されるように選択される。
種々の実施形態によれば、トレーリングシールドにおいて、いかなる構造的な変更をも伴わずに、逆の磁荷を発生させることが可能であり、この効果によって、記録磁界の勾配の増大がもたらされ(例えば約10%の増加)、記録密度が約10%だけ改善された磁気ディスク装置が提供される。
ここで図5を参照すると、一実施形態による垂直磁気ヘッド500のABSの図が示されている。垂直磁気ヘッド500は、主磁極1と、主磁極1の側部に形成される側部間隙層2と、側部間隙層の側部に位置する側部シールド層3と、主磁極1の頂部に形成されるトレーリング間隙層4と、主磁極1のさらに頂部に位置するトレーリングシールド層5とを含む。
図5に示す磁気ヘッド500は、V字形の形態(主磁極1および主磁極1の回りの間隙層2、4の形状)を有するが、本明細書に提示する実施形態はこれに限定されない。磁気ヘッド500は、任意の形状、形態または配置を有することができる。これは、当業者がこの明細書を読めばすぐ理解するところであろう。
さらに続けて図5を参照すると、側部シールド3が、トラックの幅方向において主磁極1の両側に配備されている。側部シールド3は、約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む。また、主磁極1のトレーリング側には、トレーリングシールド5が配備され、このトレーリングシールドと側部シールドとは物理的に相互に分離される。
一方策によれば、側部シールド3の少なくとも一部分は、Ni100重量%〜Ni84Fe16重量%の範囲の単層または多層のニッケル(Ni)合金膜を含むことができる。多層膜の利点については後述する。別の方策によれば、ニッケルの合金膜は、ニッケル(Ni)および鉄(Fe)以外の他の元素、例えば、特に、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)および/または硫黄(S)のような元素を含むことができる。
別の実施形態によれば、側部シールド3が、次のような特性を備えた側部シールド材料を含むことができる。すなわち、側部シールド材料の磁気膜の厚さが約1μm以下の場合に、その磁気膜が約1000以下の透磁率を有するような特性を備えた材料である。しかし、側部シールドの厚さは約1μm未満に限定されるわけではなく、それより厚くまたは薄くすることができる。これは、当業者がこの明細書を読めばすぐ理解するところである。当然ながら、側部シールドの厚さが1μmより大きく、あるいは1μmより小さく成形される場合には、この特性を比例的に維持することができる。
別の実施形態において、側部シールド3を、トラックの幅方向において主磁極1の両側に配備することができ、トレーリングシールド5を、主磁極1のトレーリング側に配備することができる。この場合、側部シールド3は第1磁気膜を含み、トレーリングシールド5は第2磁気膜を含むが、好ましい実施形態においては、第1磁気膜の透磁率を第2磁気膜の透磁率よりも低くすることができる。この実施形態および他の任意の実施形態において、トレーリングシールド5および側部シールド3は、物理的に相互に分離することができる。
図6A〜6Cを参照すると、側部シールドの飽和磁界(Hs)およびトレーリングシールドの飽和磁界(Hs)を種々に変化させた場合の有効磁界(Heff)の計算結果が示されている。図6A〜6Cにおいては、点線がHeff=−1500Oeの場合の等値線を表し、実線がHeff=−2000Oeの場合の等値線を表す。さらに、この構造に用いた材料の透磁率および飽和磁束密度によって飽和磁界(Hs)を決定する(図7において、Hs=Bs/μ)。これらの結果から、側部シールドのHsがトレーリングシールドのHsよりも大きくなるにつれて、側部シールドの有効磁界がプラス側に移行し(Heff=−1500、−2000の領域が狭くなり)、トレーリングシールドの有効磁界がマイナス側に移行する(Heff=−1500、−2000の領域がさらに拡大する)ことが分かる。このことから、側部シールドのHsを増大することによって、ヘッドの構造あるいは主磁極またはトレーリングシールドの材料を変更することなく、高い磁界勾配を達成し得ることが理解できる。これは、側部シールドに流入する磁界が高いHs(低い透磁率および低い飽和磁束密度)によって制限され、その結果、磁荷がトレーリングシールド上に濃縮される効果であると信じられる。側部シールドは主磁極の側部に位置しており、従って、側部シールドおよびフレアの間の位置的な関係から、大量の磁束がフレアに流れる。この理由から、側部シールドの飽和磁束密度は、高い磁界を得るために、トレーリングシールドの飽和磁束密度よりも低いことが望ましい。さらに、側部シールドは、非飽和の状態で機能するので、単に上記の低い飽和磁束密度を制限することによって有効磁荷の状態を低いレベルに維持することは不可能である(透磁率が増大すれば、飽和磁束密度が低くても磁荷が増大する)。
この目的のため、側部シールドの材料に対して、低い透磁率(例えば高いHs)を一緒に含む低い飽和磁束密度を用いることができる。図8は、Hs比と、側部シールドの有効磁界(Heff)の最小値との関係を示す。核形成磁界(Hn)が2200Oe以下である時には、情報が隣接トラックに多数回書き込まれても、磁気情報の品質は一般的に低下しない。簡単に言えば、Heffの最小値を2200Oe以下とすることができ、これは、1:6以上のHs比で得られることが理解された。
一方策において、上記の目的を達成し得る側部シールド材料が記述される。図9は、側部シールドからの漏洩磁界のスピンスタンド測定の結果を示す。この結果によれば、低周波数である100MHz(図9は83MHzにおける結果を示す)の領域における漏洩磁界は、高周波数(250MHz以上)における漏洩磁界よりも大きな影響を有している。従って、材料の透磁率を、100MHzの低周波数に焦点を合わせて比較した。結果を図10に示す。これは、低飽和磁束の材料であるNiと高飽和磁束の材料であるFeとの組成比が変化した場合の、飽和磁束密度および透磁率における変化の測定結果である。
本発明を可能にするために、トレーリングシールドのHsと側部シールドのHsとの間の明確な相違(1:6)を実現することが必要であり、この観点から、得られる材料組成は、Ni100重量%〜Ni84Fe16重量%の範囲内である。当業者は、系が第3の元素(例えば、Cr、Mo、Sなど)または材料を含む場合も、この効果が依然として示されることを容易に理解するであろう。さらに、単層膜よりもむしろNiおよびFe合金膜を含む多層膜を用いると、本明細書に記述する便益を実現することができる。多層膜を使用すると、各層の軟磁性特性が容易に維持され、従って、これは、多層膜の各層の厚さを管理することによって、側部シールドの機能(Hs)の制御を自由に変えることが可能になるという利点を有する。
一実施形態による側部シールド用の磁気膜は、Niまたは元素NiおよびFeを含むメッキ磁気膜である。メッキ膜を生成するための条件および方法、並びにその磁気特性をここに記載する。使用したメッキ電源は定電流電源であり、メッキの間に印加した磁界は1kOeであった。
図11A〜11Dは、側部シールド3が単層膜を含む実施形態(図11A、11B)、および、側部シールド30が層31および32を含む多層膜を含む実施形態(図11C、11D)を示す。この場合、残りの構成要素の符号は図5における符号と同じである。(図11Aに示すような)Ni100重量%のメッキ膜を生成するのに、表1に示すメッキ浴を使用し、(図11Bに示すような)Ni80Fe20重量%のメッキ膜を生成するのに、表2に示すメッキ浴を使用した。84≦Ni≦100重量%のメッキ膜を生成する際に、NiXFe(100−X)重量%およびNiYFe(100−Y)重量%を積層した(図11C)。この処理においては、(図11Dに示すように)側部シールドの一部分のみを多層膜とすることができるか、あるいは、(図11Cに示すように)全側部シールドを多層膜とすることができる。好ましい実施形態においては、XおよびYの範囲は、84≦X≦100および84≦Y≦100であり、かつ、X≠Yである。膜の組成は、積層の間に各膜の厚さを変化させることによって制御した。さらに、メッキ膜は、膜の厚さ方向に一様に、少なくとも1重量%のSを含有した。このため、サッカリンナトリウムを含有するメッキ浴を用いた。さらに、光沢剤のような添加剤をメッキ浴に添加することができる。
Figure 2013008441
Figure 2013008441
図12は、表1および表2に示すメッキ浴中で生成されるメッキ膜の磁化容易軸方向および磁化困難軸方向におけるB−H曲線を示す。各メッキ膜の厚さは300nmであり、次の積層、すなわち、Ni100重量%(75nm)/Ni80Fe20重量%(150nm)/Ni100重量%(75nm)/基板によって、Ni90Fe10重量%のメッキ膜が生成された。処理におけるメッキ電流密度はそれぞれの場合に4.5mA/cmであった。Niの重量比がNi85Fe15重量%を超えて増大する範囲内においては、垂直方向の異方性が従来どおり生成されるが、いくつかの実施形態においては、この組成範囲を有する膜が、膜を積層することによって生成され、従って、垂直方向の異方性はNi85Fe15重量%の範囲を超えても生成されない。
この例において、垂直異方性は、膜の磁化方向に垂直な方向における安定性を有する特性であり、B−H曲線は、一般的に(図13に示すような)2段ループを形成する。そして、側部シールドに対して垂直異方性を有する膜を用いると、側部シールドとしての効果が大幅に低下する。従って、範囲がNi85Fe15重量%を超える場合には、側部シールドは、膜が垂直異方性を生じないように多層膜として生成される。
図14は、メッキ膜の透磁率の周波数依存性を滑らかな曲線を用いて示している。メッキ膜の透磁率を、メッキ膜におけるNi重量比を変えることによって制御し得ることが明らかである。周波数f=100MHzの領域内の値を用いて透磁率を比較した。一実施形態による必要な低透磁率の膜が、Ni84Fe16重量%〜Ni100重量%の範囲内で得られた。
以上種々の実施形態について記述したが、これらの実施形態は事例としてのみ提示されたものであって、制限を意図するものではないことが理解されるべきである。従って、本発明の実施形態の広がりおよび範囲は、以上に記述されたいかなる事例的な実施形態によっても制限されるべきではなく、以下の特許請求の範囲およびその等価物に従ってのみ規定されるべきである。
100 ディスクドライブ
112 回転磁気ディスク
113 スライダ
114 スピンドル
115 サスペンション
118 ディスク駆動モータ
119 アクチュエータアーム
121 磁気ヘッド
122 ディスク表面
123 ライン
125 記録チャンネル
127 VCM
128 ライン
129 制御ユニット
200 支持基板
202 上層被膜
204 従来型ヘッド
212 下地層
214 上層被膜
216 基板
218 垂直ヘッド
302、402 上部戻り磁極
304、404 トレーリングシールド
306、406 主磁極
308、408 ステッチ磁極
310、410 コイル
312 コイル
314 下部戻り磁極
316、416 絶縁体
318、418 ABS
322、422 センサーシールド
324、424 センサーシールド
326、426 センサー
500 垂直磁気ヘッド
1 主磁極
2 側部間隙層
3 側部シールド層
30 側部シールド
31 層
32 層
4 トレーリング間隙層
5 トレーリングシールド層
SS 側部シールド
TS トレーリングシールド

Claims (13)

  1. 主磁極と、
    トラックの幅方向において前記主磁極の両側に配備される側部シールドであって約1.0T以下の飽和磁束密度を有する材料を含む側部シールドと、
    前記主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドと、
    を含む垂直磁気ヘッドであって、
    前記トレーリングシールドおよび前記側部シールドが物理的に相互に分離されている、
    垂直磁気ヘッド。
  2. 前記側部シールドの少なくとも一部分が、Ni100重量%〜Ni84Fe16重量%の範囲の単層または多層のニッケル(Ni)合金膜を含む、請求項1に記載の垂直磁気ヘッド。
  3. 前記ニッケルの合金膜がニッケル(Ni)および鉄(Fe)以外の元素を含む、請求項2に記載の垂直磁気ヘッド。
  4. 前記ニッケル(Ni)および鉄(Fe)以外の元素が、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)および硫黄(S)の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の垂直磁気ヘッド。
  5. 前記側部シールドが、前記側部シールド材料の磁気膜のそれぞれの1μm厚さの部分が約1000以下の透磁率を有するような側部シールド材料を含む、請求項1に記載の垂直磁気ヘッド。
  6. 少なくとも1つの請求項1に記載の磁気ヘッドと、
    磁気ディスク媒体と、
    前記磁気ディスク媒体を前記少なくとも1つの磁気ヘッドの上部に通過させるための駆動機構と、
    前記少なくとも1つの磁気ヘッドの操作を制御するために前記少なくとも1つの磁気ヘッドに電気的に連結される制御器と、
    を含む磁気データ保存システム。
  7. 主磁極と、
    トラックの幅方向において前記主磁極の両側に配備される側部シールドであって第1磁気膜を含む側部シールドと、
    前記主磁極のトレーリング側に配備されるトレーリングシールドであって第2磁気膜を含むトレーリングシールドと、
    を含む垂直磁気ヘッドであって、
    前記第1磁気膜の透磁率が前記第2磁気膜の透磁率よりも低い、
    垂直磁気ヘッド。
  8. 前記トレーリングシールドおよび前記側部シールドが物理的に相互に分離されている、請求項7に記載の垂直磁気ヘッド。
  9. 前記第1磁気膜の少なくとも一部分が、Ni100重量%〜Ni84Fe16重量%の範囲の単層または多層のニッケル(Ni)合金膜を含む、請求項7に記載の垂直磁気ヘッド。
  10. 前記ニッケルの合金膜がニッケル(Ni)および鉄(Fe)以外の元素を含む、請求項9に記載の垂直磁気ヘッド。
  11. 前記ニッケル(Ni)および鉄(Fe)以外の元素が、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)および硫黄(S)の少なくとも1つを含む、請求項10に記載の垂直磁気ヘッド。
  12. 前記第1磁気膜のそれぞれの1μm厚さの部分が約1000以下の透磁率を有する、請求項7に記載の垂直磁気ヘッド。
  13. 少なくとも1つの請求項7に記載の磁気ヘッドと、
    磁気ディスク媒体と、
    前記磁気ディスク媒体を前記少なくとも1つの磁気ヘッドの上部に通過させるための駆動機構と、
    前記少なくとも1つの磁気ヘッドの操作を制御するために前記少なくとも1つの磁気ヘッドに電気的に連結される制御器と、
    を含む磁気データ保存システム。
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