JP2009104144A - 液晶装置および投射型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ツイステッドネマチックモードで動作する液晶パネル60を備え、液晶パネル60の光入射側に第1光学補償板70が配置されるとともに、光出射側に第2光学補償板80が配置されている。各光学補償板70,80は、負の屈折率異方性を示す液晶分子をハイブリッド配向させてなり、その法線方向における位相差が10nm以上30nm以下とされて、それぞれの法線方向から見た場合の進相軸方向71,81が直角でない角度で交差するように配置されている。
【選択図】図4
Description
図13は、特許文献1に記載された光学補償板における位相差の視角依存性を示すグラフである。図13によれば、光学補償板に対する視角が0°の場合の位相差、すなわち光学補償板の法線方向における位相差は、40nm程度であることがわかる。また特許文献2には、光学補償板の法線方向における位相差が、70nmおよび80nmである例が開示されている。
この構成によれば、液晶パネルにおける一方の基板側の液晶層の位相差が第1の光学補償板によって補償され、他方の基板側の液晶層の位相差が第2の光学補償板によって補償される。そして、第1の光学補償板および第2の光学補償板の進相軸を直角でない角度で交差させることにより、光学補償板全体として法線方向の位相差を発生させることが可能になり、液晶パネルにおける法線方向の位相差を補償することができる。したがって、投射型表示装置の光変調手段に対する光源光の入射角度の範囲内で、高いコントラスト比を得ることができる。
この構成によれば、液晶パネルにおける法線方向の位相差を、光学補償板によって補償することができる。これにより、黒表示における光漏れを防止することが可能になり、投射型表示装置の光変調手段に対する光源光の入射角度の範囲内で、高いコントラスト比を得ることができる。
この構成によれば、第1の光学補償板または第2の光学補償板のうち、いずれか他方の光学補償板の配置のみを調節することにより、各光学補償板の法線方向から見た場合の進相軸を直角でない角度で交差させることができる。
投射型表示装置では、光変調手段に対する光源光の入射角度が極角12°程度であり、その入射光によって投影画像が構成される。そして、上述した液晶装置により、液晶パネルにおける法線方向および極角が小さい範囲での位相差を補償することが可能になり、黒表示における光漏れを防止することができる。したがって、投影画像において高いコントラスト比を得ることができる。
最初に、本発明の第1実施形態に係る液晶装置につき、図1ないし図8を用いて説明する。第1実施形態に係る液晶装置は、一対の基板により液晶層が挟持された液晶パネルと、その液晶パネルの外側にそれぞれ配置された光学補償板と、その光学補償板の外側にそれぞれ配置された偏光板とを有するものである。なお本実施形態では、スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下TFTという)素子を用いたアクティブマトリクス方式の透過型液晶パネルを例にして説明する。
図1は、液晶パネルの等価回路図である。透過型液晶パネルの画像表示領域を構成すべくマトリクス状に配置された複数のドットには、画素電極9が形成されている。また、その画素電極9の側方には、当該画素電極9への通電制御を行うためのスイッチング素子であるTFT素子30が形成されている。このTFT素子30のソースには、データ線6aが電気的に接続されている。各データ線6aには画像信号S1、S2、…、Snが供給される。なお画像信号S1、S2、…、Snは、各データ線6aに対してこの順に線順次で供給してもよく、相隣接する複数のデータ線6aに対してグループ毎に供給してもよい。
図2は、液晶パネルの平面構造の説明図である。本実施形態の液晶パネルでは、TFTアレイ基板上に、インジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下ITOという)等の透明導電性材料からなる矩形状の画素電極9(破線9aによりその輪郭を示す)が、マトリクス状に配列形成されている。また、画素電極9の縦横の境界に沿って、データ線6a、走査線3aおよび容量線3bが設けられている。本実施形態では、各画素電極9の形成された領域がドットであり、マトリクス状に配置されたドットごとに表示を行うことが可能な構造になっている。
図3は、液晶パネルの断面構造の説明図であり、図2のA−A’線における側面断面図である。図3に示すように、本実施形態の液晶パネル60は、TFTアレイ基板10と、これに対向配置された対向基板20と、これらの間に挟持された液晶層50とを主体として構成されている。TFTアレイ基板10は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体10A、およびその内側に形成されたTFT素子30や画素電極9、配向膜16などを主体として構成されている。一方の対向基板20は、ガラスや石英等の透光性材料からなる基板本体20A、およびその内側に形成された共通電極21や配向膜22などを主体として構成されている。
図4は、第1実施形態の液晶装置の分解斜視図である。本実施形態の液晶装置100は、上述した液晶パネル60と、液晶パネル60の外側に配置された光学補償板70,80と、光学補償板70,80の外側に配置された偏光板62,64とによって構成されている。各光学補償板70,80および各偏光板62,64は、サファイヤガラスや水晶等の熱伝導率が高い光透過性材料で構成された支持基板78(図5参照)に装着されて、液晶パネル60から離間配置されている。
そして本実施形態では、液晶パネル60における光入射側の基板の外側に第1光学補償板70が配置され、光出射側の基板の外側に第2光学補償板80が配置されている。
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶装置につき、図9ないし図11を用いて説明する。図4に示す第1実施形態に係る液晶装置では、液晶パネル60の両側に第1光学補償板70および第2光学補償板80を配置した。これに対して、図9に示す第2実施形態では、液晶パネル60の光出射側のみに第1光学補償板70および第2光学補償板80を配置している点で異なっている。なお、第1実施形態と同様の構成となる部分については、その詳細な説明を省略する。
次に、本発明の電子機器の具体例である投射型表示装置につき、図12を用いて説明する。図12は、投射型表示装置の要部を示す概略構成図である。この投射型表示装置は、上述した各実施形態に係る液晶装置を、光変調手段として備えたものである。
Claims (6)
- 一対の基板により液晶層が挟持されたツイステッドネマチックモードの液晶パネルと、前記液晶パネルに光を照射する光源と、前記光源からの光が入射される側の前記液晶パネルの前記基板の外側に配置された負の屈折率異方性を示す液晶分子をハイブリッド配向させてなる第1の光学補償板と、前記光源からの光が入射される側とは反対側の前記液晶パネルの前記基板の外側に配置された負の屈折率異方性を示す液晶分子をハイブリッド配向させてなる第2の光学補償板と、を備える液晶装置であって、
前記第1の光学補償板の進相軸と前記第2の光学補償板の進相軸は、それぞれ法線方向から見た場合の進相軸が、直角でない角度で交差するように配置されており、
前記第1の光学補償板または前記第2の光学補償板のうち、いずれか一方の光学補償板の前記進相軸の方向は、その光学補償板に対応する前記液晶パネルの前記基板の配向規制方向と異なるように配置されていることを特徴とする液晶装置。 - 前記第2の光学補償板の前記進相軸の方向と、前記液晶パネルの前記光源からの光が出射される側の前記基板の配向規制方向と、が異なるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
- 前記第1の光学補償板の前記進相軸と前記第2の光学補償板の前記進相軸との交差角度は、91°以上110°以下の範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶装置。
- 前記第1の光学補償板は、前記液晶分子の光軸と当該第1の光学補償板の法線とのなす角度が小さい方の面が前記光源からの光が入射される側に配置され、前記第2の光学補償板は、前記液晶分子の光軸と当該第2の光学補償板の法線とのなす角度が大きい方の面が前記光源からの光が入射される側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 前記第1の光学補償板および前記第2の光学補償板は、当該光学補償板に対する視角が0°に場合の位相差が、いずれも10nm以上30nm以下に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液晶装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の液晶装置を、光変調手段として備えたことを特徴とする投射型表示装置。
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