JP2009102099A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設定された用紙のサイズと、給紙された用紙のサイズとが異なる場合に、用紙詰まりなどの不具合が発生することを防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙収容部から給紙された用紙のサイズがユーザにより設定された用紙のサイズより大きく、且つ、後続の用紙が用紙収容部から給紙中の場合、画像形成装置は後続の用紙の給紙を一時的に停止する。その後、画像形成装置は所定時間を待機し、給紙を再開する。給紙終了後、画像形成装置は、装置内に残留している用紙を排紙し、メッセージ表示などを行ってユーザに不具合の発生を報知する。
【選択図】図4

Description

本発明は、設定された用紙のサイズと、給紙された用紙のサイズとが異なるエラーが発生した場合に、用紙詰まりなどの不具合が発生することを防止できる画像形成装置に関する。
従来、コピー機、プリンタ又はファクシミリ等のように、用紙に画像を形成する画像形成装置が広く普及している。画像形成装置は、複数枚の用紙を収容するカセット又はトレイ等の用紙収容部を備え、用紙の連続的な給紙及び画像形成を行うことができる。連続的な画像形成を行う際に、ユーザに設定された用紙のサイズと、用紙収容部から給紙した用紙のサイズとが一致しないことを検知した場合、画像形成装置は給紙を停止すると共に、装置内に残留する給紙済みの用紙を排紙する。その後、画像形成装置は、不具合が発生した旨を通知するメッセージなどを液晶ディスプレイに表示することで、ユーザに用紙のサイズの再確認及び再設定を促す。
しかし、設定された用紙のサイズより給紙した用紙のサイズが大きい場合、画像形成装置は設定された用紙のサイズに応じたタイミングで用紙の給紙及び搬送を行う。このため、装置内に残留した用紙を全て排紙する前に、複数の用紙を重ねて搬送して紙詰まり、所謂重送ジャムが発生し、画像形成装置が強制的に停止する場合が多い。例えば、設定された用紙のサイズがB4サイズであり、給紙した用紙のサイズがA3サイズの場合、用紙収容部から先行の用紙の給紙が完了していないにもかかわらず後続の用紙の給紙が開始され、重送ジャムが発生する。画像形成装置が強制的に停止した場合には、画像形成装置内に残留した用紙を、ユーザが筺体のカバーを開けるなどして取り除かなければならない。
特許文献1においては、用紙サイズの設定ミスによる機械停止での用紙の機内残留を少なくすることができ、且つ、用紙サイズの設定が正常な場合の画像形成の生産性を高くすることができる画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、ユーザが用紙サイズの設定を変更したか否かを検出し、変更していない場合には短い周期で用紙を供給する。用紙サイズの設定を変更した場合には、設定ミスが発生する可能性があるため、画像形成装置は長い周期で用紙を供給する。
特許文献2においては、用紙を検出するセンサを搭載するためのコストを上昇することなく、用紙サイズの設定を間違った場合に紙詰まりなどの不具合を発生させることなく、用紙を機外に排出できる画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、用紙サイズの不一致を検知した場合、用紙の後端がレジストローラを通過するタイミングまで待機して、レジストローラを停止する。
特許文献3においては、用紙サイズの不一致による不具合の発生を防止できる画像形成装置が提案されている。この画像形成装置は、搬送した用紙のサイズを測定し、測定したサイズが設定されたサイズに合致するかを判定する。判定の結果、用紙のサイズが合致しない場合には、画像形成装置は用紙の搬送路上に残留する用紙を排出トレイへ排出する。
特開2004−155522号公報 特開平10−194529号公報 特開2007−41106号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置は、用紙サイズの設定が変更された場合に、長い周期で用紙の給紙を行うため、画像形成の完了までに通常より長い時間を要する。用紙サイズの設定が正しく行われた場合であっても画像形成装置は長い周期で給紙を行うため、設定を正しく行ったユーザにとって、画像形成の完了までに長い時間を要することが煩わしいという問題がある。また、給紙カセットに異なるサイズの用紙が混入した場合、この画像形成装置は重送ジャムなどの不具合を発生する虞がある。
特許文献2に記載の画像形成装置は、画像形成のためにレジストローラが搬送した用紙が、用紙サイズの誤設定によりレジストローラに挟まれた状態で停止することを防止するものである。よって、連続的に用紙を供給する場合に、複数の用紙が重なった状態で搬送される不具合を解決し得るものではない。
特許文献3に記載の画像形成装置は、給紙した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより小さい場合に、誤って給紙された用紙を確実に排出することを目的とするものである。よって、給紙した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい場合に、複数の用紙が重なった状態で搬送される不具合を解決し得るものではない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、給紙した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい場合に、複数の用紙が重なって搬送され、紙詰まりが発生することを防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、用紙を収容する用紙収容部と、用紙に画像を形成する画像形成部と、該画像形成部へ用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙収容部から前記用紙搬送部へ用紙を供給する給紙部と、前記用紙搬送部が搬送する用紙のサイズを検出する検出部と、画像を形成する用紙のサイズに係る設定を受け付ける受付部と、前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きいか否かを判定するサイズ判定部と、後続の用紙が前記給紙部により給紙中であるか否かを判定する給紙判定部と、前記サイズ判定部が大きいと判定し、且つ、前記給紙判定部が給紙中と判定した場合に、前記給紙部に前記後続の用紙の給紙を停止させ、所定時間経過後に給紙を再開させる制御を行う給紙制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記所定時間が、前記用紙収容部に収容可能な最大の用紙を前記給紙部が給紙する周期と、前記受付部が受け付けた設定に係るサイズの用紙を前記給紙部が給紙する周期との差に相当する時間であることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記給紙制御部が、前記給紙判定部により給紙中でないと判定された場合に、後続の用紙の給紙を行わないように前記給紙部を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きい場合に、前記用紙収容部から用紙を排紙する排紙口までの用紙の搬送経路中に存在する用紙を、前記排紙口へ搬送して排紙する排紙部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きい場合に、報知を行う報知部を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、カセット又はトレイ等の用紙収容部から給紙した用紙のサイズを画像形成装置が検出し、検出した用紙のサイズとユーザが設定した用紙のサイズとを比較する。なお、用紙のサイズは、用紙の先端から後端までを搬送するのに要する時間と、搬送速度とから算出することができる。また、用紙のサイズの比較は、用紙の搬送方向に関してのサイズ(長さ)を比較すればよい。給紙した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい場合、画像形成装置は、後続の用紙が用紙収容部から給紙中であるか否かを調べる。
後続の用紙が給紙中の場合には、給紙を継続することによって先行の用紙と後続の用紙とが重なる可能性がある。よってこの場合、画像形成装置は後続の用紙の給紙を一時的に停止し、用紙の重なりが発生しない十分な所定時間を経過した後に給紙を再開する。後続の用紙が給紙中でない場合には、画像形成装置は後続の用紙を供給しない。その後、画像形成装置は、装置内に残留している用紙を排紙し、液晶ディスプレイへのメッセージ表示などを行ってユーザに不具合の発生を報知する。
また、給紙を待機する所定時間は、画像形成装置が扱うことができる最大サイズの用紙、例えば用紙収容部に収容できる最大サイズの用紙を供給する周期と、設定されたサイズの用紙を供給する周期との差に相当する時間とする。これにより、先行の用紙のサイズが最大であっても、用紙の重なりが発生することがない。
本発明による場合は、給紙した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい場合に、後続の用紙の給紙を適切な時間待機させることによって、画像形成装置は複数の用紙が重なって搬送されることを防止できる。よって、用紙のサイズの誤設定に伴って発生する紙詰まりなどの不具合を防止でき、ユーザが装置内に残留した用紙を取り除く手間が必要ないため、画像形成装置の利便性を向上することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。なお、本実施の形態においては、画像形成装置としてMultiFunction Peripheral(MFP)を例に説明を行う。図1は、本発明に係るMFPの構成を示すブロック図である。図において1はMFPであり、原稿を複写するコピー機能、公衆電話回線網90を介してデータの送受信を行うファクシミリ機能、原稿を読み取るスキャナ機能、及び与えられた画像を用紙に印刷するプリンタ機能等の複数の機能を備えている。MFP1は、公衆電話回線網90を介して他のMFP1及びファクシミリ等の通信機器に接続され、これらの機器との間で音声信号による画像の送受信を行うことができる。また、MFP1は、通信ケーブルなどを介してPersonal Computer(PC)2に接続され、PC2との間でデータの送受信を行うことができる。
MFP1は、各種の演算処理及びMFP1内の各部の制御処理等を行う制御部10を備えている。制御部10は、具体的にはCentral Processing Unit(CPU)又はMicro Processing Unit(MPU)等により構成してある。制御部10は、Read Only Memory(ROM)11に予め記憶されたプログラム及びデータを読み出して実行することによって、MFP1の各部の動作を制御すると共に、種々のソフトウェア的機能を実現する。例えば図1に示すように、プログラムの実行によって、制御部10は、検出部101、受付部102、サイズ判定部103、給紙判定部104、給紙制御部105及び排紙制御部106(詳細は後述する)等として機能する。
ROM11は、マスクROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ素子により構成してあり、MFP1の動作に必要な種々のソフトウェアプログラムが予め記憶してある。
また、制御部10は、演算処理及び制御処理等を行う際に発生する一時的なデータをRandom Access Memory(RAM)12に記憶するようにしてある。RAM12は、例えばStatic RAM(SRAM)又はDynamic RAM(DRAM)等の書き換え可能なメモリ素子により構成してある。
MFP1は、ファクシミリ機能を実現するためのハードウェアとして、Network Control Unit(NCU)13及びモデム14を備えている。NCU13は、公衆電話回線網90との回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、公衆電話回線網90とモデム14とのインタフェース回路を有している。
モデム14は、公衆電話回線網90を介して他のMFP1などとファクシミリ通信を行うためのハードウェアである。データの送信を行う場合、モデム14は、原稿を読み取って得られた画像のデジタルデータをアナログの音声信号に変換して送信する。また、データの受信を行う場合、モデム14は、公衆電話回線網90を介して受信したアナログの音声信号をデジタルデータの画像に変換する。モデム14は、他のMFP1からの画像を受信した場合、制御部10へこの旨を通知する。
また、MFP1は、コピー機能、ファクシミリ機能及びスキャナ機能等を利用する際に原稿の読み取りを行う原稿読取部15を備えている。原稿読取部15は、Charge Coupled Device(CCD)などのセンサを有する光学ユニットにて原稿の読み取りを行い、読み取りにより取得した画像を画像メモリ16に記憶する。また、原稿読取部15は、自動原稿送り装置を有しており、複数頁の原稿を自動的に読み取ることができる。
画像メモリ16は、モデム14がファクシミリ通信により受信した画像、及び原稿読取部15が読み取った画像等を一時的に記憶する。画像メモリ16は、DRAM又はフラッシュメモリ等の大容量でデータ書き換えが可能なメモリ素子で構成されている。なお、MFP1は、RAM12及び画像メモリ16を1つのメモリ素子で共用する構成であってもよい。
MFP1は、ユーザの操作を受け付けるための操作部17を備えている。ユーザは操作部17を操作することによって用紙のサイズ及び画像形成の濃度等の設定を行うことができる。操作部17は、スタートスイッチ、ファンクションスイッチ及びテンキー等の各種の操作用の複数のスイッチで構成されている。操作部17は、受け付けたユーザによる操作の内容を制御部10へ通知する。
また、MFP1は、液晶ディスプレイなどによる表示部18を備えている。表示部18は、ユーザがMFP1を操作するためのメニュー及び設定項目、並びにMFP1の動作状態等を表示することができる。更には、MFP1に紙詰まりなどの不具合が生じた場合に、表示部18は各種の警告メッセージを表示して、不具合の発生をユーザに報知することができる。なお、操作部17及び表示部18をタッチパネルとして一体的に設ける構成であってもよい。
MFP1は、PC2との間でデータの送受信を行う通信部19を備えている。通信部19は、通信ケーブルを接続するためのコネクタを有しており、通信ケーブルを介してPC2に接続される。通信部19は、PC2から受信した画像を画像メモリ16に記憶し、PC2からの処理要求を受信して制御部10へ通知する。制御部10は、PC2からの処理要求に応じて、ファクシミリ通信による画像の送信又は用紙への画像の形成等を行う。また、通信部19は、ファクシミリ通信にて受信した画像又は原稿読取部15にて読み取った画像等をPC2へ送信することもできる。
また、MFP1は、ファクシミリ通信にて受信した画像、原稿読取部15にて読み取った画像又はPC2からの画像等を用紙に形成するための画像形成部20を備えている。画像形成部20は、半導体レーザ又はLight Emitting Diode(LED)等の光源、トナーを付着させるための感光ドラム21、並びにトナーを熱及び圧力で用紙へ転写して定着させる定着器22等を有する。画像形成部20は、制御部10の制御に応じて画像メモリ16に記憶された画像を読み出して、用紙への画像形成を行う。
MFP1は、数十枚〜数百枚の用紙を収容する用紙トレイ51(図2参照)を複数備えると共に、数枚〜十数枚の用紙を載置する手差トレイ52(図2参照)を備えている。MFP1が画像形成を行う際には、用紙トレイ51又は手差トレイ52から給紙ローラ32及びレジストローラ31が用紙を画像形成部20へ搬送する。MFP1は、給紙ローラ32、レジストローラ31及び搬送ローラ33等の複数のローラを有しており、制御部10の制御に応じてこれらのローラを回転さることで用紙の搬送を行うことができる。給紙ローラ32は、各トレイからレジストローラ31まで用紙を供給するためのローラである。レジストローラ31は、用紙に感光ドラム21上のトナー像が同期して転写されるように、用紙を画像形成部20へ搬送するタイミングを制御するためのローラである。搬送ローラ33は、MFP1に設けられたその他のローラであり、搬送経路に従って用紙を搬送するための複数のローラである。
MFP1の筺体内には、用紙トレイ51又は手差トレイ52から画像形成部20までの搬送経路、及び画像形成部20から排紙口までの搬送経路など、用紙を搬送するための搬送経路が設けてある。また、MFP1は、用紙トレイ51又は手差トレイ52から画像形成部20までの搬送経路の所定位置にて、用紙の搬送を検知する用紙センサ41を備えている。用紙センサ41は、搬送経路の所定位置に用紙が存在するか否かを検知することができ、これにより所定位置に用紙の先端又は後端が到達したか否かを検知することができる。用紙センサ41は、検知結果を制御部10へ通知する。
図2は、MFP1が備える用紙の搬送経路の構成を示す模式図である。なお図2においては、用紙の搬送経路を実線で示し、用紙を搬送するための各種のローラを円形で示し、搬送経路中の用紙を検知する各種のセンサを三角形で示してある。図示の例では、MFP1は4つの用紙トレイ51と1つの手差トレイ52とを備えている。4つの用紙トレイ51は、MFP1の上下方向に並べて設けてあり、B5サイズ、A4サイズ、B4サイズ及びA3サイズのようにそれぞれ異なるサイズの用紙を収容することができる。また、MFP1には、各トレイからレジストローラ31へ至る搬送経路がそれぞれ設けてある。
画像形成を行う場合、まず制御部10は、ユーザの設定などに応じて給紙制御部105にて給紙ローラ32を回転させ、いずれかのトレイから用紙をレジストローラ31まで搬送する。MFP1は、用紙の搬送が完了したか否かを、レジストローラ31の手前に設けられた用紙センサ41により検知することができる。
制御部10は、画像形成部20にて画像形成を行う準備が整った後、レジストローラ31に用紙の搬送許可を与える。これにより、レジストローラ31は画像形成部20へ用紙の搬送を行う。画像形成部20は、形成する画像に応じた光を感光ドラム21に照射し、感光ドラム21にトナーを付着させ、付着したトナーを用紙へ転写し、定着器22にて熱及び圧力等を加えてトナーを定着させることで用紙に画像を形成する。
MFP1には、画像形成部20から排紙口53又は反転部54への2つの搬送経路が設けてある。画像形成部20にて画像が形成された用紙は、反対面に画像を形成するか否かに応じて、排紙口53又は反転部54へ搬送される。搬送先の切り替えは、図示しない切替機構を制御部10が制御することによって行うことができる。
反転部54は用紙の搬送経路の一部分であり、反転部54の出入口には、画像形成部20の出口からの搬送経路と、画像形成部20の入口へ至る搬送経路との2つの搬送経路が通じている。反転部54は、画像形成部20の出口からの搬送経路から送り込まれた用紙を、この送り込みの反対方向へ、画像形成部20の入口へ至る搬送経路へ送り出す。これにより、表面に画像が形成された用紙は、反転部54にて反転されて、画像形成部20へ再搬送される。これによりMFP1は、用紙の両面に画像を形成することができる。
操作部17に対するユーザの操作、PC2からの指示、又は他のMFP1によるファクシミリ通信の受信等により、制御部10は画像形成の開始指示を受け付ける。まず制御部10は、給紙制御部105にて給紙ローラ32を制御し、用紙をレジストローラ31まで給紙する。
レジストローラ31は、画像形成部20の画像形成部20による画像の形成が可能な状態であれば、用紙の搬送を行う。例えばファクシミリ通信などで画像の受信が完了していない場合など、画像の形成が不可能な状態であれば、レジストローラ31は画像形成部20による画像の形成が可能となるまで待機する。画像形成が可能となった場合、レジストローラ31は画像形成部20へ用紙を搬送し、画像形成部20がこの用紙に画像を形成する。
複数枚の画像形成が指示されている場合、制御部10は給紙ローラ32により用紙トレイ51又は手差トレイ52から用紙を連続的に給紙し、画像形成部20にて連続的に画像を形成することができる。このときに制御部10は、ユーザが設定した用紙のサイズに応じた周期で給紙及び搬送等を行う。この周期は、設定された用紙の搬送に要する時間と、先行の用紙及び後続の用紙が搬送経路中にて衝突することのない十分な紙間を設けるために要する時間とを基に決定される。よって、ユーザが適切に用紙のサイズを設定していない場合に、MFP1は、搬送経路中にて先行の用紙及び後続の用紙が衝突するなどの不具合を生じる虞がある。本実施の形態に係るMFP1は、制御部10の検出部101、受付部102、サイズ判定部103、給紙判定部104、給紙制御部105及び排紙制御部106が以下の処理を行うことによって、この問題を回避している。
制御部10の検出部101は、用紙センサ41から通知された検知結果を基に、用紙のサイズ(搬送方向の長さ)を検出する処理を行う。検出部101は、1つの用紙について用紙センサ41が先端を検知してから後端を検知するまでの時間と、用紙の搬送速度とから用紙の長さを検出することができる。検出部101は、検出した用紙のサイズをサイズ判定部103へ知らせる。
制御部10の受付部102は、ユーザが操作部17へ与えた操作に基づいて、用紙のサイズに係る設定を受け付ける処理を行う。また、受付部102は、PC2から通信部19を介して与えられた設定を受け付けることもできる。例えばユーザは、MFP1が備える複数の用紙トレイ51について、予め収容する用紙のサイズをそれぞれ設定しておく。受付部102は、用紙のサイズに係る設定を受け付けて記憶しておくと共に、サイズ判定部103へ用紙のサイズに係る設定を知らせる。
制御部10のサイズ判定部103は、検出部101が検出した用紙のサイズと、受付部102が受け付けた用紙のサイズの設定とを比較する処理を行う。サイズ判定部103は、比較結果として、両サイズが一致したか否か、及び一致しない場合にはいずれのサイズが大きい(又は小さいか)等の情報を給紙制御部105へ与える。また、制御部10の給紙判定部104は、用紙トレイ51又は手差トレイ52から給紙ローラ32によって給紙が行われているか否かを判定する処理を行う。給紙判定部104は判定結果を給紙制御部105へ与える。
制御部10の給紙制御部105は、サイズ判定部103による判定結果と、給紙判定部104による判定結果とを基に給紙ローラ32の回転を制御して、用紙トレイ51又は手差トレイ52からの給紙を制御する処理を行う。
図3は、用紙のサイズと給紙の周期との対応を説明するための模式図である。例えば、ユーザが給紙トレイ51に収容する用紙をB4と設定し、実際に用紙トレイ51にB4の用紙を収容した場合を考える(図3上段参照)。B4の用紙を給紙又は搬送するのに要する時間をTb4とし、必要な紙間を設けるのに要する時間をT0とした場合、制御部10の給紙制御部105は周期T1=Tb4+T0で給紙を行う。
同様に、ユーザが給紙トレイ51に収容する用紙をA3と設定し、実際に用紙トレイ51にA3の用紙を収容した場合を考える(図3中段参照)。A3の用紙を給紙又は搬送するのに要する時間をTa3とし、必要な紙間を設けるのに要する時間をT0とした場合、制御部10の給紙制御部105は周期T2=Ta3+T0で給紙を行う。この場合、Ta3>Tb4であるため、T2>T1である。
ここで、ユーザが給紙トレイ51に収容する用紙をB4と設定し、実際に用紙トレイ51にA3の用紙を収容した場合を考える(図3下段参照)。即ち、ユーザが用紙サイズを誤って設定した場合である。この場合に給紙を周期T1で行うと、紙間を設けるための時間がT0’(T0’<T0)と短くなり、紙間が狭まる。(なお、ユーザが給紙トレイ51に収容する用紙をB4と設定し、実際に用紙トレイ51にA3の用紙を収容した場合(図示は省略する)は、紙間が広がるため、用紙の衝突は発生しない。)
よって、給紙制御部105は、サイズ判定部103にて検出部101が検出した用紙のサイズが受付部102にて受け付けた用紙のサイズより大きい場合、且つ、後続の用紙が給紙中の場合には、給紙を一時的に停止する。その後、給紙制御部105は、十分な紙間を得ることができる所定時間を待って、後続の用紙の給紙を再開する。例えば、図3下段の場合、給紙を待機する所定時間は(T2−T1)であればよい。これにより、先行の用紙と後続の用紙との紙間を所定時間(T2−T1)の分だけ広げることができる。
ただし、給紙制御部105は、実際に搬送された用紙のサイズについての情報を取得していない。このため、MFP1が扱うことのできる最大サイズの用紙を給紙する周期をTmaxとし、設定されたサイズの用紙を給紙する周期をTとした場合、給紙制御部105は所定時間(Tmax−T)を待機する。なお、MFP1が扱うことのできる用紙の最大サイズは、例えば用紙トレイ51又は手差トレイ52に収容することができる用紙のサイズなどから予め決定することができる。また、用紙搬送路を搬送することができる用紙のサイズ、又は画像形成部20が1度に画像を形成することができる用紙のサイズ等から最大サイズを決定してもよい。
なお、サイズ判定部103にて検出部101が検出した用紙のサイズが受付部102にて受け付けた用紙のサイズより大きい場合であっても、後続の用紙が給紙中でなければ、給紙制御部105は後続の用紙の給紙を中止する。
その後、制御部10の排紙制御部106は、レジストローラ31及び搬送ローラ33の回転を制御して、既に給紙された用紙を排紙口53まで搬送する処理を行う。これらの処理と並行して、又はこれらの処理の終了後に、制御部10は、表示部18に設定された用紙のサイズに誤りがある旨を報知するメッセージを表示する。
図4は、本発明に係るMFP1が行う給紙処理の手順を示すフローチャートであり、制御部10が行う処理である。ただし図4には、制御部10の受付部102による用紙のサイズの受け付けが完了した後の手順についてを示してある。また図4は、先行の用紙の給紙を終了した後の手順、即ち後続の用紙の給紙の手順を示してある。
まずMFP1の制御部10は、検出部101にて給紙した先行の用紙のサイズを検出し(ステップS1)、検出した用紙のサイズが設定された用紙のサイズに一致するか否かをサイズ判定部103にて判定する(ステップS2)。サイズが一致する場合は(S2:YES)、制御部10は、設定された用紙のサイズに応じた通常の周期で後続の用紙の給紙を行い(ステップS3)、ステップS1へ戻る。
検出した用紙のサイズが設定された用紙のサイズに一致しない場合(S2:NO)、制御部10は、検出した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい(長い)か否かをさらに調べる(ステップS4)。検出した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより小さい(短い)場合(S4:NO)、制御部10はステップS11へ進む。
検出した用紙のサイズが設定された用紙のサイズより大きい場合(S4:YES)、制御部10は、給紙判定部104にて後続の用紙が給紙中であるか否かを調べる(ステップS5)。後続の用紙が給紙中の場合(S5:YES)、制御部10は、給紙制御部105により給紙を一時的に停止する(ステップS6)。その後、制御部10の給紙制御部105は、所定時間(Tmax−T)を待機して(ステップS7)、後続の用紙の給紙を再開する(ステップS8)。給紙を再開した後、制御部10は給紙を完了してステップS11へ進む。
後続の用紙が給紙中でない場合(S5:NO)、制御部10は、後続の用紙が給紙済みであるか否かを更に調べる(ステップS9)。後続の用紙が給紙済みでない場合(S9:NO)、即ち未給紙の場合には、制御部10の給紙制御部105は後続の用紙の給紙を中止し(ステップS10)、ステップS11へ進む。後続の用紙が給紙済みの場合(S9:YES)、制御部10はステップS11へ進む。
上記の処理を終了した後、制御部10は、排紙制御部106によりMFP1内の搬送経路に残留した用紙を排紙口53まで搬送することによって排紙を行う(ステップS11)。排紙を終了した後、制御部10は、表示部18に報知のためのメッセージを表示して(ステップS12)、処理を終了する。
以上の構成のMFP1は、検出部101が検出した用紙のサイズが受付部102が受け付けた用紙のサイズより大きい場合に、後続の用紙の給紙を所定時間(Tmax−T)待機させる。これにより、MFP1にて先行の用紙と後続の用紙とが重なって搬送されることを防止できるため、用紙のサイズの誤設定に伴って発生する紙詰まりなどの不具合を防止できる。
なお、本実施の形態においては、MFP1の給紙制御部105による待機時間を(Tmax−T)としたが、これに限るものではなく、先行の用紙と後続の用紙との紙間を十分に広げることのできる待機時間であればよい。また、MFP1は、表示部18にメッセージを表示することによって不具合が生じたことを報知する構成としたが、これに限るものではなく、警告音又は音声メッセージ等を出力して報知を行う構成としてもよい。
(変形例)
上述の実施の形態に係るMFP1では、設定されたサイズより用紙のサイズが大きく、且つ、後続の用紙が給紙済みの場合、即ち図4に示す手順においてステップS9:YESの場合に、先行の用紙と後続の用紙とが衝突する虞がある。そこで、変形例に係るMFP1は、給紙ローラ32により後続の用紙が給紙された後、レジストローラ31及び搬送ローラ33等の他のローラを制御して後続の用紙の搬送を一時停止する。これにより、先行の用紙と後続の用紙とが衝突して重送ジャムが発生する可能性をより低減することができる。
図5は、変形例に係るMFP1が行う給紙処理の手順を示すフローチャートである。なお、図示のフローチャートのステップS1からS8までの処理は、図4に示すフロートの処理と同じであるため、説明は省略する。
ステップS5にて後続の用紙が給紙中でない場合(S5:NO)、制御部10は、後続の用紙が給紙済みであるか否かを更に調べる(ステップS21)。後続の用紙が給紙済みでない場合(S21:NO)、即ち未給紙の場合には、制御部10の給紙制御部105は後続の用紙の給紙を中止し(ステップS22)、ステップS11へ進む。
後続の用紙が給紙済みの場合(S21:YES)、制御部10は、レジストローラ31及び搬送ローラ33の回転を制御して後続の用紙の搬送を一時的に停止する(ステップS23)。その後、制御部10は所定時間を待機して(ステップS24)、後続の用紙の搬送を再開する(ステップS25)。搬送を再開した後、制御部10はステップS11へ進む。なお、ステップS24にて待機する所定時間は、ステップS7にて待機する所定時間と同じであってよい。
上記の処理を終了した後、制御部10は、排紙制御部106によりMFP1内の搬送経路に残留した用紙を排紙口53まで搬送することによって排紙を行う(ステップS11)。排紙を終了した後、制御部10は、表示部18に報知のためのメッセージを表示して(ステップS12)、処理を終了する。
本発明に係るMFPの構成を示すブロック図である。 MFPが備える用紙の搬送経路の構成を示す模式図である。 用紙のサイズと給紙の周期との対応を説明するための模式図である。 本発明に係るMFPが行う給紙処理の手順を示すフローチャートである。 変形例に係るMFPが行う給紙処理の手順を示すフローチャートである。
1 MFP
10 制御部
17 操作部
18 表示部
20 画像形成部
21 感光ドラム
22 定着器
31 レジストローラ
32 給紙ローラ
33 搬送ローラ
41 用紙センサ
51 用紙トレイ
52 手差トレイ
53 排紙口
54 反転部

Claims (5)

  1. 用紙を収容する用紙収容部と、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部へ用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙収容部から前記用紙搬送部へ用紙を供給する給紙部と、
    前記用紙搬送部が搬送する用紙のサイズを検出する検出部と、
    画像を形成する用紙のサイズに係る設定を受け付ける受付部と、
    前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きいか否かを判定するサイズ判定部と、
    後続の用紙が前記給紙部により給紙中であるか否かを判定する給紙判定部と、
    前記サイズ判定部が大きいと判定し、且つ、前記給紙判定部が給紙中と判定した場合に、前記給紙部に前記後続の用紙の給紙を停止させ、所定時間経過後に給紙を再開させる制御を行う給紙制御部と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定時間は、前記用紙収容部に収容可能な最大の用紙を前記給紙部が給紙する周期と、前記受付部が受け付けた設定に係るサイズの用紙を前記給紙部が給紙する周期との差に相当する時間であること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙制御部は、前記給紙判定部により給紙中でないと判定された場合に、後続の用紙の給紙を行わないように前記給紙部を制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きい場合に、前記用紙収容部から用紙を排紙する排紙口までの用紙の搬送経路中に存在する用紙を、前記排紙口へ搬送して排紙する排紙部を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  5. 前記検出部が検出した用紙のサイズが、前記受付部が受け付けた設定に係る用紙のサイズより大きい場合に、報知を行う報知部を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020031525A1 (ja) * 2018-08-07 2020-02-13 キヤノン株式会社 記録システムおよび制御方法

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