JP2023066476A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給紙カセットから給紙されたシートと、手差し口から給紙されたシートとの紙間によっては、ジャムと判断してしまい装置内でシートを停止させてしまう可能性があった。【解決手段】 制御手段は、第1の給紙手段からシートを搬送して、画像形成手段による画像形成を行っている期間に、第2の給紙手段から搬送されたシートが検知手段により検知された場合、第1の給紙手段から搬送されたシートを排紙手段に排紙させる、及び第2の給紙手段から搬送されたシートに画像形成手段により画像形成を行うことなく排紙手段に排紙させる。【選択図】 図4

Description

本発明は電子写真方式や静電記録方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置においては、シートが積載されている給紙カセットからシートを給紙し、画像形成を行う。また、給紙カセットからではなく、ユーザによって手差し口に挿入されたシートに画像形成を行うこともできる。ユーザは給紙カセットに積載されたシートとは異なるサイズや、異なる種類のシートに画像形成を行いたい場合に、給紙カセットに積載されたシートを入れ替えなくても、手差し口に所望のシートを挿入することで画像形成を行うことができる。
このような画像形成装置において、給紙カセットから給紙したシートに画像形成を行っている場合に、手差し口にシートが挿入される場合がある。特許文献1には、両面印刷されているシートの位置に応じて、手差し口に挿入されたシートを搬送するか否かを制御することが開示されている。
特開2011-93160
しかしながら、特許文献1のように搬送路上に配置されたセンサでシートの有無を検知することはできるものの、給紙カセットから給紙されたシートであるか、手差し口から給紙されたシートであるかはわからなかった。つまり、給紙カセットから給紙されたシートと、手差し口から給紙されたシートとの紙間によっては、ジャムと判断してしまい装置内でシートを停止させてしまう可能性があった。
本出願に係る発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、手差し口からシートが給紙された場合にジャムが発生することによるユーザビリティの低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、シートに画像を形成する画像形成手段と、シートを前記画像形成手段に搬送する第1の給紙手段と、シートを前記画像形成手段に搬送する第2の給紙手段と、前記第1の給紙手段、又は前記第2の給紙手段から搬送されたシートの有無を検知する検知手段と、シートが排紙される排紙手段と、シートの搬送を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の給紙手段からシートを搬送して、前記画像形成手段による画像形成を行っている期間に、前記第2の給紙手段から搬送されたシートが前記検知手段により検知された場合、前記第1の給紙手段から搬送されたシートを前記排紙手段に排紙させる、及び前記第2の給紙手段から搬送されたシートに前記画像形成手段により画像形成を行うことなく前記排紙手段に排紙させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、手差し口からシートが給紙された場合にジャムが発生することによるユーザビリティの低下を抑制することができる。
画像形成装置の概略構成図 ハードウェア構成図 機能ブロックとハードウェア構成を示した図 シートの搬送制御に関するフローチャート シートの搬送制御に関するフローチャート シートの位置関係の一例を示した図 シートの位置関係の一例を示した図 機能ブロックとハードウェア構成を示した図 シートの搬送制御に関するフローチャート シートの搬送制御に関するフローチャート シートの搬送制御に関するフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
[画像形成装置]
図1は、画像形成装置100の概略構成図である。感光ドラム122は、有機感光体やアモルファスシリコン感光体で構成されており、時計まわりに所定の周速度(プロセススピード)で回転駆動される。感光ドラム122、帯電ローラ123によりその周面が所定の極性、電位に一様に帯電される。
プリンタコントローラは、ホストコンピューターから入力された画像情報を画像信号に変調(オン/オフ変換)する。プリンタコントローラは、エンジンコントローラに画像信号を送信する。光学装置109は、この画像信号に基づいてレーザ光を照射する。光学装置109から出力されたレーザ光がレーザ光反射ミラー108によって反射され、感光ドラム122の周面に照射されることで、露光が行われる。露光によって、静電潜像が形成される。このように目的の画像に対応して感光ドラム122上に形成された静電潜像は、現像器121により帯電ローラ123による帯電と同じ極性に帯電されたトナーが付着されることによって、トナー像として現像される。
次に、給紙手段として給紙カセット160は、シートが積載される積載部を有し、給紙カセット160からシートが給紙ローラ102と分離ローラ103によって1枚ずつ給紙されることにより搬送ローラ104により搬送される。搬送ローラ104によって搬送されたシートは、シートの傾きを補正するために、停止しているレジストローラ105に突き当てられる。レジストローラ105は、電磁クラッチ630がON/OFFされることによって、駆動源となるDCブラシレスモータ631からの駆動力が伝達される、又は遮断される。これにより、レジストローラ105は、回転、又は停止となる。レジスト前センサ141で、シートの先端を検知したタイミングから所定時間後に、電磁クラッチ630をONし、レジストローラ105を回転させ、感光ドラム122と転写ローラ107による転写部にシートは搬送される。レジスト前センサ141は、給紙カセット160からシートが搬送される第1の搬送経路と、手差し口140からシートが搬送される第2の搬送経路の合流部より、搬送経路において下流側に配置されている。レジスト前センサ141はシートの有無を検知することができる。
感光ドラム122への静電潜像の形成開始は、レジストセンサ106でシートの先端を検知したタイミングに応じて行われる。レジストセンサ106は、給紙カセット160からシートが搬送される第1の搬送経路と、手差し口140からシートが搬送される第2の搬送経路の合流部より、搬送経路において下流側に配置されている。レジストセンサ106はシートの有無を検知することができる。
感光ドラム122に形成された静電潜像はトナー像として現像され、転写ローラ107にトナー像と逆極性のバイアスを印加する。これにより、転写部で感光ドラム122からシートにトナー像が転写される。トナー像が転写されたシートは、感光ドラム122から分離されて、定着装置130へと搬送され、定着される。定着装置130は、ヒータ132、ヒータ132の温度を検知するサーミスタ131、定着スリーブ133、加圧ローラ134を含む。トナー像が定着されたシートは、定着排紙ローラ111と、FDローラ112により搬送され排紙トレイ115に排出される。
給紙手段としての手差し口140は、シートの搬送経路において、給紙カセット160よりも下流側に配置されている。手差し口140に挿入されたシートに画像形成を行う場合は、給紙カセット160から給紙されたシートに画像形成が行われていない状態で、手差し口140にシートを挿入する。手差し口140は画像形成装置100に設けられた開口部であり、手差し口140にシートを挿入すると、挿入されたシートはレジストローラ105に突き当たる。そして、手差し口140から挿入されたシートは、レジスト前センサ141で検知される。レジスト前センサ141に検知されたシートは、レジストローラ105を回転駆動させることで、レジストローラ105によって挟持される。なお、ここでは一例としてレジストローラ105により挟持される構成を説明したが、手差し口140の下にトレイを設け、シートを支持できるような構成としてもよい。
手差し口140から挿入されたシートがレジストローラ105に挟持されると、画像形成動作が開始され、電磁クラッチ630がONとなりレジストローラ105が回転駆動される。レジストローラ105に挟持されていたシートは、転写部に搬送され、感光ドラム122に形成されたトナー像が転写される。その後、定着装置130に搬送され、トナー像がシートに定着され、排紙トレイ115に排出される。
FDローラ112は、両面ソレノイド632によって、回転方向が切り替わるように構成されている。両面ソレノイド632をOFFすると、FDローラ112は、シートを排紙トレイ115へ排出する方向に回転する。一方、両面ソレノイド632をONすると、FDローラ112は、シーを両面搬送路L1へ搬送する方向に回転する。
両面プリントを行う場合は、定着されたシートの後端が定着センサ110を通過してから所定時間後に、両面ソレノイド632をONする。これにより、FDローラ112が逆回転することにより、シートは両面搬送路L1へ搬送される。両面搬送路L1へ搬送されたシートは、両面搬送ローラ113によって転写部に再び搬送され、裏面にトナー像が転写される。そして、定着装置130により裏面のトナー像が定着され、排紙トレイ115に排出される。
図2は、画像形成装置100の制御システムの一例としてのハードウェア構成図である。CPU601は画像形成装置全体の制御を行う。タイマ602は、カウント値に基づき制御タイミングを生成する。ROM603は制御プログラムを格納し、RAM604はデータ等を記憶する。I/Oポート606、シリアル通信ポート607は、バス605を介して、CPU601、タイマ602、ROM603、RAM604などと接続される。
レジスト前センサ入力回路610は、レジスト前センサ141によって検知された検知結果(論理)をI/Oポート606に入力する。レジストセンサ入力回路611は、レジストセンサ106によって検知された検知結果(論理)をI/Oポート606に入力する。定着センサ入力回路612は、定着センサ110によって検知された検知結果(論理)をI/Oポート606に入力する。電磁クラッチ駆動回路620は、電磁クラッチ630を駆動する。DCブラシレスモータ駆動回路621は、DCブラシレスモータ631を駆動する。両面ソレノイド駆動回路622は、両面ソレノイド632を駆動する。それぞれの回路は、I/Oポート606と接続されている。オペレーションパネル制御回路625は、ユーザへの指示内容などの情報を表示する液晶パネルと、ユーザからの指示を入力するキーパッドなどから構成されるオペレーションパネル635を制御する。オペレーションパネル制御回路625は、シリアル通信ポート607を介して、CPU601、タイマ602、ROM603、RAM604などと接続される。
CPU601は、バス605を介してI/Oポート606を制御することで、電磁クラッチ630、DCブラシレスモータ631、両面ソレノイド632を駆動する。また、CPU601は、バス605を介してI/Oポート606の論理を確認することで、レジスト前センサ141、レジストセンサ106、定着センサ110の論理を確認する。また、CPU601は、バス605を介してシリアル通信ポート607を制御することで、オペレーションパネル635の液晶パネルに表示する情報の制御と、キーパットからの入力を受信することができる。
図3は、例えばCPUであるエンジン制御手段700における機能ブロックとハードウェア構成を示した図である。エンジン制御手段700は、画像形成装置全体を制御するCPU601、制御プログラムを格納したROM603、データ等を記憶するRAM604、及びゲート素子等により構成されている。
給紙搬送制御手段701は、レジスト前センサ141、レジストセンサ106、定着センサ110、オペレーションパネル635などからの情報を受信する。これらの情報に応じて、画像形成制御手段702、プリントジョブ管理手段703などと連携し、電磁クラッチ制御手段730、DCブラシレスモータ制御手段731、両面ソレノイド制御手段732などを制御して、シートの搬送を制御する。画像形成制御手段702は、現像器121、感光ドラム122、帯電ローラ123などから構成される画像形成手段を制御する。
プリントジョブ管理手段703は、不図示の画像形成装置に接続されるコントローラなどから印字命令が送信される。以下、1つの印字命令に基づく、1枚又は複数枚のシートに行う一連の画像形成をジョブとも称する。1つのジョブに関する情報としては、画像形成を行うシートの枚数や順序の他に、ユーザ名、シートのサイズ、シートの種類、画像形成を行うための動作モード、印刷モード、などがある。プリントジョブ管理手段703は、ジョブに関する情報を記憶し、ジョブに関する情報に基づきシートを給紙する給紙口や、画像形成を行うための動作モードなどの情報を管理する。
電磁クラッチ制御手段730は、給紙搬送制御手段701からの指示により、電磁クラッチ630を制御し、レジストローラ105を駆動する。DCブラシレスモータ制御手段731は、給紙搬送制御手段701からの指示により、DCブラシレスモータ631を制御し、レジストローラ105、両面搬送ローラ113、FDローラ112を駆動する。両面ソレノイド制御手段732は、給紙搬送制御手段701からの指示により、両面ソレノイド632を制御し、FDローラ112を駆動する。オペレーションパネル制御手段735は、オペレーションパネル635を制御し、給紙搬送制御手段701から受信した情報を表示させる。また、キーパットなどからユーザにより入力される情報を給紙搬送制御手段701へと送信する。
図4、図5は、シートの搬送制御に関するフローチャートである。図4のフローチャートはシート先端を起点とした搬送制御、図5のフローチャートはシート後端を起点とした搬送制御である。
まず、図4のフローチャートを用いてシート先端を起点としたシートの搬送制御について説明する。S401において、エンジン制御手段700は給紙カセット160からシートの給紙を行う。S402において、エンジン制御手段700はシートを給紙した後、所定時間が経過した否かを判断する。なお、ここでの所定時間は、給紙したシートの先端がレジスト前センサ141の手前に到達する時間である。例えば、給紙カセット160に積載されたシートの先端からレジスト前センサ141の10mm上流までの距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。所定時間が経過している場合はS403へ、所定時間が経過していない場合はS411へ進む。
S403において、エンジン制御手段700はレジスト前センサ141でシートの先端を検知したか否かを判断する。検知した場合はS405へ、検知してない場合はS404へ進む。S404において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、給紙カセット160からシートを給紙したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、給紙カセット160から給紙したシートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、シートの先端がレジスト前センサ141を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、給紙カセット160に積載されたシートの先端からレジスト前センサ141の50mm下流までの距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。タイムアウトが発生していない場合は、S403に戻る。
S405において、エンジン制御手段700は所定時間が経過した後に、レジストローラ105によってシートを搬送するために電磁クラッチ630をONする。ここでの所定時間は、停止しているレジストローラ105にシートを突き当て、シートの傾きを補正するために必要な時間である。例えば、レジスト前センサ141からレジストローラ105の距離に3mm程度を加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。S406において、エンジン制御手段700はレジストセンサ106でシートの先端を検知したか否かを判断する。検知した場合はS408へ、検知してない場合はS407へ進む。S407において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、レジスト前センサ141でシートの先端を検知したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、シートにジャムが発生したと判断して、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、シートの先端がレジストセンサ106を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、レジスト前センサ141からレジストセンサ106の距離に50mmを加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。タイムアウトが発生していない場合は、S406に戻る。
S408において、エンジン制御手段700はモード1でシートの後端処理を開始する。シートの後端処理は、後述する図5のフローチャートで説明する。
S409において、エンジン制御手段700は定着センサ110でシートの先端を検知したか否かを判断する。検知した場合は処理を終了する。検知してない場合はS410へ進む。S410において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、レジストセンサ106でシートの先端を検知したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、シートにジャムが発生したと判断して、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、シートの先端が定着センサ110を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、レジストセンサ106から定着センサ110の距離に50mmを加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。タイムアウトが発生していない場合は、S409に戻る。
S411において、エンジン制御手段700はレジスト前センサ141でシートを検知したか否かを判断する。つまり、給紙カセット160から給紙したシートに画像形成を行っている期間に、手差し口140から給紙されたシートが検知されたか否かを判断する。検知した場合はS412へ進み、検知していない場合はS402に戻る。S412において、エンジン制御手段700はレジスト前センサ141で検知したシートが、手差し口140に誤挿入されたシートである可能性が高いか否かを判断する。可能性が高いと判断した場合はS413へ進み、可能性が高くないと判断した場合はシートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。なお、手差し口140に誤挿入されたシートであるか否かは、プリントジョブ管理手段703で管理しているプリントジョブに基づき判断する。プリントジョブの情報の中に、シートを給紙する給紙口として手差し口140が指定されたジョブが予約されている場合は、ユーザにより誤ったタイミングで手差し口140にシートが挿入されてしまった可能性が高いと判断する。
シートを給紙する給紙口として手差し口140が指定されたプリントジョブが存在するということは、プリントジョブの印刷に備えて、ユーザは手差し口140にシートを挿入しようと準備していると推測される。手差し口140が指定されたプリントジョブが存在し、且つ給紙カセット160から搬送されてくるシートが検知されるタイミングとは異なるタイミングでシートを検知した場合、ユーザが誤って手差し口140にシートを挿入した可能性が高いと判断する。図6は、S412で可能性が高いと判断された場合のシートの位置関係の一例を示した図である。給紙カセット160から給紙されたシートP2がレジスト前センサ141に到達するタイミングより前に、手差し口140に挿入されたシートP1が給紙され、レジスト前センサ141で検知されている様子を示している。
S413において、エンジン制御手段700はレジストローラ105によってシートを搬送するために電磁クラッチ630をONする。なお、手差し口140に誤って挿入されたシートには画像形成は行わず、画像形成装置100内に滞留させないようにするために、排紙トレイ115まで搬送する。S414において、エンジン制御手段700は後続のシートの搬送を停止させるために、後続するシートの先端処理を禁止する。S415において、エンジン制御手段700はオペレーションパネル635に手差し口140から誤ったタイミングでシートが給紙された可能性がある旨を示すエラーメッセージを表示する。
S416において、エンジン制御手段700は、レジストセンサ106でシートの先端を検知したか否かを判断する。検知した場合はS418へ、検知していない場合はS417へ進む。S417において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、給紙カセット160からシートを給紙したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、シートにジャムが発生したと判断して、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、シートの先端がレジストセンサ106を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、給紙カセット160に積載されたシートの先端からレジストセンサ106の距離に50mmを加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。タイムアウトが発生していない場合は、S416に戻る。S418において、エンジン制御手段700はモード2でシートの後端処理を開始し、S409へ進む。
図5のフローチャートを用いてシートの後端を起点としたシートの搬送制御について説明する。S501において、エンジン制御手段700はシートの後端処理の動作モードがモード1であるか否かを判断する。モード1であればS502へ進み、モード1でなければS510へ進む。なお、動作モードとはシートの後端処理を開始する際に指定されるモードである。図4のS408でモード1でのシートの後端処理が指定され、S418でモード2のシートの後端処理が指定される。
S502において、エンジン制御手段700はレジストセンサ106でシートの後端を検知したか否かを判断する。検知した場合はS503へ、検知していない場合はS506へ進む。S506において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、レジストセンサ106でシートの先端を検知したタイミングを起点に、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、S507へ進み、発生していない場合はS502へ戻る。なお、ここでの所定時間は、シートの後端がレジストセンサ106を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、シートの長さに50mmを加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。
S503において、エンジン制御手段700は電磁クラッチ630をOFFしてレジストローラ105を停止させる。S504において、エンジン制御手段700は定着センサ110でシートの後端を検知したか否かを判断する。検知した場合はS512へ進み、検知していない場合はS505に進む。S505において、エンジン制御手段700はタイムアウトが発生したか否かを判断する。タイムアウトは、レジストセンサ106でシートの後端を検知したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、シートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、シートの後端が定着センサ110を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、レジストセンサ106から定着センサ110の距離に50mmを加算した距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。
S512において、エンジン制御手段700は定着センサ110から排紙トレイ115の距離をシートが搬送されるまでに要する時間、シートを搬送してシートを排紙トレイ115に排出し、搬送制御を終了する。
S507において、エンジン制御手段700は手差し口140にシートが誤挿入の可能性が高い否かを判断する。可能性が高い場合はS508に進み、可能性が高くない場合は、シートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。なお、可能性の判断は、先の図4のS412と同様である。図7は、S507で可能性が高いと判断された場合のシートの位置関係の一例を示した図である。給紙カセット160から給紙されたシートP2とシートP3の間に、手差し口140に挿入されたシートP1が給紙され、レジストセンサ106でシートP2の後端が検知できなくなってしまった様子を示している。
S508において、エンジン制御手段700は後続のシートの搬送を停止させるために、後続するシートの先端処理を禁止する。S509において、エンジン制御手段700はオペレーションパネル635に手差し口140から誤ったタイミングでシートが給紙された可能性がある旨を示すエラーメッセージを表示する。なお、手差し口140に誤って挿入されたシートには画像形成は行わず、画像形成装置100内に滞留させないようにするために、排紙トレイ115まで搬送する。
S510において、エンジン制御手段700はレジストセンサ106でシートの後端を検知したか否かを判断する。タイムアウトは、レジストセンサ106でシートの先端を検知したタイミングを起点にして、所定時間が経過した場合に発生したと判断する。タイムアウトが発生した場合は、シートにジャムが発生したと判断して、画像形成を停止する。なお、ここでの所定時間は、図6、又は図7のような状態でシートが搬送された場合であっても、シートの後端がレジストセンサ106を通過するまでに必要な時間にマージンを加算して設定される。例えば、シート3枚分の長さに相当する距離をシートが搬送されるまでに要する時間として設定される。つまり、ジャムの判断するための閾値を第1の値から第2の値に増やすともいえる。タイムアウトの設定時間を、複数枚のシートを排出しきれるような時間として設定することにより、ユーザが誤って手差し口140にシートを挿入してしまい、ジャムが発生したと判断した場合でも、複数枚のシートをすべて、自動排紙することができる。
このように、手差し口140から誤ったタイミングでシートが給紙されてしまった場合でも、複数枚のシートをすべて、自動排紙することができる。よって、手差し口140からシートが給紙された場合にジャムが発生することによるユーザビリティの低下を抑制することができる。
(第2の実施形態)
先の第1の実施形態においては、手差し口140に誤って挿入されたシートを検知した可能性が高いか否かを判断する方法について説明した。本実施形態においては、以前に誤って挿入されたと判断したシートの排出が成功したか否かを判断する。ユーザが手差し口140に誤ったタイミングで挿入してしまったシートは、ジャムと判断されたとしても、シートの搬送に何らかの不具合が発生した場合のジャムとは異なり、シートの搬送に不具合は発生していない可能性が高い。よって、図6や図7のような状態のシートの排出が成功していれば、同じジャムが発生した場合には同様にユーザが手差し口140に誤ったタイミングでシートを挿入した可能性が高いと判断し、シートの排出を試みる。なお、画像形成装置など先の第1の実施形態と同様の構成については、本実施形態においては詳しい説明は省略する。
図8は、例えばCPUであるエンジン制御手段700における機能ブロックとハードウェア構成を示した図である。ここでは、図3の構成と異なる部分を説明する。
排紙状況管理手段704は、給紙搬送制御手段701からの情報をもとに、排紙トレイ115へのシートの排紙状況を管理する。エンジン制御手段700は、排紙状況管理手段704からの情報をもとに、手差し口140に誤ったタイミングでシートが挿入された可能性が高いか否かの判断を行う。
図9、10、11は、シートの搬送制御に関するフローチャートである。図9のフローチャートはシート先端を起点とした搬送制御、図10のフローチャートはシート後端を起点とした搬送制御である。図11のフローチャートは排紙状況の判断制御である。
図9のフローチャートを用いてシート先端を起点としたシートの搬送制御について説明する。なお、先の図4と同様のステップについては同様の番号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
S901において、エンジン制御手段700は排紙状況管理手段704が保持している滞留判断保留フラグに基づき、手差し口140に誤ったタイミングでシートが挿入された可能性が高いか否かを判断する。滞留判断保留フラグがTRUEの場合は、シートの排紙が正常に成功しており、手差し口140に挿入されたシートである可能性が高いと判断する。可能性が高いと判断した場合はS413へ進み、可能性が高くないと判断した場合はシートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。
図10のフローチャートを用いてシートの後端を起点としたシートの搬送制御について説明する。なお、先の図5と同様のステップについては同様の番号を付し、ここでの詳しい説明は省略する。
S1001において、エンジン制御手段700は排紙状況管理手段704が保持している滞留判断保留フラグに基づき、手差し口140に誤ったタイミングでシートが挿入された可能性が高いか否かを判断する。滞留判断保留フラグがTRUEの場合は、シートの排紙が正常に成功しており、手差し口140に挿入されたシートである可能性が高いと判断する。可能性が高いと判断した場合はS508へ進み、可能性が高くないと判断した場合はシートにジャムが発生したと判断し、画像形成を停止する。
図11は、シートの排紙状況を判断するフローチャートである。シートを排紙トレイ115に排紙した場合、又はジャムで停止した場合に、本フローチャートが実行される。
S1101において、エンジン制御手段700は滞留判断保留フラグを確認し、TRUEであればS1102へ、FALSEであればS1106へ進む。ここで、滞留判断保留フラグとは、手差し口140に誤ってシートが挿入された可能性が高いか否かの判断に使用される情報である。シートの排紙が成功している場合はTRUE、排紙が失敗し途中で停止した場合はFALSEが設定される。滞留判断保留フラグの初期値はTRUEである。排紙状況管理手段704は、滞留判断保留フラグの論理を不揮発性メモリに保存して、画像形成装置100の電源がOFFされ、再度ONされた場合に、不揮発性メモリに保存した論理を滞留判断保留フラグの値として設定する。
S1102において、エンジン制御手段700はシートが滞留していると判断するタイミングを遅らせたか否かを判断する。遅らせた場合はS1103へ、遅らせなかった場合は処理を終了する。なお、シートが滞留していると判断するタイミングを遅らせたとは、図10のS510を通過した後に、本フローチャートの処理が実施されたことを意味する。
S1103において、エンジン制御手段700はシートがジャムであると判断し、画像形成を停止したか否かを判断する。停止している場合はS1104へ、停止していない場合は処理を終了する。S1104において、エンジン制御手段700は滞留判断保留フラグをFALSEに設定する。S1105において、エンジン制御手段700は排紙成功カウンタをゼロに設定して、処理を終了する。排紙成功カウンタとは、シートを正常に排紙トレイ115へ排紙できた場合に加算されるカウンタである。滞留判断保留フラグの論理をTRUEにするか否かを判断する際に使用される。
S1106において、エンジン制御手段700はシートがジャムであると判断し、画像形成を停止したか否かを判断する。停止している場合はS1107へ、停止していない場合はS1108へ進む。S1107において、エンジン制御手段700は排紙成功カウンタをゼロに設定し処理を終了する。S1108において、エンジン制御手段700は排紙成功カウンタに1を加算して、S1109へ進む。
S1109において、エンジン制御手段700は排紙成功カウンタの値が10以上であるか否かを判断する。10未満の場合は処理を終了し、10以上の場合はS1110に進む。S1110において、エンジン制御手段700は滞留判断保留フラグをTRUEに設定して処理を終了する。なお、S1109において、排紙成功カウンタの値と比較している閾値の値の10は一例であって、これに限定されるものではなく、適宜設定することが可能である。
このように、手差し口140に誤って挿入されたシートを検知した可能性が高い場合に、過去に排紙が成功していれば、シートを装置内で停止させずにシートを排出する処理を行う。これにより、シートを排出することによりジャムが発生することを抑制することができる。また、シートを排出することにより、装置内に停止したシートをユーザにより除去する手間を省くことができ、ユーザビリティの向上にもつながる。
またまた、過去にシートの排紙に失敗したと判断した場合でも、その後の印字動作で、所定枚数のシートを正常に排紙することができた場合は、滞留判断保留フラグはTRUEに設定される。よって、装置の搬送状況に応じた滞留判断保留フラグの設定を行うことができる。また、一例としてシートの排紙成功回数に応じて滞留判断保留フラグを更新する方法について説明したが、これに限られるものではない。シートの排出について、成功回数と失敗回数をそれぞれカウントし、成功率を算出し、成功率に応じて判断保留フラグを更新してもよい。
このように、手差し口140から誤ったタイミングでシートが給紙されてしまった場合でも、複数枚のシートをすべて、自動排紙することができる。よって、手差し口140からシートが給紙された場合にジャムが発生することによるユーザビリティの低下を抑制することができる。
140 手差し口
160 給紙トレイ
700 エンジン制御手段

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    シートを前記画像形成手段に搬送する第1の給紙手段と、
    シートを前記画像形成手段に搬送する第2の給紙手段と、
    前記第1の給紙手段、又は前記第2の給紙手段から搬送されたシートの有無を検知する検知手段と、
    シートが排紙される排紙手段と、
    シートの搬送を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の給紙手段からシートを搬送して、前記画像形成手段による画像形成を行っている期間に、前記第2の給紙手段から搬送されたシートが前記検知手段により検知された場合、前記第1の給紙手段から搬送されたシートを前記排紙手段に排紙させる、及び前記第2の給紙手段から搬送されたシートに前記画像形成手段により画像形成を行うことなく前記排紙手段に排紙させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第1の給紙手段から搬送されたシート、及び前記第2の給紙手段から搬送されたシートを前記排紙手段に排紙させる場合、前記表示手段に前記第2の給紙手段に誤ったタイミングでシートが挿入された旨を示すメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1の給紙手段から搬送されたシートが前記検知手段に到達するタイミングよりも前に、前記検知手段によりシートを検知した場合に、前記第2の給紙手段から搬送されたシートを検知したと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の給紙手段から搬送されたシートが前記検知手段を通過するタイミングよりも後に、前記検知手段によりシートを検知し続けていた場合に、前記第2の給紙手段から搬送されたシートを検知したと判断することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記検知手段によりシートを検知し続けていた場合に前記第2の給紙手段から搬送されたシートを検知したと判断すると、シートにジャムが発生していると判断するために用いられる、前記検知手段によりシートを検知している期間である閾値を第1の値から第2の値に増やすことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記第2の給紙手段から搬送されたシートが前記検知手段により検知された、且つ以前に前記第2の給紙手段から搬送されたシートが前記排紙手段に正常に排紙されたと判断した場合に、前記第1の給紙手段から搬送されたシート、及び前記第2の給紙手段から搬送されたシートを前記排紙手段に排紙させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段は、前記第1の給紙手段からシートを搬送する第1の搬送経路と、前記第2の給紙手段からシートを搬送する第2の搬送経路とが合流した合流部より、搬送経路において下流側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の給紙手段は、開口からシートが挿入され、挿入されたシートを前記画像形成手段に搬送し、
    前記第2の給紙手段は、積載部にシートが積載され、積載されたシートを前記画像形成手段に搬送することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の給紙手段は、前記第2の給紙手段よりシートの搬送経路において下流側に配置されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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