JPH0656309A - 紙葉搬送異常検出方法 - Google Patents

紙葉搬送異常検出方法

Info

Publication number
JPH0656309A
JPH0656309A JP20897792A JP20897792A JPH0656309A JP H0656309 A JPH0656309 A JP H0656309A JP 20897792 A JP20897792 A JP 20897792A JP 20897792 A JP20897792 A JP 20897792A JP H0656309 A JPH0656309 A JP H0656309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
paper sheet
conveyance
paper
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20897792A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Iwamoto
穣 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP20897792A priority Critical patent/JPH0656309A/ja
Publication of JPH0656309A publication Critical patent/JPH0656309A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙葉の搬送時間を実測し、その実測値に余裕
時間を加算した基準時間を基にジャム検出を判断するこ
とにより、正確にジャム発生を検出し得る紙葉搬送異常
検出方法を提供する。 【構成】 紙葉を搬送する紙葉搬送部17,19と紙葉
を検出する紙葉検出部18,23,24とにより搬送区
間が定められた紙葉搬送通路16を設け、通常の運転モ
ードにおいて紙葉搬送部17,19の始動時或いは紙葉
検出部18,23,24の検出信号出力時を基に前記搬
送区間における紙葉の搬送時間を実測し、この実測され
た搬送時間のうち正常値としての搬送時間に所定の余裕
時間を見込んだ時間を基準時間として記憶部に更新し、
通常の運転モードにおいて前記搬送区間の前記紙葉の搬
送時間を実測し、この実測された搬送時間と前記記憶部
に更新された前記基準時間との比較結果に基づいて紙葉
搬送異常信号を出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、スキャナ等の事務機に利用される紙葉搬
送異常検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等においては、用紙搬送
通路の複数位置に用紙を検出するセンサを配設し、これ
らのセンサの検出信号を基に諸動作を制御し、また、あ
る時期を起点に用紙がセンサを通過するまでの搬送時間
を、計算値により求め、或いは試作機を利用して実際の
搬送時間を実測値として求め、その計算値又は実測値に
余裕時間を加えて値を基準時間として設定し、実際の運
転時にセンサが検出信号を出力した時点をもって実際の
用紙の搬送時間を計測し、その計測値が前述した基準時
間を越えた時点でジャム発生として認識し、この認識に
基づいて機械を停止させ、警告表示をすることが行われ
ている。
【0003】しかしながら、実際の用紙の搬送時間は、
紙質、個々の機械の差、使用環境の温度や湿度の差等の
変動要因によって一定にはならない。にも拘らず設定さ
れた基準時間は固定値であるため、誤検知を防ぐために
は、基準時間を設定する場合に、上述した変動要因を見
込んで長い余裕時間を加える必要がある。
【0004】このため、実際にジャムが発生した時点よ
り、そのジャムを認識する時点までの間に必要以上の遅
れが生じ、この間機械が運転されているため、ジャムの
障害が大きくなる。例えば、先行する用紙に後続の用紙
が追い着いたり、ジャムの発生場所が感光体から用紙を
分離させる部分であれば、感光体に巻きついた用紙がク
リーニングユニットに突入し、定着部分であれば用紙が
定着ローラに巻きつく。このような場合には用紙の取り
出しが極めて面倒であるため、ユーザーによる処置が困
難で、サービスマンを招かなければならない事態とな
る。これにより、機械を停止させる期間も長くなり、業
務に多大な支障をきたし、また、ジャム処理に際して部
品の損傷を招く等の問題がある。
【0005】このようなことから、特開昭60−248
543号公報に記載されているように、診断モードを選
択したときに、ジャムとして判断するための基準時間を
更新して不揮発性メモリに格納し、以後、その更新され
た基準時間に対して実際の紙葉の搬送時間を比較してジ
ャムの発生状況を判断するようにした発明がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−2485
43号公報に記載された発明は、診断モードを選択した
ときにのみジャム検出のための基準時間が更新される。
しかし、診断モードを選択する操作を意識的に実行しな
ければならないので、使用者によっては基準時間を最適
な値に更新せずに運転することがあり、このことにより
発生する不慮の事態には対処することができない。ま
た、事務機を運転する時間が長時間に及ぶと温度や湿度
の変化も大きくなり、これに伴い用紙と搬送部材との摩
擦力が変化し、用紙の送り量が変化する。この変化によ
って、搬送区間における用紙の搬送時間にも変化が生じ
るため、ジャムの検出を確実に行うことができない。こ
れを防止するためには、時間の経過とともに何回も診断
モードを設定して基準時間を更新しなおさなければなら
ない。このようなことは、操作が大変に面倒であり、単
位時間当たりの紙葉の処理枚数も低下する問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、紙葉
を搬送する紙葉搬送部と前記紙葉を検出する少なくとも
一つの紙葉検出部とにより搬送区間が定められた紙葉搬
送通路を設け、通常の運転モードにおいて前記紙葉搬送
部の始動時或いは前記紙葉検出部の検出信号出力時を基
に前記搬送区間における前記紙葉の搬送時間を実測し、
この実測された搬送時間のうち正常値としての搬送時間
に所定の余裕時間を見込んだ時間を基準時間として記憶
部に更新し、通常の運転モードにおいて前記搬送区間の
前記紙葉の搬送時間を実測し、この実測された搬送時間
と前記記憶部に更新された前記基準時間との比較結果に
基づいて紙葉搬送異常信号を出力させるようにしたもの
である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、記
憶部に格納する時間は、初期値として計算値を格納し、
以後用紙を搬送する度に搬送区間の前記紙葉の搬送時間
を実測し、その実測された搬送時間のうち正常値として
の搬送時間に所定の余裕時間を見込んだ時間を基準時間
として更新して記憶部に格納するようにしたものであ
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1において、記
憶部に格納する時間は、初期値として計算値を格納し、
以後用紙を搬送する度に搬送区間の前記紙葉の搬送時間
を実測し、その実測された搬送時間のうち正常値として
の搬送時間の平均値を算出し、その平均値に所定の余裕
時間を見込んだ時間を基準時間として更新して記憶部に
格納するようにしたものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、特定の搬送区間にお
いて実測された搬送時間の長短を判断するための基準時
間を、通常の運転モードにおいて更新することができる
ため、使用者の意識の有無に拘らず、その時々の変動要
因を含んで正確かつ確実に基準時間を更新することがで
きる。したがって、ジャム発生時からジャム発生の認識
までの時間を短縮し、ジャム障害の拡大を未然に防止す
ることができる。
【0011】請求項2の発明によれば、通常の運転モー
ドにおいて、紙葉を搬送する度に基準時間を更新するこ
とができるため、短期間に変動する要因を含んで基準時
間を正確に設定して更新することが可能である。
【0012】請求項3の発明によれば、特定の搬送区間
の用紙の搬送時間として、希に異常値を示した場合で
も、その前後のデータを含む平均値をもって最適な基準
時間を設定して更新することが可能である。
【0013】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。図1は複写機の内部構造を示す縦断正
面図で、図中、1は本体で、この本体1には画像形成部
2が設けられ、この画像形成部2の上部には原稿画像を
読み取るスキャナ3が設けられている。前記画像形成部
2は、感光体4を回転させる過程で、その感光体4の外
周に帯電器5から電荷を印加して帯電させ、その帯電部
分に前記スキャナ3で読み取った対応する光信号を照射
することにより静電潜像を形成し、その静電潜像を現像
器6により現像するものである。その現像画像は転写器
7により用紙(紙葉)に転写される。画像が転写された
用紙は分離ローラ8により感光体4から分離され、定着
ローラ9により転写画像が定着される。感光体4は画像
転写の後にクリーニングローラ10により残存トナーが
払拭され、続いて除電器11によって一様に除電され
る。
【0014】次いで、前記本体1の一側には、給紙カセ
ット12,13が着脱自在に装着されているとともに、
手差トレイ14が設けられ、本体1の他側には排紙トレ
イ15が設けられている。そして、給紙カセット12,
13及び手差トレイ14から排紙トレイ15に向かう紙
葉搬送通路16が設けられている。この紙葉搬送通路1
6の給紙側には、紙葉搬送部である対のレジストローラ
17と、これらのレジストローラ17の上流側に位置す
る紙葉検出部であるレジストセンサ18と、このレジス
トセンサ18の上流側に位置する用紙搬送部としての対
の搬送ローラ19と、前記給紙カセット12,13の先
端部に位置する分離ローラ21及び給紙ローラ22とが
配列されている。また、用紙搬送通路16の排紙側に
は、前記分離ローラ8の下流側の近傍に位置する紙葉検
出部である分離センサ23と、前記定着ローラ9の下流
側の近傍に位置する紙葉検出部である定着センサ24
と、排紙ローラ20とが配列されている。前記レジスト
ローラ17はレジストクラッチ(図示せず)によりモー
タに連結され、前記搬送ローラ19は搬送クラッチ(図
示せず)によりモータに連結されている。
【0015】次いで、図2に電子回路を示す。CPU2
5と、可変データが書き込まれるRAM26と、プログ
ラムデータが書き込まれたROM27と、I/O&バッ
ファ28,29とがバスライン上で接続されている。な
お、RAM26はバックアップ電源によりデータが保持
される。勿論不揮発性のメモリを用いてもよい。前記C
PU25には、操作ボード30の種々のキースイッチが
バッファ31,32を介して接続されているとともに、
前記センサ18,23,24を含む各種のセンサと、パ
ルス発振器33とが接続されている。このパルス発振器
33は、給排紙駆動系の回転運動に対応してパルスを出
力するものである。
【0016】また、前記I/O&バッファ28には複数
のドライバ34,35,36,37が接続され、前記I
/O&バッファ29には複数のドライバ38,39,4
0,41が接続されている。前記ドライバ35,36,
37は前記操作ボード30の各種の表示素子のそれぞれ
を駆動し、前記ドライバ37は種々の機械駆動系を駆動
し、前記ドライバ38は前記スキャナ3から前記感光体
4への露光系及び前記帯電器5を駆動し、前記ドライバ
39は前記レジストローラ17、前記搬送ローラ19、
前記排紙ローラ20、前記分離ローラ21、前記給紙ロ
ーラ22等に連結された給排紙系のモータを駆動し、前
記ドライバ40は前記定着ローラ9に連結されたモータ
等を駆動し、前記ドライバ41は周辺機等を駆動するも
のである。
【0017】次に、紙葉搬送異常検出方法について述べ
る。まず、図3は複写機の基本動作を示すフローチャー
トである。すなわち、電源をONにして初期化を行う。
これに続いて、プリント準備処理、コピー前処理、コピ
ー処理、コピー終了処理が実行される。
【0018】初期設定は、図4に示すフローチャートに
基づいてなされる。すなわち、給紙カセット12又は1
3或いは手差トレイ14からレジストセンサ17に用紙
(紙葉)を給紙する場合に、給紙不良を検出するための
給紙基準時間(基準時間)と、給紙スタートから用紙の
先端がレジストセンサ17に達するまでに必要な給紙時
間(搬送時間)とに、初期値(計算値)をセットする。
また、レジストローラ17から再給紙された用紙を感光
体4から分離させるために必要な分離基準時間(基準時
間)と、用紙の先端がレジストローラ17から分離セン
サ23に達するまでに必要な分離時間(搬送時間)と
に、初期値(計算値)をセットする。さらに、定着に必
要な定着基準時間(基準時間)と、用紙が分離センサ2
3から定着センサ24に達するまでに必要な分離時間
(搬送時間)とに、初期値(計算値)をセットする。な
お、給紙、分離、定着のためにセットされる初期値とし
ての基準時間は、ジャム検出を判断するための計算値
で、それぞれ搬送区間の用紙の搬送時間に対して余裕が
見込まれた値である。これらの初期値のセットは前記R
AM26に対してなされるものである。
【0019】したがって、電源を投入すると、前述した
ように初期設定がなされ、その後に通常の運転モード
(本実施例においてはコピーモード)を設定すると、感
光体4への画像の形成が開始され、給紙動作が開始され
る。このとき、搬送ローラ19を駆動してから用紙の先
端がレジストセンサ18によって検出されるまでの時間
は、パルス発生器33からのパルス数により実測され、
その実測された給紙時間(搬送時間)が、初期値として
セットされた給紙基準時間(基準時間)を越えた場合に
は、各動作が停止され、操作ボード30上の表示素子3
0によって給紙不良(ジャム発生)状態が警告される。
【0020】給紙が正常として判断された場合には、感
光体4での画像形成動作に同期してレジストローラ17
が駆動され、用紙がレジストローラ17により搬送され
る。このとき、レジストローラ17を駆動してから用紙
の先端が分離センサ23によって検出されるまでの時間
は、パルス発生器33からのパルス数により実測され、
その実測された分離時間(搬送時間)が、初期値として
セットされた分離基準時間(基準時間)を越えた場合に
は、各動作が停止され、操作ボード30上の表示素子3
0によって分離不良(ジャム発生)状態が警告される。
【0021】分離が正常として判断された場合には、分
離センサ23から定着ローラ9に用紙が搬送され、用紙
の転写画像が定着ローラ9によって定着されるが、この
とき、分離センサ23が用紙の先端を検出する時点から
定着センサ24が用紙の先端を検出する時点までの時間
は、パルス発生器33からのパルス数により実測され、
その実測された分離時間(搬送時間)が、初期値として
セットされた分離基準時間(基準時間)を越えた場合に
は、各動作が停止され、操作ボード30上の表示素子3
0によって定着不良(ジャム発生)状態が警告される。
【0022】また、用紙が紙葉搬送通路16に沿って搬
送されるときに、搬送ローラ19とレジストセンサ18
との間の搬送区間、レジストセンサ18と分離センサ2
3との間の搬送区間、分離センサ23と定着センサ24
との間の搬送区間における用紙の搬送時間は、パルス発
生器33から出力されるパルスをタイマでカウントする
ことにより実測され、それぞれの実測値は、給紙時間、
分離時間、定着時間として更新されてRAM26にセッ
トされ、これらのデータに対して余裕時間を加えられた
更新データが、給紙基準時間、分離基準時間、定着基準
時間としてRAM26にセットされる。
【0023】したがって、二枚目のコピーからは、上述
したジャム検出の判断は、更新された給紙基準時間、分
離基準時間、定着基準時間に比較して行われる。このよ
うに、特定の搬送区間において実測された搬送時間の長
短を判断するための基準時間を、通常の運転モードにお
いて更新することができるため、使用者の意識の有無に
拘らず、その時々の変動要因を含んで正確かつ確実に基
準時間を更新することができる。したがって、ジャム発
生時点からジャム発生の認識までの時間を短縮し、ジャ
ム障害の拡大を未然に防止することができる。しかも、
通常の運転モードにおいて、用紙を搬送する度に基準時
間を更新することができるため、短期間に変動する要因
を含んで基準時間を正確に設定して更新することが可能
である。
【0024】ここで、レジストセンサ18と分離センサ
23との間の特定の搬送区間における分離不良検出動作
(ジャム検出動作)について、図5に示すフローチャー
トを参照して説明する。まず、用紙がレジストローラ1
7に当接して待機する状態から、再給紙信号が出力され
ると、レジストクラッチがONになり、レジストローラ
17がモータの回転力を受けて回転し、用紙を画像形成
部2に搬送する。この動作と同時に図示しないタイマの
動作がスタートしパルス発生器33が出力するパルスを
係数し始める。そして、用紙の先端が分離センサ23に
よって検出されると、その間の用紙の分離時間(搬送時
間)の実測値がタイマによるカウント値により実測さ
れ、その実測値に余裕時間が加算された分離基準時間
(基準時間)が更新データとしてRAM26にセットさ
れ、タイマスタートOFFとなる。この分離基準時間の
更新はコピーの度に行われ、レジストセンサ18から分
離センサ23への用紙の搬送時間の実測値(タイマ値)
が分離基準時間を越えたときに、分離不良(ジャム発
生)として認識され、搬送駆動が停止され、感光体4
(ドラム)駆動が停止される。
【0025】なお、レジストセンサ18以前の給紙不良
(ジャム検出)、分離センサ23と定着センサ24との
間の定着不良(ジャム検出)の認識については具体的な
説明を省略するが、図5に示すフローチャートに示す手
順に準じて行われる。
【0026】次いで、本発明の第二の実施例を図6に示
すフローチャートに基づいて説明する。レジストクラッ
チをONにして用紙を画像形成部2に搬送するとき、こ
の動作と同時に図示しないタイマの動作がスタートしパ
ルス発生器33が出力するパルスを係数し始める。そし
て、用紙の先端が分離センサ23によって検出される
と、その間の用紙の分離時間(搬送時間)の実測値がタ
イマによるカウント値により実測されるが、コピーの度
に記憶された複数の実測値の平均値が計算されて分離時
間(搬送時間)が求められる。そして、その分離時間に
余裕時間が加算された分離基準時間(基準時間)が更新
データとしてRAM26にセットされ、タイマスタート
OFFとなる。したがって、何らかの理由で希に実測値
が異常値を示した場合でも、その前後のデータを含む平
均値をもって最適な分離基準時間を設定して更新するこ
とが可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明は、上述のように、通常
の運転モードにおいて紙葉搬送通路中の搬送区間におけ
る紙葉の搬送時間を実測し、この実測された搬送時間の
うち正常値としての搬送時間に所定の余裕時間を見込ん
だ時間を基準時間として記憶部に更新し、通常の運転モ
ードにおいて前記搬送区間の前記紙葉の搬送時間を実測
し、この実測された搬送時間と前記記憶部に更新された
前記基準時間との比較結果に基づいて紙葉搬送異常信号
を出力させるようにしたので、特定の搬送区間において
実測された搬送時間の長短を判断するための基準時間
を、通常の運転モードにおいて更新することができ、こ
れにより、使用者の意識の有無に拘らず、その時々の変
動要因を含んで正確かつ確実に基準時間を更新すること
ができ、したがって、ジャム発生時からジャム発生の認
識までの時間を短縮し、ジャム障害の拡大を未然に防止
することができる効果を有する。
【0028】請求項2の発明は、請求項1において、記
憶部に格納する時間は、初期値として計算値を格納し、
以後用紙を搬送する度に搬送区間の前記紙葉の搬送時間
を実測し、その実測された搬送時間のうち正常値として
の搬送時間に所定の余裕時間を見込んだ時間を基準時間
として更新して記憶部に格納するようにしたので、紙葉
を搬送する度に基準時間を更新することができ、したが
って、短期間に変動する要因を含んで基準時間を正確に
設定して更新することができる効果を有する。
【0029】請求項3の発明は、請求項1にいて、記憶
部に格納する時間は、初期値として計算値を格納し、以
後用紙を搬送する度に搬送区間の前記紙葉の搬送時間を
実測し、その実測された搬送時間のうち正常値としての
搬送時間の平均値を算出し、その平均値に所定の余裕時
間を見込んだ時間を基準時間として更新して記憶部に格
納するようにしたので、特定の搬送区間の用紙の搬送時
間として、希に異常値を示した場合でも、その前後のデ
ータを含む平均値をもって最適な基準時間を設定して更
新することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る複写機の縦断正面
図である。
【図2】電子回路を示すブロック図である。
【図3】複写機の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】初期設定動作を示すフローチャートである。
【図5】分離不良検出動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第二の実施例に係る分離不良検出動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
16 紙葉搬送通路 17 紙葉搬送部 18 紙葉検出部 19 紙葉搬送部 23,24 紙葉検出部 26 記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉を搬送する紙葉搬送部と前記紙葉を
    検出する少なくとも一つの紙葉検出部とにより搬送区間
    が定められた紙葉搬送通路を設け、通常の運転モードに
    おいて前記紙葉搬送部の始動時或いは前記紙葉検出部の
    検出信号出力時を基に前記搬送区間における前記紙葉の
    搬送時間を実測し、この実測された搬送時間のうち正常
    値としての搬送時間に所定の余裕時間を見込んだ時間を
    基準時間として記憶部に更新し、通常の運転モードにお
    いて前記搬送区間の前記紙葉の搬送時間を実測し、この
    実測された搬送時間と前記記憶部に更新された前記基準
    時間との比較結果に基づいて紙葉搬送異常信号を出力さ
    せるようにしたことを特徴とする紙葉搬送異常検出方
    法。
  2. 【請求項2】 記憶部に格納する時間は、初期値として
    計算値を格納し、以後用紙を搬送する度に搬送区間の前
    記紙葉の搬送時間を実測し、その実測された搬送時間の
    うち正常値としての搬送時間に所定の余裕時間を見込ん
    だ時間を基準時間として更新して記憶部に格納するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の紙葉搬送異常検
    出方法。
  3. 【請求項3】 記憶部に格納する時間は、初期値として
    計算値を格納し、以後用紙を搬送する度に搬送区間の前
    記紙葉の搬送時間を実測し、その実測された搬送時間の
    うち正常値としての搬送時間の平均値を算出し、その平
    均値に所定の余裕時間を見込んだ時間を基準時間として
    更新して記憶部に格納するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の紙葉搬送異常検出方法。
JP20897792A 1992-08-05 1992-08-05 紙葉搬送異常検出方法 Pending JPH0656309A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20897792A JPH0656309A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 紙葉搬送異常検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20897792A JPH0656309A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 紙葉搬送異常検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656309A true JPH0656309A (ja) 1994-03-01

Family

ID=16565296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20897792A Pending JPH0656309A (ja) 1992-08-05 1992-08-05 紙葉搬送異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0656309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5692741A (en) * 1993-03-10 1997-12-02 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Method and apparatus for feeding sheets based on comparison of actual travel time and reference travel time
JP2015059945A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 画像形成装置、用紙ジャム検出方法およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5692741A (en) * 1993-03-10 1997-12-02 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Method and apparatus for feeding sheets based on comparison of actual travel time and reference travel time
US5879002A (en) * 1993-03-10 1999-03-09 Minolta Co., Ltd. Method and apparatus for feeding sheets for predetermined time which is changeable based on number of sheets fed
JP2015059945A (ja) * 2013-09-17 2015-03-30 株式会社リコー 画像形成装置、用紙ジャム検出方法およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8463173B2 (en) Image forming apparatus
JPH01145955A (ja) 画像形成装置
KR0173344B1 (ko) 화상형성장치의 용지 잼 제거방법
KR100256608B1 (ko) 화상형성장치의 용지 잼 에러 처리방법
JPH11334935A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
US8204391B2 (en) Image forming apparatus which changes jam determination criterion
JPH0656309A (ja) 紙葉搬送異常検出方法
JPH09100048A (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP3213106B2 (ja) 画像形成装置
JP2004021085A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置
JP2743203B2 (ja) 画像形成装置に使用される紙サイズ検出方法
JPH07196206A (ja) 媒体搬送状態監視方法
JP2023066476A (ja) 画像形成装置
JP2007017539A (ja) 画像形成装置
JPH11100135A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2524652B2 (ja) レ―ザプリンタの用紙サイズ検出装置
JPS6077048A (ja) プリンタ装置
JP2023071251A (ja) 画像形成装置
JP2000203732A5 (ja)
JP3364366B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3276778B2 (ja) 記録装置
JP2008107654A (ja) 画像形成装置
JPH09150989A (ja) 画像形成装置
JPH0475940A (ja) 複写機
JPH07330190A (ja) 記録装置